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深川市議会 平成24年第2回定例会 2012年6月19日

放射線副読本

2012年6月19日、深川市議会の一般質問で、和田秀隆議員が「放射線副読本」について質問し、教育部長 平山泰樹が答弁しました。

質問者
和田秀隆 議員
答弁者
教育部長 平山泰樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 和田秀隆

次の質問に移ります。3番目の質問は、放射線副読本についてです。文部科学省から昨年11月に配布され、今年度から小中高校で使用されることになっている放射線副読本ですが、道議会でも作成の委託先など、公正中立な立場でつくられたものではなく、内容にも問題があるとして、道の学校教育局長も、児童生徒一人一人に配付せずに、学校保管用として活用するか、児童生徒に配付するかは、市町村教育委員会と学校が協議して判断すべきと述べています。私も拝見しましたが、こういった科学考証は、きちんとプラス面とマイナス面を示すものですが、20ページ前後の中で、危険性を説明しているのは、ほんの二、三行です。新たな安全神話の発信元となるのは明白で、内容にはリスクとベネフィットの説明など、福島原発事故を受けてつくられたものなのに、今現在も苦しんでいる被災した方々にこたえた形になっていないものまであります。ここに本物がありますので、何点かご紹介しようと思いますが、中には、標記にありますけれども、原発事故が起こった後しばらくたつと、それまでの対策をとり続けなくてもよくなること、これは教員用ですから、そういうことを理解させるように授業をしなさいと、学習させなさいということになっています。明らかな間違いです。これが本当であれば、だれも避難はしませんし、除染作業も要らないわけです。やはり先ほど言いましたとおり、リスクとベネフィットの面ですが、原発は、そのリスクよりも、便益のほうが大きいと教えなさいと書かれています。これはとんでもない話で、今、福島原発以降、これだけの被害があって、それでその被害より、今使っている医療など、そっちの便益のほうが高いということをうたっているわけです。こういった内容のものを学校教育で使用することをよしとするのか、またそうではなく、児童生徒への配付はせずに学校保管用とするのか、二者択一で明確にお答えください。

答弁 教育部長 平山泰樹(教育部長は2015年3月まで)

放射線副読本についてお答えいたします。この副読本は、文部科学省が全国の小中学生、高校生を対象に作成いたしまして、昨年11月と本年3月に各学校並びに公民館等の教育関係施設に配付されたものであります。この副読本の冒頭には、東北地方太平洋沖地震によって福島原子力発電所で事故が起こり、放射性物質が大気や海中に放出されたことから、放射線への関心を高く持ったり、人体への影響について、不安を抱いたりする子供たちが多くいると考え、放射線について解説、説明した副読本を作成したと述べられております。質問の内容の認識、是非についてでございますけれども、市教育委員会といたしましては、この副読本は、放射線の基礎知識や放射線による人体への影響、放射線のはかり方、放射線からの身の守り方などについて、わかりやすく解説、説明しているという認識を持っております。児童生徒が放射線について学習する教材の一つとして有用なものと判断しているところであります。

再質問 8番 和田秀隆

再質問いたします。この内容で有用という答弁でしたけれども、例えば100ミリシーベルトを1,000人が受けたとしたら、およそ5人ががんで死亡すると推定されている。日本では、約30%の人ががんで死亡していますから、全体で305人という計算になる。受け取りようによっては、放射線によって人が死んでも、5人ぐらいならいいではないかと。明らかな人命軽視ではないですか。これを深川市の教育委員会は有用とみなすわけですか、もう一度お答えください。

答弁 教育部長 平山泰樹(教育部長は2015年3月まで)

再質問にお答えします。副読本につきましては、先ほど申し上げましたけれども、原子力発電所の事故を受けまして、その事故で避難を余儀なくされた児童や生徒が、他の地域において不当な差別というのでしょうか、そういったことを受けたことが新聞報道になされました。児童生徒が正しい知識を持って、みずから考え、冷静に判断できるようにするために作成されたということが背景にあると思っております。小学校の授業などでは、放射線を扱わないこともございまして、教材も少なく、わかりやすく説明できる教材が必要となっていると聞いております。こうした理由から、補助教材として作成されたものとして認識しています。学校での学習は、あくまでも学習指導要領に基づいて指導することになりますけれども、正確な知識を得て、生命や安全についての理解を深めるために、教科書以外の補助的な教材や資料、新聞記事などを活用することで公教育としての責務を踏まえて、学校における十分な配慮の上、適切に利用することが必要と考えております。先ほど申し上げた有用というのは、この指導要領に基づき、適切に学習を行っているという認識でございます。内容についての質問ということでしたけれども、先ほど申し上げたこうした分野における教材が非常に少ないということもございまして、中の科学的な知見にかかわる部分についての記述などを見る限りでは、副教材としての役割は一定程度果たしていると思っております。個別には注意して扱うことを要する部分もあるのではないかというご意見もあるかもしれませんけれども、そのことについては、教職員の研究等により十分補完ができ、教える過程の中で、注意深く取り扱うことで対応できると認識しております。

再々質問 8番 和田秀隆

再々質問いたします。先ほども申しましたように、中身は適切でないというのは明らかであるし、作成の委託先も適切ではないと道の教育委員会は申しています。私たちが子供や市民に正しい知識を伝えていかなければいけない中で、こんなに偏ったものを出すことを認めているわけです。私は先ほども申しましたけれども、これは明らかに間違った流れです。ぜひとも、道の教育局長もそうすべきと言っているのですから、生徒配付しないで、学校保管用として活用していただきたいと思います。どうですか。

答弁 教育部長 平山泰樹(教育部長は2015年3月まで)

再々質問にお答えいたします。副読本というのをどのように扱うかということについては、やはりこれを金科玉条のごとく扱うというのは確かに問題でありますし、実際はそうはなっていないと認識しております。例えば、英語の副読本がありますけれども、それが英語習得のすべてを示しているかどうかということになりますと、それもやはり一種の誤解であろうと思いますし、いずれにしても、全体的には、放射線の性質や原理などを優しく解説するという所期の目的からは、大きく外れていないのではないかという認識を持っております。

再々質問 8番 和田秀隆

全く児童生徒に対する観点が違うと思います。

出典:深川市議会 平成24年第2回定例会 2012年6月19日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる