深川市議会 平成26年第1回定例会 2014年3月5日
議事録に件名の記載なし
2014年3月5日、深川市議会の一般質問で、太田幸一議員が質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 太田幸一 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 太田幸一
それでは早速、通告によりまして一般質問に入っていきたいと思います。まず最初に、オール北海道で反対をしているTPP交渉の日米協議席上での関税引き下げ情報、このことが検討されているわけですけれども、深川市として断固反対の基本と並行して、施策を策定する時期ではないかということで、まずご質問をしたいと思います。残念ながら、国のTPP交渉は懸念した方向になりつつあり、時間の問題かとも思われるところに来ています。主要5品目の行く末もアメリカの高い壁に阻まれ、一方、輸出を主力とする企業の代表である経団連からは早期妥結を迫られ、最悪のシナリオになることも懸念されています。さて、TPP断固反対を掲げながらも、地方行政として、現状においての施策の構築は、国が定まらないので何も手がつけられない、このように受け身で一喜一憂するだけではなく、地産地消を基本に、例えば、てこ入れをしている深川牛はもとより、肥育出荷をしている三元豚の安全性、栄養価(健康志向)、高級感と、深川の葡萄酒・スパークリングワイン、これらの地酒、日本酒、また地元の安全でおいしい米や野菜を組み合わせて、安定的供給を追求する向こうに、地域性豊かな施策をつくることを研究・検討することが、高齢化が進む四国の一自治体の動きを引き合いに出すまでもなく、起業化はこんなところにあるのではないかと思います。1点伺います。既に畜産農家は、輸入牛と競合するため価格が下がる、TPPは関税撤廃が原則、引き下げでは済まないとの懸念を示しているわけですけれども、安全性と地域を守る立場から、地域性豊かな施策の構築を自治体挙げて今から取り組むべきではないかと考えるところであります。地の利を生かした観光客のリピーターが、札幌圏はもとより、本市や外国から北海道ツアーとして、千歳から札幌、旭山動物園、層雲峡から道東方面、こういった客の流れ、冬でも、千歳から深川を通って紋別なり網走なり知床なり、オホーツク観光というふうなこと、深川はこういうところの拠点にあるわけですから、食事は深川でというようなことは決して夢ではないのではないでしょうか。1点伺います。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
ただいまのTPP交渉に関連したお尋ねに対してお答え申し上げます。TPP交渉につきましては、ご承知のように、日本はこの交渉に昨年7月に正式に参加いたしておりますが、TPP交渉についてはそれ以前からも、また日本が正式に参加した以降も、各国の閣僚などによる交渉が数度となく行われてきておりまして、直近では先月の22日から25日までの間、シンガポールで閣僚会合が開催されたところでございますが、報じられておりますように、ここでも合意に至らず、今後の交渉の行方はなかなか予断を許さない状況になっているということかと思います。TPP交渉につきましては、深川市はこれまでも、米、牛肉など重要5品目、5項目を関税撤廃の対象から除外する、そうでなければ絶対にだめだといった意思を、北海道市長会、さらには空知総合開発期成会を通じるなどしまして、国や当局に対して要請を行ってきているところでございます。農業を基幹産業とする深川市におきましては、米などの重要品目が仮に関税撤廃、すぐでなくてもされるということになりました場合は、何度も同じように申し上げておりますが、農業そのものばかりでなく地域経済そのものが、本当に極めて大きな、取り返しのつかない影響をこうむってしまう、そういうことを強く懸念いたしております。でありますので、当然のこと、この段階においても、関税の撤廃約束などは絶対に認められないと、そういう立場でございます。なおまた、議員も言われましたが、今回の閣僚会合の交渉の中で、一部ですけれども、牛肉や豚肉などの肉について、関税を一定程度引き下げる案を政府が持っている、あるいはそれを提示するというような報道があったのは事実かと思います。これについては、その内容がきちんと明らかにされておりませんので、何も具体的なことは言えませんけれども、とにかく我々としましては、深川市としましては、今後とも日本政府に、昨年4月の国会決議に沿って交渉を進めてもらいたい、そして重要品目を是が非でも守り抜くために、慎重かつ万全な対応をとっていただきたいと、そのように考えているところでございます。こうした中、いずれにしましても、本市は農業都市でありますので、基幹である農業の振興を図る、このことはTPP等の国際交渉の進展がどういうことになろうとも、また国内の産地間競争の行方がどのように激しくなろうとも、とにかくいずれにしても、そういった現状においても、また将来においても農業振興を図る。特に農業経営の安定対策あるいは生産を振興するための対策の推進、それとあわせて地域の特性や優位性を生かしたさまざまな振興の取り組み、このことを進めることが極めて重要な課題であると考えておりまして、このため、これまでも深川市としては、JAきたそらちなどと協力しまして、本当にさまざまな取り組みを行ってきております。市民の皆様に、米を中心とした農作物あるいは深川牛などの地元産品の安全・安心な農産物を大いに利用していただくような地産地消の取り組みを取り進めてきておりますし、また、そうした農産物を活用した付加価値の向上、さらに言えば、はやりの6次産業化あるいは特産品の開発・販売など、こうした取り組みに手をつけて進めてきているところでございまして、今後ともより一層そうした方向をさらに進めていきたいと考えているところでございまして、関係農業団体などと連携しまして、もちろん農業経営の安定あるいは生産そのものをしっかり強くしていくための、例えば基盤整備でありますとかさまざまな施策の推進とあわせて、とにかく地元農産品の高付加価値化を進め、トータルで地域の経済が潤うような取り組みについて、この先も一生懸命といいましょうか、より一層力強く推進していきたい。そのためにさまざまな工夫もさらに今後していきたいと、そのように考えております。