深川市議会 平成27年第4回定例会 2015年12月4日
公共交通網整備実証実験
2015年12月4日、深川市議会の一般質問で、田中昌幸議員が「公共交通網整備実証実験」について質問し、企画総務部長 早川雅典が答弁しました。
- 質問者
- 田中昌幸 議員
- 答弁者
- 企画総務部長 早川雅典
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 15番 田中昌幸
「5年連続の豊作」、一昨日、本定例会初日の市長行政報告の言葉であります。農業を基幹産業とする深川市にとって、「豊作」の二文字は、この地域を活性させる何よりの二文字であります。しかし、この「豊作」という言葉がむなしく感じるほど、この地域を不安にさせているのは、さきに大筋合意されたTPP交渉にあるのではないでしょうか。農家への戸別所得補償制度導入に合わせて、豊作だった5年前には農家の皆さんも農機具を更新し、自分の子供を呼び寄せて跡取りにする、このような光景も見られ、ようやくこの地域にも将来展望が開けてきたと感じました。ところが、今、5年連続の豊作というのに、農機具の更新も少なく、離農する方がふえている、このことは明らかに将来の深川市の農業に展望を描けなくするTPP問題であり、この問題を解消することが何よりも重要であります。この地域を、そして農業を支える数多くの人材を輩出してきた深川農業高校、そして統合の受け皿となっている深川東高校も、今、生徒数の減少で存続の危機にあるといって過言ではありません。農業は国の最大の安全保障。深川市には、来年創立50周年を迎える拓殖大学北海道短期大学に農学ビジネス学科と保育学科を持つこの地域にふさわしい短期大学で、深川東高校、深川西高校から農学ビジネス学科、あるいは保育学科に入学する生徒もおり、まさに小中学校から高校、大学へと教育環境が整っていることで、子供たちを安心して教育できる魅力あるまち深川のイメージをアピールしていくことが大切だと考えます。地域の宝でもあるこのすばらしい環境と、子供たちを将来にわたり、いつまでも維持発展させたい思いを込め、通告に従い一般質問を行います。1点目は、公共交通網整備実証実験についてであります。ことし3月に発表された平成26年度深川市地域公共交通のあり方検討結果報告書に基づき、7月には法定協議会に移行した深川市地域公共交通活性化協議会の協議により、11月1日から12月31日までの2カ月を期限として、路線バスの利便性の向上を目的に利用状況や採算性などを調査する、市内路線バスの試験運行を行っております。この試験運行は、国土交通省の地域公共交通調査事業を活用し、空知中央バス株式会社へ委託して実施するとホームページに記載されておりますし、このことは昨日の和田議員からの質問にも答弁されておりました。この事業の周知には、各地区の町内会長会議を初め新聞や高齢者の各戸に案内書類を配布したりもしているようですが、いま一つ市民の皆さんに浸透していないように聞こえてきます。ここで1点目、市民周知と乗車状況について、市民の皆さんへの周知方法はどのような形で行われているのかお伺いし、始まって1カ月の乗車状況についてお伺いします。国の調査事業を活用しての事業ですので、限られた予算の範囲内ということで、期間限定というのもやむを得ないと思いますが、2路線のうちの西北星線については、これまでも高校、短期大学通学者への利便性向上、特に深川西高校には魅力ある高校づくりの検討の中でも、早急にバス路線の延長を提言されてきており、西北星方面だけではなく、あけぼの団地以降で乗車する生徒も多く利用されているようです。子供たちの通学のバス利用は、年内よりも、むしろ年明けの1、2、3月の3カ月のほうが、よりバスが必要であり、他の路線に先駆けて延長すべきと考えますが、その際の必要予算と延長申請から実施までの期間を示していただくとともに、2点目、登下校対策であれば、この3カ月間がより重要であり、有効であると考えます。このことは、市を挙げての市内高校支援の観点からも従前から指摘させていただいておりますが、その対応について、市あるいは協議会の考えについてお伺いいたします。
答弁 企画総務部長 早川雅典(企画総務部長は2017年3月まで)
公共交通網整備実証実験について2点質問いただきましたので、お答え申し上げたいと存じます。まず、1点目の市民周知、あるいは乗車状況についてでございます。深川市内路線バスの試験運行の概要につきましては、議員も今質問の中でいろいろ触れていただきましたけれども、路線バスの利便性の向上を目的に、利用状況や採算性などを調査するために11月1日から11月、12月の2カ月間、市街地を中心に市内線を市内循環線として、また西北星線を深川西高校まで延長して運行しているもので、地域公共交通網形成計画の基礎データとするものでございます。この運行に係ります市民周知につきましては、広報ふかがわですとか、市のホームページへの掲載を初め、新聞折り込みチラシで周知させていただきましたし、試験運行区域の深川地区と一已地区の全町内会長に会議の際、説明申し上げまして、町内会会員に対する周知・利用などもお願いしてきたところでございます。また、高齢者バス利用料金助成制度を今やっておりますので、これに登録されている方、公共交通に関するアンケートの対象者の方、もちろん深川西高校の生徒の皆さん、そして拓殖大学北海道短期大学の学生の皆さん約2,300人にチラシをお送りするなどいたしまして、周知に努めてきたところでございます。また、このほか運行を受託していただいております空知中央バスにおきましても、時刻表などのチラシを独自に作成いただきまして、市立病院前のバス待合所やプラザ深川に備えつけるなどして、こちらでも周知に努めていただいているところでございます。次に、乗車の状況でございます。11月の1カ月間の数値ということで申し上げますけれども、市内線を変更いたしまして、試験運行しております市内循環線、これはあけぼの先回りが3便、拓殖大学北海道短期大学先回り3便、計1日6便につきましては、1日1便当たりの平均利用者数が3.7人でございまして、昨年同月の総量調査というものがございまして、これのあけぼの・市立病院間を運行する市内線の往復の運行の実績、対比できる部分でございますが、これが同じく3.7人でございまして、残念ながら利用者数は同じでございまして、増加していないというのがこの1カ月間だけの状況でございます。ただ、一方、西北星線を深川西高校まで延長する試験運行路線は、午前7時31分に西北星を出まして、深川西高校に7時55分に着きます。これが1便。それと、深川西高校前を午後3時54分に出まして、西北星に着くのが午後4時19分という1便がございまして、計1日2便運行しておりますが、1日1便当たりの平均利用者数は16.7人ございました。これを昨年同月の先ほど申し上げました調査の西北星・市立病院間の往復の運行実績は5.6人でございますから、5.6人から16.7人ということで、この1カ月間を見れば、約3倍の利用者増になっている状況にあるわけでございます。次に、2点目の3月までの運行に関する質問をいただいたわけでございますけれども、これも議員おっしゃったとおりでございまして、この試験運行は地域公共交通網形成計画の策定に資するため、国土交通省の地域公共交通調査等事業の補助を受けて実施しておりますので、北海道運輸局からは実証調査は2カ月以内という指導を受けておりますので、それで私どもといたしましては、積雪の有無も考慮したいということで、11月と12月の2カ月を選定して調査を行ったわけでございます。ということで、2カ月を超える試験運行は困難な状況にあるわけでございます。また、西北星線を3カ月間延長する場合の必要予算についてでございますけれども、現在では空知中央バスにまだ算出いただいておりませんので、果たしてどのくらい必要になるかということは、申しわけないのですが、現状では不明でございます。申請する場合は、基本的には実施日の3カ月前ということになっておりますし、軽易な変更であれば、1カ月前と担当のほうでお聞きしているところでございます。そこで、登下校の対策として、西北星線の冬期間の延長というお話をいただいたわけでございます。今回の試験運行の利用者数などを踏まえまして、空知中央バスに期間延長をもし行うとすると、経費の問題がまずございます。それと、そのほかにどういった課題があるのかということをご検討いただきたいということで、そういったお話を承った上で、地域公共交通活性化協議会がございますので、そういった中で論議を行うなどして今後検討してまいりたいと考えております。
再質問 15番 田中昌幸
2点目について再質問させていただきたいと思います。今、数字が出されまして、特に西北星線については明らかに効果が出ているのではないか。まさにそういうところを先行させて、バス路線の活性化も含めて、地域公共交通をもう一度見直し、発展させていくことは必要だと思います。12月までこの部分を進めたとしても、これからまさに冬の間、子供たちが通学するところでこの路線が途中でとめられてしまうというのは、非常に行政としても、あるいはバス路線としても、子供たちに対する支援・配慮が少ないのかと思います。少なくともこの1カ月間の実績というのは、次年度の市からの赤字路線に対する交付金を減額する要素にもなると思いますので、この3カ月、さらにまたこの路線を継続することは一つの大きな効果が見込まれると考えます。そういったところをぜひ強く空知中央バスにも要請するなり、早期に着手しなければ、簡易でも1カ月ぐらいは申請にかかるということから、ぜひ早急な取り組みをしなければいけないのではないかと考えますので、その点についてもう一度答弁いただきたいと思います。
答弁 企画総務部長 早川雅典(企画総務部長は2017年3月まで)
再質問いただきましたので、お答え申し上げたいと思います。西北星線の実証運行につきましては、今ほど答弁申し上げましたように11月の乗車人数が3倍にふえたという結果が出ているわけでございます。私どもといたしましては、この結果について、より詳細に確認させていただいて、延長した場合のバス会社の経費がどの程度になるかということをまだ伺っていないものでございますから、早急に空知中央バスに伺いまして、十分協議させていただいた上で、事業者の考えもあると思いますので、十分検討させていただきたいと考えております。