江別市議会 平成14年第3回定例会 2002年9月11日
(1)市長の行政運営姿勢について/(2)まちづくりについて
2002年9月11日、江別市議会の一般質問で、鈴木真由美議員が「市長の行政運営姿勢について」「まちづくりについて」について質問し、市長 小川公人、総務部長 小玉隆が答弁しました。
- 質問者
- 鈴木真由美 議員
- 答弁者
- 市長 小川公人、総務部長 小玉隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 鈴木真由美
ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い順次質問をいたします。1回目の質問の方と同じ話になりますけれども、ちょうど1年前の9月11日は、皆様のご記憶に鮮明かと思いますけれども、アメリカのニューヨークでツインタワーズビルが旅客機の体当たり攻撃で崩壊するという事件が起こりました。飛び込んできた映像は自分の目を疑う、信じ難いという大きな印象を受けたものです。戦争の世紀と言われた20世紀から、21世紀の初頭は世界平和に向かって動き始めるものと期待したのは楽観過ぎたのかなと思ったりもしております。私は、テロ行為を容認するわけではありませんが、この事件をきっかけにアフガニスタン、パキスタン、そして今、イラン、イラクなどの国々が、日本では想像もできないような厳しい生活環境、社会情勢にあることも、メディア情報ですけれども知ることとなりました。平和であることの価値は、その平和を継続するには、毎日の努力チェックがなければ維持されないものではないかと思いますし、平和は自ら尊重するといった基本的な視点や考え方がなければ、形がい化された言葉のみでは、内容を伴って伝わっていかないものではないかと思っております。さて、質問に入らせていただきます。今から7年余り前の1995年4月の時点で、現在のような地方分権、あるいは地方交付税削減、合併問題、介護保険制度、雇用、医療制度の改革、ペイオフなどを予測し得たでしょうか。これらは国と地方の財政、そして地方の主体性を厳しく問われているものと理解します。ところで、小川市長は、市民とともに考え、共に行動する市政、市民に開かれた市政を基本に行政運営に臨んでこられたといいますか、臨もうとしようとしていたのではないかと思いますが、そのように受け止めてよろしいでしょうか。なぜかと申しますと、具体的にはどのようにという点で、市民あるいは職員に明確に伝わるというところでは弱かったのではないかなと私は思います。これは市長を責めるという意味で申し上げているわけではございません。ただ、市長としても、過去の課題への配慮、行政の継続性などに意を用い、急ハンドルを切らないという方向で江別のまちづくり、行政運営をなさってきたのかなというふうに推測します。しかし、12万人市民の代表として、行政運営の長として、7年有余の経過を経、だれもが予測困難な時代に、市長が基本としている理念や信条をはっきりと表明なさってもよいのではないかと思います。閉そく感の強い昨今、市長の大胆な理念、信条を掲げることにより、市民・行政一体となってのまちづくりがより具体化されるものと期待してお尋ねをいたします。お考えをお聞かせください。次に、まちづくりについて何点かお尋ねいたします。まず1点目は、後期基本計画が1年前倒しで進められておりますが、現時点で政策課題も多々ある中、方向を示さずに新しい総合計画に移ってよいのだろうかということです。思い付くままに例示をいたしましても、顔づくり事業、RTN地区2期計画、第二工業団地と角山地区産業廃棄物問題、そして東インター地区、江北地区活性化事業、江別駅周辺再開発事業など、今までも議会で問題提起がなされてきた課題であります。新聞報道などで何らかの動きもあるような事業もあるのかと思うわけですが、今後どのように方向付けをなされるのかお尋ねをいたします。今ほど例示しました各種事業は、どれ一つをとりましても大変な事業であろうと思います。しかし、社会環境の変化、市民ニーズの変化、財政状況の変化など、予想できない速度で変わっていく状況にあって、江別市として時のアセスメントの手法を使うなどして一定の方向付けをなされてはいかがかということと、何らかの取り組みをなされているのかどうかお聞かせください。次に、新しい総合計画についてお尋ねいたします。1年前倒しで進められている計画づくりに臨んでは、時代背景や江別の置かれている現況に照らしてこれからの10年をどう展望するのかは、市長の基本姿勢と申しますか、主体性といったことが大きく影響すると思います。新しい総合計画策定についての考え方、都市将来像、基本政策の方向と今後の進め方、また市民専門組織の意見反映の方法など、現時点で答弁できる範囲で結構ですので、お答えください。市民参加型の手法による基本構想づくり、政策提言の集約については、国内先進地での具体例も多々あります。私ども民主・社民の会で調査訪問いたしました三鷹市の取り組みでは、基本構想のスタンスを白紙からの市民参加とし、行政は会場の提供をするのみというスタイルをとっておりました。各市の方法を研究なさっているのかもしれませんが、先進地に学ばれるよう提案をいたします。時節柄、難しい時期にあっての計画策定であり、時間的に余裕もないのではと心配でもあり、質問をさせていただきました。次に、タウンミーティングについてお伺いをします。先ほど申しました市民参加の具体的な手法の一つであると理解しておりますが、タウンミーティングで出された意見も新しい総合計画策定の参考になるものもあるのではないでしょうか。今日まで市の財政事情を中心テーマに市内各地域で開催されてきたことと存じますが、市長はどのような感想をお持ちなのかお聞かせください。私は、タウンミーティングを行うことは、市民にとっても行政にとっても良いことであると認識しています。ただ、私のイメージしているものとはちょっと違うという感想を持っております。初回から市民同士で我がまち江別について意見交換を行うのは無理かもしれませんが、今後もこのタウンミーティングを行うつもりなのかどうか。市民参加の方法はほかにもとられているわけですから、それらとの位置関係をどうなさろうとするのかについてもお尋ねをいたします。次は、市町村合併についての考え方と取り組みについてお尋ねします。合併の問題については、管内市町村長がお集まりの席上、進むも地獄、引くも地獄という問題であり、相手のあることでもあり、軽々に論じるわけにはいかないとのご発言があったと記憶しております。とはいえ、合併特例法の期限が2005年3月までとされ、道段階で合併パターンの例示がなされたことからいたしますと、放置しておけない段階に来ていると思います。私自身の反省といたしましても、せめて昨年辺り、合併の問題について何らかの投げ掛けを行わなければならなかったのではないかと思っているところであります。ただ、個人的に考えますと、北海道の地域特性もあり、合併が効果あるものとは考えづらく、課題ごとに広域圏行政で対応することが適切ではないのかと思っておりましたが、いずれにいたしましても避けて通るわけにいかない状況にあり、道内市町村長の95%が検討を必要としていると新聞社のアンケート調査結果も報じられております。江別市としてはどのようなスタンスで臨まれるのか、市民の意向把握をどのように進められるのかお尋ねをします。次に、最後になりますが、人財づくりについてお尋ねをします。私は、地域づくり、まちづくりは、人づくりに始まるという考え方でおります。そういった視点から、まず、まちづくりの基礎となる市民の人財育成についてお伺いをいたします。人口規模の大小によって地域コミュニティのありようは多種にわたり、それは地域特性といった表れ方をしているところもあろうと思います。12万人余りの人口を有する江別市としては、住民の顔の分かる市民と職員とが連携して何かを行おうといたしましても、かなりの熱意を持った研究・実践手法が必要かとも思っております。しかし、市内各地域で住民主体の地域づくり、市民参加によるまちづくりを志向する市民が増えてきていることも事実であります。私は、このような主体的・自主的に地域づくり、まちづくりを考え、自分たちのできることは自分たちで行おうとする方々は、当市にとっての大切な財産であると考えます。住民自治を具現化する原動力である市民の人財を行政が黒子に徹してバックアップすることで、江別独特の花が咲くのではないかと思います。3年くらい前からですか、野幌8丁目通り商店街に空き店舗を利用して市民が集い、活動している姿を見ていますと、大変住民主体のまちづくりが具現化されていると思い、元気が出てまいります。市民参加の活動へのバックアップ、人財づくりについてのお考え、計画などがあればお聞かせをください。ところで、官民を問わず、人財は経営資源の根幹をなすものと考えます。市民人財の育成とともに、市職員の経営能力向上、サービスの質の向上もまた求められていると思います。長引く不況、就業率の悪化などにより、公務員への風当たりは極めて厳しい状況にあると思います。しかし、市民のための公的サービス提供者として、パートナーとして職員がいるわけですから、市民にそのように受け止めてもらえる努力をしなければならないと思います。社会環境の変化、市民ニーズの多様化、価値観の多様化といった現象の中、職員も時代に適した変化・改革を求められているのではないかと思います。市としては、新人研修を初めとして種々の研修を計画的に行っておられるとは思いますが、意識改革をより一層進めるには、公務技術の向上も必要ですが、人間関係、特にコミュニケーション、意思疎通の能力アップが求められているのではないでしょうか。それらを身につけるという意味では、実践教育といいますか、市民とともに作業するといったことを機会としてはいかがかと思います。乱暴かもしれませんが、地域担当職員制度、あるいはタウンミーティング、各種団体活動への参加などにより、職員が市民のためにあることの意義、パートナーとしての職員のありようなども理解されるのではないかと考えます。職員の研修体制について、現状認識と今後の取り組みについてお聞かせをください。以上で、1回目の質問を終了します。
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
鈴木真由美議員の一般質問にご答弁を申し上げます。私は、平成7年5月の市長就任以来、公平・公正・平等な行政、思いやりの心を持った行政、市民とともに考え行動する行政の基本理念を堅持し、2期目就任からは、ふるさとえべつのさらなる発展を目指して、次代に誇れる美しいえべつ、21世紀を担う若々しいえべつなど、六つのえべつを基本政策として市政の執行に当たってまいりました。少子高齢化の進展や経済の低迷、あるいは地方分権の推進など、地方自治体を取り巻く環境変化の中で、今ほど自主・自律に向けた地域の力、つまり市民と行政との力が試されているときはないものと思っております。このような時代の中で、私は市民とともに考え行動するという協働の精神を大切にしながら、困難を避けることなく正面から立ち向かい、ふるさとえべつの発展を願って絶えず前進してまいりました。これからも、市長として残された7か月間の任期を、市民と行政とが一体となったまちづくりに向かって全力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、後期基本計画の課題と新総合計画の策定についてお答えを申し上げます。次期総合計画については、現在、社会経済背景や成熟社会への移行に伴う時代ニーズの変化を認識しながら、具体的な策定作業を進めているところであります。次期総合計画は、地域を構成する市民・事業者・行政が共有する都市像や都市目標を実現するため、必要な施策体系を構築するとともに、上位施策への貢献度や成果の向上余地を評価するシステムを導入するなど、新たな手法による策定を目指すものであることは、これまでも定例会等でご説明を申し上げてきたところであります。策定の方針といたしましては、市民意識調査や各種ワークショップの結果を基に市民提案を取り入れる、市民参加型の手法を基本に取り進めているものであります。都市の将来像については、昨年、次期総合計画の都市像や政策の骨組みに反映させるため実施した市民意識調査の結果等、市民意向を踏まえ、日々の生活が安心して送れる人中心の生活都市を軸に、その都市目標を定めてまいりたいと考えております。お尋ねの現行計画のリーディングプロジェクトや各課題事業については、現在、成果指標を軸とする施策評価シートにより達成状況等の点検作業を行っているところであり、次期総合計画の都市目標への施策貢献や成果向上余地についてしっかりと評価し、財政見通しや確実な行政改革の推進等を判断する中、その位置付けについて明確にしていきたいと考えているところであります。したがいまして、単に止めるとか凍結する、こういった時のアセス的評価手法の視点だけではなく、新たな都市像や都市目標実現のためにどう施策へ貢献するのか、その成果の向上余地を踏まえた中で、中期財政見通しとしての実現性をもって評価することになることをご理解賜りたいと存じます。次に、三鷹市の市民プラン21会議的役割を担う専門市民組織からは、まちづくりに必要な政策分野に対し、生活者の視点から施策の提案をいただいたものであります。次期総合計画は、行政主導型の計画策定を行うのではなく、市民意向を反映させた計画づくりを目指すものであり、そのことは昨年度制定した次期総合計画策定要領の中でも、策定方針の基本としてうたっているところであります。今後、専門市民組織の提案や庁内提案で示された施策内容や方向の反映に留意しながら、新たな施策の体系を組み立てていくことになりますが、この統合された施策の体系や構成に対しましては、所管常任委員会にもご報告を申し上げ、さらにパブリックコメントを実施するなど、市民意向の反映やチェックを受けながら、より透明性が確保された施策体系を構築してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、タウンミーティングに関してでありますが、これまでの間、16か所での地域向けタウンミーティングを実施してまいりました。そこでは、たくさんの市民の皆さんにお集まりをいただき、互いの顔が見える中での意見交換をさせていただきました。これらの開催にご協力くださいました皆様、お集まりいただいた皆様に大変感謝を申し上げたいと思います。そこで、内容に関してでありますが、今年度は財政状況を基本テーマとしておりますことから、ここでのご意見は、収入増に向けては、新税の導入や企業誘致、観光振興、税収増などについてのご提案をいただいております。また、歳出削減に向けては、人件費の抑制、民間委託の推進、施設管理コストの見直し、多様な入札制度の導入などについて、また個別事業に関しては、老人医療費助成制度、顔づくり事業、江別駅周辺再開発事業、旧ヒダれんが工場の保存活用、さらにはタウンミーティングそのものなどについても数多くいただいております。議員よりご指摘ありましたように、これらのご意見は、市民意見の集約として新たな総合計画策定の際に参考とさせていただくことはもとより、今後の市政執行に当たっても多くの示唆を与えてくれたものと感じております。そこで、タウンミーティングの今後についてのお尋ねでありますが、タウンミーティングの場におきましても、市民の方々から、より多くの開催をしてもらいたい、開催時間を長くしてほしいなどのご意見をいただいております。また、その実施に当たりましても、土曜日や日曜あるいは夜間というように時間的にも一定の制約がある中での開催であり、テーマ設定に関しましても、市民にとってなじみやすいものは何かと考えますと、庁内でさらなる研究が必要であると認識をいたしているところであります。次に、市町村合併についてお答えを申し上げます。この合併問題は、将来にわたって地域の枠組みを根源的に問い直すという地方自治体共通の課題であります。そこで、この問題を検討するに当たっての基本スタンスについてのご質問でありますが、市町村合併というテーマは、地方自治体の自主・自律やこれからの市民生活にとって極めて大きな問題であり、国・地方を通じた今日的な財政状況などもあって、全国的な広がりの中で議論されていることを、地域の主体である市民の皆さんにまずご理解いただくことが重要と考えております。その上で、ご質問にもありますように、市民や議会など各界各層の皆さんと広範な議論を深める中で、地域のあるべき姿を固めていくことが大切ではないかと考えているところであります。そして、市町村合併を検討するに当たっては、それぞれの地域が自らの地域の将来像をどのような方向に構築していきたいのか、こういうことが一番のポイントであり、その実現に際して合併という手段がどのように貢献することができるかという判断が重要であると認識をいたしております。なお、地域の将来を考えるとき、望ましい地域の構築に当たっては、合併以外にも広域連携など様々な手段もあると思われますことから、こうしたことも踏まえ、将来に向かっては、どれが最上の選択かを議論してまいりたいと思っているところであります。いずれにいたしましても、今後は市民意識の醸成に向けて、広報によるお知らせのほか、市民向け講演会やシンポジウムの開催、あるいは市民アンケートの実施など、具体的な対応を進めてまいる予定であります。次に、人財についてのお尋ねでありますが、近年、地域や社会の課題に自ら取り組む市民の活動が大変活発になってきており、その形態も個人によるものから多数の市民が参加する組織的・継続的なものまで様々な形があり、その活動範囲も広範な分野にわたってきております。これからの自治体を巡る厳しい行財政環境の下では、多様化するニーズに行政だけで十分な対応ができる状況にはありませんことから、このように地域づくりを自主的に考え行動する市民の方々は、地域にとっては正に大切な財産と言えるものであり、市民協働のまちづくりは、このような市民の方々の努力によって具現化されていると考えております。これらの具体的な例といたしましては、当市におきましても、市内の環境団体の皆さんによる環境広場や、NPO法人やきもの21などによるえべつやきもの市、地域の運営による豊幌こども広場や、野幌8丁目のギャラリーのっぽで行われている地域の皆さんによる会食会など多くの実践例があり、私としてもこれらがさらに発展することを願っているものであります。しかし、その一方で、協働のまちづくりには幾つかの課題も抱えておりまして、参加の呼び掛けに工夫が足りないことや人財の不足、市民と行政とのコミュニケーション不足等が指摘されております。この人財の不足への対応としては、やはりリーダーの育成が必要と考えておりまして、実践者や経験者のデータバンクづくりや育成プログラムづくり、あるいは市民への参加意識の啓発など、行政としても支援してまいりたいと考えております。以上ご答弁申し上げましたが、このほかにつきましては総務部長よりお答えを申し上げます。
答弁 総務部長 小玉隆(総務部長は2003年6月まで)
私から、職員研修についての現状認識と今後の取り組みについてお答え申し上げます。申すまでもなく、効率的で質の高い行政を推進するためには、職員の意識改革、あるいは能力の向上、さらには体質の強化を高めなければならないと、このように考えているところでございますが、ご指摘のように、実践的には、市民が今、何を望んでいるのか、何を求めているのかを直接知るためには、地域や現地に入って市民の目線で物事を見ること、あるいは感じること、さらには一緒に考えることが必要ではないかと、このように思っております。例えば、具体的な活動といたしましては、地区の自治会活動、あるいはボランティア活動、文化やスポーツなどの地域に根ざした活動もありますし、また現地に出向いて直接市民の声を聞くことも大いに必要と考えているものであります。このことが地域にあっては、市の行政や職員を知ってもらう絶好の機会となり、職員一人ひとりが市役所の広報マン、あるいはセールスマンになり得るものと、このように思っております。職員は、そのような意識を常に持って市民サービスに当たることが必要と考えておりますし、このことが職員個々の評価、ひいては組織としての評価へとつながるものと考えているものでございます。今後は職員研修など、より一層の意思付けに意を用いまして推進してまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。以上です。
質問 鈴木真由美
丁寧なご答弁をありがとうございました。一つには期待を申し上げることと、もう一つ質問させていただきたいと思います。まず、まちづくりをする上での政策課題についてですが、先ほど申しました事業課題の解決に当たりましては、財政事情という言葉のみでは片付けられない意味合いが含まれているのではないかと思います。お金、つまり財政に合わせて仕事をすることに異論を唱えるわけではありませんけれども、まちづくりをする視点として市長が折に触れて引用されるスペインのガウディの建築物に思いが至ります。つまり、現在の市民や事業者が30年後、50年後の江別を思い、少々負担が重くとも市民自らが出資をするなどして、市民の誇りとなるまちづくり、魅力あふれるまちづくりを創造し続けることも必要でないかと思います。かく申します私も、目先の日程や財政事情にとらわれがちであり、日々に反省という状態ではありますが、未来に思いをはせたまちづくりを心掛けねばならないと自分に言い聞かせております。小川市長に期待いたしますのは、大いなるロマンを財政事情によってのみ判断をして一夜の夢にかえることなく、なお一層、志を高く掲げて市政運営に臨んでいただきたいということです。次に、質問ですが、市民サービスの質的向上についてですが、少ない職員で業務を遂行していることは十分に承知しております。しかし、サービスの質、すなわち職員の質ではないかとの声があるのも事実です。市役所の組織・機構も分化・専門化が進み、職場が替わると、しばらくの間は大変な思いをなさっていることも推察できます。私は、市民にとって信頼されるということは職務を的確に行うことであり、市民に分かる情報の提供であり、規則の説明がきちっとなされることを通じて得られるものではないかと思います。もちろん、このことは市職員のみならず、議員にも求められていることとも思っています。したがって、どのような職場にあっても、最低限の職務マニュアルを作成するとか、窓口での応対、電話の応対などについても常に自他ともにチェックのできる指針といいますか、目標にできるようなものがあってもよいのではないかと思います。民間企業に例えますと、社訓をもって企業のレベルアップ、質の維持を行っているというふうに認識されます。当市としても、そのようなものをもって、それぞれの部署のレベルアップ、質の維持を図ってはいかがかと思います。それぞれに置かれた職域内にあって、なぜこの仕事が必要なのか、なぜここで市民とかかわるのかといったことが理解できる環境づくりも必要な時代になったと思います。市長を初め管理職の方々は、有能な職員の能力を市民から信頼という言葉で評価されるような職員育成をするために、研修方法の研究、実践、マニュアルづくり、職場内のコミュニケーション、環境づくりについてお考えがあろうと思いますので、お聞かせください。なお、市民接遇、応接の基本として、北海道で初めての女性の副知事のお話をご紹介申し上げたいと思います。全職員がアンテナであれ、苦情受けであれ、アイデアマンであれ、宣伝マンであれ、セールスマンであれ、アフターサービスマンであれ、組織の代表者であれ、アドバイザーであれ、節約家、これは公私のけじめをきちっとするという意味だそうです、であれ、ロマンチストであれと講演会で述べておられたそうです。こういったようなことを研修の中にも生かされ、サービスの向上や組織力の向上につなげていってほしいと考えております。これをもちまして、2回目の質問を終わります。
答弁 総務部長 小玉隆(総務部長は2003年6月まで)
私から、職員研修、取り分けOJTについてのご質問にお答えしたいと思います。言い古されておりますけれども、組織は人なり、こういうふうに言われておりますが、人材育成は組織にとって重要課題の一つでございます。取り分け管理監督者が行う部下の育成は、組織の根幹にかかわることでございます。職員は、採用されましてから、節目節目にあって研修計画に基づき職員の育成、教育を実施してきておりますが、昨年の行政診断にも課題が指摘されております。新たな研修の取り組みが必要と考えているところでございます。また、行政改革大綱の中にも、推進計画の人事管理制度改革の大きな柱の一つとなっておりますことから、自己啓発あるいはOJT、この一連の動きを支援する中で、人材育成に対する管理監督者の責務・役割について、より一層の認識の下に職員の資質向上を図ってまいりたいと、このように考えておりますので、ご理解を願いたいと思います。以上です。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き