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深川市議会 平成27年第2回定例会 2015年7月7日

シードルの生産・販売

2015年7月7日、深川市議会の一般質問で、近沢弘幸議員が「シードルの生産・販売」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
近沢弘幸 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 近沢弘幸

次にシードルの生産・販売についてです。今年度の製造目標と現在までの販売状況について伺いたいと思いますけれども、深川産のリンゴを使ってのシードル製造販売は、付加価値をつけて、深川の製品を広くアピールする絶好の機会と考えております。先人が丘陵地の作物の作付に何が適しているか試行錯誤しながら、リンゴの栽培が導入されたことを伺いました。私の住む隣の地域でも、昭和20年代にリンゴ栽培が導入され、町内に50戸の方が住まわれていましたが、腐乱病の蔓延により、40年代前半にはリンゴ農家はごくわずかとなり、現在では住人がいなくなってしまいました。そんな中、わい化栽培が昭和40年代に導入され、紆余曲折を経て現在に至っており、音江・納内地区の生産農家の高齢化が進み、シードルの原料の調達が今後難しくなるように思われます。今年度の製造目標と現在までの販売状況について伺います。2点目といたしまして、リンゴ農家の年齢構成と作付面積について、平成26年度末でよろしいので、お伺いします。3点目といたしまして、地域公共交流施設の利用実績と加工施設の5年計画についてであります。山の駅は昨年完成したばかりで、地域公共交流施設と加工施設がありますが、まだまだ深川市内・市外から来る方にPRが不足していて、認知されていないように思われますが、地域公共交流施設の利用実績と今後の周知をお伺いします。また、加工施設でどれくらいの生産を見込んでいるのか、5年計画をお示し願いたい。そして、ブドウ等の醸造酒を製造することも念頭に置いているのか、またこの施設自体、ほかのものを製造することが可能なのか、お伺いいたします。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

シードルの生産・販売についてのお尋ねにお答え申し上げます。1点目に、今年度の製造目標と現在までの販売状況などについてお尋ねがありましたが、シードル製造は平成19年度から取り組みまして、順次、生産数量なども伸ばしてきているところでございます。そこで、昨年秋に市内で収穫されたリンゴを用いて、いよいよことし2月から「アップルランド山の駅おとえ」の加工施設におきまして、深川市内でシードル製造を開始したところでございます。今年度は、「ふかがわ果実酒特区」の認定を税務署からいただいておりますが、その認定に基づく最低製造数量でございます2,000リットル以上の製造を目標として取り組んでおり、最終的には4回に分けての醸造合計数量で約2,400リットルまではいけるだろうと見通しを立てているところでございます。ちなみに今回の初仕込みは2月9日に果汁量456リットルで行いまして、約2カ月間の製造期間の後、瓶詰め、火入れ、そしてラベル張りなどの工程を経て、200ミリリットルと375ミリリットルの2種類の瓶、合わせて1,450本製造いたしまして、5月16日の正午から道の駅など市内4カ所で一斉に販売を開始いたしましたところ、ありがたいことにわずか6日間で完売となっております。その後、第2回目の製造分は6月13日から販売いたしておりますが、これも大変好評でございまして、売れ行きもよく、既に在庫もわずかになっております。現在は、3回目、4回目の仕込みを終えまして、8月上旬からの販売に向けて準備を取り進めているところでございます。次に、2点目の果樹農家の年齢構成、あるいはリンゴの作付面積などについてのお尋ねでありますが、平成27年3月に農政課が行いました生産者聞き取り調査の結果によりますと、市内で現在リンゴを生産していらっしゃる果樹農家は14戸でございまして、リンゴの作付面積合計が約15.3ヘクタールになっております。それから、果樹農家の年齢構成でありますが、60歳以上の方が約8割を占めており、若い後継者がいるところは、現在2戸と理解いたしております。シードルの原料となりますリンゴについては、これまでも市と株式会社深川振興公社が一体となりまして、JAきたそらち及びきたそらち果樹生産組合などの関係団体の皆さんと協議させていただくとともに、それぞれ個々の果樹農家の皆さんのご意見なども十分お伺いしながら、ご協力をお願いし、必要量の確保に努めてきております。今後におきましても、より一層そうした取り組みを継続いたしまして、原料の不足が生じることのないように努力してまいりたいと考えております。また、安定的な原料確保と、シードルなどの加工に適した品種の調達のためもありまして、振興公社によるリンゴ園の造成、整備につきましても、一気にとはなりませんが、この先、積極的に取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。市としましては、山の駅におけるシードル、ジュース、ジャムなどの加工品の製造販売を通じまして、深川のリンゴの知名度を上げていくとともに、生産量や取引量の増加につなげ、生産農家の皆さんの経営の安定と所得の向上、さらには後継者の育成にも貢献できるように努力していきたいと考えております。次に、3点目の山の駅における地域公共交流施設の利用実績、それから加工施設部分の5年先の計画などについてお尋ねがありましたが、1点目で地域公共交流施設の利用実績、今後の周知についてご指摘がありました。「アップルランド山の駅おとえ」の公共交流施設部分は、昨年7月のオープン以降、今日で約11カ月経過しておりますが、この間の総利用者数でありますが、その数は1万3,000人を超えているところでございます。また、指定管理者であります株式会社深川振興公社では、この施設を拠点に行事を行う団体の活動のサポートにも努めており、平成26年度の実績では、団体による施設利用が7件ありまして、人数にして144人にご利用いただいております。また、個人的なスノーシューの貸し出しということでは、8件20人の方々にご利用いただきましたた。このほかに視察調査等で、14件170人の方々に訪れていただいております。PRが十分ではないというご指摘でありますが、まさに山の駅の公共交流施設は、市民の余暇活動等の充実に資することを目的に、誰もがご利用いただける集会休憩施設でありますけれども、ご承知のように、道の駅やまあぶのように食事を提供したり、食品を販売したりといったことではなく、長時間そこに滞在するという場所でもありませんが、市民・市民以外が行っていただくさまざまなもの、音江地域の自然環境などを生かした活動の拠点、あるいは起点、そして最後にそこで集まって帰っていかれる終点といいましょうか、そういった機能を持った施設として、より多くの方にご利用いただけるようになっていければいいかなと考えております。そうした特性を生かした運営とあわせて、近くにはまあぶがありますし、近隣施設と連携した活用のあり方、それから彩りの丘という大変美しい手入れの進んだ自然環境もありますので、多くの市民の皆様方に気軽に寄っていただけるようになっていければと思っておりますし、そのために、より一層利用しやすい環境づくりのための工夫に努めていきたいと考えておりますので、ぜひ皆様方のより一層のご利用をお願いしたいと思います。次に、加工施設における5年計画についてでありますが、「アップルランド山の駅おとえ」の建設に当たりましては、加工用のさまざまな備品の整備について、農林水産省の強い農業づくり事業補助金を活用しております。補助金申請の際に想定いたしました年次計画においては、シードルにつきまして、当初は特区認定による基準であります2,000リットルの製造から始めて、将来的には本製造免許の取得につながる6,000リットル以上の製造を必ず実現したいということであります。また、リンゴのほかにサクランボ、イチゴなど、市内で生産されますさまざまな農産物を用いたジュースでありますとか、ジャムなどの加工品の製造にも取り組むことを当初から予定しており、そうした取り組みを行うのに必要な機材も既に導入しておりますので、今後力を入れていきたいと考えております。最後に、ワインのようなブドウに係る製造についてもお尋ねがありましたが、ブドウ酒の製造につきましては、実際のところリンゴ酒のシードルをつくっております製造タンクを用いてつくることは、技術的には可能だと聞いておりますけれども、今の果実酒特区は、税務署から酒類製造免許をシードルでいただいておりますので、当然でありますが、今のままではシードル以外の製造は認められておりません。それから、今後、シードルの製造量をふやしていきたいと考えておりますので、そうなりますとシードルをつくるタンクが1年を通じて利用する事態につながっていく可能性がありますので、ワインをこの時点でつくる空きが確保できるかどうか、よくわかりませんし、それにワインについては、既に道内各地でワイナリーがあり、空知でもかなり製造が行われております。大変厳しい競争環境にあるといった現状もありますので、ワイン製造に直ちに取り組んでいくことは大変厳しいものがあると認識いたしているところであります。

出典:深川市議会 平成27年第2回定例会 2015年7月7日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる