深川市議会 平成24年第1回定例会 2012年3月7日
官製談合裁判
2012年3月7日、深川市議会の一般質問で、松沢一昭議員が「官製談合裁判」について質問し、副市長 寺下良一が答弁しました。
- 質問者
- 松沢一昭 議員
- 答弁者
- 副市長 寺下良一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 松沢一昭
次に、通告の3番目、官製談合裁判についてお尋ねします。きのうからニュースなどで報道されているようですけれども、公式な場所や議会での一切の報告がないということで、当初通告どおりに質問いたします。この住民訴訟の経過については、昨年4月27日に第1審判決が旭川地方裁判所で出されたことは記憶に新しいところであります。その後、5月9日に控訴にかかわる補正予算の提案があり、これが賛成多数で可決され、札幌高等裁判所に控訴したという経過になりました。この2審判決が2月24日にありました。その内容は、この間の金利計算の起算日を約1年後の支払い日にするという点が違うだけで、1審判決を全面支持する内容になっています。しかしながら、山下市長はここへきて、さらに最高裁判所への上告を検討しているという話が流れました。2審判決を読んでみましたが、まさに全面的に完璧に1審判決を支持している内容になっています。以下具体的にお尋ねします。1点目に、上告を断念したようですけども、今後どのような対応をしようとしているのか、わかりやすく山下市長の口から説明していただきたい。2点目に、2010年12月10日に旭川地裁において証人尋問が行われ、出席した河野前市長を含めた全員が談合の事実を否定し切れなかった。このような事実関係を見るならば、2審という控訴は全く必要がない、考えられないことであります。そして本来ならば、官製談合究明そのものの立場に立って山下市長が対応していれば、この間に費やした400万円近い血税というのは、全く使わなくてもよかったものであります。このことをどのように反省しているのかが今問われています。このことをお答えいただきたいと思います。3点目に、議会や市民に対して説明していただきたい。私は謝罪が必要なことだと思いますがいかがですか。
答弁 副市長 寺下良一(副市長は2012年3月まで)
官製談合裁判についてお答えいたします。今、その経過等も含めて質問に入られたわけでございます。私は、その先から経過を加えさせていただき、さらに答弁の中では今後の対応等を含めての質問ですが、順序が前後する場合もありますのでご了承いただきたいと思います。本年2月24日の札幌高等裁判所の判決は、これまでの深川市の主張が十分には認められない判決となったところでございます。その後、訴訟代理人の意見をよく聞いた上で、それらをもとにして庁議を開催し、慎重に協議・検討を重ねた結果、市として控訴審判決の内容を受け入れて上告を断念することを意思統一したところでございます。その主な理由としては、本市の主張でございます談合の事実や損害発生などについての1審、2審の判決の中で示されているそれらの事実認定を、本市の主張どおりに認めてもらうことは難しいと判断したからでございます。今後は、判決を受け入れることとしたわけでございますので、その判決に沿い、判決確定後、しかるべく損害賠償の請求等を、代理人、いわゆる弁護士を通して進めていくこととしてございます。それから、議会への説明あるいは市民に対しての謝罪という言葉を含めての質問がございましたが、私ども深川市としては、主張が認められなかった判決内容は残念なことであり、納得しかねるものがあるだけに、現在、反省あるいは謝罪を求められても、申し上げる反省の言葉あるいは謝罪の言葉というのは持ち合わせていない状況であります。しかし、申し上げましたように、司法判断を真摯に受けとめ、粛々と必要な次の手続を進めていくことがこれからの対応であるという認識でございます。
質問 16番 松沢一昭
1回目の質問の最後に1点言うのを落としてしまいましたので、追加させてください。市監査委員についての質問は割愛いたしますので、ご了承ください。それで、上告をしないということ、それから前市長の河野さんやその他の業者の人たちに対する請求を速やかにかけていくということ。ある意味では、これはセットになって当然なことだと私は思っています。それで、あなた方の言い分が通らなかったというのはまさにそのとおりで、私は手元に判決文がありますけれども、恐らく市長は、もちろん全文読まれたと思うのですが、まさにばっさりと、代理弁護士の申し立てを切っているわけです。それについて、非常にわかりやすく地元紙が書いておりますので、もう少し時間があるので少し触れたいと思うのですが、この地元紙は、コラム欄でこのように書いてあります。「一切の主張が認められなかった。完敗である。前市長と市内の3事業所に総額2,638万円を、山下貴史市長は損害賠償請求せよと命じた1審旭川地裁判決を追認した上で、加えた文言はより明快簡潔で、持って回った言い回しはなく、市側の主張は白刃でばさっと袈裟懸けに切り捨てた感さえある。」あと少し中略します。「談合を必要悪とみなす価値観の転換を強いる厳しい判決でもあった。市場原理が働かない中で、仕事を順々に回すことで、力の弱い事業所でも生き残り、雇用が確保される効があったであろう反面、市場原理を排除したことで事業所が失ったものも少なくはあるまい。談合によって損害があったか知らない、だが忘れてはならないことがある。談合とは血税である公金が適法によらず執行されることを。その罪は重い。刑事事件の公判で、国の補助金も絡んでいることを確認した上で、裁判長がみずからの顔に人差し指を突きつけ、あなたは私の税金もむだに使ったことになると被告を諭したシーンが思い浮かぶ。やはりそれはいけない。」こういう文章があるわけですが、これが判決文の全文で、非常に厳しい判決文の内容になっております。それで、しかも、議会の承認を得たとは言いながら、400万円近い血税をさらに使ってこのことを遅延してきた、この結果がこうなったということについては、山下市長はやはりこの場所で、釈明なり報告なりをきちんとするべきだと思います。私は議会もある意味では迷惑をこうむったと思っています。私たちはこの議案には反対しましたけれども、そういう個々の判断は別として、議会に対してあなた方は提案をし、やってきたわけですから、一言あるべきではないですか。副市長の答弁は答弁でいいですけれども、山下市長みずから答えるべきです。
答弁 副市長 寺下良一(副市長は2012年3月まで)
札幌……(発言する者あり)
答弁 副市長 寺下良一(副市長は2012年3月まで)
札幌高裁に控訴するに当たりましては、その考え方を説明させていただいて、この議場において議決を経て控訴しているわけでございます。当然にして、血税とおっしゃられました幾ばくかの経費、そしてそれにかかわるいろいろな作業もございました。これはその時点から想定されていたことであります。正当な手続をとって、そして承服しがたい部分について確認を得るために控訴したわけでございます。たまたまその結果が、控訴した側としては満足のいく形ではありませんでしたけれども、新たな事実あるいは新たな証拠、1審で出た判決を覆すだけのものはなかった。そして、現在に至って、さらに上告をと考えたときに、そういった難しさ、この状況を考えますと断念せざるを得ないということになったわけでございまして、その時々に真剣に一生懸命考えまして、そして必要なときにはそれぞれ専門家の意見、助言も求めながら、さらに最後、議会の議決を経て控訴した結果のことであります。
再々質問 16番 松沢一昭
時間がありませんので、手短に再々質問しますけれども、あくまでも代理答弁で済ませるのですか。私は、山下市長が答弁する場面だと思います。そのほうがずっと市長の立場もいいと思うのですけれどもどうですか。
答弁 副市長 寺下良一(副市長は2012年3月まで)
いえ、代理答弁ということではございません。私も市長の意を呈して申し上げているわけでございますので、市長の言葉と、答弁ととらえていただいて結構かと思います。もしご本人も、足りないところ、あるいは違っているところ等、そごがあれば指摘する発言があろうかと思いますが、今ほど申し上げましたように、市長の意を呈して申し上げているということであります。