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深川市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月3日

次世代育成支援対策推進法

2014年12月3日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「次世代育成支援対策推進法」について質問し、副市長 坂本光央が答弁しました。

質問者
辻本智 議員
答弁者
副市長 坂本光央

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 辻本智

次に移ります。国の次世代対策推進法に基づいた深川市としての取り組みの現状についてお聞きをいたします。まず、本年が計画最終年となっております深川市次世代支援対策行動計画の評価に関してお伺いします。この人口減少社会への対応は、第五次深川市総合計画において行政の最も大きな課題と明記されているところでありますし、先ほど山下市長も、本市の人口減少のスピードを緩やかにするということが最大の課題であると答弁されておりました。そうした点において、本年が事業最終年である次世代育成支援後期行動計画の点検・評価作業と、現在準備中の次期行動計画の策定は大変重要な意味を持つものであると考えますので、少し中身に立ち入ってお聞きいたします。現行動計画に対する事業評価シートというのが現在公表されておりますが、かなりの計画項目について、4から5の満点に近い達成度を評価シートというのが示しております。具体的な取り組み内容を見ても、深川市独自の施策として育児休業取得支援制度を策定するなど、行政としてもかなり積極的な取り組みがなされている、私もそのように評価しているところであります。ただ、その一方で、例えば、昨年市が実施したアンケート調査では、現実に子育てに日々忙しい就学前児童世帯と小学生児童世帯に対する親としての不安感や負担感についての調査が昨年のアンケート調査で行われ、それが今公表されておりますが、5年前あるいは10年前と比較しても、子育てに負担を感じるとした親の割合が減っているどころか、逆にふえている状況にあります。例えば、平成25年度の調査結果に限っても、就学前、学校に上がる前のお子さんをお持ちの世帯が、子育てに不安を感じていないというのが31.5%に対して、不安を感じると答えた親御さんが52.5%おられます。ちなみに、この不安を感じる率ですが、平成20年度、5年前の調査では51.9%、そのまた5年前の平成15年には47.5%でしたから、年々不安を感じるという親御さんの割合は増加しております。小学生の児童の世帯の場合、子育てに不安を感じないというのが32.9%に対して、不安を感じるというのは46.3%あります。私は、この数字を見てどのように理解したらいいのかと考えております。子育てに関する行政の側の各種サービスに関しての、先ほど事業評価では4から5、さらにもう一つの指標である定量的目標事業量、いわゆる行政がどの項目に対してどれだけの行政サービスを量としてメニューとして行っているかという評価に関しては、その多くの項目について100%以上の評価となっている。つまり行政としては、数多くのメニューを大変熱心に、職員の方も忙しく一生懸命取り組んでいて、それなりのいろいろなところでの効果は出ているとは思うのですが、実際の親の不安・負担感の解消に向かっていない。このギャップについてどのように考えるか。現役の子育て世代が抱える不安・負担といったものの実態を明らかにして、次期行動計画の取り組みにおいて具体的にその不安・負担感を取り除く作業、これは欠かせないものだと考えるわけであります。そこで、市として、現行動計画の評価に関しての見解と、それらを踏まえての次期行動計画に向けての基本的な考え方についてお聞きいたします。もう1点、今回新たに深川市子ども・子育て支援事業計画が策定されると聞いておりますが、今準備を進めている次世代育成支援行動計画と子育てに関連した、それら同じような計画が相互にどのように関連づけられるのでありましょうか。新たに策定される深川市子ども・子育て支援事業計画と次世代育成対策行動計画との整合性をどのように持たせていくのかについて、基本的な考え方をお示しください。質問の2点目、国の推進法においては、自治体がこのように策定する行動計画とは別に、民間の事業者に対しても、子育て環境を支援する事業主行動計画を策定するように求めております。若年層の就業割合から見ても、市内における対象事業者が子育て・育児等がしやすい雇用環境を整えることが大切であると考えますので、市内における事業所の計画策定状況と、あわせて行政としての啓発の取り組みについてお聞かせ願いたいと思います。3点目、特定事業主行動計画についてです。これは、国及び地方の公共団体に対しても同様の行動計画の策定を求める内容となっていると考えます。私は、地域において、特に地方において、こういった労働・雇用環境の改善を推進する場合、地方公共団体がみずから実践することが極めて大切であると考えます。地方公共団体が特定事業主行動計画を継続させて、男女の共同参画、子育て環境の改善を推進することは、有能な人材の確保はもちろんですが、同時に、市内各事業者への雇用環境の改善への啓発及び情報発信にもつながると考えます。深川市においては、当然ながら特定事業主行動計画を策定済みであろうとは考えますが、念のために確認させていただきます。それと、次年度以降の考え方についてもお示し願いたいと思います。

答弁 副市長 坂本光央(副市長は2017年3月まで)

次世代育成支援対策推進法についてお答えをいたします。ご質問の1点目、深川市次世代育成支援対策行動計画につきましては、次世代育成支援対策推進法により市町村に策定が義務づけられておりまして、そういった意味で市町村行動計画ということになりますが、次代を担う子供たちが健やかに生まれ、かつ育成される環境の整備・充実を図るため、児童福祉、母子保健、教育、商工労働などの各分野にまたがる次世代育成支援対策を総合的に推進するものということでございます。本市におきましては、平成17年3月に前期計画を策定いたしまして、その後、平成21年に見直しを行いまして、22年度から26年度までを後期計画といたしまして策定し、各種事業を推進しているところでございます。この計画の進行管理ということでございますけれども、市の内部組織であります少子化対策庁内推進委員会が担うことになっておりますので、毎年度、進捗状況を集約し、その内容を実績報告といたしまして市のホームページで公表しているほか、本年度は後期計画の最終年度でもありますので、後期計画の全期間を通しての各事業レベルでの自己評価を取りまとめ、市ホームページで公表したほか、子ども・子育て審議会、また市議会社会民生常任委員会の所管事務調査の場におきましてもご意見をいただくなどしまして、後期計画の評価・分析作業を進めているところでございます。そこで、ご質問の行動計画の評価等に対する見解についてでありますけれども、まず後期の次世代育成支援対策行動計画では、定量的な目標事業量の設定が求められているということもございますので、この目標に対する達成度につきましては、ニーズの見きわめによりまして、夜間帯延長保育については実施に至りませんでしたけれども、それ以外の事業につきましては、多様な保育サービスの拡充として、一時的保育を実施する保育所の増加や、病児・病後児保育を開始するなどしておりまして、目標以上の達成となっているものでございます。しかしながら、これら保育サービス等が充実したにもかかわらず、子育て中の保護者の意識は、子育てに関して不安感や負担感を感じている方の割合が、5年前の結果と比較いたしますと、増加割合は減少したものの、負担感等を感じる保護者が全体の半数を超えているという状況にございます。このことから、市といたしましては、子育てに対する負担や不安、孤立感を和らげることを通じて、希望する出産や子育てができるよう、引き続き保育サービス等の各施策の実施・推進を図ることが大変重要であること。また、子育ての支援に当たりましては、保護者が自己肯定感を持ちながら子供と向き合える環境を整え、親としての成長を支援し、子育てや子供の成長に喜びや生きがいを感じることができるような支援を目指すという子ども・子育て支援の意義が重要であるということを改めて認識しているところでありまして、これらは次期計画の基本的な視点と受けとめているところでございます。次に、子ども・子育て支援事業計画と次世代育成支援対策行動計画との整合性というご質問をいただきました。平成24年8月、子ども・子育て支援法が成立いたしまして、27年4月1日から、市町村は子ども・子育て支援事業計画の策定が義務づけられるということとあわせて、次世代育成支援対策推進法に基づきます市町村行動計画の策定は任意化されたということでございます。そういった中でございますけれども、国では、児童福祉施設等の整備などを交付対象といたします次世代育成支援対策施設整備交付金を受けようとする場合などにありましては、施設整備計画を市町村行動計画に位置づけることが必要であるとなっていること。また、子供たちの健やかな育ちを支援するためには、より幅広く総合的に次世代の育成支援対策を推進することが必要でありますので、本市におきましては、子ども・子育て支援事業計画と次世代育成支援対策行動計画を一体的に策定するということで考えているところでございます。今後は、さらに、子供たちの健やかな育ちとその子育てを支えることができるよう、市民の皆さんや関係する方々からご意見をいただきまして、来年3月までに当計画を策定する予定でございます。次に、2点目の事業主行動計画の推進ということでございます。一般事業主行動計画につきましては、次世代育成支援対策推進法に基づきまして、企業が従業員の仕事と子育ての両立を図るための雇用環境の整備や、子育てをしていない従業員も含めた多様な労働条件の整備等に取り組むに当たって、一つに計画期間、二つに目標、三つに目標達成のための対策及びその実施時期を定めるものでございます。この法律制定当初は、従業員301人以上の企業に計画の策定と届け出、公表、周知が義務づけられたところでございますけれども、平成23年4月の法改正によりまして、従業員101人以上の企業に義務づけられることとなっております。また、従業員100人以下の企業にありましても努力義務となっているところでございます。この行動計画につきましては、厚生労働省のホームページのほか、同省が管理いたします「両立支援のひろば」というインターネットサイトで詳しく紹介されておりまして、登録企業は随時掲載されているという状況でございます。また、厚生労働省のホームページには、四半期ごとの都道府県別の届け出及び認定状況が掲載されておりまして、本年9月末現在の状況で申し上げますと、北海道では一般事業主行動計画策定届の提出企業が2,366社となっておりますけれども、そのうち策定を義務づけられている常時雇用労働者101人以上の企業は1,236社、さらに、労働者が301人以上の企業は466社ということになっており、それぞれ1,223社と463社が届け出されておりますので、届け出率で申し上げますと、それぞれ98.9%と99.4%ということになるものでございます。この率は全国平均と比較いたしますと、それぞれ1.4ポイントと1.7ポイント上回っているものでございます。また、市内の事業所における計画策定状況につきましては、常時雇用労働者101人以上の企業が5社でございまして、北海道労働局雇用均等室で把握している企業については全て提出いただいているということでございます。また、労働者100人以下の企業につきましては6社となっているところでございます。本行動計画では、目標を全て達成するなど一定の要件を満たした場合には、子育てサポート企業として厚生労働大臣の認定を受けることができまして、その認定を受けますと、次世代認定マーク、愛称「くるみん」と言うようでございますけれども、自社のホームページや名刺に利用することができることから、会社のイメージアップにつながるなどのメリットがあるということでございます。人口減少の中にあって、ワークライフバランスの観点から働きやすい環境づくりを進めることは、これまで以上に求められていると思いますので、本行動計画の策定につきましては、ぜひ多くの企業で取り組みいただきたいと考えております。市といたしましては、今後とも両立支援総合サイト「両立支援のひろば」の周知と、さまざまな機会を通じまして本行動計画策定の啓発に努めてまいりたいと存じます。次に、3点目の特定事業主行動計画の取り組みについてでございます。この特定事業主行動計画につきましては、次世代育成支援対策推進法におきまして、国の府省及び地方公共団体も職員を雇用する事業主の立場でございますので、職員の仕事と子育て支援の両立が図られるよう、必要な職場環境の整備、その他の対策を実施するため、義務づけられているものでございます。深川市におきましては、この計画につきまして、市及び市議会、さらに各行政委員会並びに一部事務組合、この場合、北空知衛生センター組合、深川地区消防組合、北空知葬斎組合、北空知広域水道企業団も含まれますけれども、この連名で平成19年11月に策定いたしまして、その内容は市のホームページで公表し、広く周知をしているものでございます。これまでの取り組みについてでありますけれども、新規採用職員の研修等での周知や、庁内イントラネットにおける子育て支援に関する情報の掲載を初め、職場全体として時間外勤務の縮減や休暇の取得促進など、仕事と子育ての両立が図られる職場環境づくりに努めておりまして、男性職員も育児休業を取得するなど、一定の効果があったものと認識しているところでございます。しかしながら、反省すべき点といたしましては、必要に応じて計画の見直し等を行うこととして後期計画の策定を予定しておりましたけれども、基本的な方針に大きな変更がないということから、現計画内容を踏襲している状況になっているところでございます。このたびの法の改正によりまして、法の有効期限が10年間延長されたことを受けまして、国からも新たな行動計画策定指針案が示される予定となっておりますので、その内容等について、関係機関と十分連携を図りながら、計画策定に向けて検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。

質問 3番 辻本智

副市長に大変長い答弁を要求しまして恐縮しております。

出典:深川市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月3日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる