みんなの議会

江別市議会 平成27年第4回定例会 2015年12月8日

(1)恒久平和の取り組みについて/(2)笑顔あふれる元気なまちについて/(3)石狩川・千歳川合流点における堤防整備について

2015年12月8日、江別市議会の一般質問で、岡村繁美議員が「恒久平和の取り組みについて」「笑顔あふれる元気なまちについて」「石狩川・千歳川合流点における堤防整備について」について質問し、市長 三好昇、健康福祉部長 真屋淳子、建設部長 安藤明彦が答弁しました。

質問者
岡村繁美 議員
答弁者
市長 三好昇、健康福祉部長 真屋淳子、建設部長 安藤明彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 岡村繁美

議長のお許しをいただきましたので、順次質問に入らせていただきます。既に皆さんに通告させていただいている3件の質問をさせていただきますが、質問の流れの中で、3件目の石狩川・千歳川合流点における堤防整備についての質問を先にさせていただきますので、御理解いただきたいと思います。それでは、石狩川・千歳川合流点における堤防整備について質問させていただきます。質問の1点目は、石狩川及び千歳川河川整備計画による点検結果と整備内容についてお聞きいたします。私たちの町は、昭和50年、56年の大洪水災害を経験し、二度とあのような災害が起こらないように、この間、抜本的な治水対策を求めて努力してまいりました。当時、抜本的な治水対策として、千歳川放水路計画、放水路をつくって太平洋に直接流すという計画でありましたが、長い議論を重ねた結果、最終的には全体合意を得ることができず、中止せざるを得ませんでした。その後の対策として、現在進めている河川強化と遊水整備を基本とする計画に基づいて、今、事業がそれぞれ進められているというふうに認識しています。特に千歳川流域については、現在、遊水地事業が積極的に展開されていまして、4市2町6カ所の計画をもとに、江別市域にあっては、江別太遊水地が既に事業をスタートしているところでもございます。また、堤防強化整備につきましては、先ほども申し上げましたように、整備計画の中では築堤の点検をしっかり行いながら効果的な堤防強化を進めていくと、そんなふうにお聞きしておりますので、1問目の質問として、この間の点検結果と今回の整備内容についてお聞きいたします。2点目は、江別市街築堤の整備における市の認識と対応についてお聞きいたします。私が初めて今回のことを知ったのは、10月31日付の北海道新聞によりますが、江別市は、事業主体であります北海道開発局から、いつ、どのような説明を受けて、それをどう受けとめてこの間対応されてきたのか、そのことについてお聞きいたします。そうした中にあって、事業主体であります開発局が11月5日に地域説明会を行ったと伺っておりますが、そこでの資料を見ますと、千歳川流域の堤防ゾーンでは、この間の地域のまちづくりの歴史的な建造物も移転対象になる予定となっているようでございます。そうした意味では、この間、私たちもあそこは江別の母なる町、母町という言い方をしながら、まさに江別が町としてスタートを切った地域でもございます。そうした歴史性を生かした地域づくりをするために、今、歴史ある石づくりやれんがづくりの倉庫群を活用した事業展開もされております。御承知のように、旧岡田倉庫や岡田邸につきましては、市が寄附を受けて以降、やきもの市や芸術文化の拠点として、多くの市民に現在も利用されているところでもございます。また、歴史的建造物で旧ヒダ工場や、この地域のゾーンにございます旧大久保倉庫、旧江別郵便局、さらに、筒井1号倉庫は経済産業省の近代化産業遺産として認定を受けている建造物でもございます。そうしたことを考えますと、この間、市長が先頭になり、それぞれの総合計画や地域計画の中でこうした歴史性を生かしたまちづくりを進めていますので、そうしたことを受けとめながら、今回の内容を市はどのように認識し、この間対応し、これから対応されていくのか、お聞きしたいと思います。こうした状況にあって、今、市に求められているのは、開発局任せではなく、まさに市が先頭に立って主体的に議会や市民に積極的に情報を提供し、さらに、そのことをもとに多くの皆さんの意見反映がなされる、そうした場をしっかり急いでつくることが必要と考えています。そうした意味で、質問として、市長が主体的にこうしたことに積極的に取り組むことを求めますので、このことについてのお考えをお聞きいたします。次に、1件目の恒久平和の取り組みについて質問させていただきます。ことしは戦後70年。あの戦争では日本人が約310万人、アジアの人々が約2,000万人、大変多くの人が犠牲になりました。ポツダム宣言をあのときすぐ受諾していれば、きっと広島と長崎のへ原爆投下は避けられたのだろうというふうに私は思っています。日本中が焼け野原。もう戦争は嫌だ、二度と戦争は起こさない、平和な社会をつくりたい、そんな国民の思いが憲法第9条を生んだのだというふうに思っています。私たち江別市民も、ことし、江別市平和都市宣言の碑の前で平和のつどいを開催し、みんなでこれからの恒久平和を願い、そして、行動することを誓い合いました。こんな状況の中、今、1人の人物の登場で、大きく状況が変わっています。ことし最大の政治課題にもなった安全保障関連法案。皆さんもテレビやさまざまな報道でお聞きになり、見たことと思いますが、まさに安倍流で言えば、こんなやわな憲法、さらには立憲主義、さらには民主主義、さらには国民の声、こんなのみんな関係ない。そんなふうにも聞こえてきます。まるでお笑い芸人の流行語だとしてとれば、笑って済まされるのかもしれませんが、事は重大です。私たちはこれからも恒久平和のために努力をしていかなければならないと思っています。そうした意味で、今回出てきた言葉に、積極的平和主義という言葉がございます。安倍流積極的平和主義は、軍事的手段によって、戦争をつくらない状況をという理解だと私は認識していますが、一方、世界の平和学者や世論の常識では、平和的非軍事的手段によって、構造的暴力の要因となることを取り除く行動をしていくことが積極的平和という考え方だと言われています。まさに、こうした真逆の考え方を受けて、江別市長であります三好市長はこのことにどういう御見解をお持ちなのか、さらには、このことを通して、これからどう具体的な推進策を実施していくのかお聞きいたします。次に、恒久平和にこれからも取り組んでいくためには、みずから学習していくことが必要だと思っています。平和についてはこんな言葉があります。記憶が風化していったとき、時代は逆流する。まさに、今、そんな状況にあるのではないかと思っています。私たちの周りには戦争体験者や、そうした歴史を語る人がどんどん少なくなってきています。そうした意味で、現在も学校で平和学習に取り組まれているとお聞きしておりますので、そうした状況についてお聞きし、また、その評価についてもお伺いさせていただきたいと思います。もう1点は、そうした学習を深めながら体験する、さらには平和的交流をしていくということも大変重要だと思っています。そうした意味での事業実施として、市民平和訪問団、交流団を派遣していく、さらには、原爆が投下された長崎の地で、高校生が呼びかけて、今、全国の皆さんの共感を呼んで拡大している高校生平和大使派遣は、北海道組織の実行委員会もできて、大きな運動になっています。現在、自治体では札幌市が後援し、下支えしていただいていますが、平和を目指す江別市としても、ぜひこうした形で支援する必要があると思いますので、お考えをお尋ねいたします。そして、この件名の最後は、この間、当市議会でも一般質問や答弁がそれぞれございましたが、子供の権利条例の制定についてです。話は省きますけれども、この間の議論にありましたように、今、子供たちを取り巻く環境は、貧困や虐待を初め、ますます大変な状況になってきています。この間、国連で採択された子どもの権利条約の基本理念を中心とし、その理念である四つの権利をそれぞれの自治体が条例に反映させたり、それぞれの施策に反映して事業運営を推進しています。個別の課題では江別市も努力されていると理解していますが、その大きな柱になる条例制定が必要だと考えますので、子供の権利条例の制定について改めてお伺いいたします。次は、最後の件名になりますが、笑顔あふれる元気なまちについて質問させていただきます。このことにつきましては、私も今回の市議選に立候補するに当たり選挙公報にも書かせていただいた具体的な三つの提案について質問させていただきます。この間、江別のまちを市民の皆さんに評価いただく一つの物差しとして、総合計画をつくるときには必ず、市民の意識調査といったものをやってこられました。さらには、私も日々多くの市民から江別のまちについて聞かせていただいてきました。とりわけ、ほかの町から江別市に来られた方の意見に注目しておりますけれども、そうした方々の意見の多くの評価として、江別のまちは暮らしやすいまちだ、そんな評価もされています。一方、活力が感じられない元気のないまちですねと、こんな話もこの間ずっとお聞きしております。そうした意味で、私はこうしたことにしっかり着目しながら、住みやすく元気なまちをつくるために三つの提案をしたいと思います。先ほど言いましたように、市民意識の中にあった暮らしやすいということについて、よくお話を聞いてみますと、札幌市に近いし便利だと。そして、大型店もあるから買い物にも不自由しないと。そんなお話と同時に出てくるのが、寝に帰ってくるところとしてはいいまちだ。そんな言い方をよく聞くことがあります。また、活力がないという意味では、さまざまな分野でそういう評価をしているようでございますので、私は江別市にある地域資源を最大限活用した方策の一つとして、3点提案をさせていただきます。1点目は河川敷の利活用についてでございます。石狩川・千歳川の河川敷を初め、江別市の河川敷空間は大変たくさんの面積を有していると理解しております。ただ、現状の利活用に限ってお話をしますと、石狩川河川敷ではソフトボールをされる皆さんが、さらには、そこでサッカーをされる方、さらには、これから冬になると行政のほうでは雪捨て場にと、そんな活用に限られている状況かと思います。石狩川・千歳川の流域自治体は、旭川市を初めさまざまな自治体で工夫を凝らし、河川空間を最大限利用した市民の交流の場、憩いの場といった事業を展開されています。ぜひ、江別市のこの貴重な財産である河川敷を、今お話ししましたような視点から、活用の拡大を図っていただきたい。そのために、質問として、現状の利活用はどんな実態になっているのか、さらには今後、今言った視点も含めて、3世代スポーツであるパークゴルフ場を初め、市民の憩いの交流広場の活用についてのお考えをお聞きいたします。2点目は公園のリニューアル等についてでございます。市民意識調査の声として聞かれるのは、特によその町から来られた方が私によく言うのは、江別って、いろんなタイプの公園が身近なところにたくさんあっていいですね、そんな声をよく聞いてきました。そうした意味でも、私は貴重な財産だと思っています。ところが、今の実態を見ますと、その228都市公園の半分以上を占める180の街区公園は、それぞれ30年以上たっているものがほとんどです。遊具の更新や、さらに、一番大きな課題は当時の地域環境と大きく変わっているということでございまして、当時は子供たちがたくさんいて元気な声が飛び交っていましたけれども、今は子供も少なくなって、高齢者の方がどんどんふえているという実態がございますから、ぜひ、そういったことに着目して、健康遊具を初めとした利活用を、今後の公園の利活用促進のために提案いたしますので、御答弁いただきたいと思います。さらに、公園でいいますと、実は西野幌の入口にあります千古園の向かいの地域は、当時、陶芸の里構想として事業を展開する予定でございましたが、事業計画を立て、セラミックアートセンターを建設し、その後中断した場所でございます。あそこに水辺公園を提案させていただきますので、そのことについてもお考えをお聞きしたいと思っています。最後に、サイクリングロードの整備についてお話をさせていただきます。これも、現状を見ますと、江別市内では未整備でございます。ただ、江別市から札幌市側を見ますと、豊平川自転車道が江別市の市道であります13丁目通りまで既に整備済みで、また、北広島市側は、計画では恵庭市までらしいですが、北広島市から札幌市白石区まで既に整備されています。北広島市の皆さんは、エルフィンロードとして、大変多くの皆さんに活用されているというふうにお聞きしています。江別市は地理的条件でも高低差の少ない状況にありますので、そうした意味では、車椅子で、さらには、小さな子供から高齢者まで、自然を満喫しながら、さまざまなところに立ち寄りながらグルメを楽しみ、地域の再発見をしていただくために、ぜひ、サイクリングロード事業を進めていただきますよう御提案を申し上げながら、御答弁をお願いして、1回目の質問を終わらせていただきます。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

岡村議員の一般質問にお答え申し上げます。まず、石狩川・千歳川合流点における堤防整備に関連しまして、江別市街築堤の整備における市の認識と対応についてでございます。今回整備される石狩川・千歳川合流点の堤防の整備内容につきましては、ことしの8月21日に北海道開発局から説明を受けたところでございまして、市といたしましては、堤防の安全性が最優先であることと、地元関係者の理解を充分得るよう要請したところであります。その後、北海道開発局から相談を受けまして、地元の理解をいただくため、今後の説明スケジュールと進め方について協議を行ったところでございます。この協議に基づきまして、北海道開発局は、9月には関係する自治会長に、9月と10月には江別市千歳川治水対策促進期成会に対しまして、事業内容の事前説明を行い、その後、11月5日に地元関係者への事業説明会を開催したところでございます。次に、江別のまちづくりとの整合性についてですが、条丁目地区は江別市の母町でございまして、石狩川の舟運経済の歴史が今も残っている地区であると認識しております。この地区には、市が所有する歴史的な建造物もあり、現在、市民の方々に演奏会や演劇の会場などとして利活用されているところであります。市といたしましては、当該建物が堤防整備により支障物件となる可能性も含め、その後の対応について、今後、検討してまいりたいと考えております。また、北海道開発局がさきに開催した事業説明会では、専門用語が多く説明がわかりづらかったとの意見がありましたことから、再度、わかりやすい説明と意見交換ができる事業説明会を開催するよう要請したところであります。今後とも、地元関係者の御理解、御協力が得られますよう、引き続き、丁寧な説明を開発局に要請してまいりますが、市といたしましては、地域の皆様方の要望を踏まえまして、国との協議の場を設置して、理解が得られるよう努力してまいりたいと考えております。次に、恒久平和の取り組みに関連しまして、まず、積極的平和主義についての見解でございます。私の理解する積極的平和主義は、昨年、市が平和都市を宣言し、その中でうたわれている、世界中の国、地域、人々との交流の輪を広げ、互いの個性や違いを理解し尊重し合う世界、つまり、貧困、抑圧、差別などの構造的暴力のない平和と考えておりますが、先般、政府は、平成25年12月17日に閣議決定した国家安全保障戦略におきまして、国際協調主義に基づく積極的平和主義を基本理念の一つに掲げ、そこでは、積極的平和主義を、自国のみならず国際社会の平和と安全のために能動的・積極的に行動する考え方と定義していると認識しております。また、今回の安全保障関連法の成立に当たりまして、首相は、今後とも国民の皆様に誠実に粘り強く説明していく考えだと述べておりますが、私は、憲法問題、さらには自衛権の問題など、依然としてさまざまな問題があり、国民の意見も二分していると言っても過言ではない状況と理解しております。もちろん、現在の国際情勢から、平和は外交のみ、あるいは、武力のみで守れるものではないと考えておりまして、まさに今、国のかじ取りが問われていると思っております。今回の国の最高議決機関である国会での決定は極めて重いものでありますので、引き続き、国におきまして、あらゆる機会を通じて具体的な説明を行い、多様な意見を持つ国民の理解を得る必要があるものと考えております。次に、当市における恒久平和の推進策でありますが、私は、平和都市宣言に込められた思いを全ての人々に認識してもらうことが、恒久平和の推進につながるものと考えております。平和都市宣言には、核兵器廃絶、戦争・紛争のない世界の実現といった地球規模の問題から、いじめや暴力のない社会といった身近な問題まで、さまざまな角度から平和について考えてほしいという思いが込められており、そして、その全ての問題を解決するための第一歩は、人それぞれの個性や違いをお互いが理解し合い、尊重し合うことであるとうたわれております。そのため、市といたしましては、この理念を全ての人々に浸透させるための取り組みを進めていくことが重要でありまして、江別市平和のつどいを初めとした、平和について一人一人がみずから考える機会をつくれるような事業を今後とも継続してまいりたいと考えております。次に、恒久平和の取り組みに関連しまして、各種事業の実施についてであります。先ほどもお答えしましたとおり、私は、平和都市宣言に込められた思いを全ての人々に認識してもらえる取り組みを進めていくことが必要であると考えております。そのため、その第一歩としまして、ことしの7月に江別市平和のつどいを開催し、幅広い年代の市民が参加され、児童生徒も数多く参加いたしました。その中では、小学校、中学校、高等学校の各代表による献花や中学生による平和都市宣言の朗読、高校生みずからが取材した平和の誓いの発表などが行われ、平和に対する思いを深める一助になったものと考えております。さらに、全小学校で、広島市の平和記念公園にあります原爆の子の像に捧げる折り鶴の制作を行い、江別市の平和のつどいの中で伝達が行われました。この原爆の子の像は、原爆症により12歳で短い生涯を終えた佐々木禎子さんが闘病中に回復を祈って折り鶴を折り続けたという悲話をもとに建てられたものでありまして、日本はもとより世界各国から、年間1,000万羽に上る折り鶴が捧げられております。江別の子供たちが、この折り鶴制作を通じて、平和の大切さ、今、普通に、そして健康に生活していることのありがたさを感じることができる機会となったものと考えております。また、小・中学校の授業の中でも、戦争で多くの尊い命が奪われたことを学んだり、講師を招いて直接被爆体験のお話を聞くといった取り組みを行う学校もあるなど、日ごろから平和教育の推進に努めてきているところでございます。そこで、広島、長崎への小・中学生による平和訪問団の派遣や高校生平和大使派遣実行委員会の支援につきましては、取り組みの一つとして意義のあるものと認識しておりますが、まずはことしから実施が始まりました江別市平和のつどいを全市的な取り組みとして定着させることで、平和に対する市民の思いを醸成してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、健康福祉部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 健康福祉部長 真屋淳子(健康福祉部長は2018年3月まで)

私からは、恒久平和の取り組みについての御質問のうち、子供の権利条例の制定について御答弁申し上げます。子供の権利条例の制定についてでありますが、子供の権利条例は、世界的な観点から児童の人権尊重と保護の促進を目指して、平成元年、国連総会において採択された児童の権利に関する条約の理念を具現化するため、制定されているものと認識しております。条約の基本理念である子供の生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利の四つの権利について、江別市におきましては、今年度からスタートしたえべつ・安心子育てプランにおいて、江別市次世代育成支援行動計画から引き続き継承する形で明記されております。そのプランでは、子供だけでなく、その親や学校教育現場、社会全体に一層浸透するよう普及啓発を進めるとともに、さまざまな機会を活用して、子供の権利に対する市民意識の向上に努めることとしております。平成25年11月に発足した子ども・子育て会議において、これまで12回にわたり、子育て全般についての御意見をいただいてまいりましたが、子供の権利条例制定の議論には至らなかったところであります。子供を取り巻く環境につきましては、貧困や虐待を初めとする課題も多くあると認識しており、引き続き、子ども・子育て会議において議論をお願いしてまいりたいと考えております。私からは以上であります。

答弁 建設部長 安藤明彦(建設部長は2018年3月まで)

私から、石狩川及び千歳川河川整備計画による点検結果と整備内容について、及び笑顔あふれる元気なまちについて御答弁申し上げます。初めに、石狩川・千歳川合流点の堤防整備に関連いたしまして、河川整備計画による点検結果及び整備内容についてでありますが、石狩川・千歳川合流点の堤防整備については、事業主体であります北海道開発局札幌開発建設部により進めてきているところであります。北海道開発局では、江別市に甚大な被害をもたらした昭和56年の災害を踏まえ、河川整備計画についてさまざまな工法の検討を行い、平成16年に千歳川を堤防強化と遊水地により整備する方針を決定し、平成17年に千歳川河川整備計画を、平成19年に石狩川河川整備計画をそれぞれ策定しております。その後、河川整備計画に基づき、現在の堤防について、構造などの安全性の調査・点検を行った結果、合流点の堤防については、コンクリートの特殊堤が約50年を経過し、遮水性や基礎くいの支持力不足など構造上の問題があることや、土堤部分については、堤防断面が小さく強度が不足していることなど、堤防の整備が必要であるとされたところであります。整備内容につきましては、石狩大橋から千歳川早苗別川樋門までの約2キロメートルの区間について、土堤及びコンクリート特殊堤にて堤防強化を図る予定と伺っております。次に、笑顔あふれる元気なまちに関連いたしまして、河川敷の利活用についてのうち、利用実態についてでありますが、現在、石狩川河川敷緑地においてソフトボール場2面、サッカー場2面が設置されており、運動公園として利活用している状況であります。利用状況につきましては、開放期間の6カ月間で、毎年おおむねソフトボール場は約3,400人、サッカー場については約800人の利用があり、大会の開催や練習など、休日を中心とした利用となっております。指定管理者からの報告では、ソフトボール場については、試合が中心であり、利用者数が多く、利用時間も長い状況となっておりますが、サッカー場については、練習が中心であり、少人数で、利用時間も短く、空き時間があると聞いております。御質問の新たな交流広場やパークゴルフ場への利用拡大につきましては、今後、利用者の意見・要望を聞いた上で、河川法に基づく河川占用上の制限を踏まえ、河川管理者である北海道開発局と協議してまいりたいと考えております。次に、公園のリニューアル等についてでありますが、御質問の街区公園のような小さな公園は、これまで子供を中心とした整備を行ってきたところでありますが、指定管理者からの報告では、街区公園についてはラジオ体操、錦町公園等の大きな公園ではグリーンボールなど、また、自治会での花見や夏祭りなどに利用されており、公園全体において高齢者が参加する割合がふえてきており、利用状況が変わってきていると認識しております。こうしたことから、第6次総合計画では、高齢者など幅広い世代に利用してもらえるよう再整備を行うものとしており、近年、若葉公園やはんのき公園など、市民参加による公園づくり事業による再整備や老朽化した遊具の更新において、ワークショップなどにより地域の子供たちやお年寄りの意見を取り入れているほか、既存の健康器具の使用方法につきましても、地域からの意見・要望に応え、本年度より説明看板を設置しております。今後とも、幅広い世代が利用できる公園再整備を進めてまいりたいと考えております。次に、水辺公園についてでありますが、現時点で当該地の公園化は計画されておりませんが、観光の観点からは、当該地は野幌森林公園を背景としたセラミックアートセンターや千古園にも隣接しておりますことから、今後、ミズバショウの生息環境等の実態調査をしてまいりたいと考えております。次に、サイクリングロードの整備についてでありますが、江別市都市計画マスタープランでは、必要に応じて自転車走行空間を整備するなど、安全で快適な通行環境の確保に努めるものとしております。また、第6次総合計画においても、都市づくりの中で健康・福祉環境など生活基盤の総合的な充実を図ることとしており、自転車の利用は健康づくりにつながるものと認識しております。御質問の札幌市から北広島市まで計画されている自転車道路につきましては、滝野上野幌自転車道路及び札幌恵庭自転車道路であり、北海道や札幌市が広域的なルートをもって整備しているところでありますが、一部未整備区間があり、現在、事業が休止状態となっております。江別市におきましても、石狩・南空知圏域サイクルネットワーク推進協議会等、平成12年度まで活動していた経過がありますが、現在の石狩圏域のルート決定に伴い会議は終了しており、その後の活動は行っていない状況にありますので、観光の観点からも、石狩川、野幌森林公園、野菜直売所、観光施設等を結ぶ新たなルートの選定も含め、今後の対応について庁内で検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 岡村繁美

それでは、2回目の質問をさせていただきます。質問として2点お伺いし、その後、要望等を少しお話しさせていただきたいと思っています。1点目の質問は、堤防整備の件でございますが、御答弁の中にありましたように、今回の計画内容は歴史的建造物の移転を伴う内容となっている可能性もあるので、今後、そうしたことに対応していきたいという御答弁かと理解しました。私が今回お聞きしているのは、開発局から示された内容がいいだとか悪いだとかこうしろとか、そのことについては今ここで議論するつもりはありません。このことについては、質問させていただいた、そうした環境ができた後に、それぞれ市民の皆さんと同じようにさまざまな意見を言いたいと思っています。問題は、質問の中でさまざまなお話に触れさせていただいたように、そうした環境を市が主体的に急いでつくっていくことが、まちづくり計画からしても、その責務が市長におありだというふうに私は理解しています。また、市長はこの間、地方創生と江別のまちづくりについて、さまざまなところに行って積極的にお話をされているとも聞いています。私は、今回の地方創生は余りストンと落ちていないところがあります。実は、この話というのは、今改めて担当大臣が出してきたものではなくて、私たちのこの間の総合計画の中でも、私は第4次、第5次、第6次と総合計画にかかわらせていただきましたけれども、とりわけ第4次の後半ごろからは、これからの人口増はなかなか見込めない、そのことに起因して財政も基盤も大変だと、そんなことはどこの自治体でもいち早く、みずからの町は、やっぱり、その町にある優位性やとりわけ人材を含めた地域資源を活用して、市民参加・市民協働でこれからの時代を乗り切りましょうと、そんな思いが私たちのまちづくりの中心に据えられています。私は、これはまさに地方創生の考え方だと思っています。そうした意味では、今回の国からの地方創生は、何かしらうがった見方をすれば、学校の子供たちが立派な回答を提出すれば何かお土産をあげますよと、そんな上から目線のような気がしてなりません。そのことはさておき、市長が今、地方創生を初めとするそうした江別のまちづくりに取り組まれている、そうした基本的な考え方からしても、今回の課題は見過ごすことのできない、また、決して開発局頼みにすることをしてはいけない課題だと思っています。そうした意味で、ぜひ2回目の質問の中で、具体的に議会への情報提供、さらには、市民への情報提供を初めとする、皆さんで話し合う機関を、会議を、市長みずからこの場でお話しいただきますようお願いいたします。それを質問といたします。もう1点は、子供の権利条例についてです。これも、先ほど申し上げましたように、それぞれの議員からも繰り返し質問がありました。ちょうど1年前にも同僚議員が質問して、その答弁は、先ほどの答弁と基本的には同じ答弁になっていたかと思っています。そうした意味では、私は少し深くそこを議論させていただきたい。先ほどの答弁では、子ども・子育て会議の議論の中には、こうした条例の議論はなかったという答弁でございます。この間、市が率先して多くの有識者や市民の意見をお聞きし、反映させるためにさまざまな会議や審議会をつくって、今、努力されています。大ざっぱに私の感想を申し上げますと、いろいろな形があります。例えば、私が今入らせていただいている都市計画審議会では、現在も、市長からの諮問という形で、目的が明確になった形で皆さんの御議論とお答えをいただきたいという形や、また、総合計画やさまざまな計画では、これからつくる計画に意見を反映するための市民の生の声や有識者の声をお聞かせいただきたいという、そういったさまざまな会議もございます。ただ、市民参加条例制定のときに、私どもは残念ながら賛成することになりませんでしたけれども、そのときもそうだったのですが、どうしても、今やっている状況を見ますと、一定の枠というか、例えば、今テーマになっている課題の先進地の事例を参考にして検討いただいたり、それも大変結構なことではございますけれども、先ほどの子ども・子育て会議でも、一定の計画を目的とした議論を前提にしていますから、なかなかそういった条例という議論にはなっていかない。そういう意味では、私は議会でこうして数々の方から一般質問されている課題だということを考えますと、情報提供という形でも結構ですから、その施策にかかわる多くの幅広い議論の場に、やはり事務局的な役目を果たす行政は、積極的にそうした情報をテーブルにのせていくと。改めて活字で議題にすることは、それぞれ選択はあるかと思いますけども、ぜひそうしたことに意を用いていただきたい。そうすることによって、今やろうとしている計画の政策の実現性にさらに深みを持たせた、条例にはもちろん権利と義務がそこに書かれることがありますから、慎重に、そうした議論が多くの方になされて、一つの議論の到達点をまた行政が受けとめながら、事業に反映させていただきたい。そんなふうに考えますので、改めて、そうした今回の会議の持ち方や、今後、会議でもまた御議論いただくという答弁の触れ方もありましたので、そのことについてお聞きいたします。あと、要望としては、河川のこともたくさんあるのですが、先ほども言いましたように、これから議論をさせていただきたい。私の三つの提案につきましては、地域資源を生かした活用ということで、私なりに考えて提案させていただきました。河川にしても公園にしても、それぞれ、私どもは大変大きな財産だと思っています。これを有効に活用して、先ほど言いましたように、住んでよかった江別のまちを、とにかく、みんなで家から出ようと。私はやはり多くの皆さんから聞いていると、江別は、なかなか家から出るような動機づけといったものが少ないというふうな御指摘もいただいています。そういった意味では、先ほど例に出した資源の有効活用はまだまだあるかと思っていますので、まず、元気なまちをつくる。そのことによって、市長も健康都市えべつと、総合的な健康対策を標榜して努力されているかと思いますので、ぜひ、家からまず出ようと。出て、さまざまなことに触れ合っていただく。そこには、自然との触れ合い、人との触れ合い、そのことによって、今、市が大きな柱にしている市民協働やまちづくり提案のアイデアもさまざまに出てくるのだろうと私は思っています。家に閉じこもっていては、なかなかそういった発想にもなりません。そういった意味で提案をさせていただきました。最後に、新しい水辺公園についてだけ、少しお話しさせていただきます。先ほどもお話しさせていただきましたように、ここは、まさに野幌森林公園のすばらしい懐にある敷地で、一部市有地がございまして、先ほど紹介しましたように、以前、ミズバショウがきれいに咲いていて、私もまだ子供が小さいころに見ましたから、一緒にあそこを散策しながら、運動公園に寄ったりセラミックアートセンターに寄ったりと、楽しい1日を過ごした記憶がございます。水がとまったせいか、七、八年前にミズバショウが咲くことがすっかり見られなくなりましたけれども、私はあそこの水辺環境からすると、そう大きな財政を投入しなくても、また復元することは十分可能だというふうに考えています。また、今回の提案の一つには、やっぱり、陶芸の里構想の第一弾事業としてせっかくつくったセラミックアートセンターは大変すばらしい施設でございますし、また、担当部局も、企画展を初め、大変なご苦労をいただいて、今、多くの皆さんに利用していただくための努力もしています。しかし、残念ながら、なかなか周辺環境の動機づけがまだまだ足りないと私は感じています。そうした意味では、日ごろ何げなく子供を連れて楽しめる場所、そういった提案趣旨でございますし、そのことが、今言ったセラミックアートセンターの利用増、さらには、野幌森林公園、運動公園のあのすばらしい周辺、千古園を初めとして、そういった連担した活用策が図れるだろうと考えていますので、ぜひ、こうしたことも御参考にしていただけるなら、今後とも御努力をお願いして、2回目の質問といたします。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

岡村議員の再質問にお答え申し上げます。私からは2点お答え申し上げたいと思います。まず、市街築堤に関連しまして、今後の市の対応ということでございますが、都市計画マスタープランでは、江別地区について、歴史性や景観、自然環境、河川環境を活用し、治水対策などの災害対策を進め、河川と共存した地域づくりを進めるとされております。また、御指摘にありましたけれども、その地域にはさまざまな歴史的な建造物もあります。特に旧岡田倉庫につきましても、今は改修中でありますけれども旧ヒダ工場につきましても、さらには林木育種場につきましても、議会でのさまざまな論議を踏まえまして、市民の総意で、残すべき、または取得すべきという判断のもと取得したものでございます。私はそういう意思を大事にしていかなければならないと思っておりまして、今回の築堤整備計画が決まりましたが、どうして残していくのか、どうやって残していくのかといったことを含めまして、市民の皆様、そして関係機関、関係団体とも十分に協議しながら進めていきたいと思っています。そのための情報は、適宜、必要な機関、団体、議会も含めまして、提供してまいりたいと考えていますので、これからも御審議賜りますようお願い申し上げたいと思っております。次に、子供の権利条例に関連しまして、これまで市議会ではさまざまな論議がありました。その論議を全て審議会にお知らせしているかというと、そうではございません。中には非常に重要な御審議もあるかもしれませんが、さまざまな論議がありますので、議会として意思決定される、または、意思表示されたような場合については、これは確実にお知らせしております。したがいまして、関係部によりまして、その濃淡があると思っております。そのための対応というのはこれまで決めておりませんので、どう対応していくかということはこれから議論してまいりたいと考えています。今回の御指摘のような権利に関連するさまざまな対応でございますけれども、条例につきましては市町村の法律でございますので、極めて重たいものだと私は考えておりまして、慎重に対応していきたいと考えておりますので、その考え方のもとに、今後は市として対応を進めてまいりたいと考えています。以上でございます。

再質問 岡村繁美

3回目になりますので、今回は質問を差し控えますが、まず、治水対策の堤防整備の事業として提案されている中身についてです。質問とはしませんけれども、1回目の答弁で、歴史的建造物、そのことの意味をしっかり考えながら、今後の対応をしてまいりたいと。この答弁の表現というのは、受けとめ方によっては、いろいろな受けとめ方ができる答弁になっていると感じます。私が感じたのは、移転対象になっているから、その後の対応について、一旦壊して、ほかのところで同じような機能の発揮を考えていくのか。いろいろなことが考えられますけれども、そういったことを想定した答弁にも聞こえるし、そうではなくて、1回目の質問からもお話しさせていただいていますとおり、私は、国と地方自治体というのはフィフティー・フィフティー、対等な立場であり、私どもから言えば、いい地域とまちづくりを進めていく責務を果たすために頑張っています。だから、そういう意味では、決して、国が上にあって、国の計画はもう変えられないという前提で、その後の対応をしようとしているのでは、私はやはりだめだと思っています。それは、質問の中で何度も触れましたように、あそこの地域の位置づけ、まちづくりの視点、そうした意味では、まずは、今、提案がございましたから、皆さんにお知らせし、議論していただく場をつくってくださいと。多くの皆さんが、江別の地域のためにどうしたらいいのかと。きっと、治水対策も市民共通の重大課題ですから、治水対策もしっかり果たせる事業をやってほしい。できれば、周辺地域に影響しない形でできれば一番いいと。多分、これは、私も、市長も、多くの市民も共通して思うことだと思っています。ですから、問題は、今回の計画の説明を受けとめながら、そのことが可能なのか。私は技術的にまだまだ不十分ですから、説明を聞きながら、そして、まちづくりとの整合性を含めてこれから考えていきたいと思っていますから、問題は、そういう場を早く市がつくってくださいと。開発局の計画ではもうスケジュールが一定程度示されていますから、そうした意味で今回質問させていただいていますので、ぜひ、その辺だけはお間違えのないように今後も進めていただきますようお願いいたします。そして、先ほどの子供の権利条例のことですけれども、例えば議会のことが答弁の中でありました。議会で決まったことは持ち込む。けれども、まだ議会全体として決まっていない、例えば個人の一般質問での意見だったり、委員会での意見だったり、そういう状態のものは云々という御答弁ですけれども、果たしてそんなことでいいのかと。市長が先ほど言った地方創生、江別のまちづくりと、今、大変厳しいこの時代を乗り切ろうとしている、たくさんの課題がある中にあって、市民の力と地域資源を活用してまちづくりをしたいという市長の決意からすれば、さまざまな情報提供を相互にし合いながら議論して、よりよい成果が出てくるのだと私は思っています。また、私は条例についてちょっと調べてみまして、時間がなくて、まだ全然理解の到達点には達していないのですけれども、条例は狭い意味で、今市長が言ったように、市長の専権事項であり、さらには、もう一方で許されているのは私ども議員です。市長と議員しかこの条例をつくること、提案することはできないことになっているかと思います。そういう意味で、条例は狭い意味で考えると、規則だとかというのはもっと広い解釈で理解されているという考え方です。また、江別市の条例はたくさんありますけれども、条例には手続条例、今回のような政策条例があり、そんなふうに大別しますと、政策的なこういう条例こそ、幅広くさまざまな情報提供が行政のほうから進んでなされることで、江別のまちづくり、さまざまな課題に大いに力を発揮できるのだと私は思っておりますので、このことについても質問とはしませんけれども、今後十分そういった意味合いを御理解いただきながら、ぜひ御努力いただくことをお願いして、私からの質問は終わらせていただきます。

出典:江別市議会 平成27年第4回定例会 2015年12月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる