深川市議会 平成24年第1回定例会 2012年3月8日
下水汚泥の利活用
2012年3月8日、深川市議会の一般質問で、東出治通議員が「下水汚泥の利活用」について質問し、建設水道部長 松浦龍行が答弁しました。
- 質問者
- 東出治通 議員
- 答弁者
- 建設水道部長 松浦龍行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 東出治通
それでは、次の質問に移らせていただきます。衛生行政、下水汚泥の利活用についてお伺いいたします。下水汚泥について、これまでは全量民間業者に委託し、焼却、埋め立て処分されてきました。平成20年ごろから原油高騰の影響により、処理単価が値上げとなり、その処理に苦慮していた時期、地元農業者から肥料として有効利用したいとの申し出があったとお伺いしております。その後、必要な国の肥料登録の取得、農業者のほうは肥料利用組合を設立、堆肥の切り返しのための機械導入などを図り、利活用に向けた体制を整えてまいりました。所管は、一昨年の予算審査特別委員会の答弁の中で、同僚議員の質疑に対し、「今後の取り組みについて、資源の有効利用と維持管理費の軽減を図るために、汚泥全量を利用できる取り組みが必要と考え、道内先進地の処理工程や施設規模などを視察する中で、汚泥全量を活用するに当たり、副資材であるわらやもみ殻などを混合できるような堆肥化施設の建設が必要となります。今後、肥料利用組合と十分協議をしながら、国の補助メニューを活用して堆肥化施設の検討を行い、汚泥の有効活用と汚泥処理費の削減に努める」と答えられております。端的に伺います。質問の1点目、一昨年の予算委員会での答弁とその後の取り組みの経過について。2点目、その経過について、答弁にあるように肥料利用組合の方と十分協議、説明してきたのか。その説明責任と市の対応について。3点目、今後の下水汚泥処理に対する所管の考え方、以上3点についてお伺いいたします。
答弁 建設水道部長 松浦龍行(建設水道部長は2013年3月まで)
下水汚泥の利活用について、3点の質問について関連いたしますので一括してお答え申し上げます。初めに、一昨年の予算審査特別委員会で、汚泥の有効活用についてということで、当時、長野委員の質疑に答弁申し上げておりますように、下水汚泥については、市内の農業者の方より肥料として農地に有効利用したいとの申し出があった以降、肥料登録等の事務手続を行い、汚泥肥料利用組合も設立していただき、平成21年度から、夏場のみではありますが、農地還元として汚泥の有効利用と処理費用の削減に努めております。また、今後につきましては、汚泥全量を利用するため、堆肥化施設の建設が必要と考えまして、利用組合とも協議しながら、コンポスト化施設の建設を計画していくとお答えしているところでございます。その後、施設建設を進めるため、利用組合の方も同行して先進地の視察をしたりして、維持管理方法の検討や建設場所の選定など準備を進め、コンポスト化施設を建設する予定で、今年度は建設予定地の調査をしてまいりました。しかし、昨年の秋に、石狩市にあります有機性廃棄物の再生利用を推進することを目的に下水汚泥や食品残渣などを処理し有機堆肥などを生産している民間事業者が、下水汚泥の処理事業を拡大化するため下水汚泥を求めていることがわかり、事業内容などの聞き取りを行ったところ、現在の処理手数料の半分程度であることから、運搬費用を含めた全体コストと、市で新たに施設を建設する場合の建設費、車両等の機械購入費及び建設後の維持管理費に要する経費などと比較検討を行った結果、民間が実施するコンポスト施設へ搬入することが有利であると判断したため、急遽コンポスト化事業計画を取りやめることとしたものでございます。このことによりまして、コンポスト化施設の建設に向けていろいろと協議していました利用組合の方には、突然であり、大変迷惑をかける結果となりましたが、事業計画の取りやめについてこれまでの経過などをご説明し、ご理解いただきながら、また引き続き夏場については、肥料として農地還元による有効利用についてご協力いただける旨のお話をいただいたところでございます。また、今後の下水汚泥処理の考え方についてでありますが、夏場については農地還元として利用組合に受け入れていただき、それ以外については民間のコンポスト化施設へ搬入しますが、天候により運搬困難など、状況によっては、一部分について現状の民間業者に焼却、埋め立て処分を委託していく考えであります。
質問 12番 東出治通
2点目、肥料利用組合の方と十分協議あるいはその説明がされてきたのか、その説明責任についてでございますけれども、結果だけが知らされたと。本当に一番最初は、処理経費が安くて済む、渡りに船だと、そんな姿の中で、農業者サイドには利用組合等々も設立させ、あるいはそんなに大きい金額ではないかもしれませんけれども、設備投資をさせ、そして期待もさせ。しかし、昨年10月になってもっと安く処分してくれるというような業者があらわれたので、そっちに決めましたという報告。そういう経過の流れ、説明の仕方。私は、行政としては極めてお粗末、行政としての責任、それまでの経過を見たときに、本当にそういう言葉だけでいいのかと思いますけれども、いま一度、そこら辺のところ、本当にどういうふうに思われているのか。さらには、利用組合の皆さん方に対してこの後どういう対応をされるのか、改めてお聞きさせていただきたいと思います。
答弁 建設水道部長 松浦龍行(建設水道部長は2013年3月まで)
下水道汚泥が比較的安価な手数料で搬入可能という民間コンポスト化施設がわかったのが昨年でございまして、所管として、市で建設するコンポスト化施設が大変コスト的に不利ということが判明したことによりまして、これについては、利用者には事前に説明せずに結論を出したところでございます。利用組合の方に対しましては、所管としては取りやめ等について経過を丁寧に説明させていただいたつもりでございますけれども、結果的に期待を裏切ったことになり、大変申しわけなく思っております。しかし、今後につきましては、利用者が求める必要な量については、可能な範囲でございますけれども、下水汚泥を提供していきたいと思っておりますし、また今後、さらに搬入量を増加希望という話も聞いておりますことから、ある程度ご理解いただいているものと思っているところでございます。