深川市議会 平成27年第1回定例会 2015年3月9日
2014年産の農家収入及び市税、国保税への影響
2015年3月9日、深川市議会の一般質問で、松沢一昭議員が「2014年産の農家収入及び市税、国保税への影響」について質問し、副市長 坂本光央が答弁しました。
- 質問者
- 松沢一昭 議員
- 答弁者
- 副市長 坂本光央
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 松沢一昭
師走の第4回定例会から3カ月、新年度の予算編成を検討する第1回定例会が始まりました。さきの定例会は総選挙のさなかでのそれでしたが、今度は一斉地方選挙であります。さきの総選挙では日本共産党も大きな躍進をさせてもらいましたが、安倍首相の率いる自由民主党も、小選挙区制という制度のおかげで大きな議席を獲得いたしました。その安倍内閣の農業政策が深川の農業に暗い影を落とし、深川のお米の販売高や交付金の大幅ダウンになったことが明らかになりました。その一つが、生産調整や米余りに国が一切関与しないで市場任せにしていること、不十分ながらも実施してきた所得を補償する交付金を切り下げたこと、義務ではないと言いながらミニマム・アクセス米を輸入し続け、政府が米余剰をつくり出していることなど、その多くが国の責任であります。これらの状況を踏まえながら、以下、通告に従って一般質問を行います。前段述べた中でも触れましたけれど、市場で米が少し余りぎみだということで、大幅なお米の値下がりが起こっているようです。そのことを見越して、お米の仮渡金も下げられているということで、本州では1俵7,000円というところもあると聞いています。第4回定例会の答弁では、深川のお米の売り上げ見込みとして23億円の減収、交付金が4億円の減収という答弁がありました。大きなショックで聞いていたのですが、その後の経過でこれがどのようになっているでしょうか。もう一つは、深川の主要農産物であるソバについても、収量、品質、交付金についても大変な状況だと聞いています。天候による減収とともに、反当2万円から1万3,000円に減額された所得補償も大幅な農家の収入減少になっています。ソバの反収についても対前年比でどのくらいの減収になっているのでしょうか。次に、深川市内の農畜産物全ての収入の状況でありますけれども、2013年との比較を金額と率でお示しください。次に、税に対する影響であります。住民税、国保税に大きなマイナス要因になろうかと思います。特に国保税は基金も底をつき、2014年、つまり今年度に苦渋の選択を行ったばかりであります。この点についてお示しください。さらには、市としての国に向けての対応について、第4回定例会でも伺いましたけれども、その後どのようになっているでしょうか。国に対する意見具申などについてお答えください。
答弁 副市長 坂本光央(副市長は2017年3月まで)
2014年産の農家収入及び市税、国保税への影響についてお答えをいたします。初めに、1点目の農家収入の状況について、現時点で把握可能な範囲で申し上げさせていただきますけれども、まず平成26年の深川市の農畜産物の総販売額についてでありますけれども、JAきたそらちに確認いたしましたところ、総販売額は約105億円となりまして、25年と比較いたしますと約13億円下回る見込みとなっておりまして、前年比約89%となっております。このうち米につきましては、収量は豊作であったものの、青死米などの主食用とならない米、いわゆるくず米が平年より多く発生したこと、さらに、こうしたくず米の価格についても大きく下落したということもございまして、平成25年産の販売精算金などが、昨年の第4回市議会定例会でお答えした時点の見込みよりも増加したということがありますけれども、26年の販売額については約61億円となりまして、25年と比較いたしますと減収額は約14億6,000万円となる見込みでございまして、前年比約81%となっているところでございます。次に、ソバにつきましては、開花時の高温や大雨の影響などによりまして、収量が低下したということなどから、平成26年の販売額は約1億4,700万円となりまして、25年と比較いたしますと約700万円下回る見込みでございまして、前年比約95%となっているものでございます。また、経営所得安定対策における平成25年と26年の交付金額について比較いたしますと、26年の米の直接支払交付金につきましては、単価が10アール当たり1万5,000円が7,500円と半減したということ、さらに米の生産目標数量の減少に伴いまして、交付対象面積が約200ヘクタール減少したこともございますので、26年は約4億1,500万円となりまして、25年と比べまして約4億4,500万円の減少、前年比約48%となっております。同じくソバの直接支払交付金、いわゆるゲタ対策に係る交付金につきましては、これまでの営農継続支払いにおきまして、単価が10アール当たり2万円だったものが、平成26年からは1万3,000円となるほか、数量払いにおきましても単価が減額されるなど厳しい見直しが行われたことなどから、26年は約4億2,600万円となりまして、25年と比べて約2億2,000万円の減少、前年比約66%となっております。続きまして、2点目の市税、国民健康保険税への影響ということでございます。農業所得の減少、これは個人市民税だとか国民健康保険税に直接影響が及ぶことになりますので、平成27年度の歳入の見積もりをするに当たりまして、農業関係者から実情をお聞きする中で、前年実績よりも2割程度の所得の減少は避けられないと判断をいたしまして、農業所得に係る個人市民税につきましては、26年度当初課税標準額から2割を減じて積算しております。また、国民健康保険税につきましても同様に、平成26年度課税総所得金額から2割を減じまして、それぞれ27年度歳入予算を計上しているところでございます。続きまして、3点目の市としての対応ということでのお尋ねをいただきました。安倍内閣が一昨年以降打ち出した農業政策が、現在、経営所得安定化対策の見直しだとか、日本型直接支払制度の創設など具体的な施策となりまして実施されてきておりますけれども、その全てが地方の農業・農村にとって明るい将来が描けるものではなく、米の直接支払交付金の減額のように、既に市内の農業者の所得や市の税収に影響を与えているものであると認識いたしております。今後におきましても、米の生産調整の関与の低下による米価の不安定化、JAグループの改革、依然として未解決となっているTPP問題などの展開次第によりましては、本市などの農業を基幹産業とする地域の経済や産業にさらに大きな影響を及ぼすものではないかと心配しているところでございます。そのため、本市といたしましては、北海道市長会を通じまして、昨年10月には北海道へ、昨年11月には国へ、これらの問題に係る懸念を強く訴えたほか、先月、農林水産省北海道農政事務所に対しましても、畑作物の直接支払交付金の交付対象要件についての問題や課題について、直接訴えるなどの対応をしてきているところでございます。今後におきましても、農業関係諸団体等とよく連携するとともに、北海道市長会や空知総合開発期成会などを通じての要請など、こういったことを適時適切に行ってまいりたいと、このように考えているところでございます。
再質問 16番 松沢一昭
再質問ではありませんが、少し述べさせてもらいます。第4回定例会でお尋ねしたときには、国への意見具申などはしなかったということで、たしか答弁があったという記憶がありますが、今の答弁でいきますと、10月、11月にそれぞれ国に対して意見具申をしているということでしたので、少しほっとして聞いておりました。議会としても、TPPに反対する意見書を上げなど、いろいろな行動をしています。そして、私どももこの後3月21日に農協改革とは何かということで、大田原さんを呼んでの講演会を中央公民館で予定しております。今の安倍内閣のやり方というのは、表面きれいなことを言いながら、やっていることは深川市の農業において大きな減収になっている。