深川市議会 平成24年第1回定例会 2012年3月8日
自転車走行環境の整備
2012年3月8日、深川市議会の一般質問で、北畑透議員が「自転車走行環境の整備」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 北畑透 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 14番 北畑透
最後に、自転車走行環境の整備について伺います。警察庁の発表によれば、一昨年の自転車関連事故は15万件を超え、交通事故全体の2割に及んでおります。また最近、自転車の危険走行も問題になっております。携帯電話を使いながらとか、音楽を聞きながら、そしてブレーキのない自転車、無灯火、2人乗り、さまざま危険な状態で走行している自転車も少なくありません。気楽に利用できる自転車は、市民や特に若者、そして高齢化の進んだ本市においても、身近な乗り物の一つでもあります。しかしながら、危険走行は絶対にやめてほしいものであります。また、最近はピストと呼ばれるブレーキなしの競技用自転車が若者の間で人気を呼んでいると言われております。それにあわせて、ブレーキがついていない自転車で公道を走り摘発されるケースもふえていると拝聞いたします。警察庁は昨年10月に、自転車の車道走行徹底を柱とする自転車交通総合対策を発表しました。自転車が車道を安全に走行できるように自転車専用レーンなどの設置を検討するとなっております。また、歩道でのスピード走行や無灯火などのルール違反に対しては指導・取り締まりを積極的に行い、自転車利用者の意識改革に取り組み、指導を無視するなどの悪質な行為には交通切符を切って摘発を強化するとしております。この東北の大震災以降、通勤に自転車を利用する人もふえてきており、環境に配慮した生活スタイルとして自転車利用者もふえてきております。安全に十分配慮した自転車利用のため、以下伺います。1点目に、自転車事故の約7割は交差点で発生しているという統計もございます。その原因は、自転車が歩道を走ることにより、自動車ドライバーの認知ミス、確認ミスにより起こっており、交差点に自転車専用レーンであるとか2段階の停止線をつくることが提案されておりますが、どのようなお考えを持っているのか。2点目に、車道における自転車の走行空間確保のためには、歩道にあるすべての道路の車道左端に自転車専用レーンを設置してはということでございますけれども、考えをお聞かせください。3点目に、自転車対策というのは、まちづくりを踏まえた総合的な観点が必要と思います。単なる一交通政策の問題ではなく、まちづくりから教育、災害救済など、あらゆる政策手段を動員した政策体系が必要と思います。自転車政策を持続可能なまちづくりを踏まえた総合的な政策へと転換すべく、安全で快適な自転車利用環境を構築するための計画を策定してはと思いますが、考えをお聞かせください。最後、4点目に、自転車は車両であるということの徹底や、ルールを守らなかった場合の罰則や交通事故のリスク、損害賠償責任保険等の加入の必要性など、交通安全教育がより一層必要と思いますが、その取り組みについても伺います。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
ただいま自転車走行環境の整備について4点質問をいただきましたが、関連があると思いますので、一括したお答えになるかもしれませんが、答弁を述べたいと思います。議員からご指摘がちょうどありましたように、自転車は申し上げるまでもなく、多様な利用者の方々がそれぞれ多様な目的で利用する、最も身近な交通手段と言われております。昨年、東日本大震災のときに大変な交通の混乱が生じたことなどを機に、最近では全国的に通勤手段として自転車を用いることがふえてきているわけでございます。こうした増加傾向に伴いまして、これまた議員も言われましたように、全国的に自転車関連の交通事故でありますとか、あるいは自転車利用者のルールあるいはマナー違反の事例が大変増加している現状がありまして、そうしたことに対する批判の声についての報道の件数も目立つようになってきていると考えております。そうした傾向の背景にあるものの一つとして、やはり自転車の走行環境の整備が、我が国の場合必ずしも十分とは言えない。そういう現状があるのではないかという考え方も確かにあろうかと思います。こうした現状を踏まえまして、今ほど議員のご指摘、質問の中でありましたが、昨年の10月、警察庁は、良好な自転車交通秩序の実現のための総合対策の推進という文書を、これは警察庁の交通局長の名前で出された通達でございますが、この文書を発出しまして、自転車専用の走行空間の整備でありますとか、自転車と歩行者との分離といった自転車の通行環境の確立ということ。それから、自転車利用者に対するルールの周知と安全教育の推進、それにもう一つ、自転車に対する指導取り締まりの強化と、こういう3点を大きなテーマとして掲げまして、この三つの推進すべき対策について、現在それぞれそれに対応した方策の検討を進めていると承知いたしているところでございます。そこで、本市の状況でございますが、ご承知のように深川市には、自転車専用の走行空間、いわゆる自転車専用レーンといったものはございません。しかし、道路標識によって自転車の通行が可能とされている歩道、これが国道では約14キロメートル、道道では約17キロメートル、そして市道につきましては約11キロメートルございます。そういうことで、今言った歩道を通れる道路以外の場所は当然ながら、これは自転車は車道を通行するというのが原則となってくるわけでございます。提言といいましょうか、お話がありましたが、その交差点の整備、あるいは自転車専用レーンの設置といった自転車の走行環境の整備は、やはりそれぞれの地域における自転車の数とか、歩行者の数でありますとか、そういった通行量、また関連する道路の交通状況のほかに、地形でありますとか1年を通じた気象条件などなどによっても、やはりその整備の手法は異なってくると考えられますので、本市にありましても、やはりそういう適切な整備手法について、今後十分研究していく必要があるだろうと今の時点では考えているところでございます。そういうことで、本市に合った自転車に関する総合対策のあり方について、これは繰り返しになりますが、いずれにしても地元の警察署の皆様方や国道・道道などの各道路管理者、そしてまた地元の交通安全にかかわる交通安全協会でありますとか、さまざまな団体などの皆さんと連携いたしまして、市民の交通の安全確保という観点に立ちまして、いろいろ申し上げた自転車の走行環境の整備のあり方といったことも含めまして、総合的に十分検討を進めていくことが必要と考えているところでございます。なお最後、特にご指摘のあった市民に対する交通安全教育の取り組みにつきましては、自転車を利用することが多い子供さんでありますとか、高齢者の方々の事故防止の観点から、やはり自転車の安全走行に関する、利用する人の意識改革が極めて重要でありますので、この点でも引き続き、警察署の担当官やまた交通安全協会など関係団体とよく連携協力しまして、自転車利用者の交通法規の遵守とマナー向上に向けた交通安全教室などの開催、あるいは街頭啓発指導の実施といったことなどに努めてまいりたいと考えているところでございます。
質問 14番 北畑透
いよいよ来月、4月から自転車の本格的な利用というのが頻繁になります。ぜひ早急なる適切なる対応をお願いして、一般質問を終わります。