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深川市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月17日

地元農産加工品の販売

2016年6月17日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「地元農産加工品の販売」について質問し、経済・地域振興部長 平勉が答弁しました。

質問者
辻本智 議員
答弁者
経済・地域振興部長 平勉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 辻本智

それでは、次に移ります。1点目、ふかがわシードルとふかがわポークについて、それぞれの販売動向についてお聞きいたします。これらはいずれも地域特産品の開発が目的の一つとして取り組まれております。一方で、現在、市内にあっては、ふかがわ地域資源活用会議が活躍されていますし、それ以外にもそれぞれの事業者や市民の皆さんが農産加工を初めとした地域特産品の新たな開発と販売がなされております。そうした中にあって、さきに挙げたシードルやベーコン、ハムなどの豚肉加工品は、いわゆる民の力ではなく、官主体での取り組みであり、深川振興公社に作業を委託している形をとっています。事業の組み立て、発想には、山下市長の思いが強くにじんでいると受けとめております。ですから、当然のことながら、これら新商品の開発と今後の販売に当たっては、地域農業の振興はもちろんでありますが、それだけでなく、地域経済各方面への波及効果や市民の皆さんへの浸透を十分に確認されることが必要であると考えます。そこで、お聞きいたしますが、まずシードル、ふかがわポークの消費者の受けとめ、販売状況がどのようになっているのか。特に販売に関しては、道の駅でのお土産としての販売とは別に市内商店での扱い、市民からの要望等が大変気がかりな部分であります。中でも、養豚事業と豚肉の加工品についての販売量の拡大、新たな販売先の開拓に関しましては、これまでの議会答弁のたびに、積極的に取り組む、あるいは鋭意取り組んでいくと繰り返しておりますが、所管としてかなりの意気込みを示してきておられるところでありますが、それだけにそう簡単な現状にはないのではないかと危惧しております。よく製品と商品の違いを知るところから、ものづくりは始まると言われます。製品は、品質のよいものをつくれば事足りますが、商品は、それに加え、安全性や価値、機能性を消費者に説明できなければ、売り場からは出ていかないというわけであります。そして、それが農産加工品であれば、なおさらのこと、その土地ならではの物語、いわゆる風景や水、何よりもそこでつくられるストーリーが語れるか否かが商品の売れ行きを大きく左右すると考えております。リンゴ栽培は、地域開拓の歴史とともにこの土地に根づいております。ところが、残念ながら、養豚事業に関しましては、一番大切な生産者の顔が非常に見えづらい、この点が気がかりであります。具体的にお聞きいたしますが、まずシードルについて製造販売量の状況とあわせまして、本年が取り組み3年目でありますから、目標とする6,000リットルの製造量が視野に入ってきたかと思いますので、今後の本免許申請に向けての手続がどのように進められるのかについてお示し願いたいと思います。また、豚肉におきましても、生産量とその中での加工製品としての生産、あるいは加工品の販売量、販売先の確保についての実績をお答えください。2点目、食肉加工施設についてお聞きいたします。本年度の予算審査特別委員会において、この養豚事業に関連した質疑がございました。答弁を聞いていて、釈然としなかったわけですが、議員からの「養豚事業の検証をすべき」との質疑に対して、これは答弁の文言ですが、「今は当初計画の道半ばであり、見直しの作業は、食肉加工場の整備がされた後に行う」、このような答弁がなされております。そこで、お伺いしたいのは、まずこのときの答弁は現状においてもその認識でおられるのでしょうか。この加工施設の整備というのは、当然ながら、まだ議会には正式な提案はなされておりません。しかしながら、以前から養豚事業に関する答弁の中でたびたび持ち出されてきております。そして、その表現が答弁のたびに徐々に前のめりになってきているのが非常に気になっております。以前、これは平成26年第4回定例会ですが、このときは「食肉加工施設建設についての検討」にとどまっていた表現が、27年第4回定例会、1年後には「今後、規模拡大や加工施設の建設などにより、本格的な事業運営を目指す」と変わってきておりますし、ことしの予算審議においては、今ほども紹介させていただきましたが、「現在は当初計画の道半ばであり、食品加工場の整備がなされた後」という表現であります。そこで、お聞きしますが、食肉加工場建設が2年前の検討課題から、当初計画に織り込み済みの既定路線となった経緯について、その協議、決定はどの段階でなされたのでしょうか。この食肉加工施設の計画上の位置づけと協議経過についてお示し願います。3点目、事業としての採算性の検証、戦略を明確にする取り組みについてです。養豚事業は、平成24年からですから、本年で5年目に当たります。本事業の目的は3点あるとされており、一つは新規就農希望者の研修プログラム、二つに特産品の創出、三つは農閑期の雇用確保、以上3点とされております。この事業目的が養豚、豚肉加工でなくてはならない積極的な理由が年次計画とともに大変見えづらくなっているのではないかと感じております。一方で、この間、アグリサポート事業が非常に多方面で展開されてきております。先ほども新規事業として、地域営農法人の立ち上げが話題となっております。現時点において、既にかなり事業を展開されている中において、今後新しい取り組みを立ち上げるのであれば、従来の事業全般の採算面での収支の検証を個別部門ごとに行い、少し事業の集約化を図ることも必要だと考えます。どのような事業でもそうだと思うのですが、大抵の場合、事業開始から3年もたてば、市場の動向というのが見えてまいります。その上で周辺環境の変化等必要な検証を行い、そして何よりも大切なのは、事業本体の体力であります。それらを総合的に判断する必要があると考えております。私は、養豚事業に関しては、少し立ちどまって必要な事業検証を行うべきと考えますが、山下市長の考えをお聞かせください。

答弁 経済・地域振興部長 平勉(経済・地域振興部長は2017年3月まで)

地元農産加工品の販売について順次お答えいたします。初めに、1点目のふかがわシードルとふかがわポークの販売動向についてであります。まず、ふかがわシードルにつきましては、昨年5月の発売以来、大変多くの皆さんにご好評いただき、本年3月末までに約3,850リットルを販売したところであります。これは以前販売しておりました「りんごのぷちぷちワイン」と比較いたしますと、平成26年度に比べ2倍を超える数量となっているものであります。販売実績の内訳としましては、道の駅ライスランドふかがわやJR深川駅物産館、アップルランド山の駅おとえなどでの取り扱いが2,990リットル、市内飲食店での取り扱いが120リットル、そしてイベントや深ナビなどを含む市外の取り扱いが740リットルとなっております。こうした中、シードルについては、ことし3月に市民投票により認定した深川名物全10商品のうちの一つとなるなど、市民の皆さんへの認知度が徐々に高まってきておりますので、今後もシードルのPR活動を積極的に推進し、市民需要の掘り起こしを図るとともに、市外を対象とした販路拡大にも力を入れてまいりたいと思っております。また、お尋ねのありました酒類製造に係る本免許の申請につきましては、年間6,000リットルの最低製造数量を初め、すぐれた品質、安定的な販路などの要件を一定期間継続して満たすなど、高いハードルがございます。そのようなことから、特区法による酒類製造の限定免許である現在の山の駅では、当面申請することは難しいものと考えていたところでございますが、幸いにも昨年度、約6,900リットルのシードルを製造することができましたので、本年度についても同様に6,000リットル以上の製造を見込める段階になりましたら、税務署に申請時期などについてご相談申し上げ、醸造事業の多角化につながる本免許をなるべく早期に取得できるよう取り進めてまいります。次に、ふかがわポークについてでありますが、平成27年度の実績は、肥育頭数につきましては88頭をホクレンへ出荷したところであり、そのうち35頭を買い戻し、ハムやソーセージなどの加工品やイベント用の精肉として利用しているところであります。販売状況につきましては、加工品や精肉を道の駅で店頭販売した分が金額にしまして約205万円、市内イベントやふるさと納税の返礼品としての販売を行ったものが約175万円となっており、合計で約380万円の売上額、販売数量では約5,700パックの実績となっているところであります。次に、販売先の確保についてですが、現在のところ、市内におきましては、加工品を道の駅で販売しているほか、イベント用の精肉として市内飲食店への販売にとどまっておりますが、平成27年度から冬期間の肥育に取り組み、通年肥育による通年販売が可能となることから、加工品の安定供給が見込めるため、今後市内の小売店や飲食店など、さらに販売先の拡大に努めてまいりたいと考えているところであります。次に、2点目の食肉加工施設の計画上の位置づけと協議経過についてと3点目の事業としての採算性の検証、戦略を明確にする取り組みについて、関連がありますので、一括してお答えいたします。ふかがわポークを生産する養豚事業は、アグリサポート事業における新規就農希望者の研修プログラムの一つであり、農閑期の雇用と特産品の創出を目的としており、養豚事業の計画にあります肥育、加工品の製造、販売を本市において一貫して進める上で、食肉加工施設は必要な施設として位置づけられております。なお、アグリサポート事業の運営につきましては、深川振興公社、JAきたそらち、農業委員会、北空知農業共済組合などにより構成されるアグリサポート座談会において、養豚事業を含め、事業の実績や計画について意見交換等を行い、取り進めてきているところであります。また、アグリサポート事業自体、今年度は担い手育成や優良農地の継承などを目的として設立予定であります地域営農法人へ移行する計画となっており、この新たな組織は実践的な研修組織ではありますが、生産、販売、作業受託などを行い、自立運営を目指すものであることから、養豚事業のみならず、アグリサポート事業全体の検証を行うことは必要であると認識しているところであります。養豚事業につきましては、先ほど申し上げました目的に加え、本市の農業振興にプラスとなる成果も期待していることから、まず通年肥育をしっかり確立し、将来性、採算性を十分に考慮、検証するとともに、食肉加工施設のあり方についても、こうした検証を含め一歩一歩さまざまな状況を勘案しながら、その取り組みの方向性を見出してまいりたいと考えております。

再質問 11番 辻本智

1点再質問させていただきます。豚肉加工施設に関してでありますが、私の質問は、平成26年第4回定例会のときに加工施設の検討という表現にとどまっていたのが、いつの間にか、表現そのものが既に計画に織り込み済みの事業となっているということについて、その協議経過を明らかにしていただきたいという質問の趣旨でございました。今の答弁を聞いていましても、アグリサポート座談会という言葉が出されましたけれども、この加工施設が計画上なくてはならないものだと協議された経緯というのは、もう一度確認しますけれども、どの段階で協議されたのか。あわせまして、養豚事業計画と繰り返し述べられ、今回も養豚事業計画となりましたけれども、私は計画書そのものを一切見たこともないのですが、もう一度確認します。豚肉加工施設の協議、どの段階で協議されて、計画上位置づけられたのかについて答弁をお願いいたします。

答弁 経済・地域振興部長 平勉(経済・地域振興部長は2017年3月まで)

養豚事業につきまして、どの時点で計画に位置づけられたかという質問でございますが、まず一つ目に、座談会のいろいろな検討の中で養豚事業もあわせて話し合いが行われているということでございます。養豚事業に関しましては、前段申し上げましたとおり、アグリサポート事業のプログラムの中で取り組んでいるところであります。この事業単独で計画を策定しているものではございませんが、先ほども申し上げましたが、アグリサポート事業につきましては、ことし設立予定の地域営農法人で引き続きやっていく考えでございます。この時期に事業全体の検証を行って、改めて法人が作成する事業計画の中でこういった養豚事業についてもしっかり検討していきたいと考えているところでございます。

再々質問 11番 辻本智

再々質問いたします。もう一度明確にどういった経緯でどの会議で、経過について答弁が養豚加工施設にする答弁、養豚事業の計画がどの段階でどういった協議経過でなされているのかということについて、今、座談会ということでその計画が進められているという認識でよろしいのでしょうか、改めて確認します。

答弁 経済・地域振興部長 平勉(経済・地域振興部長は2017年3月まで)

貴重なお時間をいただき、申しわけございませんでした。再々質問にお答えいたします。養豚事業は、平成24年度から納内にて開始し、加工品の製造は26年度から取り組んでおりまして、アグリサポート事業のプログラムの一つとして予算を計上させていただいているところであります。加工施設の整備につきましては、事業当初から念頭にございまして、養豚事業を取り進めてきたものであり、具体的な計画がまだ固まっていないことから、予算の提案には至っていないという状況であります。今後も慎重に検討を重ねていく必要があるとの認識を持っており、実施できる状況となりましたら、丁寧な説明を申し上げ、予算を計上し、議決を賜りたいと考えております。

出典:深川市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる