遠軽町議会 令和3年第2回定例会 2021年3月5日
町における男女平等施策の推進と男女共同参画を推進するための政策について
2021年3月5日、遠軽町議会の一般質問で、佐藤昇議員が「町における男女平等施策の推進と男女共同参画を推進するための政策について」質問し、町長 佐々木修一、総務部長 佐藤祐治、総務課長 鈴木浩、住民生活課長 髙橋静江が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤昇 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木修一、総務部長 佐藤祐治、総務課長 鈴木浩、住民生活課長 髙橋静江
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 佐藤昇
通告書に従いまして、私のほうから、町における男女平等施策の推進と男女共同参画を推進するための政策についてお伺いをいたします。本年2月の元オリンピック、パラリンピック組織委員会会長の発言は、国内外から多くの批判が寄せられ、ジェンダー平等に対する認識について改めて考えさせられることとなりました。日本では、平成11年6月に「男女共同参画基本法」が制定され、男女共同参画社会を実現するための5本の柱が示されています。基本法第2条では、「男女が、社会の対等な構成員として自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会を形成する」こととなっています。町としても、「女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画」などの取組を通じて一定の努力がされているものと考えます。ジェンダー平等という意識が高まりつつある今日的状況を踏まえ、また、東京オリンピック、パラリンピックのホストタウンとしても、さらなる政策の展開を内外に示すことは意義があると考えます。次の3点について、町長の見解を伺います。一つとして、基本法第14条では、「男女共同参画社会の形成の促進に関する施策についての基本的な計画を定めるよう努める」こととされていることもあり、今後、条例の制定や、参画基本計画を策定する努力をすべきと考えますが、見解を伺います。二つ目として、遠軽町における女性職員の活躍、「の推進」を入れてください。活躍の推進に関する特定事業主行動計画で公表されている管理職等の割合は、課長等で7.7%となっています。管理職登用に当たっては、一定のキャリアが必要となることは理解しつつも、今後に向けて、管理職に登用できる職場の環境づくりと人材育成を進めながら、段階的に増やしていく努力をすべきと考えますが、見解を伺います。最後に、町が所管をする各種審議会、町が委嘱する各種委員会等において、可能な限り男女それぞれの比率を40%以上に設定をするなど、多様な意見を取り入れる努力をすべきと考えますが、見解を伺います。以上です。
答弁 町長 佐々木修一
佐藤議員の、町における男女平等施策の推進と男女共同参画を推進するための政策についての御質問にお答えいたします。まず1点目の、条例の制定や参画基本計画を策定すべきとの御質問でありますが、国は男女共同参画社会基本法において、男女共同参画社会を実現するための5本の柱を基本理念として掲げており、地方公共団体は、男女共同参画社会づくりのための施策に取り組むことや、地域の特性を生かした施策の展開を目標にしているところであります。本町は、令和2年度から令和6年度を策定期間とする第2次総合計画後期基本計画において、各種委員への女性の積極的な登用等を行い、まちづくりに参画しやすい環境づくりの推進に取り組み、誰もが働きやすい仕事と、仕事以外の生活の調和の中から、性別や年齢に関係なく、幅広い町民と共同するまちづくりを進めていることから、現在のところ条例の制定や参画基本計画を策定する考えはございません。2点目の、今後に向けて管理職に登用できる職場の環境づくりと人材育成を進めながら、段階的に増やしていく努力をすべきと考えるが、見解をとの御質問でありますが、女性の管理職を増やし、多様性のある組織をつくることは、女性の視点によるきめ細やかな政策の実現や、行政サービスの質の向上のため、重要であると考えております。人材育成は、「遠軽町人材育成基本方針」に基づき、役割を遂行できる人材を育成するため、職員を育てる職場環境、職員の能力を伸ばす職員研修、職員の経験や能力を生かす人事管理を連携させ、遠軽町役場が最大限の効果を発揮するよう、職員の性別に関わらず、取り組んできたところであります。また、本年4月1日の採用予定者は11人であります。そのうち女性は7人で、6割を超えております。町の将来を担う優秀な人材を性別にかかわらず確保することに努めているところであります。女性職員の管理職登用は、このような人材育成や確保の取組を引き続き実施することで、また、「遠軽町における女性職員の活躍に関する特定事業主行動計画」を踏まえ、意欲と能力のある女性職員を適切に管理職へ登用していきたいと考えております。3点目の、各種審議会等における男女それぞれの比率を40%以上に設定してはどうかとの御質問でありますが、この男女共同参画社会を実現するためには、人権の尊重、相互協力のもとに、社会のパートナーとしてあらゆる分野に参画できる機会を確保することが大変重要なことであると考えております。各種審議会等に応じ、柔軟性を持って対応していきたいと考えております。以上でございます。
質問 11番 佐藤昇
それでは、まず1番目の関係からちょっと質問したいと思いますけれども、答弁としては、これ以降というか、つくる考えはありませんと。質問としては、努力をすべきであるというふうにも言っておりますけれども、努力目標としても立てないという、そういう非常に冷たい答弁だったというふうに理解をするのですが、それで、町長のほうから第2次総合計画の中でというような話も答弁の中でありました。それで、一応私も第2次総合計画をずっと見てみたのですけれども、男女共同参画とか男女平等とか、そういったことというのは文字面としては全然触れられていないのですね。わずかに基本方針6の中で、町民と町が気軽に対話できるまちづくり、基本目標1、町民とつくるパートナーシップのまちづくりの中で、ふれあいあふれるまちへというところの項目の施策のところに、男女がともにまちづくりに参画しやすい環境づくり(各種委員への女性の積極的な登用等)というふうにあるのですけれども、これしか、私、ちょっと見つけられなかったのですけれども、町長の答弁では何かそういうふうなことを言っていましたけれども、ここら辺、ちょっとどうなのかな。もし私の言っていることが事実とすれば、もう少しこの第2次総合計画の中で、男女共同参画というようなところを意識をして、そしてもう少し文言面を明らかにするべきだったのではないかなと。そのとき、つくったときにそういう意識があったのかなというふうに考えるのですが、そこら辺、どうでしょうか。
答弁 総務部長 佐藤祐治(総務部長は2021年3月まで)
ただいまの御質問にお答えしたいと思います。総合計画の部分で、男女共同参画社会基本法に関連する文言が入っていないのではないかということですが、先ほど町長の答弁にもございました、五つの柱ということで、基本理念につきましては、十分、町でつくっております総合計画の部分を反映させているということで、つくっております。後期の部分で、関連するSDGs17の部分で、ジェンダー平等ということを実現しようということの関連している部分を盛り込んでおります。そういった部分で、男女平等参画の基本法の理念については十分後期の基本計画のほうに反映させるということで御理解いただきたいと思います。以上です。
質問 11番 佐藤昇
今、部長のほうでありました、後期のほうで生かしていくということですので、ぜひ男女共同参画なり男女平等なり、そういったものをぜひ入れていっていただくように改めて要請をしておきたいと、こんなふうに思いますけれども、私の質問の1番目からいくと、結局、受け入れられなかったということなのですけれども、これ、参画基本法、本当に面倒くさいと言ったらいいのですかね、手間暇かかります。平成11年6月に作成をされ、基本法ができて、そしてその数年後には、市を中心にして基本計画、条例などが制定をされて、オホーツク管内では3市と美幌ぐらいしか参画の基本計画はつくられていないということになっているのですよね。それで、この参画基本計画、ちょっとほかのところを参考までに見てみますと、単に一番強調されているのは男女平等、格差の問題とか、そういう意識、こういった意識が非常に重んじられた形の中でつくられているのですけれども、例えば家庭や学校教育や社会教育、いろいろな分野に、そういったものを集約をする形の中で基本計画というのが定められて、それに基づいていろいろな事業なども進められてきているということで、そんなことでつくられています。取り組むほうは本当に大変なことだと思うのですけれども、改めてもう1回聞きたいのですけれども、そこら辺のつくる考えというのはないのでしょうか。
答弁 町長 佐々木修一
私、面倒くさいからつくらないとかではなくて、これは皆さんいろいろ考えがあると思うのですよ。私は、自分で政策をもとに行政を推進していくに当たって、私の考えは、世の中、できれば法律だとかそういうなるべく規則がない世の中が一番いい世の中だと思っています。やっぱり条例の上の法令などというのは、人の私権を制限したり、刑法などでは命まで関与してくるわけですよ、法律というのは。これもやはりそういうものがなくて世の中がみんな幸せに暮らせれば、僕は一番いい世の中だと思っていて、この件に関しても、うちは今、2番目の質問以下で私も答弁しましたけれども、もうずっと男女、例えばうちの職場でいっても、それを一切考えてやったことはありません。だから職員採用でもそうだし、管理職などでも、私が町長になってからも、すぐ本所の管理職、課長をやっていただいたり、今もおりますけれども、その前までは多分ほとんどいなかったと記憶しておりますが、そういうようにやっておりますし、それから、道の駅を造るときもそうですよね。これも私、最初の公約のときに、町の人にいろいろ入ってもらって考えるよということで、時間がかかりましたけれども、それにもたくさんの女性の方が委員に、部会に入ってやっていただいております。確かにそういう理念関係の条例をつくるのも悪くはないと思いますけれども、やっぱり実際にやっていなくて、それがないとどうしてもできないなら私もつくりますが、先ほど申したように、私のスタンスとしては、そういうのがなくても、現実、ちゃんとうまくやっているのであれば、それに越したことはないのかなというのが一つ大きな流れでありまして、決して男女共同参画に反対してつくらないとか、計画をつくるのが大変だからというわけではないということで、根っこの部分で、やっぱり男女共同参画というのは、佐藤議員と同じ考えだということで御理解いただければうれしいなと思います。以上です。
質問 11番 佐藤昇
それでは、2番目の関係に移りますけれども、答弁の中でいろいろとこれからも努力をしていくと、大枠では引き続き努力していきますと、今までも進めていますと、こういう答弁でしたから、それを受けておきたいと思いますけれども、ちょっと事務的な質問と言ったらおかしいのですけれども、公表されている女性活躍の特定事業推進計画、ここに出ている表の中で、令和2年度における遠軽町の管理職パーセンテージが7.7%ということで、これは令和2年度の公表されている一覧表をちょっと見ているのですけれども、令和2年度で課長等で7.7%、主幹等で14.8%、係長で33.9%となっているのですけれども、書いてある数字のところの一番下のところに、米印で、目標値、監督職員に占める女性職員の割合20%以上というふうになっているのですけれども、このパーセンテージというのは、例えば課長等は、例えば課長職が30人いるとすれば、そのうちの女性の比率が7.7%という理解でいいのですか。
答弁 総務課長 鈴木浩(総務課長は2022年3月まで)
遠軽町における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画の目標値としまして、監督職に占める女性職員の割合は20%以上と定めているところでございます。ここでいう監督職というものは、部長、課長、主幹、係長、ここまでを含めて監督職というふうに括る形になります。令和2年度では、ここの部分、監督職に当たる職員が31人おりまして、率にしますと23.1%になっているということになっております。以上でございます。
質問 11番 佐藤昇
今の質問に関連して、ちょっと聞き漏らしたのですけれども、米印の目標値、監督職に占める女性職員の割合20%以上というのは、これはどこで決めているのですか。町の方針ですか、これ。
答弁 総務課長 鈴木浩(総務課長は2022年3月まで)
監督職に占める女性職員の割合20%以上につきましては、この特定事業主行動計画の中で、遠軽町として定めた目標値でございます。以上でございます。
質問 11番 佐藤昇
そうすると、これは町の独自で女性職員の割合20%以上をもっと引き上げるということは可能だということですかね。だとすれば、具体的にもう少しこの辺のところの数値というのは、段階的にでも引き上げていくような、そういう目標を持ちながら、先ほどの議論の続きになりますけれども、そういう目的意識を持って段階的に、何%がいいか、それは50%がいいに決まっているのですけれども、もう少しパーセンテージをぐっと上げていくというような、そういう努力というのはしていくべきではないかというふうに思うのですが、どうでしょうか。
答弁 町長 佐々木修一
目標ですよ。やっぱりそれに向かっていければ一番いいことになると思いますが、これは単純に今、ではすぐぽんと20%に上げられるかといったら、そうそう簡単にいきません。日々の業務をこなしながらやっていくわけで、そういった意味で、今、役場の職員全体での女性の比率というのは非常に少ないのです。結婚されて退職される方もおりますし、それは男性よりも圧倒的にやはり多いわけです。その中で、ですからやはり全体の管理職以外の職員の中で、女性の比率もやっぱり増えないと、誰でもかれでも機械的に、あなた管理職ねというわけにもいきません。そう簡単には、目標に向かっては頑張りたいと思いますが、では具体的にすぐどうやれるのだというのは、これは現実問題、難しい思います。職員採用、来年6割、女性ですけれども、これだってその年、その年の、どういう子が合格するか分からないわけですよ。そういうことも踏まえた中で、やはり少しでも目標に近づけていくということになるのが現実だと思います。大きな組織、国の組織だとか、そういうところは確かに数もいるからできるのかもしれませんけれども、やはりそれも、組織の規模によっても、やはり皆さんいろいろな、私の言ったようなことで御苦労されているのではないかなというふうに思います。以上でございます。
質問 11番 佐藤昇
それでは、3番目の質問に移りますけれども、今現在、各種審議会や各種委員会で、例えば、具体的に言うと女性の割合が、例えば20%以上とか30%以上とか、そういうふうに現実なっている審議会とか委員会というのはどれぐらい今あるのですか。
答弁 住民生活課長 髙橋静江(住民生活課長は2022年3月まで)
委員会についてのお尋ねでありますが、毎年4月1日を基準として報告している調査ものがありまして、その中で数字を報告させていただきたいというふうに思いますが、地方自治法における37の審議会、6つの委員会で、総体で217名いらっしゃるのですが、その中の43人が女性でありまして、率にすると大体ほぼ約20%となっております。また、国の機関が委嘱する委員として3つの委員会がございまして、この中では、総体の87人中、52人、率にしますと約60%が女性というふうになっておりまして、中でも民生委員、児童委員に占める女性の委員さんにつきましては、65%を超えておりまして、それぞれの委員会等において適切に任命がされているものというふうに思っております。以上です。
質問 11番 佐藤昇
それでは、特に審議会や何かは、委員を選ぶ場合に、大体、団体に委員の要請をして、そして当て職というのですか、そういうことが多いので、なかなか今までのそういうような人選の仕方をしていると、なかなか女性の割合というのは増えていかないという、そういう現実はあると思います。ただ、女性の委員の比率を意識をして引き上げていくようなことで考えるとすれば、これはやっぱり相手方の理解も得なければいけません。要請といいますか、お願いできるようなところは、出せるようなところは女性を出してもらえないでしょうかと、こんなような働きかけなどもやっていくのも手かなと思うのですが、その辺、どうでしょうか。
答弁 町長 佐々木修一
各いろいろな委員会の女性の構成については、先ほどうちの担当が話したとおりで、結構いらっしゃるのですよね。ただ、またいろいろな、例えば町の何々委員会とかとなると、佐藤議員おっしゃったように、当て職で、大体会長さんが出てこられるわけです。これはこれで別に悪いシステムではないと思うし、当たり前だと思います、その団体の長の、トップの方が来られるのは。やっぱりこれはお願いというのもちょっとおかしな話になるかもしれませんけれども、そのレベルでぐらいでしか、やっぱり町としても、あなたの団体、女性を会長にしなさいよとかということも、これはやっぱり大きなお世話の話ですし、できないので、やっぱり組織の中で皆さんが適材適所でトップの方を選んで来られれば、やはり町の中も各委員会も少し女性の率は上がるのではないかなというふうに考えております。以上です。
質問 11番 佐藤昇
時間ですので終わります。ちょうど休憩ですから