みんなの議会

江別市議会 平成12年第1回定例会 2000年3月8日

(1)教育行政について/(2)公共事業の新手法について

2000年3月8日、江別市議会の一般質問で、宮澤義明議員が「教育行政について」「公共事業の新手法について」について質問し、市長 小川公人、教育長 齊藤清司が答弁しました。

質問者
宮澤義明 議員
答弁者
市長 小川公人、教育長 齊藤清司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 宮澤義明

ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、質問通告に従い順次質問させていただきます。今年は、日本的にいえば平成12年1月1日でしたが、西暦では2000年1月1日となり、記念すべきミレニアムの年の幕開けでもあります。2000年という区切りの年ですが、コンピュータにとってはY2K問題、誤作動を起こす可能性もあり、市長をはじめ職員、病院関係者の皆様には、大みそかから新年早朝まで警戒態勢についていただいたとのことであります。また、2月29日も心配されましたが、郵便局や気象庁でトラブルが発生しただけで、大きな事故には至らず、安心をいたしました。関係者の皆様に感謝を申し上げます。コンピュータ社会でもあり、今後もこうした問題が発生する可能性もあり、心していかねばなりません。さて、日本経済にも緩やかではありますが動きが見え始めた今日、江別市でも2000年度の一般会計を含む予算案が上程されました。今後、予算特別委員会で集中的に審議されますが、市内経済も依然厳しい状況が続いており、市民生活に一番密着した予算でもありますので、十分審議を尽くし、納得のいく予算案の決着を見たいものと期待しております。最初は、教育関係について質問をさせていただきます。市長の所信をお聞かせいただきたいと思います。私たちの国、日本は国土も狭く、人口の多い、資源の少ない国です。そんな日本でも、近代化を目指した明治初期から懸命に西洋技術・文化の習得に力を注ぎ、大変な時期を経て、当時の世界先進各国に迫るほど経済力をつけてきました。昭和10年代には、事情があったにせよ、第2次世界大戦という無謀な戦争を仕掛け、東南アジア全域の国と民衆に多大な被害を与え、自らも大きな痛手を被りました。その後は、日本人の勤勉さ、まじめさにより驚異的な復興を遂げ、経済大国として今日の地位を築くことができました。それは、明治期からの各界のリーダーが、資源のない我が国が世界の中で生き残るには人材を育てるしかない、教育に力を入れるしかないとの思いで、貧しい国ではありましたが、教育の充実に力を注いだからにほかなりません。しかし、近年、日本の成長の原動力であった教育と教育制度が急速に力を失いつつあるように見えます。時代的にも平穏、経済的にも裕福になり、食べるために、また食べさせるために一生懸命働き続けてきたこの国の庶民やリーダーたちが、利他という公や他人のための使命感を忘れ、自らのためにだけ心を用いる利己主義に陥ってしまったからではないかと思います。その結果、勉強することも知識も自分のためという一部の学力エリートをこの国は生み出しました。アリストテレスは、「国家の命運は、かかって青年の教育にある」とも述べ、青年を大きく成長させることができるかできないかで国の運命が変わるとも語っております。私たちはもう一度、何のための教育か、原点に戻って学ぶことをみんなで考えなくてはならないと思います。最近起きた犯罪で、教育、しつけがきっかけではないかと思わせる青少年の犯罪が報道されました。特徴は切れる、引きこもりだそうですが、学校や家庭での何かのきっかけで心の中にひずみが生じ、それが友達や親によって矯正されず成長していった結果、小学生を切り殺し、結果的には自らも自殺をしなければいけなかった青年の事件や、小学生を誘拐し、かわいかったから、そばに置いておきたかったといって、いたいけな少女を9年2か月も幽閉していた青年の問題などを引き起こしていったのではないか。個人の資質の問題にもよるところが多いかもしれませんが、基本的には家庭内での情操教育、しつけ、そして学校における教育に問題が あったように思います。少なくともこれから21世紀を目指しての教育は、知識が優先の学校教育ではなく、 個々の個性、資質が大切にされ、生かされるような、思いやりのある魅力的な人間を作る教育を目指すべきであります。知識教育の反省からか、最近、幾つかの学校現場では、生徒の好みや進路に応じて、高齢者福祉の現場や商店など身近な地域社会を通し、実社会を体験させる体験学習が試みられています。ただ、今のところ2時間とか、長くても半日などの試行錯誤的な取り組みも多いのが実態ですが、それでも初めて高齢者の介護のお手伝いをして、介護することの大変さを知ったり、商店で接客の体験をするなど、家庭で体験できない経験をすることにより社会に対する見方が変わったと、おおむね生徒の皆さんには好評のようであります。兵庫県では、5年前の阪神大震災での経験と、少年による小学生連続殺傷事件が起きた反省から、お互いが地域のことを知ることが大切と、地域・家庭・学校を結ぶ交流体験を行うプログラムをスタートさせました。全中学校350校の2年生を対象に行うもので、1週間の職場体験を行うトライやるウイークという教育プログラムです。体験学習を実践することにより、大きな成果を出したと伺っています。実は、兵庫県が行った1週間程度職場体験をするというのが大変良いそうであります。最初の2日間は声が小さいとか遅刻するとか、商店の経営者からもクレームがついたそうですが、3日目、4日目になるといらっしゃいませという元気な声が出始めて接客が上手になり、そして5日目くらいからはなかなかいいじゃないかという評価に変わるというのであります。また、不登校気味の子供でも、1週間たつと職場になじみ、社会体験を積むことにより、その後は学校に復帰できるケースも多くあったと報告されています。しかし、運営で何が大変かといえば、学校の先生と地域の商店街の人が子供をどこに行かせようかと決めるのに、大変な労力と時間が必要になるそうであります。そのためには、こういう性格の子供はこういう職場に行かせようという地域をつなぐ仕切り屋、まとめ役のコーディネーターが必要であり、コーディネーターを集める組織を作ることが必要であります。その地域コーディネーターが諸行事を支援する学校ボランティアとして発展、波及していけば、この事業もスムーズに進むようであります。そこで、市長に質問ですが、12万市民の江別市長として、市民の子弟の教育に精魂を込めてリーダーシップを発揮していかなければいけないという立場にあります。市長が市民の子弟に対してどのような姿勢で学校教育に取り組まれようとしているのか、お聞かせいただきたいと思います。また、21世紀の社会に向けてどのようなメッセージを伝え、どのような教育方針で進めようと考えておられるのか、この機会に是非お示しをいただきたいと願います。また、全国一律の知識の詰め込み型教育から、地域、個性など自分の知恵をわかせる知恵創出型の教育に改革すべき時期に来ていることも前段でお示ししました。知識は普遍であっても、体験することによってしか磨かれない、また得ることができない知恵もあり、同時に、子供の時代でしか経験できないこともあります。まして、三つ子の魂百までもということわざもありますが、青少年の人間性、人格を形づくる期間は本当に短い期間しかないと考えます。そこで、江別でもトライやるウイーク的体験学習を実行すべきと考えますが、いかがでしょうか。また、地域ぐるみで子供を育てていこうという意味で、長年教師を務めてきた経験豊かな先生たちや関係者の方を地域のまとめ役、コーディネーターとしてお集まりを願い、学校の支援ボランティアとして活躍願ったらいかがでしょうか。当然、体験学習を実行するときには、地域と学校と子供をつなぐまとめ役としてお力をお借りします。21世紀が私たちにとっても、また子供たちにとっても大変貴重な期間だったと言われるような世紀にしなくてはなりません。教育長のご答弁を求めます。また同時に、市民憲章にもうたわれた郷土江別の大自然の中でしか体験できない地域教育も、今こそ実現すべき時期ではないでしょうか。札幌市という大都会に隣接する石狩平野の真ん中を悠然と流れる石狩川と、うっそうとした野幌原始林、どこまでも果てしなく続く水田、このフィールドを生かした体験学習広場です。この施設では、夏は水田や畑での共同作業、冬はやきもの制作など、仲間と宿泊を通じて体験学習を行います。このように質問しますと、市長は「趣旨は大変よく理解できますが、それらに係る財源も計画もない」と言われますが、私たちの世代は子供たちに大きな借財を残しつつあります。私は先行投資、一部先払いの覚悟で子供たちに社会教育体験施設を整備すべきと考えます。市長にお答えを賜りたいと思います。次に、教育長にお尋ねします。教育現場を長く体験されたお立場から、現行教育の善しあしと、ここを改善すれば学校教育は改善されるという点があれば、お聞かせ願いたい。また、市長に答弁を求めた体験学習のための社会教育体験施設の整備と活用についてはいかがお考えでしょうか、お答えいただきたいと思います。子供の成長など大きな教育効果があると私は考えていますが、教育長のご答弁を求めます。関連でお聞きします。私たちが江別で努力している環境づくり、ニューフィールドなるものは、新情報産業先端都市の形成であります。RTN計画は私たちの先輩が、21世紀に江別が世界に向かって飛躍するためには絶対に必要な産業基盤であるとの決意で進められてきたものであります。その過程でも、現在であっても、無駄な投資だ、規模を縮小すれ、取りやめるべきだとの多くの批判もあり、計画の推進に反対の方もおられます。皆様もご存じのように、今、世界の成長産業、経済の中心は情報先端産業であります。コンピュータなし、インターネットなし、パソコンという道具・ツールなしでは世界と対等に競うことさえできない社会になりました。まさしくIT革命(インフォメーション・テクノロジー革命)と呼ばれ、まさしく先端産業が世界経済をリードしております。アメリカの好景気、株高も情報先端産業によってリードされており、ナスダックのけん引役は情報先端産業なしには考えられません。善しあし、好き嫌いは確かにあるかもしれませんが、今、江別はひたすらRTN計画を一日も早く軌道に乗せることができるように、条件、環境を整える努力が必要であります。しかし、これまでの努力は認めますが、しかし、私はこれだけでは足りないと思っております。今、世界の公用語は英語であり、瞬時に世界と交信することのできる手段はパソコン・インターネットです。現在の我々の知識水準、価値を判断材料にして十分やっているではないかと考えているかもしれませんが、これからの青少年は最低限英会話、パソコンを知らなくては、世界の第一線で活躍することは不可能なのです。私は先ほど来から、その地域でしかできないことを体験学習しましょうと話しました。また、今江別が目指している世界はニューフィールド、情報先端産業のまちづくりですとも確認させていただきました。今、江別が日本のどこの地域よりも、また学校よりも早く取り組まなければいけないことは、小中校生、高校生、大学生に対し社会教育体験施設、各学校など、どこの施設でも結構ですが、希望者に対して徹底した英会話の推進、パソコン・インターネットの学習を進めるべきではないかと考えます。そのために必要な人材については、臨時職員対応、行政機構の見直しで職員枠を削り出しての採用、不足分の指導者は地元の情報系大学の教員、学生、留学生にも協力をいただき、早急に教室を開設すべきであります。江別でRTN計画を成功させ、文字どおり世界最先端の情報産業都市を目指そうとするならば、まして世界で通用する青少年を育てようとするならば、国家でも企業でも世界でも欲しい人材を江別で育てなければなりません。そのための基礎となる人材の育成が今、急がれております。是非とも一定の予算を確保し、早急に計画を進めるべきと考えます。市長、教育長のご答弁を求めます。次に、通学区の問題についてお聞きします。豊幌小学校を卒業した子供たちは、地元に中学校がないため、現在、JR線と通学バスにより江陽中学校に通学を余儀なくされています。このような通学は江別市内ではただ1か所、豊幌だけです。前回の一般質問でもお尋ねしましたが、学校教育行政推進の重点項目の中に教育効果の向上のため、教育施設の整備充実を図るとありますが、豊幌以外では正しくそのとおり努力されていますが、豊幌地域だけは重点項目の内容は度外視、無視されています。ある教育関係者にこのお話をしたときに、地元だけでは中学生が少ないから、大勢中学生が通っている学校の方がいいのではないかとの話をされておりました。ある一面から見れば、言えなくもありません。しかし、できることならば、一部の中学生だけに余分な負担がかかる通学方式はとらない方がベターであります。市内のすべての中学生に教育の機会均等をが私たちの願いでもあります。そのため、新年度予算にはスクールバスの運行経費が計上され、現在より格段に改善されましたが、根本的な改善には至っておりません。財政が厳しい中での運行経費のねん出は大変つらいものがあり、まして今後何十年にもわたってねん出し続けなければならず、さらにひっ迫した財政時にも運行を維持しなければならないわけで、大変疑問であります。現在の目先の対策ではなく、根本的な対策、中学校の建設を目指した準備を今こそすべきではないかと私は考えます。市長の大局的見地に立ったご答弁を求めます。また、通学上の不便さをスクールバスの運行という解決手段を今回は採用したわけですが、豊幌の中学生、親に、他中学校など別の学校に通学する選択権を与えて解決する方法も取り得たのではないかと考えます。教育長のご答弁をお聞かせください。また、一般的には、教育機会の均等と、平等・公平に教育を受ける権利からすれば、学生、親の希望で進学する学校を選択する権利があってもよいのではないでしょうか。そのことにより学校間の特長が顕著に表れ、教育・学校現場の姿勢も問われ、先生方の取り組みにも大きく影響が出てくるようにも思われます。先日、東京都では学校進学の選択を自由化するとの報道がなされておりました。江別市でも調査を進め、学校進学の選択を自由化すべきと考えますが、いかがでしょうか。教育長のご見解をお聞かせください。通学区域の変更について、もう1件お伺いいたします。従来、通学区域を決めるに当たっては、住区、地域の生い立ち、中学校区、通学上の支障物件など、例えば大きな道路、JR線、川などの諸条件をも検討して決めているとお伺いしております。第1番目に検討しなければいけないことは、子供にとって安全な通学環境であるかどうかということであります。大きな川を渡るとか、線路を越えなければいけないなどの条件は、当然チェックの対象になると考えます。そのような検討項目からすれば、東光町から江別小学校に通う子供たちについては大変危険で、通学区の変更も視野に入れなければいけません。また、中学校の通学区域からすれば、江別小の大多数の卒業生は江別第一中学校に通学することになりますが、東光町からの卒業生は江陽中学校に通学することになります。江陽中学校にあっては、江別小学校出身者は全中学生の10%前後です。地理的条件を考慮に入れるならば、通学区の変更も検討しなければいけない時期に来ているのではないかと考えます。東光町の通学区域の変更問題について、教育長のご見解を求めます。学校進学の自由選択権が得られれば、この問題は解決いたします。次に、学校統合の問題についてお伺いいたします。私の母校でもあります江別小学校は、市街地の発展とともに生徒数が増加し、大規模校となりましたが、市街地の人口減、高齢化とともに生徒数の減少が続き、市内でも生徒数の少ない学校順でいくと5番目の小学校となっております。学校の設立も明治25年と古く、数多くの人材を輩出した歴史ある学校でもあります。しかし、現校舎は昭和28年、屋体は昭和35年の建設と寄る年波には勝てず、補修が必要となっており、その上、体育館は現在の規格に合わず、バレーボール大会など正式な試合が組むことができない体育館となっております。そのためには、今次予算に計上されているように、教育施設の近代化、大規模改造を行うべきと考えますが、現状の市街地の状態では生徒数の増加は見込めず、前段で質問した通学区の変更、見直しなどを行えば、さらに生徒数が激減することは明らかであります。また、市街地に隣接する緑町も、社員住宅の減少や高齢化などで周辺住民が減っており、江別小学校同様、第三小学校についても生徒数の増加は見込めない状態です。校舎についても、江別小学校と同様に昭和26年の建築で相当傷んでおり、大規模な補修を必要としております。歴史も伝統もある両校ですが、基盤となる住区の衰亡は覆うべくもなく、新たな展望を図る時期に来ております。幸い両校の通学区域も、分離新設校の誕生により通学範囲が狭くなり、仮に両校が統合したとしても、基準以上の通学距離にはならないと考えます。両校の生徒の教育環境の改善を図るため教育施設の近代化を検討すべきで、そのためには学校統合によるスケールメリットを生かして大規模改造を行うべきではないでしょうか。学校の統合について検討する時期に来ているのではないかと考えますが、教育長のご見解をお聞かせください。今後、江別地域が明らかに発展する様相を見せ、児童数が増加することが明らかであれば、統合する必要はないと考えます。江別地域の再開発と今後の発展の予測及び通学区の変更の考え方、学校統合について、市長の総合的なご見解をお聞かせください。次は、小中校生に対して、教育分野でのミレニアム事業を検討していただきたいということで質問します。本年は20世紀の最後であり、西暦から見れば2000年の区切りの年でもあります。明年から始まる21世紀は、新1000年のスタートの年でもありますが、私を含めこの議場におられる方々は21世紀の前半で姿を隠す方々ばかりです。21世紀の主役ではもうあり得ません。21世紀の主役である小学生、中学生、高校生、専門学校生、大学生、それに海外からの留学生を加えた方々に、21世紀の未来を創造し、それぞれ得意な分野で研究発表、論文の提出、作曲、絵画などに託していただき、作品を提出していただいたらいかがでしょうか。記念大会、コンクールを企画し、21世紀のスタートを意義あるものにし、共に祝い合いたいと考えます。当然、作品を発表された優秀者には、作品の発表の機会と表彰の方法を検討し、努力にこたえたいと考えます。今年の予算には、2000年の記念事業として、多目的市民広場のオープン記念として市民スポーツフェスティバルと、21世紀の幕開けを記念して市民合唱団と札響が競演する新世紀記念・第九を唱う市民の会の予算が計上されております。是非成功していただきたいと念願しておりますが、21世紀の主役に対しても、ミレニアム事業を是非ともご検討いただきたいと考えます。教育長のご見解をお聞かせいただきたいと思います。次の質問は、過去の定例議会でお聞きしたPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)について再度質問させていただきます。PFIとは、皆様も既にご存じのことと思いますが、イギリスで生まれた民間主導による公共事業のことで、民間が資金面だけでなく、培ってきたノウハウを公共事業に提供し、公共施設の設計から建設、維持管理、運営までを民間が主導となって行う事業のことであります。この制度を考案したとき、イギリスは財政難に苦しみ、公共サービスの質の低下に悩んでいたときであります。80年代から公共事業、公共サービスの民営化を推し進め、その延長線上から1992年に公共事業の改善の手法の一つとしてPFIを考案しました。現在、既に公共事業の1割強を占め、財政支出の削減や民間の事業拡大に貢献しております。日本は、国債発行残高が今年度末で645兆円になるほど財政危機に陥っており、財政再建と公共事業の新たな手法として、PFIの導入に向けて検討が進められてきました。その結果、PFI促進法案(民間資金等の活用による公共施設等の整備の促進に関する法律案)は、議員提案で国会で可決を見たところであります。財政難とはいえ、少子高齢化社会の本格的到来を目前にした今日、安心して暮らすための社会構築は必要であり、未来型の社会資本整備が以前にも増して求められております。そのため、現政権は社会資本整備の継続と世代間負担を担える社会体制を目指し、全国的に出生率の向上を図るための子育て支援・少子化対策としての新エンゼルプランの策定、児童手当の拡充、育児・介護休業手当のアップを推進しています。また、高齢者に対する政策としては、公共交通機関が安心して使えるように、鉄道やバスなどのバリアフリー化、公営住宅にエレベーターの設置を進めてきたところでもあります。また同時に、地域的な市民要望の期待にこたえるためにも、効率的な整備手法を検討していく必要があります。現在、市民要望として期待されている施設は住区会館であり、野幌地区の介護保険の中核センターであり、市営住宅、福祉機器センター、これは福祉機器の補修並びに保管、貸出しなどを行う施設ですが、そのほかに地域再開発なども今後の検討対象と考えることができます。今までは、これらの事業はすべて行政が計画し、発注、財政負担を行っていましたが、今後はPFIも一つの手法として可能となります。PFIの手法としては、市の事業計画に対応して民間企業グループが設計、資金調達、建設、運営、管理まで行うシステムで、市は受益するサービスに対して利用料を払います。当然、民間経営のノウハウを生かすとともに、リスクに対しては、第三セクター方式のように形だけは民活としながらも、実態は行政が主導し、リスクも行政が持つような中途半端な方式とはせず、役割の範ちゅうでリスク負担を行うようにします。これらの事業計画は市の所有地も利用し、現在利用中の土地であっても、利用効率が高いと判断されれば、優先的に使用します。PFIについては、国においても手法を検討中ということで、いまだ具体的にはまだ明らかにされてはおりませんが、これからの公共事業の選択肢の一つになることは間違いなく、市民サービスと財政負担の軽減を図る方法として検討すべきであります。また、現在計画中の清掃工場については、明らかにPFIのテストケースに成り得ると考えます。公設・民営などを前提に計画を進め、民間管理を行いやすくするためのシステムをあらかじめ作り、その上で門戸を広げて入札を実施します。財政負担を軽減するために行う入札と新体制ですので、新規参入と競争を妨げるような条件は付けないことが前提となります。PFIという新システムについての導入の検討と、清掃工場がテストケースと成り得るのかどうかも含めご検討いただき、ご答弁願いたいと思います。また、今後の土地利用の課題として、市有地の再評価を行い、現在活用中の土地であっても、市の経費が節減でき、なおかつ現在の施設の利用が保証され、さらに大きな付加価値が生み出せそうなときには、果敢にその土地の利用をすべきと考えます。東京都では、都心過疎地区の再活性化をねらい、学校の廃校跡地に高層マンション、都営住宅を建設し、夜間人口の増大を図るため、土地利用計画を現在進めております。江別市でも今後活性化のために、すべての市有地に対して土地の利用計画書を作り、市有財産の有効活用を図るべきであります。土地の再利用を含め、土地の有効活用について、市長の考え方をお聞かせいただきたいと思います。以上をもちまして第1回目の質問を終了させていただきます。市長の明快なるご答弁を求めます。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

宮澤議員の一般質問にご答弁を申し上げます。教育行政にかかわるご質問でありますけれども、まず初めに教育行政の基本姿勢についてでありますが、市政執行方針でも触れさせていただいておりますが、私は21世紀を担う子供たちが豊かな人間性をはぐくみ、多様な能力を伸ばすことのできる教育の環境づくりを進める、このことを基本とし、個性と創造性にあふれた、調和の取れた国際性豊かな児童生徒の育成や、情報化社会に対応した教育の充実に努めてまいりたいと考えております。また、教育は学校だけでできるものではありませんので、学校と家庭、そしてさらには地域コミュニティがうまく絡み合って、三者の共同作業で次代を担う人材育成を図っていかなければならないものと感じているところであります。次に、社会教育体験施設の整備でありますが、地域の教育力を高め、潤いのある生活を営むために、社会教育施設の果たす役割は非常に大きいものと認識をいたしております。今後も市内の自然や施設、人材を有効に活用し、未来のある子供たちのために体験学習や活動を推進してまいりたいと存じますが、新たな体験学習施設の整備ということにつきましては、また慎重に検討させていただきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、英語やパソコン・インターネット教育の振興策についてでありますが、国際化や情報化社会が進行する中で、世界の公用語である英語をはじめ近隣諸国の語学も必要となってきており、また、インターネットの普及により世界が非常に近くなってきている状況にあることから、学校や社会教育施設等で学習を進めておりますが、今後もこれらの充実について十分意を用いてまいりたいと考えております。また、通学区域の変更、それから統合問題についてでありますが、豊幌中学校の設置、あるいは東光町児童の通学区域の変更、さらには江別小学校と第三小学校との統合につきましては、なお解決すべき多くの課題がありますことから、今後、その有様につきまして教育委員会とも十分協議・検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、PFIについてのご質問でありますが、昨今、民間の資金やノウハウを活用して公共施設の整備やサービスの充実を促す新しい事業方式としてPFIが注目を集めているところであります。この方式につきましては、従来公共部門が負担してきた社会資本整備など公共事業に伴う様々なリスクを官と民で分担し、官と民それぞれの責任を明確にし、官・民の新たなパートナーシップが築き上げられるとともに、民間事業者に新たな事業機会をもたらすほか、民間の資本力や技術力を広く導入することで財政支出を軽減し、財政資金を効率的に使用し、より質の高い公共サービスを提供できるものとして、その効果が期待されているところであります。しかし、一方、地方自治体のPFI導入にあっては、PFI推進法が広い範囲での導入を認めているのに反して、現行法令や制度下においては限られた範囲内での事業展開にならざるを得ず、民間事業者の参入障壁となる法令の改正が必要なこと。また、PFI事業の費用負担より国庫補助金を受けた公共事業の方が一般財源が少なくて済むケースが多いほか、適正な事業コストを算出するための詳細なリスク計算や、事業を支える契約内容の明確化、事業の評価手法や、それに係る人材の育成など、取り組みと導入に当たってクリアしなければならない課題も多くある、このように認識をいたしています。ご提言の中間処理施設への導入という点につきましては、行政への信頼と効率性のジレンマの問題として、施設の建設、運営管理に万全を期す必要のあるものなど、専ら公共が行ってきた事業等をPFIの導入をもって民間事業者に移管しますと、近隣住民の理解が即座に得られるかどうか、この辺、慎重にならざるを得ないところであります。特にご提言の施設への導入につきましては、地元あるいは周辺住民に対しまして、市が建設し、市が運営を行うことにより公的責任を明確にし、その責任を果たすことによって住民に安心で安全な施設運営を行うことを約束してきた、こういう経緯もございますので、時間的に差し迫っている中で導入に向けて一定の理解を得ることは難しいものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。なお、現在、市職員により庁内横断的な行政課題別検討委員会を設置し、PFIについても個別の検討会において研究をしているところであります。また、私どもPFIの導入自体に、それ自体に意義を求めるのではなく、行政サービスの効率的な運営の在り方という観点から、一定の支払いに対し、最大価値のサービスの提供を向上させるという考えを常に意識し、住民の満足度を高めるため、どのような行政サービスをどのような手法で提供するかを考える、行政改革の実現手法の一つにPFI方式を考えていこうと考えているところであります。また、現在活用中の土地の利用を認めていくというお話でありますが、現在、地方自治体の財産である行政財産につきましては、法的に貸付け、交換、売払い、信託、その他の私権の設定を原則としては認められていないなど、参入障壁となる法令の改正等、一定の条件整備が必要であると考えております。いずれにいたしましても、市有財産の有効活用につきましては、過去に市有地の一定規模以上の未利用地等について、庁内の土地利用検討委員会で論議をした経緯もございますが、限られた財源の中で今後の行財政運営を円滑に進めていく上で、土地に関しての問題は大変重要な要素になりますことから、ご提言の土地利用計画書の作成を含めまして、今後の研究・検討課題とさせていただきたいと存じます。このほかにつきましては、教育長からお答え申し上げます。

答弁 教育長 齊藤清司(教育長は2000年6月まで)

市長のご答弁に続きまして、私から教育行政についてのご答弁を申し上げます。まず、地域ぐるみで子供を育てる体験学習についてでございますけれども、平成14年度からの学校完全週5日制の下、スタートする新学習指導要領の移行措置として、総合的な学習の時間が明年度から試行されるわけでございます。従来の体験的学習をより充実させて、学校の創意工夫を生かした特色ある教育として、国際理解、情報、環境、福祉、健康などをテーマとした体験的学習を通して、自ら学び、自ら考える力を育成することが大きなねらいでありまして、宮澤議員もご指摘のように、地域の教材や人材をいかに有効に活用するかが大変重要となってまいります。昨日の春日議員にもご答弁を申し上げたとおり、まず地域の学校を支援するコーディネーター的な役割を含めた人材バンク的なものを立ち上げることが必要であり、教育委員会としましても、ボランティア等の人材情報の提供や費用弁償等の経費を支援するものでございます。また、ご提言の兵庫県が実施していますところのトライやるウイーク的な体験学習につきましては、私も関心を持って資料等を取り寄せておりますが、県の教育委員会の事業として行っているものであり、震災の経験を通してのボランティアの組織の蓄積が背景にありまして、多数の指導ボランティアの協力が必要とされておりますので、受入れ団体や宿泊施設などの問題と併せて将来への研究課題とさせていただき、当面は総合的な学習の一環として社会体験学習等の取り組みを充実してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。また、学校教育の改善につきましては、従来の知識詰め込みがちの教育から脱皮し、ゆとりの中で個性を伸ばし、体験的学習を通じて倫理観や正義感、思いやりの心を育てることが、いじめや不登校、非行といった青少年の問題行動の防止につながり、地域に開かれた特色のある学校づくりを一層進めることが大切であると考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、通学区域の見直しや学校の統合、さらには学校選択の自由等についてでありますが、ご質問につきましては今後、少子化が進む中での大きな課題であります。これから当市が目指す教育の在り方にもかかわりますことから、現時点では多少マクロ的なご答弁となりますことをお許しいただきたいと思います。まず、通学区域の見直しや統廃合等のいわゆる学校の適正規模、適正配置の在り方についてでございますけれども、この学校の適正配置は、少子化がもたらす児童生徒の急減等による学校規模の不均衡を是正する等、児童生徒の教育環境や教育条件の向上を図るものであります。近年、少子化傾向等により、当市は宅地開発が進んでいる地域を除き児童生徒は減少傾向にあり、既成住宅地や市街地での小学校を中心に適正規模を割り込む小規模校が生じておりまして、小規模校などでの良さもあるものの、学校の活力など適正という面から課題となっているものでもございます。これらの課題等に対応しまして、通学区域の在り方を含め中長期的な学校の適正配置計画の検討が必要となっているところでもありますが、ご質問の豊幌中学校の設置、東光町児童の通学区域の変更、及び江別小学校と第三小学校との統合などにつきましては大きな課題であり、時間を要しますものでありますが、今後、全市的な通学区域の見直しや適正配置計画を策定していく中で、児童生徒の推移や学校施設の状況等を踏まえながら検討してまいりたいと思いますので、何とぞご理解を賜りたいと思います。次に、学校選択の自由化についてでありますが、現在、公立小中学校の就学校の決定は、市町村の教育委員会が設定した通学区域に基づき学校指定を行っており、例外的に変更できるのは、江別の場合でしたら、野幌小学校のような特認校制度の取り扱いのほかに、教育上特別な取り扱いを要すると認められる区域外就学の規定に該当する場合等であります。ご質問の学校選択の自由化については、平成10年9月に中央教育審議会での地方教育制度の改革に関連いたしまして、通学区域制度の弾力的運用の見地からの提言あるいは答申があり、東京都の品川区や日野市の余裕教室がある中での答申に沿った実施であろうかと存じます。しかしながら、この学校選択制の導入については賛否いろいろな論議もあり、実態として選択制を採った場合に、受け入れ校などでの新たな施設改修や教職員の配置等の問題が生じる等、課題がありますことから、今後、周到な用意が必要であり、直ちに自由化についての実施は困難でありますが、今後、通学区域での調整区域の設定や区域外就学の取り扱い等、通学区域の弾力的運用に向けまして調査研究をしっかりやってまいりたいと存じております。次に、社会教育体験施設の整備でありますが、地域にある教育力を地域の中に生かしていくことは、子供にとりましても、また生涯学習を進める上でも大事であると認識しております。これまでも地域の団体等が主体となり、また公民館や体育館の事業の中においても、自然体験や社会体験、スポーツ活動を推進していたところであります。さらに一層の充実に向けて、地域や学校をはじめ関係団体と一体となって推進していくことが重要であることから、教育委員会といたしましても、既存の施設を有効に活用する中で体験学習や活動を推進してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、英語、パソコン・インターネット教育の振興策についてでありますが、基本的には先ほど市長が申されましたとおりであります。教育委員会といたしましても、英語においては中学校の英語指導の助手2名を配置し、また最近、小学校においても国際理解教育を取り入れるところであります。さらに、生涯学習の観点から、公民館事業においても初心者や中級者を対象に英会話教室を開設しております。パソコン教育におきましては、中学校や小学校に整備し、学習を進めており、情報図書館においても初心者パソコン教室を開設しているところであります。今後もこのような機会を拡大し、指導者の技術向上や確保をも含め内容を充実させ、学校はもとより大学や企業等にも働き掛けて、これらの普及・向上に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。最後に、2000年ミレニアム事業でありますが、12年度の予算の中に、ご質問の中でも触れていただいた多目的市民広場のオープン記念事業や新世紀記念・第九を唱う事業、そのほかに市民ミュージカルの再公演や、子供会結成50周年記念事業の一つとして子供たちを対象としたレクリエーション等を計画し、予算計上させていただいておりますが、ご質問の趣旨は十分理解できますので、今後も学校教育や社会教育の分野で、また文化やスポーツ等の関係団体に対し、例えば学校など行事で実施している意見発表のテーマを2000年、21世紀に関するものにするとか、あるいは文化祭の絵画展においても同様な趣旨の作品を描くとか、体育大会の行事など、このようなことを授業や活動の中に取り入れていくよう協議をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

再質問 宮澤義明

では、午前中に引き続きまして2回目の質問をさせていただきたいと思います。今回は、教育関係とPFIという2点の大きな項目で質問させていただきました。教育行政については、市長から概略的な、これから江別市民の子弟に対してという形でご答弁をいただきましたので、この部分については要望ということで。最近、特に新聞とかいろいろ話題になっている中で、引きこもりだとか切れるという中で学級の崩壊なり、また、いろいろな新聞報道されるような事件が起きている。その中で、教育が教育だけに閉じこもってしまって、身近な地域教育、これができていなかったのではないかな。そんなことで、地域の力を借りて体験学習をやりながら地域で子供を育てましょう、今回そんな思いで質問させていただきました。総合学習という形でこれから文部省が取り組まれようとしている教育内容についても、どういう形でやるのかというのは本当にまだ、学校の先生方もこれから、自らもそういうことを研究していかなければならないし、勉強もしていかなければいけないという状況の中で、それなりの道筋は当然見付けていかなければいけないけれども、とにかく今までと違った新しい形で、子供たちに生きる力という部分で、自分たちで物事をやった体験を実感していく、そのことができるような、そういう私たちの江別市のまた教育委員会であっていただきたいし、そういうまた勉強の体制、また地域の子供を育てる体制になっていただきたいということで、これは要望にしておきます。その中で、今、江別はRTN計画を一生懸命進めて、また第2期の調査を始めております。その中で、先ほども質問の中でナスダックというような言い方をしましたけれども、今日の朝の7時のニュースを見ていましても、ナスダックのハイテク関係の伸び方というのは、従来の情報関連から見ても、さらに勢いをもって伸びている。その中で、今、江別はRTNを進めて、情報先端産業を目指して、北海道の発信基地、日本の発信基地になろうと今、努力をされております。ただ、学校教育段階の、今回の予算でも小学校6校にパソコンを導入して、また社会教育関係でも情報大学、情報図書館でパソコン教室などをやって、ある程度進めてきている。そのレベルと、RTNという産業を基盤とした江別が情報発信都市になろうとするならば、それだけで物事が完結して、日本の発信基地、また北海道の発信基地、そういうことになれるのかどうか。私は決してそうはいかないと思うんですね。先日、あおいさんでやった福岡先生の講演も聞かせていただきました。その中で、会津の短期大学が10年で日本のトップを走るような、そういう環境の大学になった。これは会津市の市長が、やはり自分の地域の大学をそういうふうにしようと思って始めて、最先端を進む方々のお力を借りて、そういう状況まで持っていった。そういう基盤があったからこそ、やはりああいうふうになっていったのではないか。では江別も、RTNという言葉だけの問題ではなくて、実際に10年後にこの北海道において、日本においてこれがしっかり生きていく。そして、あれをやったら失敗だったと言われないためには、やはりそれだけの体制を作るべきではないかと。そのためにやはり子供たちの、これは全部の子供をそうしなさいというのではなくて、自分で勉強したい、またパソコンも習いたい、そして英会話もしっかりまたそういう分野でさらに伸びていきたい。そのためには、それだけの仕組みを作ってあげなければいけないのではないかな。そのことを今回、是非この機会に市長に質問して、そしてまた市長からそういう方向で是非進んでいただきたいということで、今回質問させていただきました。教育関係で市長にたくさん答弁していただいたんですけれども、そういうわけで是非とも江別のRTNが日本に、北海道に江別ありと言われるような、そういう体制を目指すための体制づくりを是非ともやっていただきたいということで、市長のもう一度、どんな形でどういうふうに、これからその分野を伸ばしていきたいんだ、その辺も含めてご答弁をいただきたいと思っております。それから、体験学習ということで1点、これもお聞きをしておきたいと思います。これはもう何回も私たちが質問させていただいて、経済情勢、財政状況からいったらそうではないといえば、本当そのとおりかもしれないけれども、私は決して鉄筋コンクリートの素晴らしいものを設けろなんて言っているわけではないんですよね。自然の中でも、そういう一般の江別の風土を使った形の体験をやっていく。また、学校の施設でもいい、ほかの施設でもいい、そういう所を使いながら、またさらに友達と交流を深めながら、パソコンでもいい、またそんなことをやれるような、そういう友達と助け合いながらやれるような体験学習をできればやっていきたい。確かに今までの指導要領でいきますと、どうしてもそこまでの時間取れなかったという部分はありますけれども、先ほども兵庫県を挙げましたように、1週間トライやるウイークという形で取り組める。これは一つの県を挙げてそうやってやるとなったからできたのでしょうけれども、では江別の教育関係の中でそのことができないのかといったら、私はやる気になればできるのではないかなと思うんですね。そういう面で、その辺の取り組みを教育長にもう一度お伺いをしておきたいと思います。それと、中学校の建設について申し上げました。今回、スクールバスで1,500万円の予算がついて、これは悪いとかいいとか、そういうことを申すのではなくて、子供たちのためにとっては良かったと思っています。ただ、1回支出したら、これは経済情勢がどうこうなろうと、10年でも20年でも支出していくんですよ。そのことを前提で考えていただきたいと思うんです。もしそうであるならば、起債とかそういう形の中で、多い方に併設という形でできるのではないですか。そういう予算が5年、10年、15年、20年単位で考えたら、できるのではないですか。要するに1回支出したやつを、子供たちにそういう形で通学バスを提供した段階で、では途中で条件が変わったからやめますということはできますかといったら、なかなかできないと思うんですね。そういう面で根本的に考えたら、やはり私はその前に取り得る判断としては、JR線の高砂駅、そんな問題もありますし、それから中学校に通学する通学の選択権の問題もありますし、より以上に選択する機会というのはあったのではないかと。私はある面で、小さな所に閉じこもるよりは大きな所に出た方がいい、また苦労しないより苦労した方がいいということを考えれば、やはりそんなことも一つの選択肢に成り得たのかな。そんなことで、もう予算計上して進むとなったら、それ以上ずっと続けていくわけですけれども、私はその前に、10年、20年支出することを考えれば、そういうことの選択肢も取り得たのではないのかなと、そんな意味でお聞きしております。その辺だけご答弁を願いたいと思います。それから、通学区の問題ですけれども、これはただ私たち大人が今の学校を維持経営するために、こちらに通学しなければいけないという問題ではなくて、今、東光町の子供たちが中学校に行ったときに、本当に少ない仲間しかいない。その中で、学校環境が非常にいい状態であれば問題はないんですけれども、なかなか厳しい面も中学校にあり、その中で圧倒的に初めて顔を合わせる少数の子供たちが学校に初めて通い始める。そういう中で何件か私もちょっとご相談を受けて対応したことがあるんですけれども、やはりそういう問題を考えたときに、子供たちの1年生から6年生までみんな育って、その子供たちが中学校に行っている環境と相当違うのかな。本当はそうであってはいけないんですけれども、今そこまで親たちが、また先生たちがきっちり見てあげられる状況でなければ、やはりその子供の将来を考えたときに、もっと自分たちがずっと一緒に来て、そして中学校に行ったという環境を作ってあげた方が子供たちにとってはいいのかな、そんな思いで今回、通学区の変更問題について取り上げさせていただきました。その辺のことについて教育長としてはまた、多分相談とかいろいろなことが入ってきていると思うんですけれども、その辺の考え方について、そういうことについてどう思っているのか、ちょっとお聞かせをいただきたいと思います。あと、最後に1点ですけれども、PFIはこれから新しい手法で、これをどうこうしなさいと言っても、すぐできないと思います。ただ、江別は市有財産として、特定財産、また一般財産という形で土地をあちこちに持っております。また、小さな、従来事業をやった中で残余地として余ったような土地もあります。それをいつまでも抱えておいていいのか。それについては、きちっとした整備の仕方をすべきではないか。そして、その中で、これは市が計画する中でこの数年後にまた江別市が使うんだ、また10年後にきちっと使うんだというやつについては、そういう形で利用計画書を作る。そして、残余地みたいに全く使わない用地については、逆にトータルして測量設計をやって必要な方に出してもいいのではないか、また必要な公園とか何かに提供してもいいのではないか、そんなことで最後の部分でお聞かせをいただきました。これについてはそろそろ、2000年という一つの区切りなので、従来から引き継いできたかなり細かい土地もたくさんあります。これらについて、きちっとした整理をすべきではないかなという思いで聞きましたので、これについて。細かい所、あそこの土地はどうこうという聞き方はしません。要するに全体的な考え方としてこういうふうな形で処理をする、そんなことをご答弁いただければいいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。以上で終わります。

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

宮澤議員の再質問にご答弁を申し上げます。まず、人材育成ということで、特にRTN計画のある、そういった視点と絡め、今日的な情勢からくる外国語あるいは情報ということでの人材育成ということでありますけれども、先ほどもご答弁申し上げましたけれども、いわゆる世界に通用する人材の育成ということで、今日の私たちを取り巻く環境というのは、正に国際化・情報化、そういうことが進行しているわけですから、それは企業の視点のみならず、私たちも含めて、外国語あるいは情報教育の重要性ということは十分認識しておりまして、これまでもやってこなかったわけでなくて、今日も学校あるいは各分野でそれぞれ英語、パソコン教室等々実行してきておりますけれども、今日、江別の文教・学校を集積している、そういった観点での大学あるいは関係機関といいますか、そういった所との連携、そういうことを図る中で、またご指摘の対応に十分意を用いていきたいと、こう思っておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。それから、豊幌中学校の件でありますけれども、いずれにしても、学校については若干教育委員会からまた答弁あるかもしれませんが、いずれにしてもこの辺については、先ほどご答弁申し上げましたように、立地にこしたことはないわけですけれども、補助制度を含めていろいろな難しい状況があってそういうお答えをしておりますので、ご理解を賜りたいと思います。それから、PFIにつきまして、PFIということとは別に、いろいろな行政財産の中で、それぞれの場所にある小さい土地の集合ということは、PFIということを視点を置くかどうかは別にして、そういった所有している土地の利用ということでは、先ほど申し上げましたように、検討委員会を設けていろいろな研究をさせていただいておりますので、そういった中で今後も研究させていただきたいということでご理解を賜りたいと存じます。以上です。

答弁 教育長 齊藤清司(教育長は2000年6月まで)

体験学習の重視ということで私どもも鋭意進めていきたいというふうに考えております。いろいろな教材教具、それから自然教材、それから人々のお力、そういったものを一生懸命組織していく中には、今言った体験を通して知識を定着させていく、実践的な裏打ちをしていくと、こういう意味でございまして、その中で相互に助け合い、認め合って、そして検証を深めていくということを重視しながら、これからもまた鋭意進めていきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。それから、江別小学校に通う東光町の子供たちがおりますが、終わった後、卒業して江陽中学校に進学することになります。そういう中で、子供たちの数が少ないと、生徒の数が少ないということもありまして、他校からのいろいろな、2校ないし3校から集まってきて中学校1年生が編制されるわけですけれども、そういう中には指導上の問題が生じないように、これは長年の経験の中で実態に即しながら、各学校は十分そのことに留意して生徒指導を進めてまいっておりますし、今後もそういったことの中で、適正配置計画等も含めまして鋭意努力してまいりたいと、このように考えております。それから、平成12年度からの通学バスの通年運行の実施につきましてご所見等を賜りましたが、これは江陽中学校にJR等での遠距離通学を余儀なくされている生徒に配意いたしまして、通学の利便性の向上などを図るための施策として実施いたしたものでありますので、その点ご理解をいただきたいと思います。以上でございます。

再質問 宮澤義明

では、3回目、要望という形になると思いますけれども。今の中学校の問題、これは予算特別委員会でうちの委員がまたしっかり審議をさせていただきますけれども、予算を1回計上した以上はずっと続けなければいけない、これはもう大前提で、もうそういう形で、そういう形の決断をされたからこういう結果になったと思うんですけれども、10年、20年という単位で考えたときには、意外にそれだけの予算措置、また今、1年、2年ですぐできるわけではないですけれども、ほかの予算的なことを計算きちっとしていくと、そういうことも可能であるのではないかなと私は思うわけです。ですから、これはこれ以上この場で話しても、結論出るあれではありませんので、また予算委員会という場の中でしっかり議論させていただきますけれども、是非そのことも含めて、そしてより広い選択があったのではないかなということを申し上げて、これについては要望ということで終わらせていただきます。最後に、先ほどのRTN、パソコン、英会話、私は学校水準としては非常によく頑張られたと思うんです。また、社会教育という形でも手を入れられているのかな。ただ、やはり江別が目指しているのは、私たちが新総計、この中で目指したのは、やはり北海道の中、また日本の中で江別を、そういう思いでこのRTN、リサーチ・トライアングル・ノース構想を皆さん方が、また私たちが提案し、また、そして一緒にやってきた。それには並大抵の努力では結果を出せるものではない。間違いなく努力した地域については、間違いなく努力した結果がやはり出ている。私たちが一般と、全国の地域と同じような形をやっていて、では江別がその中で最先端を走れるのかとなったら、やはり難しいのではないか。そうすると、それに見合うだけの教育の体制、社会体制、それらの諸準備というのが当然あるのではないかなと。それらがなされて、結果にやはり北海道の中で江別が、そして日本の中で江別がという形になっていくのではないかなと思うんですね。そういう面でいくと、やはり今の取り組みで十分かなと。だからといって、では今までやってきていないということではなくて、今までもやってきていただいてはいるけれども、それで十分なのかなといったら、私は十分ではないように思うんです。そういう意味で今後の体制、今これで十分なのかという発想ではなくて、だったら、どういうふうにすれば本当に北海道の最先端の情報産業都市になれるのかという形の発想で是非ともこれからお取り組みをいただきたい。今ここでご答弁をといっても、今の体制から出るわけじゃありませんので、是非ともこれからそういう中で、5年、10年先にこの江別に私たちが議論したことが、結果的にそのことが市長がご努力いただいて、また理事者の皆さんがご努力いただいた結果が、今、北海道に冠たる産業先端都市としての江別があるんですよという形になれるように是非ご努力をいただきたいということで、これも要望にとどめて終わらせていただきます。どうもありがとうございました。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

出典:江別市議会 平成12年第1回定例会 2000年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる