江別市議会 平成20年第3回定例会 2008年9月11日
(1)教育行政について/(2)経済行政について/(3)高齢者行政について/(4)総務行政について
2008年9月11日、江別市議会の一般質問で、宮澤義明議員が「教育行政について」「経済行政について」「高齢者行政について」「総務行政について」について質問し、市長 三好昇、副市長 佐々木雄二、経済部長 岩井康夫、健康福祉部長 斎藤嘉孝、教育長 月田健二が答弁しました。
- 質問者
- 宮澤義明 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、副市長 佐々木雄二、経済部長 岩井康夫、健康福祉部長 斎藤嘉孝、教育長 月田健二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 宮澤義明
ただいま議長から発言の許可をいただきましたので、通告に従い順次質問させていただきます。最初に、小中学校の給食についてです。総務文教常任委員会の教育活動等調査の際、生徒と共に給食をいただきました。その後、私たち公明党が独自に給食の状況を視察させていただきました。八、九人ほどのグループに分かれて給食をいただいたのですが、当日は米飯給食で人気がないということもあり、私のグループで完食をしたのはたった一人でした。ほとんどの生徒は御飯もおかずもわずかに食べただけでバケツの中に捨てていました。ほかのグループを見ても完食している生徒はごくわずかでした。余りにももったいないと思い、教育委員会に確認したところ、米飯給食のときは多くの学校でも同様とのことでした。江別でも8月から給食費が15円値上げとなりました。輸入食品・国産食品の値上がり、燃料等の高騰から価格の改定は理解しますが、私が昼食を共にしたクラスだけでもこれほどの量を捨てているのです。アフリカなど食料生産が十分でない貧しい国々では、食料の高騰で1日1回の食事も満足に取れない人々が大勢おり、餓死する人々も後を絶たない状況です。命懸けで食料調達のデモを行っている姿をテレビで見るにつけ、学校では何を教えているのかと考えてしまいます。生徒に残さないで食べるよう指導できないのかと確認したところ、無理に食べさせると保護者から苦情がくるとの話でした。それならば御飯の量を減らしたらどうかと尋ねると、生徒1人当たりのカロリーが計算されており減らすことはできないとの回答です。食べないでバケツに入れてごみにし、お金を掛けて焼却処分する状況を見ていると、栄養価など関係ないという感じがします。私は、食べ物を粗末にするなと子供のころから嫌というほど親から聞かされました。日本の食料自給率が40%しかないと多くの教育者やエコロジスト、マスコミ等が国民に警鐘を鳴らしています。大切な食料ですので無駄にしないために知恵を働かせるべきです。献立表を配布する時点で事前に生徒に御飯の大・中・小を選択してもらうなど、幾らでも手はあるはずです。学校で教える食育は、生きることは食べることであるということを学ぶことが一番の目的ではないかと考えます。ケニアの前環境・天然資源・野生動物副大臣でノーベル平和賞を受賞されたワンガリ・マータイ女史は来日されたときに、日本語のもったいないという言葉を聞かれ、これこそが地球にやさしい3Rの大切な言葉だと言われ、国連や世界各国を訪問された折々に、このことをお話しされているようです。食育は命を守る大切な教育の一つです。給食で食べ物を捨てている現状に対して、市長はどのように感じますか。改善の余地も含め、学校給食に対する基本的な考え方をお聞かせください。また、7月1日に就任された月田教育長も教員生活を送られ、給食を捨てている行為をこれまでも見てこられたと思います。教育現場で食の大切さを教えているのに、給食で多くの食べ物を捨てることに違和感を持たれなかったでしょうか。質問の1点目に、今後も生徒1人当たりのカロリーバランスがあるので現状のままの配食でよいと考えているのかどうか。2点目に、御飯を無駄にしないために、大・中・小の盛り分けを事前に行うなど、何らかの対策を行うべきと考えますが、教育長の考えをお聞かせください。3点目に、総合学習などで、世界の人口と食料生産の状況など、食料需給が厳しい状況にあることをもっと話し合うべきではないでしょうか。食料を大切にし、倹約した食材費を発展途上国、貧しい国の人々、子供たちに援助するなどの話につながれば、教育効果も大きいと感じます。もったいないという言葉の発祥の国であり、食料自給率が先進国の中で最低であるにもかかわらず、日々大量に食料が廃棄されていることを私たち大人は恥ずべきです。余談ですが、給食のときに、先生がいただきますと言って食事をさせたのはおかしいと抗議してきた保護者がおられたとの話を伺った記憶があります。保護者の方は、いただきますという言葉の意味を施しを受けるととらえたのかもしれません。言葉の本質を根本から間違ってとらえている残念な話であります。教育現場で命の大切さを教え、命を養うための食の大切さを教えているならば、食べ物を無駄にしないことも是非教えていただきたいと考えます。また、朝食を取らずに登校する子供が大幅に増えているとも聞いています。食を大切にするということは、すなわち命を大切にすることです。朝晩家族が顔を合わせ、あいさつを交わし共に食事をいただくことは家族として大切なことと考えます。東京の秋葉原で起きた無差別殺人事件の報道でも、犯人はメールでしか相談する相手もいない孤独な人間関係を訴えています。家族で食事を取り、共に励ましながら生きる。そんな基本的な家族として、人間としてのきずながあれば、他人をも大切にする心が自然とはぐくまれるのではないかと考えます。今更質問する事柄ではないのかもしれません。しかし、最近の日本の家庭、社会的状況を見ると、朝晩のあいさつと家庭での食事の団らんを増やす努力は現代社会にとって何にもまして必要なことではないかと考えます。未来の日本のため、私たちが率先して実践するとともに、市民にも訴えることが必要と考えます。市長の食に対する考えをお聞かせいただきたいと思います。次の質問は、これまで江別が進めてきた学校選択制など、今後の教育行政について考えをお聞きしたいと思います。最初に、学校選択制の考え方についてです。学校教育法施行規則の一部改正があり、公立の小中学校でも通学区域の選択制を導入することが可能となったため、江別においても平成15年9月24日、通学区域審議会に学校選択制の基本的な考え方についての諮問がなされました。平成15年9月24日から平成16年2月10日までに10回の審議会が開催され、慎重な審議がなされた結果、子供の個性や希望に応じた学校選択の推進が図られること、学校の活性化が図られること、保護者が学校に積極的にかかわろうとする意識や責任感が向上することなどが期待されるとの理由で学校選択制導入の答申がなされました。その後、平成16年2月26日に学校選択制導入が決定され、平成16年5月17日に導入の時期、対象となる児童生徒、選択できる学校の範囲などが確認されたところであります。これまで3年間実施され、アンケート調査からもおおむね制度に対する理解が得られているようです。アンケート調査では今後の学校選択制についても聞いたところ、現状のままで良しとする方とさらなる拡大を望む方がおられることも明らかになりました。すべての生徒と保護者に対して、教育を受ける機会の均等と選択の自由は保障されなければなりません。アンケート結果からは学校選択制の拡大も検討されて当然と考えます。次に、この学校選択制と関連して過小規模校、小規模校に対する今後の考え方について伺います。市内においては、人口の停滞と少子化の影響で今後生徒が漸減することが統計上からも明らかです。まして、小規模校においては現在でも適正なクラス数が維持できていない上、今後は更に条件が悪くなっていきます。野幌小学校のように市内全域から生徒を募集することができる特認校であれば特色ある教育、学校運営も可能ですが、現行制度では学校教育のレベル、環境も小規模校にはますます不利になります。教育委員会ではこれまでも学校の適正規模、適正配置について十分検討されていると考えますが、生徒の教育を受ける権利と機会は何にもまして保障されなければならないと考えます。しかし、それと同時に、これまでの歴史や経緯、学校を小規模校だからと言って経済性の視点だけで統廃合するというのであれば、理解は得られないと考えます。質問の1点目は、森と自然をテーマに野幌小学校が特認校となっていますので、平野と川をテーマに地域からの協力を得て、江別市のまちづくりの一つである都市型農業、グリーンツーリズムを推進する意味からも、新たな特認校が設置されても良いのではないかと考えます。また、学校選択制を市内全域に拡大するとともに小規模校地域の振興を図り、その上で特色ある教育に力を入れていく選択もあって良いのではないでしょうか。中学校については、生徒を競争社会になじませることもあるので、適正規模の学校を視野に整理統合を図るのが良いのではないかと考えます。今後の都市行政と学校の配置、特認校など、教育環境の整備について市長と月田新教育長にお聞きいたします。次の質問は、全国学力テストについてです。ゆとり教育の影響もあってか、近年、学力の低下が全国的に問題となっています。そのため、学習指導要領の改訂も行われ、教育内容の大幅な改訂、充実が進められています。また、昨年度からは全国学力・学習状況調査が小学校六年生と中学校三年生を対象に行われるようになり、本年度も4月に実施されました。昨年度の結果公表は10月下旬で、学校現場からは指導に役立てられなかったとの批判もあったため、今年度は新学期が始まる時期に公表されました。その結果を見ると、今年度は北海道の小学生の全科目平均の正答率が55%で全国46位、中学生が59%で44位でした。全体的には昨年度の上位県と下位県の位置付けはほぼ同様であったようです。このうち小学生は秋田県が4科目トップで昨年に続き全体で1位となり、中学生では福井県が国語B、数学A・Bの3科目がトップで全体でも2年続けて1位となりました。都道府県別では、ほとんどが平均正答率のプラスマイナス5%の範囲内に収まり、ばらつきは少なかったとしているが、個別に見ると知識・活用の双方で国語がトップの秋田県の小学校と数学がトップの福井県の中学校では、いずれも最下位の沖縄県と比べ、正答率に20ポイント前後の差が出たようです。これらの結果について、北海道の大手新聞社は、多額の金と労力を掛けてまで、全国の子供たちを巻き込み、全国の小中学校の教職員が実施に向け時間を取られるため毎年実施する意味はあるのかと問い掛けております。また、北海道の教職員組合は子供たちの本当の状況が分かったとは思えず、無意味な調査だと批判しています。そこで1点目の質問ですが、江別市も全国学力テストに参加しています。今後も全国学力テストが続けば参加されるのでしょうか。それとも無意味ととらえておられるのでしょうか。お聞かせいただきたいと思います。2点目の質問は費用対効果についてです。設問をテストだけではなく授業でも使うよう要請をしているようですが、小学校で5割弱、中学校では4割弱しか利用していないと言われています。どんなに良い設問であっても、授業に生かし生徒に理解されなければ、当然費用対効果は下がります。生徒の理解力を向上させるためにも積極的に利用すべきと考えます。江別市内の小中学校ではどの程度利用しているかお示しいただきたいと思います。また、昨年度と今年度の結果を見ると、学力と家庭での生活習慣には相関関係があると言われています。規則正しい生活を送る子供は、例えば朝食を毎日食べる、学校に持っていく物を事前に確かめるなどしている子供は正答率が高く、学力の高い学校や都道府県にも一定の共通点があると言われています。秋田県は、1964年度まで行われていた全国学力テストでは全国で40番台に低迷していました。そのため、秋田県の教育界には秋田県は低学力との認識が長年あったそうです。その後、どの学校でも一定の学力を身に付けることを目標に学校と地域、行政が連携する機運が盛り上がり、全国に先駆けて2001年度に30人学級を導入し、算数と数学について学習の理解度を確めるために年10回前後の県独自のテストを行ったり、秋田市内のある小学校では五年生の算数の授業は児童の希望に応じてクラスを習熟度別に分けて行うことなどを試みています。また、同校では指導力向上のために行う校内研修は年間50回近いと説明されています。同校の校長は、秋田県ではごく当たり前のことで、教師は、どの子にも学ぶ喜びを知ってもらうために自己研さんに励んでいると話されています。3点目の質問は、江別市でも先生の協力の下で生徒に対する授業内容の精査を進め、親と生徒の理解も求めながら、習熟度別の授業などにより学力向上に取り組まなければならないと考えます。学習方針や先生に対する指導・研修を教育長はどのように考えているのかをお聞かせいただきたいと思います。次に、企業誘致・産業振興についてお聞きします。最初に、RTNパークを紹介しているホームページの掲載内容について確認をします。江別市はRTNパークの開発と進展に大いなる期待を抱き、ITなど先端産業の誘致を目指して努力を重ねてきました。しかし、時代の流れもあり、企業の進出は途絶え、現在のRTNパークの未操業地は開店休業状態が続いています。昨年市長が交代し、RTNパークについては環境に配慮した企業、工場であれば誘致可能との判断が初めて示されました。しかし、その後ホームページを閲覧しても、ITなどの開発、先端産業の進出を希望するといった以前の掲載内容と全く変わっていません。なぜ、これほど簡単なことが素早くできないのか。せめてホームページだけでも、食料関係や他の製造業であっても進出が可能と判断できる内容に変更すべきと考えますが、いかがでしょうか。また、RTNパークの用途拡大を決定してから、企業誘致に向け具体的にどのような手法や対策を検討されたのでしょうか。詳細に説明していただきたいと思います。光陰矢のごとし。時間は後戻りできませんし、条件はますます厳しくなると考えます。次に、江別市を食料生産・加工基地にということでお聞きします。江別市は北海道の中心地域として、道央圏に位置し、大消費地である札幌市からも至近距離にあります。高速道路も整備されて全道につながっており、東西両インターチェンジも整備されています。また、国道337号線で結ばれる石狩湾新港からも30分ほどの距離であり、将来的には新千歳空港や苫小牧港とも国道337号線でつながり、交通の利便性がますます高まる予定であります。また、札幌市の隣ということもあり、都市近郊型農業も発達しています。さらに、多くの食品関係企業が江別市に進出して操業しており、技術支援体制として道内唯一の道立食品加工研究センターがあるほか、知的財産として4大学・2短大があります。このような中で、食品加工の成功例として産学官の連携で進めてきたのが麦の里えべつです。ハルユタカの生産から加工、製品化まで、すべて市内で行っている江別小麦めんは全国でも高く評価され、江別の製品出荷額を押し上げるとともに地元雇用にも大きく貢献しています。このように多くの食品加工企業が進出し成功を収めているということは、国内外からの資源、農業生産品の流通がほかの地域よりも良いという証拠です。また、生産環境、支援体制が他の地域よりも整っているということであります。農業生産者、JA道央、加工産業の方々、道立食品加工研究センター、大学の持つノウハウに加え、銀行、江別市、北海道の支援体制が更に充実してきており、一大食品加工地に変ぼうする可能性も江別にはあると考えております。世界的にも温暖化、乾燥化の影響で食料生産が頭打ちとも報道されており、北海道は今後日本の食料生産基地としての比重が更に増すと同時に、今後は国内外の需要も大きく伸びると考えられます。農産物の集積基地として東西両インターチェンジの活用を積極的に進めるとともに、農産物の集積方法や付加価値を高めるような加工技術もこれまで以上に精力的に高めていかなければなりません。質問の第1点として、江別市は食料生産・加工の集積基地としての可能性を大いに秘めていると考えます。その可能性を一つひとつ伸ばすことは簡単なことではありませんが、江別市の持続的発展と職を求める多くの人々の雇用や財源を確保するために、困難な道であっても開拓していかなければなりません。そこで、これまで江別市が食品関係の企業を誘致できた要因は何だったのか。また、これから食に関する企業を誘致するとすれば何がネックで、どのような対策が必要と考えているのか、これまで検討されている課題をお聞かせいただきたいと思います。また、課題を認識した上で積極的な誘致の取り組みが必要と考えますが、いかがでしょうか。市長の感性、トップセールスとしての手腕に期待しますので、ご答弁を願いたいと思います。質問の2点目として、RTNパークでも環境に配慮した工場であれば建設が可能との判断が示されました。地下水の利用も可能ですので、この機会に食品関係の企業を誘致する考えはありませんか。世界有数の平地原生林と言われる野幌森林公園をバックに安全・安心をがテーマに生産できるならば、企業イメージも上がると考えますので、積極的な営業の展開を求めます。質問の3点目は、既に土地を購入いただいている日本電気株式会社についてです。土地購入から相当の期間が経過しています。当時、土地を購入していただき、いずれ江別市に進出すると決まっただけで、市内外への宣伝効果は十分にありました。実際に日本電気株式会社が進出するとなれば、江別市の付加価値はますます高まります。また、これは市民の願いでもありますので、誘致促進のため、これまで進めてきた具体的な活動と今後の展望をお聞かせいただきたいと思います。江別市の発展・成長のため、是非市長が日本電気株式会社を訪れ、土地の利用促進をお願いすべきと考えますので、お答え願いたいと思います。質問の4点目として、RTNパークを中心に市内の土地利用が進めば、東西両インターチェンジは物資輸送のかなめとなる可能性もあります。実現のための最低限の条件は、江別市が食料加工などの企業誘致や産業育成に積極的かつ計画的に努力を続けることです。その条件があってはじめて東西両インターチェンジ周辺の開発も進み、特に江別東インターチェンジ周辺の特定流通業務施設の整備も可能となります。今後、国、北海道との連携を密にして流通基地としての可能性を探ると同時に、第5次江別市総合計画後期基本計画に東西両インターチェンジ周辺の土地利用について具体的に記述すべきです。東西両インターチェンジの利用・開発についての市長の方針をお聞かせいただきたいと思います。質問の5点目として、RTNパークは北広島市の工業団地と道道江別恵庭線でつながっています。共に札幌市に隣接しており、経済環境も似通っています。江別市がこの地域の開発、発展を目指すことは当然ですが、近未来の北海道の人口分布は道央圏を中心に集まると言われています。これまで行政的には特に近密な関係を築いてきておりませんが、今後は都市間競争の時代です。苫小牧市、千歳市、恵庭市の経済的結び付きに対して江別市も石狩市、北広島市と強力な連携を模索する時期に来ています。連携して企業誘致に取り組むことも必要であり、今後の江別市の生き残り戦略として、経済発展のキーワードと考えます。市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。次の質問は、高齢者の孤独死を防ぐ施策として、緊急通報システム設置事業についてお聞きします。北海道は今年の6月、だれにもみとられずに亡くなった高齢者について初めて調査を行い、その結果を発表しました。2007年4月から12月の間で確認されたのは63人で、そのうち4人は死亡から発見まで1か月以上たっていたとのことであります。孤独死された方が発見されるまでの時間は、1日から1週間が最も多く22人、1週間から2週間が7人、2週間から1か月が4人で、多くの場合、姿を見せないことを不審に思った近隣の住民や家族、親せきに発見されたそうであります。中には、夫を介護する妻が死亡し、一人で動けない夫も衰弱して死亡するなど、夫婦で孤独死していたケースも3件確認されました。人生の最期をだれにもみとられず亡くなるのは残念でもあり悲しいことです。私は、過去にあけぼの団地で幾人からも相談を受けました。体の調子が悪くて一人で寝ることが恐ろしいと。また、いざというときはだれにも連絡を取ることができないと。そんな高齢者の願いから緊急通報システムの導入について、議会で提案をさせていただきました。その後、緊急通報システムが平成5年度に江別にも導入され、多くの高齢者の皆様から大変喜ばれました。その後15年が経過し、高齢者の方々も年々増加しているため、システム設置を要請してもすぐには設置されない状況になりつつあります。現在の保有台数はおよそ590台で、現在使用可能な台数は今年の3月現在で553台ですが、当初計画した設置目標には遠く及ばず、端末の老朽化も進んでいます。今後はますます高齢化が進行しますし、緊急度や優先度の高い方も年々増加することが予測されております。冒頭に申し上げた悲しい孤独死を防ぎ、安心できる老後を送ることができるよう、緊急通報システムの台数の増設を是非とも検討すべき時期に来ていると考えます。また、現システムは端末が高価だとも聞いています。しかし、高価だから設置台数を減らしてもいいということにはなりません。これに替わるシステムを検討されているのかどうかも併せてお聞きいたします。市長は現在の状況をどのように認識されておられるのか、また、増設の検討は可能かお聞かせいただきたいと思います。さらに、時を同じくして、災害時要援護者名簿の作成が自治会の協力の下で始まっています。過去の災害時にも高齢者や障がい者が安全な場所に避難できずに孤立した例があったため、支援を要する人に登録をしていただき、支援が必要なときに迅速に支援ができるようにするものです。このような支援体制の構築を図るものができたことにより、地域ごとの要援護者が明確になりました。その要援護者の方々を災害時に援護するだけではなく、ご本人の了解をいただいた上で、1日1回の声掛け運動を全自治会で実行できないものかと考えます。自治会の方には大変大きな負担をお掛けすることになりますが、いつかは我が身のことでもあります。すべてを緊急通報システムに頼るのではなく、地域の協力の下で、高齢者に安全・安心をプレゼントすることができ、緊急通報システムの不足をも補完するというものです。ご検討いただいた上で、ご答弁願います。次は、職員定数の適正化についてお聞きします。民間企業であれ役所であれ、業務量に応じて働く人数が決まると私は理解しています。業務量に応じた効率的な定員管理が必要です。平成22年4月1日現在の職員数を平成17年4月1日現在の職員数845人と比較して、4.6%削減されることを小川前市長時代に決められましたが、既に802人となり、目標を上回る削減数となっています。その上、団塊世代の職員が大量退職することにより、業務に支障を来す事態も想定されています。そのため、知識と経験を持つ有能な職員を再任用する制度が初めて江別市でも活用されようとしています。制度の活用には一定の理解を示すところですが、江別市の現在の業務を滞りなく進めるために、総勢何人の職員が必要なのかはこれまで示されていません。当然事務量に応じて職員数が算定されるのでしょうが、そのうち、条例上で定数管理される職員を何名、不足する人員を非常勤職員として何名、臨時職員として何名、再任用職員として何名で賄うと確定された上で採用されるならば分かります。しかし、非常勤職員や臨時職員の採用を見ていると、原課から要請がある都度採用しているようにも見え、全体の業務と採用人数が本当に適正なのか分かりません。また、市民の方からは、採用が不透明で、市に縁故のある方が長期間採用されているとの声も聞こえてきます。年度当初に一般会計や企業会計のそれぞれの必要人員を示し、採用は平等、公平にし、採用基準も明らかにすべきと考えますが、いかがでしょうか。お答えいただきたいと思います。次に、職員の配置替えについてお聞きします。市役所内の職員配置の基準が事務的で、職員のやる気、能力を奪っているのではないかと感じ、お聞きをいたします。市職員として採用され、若いときに多くの部署を回って多くの経験をすることは、その職員の能力を磨くために大切なことと理解します。しかし、運、不運がそれぞれあります。たまたま50代に至って初めて経験する職場に回され、若い職員に対して、これまで培ったノウハウを生かすことも伝えることもできない仕事に従事する場合、果たしてその50代の職員がやる気、能力を発揮して頑張ることができるでしょうか。
質問 宮澤義明
もう少々お待ち下さい。もしかすると、私は今職員の方に大変失礼なことを発言しているのかもしれません。しかし私は、職員の配置替えは職務を効率的に処理したり、その人の能力を十分に発揮させ、職務を遂行することを目的に行っていると理解しています。
質問 宮澤義明
配置替えを行うときに職員に第一希望、第二希望を伺っているとお聞きしますが、その希望にこたえられることは少ないようです。
質問 宮澤義明
できれば配属された職場でこれまで学び経験してきた知識や能力を後輩に伝えることができるように配慮し、進めることが大切ではないかと考えます。職員の配置替えについての基本的な考え方を市長にお聞きします。また、人事担当者はどのような基準で職員配置を行っているのかお聞かせいただきたいと思います。以上で1回目の質問を終わります。通告時間をオーバーしたことをおわびいたします。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
宮澤議員の一般質問にお答え申し上げます。教育行政に関して、給食の食べ残しについてでありますが、世界の食料需給がひっ迫し、食料の確保が問われていながら、学校給食で多くの食べ残しがあるという状況は、食資源の損失であり、非常に残念であると考えているところであります。そこで私の食に関する考えでありますが、江別市は農業を基幹産業の一つとしているまちでありまして、生産者の労苦に対する感謝の念を表す意味でも、食の大切さや食べ物を大事にする心をはぐくむことが、健康で豊かな人間性を持った市民へと成長していくものと考えております。近年、核家族化によりまして、家族がそろって食卓を囲む機会が減ってきておりますが、まずは家庭において、食に関する基本的な知識や正しい食習慣を身に付けてもらうことが必要であると考えております。また、給食などを通しまして、教育現場における食育とともに、生涯にわたり、様々な機会において、栄養バランスの取れた規則正しい健康的な食生活に関して学んでいくことが重要と考えております。こうしたことから、今後とも家庭、学校での食に関する教育はもとより、食と健康に関する団体などで構成する江別市食育推進協議会と連携しまして、食の大切さなどを広く市民に理解していただくため、グリーンスクール事業や栄養相談事業をより一層推進し、その重要性を訴えていく必要があると考えております。次に、今後の都市行政と学校の配置など、教育環境の整備についてであります。教育行政は今後のまちづくりを進める中で、第5次江別市総合計画後期基本計画はもちろんですが、土地利用、交通体系、人口推移、災害対策など都市計画の側面、さらには市の経済政策や福祉政策など市政全般と密接な関連を有するものと認識しております。また、教育行政はソフト面、ハード面を問わず、まちづくりの根幹を成すものであるという考え方を基本に、教育委員会との連携をより一層緊密なものとしまして、一体となって推進してまいりたいと考えております。特に、今後の学校の適正配置につきましては、中長期的な観点からまちづくりを見通す中で、教育委員会と共に地域にとってふさわしい学校の姿や配置を検討してまいりたいと考えております。次に、経済行政に関しまして、まず、RTNパークの立地対象業種の拡大についてでありますが、RTNパークへの企業誘致につきましては、江別市の強みを生かして、成長していく可能性の高い食品製造業の誘致を想定し、現在、新たな展開について検討しております。この新しい考え方の導入に際しましては、食品関連産業の工業団地への集積、市内企業のRTNパークへの移転、産学官の連携による新事業創出の可能性など、これらの意向把握が必要であることから、先般、市内関係企業等への聞き取り調査やアンケートを実施するとともに、意見交換の場を設けるなどして検討してきたところであります。今後におきましては、早急に検討結果をまとめ、必要なPRを進めてまいりたいと考えております。次に、食料生産・加工基地にすることについて、まず食品関係企業の進出についての主な要因でありますが、 さきに市内の食品製造関係企業等を対象に行った調査の結果では、江別の魅力として、札幌市に近い、交通アクセスが良いといった点に優位性を感じる企業が多く、次いで雇用の確保や流通の拠点となることなどが挙げられておりますので、これらが江別への立地の決め手になっていると考えているところであります。一方、食品関係企業の誘致につきましては、地元農産品の高付加価値化とどう連動させていけるか、また、企業等への安定的な原料供給の仕組みや体制づくりについて、江別市周辺の農家やJA道央等とどのように連携できるかなどが課題であると言われております。さらに、江別の自然や農業環境、食などに関連した魅力を市としてどのようにPRしていけるかが重要であると考えております。次に、RTNパークへの食品関係企業の誘致についてでありますが、前段でも触れましたように、RTNパークは自然環境や大学、研究施設等の地域資源に恵まれた場所にあり、食や農を活用した取り組みによる地域ブランドづくりの核となる可能性のある場所と認識しております。市といたしましては、食品製造業の誘致を想定した新たな展開を検討しており、現在、関係機関や関係団体などと協議を進めているところであります。次に、日本電気株式会社所有地への進出の見通しについてでありますが、日本電気株式会社の所有地およそ3万1,000平方メートルにつきましては、平成7年3月の土地購入以来、早期操業に向けた働き掛けを継続してきております。市といたしましては、今後とも同社への訪問等を通じまして、立地・操業に向けて働き掛けをしていく考えでありますが、新たな動きがあった場合には、同社と相談しながら対応してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でありますが、このほかの質問につきましては、副市長ほかをもって答弁申し上げます。
答弁 副市長 佐々木雄二(副市長は2021年6月まで)
私から職員定数の適正化についてほか1件についてご答弁申し上げます。江別市では、平成18年3月に策定した江別市行政改革推進計画におきまして、職員の定員管理に目標数値を定め、公共サービスの維持を基本としながら計画的に進めてきているところであります。定数管理の運用に当たりましては、従来から職種ごとに業務量を勘案しながら実施してきており、単に一律的な削減とならないように、必要な職員数の管理に注意を払ってきているところであります。また、業務量とそれに見合う必要人員の把握につきましては、毎年度、職員配置等につきまして各部から臨時・非常勤職員の配置を含めた計画書の提出を求め、慎重なヒアリングを行いながら、行政需要の変化に見合った職員配置となるように努めているところであります。地方分権の進展によりまして、地方自治体が担うべき新たな分野や事務事業は年々拡大しております。また、新たな地域課題への対応などについて、限られた職員による効率的で質の高い行政運営が求められておりますことから、今後におきましても業務量に応じた適正な定員管理を進めてまいりたいと考えております。なお、臨時・非常勤職員につきましては、公募による採用を基本としておりまして、これらを進めることで透明性の確保に努めてきております。また、資格等を必要とする専門的な職種につきましては、引き続き雇用できる取扱いとしているところであります。今後におきましても、更新・再任を含め採用手続の一層の明確化を図ってまいりたいと考えております。次に、職員の配置替えについてでありますが、職員の人事異動に関しましては、特に若年層におきまして多様な業務を経験させることによって、幅広い知識と経験を得ることを目的に、おおむね3年ないし5年を目途として配置替えを行っているところであります。また、特に専門的な知識を要求される部署には、これまでも一定年齢以上に達した知識と経験を有する人材を配置するなど、人材の活用と職員の育成にも配慮しているところであります。今後におきましても、課長職以下の職員を対象に現在実施しております自己申告制度や経歴なども考慮しながら、適材適所の人事配置、職員の意欲・資質の向上、組織の活性化を図るため、適正な人事配置を一層進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 経済部長 岩井康夫(経済部長は2010年3月まで)
私から江別市を食料生産・加工基地にすることについてのうち、4点目のRTNパークと東西両インターチェンジの活用についてほか1件についてご答弁申し上げます。まず、東西両インターチェンジの活用についてでありますが、東西両インターチェンジはご承知のとおり道路整備計画の進ちょくなど課題が多く、短期的に活用を図ることは難しい状況にあると考えております。一方、交通の結節点としての魅力は高く、RTNパークで新しい動きがあった場合、食品の集積や流通などに対する波及的な効果が期待できることから、今後は利用価値が高まっていくものと考えておりますが、第5次江別市総合計画後期基本計画への表記につきましては、土地利用の方向性について具体的な活用の見通しや可能性を見極める必要があることから、現段階では難しいと考えております。次に、5点目の、北広島市等の近隣市との連携による企業誘致という点でありますが、企業誘致に係る広域的連携につきましては、現在、北海道を中心に道央中核地域産業活性化協議会が組織され、企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律に基づいて同協議会が策定した道央中核地域基本計画が国の同意を得て既に動き出しております。江別市もこの協議会に参画する中で適宜連携を進めております。また、具体的な企業誘致活動につきましては、RTNパークを含めた食に関する新たな取り組みをまず進め、その中で食品製造に係る農産原料等の確保などについて、近隣の関係市町村やJA道央等と連携を図ることなどにより、対応してまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 健康福祉部長 斎藤嘉孝(健康福祉部長は2010年3月まで)
私から緊急通報システムの増設についてご答弁申し上げます。まず、緊急通報システムは、自治会や地区民生委員などからの申請を受けまして、身体状況や生活状況などの訪問調査を実施して設置しており、緊急時の通報により一命を取り留めた事例も幾つかありますことから、一定の成果を上げているところでございます。議員ご指摘のとおり、端末機器につきましては保有台数が減少しておりますが、現状においては心臓疾患等の突発性の持病のある方など緊急度が高い方を最優先して配備しており、既に必要な端末台数は設置されている状況にあると考えております。また、早急に端末機器を必要とされる方に対しても一定数は確保しているところでございますが、今後におきましても必要数の確保を図ってまいりたいと考えております。なお、他のシステムの検討につきましては、本システムの充実を図ることを目的に、消防本部に配備しているセンター装置の更新を昨年度に行っておりますので、現行のシステムを活用してまいりたいと考えております。次に、災害時要援護者に対して自治会の協力を得て1日1回の声掛け運動をすることについてでありますが、災害時要援護者に対する声掛け、見守りは、平常時からできる効果的な防災活動であり、日常の安否確認の一つであると考えております。それぞれの自治会に応じた仕組みづくりが必要であることから、今後、自治会としての取り組みについて相談してまいりたいと考えております。私からは以上であります。
答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)
私から教育行政についてご答弁申し上げます。まず、カロリーバランスがあるので現状のままの配食でよいのか及び御飯を無駄にしないために大・中・小の盛り分けを事前に行うなど何らかの対策を取ることについてであります。本市では、学校給食実施基準による児童生徒の平均栄養所要量に基づいて献立を作成し必要な量を提供しております。御飯やパンなどの主食は、小学校では低学年、中学年、高学年別に量を変えており、更に細分化することは現状では難しいものと考えております。また、汁物やおかずにつきましても、各学校・各クラスで個々の盛る量を調整し、配食を工夫しておりますが、単品のおかずの量を何種類か用意することは、給食センターにおける配食及び学校現場における配食の状況から、難しいものと考えております。次に、総合学習などで食料需給が厳しい状況にあることをもっと話し合うべきではないかということについてでありますが、江別市では、食生活の正しい理解と望ましい食習慣を身に付けるため、栄養教諭により、給食を生きた教材として活用しながら、特別活動、家庭科及び総合学習などの時間に食に関する指導を実践しているところであります。また、残食をいかに減らすかということにつきましては、食に関する指導の中で児童生徒に食の大切さを伝えているところですが、保護者の理解による家庭での教育も重要となりますので、親子給食会や給食試食会などの機会に、保護者の方々にも、食の大切さはもとより世界や日本の食料需給の状況、地産地消の重要性などについて理解していただけるよう働き掛けてまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、残食の問題は重要な課題でありますので、食への理解をより深めるとともに、残食の多い献立については、内容を工夫するとともに、その処理方法なども含め今後とも検討してまいりたいと存じます。次に、学校選択制についてでありますが、昨年度に行った各種アンケートによる検証において、多くの方から継続について支持をいただいており、今後の考え方といたしましては、現在の隣接校方式を引き続き実施し、動向を見守りながら、課題である全域制についても検討を進めてまいりたいと考えております。その際に、現在進めております学校の適正配置が大きくかかわってまいりますが、昨日の吉本議員の一般質問にも答弁申し上げておりますように、学校適正配置は可能な限り一定水準の学習環境を確保するため、小規模にもよる教育環境のデメリットを解消しようとするものであります。小規模校には小規模なりの良さがありますので、それを否定するものではありませんし、長い歴史を持ち、地域に根ざしたコミュニティの核となっている学校も存在することは十分承知いたしておりますので、地域の方々の意見をよくお聴きする中で教育環境の整備を進めてまいりたいと考えております。次に、特認校の設置についてでありますが、現在指定されている野幌小学校は、単に農村地域の豊かな自然という条件のみで指定しているのではなく、都市近郊で世界的にも有数の平地原生林と言われる野幌森林公園を背景とした緑豊かな環境に加え、愛林活動など伝統ある校風の下に教育を実践していることを特に考慮したものであります。したがって、こうした特認校とすべき特別な理由の有無については、今後も慎重に検討していく必要があるものと考えているところであります。次に、今後の都市行政と学校の適正配置についてでありますが、6学級から11学級の小規模校については、通学区域や校舎等の老朽化などの状況を勘案し、改築を視野に入れた統合を進めてまいりたいと考えております。特に、改築をして統合校を建設する場合には、江別市のまちづくりの中に位置付け、今後のモデルとなるような複合的機能を兼ね備えた学校づくりを構想してまいりたいと考えているところであります。そのため、都市計画の状況や推移を見ながら、関係部局と連携し、教育環境の整備を進めてまいりたいと考えております。次に、全国学力テストに対する考え方についてであります。まず、今後も全国学力テストに参加するのかという点についてでありますが、全国学力テストの結果は児童生徒の学力向上対策を行う上での基礎的な資料となるものであります。その調査結果を継続的に積み上げていく中で、学習の成果がどの程度得られているかを見極めることは重要な視点であると考えますので、国や道の動向を見極めながら今後も参加をする予定であります。次に、全国学力テストの調査問題を授業の中でどの程度利用しているかについてであります。小中学校とも、調査問題を授業で利用した割合は20%程度でありますが、昨年度の結果を具体的な指導、改善に活用している学校の割合は約90%となっております。次に、学習方針や教師に対する指導・研修をどのように考えるのかについてでありますが、私は、将来子供たちが、社会を構成し運営するとともに自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力、いわゆる人間力を持った大人となるために、壁に挑み、それを乗り越えることが大切と考えます。そのためには、日々の実践において達成感や感動を得ていくことの積み重ねが学力を向上させ、さらに人間性を成長させることにつながっていくものと考えております。その意味から、児童生徒の学習意欲の向上のため、一人ひとりが分かり、楽しいと実感でき、更に頑張ろうと思えるような日々の学習環境づくりが重要であると考えております。そのために、人的な体制としては、えべつチャレンジ塾モデル事業や退職教員等外部人材活用事業などを引き続き行っていくほか、教員の加配措置を国や道に対して強く働き掛けたり、新たに教員OBを中心としたボランティアなどの人材を活用することにも取り組んでまいります。また、習熟度別授業も多くの学校で実践されておりますが、2学級であれば少なくとも4人の教師が必要となり、四つの教室と相応の机やいすも必要となるなど、今後更に充実させていくためには、そうした施設面での条件整備も進めていかなくてはならないと考えております。授業においては、子供たちの興味がわくような題材を用いるなど、より工夫を凝らすことが必要でありますので、各先生方の指導力向上のための研修が重要であると考えております。そのため、これまでの研修に加え、新たな取り組みとして、本年度より夏季休業中を利用して道立教育研究所において教職員のための研修会を実施したところであります。今後も道立教育研究所などの関係機関と連携を図りながら、指導力向上のための研修を数多く実施してまいりたいと考えております。このほか、家庭においても学習しやすい環境を整えていただくことも重要でありますので、家庭における学習の重要性について保護者に周知、啓発してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、子供たちのやる気や意欲を引き出し、それを育て、大きな成長につなげていけるよう、学校、保護者、教育委員会が一体となって取り組んでまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 宮澤義明
ご答弁ありがとうございました。何点かの要望と2回目の質問をさせていただきたいと思います。給食の残食についてですが、平成19年度と平成20年度の資料にあるように、主食の4分の1、実に25%以上が残食として処分されている現状ですので、教育長が答弁されたように、早急に改めなければならないと。年間で4分の1ですから、平成19年度のように多い年では3割近くが捨てられていると。そのような現状を放置しておいていいとは思いませんので、是非今後は改善に努め、残食が少なくなるようにご努力いただきたいと思います。これは要望です。次に、質問の一つ目ですが、近年、朝食を取らずに登校する子供たちが増えているとお聞きします。その中には、子供が登校するときに母親がまだ起きていない家庭もあると伺っています。私の近所にもそのような家庭があります。子供が半分寝ているような状態で登校して、果たして本当に授業に付いていけるかどうか。子供との会話もなく、子供の健康状態も分からないまま学校に行かせていると。先ほどの質問でもありましたが、親子で朝食を一緒に取ったり、自分の身の回りをきちんと整理している子供は授業に付いていくことが可能ですが、そうではない子供は授業に付いていくのがなかなか難しいという結果も出ております。朝食を取るということすら認識していない子供が増えているという統計も出ています。一度体に染み付いた習慣は一生残る可能性があり、またそれが次の子供に伝わっていくことを考えますと、やはり朝晩の食事をきちんと家族で取ることが大切です。最近の秋葉原で起きた殺人事件などを見ても、親や友人との会話もなく、唯一携帯電話のメールだけが自分の友人になっていたということを聞くと、もう一度、各家庭において、家族できちんと食事を取るようにすることが大事なのだと思います。これについては、種々の会合で話す機会がありましたら、市長や教育長からも是非お話をいただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。次は要望ですが、これからの学校適正配置について経済効果のみで判断し、学校の適正配置を決定するのではなく、これまでの地域の特性を生かすとともに、地域住民の考えもよく聞き、都市計画とも絡めて整合させた上で整理、統合し、さらに、特認校の指定も含めて、お考えいただきたいと思います。これは要望です。次は質問です。全国学力テストの設問を授業でどの程度利用しているか、先ほどの質問の中でもお聞きしましたが、一般的には費用対効果は非常に低いと言われております。実際に、江別市の学校では約20%しか利用していないと。ただ、結果については、90%の学校が頑張ろうとか、このような形でやっていきましょうということで利用をされていると。多額の費用を掛けたとの批判もあるので、これは各学校において、なぜ間違えたのか、なぜきちんと解けたのかについて、子供が楽しくなるような教材研究も含め、しっかりと分析するべきではないかと私は思っているのです。ある面で、子供たちに競争をさせることを嫌う風潮があります。しかし、実際には競争のない社会はないし、競争があって初めて緊張感が保たれると。そのことを考えると、子供たちに対して、一定の教育を行うことで、子供たちが競争できる環境を整えたり試験への対応の仕方もきちんと教えていかなければならないのかなと。そういう面では、設問を約20%しか利用していなかったということは対応が不十分ではないかと思っておりますので、全小中学校において、この問題も含めてしっかりと取り組む姿勢があるのかどうか、教育長にお伺いしたいと思います。次は質問ですが、先ほどの私の質問の中で、秋田県ではどの学校でも一定の学力をとの目標の下、様々な努力をされているということをお話ししました。その中で、やはり私が大事だと思ったのは習熟度別授業です。習熟度が高い生徒と理解がまだ十分でない生徒を一緒に教師が教えるということは大変難しいことです。例えば足の速い子供もいれば遅い子供もいます。これは個性として当然のことと思われています。それと同様に、早く理解できる子供もいればゆっくり理解していく子供もいると思います。実は私も、小学校のときには掛け算や割り算が大変苦手でした。でも、担任の先生は授業後に残ってじっくりと教えてくれたため、そのおかげで中学校、高校では数学も物理も大好きになりました。それは本当に先生のおかげだと感謝しております。先ほど、教室や先生がそろわないとできないというようなお話をされておりましたが、当時の私たちの学校は55人学級で8クラスありまして、十分な場所もろくにない中で先生が指導してくれました。それについては、今でもその先生に心から感謝をしております。同じように、小学校のときに基礎がきちんとできなければ、一生そのままになってしまいますので、是非とも父兄の方々のご協力を得て、子供たちのためにやっていただければ有り難いと思いますので、今後の取り組みについてお聞かせいただきたいと思います。次に、企業誘致、産業振興について何点かお聞きいたします。ホームページの書換えについては難しいことではないのです。せっかく三好市長が昨年の一般質問の答弁の中で、RTNパークについては工場であっても環境に配慮する企業はオーケーと言っていただきましたので、早急にホームページの書換えを是非お願いしたいと思っております。この確認をさせていただきたいと思います。それと、日本電気株式会社の進出については過去の答弁と全く同じで、何ら進展がないと思っています。江別市にとっては大事な企業で、もし来ていただけるのであれば大変な経済効果が期待できると。三好市長が今年の6月に株式会社ペイロールの本社に出向いていただいて誘致が成功したということで、本当に感謝をしています。是非とも機会があれば日本電気株式会社を訪問していただき、ご努力をいただければ大変有り難いと思っておりますので、お答えをいただければと思います。それから、これは要望ですが、東西両インターチェンジの利用について、第5次江別市総合計画後期基本計画に明記できないということは、今後5年間は企業誘致がなかなか進まないのかと思っております。(不規則発言する者あり)
再質問 宮澤義明
今後5年間はよほどの変動が起こらない限り未操業地の利用が進まないということになりますので、これから食品加工業の企業誘致を含めて活性化をしていくために、東西両インターチェンジの第5次江別市総合計画後期基本計画への明記について是非ともご検討いただきたいと。これは要望です。それと、千歳市と苫小牧市のような都市間連携について、江別市でも将来の都市の枠組みを想定して積極的に働き掛ける必要があるのではないかと考え、質問させていただきました。これは、道央中核地域産業活性化協議会という大きな枠組みで進めるということです。これは大変良く理解できるところですが、それだけでは、なかなか地域連携という部分が進みづらいのかなと。それも当然一緒にやっていただきますが、近隣都市との連携は、適宜進めるということではなく、積極的に連携を図っていただきたいと。これは再度答弁を求めたいと思います。最後に、緊急通報システムの増設についてですが、先ほどの答弁では、なかなか増設する方向には向かっていないと受け止めました。平成5年度当時の高齢者は今よりもずっと少なく、その後は非常に増えてきているわけです。緊急度の高い方も当時と比べると増えていると。そういう中で、緊急通報システムの設置数が減っているということは、やはり緊急性のある市民の方々のニーズに対応していないのではないかと思っております。この辺について、もう一度増設を図るという観点が必要だと思います。設置費用が高いというお話もされておりましたが、現在ではボタンを押すと消防本部につながるなどの安心携帯電話というものもございます。また、最近小学生が災害や事故に巻き込まれる例があるので、GPS付きの携帯電話もあるとお聞きしております。それらを利用することで、消防本部に連絡が入った場合に、その方が詳しく住所を伝えられなくても、どこから電話を掛けてきたのか、どんな状態なのか分かる新しいシステムもありますので、そんなにお金を掛けなくてもできそうな感じがします。是非そういったことを検討していただきたいと思っておりますので、これについても、再度ご答弁願いたいと思っております。以上で2回目の質問を終わります。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
宮澤議員の再質問にお答えいたします。朝食について、家庭での食環境に関連する教育を市全体で取り組んではどうかということでございますが、先ほど申し上げましたとおり、核家族化が非常に進んでおりまして、家族がそろって食事をする機会が非常に少なくなってきております。したがいまして、先ほども申し上げましたけれども、教育現場での食育のみならず家庭での規則正しい食習慣を是非身に付けさせるために、食と健康に関連する団体である江別市食育推進協議会の活動を更に活発化させまして、その中で市全体での食に関する教育を進めていきたいと思っております。次に、RTNパークに関連しまして、ホームページにすぐに新しい情報を掲載するべきではないかというお話でしたが、このRTNパークにつきまして、昨年は業種の拡大についてお話をさせていただきました。現在、より正確な形でPRするためには、ただ業種の拡大ということだけでは、私は企業誘致は進まないと考えております。これまでの反省を踏まえて、具体的にこうできるという魅力的なものがそろってからPRすべきであろうと思っております。そのためには、先ほど申し上げました地域の自然環境が非常に素晴らしいという利点や産学官の連携や支援体制の構築、さらには材料やその量をどのように確保するかといった問題がどうしても懸案として残ります。そういう問題を整理して、魅力があると感じていただけるようになってからホームページに掲載してまいりたいと考えております。したがいまして、先ほど申し上げましたとおり検討中という段階でございまして、間もなく方針を決める予定をしておりますので、その上でお知らせをしたり、ホームページへ掲載していきたいと思っております。いずれにしましても、情報提供・アナウンスをすることは必要でございますので、今後ともタイムリーに情報提供をしてまいりたいと考えております。それからもう一点、日本電気株式会社の誘致活動についてですが、先ほども申し上げましたけれども、市としてはこれまでの一連の流れもございます。それは、日本電気株式会社の関連会社の方に操業に向けた努力をしていただくということでございます。しかしながら、併せて、この工業団地を含めた全体の計画を進めておりますので、今までどおりのお話を申し上げたのではなかなか魅力を感じていただけるものではないと思います。したがって、先ほど申し上げました工業団地全体の見直しや、RTNパークの見直しをしておりますので、その見直しを踏まえて、改めて日本電気株式会社の方にこのようになるという形でお知らせできるような仕組みでご説明申し上げたいと思います。私からは以上です。
答弁 経済部長 岩井康夫(経済部長は2010年3月まで)
私から企業誘致における近隣市との積極的な連携ということについて答弁いたします。石狩市や北広島市などの近隣市と連携をすることについては、前段で市長が申し上げましたように、食品製造業を誘致する場合、農業などいろいろな部分で連携が必要になってきますので、今後対応が可能なものがあるかどうかについて、調査、検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 健康福祉部長 斎藤嘉孝(健康福祉部長は2010年3月まで)
私から緊急通報システムの増設に係る再質問にご答弁申し上げます。まず、今後における端末機器の増設につきましては、高齢者の増加や機器の更新等による必要な台数を見込みながら、現在策定中の江別市高齢者総合計画に盛り込み、引き続き、システムの充実を進めてまいりたいと考えているところでございます。次に、付加機能のある携帯電話の導入についてですが、最近のIT技術の中でも通信の分野が飛躍的に発 達してきていることは十分に理解をしております。ただ、現状では、センター装置の更新を昨年度に行っておりますことから、現行システムを活用して充実させるべきと考えているところでございます。私からは以上でございます。
答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)
宮澤議員の再質問にお答えいたします。まず、子供の朝食についてでありますが、教育委員会といたしましても、子供が朝食を取ること、親子の団らんや家庭での出来事を家族で話し合うことなどは、非常に大切なことであると認識しております。家族相互のきずなを強くし、心が触れ合い、通い合う生活を築くことのできる環境づくりが重要であることから、関係機関などと協議し、思いやりと温かみのある支援策などを協議してまいりたいと考えております。次に、全国学力テストの問題の活用についてでありますが、これまで多くの学校におきまして過去の問題の解答状況などを踏まえて、指導計画などの改善を行ってきたところであります。過去の問題にも授業に生かして取り組むことが効果的なものもありますことから、今後の授業を進めるに当たりまして、そういった部分をよく整理し、有効に活用するよう検討してまいりたいと考えております。最後に、習熟度別学習についてであります。習熟度別学習につきましては、児童生徒が学習内容を確実に身に付けるための効果的な方法の一つであります。特に、積み重ねが重要である算数・数学などに有効でありますので、それらの教科について今以上に多くの学校で習熟度別学習に取り組む環境を整えていくため、教員加配や教員OBを中心としたボランティアの活用など、人的体制の整備に向けて取り組んでまいります。また、施設面につきましても、例えば会議室などを学習の場として利用するなど、各学校で既存の施設を最大限に生かす工夫を行えるよう、教育委員会として支援をしてまいりたいと考えております。以上でございます。