秩父別町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月9日
米価下落と営農対策及び干ばつ被害の対応について
2021年12月9日、秩父別町議会の一般質問で、眞島秀樹議員が「米価下落と営農対策及び干ばつ被害の対応について」質問し、町長 澁谷が答弁しました。
- 質問者
- 眞島秀樹 議員
- 答弁者
- 町長 澁谷
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 眞島秀樹
議長のお許しをいただきましたので、質問を通告書に基づきまして、米価下落と営農対策及び干ばつ被害の対応について、澁谷町長の方にご質問をさせていただきます。本町の基幹産業である水稲については、現段階で作況指数が108と昨年を上回る出来秋となったところでございます。しかしながら、昨今の国内人口の減少、さらには食生活の変化に伴う米離れなどにより米の消費量が減っているところに、さらに長引くコロナ禍で外食産業における消費量の落ち込みが追い打ちをかけている事態となっております。実際、水稲経営に大きな打撃となった買い上げ単価の下落として、今年産の米の概算金主要3品目は、ゆめぴりかが前年対比1,20 0円の減、ななつぼしが2,200円、きらら397が2 ,500円の減となっております。これから農家の方々は精算期を迎えるわけでございますけれども、正確な数字ではございませんけれども、町の平均22町を大体考えますと、数百万円規模の収入減が見込まれるのではないかと思われております。これは昨年度に対してでありますけれども、国や米穀安定供給確保支援機構などは2020年産米の保管料助成、さらには金融面では無利子の農林漁業セーフティネット資金などの支援策を打ち出しております。本町においても農業経営持続化助成金、良品質米栽培事業補助金など多数の支援をされてございますが、現状を鑑みますと更なる支援が必要ではないかと思います。しかし、今後の米価の状況も考えますと、その支援策は単年度ではなく中・長期的な支援をするのが妥当との考えを併せ、これからの支援策の実施を検討されてはいかがかと思いますが、町長の考えをお伺いします。また、今年は7月から8月にかけ過去に類を見ない高温・干ばつにより畑作物や露地野菜等におかれましては、枯死や病気の発生などの被害が多数発生いたしました。本町の作付奨励作物であるブロッコリーについては先程の町長の行政報告の中に平年並みとされてございましたけれども、私の方で農協の方にもご確認させていただきましたけれども、秩父別町の減収は20パーセント程の減収と聞いてございます。これについては11月11日現在の数字でございます。他の作物についてもほとんどが前年を下回る状況となっておりましたが、気候変動が著しい近年の状況を踏まえ、今後何らかの支援策を検討してはいかがかと思いますが、町長のお考えをお伺いいたします。
答弁 町長 澁谷
眞島議員のご質問にお答えをさせていただきます。議員がご指摘のとおり、米の国内需要につきましては、人口の減少や食生活の変化によりまして年々消費量が落ちていることに加えまして、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛などの影響により、消費量が大きく落ち込んでいることから、本年の主食用米の作付面積は、前年度比6万3千ヘクタール減とする過去最大の作付転換が行われたところであります。しかしながら、長引くコロナ禍の影響によりまして想定以上に需要減が進みまして、加えて本年の全国の作況指数が101となり民間在庫量が適正水準を超えたことから、米価につきましては安値傾向が続きまして、JAの概算金の減額により大きな減収が見込まれるところでございます。このため、国では、需給の安定を保つために、産地の調整保管などを支援する米穀周年供給・需要拡大支援事業の活用や水田リノベーション事業の拡充や見直しなどで支援することを表明しております。また、町といたしましても、米価の下落によりまして大きな影響を受けた農家の皆さんの経営を支えるために、種子購入代金の一部を助成する農業経営持続化補助金や良質米栽培事業補助金を交付し支援をさせていただいたところであります。しかしながら、農林水産省が11月19日の食糧部会で示した米の基本方針では、需給安定に向け、来年度はさらに4万ヘクタールの作付転換が求められているところでございまして、稲作経営は大変厳しい状況に直面しているものと認識をしております。国民に対する食料の安定的な供給は、国の責務でありますことから、空知町村会といたしましても農業経営の安定に向け、国や北海道に対しまして新型コロナウイルス感染症の影響による需要減相当分の在庫対策の速やかな実施や農業共済や収入減少緩和対策いわゆるナラシの早期支払い及び経営再建に必要な資金の実質無利子化の措置、並びに水田活用直接支払交付金の交付水準の維持及び十分な予算確保などを要望しているところでございます。また、町といたしましても、本町の稲作と地域農業を維持していくためにも、本年度実施いたしました農業経営持続化補助金を次年度、令和4年度も継続実施し、農家経営を支援をしてまいりたいと考えております。今後とも、基幹産業である農業を守りまして、将来にわたり安心して営農が継続できるよう、関係機関・団体と連携を密にいたしまして、機会あるごとに国や北海道に要請を行ってまいりますので、ご理解をいただきますようお願い申し上げまして、眞島議員へのご質問のお答えとさせていただきます。
質問 3番 眞島秀樹
大変前向きなご答弁有難うございました。先程町長のご答弁の中にもございましたけれども、来年度につきましては、更なる休耕をするのかなと、そんな事も思っているところでございます。本来であれば色々なお米に対しての助成ないし支援をしていただきたいところではございますけれども、あまり言うとまたブーメランになって返ってくると思いますけれども。ただ今、いろんな町としての支援並びに助成をいただいているところでございますので、この様な支援・助成、これにつきましても中・長期的にしていただければと思います。そこで、1つご質問をさせていただきますが、ただ今お話にありました様に、来年度につきましてはかなりの休耕が増えてくる状況でございます。本町の稲作農家につきましては、米から飼料米、さらには加工米の方、さらには米から畑作、そしてまたさらには米から花卉・野菜・施設園芸とその様な方向に舵を切っていかなければいけないのかなと思いますけれども、町の方では水稲の方に助成金ですね、良品質米栽培事業補助金、水稲の方にJ Aと共同での援助をしていただいているところでございますが、明年度に向けてはおそらくこの水田から畑作、町の基幹産業作物であるブロッコリーの方に転換がされるのかなと思います。この栽培助成金でございますけれども、畑作・麦・豆類さらには野菜と、これにつきましてもケイ酸というのは必ず必要とする3要素の1つではないかと思います。特に、野菜におきましては水田から畑に移行する場合には、かなりのpH調整等々でこのケイ酸類、さらには土改剤を注入する訳でございますけれども、今後そういった面でも町の方から水稲だけではなく、畑作の方にも、野菜もそうですけれども、この様な支援をしていただきたいなという気もいたしますけれども、その辺町長のお考えをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 澁谷
ケイ酸の土改の話ですけれども、農協と話をした中で今年も出しておるのですけれども、水田に限った事で話をすれば、農協さんはケイ酸を撒いていただきたいというのですけれども、なかなかやっていただけないと。農家の方が面倒くさくて。それで結局あの金額のあの程度に収まっているのですけれども、もう1回農協さんと話してですね、それが畑にもそれがどれだけ必要なのか、お約束はできませんけれども、こういった状況でありますので、農協さんと話して前向きに取り組んでまいりたいと思います。
質問 3番 眞島秀樹
正直考えてもらいたいということで、あまり期待はしていなかったものですから、前向きに考えていただけると本当に有難いお言葉をいただきました。私も普及センター等々にこのケイ酸の作用について米でなく野菜の方の効果という事を色々お伺いをしましたところ、特にpH調整、さらには水田から畑に対してケイ酸を入れる事により、豆の発達がよくなると、そういった物質的な効果はまだはっきり原因はわかっていないという事でございますけれども、特にきゅうり、トマト、さらには野菜類にもかなりの効果があるということもお伺いしてございますので、ぜひこの支援事業、ご活用をいただきたいところでございます。私の方からは以上でございますけれども、今後とも色々農家支援のためにご尽力いただきます事をお願い申し上げてこの質問を終わらせていただきます。