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遠軽町議会 平成31年第8回定例会 2019年12月11日

町内国有林内に埋設された除草剤について

2019年12月11日、遠軽町議会の一般質問で、竹中裕志議員が「町内国有林内に埋設された除草剤について」質問し、町長 佐々木修一、民生部長 舟木淳次、住民生活課長 高橋静江が答弁しました。

質問者
竹中裕志 議員
答弁者
町長 佐々木修一、民生部長 舟木淳次、住民生活課長 高橋静江

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 竹中裕志

通告書に従い、私からは町内国有林内に埋設された除草剤について質問をいたします。先日、町内国有林内に、ある除草剤が埋められているという新聞報道がありました。この除草剤(枯れ葉剤・245T剤)とは1960年代後半から全国の国有林で、主に針葉樹の生長を阻む下草を枯らす目的として使用され、道内においても広く散布されていたものでありますが、昭和46年4月にこの除草剤には猛毒のダイオキシンが含まれていることが判明し、また、海外での人体への有害性などの報告を受けて使用中止となり、当年11月には林野庁から大量の土と混ぜてセメントで固めて埋めることとの通達を受けた全国の営林署は、国有林地内の54カ所に残量の除草剤を地中に埋めていたとのことであります。その中に、町内国有林のどこかにも大量の枯れ葉剤・粒剤90キロも埋設されているという記事を目にして、大きな衝撃を受けたところであります。本町は自然を守る「森林と水流、つくる・つながる・にぎわいのまち」づくりを目指して、第2次遠軽町総合計画に取り組んでいるさなかであります。また、近日中には高規格道路の開通と森林をメーンに掲げた道の駅のオープンも目前に控えております。以上のことを踏まえて、町としては早急に町民や来訪者のこれらの不安を払拭し、また、本件が本町のイメージダウンにつながることのないよう最善を尽くすべきと考え、次の3点について町長の見解を伺います。1点目、町内に埋設するに至った経緯、時期、場所について把握されているのかお伺いいたします。2番目、埋設現場周辺の安全等の確認及び関係省庁から安全についての定期的な報告等は受けているのかということであります。3点目、今後、町としてどのような対応が考えられるのか伺います。以上です。

答弁 町長 佐々木修一

竹中議員の質問にお答えしてまいりたいと思います。まず、1点目の町内に埋設するに至った経緯、時期、場所について把握されているのか《令和元年12月11日》についてでありますが、国有林を管理する網走西部森林管理署に確認したところ、国有林の拡大増林事業をする際、伐採した後に植林を人の手で行っていた時期に使用していた除草剤の中に245T剤が含まれており、毒性があることが確認されたため使用が禁止され、昭和47年に林野庁の通達に基づき、それぞれの営林署で保管されていた除草剤について埋設がなされたとのことであります。また、埋設場所につきましては、社名渕から丸瀬布に通じる金白林道内で森林を有刺鉄線で囲い、数箇所に立ち入り禁止区域の看板を設置しているとのことであります。2点目の埋設現場周辺の安全等の確認及び関係省庁から安全についての定期的な報告は受けているかについてでありますが、当初の段階で町に対して報告があったかどうかは不明でありますが、網走西部森林管理署が林野庁の点検要領に沿って融雪時期や降雪前の定期点検時のほか、異常気象時などに随時報告を受けることとしております。3点目の今後、町としてどのような対応が考えられるのかについてでありますが、今後も随時状況報告を受けるとともに、適切な管理を要請するものであります。以上でございます。

質問 6番 竹中裕志

大体の経緯はお知らせいただきましたのでわかりました。町長、私調べたのは白金林道というのではなかったのかなと思うのですけれども、違いますか、場所。金白なのですか。わかりました。それで、これもう半世紀もたっているわけでありまして、役場に資料が残っているかどうかというのはちょっと不透明なのですけれども、当時埋設時における林野庁の指示では、粒剤の約10倍の土に混ぜてコンクリートで固めて埋めるというような指示があったと、私、後から調べましたらそういう指示があったということで認識しておりますが、これって確認されるものって何か資料として記録が残っているものなのですか、役場のほうに。

答弁 民生部長 舟木淳次(民生部長は2019年12月まで)

金白林道内ということで、これにつきましては西部森林管理署のほうで確認をしております。当初、白金ということで報告していたようですけれども、森林管理署のほうで間違いがわかりましたので金白林道内ということでございます。また、処理の方法につきましては、先ほど議員がお話されたとおり10倍の量の土と混和してセメントを練り合わせて、ビニールを引いて埋設したということで伺っております。その当時の資料につきましては、その通達に基づいて森林管理署が行っているということでございますが、森林管理署、町ともにその当時の資料が残っておりません。以上です。

質問 6番 竹中裕志

それでは町のほうも当然管理するほうも、その資料は現在も残っているということで、そういう認識で次の質問をしたいと思いますけれども……。《令和元年12月11日》

質問 6番 竹中裕志

残っていない、残っていない。ああ、そうか、残っていない。では、そういう認識で再質問します。残っていないということで、大変ちょっと不安な部分があるのですけれども、実は私が目にした夕張の案件なのですけれども、これは本町の約7倍の600キロ、遠軽町と同じように昭和47年12月に埋められまして、その12年後の昭和59年に再調査のため掘り起こして盛土の状況でさらに強固に固め、埋めなおしたとのことであります。また、広尾町の場合は乳剤ですけれども、乳剤を20リットルの缶に入れて埋めたと、これがまた林野庁の長官の通達に反したずさんな処理の仕方であったということが判明しまして、再度掘り直してそれは撤去されたということがある文献に載っておりました。本町においては、埋めてからそれ以降の再調査というようなことはされたことはありますか。

答弁 民生部長 舟木淳次(民生部長は2019年12月まで)

ございません。

質問 6番 竹中裕志

それでは、再調査をされていないということは、今も漏れている心配はないという認識でよろしいですか。

答弁 民生部長 舟木淳次(民生部長は2019年12月まで)

先ほど町長の答弁でもお答えしておりますが、森林管理局におきまして定期的に監視をしております。その中で異常がないということでございますので、適切に管理しているものと思います。以上です。

質問 6番 竹中裕志

それでは、森林管理局のほうでそういう報告を受けているので、町もそのとおりで安全だというような捉え方をされていると思うのですけれども、この現場というのは、最近いつごろ町のほうでは見に行かれていますか。

答弁 住民生活課長 高橋静江(住民生活課長は2022年3月まで)

先週の金曜日に現地のほう実際に行かせていただきました。一応、現状は確認させていただいております。

質問 6番 竹中裕志

では、現状を確認されていたのであれば、どのような状況に現場がなっていたのか簡単に説明していただけますか。

答弁 住民生活課長 高橋静江(住民生活課長は2022年3月まで)

現場はかなりの山奥で30キロほど山奥に入って、いろいろな林道が入り組んでいるところでありました。実際行ってみますと30メートルの50メートル四方の部分にところどころに立て看板がしてありまして、ここにそういったも《令和元年12月11日》が埋まっておりますということを周知している看板が3カ所ございました。有刺鉄線のほうでぐるりと周りを囲んでありまして、冬場ですので今は枯れ葉とかで見える状態ではあったのですぐにわかったのですが、夏場ですと多分うっそうとした森林の中に囲まれますので、実際そこにたどり着けたとしても現場はなかなかはっきりとはわからないかなという感じはいたしました。現状では、実際植生自体も周りと完全に同化しておりまして、そこがそうだと言われればそのように見えるかもしれませんけれども、見た感じは自然のそういった周りの木と全く変わらず場所が存在しておりました。以上です。

質問 6番 竹中裕志

実は、私、手元にちょっと写真がありましたので見ていたのです。これ多分、最初の危険物を囲うときには有刺鉄線で周りを囲んで看板を立てるというような形の指示だったと思うのですけれども、私の手元にある写真はどうも有刺鉄線ではないのです、一部。これ現状確認しているから課長のほうがおわかりだと思うのですけれども、これ普通の工事現場で使うトラロープというやつですけれども、そういう形でもしそうであれば、現状と今報告受けたことが異なっているのであればちょっと教えていただきたいのですけれども。

答弁 住民生活課長 高橋静江(住民生活課長は2022年3月まで)

この有刺鉄線というのは一番上の状態、何本かありましたけれども4本ありました。一番上の部分は有刺鉄線のほうで周囲が囲まれております。

質問 6番 竹中裕志

私が心配しているのは、管理しているのはもちろん網走森林管理署だと思うのですけれども、遠軽町の町内にあるということ、同じ国営地であっても町内にある物件ですので、安全管理をなお一層やっぱり徹底してもらいたいということを心配しているわけでありまして、これもあくまでも新聞報道ばかりで申しわけないですけれども、夕張では埋めなおした後の35年間の間に何度か自治体からの要請を受けて、その現場を確認しながら安全管理をしているというような努力をされているみたいですけれども、遠軽町はそういう努力というのはされているのですか。

答弁 民生部長 舟木淳次(民生部長は2019年12月まで)

先ほど町長の答弁でありましたけれども、国が管理をしているものでありまして、国として定期的に確認をしており、また、大雨、地震等があった際も随時確認をして町のほうに報告されておりますので、適切に管理されているものと考えております。

質問 6番 竹中裕志

国が管理するのは当然だと思うのですけれども、たまたま夕張は35年の間に自治体の要請を受けて周辺などの水質調査をたびたび実施しているとか、例えば、本件は九州が一番多いのですけれども、鹿児島の屋久島町においてはもちろん国有《令和元年12月11日》林ですけれども、町が年2回定期的に点検する、また、災害発生後のときには臨時点検などで対応しているということですので、本町もできればそういう形で対応はできないものかお聞きしたいのですけれども。

答弁 民生部長 舟木淳次(民生部長は2019年12月まで)

国のほうで適切に管理しているということで伺っております。また、管理をしているということでございます。異常があったときには町のほうにも連絡が来ることになっておりますので、必要なときには町のほうも確認をする必要があるのだろうというふうには思います。

質問 6番 竹中裕志

私が言いたいのは、そういう消極的な姿勢ではなくて、林野庁で今、年2回だとか災害があった後だとかに点検しているのであれば、町の職員も実際同伴して安全を確認していくという姿勢が僕は必要だと思うのですけれども、その辺はどうですか。

答弁 町長 佐々木修一

国有林でありますから、これは国にしっかり管理をしてもらわなければいけない。そしてなおかつ、それを実施したのも国でありますから、これは100%国がやらなければだめです。ただ、議員のおっしゃることも遠軽町に埋まっているのだからということで、これも理解できます。そういった意味で、森林管理署のほうにはどういった形でいいのかがわかりませんけれども、さらに住民が安心できるような申し入れはしたいというふうに思っております。ただ、いろいろなやり方はあると思うのです。まず、議員もさっきみずからおっしゃっていましたけれども、量が全然違います、夕張とか九州とでは、遠軽町全く違います。だから、そこら辺は国もどういうような処理を、量によっても違うかもしれませんし、そこら辺私どもそういうところまでもまだ了解しておりませんので、そういった意味で職員がついていかなければいけないかどうかはまた別にして、国を信用していないわけでもありませんから、うちも。そういった意味で、森林管理署にも申し入れたいと思います。以上です。

質問 6番 竹中裕志

それを聞いてちょっと安心しました。冒頭、通告書の中でもお話ししましたけれども、今、遠軽町は自然を守り森林と水流を掲《令和元年12月11日》げてまちづくりを進めているわけでありまして、こんな問題が出たことは一町民として非常に残念な思いであります。先ほども申しましたけれども、全国各地でいろいろな想定外の災害が起きていますし、遠軽町も同じようなことがいつ起きるかわかりませんので、半世紀も前に埋めたものだからもう大丈夫だろうとかというような安易な考え方はできないと思うわけでありまして、このようなことも今後十分に踏まえて、町は町民の安心・安全の理解を得るために、今後も適切な保守点検を継続的に続けていっていただきたいと思いますが、最後に町長のお考えをもう一度お聞かせいただいて質問を終わります。

答弁 町長 佐々木修一

先ほど申したとおりでございますが、一つ申し忘れておりました。担当のほうでは既に写真等を求めるようにも森林管理署とも話しているそうでございます。これ繰り返しになりますけれども、職員が現地に行けばいいというだけではなくて、やはりこれ国の実施機関でありますから、そこは見ていただいてオーケーであればそういうことでも私はいいのかなというふうにも思っております。ただ、全く安易に考えているわけではございません。それともう一つ心配されますのは、これも質問という形で出てしまいましたけれども、やはり風評被害という面を実は非常に懸念しております。そこら辺はもうどうしようもない話かもしれませんけれども、森林管理署のほうもしっかり管理するということも言っておりますし、現状も周りで何も枯れているものもないということでありますので、ぜひ風評被害が起きないようにどういう扱いをしていくべきか、これはもう皆さんとも考えなければいけない問題かなというふうに認識をしております。

出典:遠軽町議会 平成31年第8回定例会 2019年12月11日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる