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深川市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月17日

バイオマス構想

2014年6月17日、深川市議会の一般質問で、鶴岡恵司議員が「バイオマス構想」について質問し、企画総務部長 早川雅典が答弁しました。

質問者
鶴岡恵司 議員
答弁者
企画総務部長 早川雅典

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 鶴岡恵司

それでは、最後にバイオマス構想についてであります。6月11日に電力市場の完全自由化に必要な条件整備を3段階に分けて進める。昨年11月に第1段階の電力会社間の電力を広域機関の指示により融通する広域系統運用機関の設立があり、第2段階の電気の小売業への参入の全面自由化を実施する改正電気事業法が成立、今後、第3段階の発送電分離、電気小売料金の全面自由化を実施する改正電気事業法が国会に法案提出することを目指している状況であります。そうした一連のものが、法案が通れば、予定では2018年から2020年には完全自由化になるわけであります。北海道にあっても、数社がこういったことを見越して、新規参入に向けた準備を進めているとも報じられています。電力に関する動きが活発になることが予想されるところであります。農作物残渣、家畜排せつ物、林地残材、食品廃棄物などを変換施設でエネルギーに変えることで利用できることになりますが、深川市、あるいは北空知圏には多様なバイオマス資源が存在しています。こうした地域資源を利活用することは重要であると考えるところであります。ここでは主に発電についてお伺いしたいと思います。発電に利用可能なバイオマスは、域内に森林、河川等に樹生する木質資源、農産物の残渣物では、カントリーエレベーター施設で発生する比較的集めやすいもみ殻などがあります。昨年の第3回定例会の北畑議員の同様の質問に、採算がとれないので、取り組みが難しいとの答弁がありました。バイオマス資源による発電では、雇用の場が生まれますし、熱・温水が出ますから、それらを利用することにより、多様に利活用できます。発電だけではなくて、2次、3次のそれこそ利活用によって、経済効果がさらに生まれてくる可能性があると思うところであります。農業に利活用すれば、農産物の販売、冬期間の雇用の確保にもつながる可能性がありますし、発電だけでなくて、多様な視点から検討すべきであると思われます。深川周辺でも、ソーラー発電による売電を計画、申請したものの、送電線、変電施設の容量にあきがなく、申請が却下され、断念した事案もあると仄聞しています。音江地域に関しては、あきがあったものの、今年秋に予定されているソーラー発電施設ができれば、あきがなくなる可能性があるとのことであります。バイオマス発電、ソーラー発電を計画しても、現状の送電線、変電所の能力では、家庭用のソーラー発電の範疇であり、大型の発電に取り組むことができないわけであります。これは深川だけのことではなく、北空知の課題でもあります。ぜひこの問題については北空知圏振興協議会においても検討いただき、対応いただきたいと考えています。そこで、1点目に、ソーラー発電に係る申請、認可、着工の状況について。2点目に、バイオマス構想への取り組みについて、ここでは特に発電についてお伺いします。3点目に、送電線、変電施設の容量増に向けた働きかけについてお伺いします。

答弁 企画総務部長 早川雅典(企画総務部長は2017年3月まで)

バイオマス構想につきまして3点質問いただきましたので、順次お答え申し上げたいと存じます。1点目のソーラー発電に係る申請、認可、着工の状況についてでございます。北海道電力にお聞きした中では、ソーラー発電の市内におけます稼働件数は、現在のところ個人で62件、法人5件の合わせて67件となっておりまして、出力が400キロワットを超える法人の設備1件以外の66件につきましては、個人・法人とも出力が50キロワット未満と比較的小規模の太陽光発電設備と伺っております。また、現在申請中などの状況といたしましては、法人では申請中4件、着工中は1件、個人では申請中が11件、着工中は5件と伺っているところでございます。次に、2点目のバイオマス構想への取り組みについてでございます。バイオマスによる再生可能エネルギーにつきましては、本市には、議員もおっしゃっていたように、農業系や森林系のバイオマス資源が豊富な状況であるとのことから、これまで稲わらからバイオ燃料を製造する事業を検討した経過、あるいは関係する団体において間伐材を活用した発電の燃料としての事業展開について、検討が行われた経過がございますけれども、残念ながら、ともに経済性の確保などに課題があるということから事業化までには至っていないというのが現状でございます。しかし、本市の第五次総合計画におきましても、農林業活動で発生するバイオマス資源など豊富な再生可能エネルギー候補について、その効果ですとか、経済性などを総合的に勘案して、導入の可能性を検討するとしておりますので、引き続き関係団体等と連携し、研究に努めてまいりたいと考えているところでございます。最後に、3点目の送電線、変電施設の容量増に向けた働きかけについてでございます。平成24年7月からスタートしております再生可能エネルギー固定買取制度は、現在は太陽光、風力、洋上風力、地熱、水力、既設導水路活用中小水力、バイオマスを対象としておりまして、発電した電力の全部または一部を電力会社が買い取る場合は、契約を締結いたしまして、送電線につなぐ必要があります。ただ、住宅用など10キロワット未満の太陽光の場合は、一般的には送電線等の改修は不要となりますが、一方、大型の発電設備の場合につきましては、変電所までの送電線の設備工事ですとか、場合によりましては変電所の改修工事が必要になりまして、これらの工事費は全て発電者が負担する契約となっているようでございます。そこで、質問の送電線、変電施設の容量増に向けた働きかけにつきましては、ある程度具体の事業などが検討される段階での問題となってくるのではないかと現在考えておりますけれども、国ではこのような状況を踏まえまして、現在、経済産業省資源エネルギー庁におきまして、これは風力発電でございますけれども、風力発電の適地であるものの送電網が脆弱であるため、その導入拡大に課題を有する地域における送電網の整備及び技術的課題の実証事業というものが行われております。具体的に申しますと、道内の増毛町から天塩川以南に至る日本海側ルートを想定いたします「日本送電株式会社」、それと稚内・宗谷エリア、天塩川及び猿払・浜頓別エリアのルートを想定いたします「北海道北部風力送電株式会社」の2つの事業者が平成25年10月に補助事業者といたしまして、資源エネルギー庁が採択いたしておりまして、送電網の整備、あるいは技術的課題の実証事業の本格的な調査がスタートしているようでございます。一方、国におきましても、本年4月11日に新たなエネルギー基本計画というものが閣議決定されておりまして、再生可能エネルギーの導入加速については、「固定買取制度の適正な運用を基礎としつつ、低コスト化・高効率化のための技術開発、大型蓄電池の開発実証や送配電線網の整備などの取り組みを積極的に進めていく」と記載されております。北海道は、新エネルギーに対するポテンシャルが大きいと言われている中、電力系統の規模が小さいため、今、議員がご指摘になったような課題を有している状況と言われておりますけれども、今ほど申し上げましたような事業などの推移ですとか、国のエネルギー政策などの情報の把握に今後とも努めますとともに、北空知圏振興協議会の企画調整部会というものもございますので、管内におけますさまざまなエネルギーに関します課題などについて情報の共有を図ってまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる