秩父別町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月10日
トマトジュースの原料の確保対策について
2020年12月10日、秩父別町議会の一般質問で、眞島秀樹議員が「トマトジュースの原料の確保対策について」質問し、町長 澁谷が答弁しました。
- 質問者
- 眞島秀樹 議員
- 答弁者
- 町長 澁谷
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 眞島秀樹
議長のお許しをいただきましたので、質問通告書に基づきトマトジュースの原料の確保対策について澁谷町長にご質問をさせていただきます。本町のトマトジュースあかずきんちゃんは、平成8年に製造が始まり本年で24年目を迎え、町内外にも多くのリピーターを擁するなど、本町の特産物お米に次ぐ特産品として本町のPRに貢献しているところであります。この24年というのは秩父別振興公社が販売を引き継いだ時点での年数でございます。正式な誕生は昭和62年、旧秩父別農協があかずきんちゃんとして発売の始まりと聞いてございます。このあとの数字につきましては平成8年以降の数字となっておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思ってございます。平成8年の製造開始時は、会員数71名、年間8万本を製造をしておりましたが、平成15年には30万本まで増産されるようになりました。しかしながら、平成15年をピークにその後は、会員の高齢化、作付面積の減少などで減少し、現在では、会員数9名、製造本数10万本とピーク時の3分の1まで少なくなっております。今後、会員数の減少により原料の確保に支障が出るおそれがあると思われます。本町では、苗の供給やハウスの助成、さらには、加工用トマト作付奨励助成金制度を設けるなど、原料を確保するために努力されておりますが、生産者が増えない現状の中でさらなる対応が必要かと思われます。そこで、例えば町外からの新規就農者の受け入れ、露地栽培での作付けによる原料の受け入れ、原料価格及び助成金の上乗せ、さらには行政主導による原料の確保など、今後、加工用トマトが安定供給できるような対策が必要かと思われますが、町長のお考えをお伺いいたしたいと思います。
答弁 町長 澁谷
眞島議員の質問にお答えいたしますけども。本町のトマトジュースでございますけども、昭和60年ごろ農家のご婦人が冬の間食べるトマトの代替として発想されまして、昭和62年に秩父別農協があかずきんちゃんとして販売したのが始まりと認識をしております。その後、議員のご指摘にありましたように平成8年から町の振興公社が製造販売を引き継ぎまして、町の特産品として定着化を図るために、生産量の増加と販路の拡大に取り組んできたところでございます。また、生産量の増加と販路の拡大に伴いまして、栽培ハウスの設置補助、あるいは苗の作付け助成などの支援策を講じるとともに、栽培技術の向上講習会の開催ですとか、栽培品種の見直しなどを行いまして、原料の食用トマトが安定的に供給されるよう努めてきたところでございます。まあ、しかしながら近年は、栽培者の高齢化と個々の農業経営の規模が拡大いたしまして、手間のかかるトマトのハウス栽培は敬遠される傾向にありまして、新規の栽培者の確保が難しく、原料の生産量は、年々減少しているのが事実でございます。これまで振興公社では、平成21年に原料の買取価格を値上げいたしまして、作付け誘導や負担軽減のための庭先集荷などを行い原料確保に努めてまいりました。また、町におきましても、平成25年に作付け助成金の拡充を行うとともに、先進地の視察によりまして、作付け実態調査など、原料の確保に向けた対策を検討してまいりましたけども、なかなか作付面積の減少に歯止めがかからないというのが現状でございます。このことから、今年度は多くの市町村で販売されているトマトジュースとの差別化を図るためにですね、ミニトマトを加えた新しいブレンドのトマトジュースと、さらに、まったく塩を入れていない無塩のあかずきんちゃんの製造販売に取り組みましたけども、コロナ禍の影響を十分に見極める必要があることから、近々に栽培者を増やし増産することは難しいと考えてもおります。仮に原料を今まで以上確保できたとしてもですね、トマトジュースの製造に係る人の人員不足、あるいは需要と供給のバランスを考えた時にですね、経営的に難しいものがあると考えておりまして、今の量ですと、丁度今の新しいトマトジュースを作る時には、ほぼ前年のジュースが無くなるといった生産量が適当かなというふうに思っとります。またさらに、販路の拡大のための催事場等への参加はですね、経費が嵩みまして費用対効果の観点から効果が薄いと認識しているところであります。また、議員の指摘にありました新規就農者の受入れ、これは容易でなくですね、さらに露地栽培への作付け、これは品質の低下あるいは収量が悪く効率的でない等の問題も多く、なかなか難しいのかなというふうに考えております。また、原料価格あるいは助成金の上乗せにつきましても、原料確保のため今まで以上の高額な原料買取価格を設定することは、今も既に赤字経営でございますので、さらに大きな負担になるというふうに考えております。一方で議員がご指摘いただきましたように原料の確保、これは本当に重要な課題であると考えておりますので、今後、栽培される方、あるいは振興公社等関係機関とも協議いたしましてですね、とにかくこの食用トマトの安定供給に向けて、議員が指摘をいただきました対策、これも含めてですね、いろんな方面から検討してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきますようにお願い申し上げます。
質問 3番 眞島秀樹
大変、前向きなご答弁有難うございます。ただ今、町長のご答弁にもありましたように、この特に露地栽培の作付けを増やすというような私の提案でございますけれども、これについては今ご指摘ありましたように、品質の低下、さらには気候によってかなり収量が左右されるということで苦肉の策かなということで提案をさせていただきましたけれども、いかんせん現状、このままでいくとおそらく3年ないし5年後ぐらいにはかなり原料の供給は困難になってくるのかなというふうに思ってございます。そこで、私もいろいろない頭で考えをさせていただきましたけれども、現在、それぞれ各農家の家には家庭菜園用のハウスがほぼあるのではないかなと、そんなような気もいたします。そんな中で、特にご婦人の方がそのハウスの管理をしているのが現状かなと思いますけれども、そういったご婦人方の家庭用菜園のハウスの中で加工用トマトの作付けを協力していただくということで、そのような方法もあろうかと思いますけれども、これにつきましては非常にトマト手が掛かります、そんな中での作付けの拡大を図るあれですけれども、各JAの農協女性部ないしそういうところに声をかけてするなりして50本運動、100本運動、1坪運動、10坪運動でも結構でございます、少しでも原料の確保によくご検討いただきたいなというふうに思ってございます。それとあの、ただ今、町長のご答弁にありましたように、新規就農者のことでございますけれども、ただ今、答弁で非常に困難を極めるということでございますけれども、年々こういった施設園芸等々が減少していく中で、加工用トマトもそうなんですけれども、他の市町村ではかなりこの新規就農者に力をいれておられるということも聞いております。特に北海道でも生産量一の平取町ですか、そこにつきましては研修期間を経てそういったトマトの栽培農家を受け入れていると、希望者を受け入れているというようなこともございますので、本町においてもそういった新規就農の方向にも少し力を入れていただきたいなと、そんなような気持ちで今回ご質問をさせていただきました。現在、コロナ禍の中で非常に都会の方でもそれぞれ仕事が減少している中で、かなり農家に興味をもっておられる方々もたくさんおられるのかなと、そんな方もそのひとつのターゲットとして、農家人口が減っていく秩父別町のためにも、またあの、加工用トマト生産の方の協力していただけるようなそういった対策もしていただければなというふうに思ってございます。それで、そこで再質問というか、ちょっとあれですけれども、町長にひとつお伺いいたしたいと思いますけれども、この行政主導の原料の確保ということでさせていただきましたけれども、これについて先ほど新規就農者とちょっと関連があるのかなと思いますけれども、行政の方で例えば、農地を収得するなり、また、農園を確保するなりして、そういった受け入れをするのもひとつの方法かなというふうにも思ってございますので、そういった方向でも是非、力を入れていただければなというふうに思いますけれども、そういった行政で主導で農園を確保して研修生並びに新規就農者を受け入れると、そんなような考えはちょっと如何なものかなと思うんですけれども、町長のお考えをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 澁谷
いろいろご指摘いただきましたけれども、まず、各農家のですね、家庭菜園でのトマトの栽培、これ一度過去にお願いしたことがあるんです。過去にお願いしたことあるんですけども、結局、収量が安定しないことと品質がばらつきがある、あるいは品種がばらばらであるということで、止む無く断念したことがございました。それから平取、私も存じております。ただ、このトマトだけでは通年で仕事がないということで、例えばうちで一番よく作っていただいている方のトマトの収入、とってもあれで1年間生活はできないので、何か他のですね、仕事の中でトマトを主でなく従としてやっていただける方がいれば最高かなというふうに考えております。それから行政がということでございますけれども、町というよりもですね、私今の先ほど、今の量で、まあ何とかなるだろうと思ってるんですけども、これが減ってくるとですね、例えば1年間在庫がなくなるということも考えれば、その時にはですね、私は言っていいのかな、振興公社でですね、土地もありますのでそこでトマト栽培を考えていかなきゃいけないというふうに思っとりまして、トマトジュースを切らすことはない、なくしたいというふうには考えております。以上でございます。
質問 3番 眞島秀樹
有難うございます。原料は絶やさないという町長の姿勢には本当に感謝をするところでございますけれども、このトマトジュースにつきましては本当にたくさんの方にご愛飲をされていただいてございます。是非、今後とも原料がなくなるような体制、トマトジュースがだんだん消えていくというようなこともないようにご尽力をいただければなというふうに思ってございます。またJA等でも第7次中長期計画ですか、このような中にそれぞれ施設園芸等に対してのいろんな支援事業、さらには新規研修者等々の何か事業もやっているようなこともございます。そんなこともありますので是非、行政と農協それぞれの関係機関で今後のトマトジュースはもちろんですけれども、施設園芸等にもご尽力をいただければなというふうに思ってございます。それで最後に一点だけお聞きしたいんですけれども、先ほど町長のご答弁の中にもございました、今年から新しい第二弾のあかずきんちゃんの二弾でございますけれども、ミニトマトを交えた新しいプレミアム赤ずきんちゃんが出たわけですけれども、まだ発売されて日が浅いわけですけれども、その後の評判というんですか、売れ行きというか、そういったことと、また、今後の先ほどあまり増やすようなことは申されておりませんでしたけれども、今後の計画等について今一度お答えをいただければなと思います。
答弁 町長 澁谷
まだジュース出来てですね、そんなにPRしておりませんので、販売というのはほとんど町が使っているぐらいなものであろうと思っとります。だから、来年4月を目途にですね、トマトジュースの価格を少し上げさせていただきたいと、振興公社の役員会でお話ししたことがあるんですけども、それに合わせてですね、しっかりPRしていきたいと思っとります。ただ、町内で販売するのには価格は上げるつもりはございませんで、町外に出荷する場合を料金を上げたいという、その際にですね、一緒にPRをしていきたいということで、ホームページ等々で今までもやってますけども、さらにどんな方法があるのか考えましてやっていきたいと思っとりますし、先ほど眞島議員お話ししましたように、このコロナ過、本当に人を呼び込むチャンスなのかなというふうに思っておりますので、それもしっかりどんな方法があるのか考えてまいりたいというふうに思っておるところでございます。
質問 3番 眞島秀樹
大変有難うございます。本当に難解と申しますけれども、このトマトジュース大切にこれからも行政並びに生産者が一体となって、継続されることを願いましてご質問を終わらせていただきます。以上でございます。