秩父別町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月9日
個人有の溜池のことについて
2021年12月9日、秩父別町議会の一般質問で、岡崎稔議員が「個人有の溜池のことについて」質問し、町長 澁谷が答弁しました。
- 質問者
- 岡崎稔 議員
- 答弁者
- 町長 澁谷
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 岡崎稔
議長のお許しをいただきましたので、個人有の溜池のことに関しまして町長にご質問をさせていただきます。地球温暖化の影響で全世界で大規模な災害が発生しておりまして、日本国内においても毎年のように自然災害で、尊い人命や財産が失われております。そのような中、本町では地域防災組織の立ち上げであるとか、災害時の避難場所の設置訓練、あるいは災害時の資材・食料の備蓄、それからゼロカーボンに資する施設の設置検討など、緊急時に対応した各種の対策を講じていることに安心と敬意を表すところでございます。秩父別町では平成29年3月に大雨による浸水区域と避難場所を表した防災マップを発行して、氾濫した時のハザードマップを作っているところでございます。その他に、平成31年2月には東山貯水池が決壊し、氾濫した時のハザードマップを発行しております。この東山貯水池に関するマップにつきましては、秩父別川の集水区域内に存在する個人有の溜池が注意個所のマーク付きで10か所記載されております。私の認識では、マップ内の集水区域内には更に溜池が4か所ほど、集水区域外にも4か所、このマップに載っていない所では6か所ほどの溜池があるものと私個人的には思ってございます。秩父別町内すべての溜池の数は、確実な数ではありませんが24か所程度あるのではないかというふうに思ってございます。私が問題と思っておりますのはこの溜池の数ではなく、溜池の管理されている状況でございます。私は、以前にもアズマヒキガエルの事に関しまして一般質問をさせていただきましたが、今年も数名の方と5か所程の溜池で、アズマヒキガエルの駆除、それから生息の調査を手伝わせていただきましたが、溜池の管理のされ方に非常に不安を覚えている溜池がございました。まず、溜池の水を抜く装置を有しているのか、大雨時の排水対策が充分なのかが非常に疑問な溜池がほとんどでございまして、中には何の手立てもなく流入した水が直接堤体を越えてですね、オーバーフローしながら流れているというものもございました。その他の溜池は個人の敷地内に存在する個人有の溜池でございますので、勝手に立ち入って状況を見ることはできませんが、ほとんどの溜池が似たような状況ではないかというふうに推測をするところでございます。仮に大雨が降りまして、溜池が満水状態の時に地震が発生したというような事があった場合、堤体が破壊されたとしたならば個人の農地や家屋は勿論のこと、道路などの公共施設等に大きな損害を与えるのは間違いのないことと思われます。溜池の設置目的は、水田の水を確保することを目的に造られたと思いますが、農家の経営規模が拡大し、転作への努力を促される現状では、耕作条件の不利な溜池を利用した水稲の栽培は少なく、転作されている水田がほとんどだというふうに思われます。溜池が原因となるまさかの災害を防止するためには、私は水田としての利用の予定がない溜池に不要な水を溜めないようにしてはというふうに思うところでございます。また、溜池につきましては先程申しましたアズマヒキガエルの繁殖場所となっていることは周知のことでありますが、カエル駆除の先進地である深川市では、不用の溜池は水を溜めないように水を抜くことを所有者と協議し実施しているようでありまして、カエルの駆除に相当の効果を挙げているようでございます。このような事から、災害の防止とアズマヒキガエル対策のため、適正な溜池管理を町が主体となり、指導徹底されてはいかがかと思いますが、このことに関しまして町長の考えをお伺いいたします。
答弁 町長 澁谷
岡崎議員のご質問にお答えをさせていただきます。本町のため池ハザードマップは、集中豪雨や大規模な地震の発生で東山貯水池の堤体が決壊したときを想定して、平成31年2月に発行したもので、参考情報として規模の小さな溜池を掲載いたしております。現在、町が把握している溜池は、字中山に7か所、字滝の上に1か所、字南山に2か所の合計10か所でありますが、多くは盛り土などで人工的に堤体を作ったものではなくて、自然の形状を利用して水を溜めているというごく浅いものでありまして、これらのため池が原因で大規模な災害が発生する可能性は、極めて低いと考えております。しかし、議員からご指摘のありました24か所の溜池につきましては、町では詳細を把握しておりませんことから、先日ドローンを飛ばしまして空撮で調査をいたしましたけれども、一部雪が降った後ということで全て確認できないという所でございました。このため、来春の雪解け後に改めてドローンを使って空撮を行いながら、土地の所有者や地域の方々への聞き取り調査を実施して状況を確認したいというふうに考えております。仮に、調査で危険な溜池が確認された場合にはですね、土地の所有者に対して注意喚起を行ってまいりますし、さらに農業用溜池による災害を防止するために、令和元年7月から農業用溜池の北海道への届出が制度化されておりますので、該当される溜池が確認された場合には届出についての指導をしてまいりたいと思っております。また、アズマヒキガエルの対策につきましては、深川市の環境課に確認をいたしましたけれども、民間の団体が利用されていない溜池の所有者の許可を得て、水を抜く活動を行っているものでありまして、市が直接関与しているものではないという事でございました。個人の溜池は、その所有者がですね、責任をもって管理することが基本となりますが、防災上の観点から今後も適正な管理に向け啓発や助言を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきますようお願い申し上げまして岡崎議員へのご質問のお答えとさせていただきます。
質問 4番 岡崎稔
今のご回答で現在10か所程溜池が町、行政側としては確認しているということでございますけれども、私が先程申し上げました、最低24か所はあるというふうに思いますので、来年十分確認していただければというふうに思うところでございます。それでですね、自然を利用して土手を築いて溜めているので、決壊の恐れがないというふうな答弁かとは思ったのですけれども、決してその様な事はないというふうに思います。実際に溜池に行っていただきますとですね、水深がそれこそ何メートルあるか分からない様な深い溜池もかなりございますし、そこの溜池が一気に決壊したならば相当な被害を生じるだろうというふうな恐れを感じるところでございます。カエルの話ですけれども、私達も調査に行ったのですが、去年、今年とかなり熊の出没情報があるのですね。それで調査に行った場所の近くにも熊が出没したという様な形でですね、カエルの駆除であるとか調査、これらも思う様には出来ないという様な事もございまして、一つ問題なのは町が所有している、町の敷地の中にある溜池みたいなもの、これは水田用の溜池ではないと思うのですけれども、以前原田森成さんの方から寄付された3条のバラ園の近くの溜池があるのですけれども、ここがですね、かなりのカエルの繁殖地になってございます。それで、町としては以前からある溜池ですから、そのままでいいかというふうに思っていらっしゃるかと思うのですけれども、池としての利用価値がないのであれば、水を抜いてあげる事がですね、あそこの池でのカエルの繁殖、これを防止出来る事が出来るのではないかというふうに思いますので、その辺も合わせてですね、来年調査していただければというふうに思います。出来れば来年この様な形でカエルが繁殖しているのだというような、卵産んだ状況であるとかっていうものを行政側の担当者が都合つけばご案内いたしたいと思いますけれども、如何せん熊がいるものですから、なかなか現地に行きたくないというものも事実でございます。それと今日の新聞、「米転作交付金減額か」というのが道新の1面に出ていたのをご存じかと思いますけれども、水田を今後5年間作らなかった場合に、転作の交付金を減額するとか、払わないよという様な事が新聞に載ってございますけれども、そうするとですね、今現在私の知っている範囲では溜池を利用して水田を作っている所は極わずかです。ほとんどが転作された様な状態になっています。そうすると、そういう今後もそこが転作が続くという様な形になれば、所有者の方が転作の交付金がこの制度の様になれば当たらないという様な事が考えられますので、そうすればですね、溜池を使った水田を復活させるという様な事も考えられるのかなというふうに思います。そうした場合には、水抜いて水が溜まらない様な状態にしたのでは水田が作れませんので、引き続き溜池の水を溜めるという様な状態になるかとは思いますけれども、その場合でもですね、例えば秋、耕作終わった後には水を抜くという様な形をとればですね、災害時、安全な溜池として利用できるのではないかと思いますので、その辺も合わせてですね、町の方で指導していただければというふうに思います。土地改良区に問い合わせましたところ、溜池を所有している方々の協議会的なもの、これがあるのかというふうに聞いたのですけれども、改良区では一切関知していないと、改良区が管理しているのはあくまでも東山貯水池だけですという様な回答でございました。従いまして、その他の溜池をですね、適正に管理させていただく様に指導するのは、あくまでも行政が主体となってやるしかないのかなというふうに思いますので、その辺も含めて検討いただければというふうに思います。
答弁 町長 澁谷
まず今日の新聞、恐らく10日位前に農業新聞に出ていた記事だと思うのですけれども、通告がないのでこの場でお答えは差し控えさせていただきます。それからですね、岡崎議員の一般質問見ましたら、地震が発生した時には溜池が壊れて大きな被害が出ることは間違いないとおっしゃっていますけれども、反問権ないのでこの場でお控えさせていただきますけれども、どこの場所がどこの家に被害があるのか後程教えていただきたいというのがまず1点。それからですね、来年、もしさっきおっしゃっていました見る時には、もし時間が合えば同行いただいて、ここはこうだよという事をご指摘いただければ私どもも対処してまいりたいというふうに思っております。それから、アズマヒキガエルの町有地、恐らく私が見ているこの、自生している所の池だと思うのですけれども、上の沢から水が流れてきて、ずっと出てきている水が、あそこはとんでもなく深い池なのですよ。面積はないのですけれども。あそこの水を抜く事自体が難しい事でありますので、もしアズマヒキガエルが繁殖しているとすればですね、柵を付ける位が、これから方法考えますけれども、水を抜くというのは常時水が流れてきている場所、沢の水がずっと来ているので、そこの水を抜く事は大変難しい、深いので。かなり掘って排水流してやらなきゃならない、難しいので。柵を付けるのが方法としてはいいのかなと思いますけれども、それも含めてですね、来春現場、私どももドローンを飛ばそうと思っておりますけれども、その時に別な時でもいいのですけれども、時間が合えばですね、ご指導いただいて、マップに落とせるもの落としていきたいと思っておりますし、水がどっちに流れているか含めてですね、調査をしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。それからもう1点、アズマヒキガエルの深川市がやっているとお聞きしたのですけれども、私どもは環境課に聞いたのですけれども、環境課では地元の人が水を抜く方法もあるよと言ったという事なのですけれども、もし違う所で調査されたのであれば、岡崎さん、どこでやっていたのか教えていただければ深川市の対応についても勉強していきたいというふうに思っております。それから最後にもう1点、ドローン飛ばす時に地権者の方何人かとお会いしました。どうなのと言ったら全然心配ないよと言う話ばっかりされたものですから、2人なのですけれども、お会いして全くうちの池は関係ないという話されたものですから、それも含めてですね、私共そんなに溜池に危ないという意識持っていなかったものですから、来春もう一度ですね、現場を見せていただいて、災害あるいはアズマヒキガエルの事で役立てる事があればやっていきたいというふうに思っております。
質問 4番 岡崎稔
有難うございます。来年私が認識している池、案内すれと言われれば都合のつく限り同行させていただいてですね、ご案内したいと思いますけれども、今町長が特に危なくないと言いましたけれども、あの満水の状態の時に大雨が降ってさらに地震が来たらどうなるのかという事を想像すれば私としてはですね、かなりひどい事になるなと、決壊した場合ですよ。そういうふうな認識を持ってございますので、ぜひとも来年以降ですね、その部分について検討いただければというふうに思います。以上で終わります。