遠軽町議会 令和7年第3回定例会 2025年6月18日
4期16年の総括と5期目の出馬について
2025年6月18日、遠軽町議会の一般質問で、秋元直樹議員が「4期16年の総括と5期目の出馬について」質問し、町長 佐々木修一、財政課長 今井昌幸が答弁しました。
- 質問者
- 秋元直樹 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木修一、財政課長 今井昌幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 2番 秋元直樹
通告書に従いまして、私からは、4期16年の総括と5期目の出馬について質問いたします。佐々木町長におかれては、合併後の4期16年の間、まちづくりの先頭に立ち、町政運営に当たられてきました。4期16年の任期の中では、合併後の厳しい財政状況の中、さまざまな懸案事項と向き合い、町政を前に進められてきたところです。本年10月には、平成17年の市町村合併から早20年を迎えます。合併20周年を迎える節目の年に、4期16年の任期を終える佐々木町長に、以下の2点について質問いたします。一つ目として、町長として4期16年を振り返って、実績や成果についてどのように総括をしていますか。2点目として、4月21日の後援会にて、町長が5期目出馬の意思を固めたとの記事が北海道新聞に掲載されました。5期目のチャレンジに向けて、どのようなまちづくりの展望を持たれていますか。以上です。
答弁 町長 佐々木修一
秋元議員の4期16年の総括と、5期目の出馬についての御質問にお答えいたします。1点目の4期16年を振り返って、実績や成果についてどのように総括をしているかとの御質問でありますが、実績・成果となったかどうかは前回もそうだったと思いますけれども、町民の皆様などが御判断されることであると考えておりますが、どういった考えの下で私が町政運営に当たってきたかを申し述べさせていただきたいと思います。遠軽町は今年で合併20年を迎えます。苦しい財政状況の中、町村合併を選択せざるを得なかった新遠軽町を脆弱な財政基盤の中、新たな町の基盤となる事業推進に取り組んできた16年間でありました。事業を進めるためには、何をおいてもしっかりとした財政基盤の構築が最重要と捉え、合併自治体の実態を踏まえた地方交付税算定替え延長などを発案し、私が会長を務める北海道合併市町連携会議の要望活動などによって法律の改正に至りました。これによる大きな財源確保が数々の事業推進のベースとなって、推進をすることができたということでございます。次に、2点目の5期目のチャレンジに向けて、どのようなまちづくりの展望を持たれているのかとの御質問でありますが、遠軽町は1次産業で日本に貢献するオホーツク管内の半分を占める遠軽・紋別地方の中心地としての役割があると考えております。その役割とは、大きく医療と教育であると考えます。中心地遠軽の医療とは遠軽厚生病院、教育とは遠軽高校であります。そして、この二つを支えているのが陸上自衛隊遠軽駐屯地であります。もちろん、自衛隊の最重要任務は日本の守りでありますが、これらを核として遠紋地方の中心地としての遠軽町をつくることが、自分に与えられた最重要な使命であると考えているところであります。以上でございます。
再質問 2番 秋元直樹
それでは、まず1点目の質問について、再質問をさせていただきます。どちらかといえば、佐々木町長の4期の成果や実績といいますと、1期目に果たされたごみ処理場の建設や、または3期目に果たされた道の駅の建設、町民センターの建設などハード部分を評価する声が私含めて多いのではないかと考えていたところですけれども、町長の答弁にありました合併特例債の算定替えの期間延長、ここについて国に働きかけ、実現に至ったことについて、確かにそれが比類なき一番の実績ではないかと私も評価をするところです。そもそも、この合併特例債の期間延長がなければ、後半時期に建てられた道の駅やメトロプラザなどの大規模施設に多額の一般財源の投入をなされていたわけですから、そのような部分で見ても今の安定した財政基盤の根幹には、合併特例債の期間延長の影響は大きいものと私も考えているところです。特に4期目については、安定した財政状況を根拠に、長きにわたり懸案事項でありました新庁舎の建設にも着手した任期にもなりました。また、4期目については、コロナから脱却し、物価高などにより、社会全体も大きく変化をした任期でもありました。そこで質問をさせていただきますが、そのような変化する環境の中で、4期目においては、行政としてさまざま政策を検討されたことと思いますけれども、その政策の取捨選択に当たり、今期の任期において、実現がかなわなかった政策や事業などはおありでしょうか。また、その政策について、5期目に当選を果たされた場合、実現を図りたい個別の政策等々はございますか。
答弁 町長 佐々木修一
議員、合併特例債の延長ではなくて、それも大きいのですけれども、合併交付税の算定替えがやはり大きい。合併特例債は、最初に私が北海道をまとめてやろうとは言ったのですけれども、それは僕が最初に発案したわけではないので、そこをちょっと訂正お願いします。道の駅とかメトロプラザとか、そういうハードなものもありますけれども、意外と知られていないのが、私としてはえんため~るです。これは、遠軽は非常に瀬戸瀬ダムによって、大雨が降るとそこを開放されると大変なことになります。水が止まってしまうという、水道が。これもアイデアを出させてもらって、巨大な水槽を、多分北海道でもそうないのではないでしょうか、うちの規模ぐらいで、それを造らせてもらったし、また、厚生病院のことに関しては、ハードだけではなくて、コロナ対策については、これは私ども、遠軽厚生病院、北見日赤、それから遠軽町、北見市等で、職員も非常に頑張って、すばらしい連携をとって、オホーツクのコロナ対策をしっかりとやれたのではないかなということもあります。そのほかハード以外ですと、新規就農。これも今、恐らく相当全道でも一番、農業人口比でいったら相当遠軽に新規就農が入っているということもありますし、もちろん、厚生病院の産婦人科を中心とするもの、それから遠軽高校の生徒数も今、何とか5クラス維持に向けて120人を超えるかそれぐらいの下宿、町外からも来ているという、こういうようなハード以外の事業を行ってまいりました。これにはやっぱり相当時間もかかるものはありましたし、なかなか政策というのは今やってすぐ出るものでもないし、何と言っても先ほど御答弁申し上げましたとおり、財源、これが重要でありますので、そういったことを基盤にやってまいりました。もう、うちの職員なんかもそうですけれども、合併したときにまだ生まれていない職員が今入ってくるようになって、うちの町民も多くそうなってきますけれども、やっぱり合併前の、本当にどれだけ厳しかったかということを、もう忘れてしまっている面が多々ありますので、そういったものをやっぱり念頭に置きながら、やってきた16年間かなというふうには思っております。その間、公約ではないのですけれども、残念だったなと思うのは、JR石北線、特急の4本が2本になってしまったということは、本当に私としても残念で仕方がないところであります。ただ、このJRを巡る問題というのは、まだ終わったわけではないわけでありまして、これからもしっかりと頑張って取り組んでいかなければならないことかなと思いますが、その前段で、この件については厚生病院も遠軽高校もそうなのですけれども、広域行政の話なのです。単独の市町村の話ではなくて、ここはやはり北海道、日本、国としてもちゃんとやってもらわなければいけないなというふうにも思っておりますので、これは遠軽町だけでどうのこうのではないですけれども、議員の皆さんも町民もみんな含めて、オール北海道とかそういう形でやらなければいけないということを、ベースのところをしっかり抑えながらやってもらわないと、町で頑張ってと言われても、本来が我々の仕事の範疇かといったら、甚だ疑問なところもありますから、そういったことも含めて、この後も継続される問題の解決はあるのだろうというふうに思っております。以上です。
再質問 2番 秋元直樹
新規就農、防災の面、4期のうちにもさまざま政策を果たされていて、まだ継続可能な政策もたくさんある、事案の問題を含めてという御答弁でしたけれども、ぜひ4期目で果たせなかった政策や5期目で希望が持てる政策については、今後も当選を果たされた際には取り組んでいただきたいと考えております。続いて、遠軽町の財政の今後の見通しについて、一つ目の4期の総括の部分と関連して質問をさせていただきます。遠軽町の財政状況については、現状では私は非常に安定しているのではないかと考えているところです。これは、財政の指標として用いられる公債費比率や将来負担比率の数字を見ても、令和5年度決算ベースになりますが、現在の遠軽町は平均値を下回っていることが明らかであります。また、この先新庁舎の償還が始まりますけれども、そのタイミングにおいても、今の計算の状況でいきますと、平均値を超えることは現在の財政状況を見る限り、ないのではないかと私は見ているところです。現在、近隣の北見市では、財政危機と報じられ、日々非常に厳しい状況にあるところです。同時期に同じ数の市町村が合併している北見と遠軽で、なぜこんなに差が生じているのか。もちろん市と町ですので、面積や財源も違うところです。ここの差については、自治区という形で予算権限を各合併地区に残した北見と、あくまで一つの町として特別な予算措置をしなかった遠軽、ここの差が大いにあったのではないかなと推察をしていますが、一番は、先ほど町長がおっしゃいましたが、やっぱり合併前の厳しい財政状況に戻らないように努力した、どのような努力をしたのか、ここの差だと私は考えており、合併後の一番苦しい時期を支えた町長をはじめとする、特に職員の方々の努力のたまものと考えております。また、先ほど町長の答弁でも触れられましたが、交付税の算定替えについても、まさに大きな成果ではなかったのかなと言えるのではないかと思います。そのような中、昨今北見市の報道などを見て、遠軽町の町民からも遠軽町の財政状況は大丈夫なのかとよく聞かれます。町民の皆様が気になるのは、分かりやすく言うと、大丈夫なのか、それともちょっと危ないのか、大丈夫じゃないのか、また、大丈夫なら、実質数字的にどの程度余裕があるのか、広報等にも細かく記載はされているのですけれども、そのような部分に最近は大きな関心が寄せられているものと私は認識をしています。ぜひ町長の口から、なかなか直接財政について聞く機会もないものですから、現在の遠軽町の財政状況や今後の見通しについて、直接お答えいただければと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 財政課長 今井昌幸
秋元議員からの現在の財政状況についてということなので、まず私からお答えしたいと思いますが、先ほどお話がありましたとおり、今年6月の広報えんがると一緒に配付しました「まちの収入と使いみち」という冊子で財政状況を公表しておりますけれども、その中で客観的にその財政状況を表し、財政の早期健全化ですとか再生の必要性を判断する数値として、健全化判断比率というのがございます。町の借入金の返済額の大きさを財政規模に対する割合で表しました実質公債費比率、これは10.6%でございます。そして、借入金のほかに職員の退職手当の負担ですとか、現在抱えている負債の大きさを示した比率としては、将来負担比率というのがございまして、これについては25.4%という数字になっております。参考までに申し上げますけれども、町村合併後の平成20年からこの比率を出しておりますけれども、実質公債費比率がその当時21.4%という数字、そして将来負担比率が162.7%というかなり厳しい状況にあったということでございます。これらは、どの比率も合併後着実な財政運営を行ったことで、大幅に改善されておりまして、財政運営上さまざまな制約が課されることになる早期健全化基準、これを下回っているということで、健全化が保たれているという状況にございます。以上です。
答弁 町長 佐々木修一
今、財政課長から、財政健全化法による数値、これはもう夕張市が財政破綻したときにそういう法律ができて、制限をかけられているということになります。だから、今後はこの法律がある限りは、実は財政破綻をする前にそこでストップをかけられるので、厳しいけれども何とか北見市とかも頑張っていくのではないかなというふうにも思っておりますが、財政というのは、例えば、今、遠軽町も先ほど議員からいろいろな施設の面を造ったという話もありましたけれども、やっぱり箱物は箱物といっとき悪い面も言われましたが、今、メトロプラザ、道の駅だとか、学校だって箱物です。道路も建設工事ですし、それから、さっき言った防災のえんため~るもそうです。一概にそういうものというのは、イメージだけでそれをやったからいい、悪いではなくて、必要だからやるのです。それをやると、やっぱり国とか都道府県とか、大きな政令都市とかは、大体普通建設事業費というのですけれども、それはそんなに変わらないのです、一定の中でやっていくのですけれども。我々のような小さい町は、例えば、福祉センターもひどかったですよね。だから、福祉センターをやるというのは、ちょっと話を戻しますけれども、僕の公約ではなくて、あれはもう私たちの先輩町長たちが公約でやると言っていたけれどもできなかったので、私は、もうやらないかもしれないよということを公約にして、福祉センターをもうなくして終わるよということも公約にして、それをみんなで考えようということでやってきたのです。結果的に、やっぱりさっきの法律の改正などがあったからできたのですけれども、本当に合併してああいうことがなければ、多分合併しただけではできなかったと僕は思います。その中で、我々小さい町というのは、どうしても古くなったら、役場もそうだけれども、災害対策本部の役場がつぶれては困るでしょう。だから、やっぱりやらなければいけないわけです。学校だってそうだし、エアコンも全部フルエアコンをつけました。小学校、中学校も。多分高校とか何かはなんちゃってエアコンみたいな簡易エアコンになるみたいな話を聞いていますけれども、やっぱりそういうものをやっていかなければいけない。そうすると、やっぱりどんと一時期借金も増えるのです。だから、そこをいかにコントロールしていくかに尽きると思うのです。それで、うちの町で言えば、今まではうちもやっぱり相当借金が上がりました、当然、上がりました。丸瀬布の緑の園も新築したし、それから、生田原とかだって水道ひどかったじゃないですか。雨が降ったら濁るのが当たり前だったと。僕も合併するまで知らなかったけれども、水道は基本だからやらなければいけないということで、生田原、安国やって、それから白滝もやったりしましたけれども、そうすると当然借金上がります。これから少しそういう大型事業がなくなれば下がっていくのですけれども、借金というのはちょっとずれてくるのです。元本の支払いがずれたりしてくるので。それと借金にもいろいろ種類があって……いいのかな、長くなりますけれども。例えば、100億円借金しても70億円戻ってくるとかあるわけです。そういうことをやりながら、何とかやりくりしていく。だから、さっきの数値上がよく見えても、実際僕らも――私もずっと合併までやっていましたから、異常に長く財政。数値上は大丈夫でも、結局キャッシュフローがなくなってしまったら終わりなのです。だから、僕は――確かにさっき健全化比率とか財政課長が答えました。それはそれで当然国のあれですから見ますけれども、僕は実際には現金、これがこの後どういう推計でいくのか、そしてどういうお金がこれから出てくのか、これをずっとやってきたのです。合併してからも。合併の計画を作ったのもそうですけれども、そういうことをしっかりと予測を立ててやるということが、まず一番大事なことだというふうにこれからも思うし、それともう一つは、今現在、遠軽町の財政いいですよねと議員がおっしゃってくれて、それはそんなに悪くはないとは思いますけれども、でも今、御承知のとおり、議員の皆さん全部議決していただいております、毎年の予算。何億円崩していますか。毎年当初予算を組むとき。10億円です。90億円から100億円くらいの貯金の中から、毎年10億円を崩して当初予算を組んでいるわけです。議決いただいています。10年でなくなります。でも、何でできるか。決算見てください。11億円、12億円崩しても、決算で結局基金の6億円くらいまで戻しているのです、6億円、7億円くらいまで。これは僕も財源取りに走り回るし、職員もいろいろなところで財源取りに走り回るのです。何か一つやるのでも、とにかく財源がないかということで、ずっとこれをやってきたのです。これをもうちょっと突き詰めて言いますと、一般財源なのです。借金はさっき言った種類があるから、ただ、返すのは一般財源なのです。そして、一般財源ってどこに一番あるのかというと、各団体に出している補助金だとか人件費とか、そこにあるのです、一般財源は。この一般財源の1億円は、はっきり言って補助金の10億円とか20億円に僕は匹敵すると思います。だから、この一般財源を少しでも出さないように、ずっと職員とみんなで頑張ってきたつもりです。そのためには、合併した後も町民の皆さんも少しずつの我慢をしてくれました。合併のアドバイザーをやっていただいた、今、総務省の地方財政審議会の小西先生、皆さんも御承知だと思います。毎年来て、遠軽のことをいまだに気にかけてやってくれています。彼は、小さい、少しずつのみんなの我慢が必要だよねと、合併しても。これを僕らはやってきたのだというふうに思います。それで、この先の話です。さっき言った10億円を崩して、6億円とか7億円までは戻していますと、取り崩し額を。だから、このままでは僕はまだ安定したレールには乗っていないと思っています。今まで大きな事業もやってきたけれども、これはもう最低限必要だからやってきたわけです。これからはその一般財源を詰めるために、去年1年半くらいかかった行革の、施設の見直しをやりました。町の有識者の皆さんに集まってもらって。あそこで生まれるお金が幾らだと思いますか。これは施設のいろいろな整備、統廃合とかも含めて全部やるかどうかまだ決まっていませんけれども、でも、全部やったとしても2億5,000万円です。では、残り何をやるか。これから今度、組織機構とかの見直しをやって、一番一般財源がどんと入っているところをみんなで考えながらやっていかなければいけません。いいことばかりもあったかもしれないけれども、やっぱりそんな世の中はないですから。天からお金が降ってくるわけではないしね。だから、そういうこともこれから皆さんで知恵を出しながらやっていく必要があるというふうに考えております。以上です。
再質問 2番 秋元直樹
キャッシュフローの予測を立てていくという話は、なかなか僕ら議会でも財政の話、行政側から説明を受けるのですけれども、あまりそういうところを細かく見れていなかったので非常に参考になりました。私のほうで一番気にして、ここ最近見ていたのは将来負担比率、いかに将来数字的な負担を残していかないかというところを見ておりまして、遠軽町24.3%と今現在で出ているということで、合併時が165.7%で、先ほど質問に取り上げられた北見市が、先般の新聞報道で220%ということで、200%を超えて非常に問題になっているというところで、10分の1という数字的なところはあるのですけれども、町長が言われたとおり、確かに油断はできないというところについては大きく理解をさせていただきました。私も、関心を持っていろいろな話をいただいた町民には、今の前段の話を議会議員として説明をしてまいりたいと考えております。それでは、続いて2点目の5期目の立候補に係る展望について再質問をさせていただきます。答弁の内容としては、遠軽町はこの遠紋地区の中心地だということで、役割をしっかり果たしていく。ただ、広域的な連携等々も大きくあるから、そこに左右される部分はあるけれども、努力をしていきたいという答弁だったと認識をしております。今後5期目に向かうに当たり、さまざまな課題もあると思いますが、私が特に重く見ている課題としては、物価高が直撃しながら、厳しい経済環境の中、子育てをしている子育て世代や現役世代への投資や支援がそろそろ遠軽町にも必要なのではないかと考えております。もちろん、町長がよく言われる保育所から高校生まで長期的に捉え、さまざまな下から上までの政策を実施しているところではありますけれども、本年3月に策定されました第3次総合計画の際に集めましたアンケートによりますと、医療や福祉の評価が非常に高いです、遠軽町。ただ、子育て支援などの教育環境の充実などについては、20代、40代の現役世代間の評価が少し低い傾向が出ております。実は、第2次総合計画時にも同じ傾向が出ておりまして、この部分が高まれば、財政の部分との要因の部分はあるのは重々承知しているのですけれども、町全体の各種政策についての総合的な評価が高まるのではないかと考えているところです。私も子育て世代の方とお話する機会がよくあるのですけれども、町の全体の政策としては、その世代も評価している方は多いです。ただ、先般話題に上がります医療費の無償化や給食費の無償化など近隣自治体が力を入れてやっているものをなぜやらないのかと厳しい意見をいただくこともあります。私たちも説明はしているのですけれども、これは現役世代や子育て世代への町民からの支援を求める声と、私は認識をしているところです。本当に普段、御努力をされてまちづくり全体への評価が高いからこそ、このような部分でそういう評価をいただくのは、少し僕も悲しいところだなと思っているところです。例えば、この医療費の話に触れさせていただきましたけれども、無償化について今の試算で小中学校まで無償化する場合は、令和6年度の実績でおおむね4,500万円程度、数年前に同僚議員が質問された際は5,500万円程度との回答で、数年で対象となる子どもの減少により1,000万円程度減ってきてはいるところです。また、給食費の無償化についても調べさせていただくと、令和6年度実績で小学生まででおおむね4,000万円、中学生で2,700万円、両方やると6,700万円かかる計算になります。さらに、あまりほかの自治体と比較するのは望ましいことではないのですけれども、財政が苦しい北見市においても2025年1月より公立小中学校の給食費の無償化は実施されており、来年4月からは私立を含む全ての小中学校で実施を予定しているとのことです。また、本日の北海道新聞にも掲載されておりましたが、紋別市はふるさと納税等々でちょっと財源規模が違うのもありますし、比較するのはどうかなと思うのですけれども、紋別市においても新市長が給食費・医療費の無償化については継続していきたいという記事が載っておりました。先ほどお答えいただいた、まだまだ予断は許さないところではありますが、安定した財政状況と、今現在、不断の精神で進められている行政改革の廃施設2億5,000万円程度見込めるとは言われていたのですけれども、そのような財源を根拠に、両方と私は言いません。どちらか一つだけでも、今後の子育て世代への代表的な支援施策として、5期目、もし当選を果たされるなら実施を検討する考えはありませんかと聞くと、ちょっと通告外になりそうなので、現在の町長の5期目の展望や構想に、このような部分は入っていますでしょうか。
答弁 町長 佐々木修一
先ほど財政状況については答弁したとおりであります。行政改革、施設のほうだけを全部やったとしても2億5,000万円しか出ません。残り6億円とか、ではどうしますかという話です。僕は当初予算で、基金繰入れゼロを目指したいと思います。これはあまりにも理想かもしれない。そこにはまだ危険性はあるのかなということがあります。それともう一つ、秋元議員も住民の人にお話ししてほしいのですけれども、給食費だって、今、本当はもっと給食費をもらわなければいけないのです。知っている方もおられると思うのですけれども、それを町でお金を入れているではないですか。それで給食費が上がらないようにずっとやっているのです。そういうことも御理解いただきたいし、それから医療については、まずは先ほども僕の政策の本音、根幹を言いましたけれども、厚生病院はやっぱり維持していかなければいけない。これが維持できなくなるところで、医療費をあげますよと言ったって、そういうことになったら皆さんどっちを選ばれますかということは、私は考えながらやってきたつもりでありますし、あと、今の時期に言われても選挙目当てでばらまくみたいに、僕はちょっとそういうタイプではないので、今言われてもちょっとお答えすることはできないかなというふうに思いますけれども、あと一つは、やっぱりこれも以前からいろいろな方に御答弁申し上げていますが、地方自治ですから、いろいろな町があります。ほかの町も厳しくてもやっていて、果たしてそれもやり続けていて、それは良かったのかどうかということも、これからいろいろ議論されるのでありましょうし、いずれにしてもこの間もテレビでもやっていましたが、若いお母様もいいのだろうかと、もらうものはもらうけれども、でも本当にこんなのでいいのかなという声も多いというふうにも理解しておりますので、先ほどの答弁の中にも入っていましたけれども、やっぱりその一般財源のところを、単発的ならいけないこともないのですが、ずっと継続的にやっていくということは、さっきの秋元議員の数字を捉まえても5,400万円、10年で5億4,000万円なのです。そういったことも考えながら、これからまた皆さんと話をしながら、どういうふうなものがいいかやっていかなければいけないなとは思っております。以上です。
再質問 2番 秋元直樹
町長がおっしゃるとおり、給食費の無償化や医療費の無償化は、僕も国で責任を持ってやるべきだと。ただ、動きがなかなか鈍いというところで、非常に御期待をされる町民が多いのもあって、今回このような話をさせていただいたのですけれども、先般の国会で自民、公明、維新で小学校の給食費の無償化については、ニュース報道レベルですけれども合意しており、2026年4月からは小学校給食無償化が行われるのではないかというところは存じているのですけれども、ただ、参議院選挙の結果次第によってはふっ飛んでしまう可能性もあるということで、このような状況でも非常に厳しい経済環境の中、子育てをされている方もいるので、こういう質問はなじまないかなとは思ったのですけれども、今回質問をさせていただきました。まだ中学校の給食費については、小学校が来年万が一国会のほうでやられるとなったとしても、まだ国も検討段階で時間はかかると思いますので、先んじてやるという行政判断を町長がされるのであれば、御期待を検討いただければ幸いであります。ということで、この話は終えて、視点を変えてもう1点、町長に質問をさせていただきます。5期目の展望の中で大きく触れられてはおりませんでしたけれども、まちづくりの大きな転換点として、新庁舎が建ちます。それに伴い、げんき21と教育委員会の庁舎が空くというのが来年に迫っているというところがあります。来年の夏には、両施設とも新庁舎への引っ越しが終わり、保健福祉課と教育委員会が両施設より新庁舎に移ります。げんき21に関しては、このままの体制プラスアルファでの活用も見込めるのではないかなと思っているのですけれども、教育委員会の入っている旧法務局は、新しい施設でもあるので、今後さまざまな利用方法が検討でき、民間企業の誘致や売却なども可能な物件と私は考えているところです。完成までちょうどもう1年を切るところが迫ってきているところで、方向性がそろそろ町長の展望の中に出ているのではないかと思いまして、今現在、町長が5期目の構想の中で、二つの施設をどのように評価して活用を考えているのかを伺いたいと思います。
答弁 町長 佐々木修一
これにつきましては、今、検討中でございますので、申し訳ないのだけれども、この場ではまだ皆さんにお話できるところまで行っておりません。それと、これも僕はずっと前から言い続けていますけれども、どこかの施設が空いたから、議員も泡を食っているわけではないと思うのだけれども、何かすぐ、次こうしないと、ああしないと、何かに使わないとという考えはないです。それを置いておくことによって、莫大な維持費がかかるとかならやりますけれども、そうでなければ、いい考えが出なければ、それまで置いておいてもいいなというふうに思ってもおります。いずれにしても、保健福祉課と教育委員会は新しい庁舎には戻りますので、空きますので、いろいろなすばらしいスーパーなアイデアがあれば、伺いたいなというふうに思っております。以上です。
再質問 2番 秋元直樹
早い時期に、急がず焦らずですけれども、すばらしい活用方法が示されるのと、議会側でも今後しっかりと議論の土台において、皆さんと議論を進めていきたいなと考えているところです。最後の質問にさせていただきますけれども、今回、しっかりと政策的な議論をしたいという強い思いで、非常に危ない橋も渡らせていただきましたけれども、厳しいことも申し上げさせていただきましたけれども、私は町長の町政運営を高く評価しています。先日、まちづくりの研修の中で触れられた言葉の中に、なるほどなと思うことがありまして、「まちづくりはすぐに結果が出るものではない。10年後、20年後にすばらしい政策やまちづくりは、歴史が証明してくれるだろう」という言葉がありました。今の町政運営が安定しているのは、少なくともこの16年の任期を走ってきた町長の手腕、あとは合併後の職員の皆様の御努力の成果だと私は考えております。今やっていることの成果については、この先、絶対、将来、先20年後に歴史が証明してくれるものと考えているところです。町長として、選挙があるかどうか、告示まで3か月あるので分からないところですけれども現職として最後まで任期を走り抜けていただきたいなと思います。最後に、町長に5期目の出馬に当たっての展望という形で、先ほどお聞かせをいただいたのですけれども、せっかくなので意気込みをお聞きして、私の質問を終わりたいと思います。いかがでしょうか。
答弁 町長 佐々木修一
意気込みだけでは、遠軽町の行政運営は全然僕はできないと思っておりますが、ただ、私自身は、最初に立起するときも含めて、その後町長に就任させていただいたときから、自分の全ては遠軽町の発展のために捧げるのだと、ちょっと格好をつけた言い方かもしれませんけれども、自分の全てをもって遠軽町の行政運営に当たりたいというふうにやってきたつもりでおりますので、これはやり続ける限りは、私の信念として、使命としてやっていくということ、これは意気込みといえば、意気込みなのかなというふうに思っております。以上です。