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秩父別町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月11日

奨学金制度の復活と奨学金返還支援事業の創設について

2024年3月11日、秩父別町議会の一般質問で、金子利生議員が「奨学金制度の復活と奨学金返還支援事業の創設について」質問し、町長 澁谷が答弁しました。

質問者
金子利生 議員
答弁者
町長 澁谷

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 金子利生

それでは、2つ目の質問をさせていただきます。質問事項は、奨学金制度の復活と奨学金返還支援事業の創設についてということでございます。最近バブルの再来かと思われるような株価高騰と、春闘では過去最高の賃金引き上げがニュースになっています。テレビニュースのインタビューでは、それらを実感できないとの声も聞こえます。さらに、今回議会で実施したアンケートにおいても、子育てへの経済的不安の声もいただきました。近年、18歳以上の高等教育機関への進学率は年々上昇し、文部科学省が公表した資料では、令和4年には大学・短大・高専・専門学校を合計した全国の進学率は83.8%だそうです。また、大学・短大への現役志願率においては64.1%と報告されています。私が高校を卒業した昭和52年の大学・短大の進学率は約37%ですので、1.7倍伸びていることになろうかと思います。これら現状から以下についてご答弁をお願いしたいと思います。町史によりますと本町においては、昭和47年に人材開発と育成を目的に秩父別町奨学金条例が制定され、廃止される平成元年までに113人、12,354千円が貸与され活用されてきました。利子については、記載がなく不明ですが、卒業後町内に5年以上在住した場合には、貸与された奨学金は免除されているとのことです。生活の多様化により、経済的に学費を全て賄える家庭ばかりではありません。大学等に通う生徒さんの二人に一人は何らかの奨学金を借り入れ、アルバイトをしながら通学しているとの数値もあるそうです。当然ですが、借りたものは返さなければなりません。就職後に返済が大変で結婚したくても将来不安だとの声もあります。平成27年4月10日付けで文部科学省が奨学金を活用した大学生等の地方定着の促進に基づき、令和5年6月1日現在で奨学金返済支援に取り組んでいる市町村は全国で695市町村あるそうです。未来を担う子ども達と子育て家庭を応援するために、無利子の奨学金制度復活と奨学金返還支援事業を創設してはいかがでしょうか。両制度は町内事業所に有能な新卒者が就職していただける、あるいは近隣に就職する方、子育て中の家族が本町に移住していただける可能性もあると思います。ぜひ検討していただきたいと思いますが、町長のご答弁をお願い申し上げます。

答弁 町長 澁谷

2点目のご質問にお答えをさせていただきますけれども、本町の奨学金制度につきましては、議員がおっしゃられたように昭和47年に条例を制定して、無利子の奨学金、無利子でございました、貸付型の奨学金を貸与しておりました。しかし、平成元年3月に国主導の行財政改革によりまして、制度の見直しが行われまして、平成元年度に本町の奨学金制度は廃止されて現在に至っております。また当時はですね、町独自の奨学金がなくても旧日本育英会等の奨学金で十分対応が可能であったことと合わせまして、本町の奨学金の利用者は激減していた状況でもありました。文部科学省の発表では、現在、全学生の約3割の方が奨学金制度を利用しているとし、奨学金事業を実施する独立行政法人日本学生支援機構におきましては、平成29年度から新たに給付型の奨学金事業を導入しております。さらに無利子の貸与型につきましては、基準を満たす者全員が貸与を受けられるように制度を拡充したということでございます。また、昨年1 2月に閣議決定されましたこども未来戦略におきましては、令和7年度からは扶養されるお子さんが3人以上の世帯については、大学等の授業料が無償化されるということが盛り込まれております。一方、近隣の状況を見ましたら、条件や上限など相違はありますけれども、他の自治体では奨学金の制度はまだ続けているということでございます。本町といたしましては、子どもさんが家庭の経済的な理由で、自らの進路希望を叶えられないということはあってはいけないと認識しておりますし、また本町におきましては、先程の一般的な奨学金条例は廃止いたしましたけれども、対象者を限定した農業後継者就学支援でありますとか、保育士確保のための保育士確保対策として出した場合とか、条件を満たせば支援金や補助金の返還を免除する制度を行っております。議員がご指摘の奨学金貸与、これを再開させる場合には、制度の安定的な継続、さらには安定的な運営など可能性を慎重に検討していかなければならないというふうに思っております。しかし、町としてもですね、今後、移住・定住政策の一つとして町独自の奨学金制度は有用であるというふうに考えておりますことから、現行の農業後継者、あるいは保育士の確保に対する支援制度を他の分野にも広げてですね、さらに奨学金返還支援についても、しっかり前向きに検討してまいりたいというふうに思っております。

質問 2番 金子利生

大変前向きな答弁をいただきました。有難うございます。無利子の奨学金もあるようでございますが、大変借り入れる要件が厳しいということも調べさせていただきました。日本学生支援機構、ごめんなさい、日本政策金融公庫ですか、これがホームページにシミュレーションがあってですね、私が適当にと言ったら変ですけれど、やってみますと3 0 0万借り入れたらですね、年利が2 . 2 5%、返済総額が約365万円くらいということで、毎月、返済年数にもよるのですけれども、毎月1万7千円ぐらいの返済になる。そうなるとやっぱり、最近の基本給が高くなったとはいえ、それこそ車にも乗りたい、結婚もしたいということになれば、大分ですね、負担になるのではないかと。私が役場にお世話になった時も、大学で卒業した方に何人か奨学金の返済の話も伺いました。そういうことをですね、加味して、結構奨学金がいらっしゃる、そして返済も大変だということで、ぜひとも対応をしていただければと思います。本日は有難うございました。

出典:秩父別町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月11日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる