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深川市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日

国勢調査の結果による地方交付税算定の影響

2016年3月8日、深川市議会の一般質問で、田中昌幸議員が「国勢調査の結果による地方交付税算定の影響」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
田中昌幸 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 田中昌幸

あと3日であの東日本大震災から丸5年を迎えます。全ての犠牲となられた方たちに心よりご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災に遭われた方たち、かけがえのない家族を失われた方たち、いまだ避難生活を余儀なくされている方たちに心よりお見舞い申し上げます。一昨年、被災地に復興庁の嘱託職員として、復興計画に従事されている深川市役所OBの方に現地を紹介していただき、地域の方たちとの懇談もさせていただいた際に、復興庁嘱託職員のその方も、役所まで通勤に車で30分以上かかる仮設住宅に住まわれているのですが、その仮設住宅がとかく床下からしけっていて、換気が悪く、床から壁にカビだらけになっていることを言われておりました。先日の新聞でも遅々として進まない復興事業、帰る当てのない仮設住宅住まい、しっけとカビに悩まされ、ぜんそくなど体調不良となる方がふえている仮設住宅の現状が掲載されておりました。安倍政権が被災者に寄り添うと言いながら、被災者の仮設住宅の生活が現実に厳しい状況になっているにもかかわらず、適切に対応されていないことは、安倍政権が言っていることと大きな矛盾となっております。深川市にも東日本大震災の影響で移り住まわれている方がおられますが、その方たちとともに被災地の方たちのことを忘れない、震災そのものを風化させない取り組みが必要です。また、先日の衆議院の予算委員会の中で野党議員から「保育園落ちた、日本死ね」というブログの内容を紹介しながら、待機児童問題の深刻さを真摯に訴える質疑がありました。しかし、安倍首相は、匿名である以上、実際起こっているか確認しようがないと軽くいなす始末、さらに与党議員席からは心ない怒号に近いやじが飛び交い、野党議員を半ば無視する形で質疑が終了する姿が国会中継で放映されていました。待機児童問題の本質に真剣に取り合おうとせずに、逆に質問する野党議員をあざ笑うような安倍首相や国会質疑に対して、「保育園落ちたの私だ」という母親たちの怒りの抗議行動に発展しています。事実、待機児童の数は昨年5年ぶりに増加し、2万3,167人も入所できない事態となっており、安倍政権が掲げる一億総活躍社会、子ども・子育て支援とは全く逆行する状況にあります。そもそも保育所を増設しても、低賃金や非正規の待遇などにより、保育士のなり手がいない、そのため保育所という器があっても、器ができても、保育士不足で児童を受け入れることができない実態が解消されていない現状があり、この実態は深川市においても同様で無視できるものではありません。人口減少を食いとめ、まちづくりを推進する上で極めて重要な子ども・子育て支援対策、さらにその施策を真摯に議論する姿勢が今の日本に求められていると考えます。よもや国会中継のような、とてもとても子供たちに見せることがはばかれるような粗雑な審議はあってはならないですし、未来ある子供たちにこのふるさと深川を引き継いでいくために深川市議会のこの場では、車の両輪と言われる行政と議会が互いの知恵や信念により真摯な議論を交わすことで、よりよい施策を導き出す市議会の場とすることを肝に銘じつつ、通告に従い一般質問を行います。1点目は、国勢調査の結果による地方交付税算定の影響についてであります。5年に一度の国勢調査が昨年行われました。2015年国勢調査の結果は、最も早いものは調査期日から4カ月後のことし2月に公表される総人口と世帯数に関する人口速報集計であります。これに続いて、調査期日から約8カ月後の平成28年6月には抽出速報集計、これは調査票の約100分の1を抽出して、統計表を作成するものでありますが、これが公表され、この集計を含めて、全ての調査項目が1年後公表されます。今定例会初日の市長行政報告の中でも、この速報値については紹介されましたが、速報値では深川市の人口は男性1万125人、女性1万1,809人、総数2万1,934人となり、5年前より1,775人減少しております。世帯数は、前回1万100世帯あったものが、405戸減少し、9,695世帯ととうとう1万戸を下回っております。空知管内で見ますと、岩見沢市、滝川市、美唄市に次いで4番目の人口となっており、順位は変わっておりませんが、特に美唄市は2,986人減の2万3,048人となっており、深川市との差は1,114人と過去最少となっています。空知管内は、旧産炭地を多く抱え、特に人口減少が著しいことが見てとれますが、炭鉱を持つこともなかった深川市は3万8,000人をピークとして、ゆっくりと、しかし確実に人口が減少し続けています。今、国内で声高に叫ばれている人口減少社会という状態、この人口減少社会を既に50年前から経験している深川市でありますが、人口減少のペースは一時期の予測よりはペースダウンしているのではないかと感じますし、その点ではこの間の少子化対策の取り組み等、人口減少を食いとめる施策が一定程度の効果もあるのかと思います。ここで質問の1点目でありますが、この間の人口減少の推移と今国勢調査速報値の市としての評価についてお伺いいたします。一方、財政力指数が極めて低く、経常収支比率の高い深川市において、地方交付税交付金への依存は、予算歳入で最大となっておりますが、地方交付税の算定根拠となるのが国勢調査の数字であり、算定根拠でも最も影響のあるのが人口であることから、市の人口は深川市の今後の財政運営の前途をはかる鍵も握っております。過去にも、国は人口急減自治体の急激な交付税減少に配慮し、人口減少補正などの措置を講じてきていますが、ここ10年間の地方交付税算定の人口急減に配慮した措置と深川市のこれまでの影響額についてお伺いします。さらに、2016年度以降の交付税算定への影響についてお伺いいたします。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

国勢調査の結果による地方交付税算定の影響についてということで2点質問がありましたので、お答えいたします。1点目の人口減少の推移と国勢調査速報値の評価についてという点であります。ことし2月に公表されました平成27年実施の国勢調査による人口速報値は、今、議員も述べられましたし、初日の行政報告でも触れておりますが、昨年10月1日時点での本市の人口は2万1,934人、世帯数で9,695世帯でありました。質問にあります人口減少の推移ということについてでありますが、本市が市制施行いたしました後、直近の国勢調査は昭和40年第10回目の国勢調査が行われておりますが、ここの数値で申し上げますと、その時点では人口が3万9,812人、世帯数9,196世帯でございまして、昭和40年時点と平成27年の今回の時点での数値を比較いたしますと、この50年間で人口では1万7,878人、率にいたしまして44.9%の減少、また世帯数では499世帯、率では5.4%の増加となっているわけでございます。さらに、直近の平成22年から27年までの5年間がこの前出された数値でありますが、この5年間と前回の17年から22年までの5年間の人口推移の比較で申し上げますと、今回の5年間の増減は人口で1,775人、増減率では7.5%の減少で、世帯数では405世帯、4.0%の減少ということでありますが、前回17年から22年の5年間の増減率のほうを申し上げますと、人口減少は2,129人、率で申し上げると8.2%の減少、世帯数では454世帯、増減率では4.3%の減少ということでございますので、今回の5年間と前回の5年間の比較で申し上げますと、人口では354人、増減率で0.7ポイント、そして世帯数で49世帯、増減率では0.3ポイント、それぞれ減少幅が縮小ということになっております。また、北海道全体179市町村についての公表結果によりますと、平成22年から27年までの5年間で人口は171市町村で減少、そのうち46市町村では10%を超える減少ということになっている中で、本市の状況は今ほども申し上げましたが、人口で1,775人の減、率では7.5%の減少率ということでありまして、近隣の市町村と比べても減少率は相対的には高くない状況にあると言えないわけでもないと思いますが、人口減少が依然として進行しているという現状を真摯に受けとめまして、今後とも人口減少に負けないまちづくりに精いっぱい取り組んでまいりたいと考えております。それが評価ということであります。次に、2点目の国勢調査人口が地方交付税算定に及ぼす影響について、その変化と影響額についてのお尋ねがありました。普通交付税の基準財政需要額の算定では、消防費、社会福祉費、保健衛生費など、実際多くの費目において、国勢調査の人口が基礎数値にされているということでございまして、5年に一度行われる国勢調査に合わせて、調査翌年度の普通交付税の算定から基礎数値が新しいものに置きかえられるということに本来なるわけでありますが、その際、人口減少に伴う基準財政需要額の極端な減少を緩和するということを目的に、人口急減補正という形で一定の復元措置が適用されるということになっているわけでございます。この補正措置の対象となります費目は、消防費、その他の土木費、その他の教育費、社会福祉費、そして保健衛生費の5費目であります。そこで、前々回、平成17年の国勢調査人口を用いました18年度から22年度までの交付税の算定では、人口の置きかえがありました18年度から5年間で段階的に、本来置きかえられた数字がどんと減るわけでありますが、段階的に減った分の復元部分をいっときには急には減らさず、だんだんに減らしていくという形の補正措置が適用されております。具体的に申し上げますと、仮に人口減の影響額、つまり本来減る額が仮に5,000万円だったとして、補正措置を講じられる結果、補正額は最初の年度は5,000万円に対して4,500万円復元される、つまり500万円しか実減は生じてないということでありますが、それがその翌年は3,500万円、その翌年は2,500万円、その次は1,500万円、最後は500万円、年々に減少していきまして、結局は本来の新たな国勢調査による人口値に合わせた数字にソフトランディングしていくという措置が講じられているわけでございます。それが本来の基準制度だったわけでございますが、ただしここで変化が生じまして、平成17年の国勢値について、18年度からずっとそういうことで復元措置、だんだん小さくなりながらも講じられてきておりました最終年度ということになりますが、22年度の交付税算定からは過疎地や山村、あるいは離島などの条件不利地域につきましては、人口急減補正の内容が変更されまして、より手厚い措置が講じられるということになったわけでございます。どのようになったかというと、通常の段階的に講じられていく減額措置を適用せずに、実際のところ減少となります需要額ほぼ全額戻すという復元措置が講じられたのが平成22年でございまして、これは我々にとっては大変ありがたい措置だったわけでございます。この措置がそれ以降、平成27年度まで継続して適用されておりまして、本市の27年度の算定額で申し上げますと、人口急減補正によります復元額が約8,950万円となっておりまして、人口減少による本来の基準財政需要額の推計減少額が計算で9,300万円ほどと算定できますので、ほぼ減少額と同額が復元されて交付されているというのが27年度までの現状であります。ですから、平成28年度の普通交付税、本来ですと新たな国勢調査の人口値が適用されることになっていくわけでありますが、我々の見通しとしては、政府において当然、人口急減補正の措置自体は何らかの形で継続されるだろうと理解しておりますが、実際具体的に急減補正の内容については、現在採用されているような条件不利地域、我々のような地域に対する手厚い措置が引き続き講じられるか、つまり同様の措置が適用されるかどうかというのが実ははっきりわかっておりませんで、結局は7月になりまして普通交付税の算定がされますが、その時点にならなければ、実際はどういうことになるのかわからないのかなと見ているのが現状でございます。それが影響ということでございます。

質問 15番 田中昌幸

わからない部分については、また次回の機会でやらせていただきたいと思います。

出典:深川市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる