みんなの議会

美幌町議会 令和6年第6回定例会 2024年9月11日

(1)高校の魅力化について/(2)高齢社会対策について/(3)地域集会室について

2024年9月11日、美幌町議会の一般質問で、横山清美議員が「高校の魅力化について」「高齢社会対策について」「地域集会室について」について質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、町民生活部長 関弘法、総務部長 那須清二が答弁しました。

質問者
横山清美 議員
答弁者
町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、町民生活部長 関弘法、総務部長 那須清二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 横山清美

それでは、議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして、3点について一般質問をさせていただきます。1点目は、高校の魅力化について。美幌高校の魅力化に向けた町のビジョンについてであります。美幌高校を含め道立高校の設置者は北海道であり、町が学校運営の義務や責任を負うものではないこと、所管外であることは承知しております。しかしながら、町内に立地する美幌高校は、長年にわたり有用な人材を輩出するなど、地域の未来を左右する重要な教育機関であり、町民にとっては幼・小・中・高と設置者の区別なく、我が町の学校として深くつながっている存在であります。町民生活に密接に関係している問題であることから、この度、一般質問をいたします。町に高校がなくなることで、何が起こるのでしょうか。高校進学により、住み慣れた地域を離れる生徒が多くなると、自宅から通学ができない距離の場合、下宿することも視野に入れなければならなくなると思います。しかし、仕送りなどの支援をする余力のない家庭だと、世帯ごと高校のある地域へ引っ越すことを決断するかもしれません。このように、高校が存在しない、もしくは統廃合等によって高校がなくなってしまった地域は、子供のいる家族にとって、子供を産み育てるまちという選択肢に入らなくなる恐れがあります。子育てがしやすい環境でなければ、かつて自分が育った懐かしいふるさとであっても、また、地方暮らしに関心があったとしても、家族を連れてU・Iターンするという発想には至らなくなります。その結果、ますます人口減少・少子高齢化、過疎化に歯止めがかからなくなり、当然、地域の文化や産業も衰退していき、負のスパイラルに陥ります。この負のスパイラルは、小中学校でも同様に起こり得ますが、特に高等学校の段階は、将来の人生の選択を考える重要な時期であり、この時期に、どのような形やタイミングであっても「この地域に住み続けたい」「いずれは帰ってきたい」「この地域で働きたい」と思う人材を育成していくことが、地域の将来を大きく左右することになるものと考えます。こうした中で、学校と地域が相互に資源を利活用し、地域の特色を生かした高校の魅力化を展開することにより、地域内外からの進学者の増加が図られ、また、地域活性化への糸口を見つけることも可能となります。美幌町が将来にわたって輝き続けていくためにも、よりよい学校教育を通じてよりよい社会をつくる、学校と地域の連携を深め情報を共有するとともに、協働して地域の人材を育成することが重要であると考えます。地域創生の観点からも、地域と連携・協働し、生徒や保護者から選ばれる魅力ある高校づくりを推進する必要があると考えますが、美幌高校の魅力化に向けた町のビジョンについてお伺いいたします。2点目、高齢社会対策について。JR美幌駅ホームに向かう階段手すりの改修並びに渡り廊下への手すり設置についてであります。日本は、世界有数の長寿国であるのみならず、高齢者には高い就業意欲が見られ、体力や運動能力も一貫して向上傾向を示しています。その一方で、今後、日本の人口減少と高齢化はますます進行し、単身高齢者の一層の増加が見込まれ、生活面や福祉面などで生じる多種多様な課題への対応が求められるようになります。さらに、地域コミュニティーの希薄化、長寿化に伴う資産の維持あるいは健康面の維持などの新たな課題も生じることから、10年、20年先を見据えた持続可能な高齢社会を作っていくことが必要であると考えます。こうした中、現在の高齢者の体力年齢は若くなっており、また、就業・地域活動など、何らかの形で社会との関わりを持つことについての意欲も高くなっております。このことから、65歳以上を一律に高齢者と見る一般的な傾向は現実的なものではなくなりつつあり、70歳以上であっても、個々人の意欲・能力に応じた力を発揮できる時代が到来しており、高齢者を支える発想とともに、意欲ある高齢者の能力発揮を可能にする社会環境を整えることが必要であると考えます。一方で、全ての人が安心して高齢期を迎えられるような社会を創る観点からも、様々な分野において十全な支援やセーフティネットの整備を図る必要があることは、言うまでもありません。美幌町では、JR石北本線の利用促進のため、利用者先着100名に対する列車の運賃を一部助成しておりますが、2023年9月中には、利用者数が100名を突破したことから、助成対象者数を300名に拡大しました。多くの町民の皆様にご利用いただいていることは、大変ありがたいことであります。しかしながら、利用されている高齢者からは「エレベーターがないので、ホームへ行くには仕方なく階段を上っていくが、現在の手すりは老朽化しているだけでなく鉄製なので冬は冷たい、また、太すぎて女性は掴めずに大変である」との声をお聞きします。また、渡り廊下には手すりが設置されておりません。町として整備あるいはJRへ要望する考えはないのか、お伺いします。3点目、地域集会室についてであります。改修計画と通信環境の整備について。各地域集会室は、自治会のシニアクラブをはじめ、高齢者の利用が高い状況にありますが、経年劣化に伴い屋根や壁の改修が必要な施設も見受けられます。平成29年3月策定、令和5年3月一部改訂の美幌町公共施設等総合管理計画において集会室の改修も計画されておりますが、進捗状況と今後の改修に向けた考え方についてお伺いします。あわせて、令和5年12月定例会においても一般質問いたしましたが、利用者の利便性を考慮し、災害時における情報の受発信も視野に入れた、地域集会施設におけるWi-Fi等通信環境整備の考え方についてお伺いいたします。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 平野浩司

横山議員の御質問に答弁いたします。なお、高校の魅力化については、教育長から答弁いたします。初めに、高齢社会対策についてですが、今後、高齢化が進展する中、高齢者が住み慣れた地域で、安心して生活できる生活環境の充実や環境整備は、ますます重要なことであると認識しております。本年3月に策定した美幌町高齢者保健福祉計画・第9期介護保険事業計画においても、高齢者が住み慣れた地域で生きがいをもって、互いに支え合い、そして安心して暮らせる町の実現を目指すことを基本理念として、高齢者施策を推進しているところであります。御質問のJR美幌駅構内の階段手すりなどの改修についてでありますが、駅は多くの方々が利用する交通の要衝であり、特に高齢者や障がいのある方など、全ての方が安全かつ快適に利用できる施設であることが望ましいと考えております。現在、美幌駅ではエレベーター等の設置はなく、ホームまでは駅構内の跨線橋を通る形がとられており、階段部分には丈夫な手すりが設置され、利用者の歩行を補助する役目を担っているところであります。しかしながら、利用者によっては御不便をおかけしている現状にあるといったことも鑑み、さらなる安全性の確保という観点から、御質問の内容につきましては、JR北海道に強く要望してまいりたいと考えております。町としましては、今後もより安全で快適な駅づくりを目指して、JR北海道と密接に連携の上、美幌駅の改善が必要な点について、必要な協議を継続的に行い、その実現に向け積極的に進めてまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。次に、地域集会室について。初めに、地域集会室の改修につきましては、美幌町公共施設等総合管理計画の今後の方針において「長く集会室を利用できるよう適切な修繕を行います」としており、これまで、各自治会からの要望や施設の状態を確認の上、老朽度合や利用状況なども含め総合的に勘案し、順次必要な修繕等を行ってきているところであります。これまでの修繕の状況といたしましては、計画策定後の平成29年度から令和5年度の7年間で、屋根改修、外構整備または設備更新など、一定の規模となる修繕等について5件実施しているほか、毎年、随時要望等のあった小規模修繕については、これまで合計で124件実施するなど、施設利用になるべく支障が生じないよう、その対応に努めてきたところであります。また、建て替えについては、平成30年に東町集会室の建設を行っております。今後におきましても、町民主体のまちづくりを推進するための拠点施設としての役割と、それぞれの地域事情も考慮した上、各自治会の意見も踏まえた中で、必要な修繕等について、しっかりと実施に向け検討を行ってまいりたいと考えております。次に、地域集会室におけるWi-Fi等通信環境整備についてですが、地域集会室は、住民の皆様が気軽に集い、交流できる場であることはもとより、災害発生時においては、避難場所として情報収集や相互支援の拠点としての役割を担っております。Wi-Fi等環境整備により、利用者の利便性の向上、災害時における情報の受発信の手段として有効であると考えていますが、災害時においては、保有するポケットWi-Fiでの対応も想定しているところであります。Wi-Fi環境の整備にあたっては、整備費用やランニングコストなど費用対効果の検討、停電時の対応やセキュリティー対策など様々な課題があると考えておりますので、引き続き最適な整備方法等について検討してまいりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 矢萩浩

横山議員の御質問にお答えいたします。管内唯一の農業科を有し、普通科を併設する美幌高校は、地域の企業・団体や農業者と連携するなど特色を生かした教育活動が進められております。また、町内で唯一の高校であり、地元の中学生にとっては多様な進学先の一つであり、なくすことはできない大切な存在であります。今後も引き続き、高校を存続・発展していくためには、地元中学からの入学者を増やすことが重要な要素であるとともに、特に農業科においては、町外・道外からの生徒の受入れを進めていく必要があり、どのように高校の魅力を町内外に発信することができるかが肝要であります。なお、魅力化の要素として、高校卒業後の進学や就職などの出口対策や部活動などが挙げられますが、実績の積み重ねにより、諸先輩方の後ろ姿を見て入学する生徒が増えることが期待されます。一方、地域とつながる高校づくりのため、美幌高校の抱える課題を地域ぐるみで熟議し解決する方向を協議することなどを目的に、本年度に美幌高校で新設された学校運営協議会は、大きな意味を持つものと考えております。例えば、普通科の特色として、キャリア教育や探究活動を推進するためのジョブシャドウイングやインターンシップなどの取組を地域と連携し後押しするなど、学校運営協議会は、高校が魅力ある高校づくりや生徒の豊かな人間性を培う実践的な教育活動を行うために重要な役割を担っており、頼もしく心強い組織でもあります。美幌町といたしましては、町内唯一の高校を存続・発展させるため、美幌高等学校教育振興対策協議会など地域の関係者と連携・協働しながら、高校が行う魅力化づくりに支援してまいりますので、御理解願います。以上、お答えいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

質問 3番 横山清美

それでは、3項目につきまして、それぞれ町長、教育長から御答弁をいただきました。誠にありがとうございます。順次、改めて再質問をさせていただきたいと思っております。まず、1番目の高校の魅力化の関係についてでありますが、やはり答弁者は想定どおりの教育長でありました。自分がこの質問事項を出したのは、あくまでも町のビジョンということで、町のトップである町長から答弁をいただきたかったという思いがございますので、高校の魅力化につきまして、この答弁以外で町長から御答弁をいただければ、非常にありがたいかなと。それから改めて中のほうに入りたいと思いますので、町のビジョンとして、町長の考えを改めてお聞かせ願いたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

今回、教育長から答弁をさせていただきました。教育長が答弁したから、町長が答弁したからということではなくて、私は教育長時代、当時の町長に、今まで高校の取扱いというのは、なかなかどこがやるかということが中途半端だったのですね。ですから、義務教育ということであれば、教育委員会が関わっていたのですけれど、高校ということであれば、私は当時、町長にお願いして、小学校から高校までは教育委員会がしっかり関わりますよというお話をさせていただいて、その思いというのは、今も変わっておりません。教育長が答弁するということは、当然、私の意思も反映されている話でありますので、町の考えと捉えていただいて私は結構だと思っております。その意味で、今、答弁した内容を御理解いただきたいと思います。

質問 3番 横山清美

町長が当時の教育長時代にそのようなという部分で、今後、小から高まで教育委員会で取り扱っていただけるという町長、それから教育長の考え方の中で、改めていろいろ再質問させていただきたいなと思っております。答弁の一つに、今後も引き続き、高校を存続・発展していくためには、地元中学からの入学者を増やすことが重要な要素であるとあります。この答弁の考え方につきましては、当時、自分が北中のPTA会長、美幌高校のPTA会長を務めたときも、考え方は全くそのとおりであるということを、当然、自分も思っておりました。その旨、当時の教育長に何回もお話をさせていただいた経過があります。当時は、まだよかったのでしょうか。ここ数年の数字を述べさせていただきますと、何とか平成30年4月の入学者では、町内の進学率が40.8%、令和に入りましてから32%、令和3年度は29.3%、令和5年度の入学者が28.6%と、やはり例年、地元の中学校から地元の高校への入学率が下がってきています。しかしながら、今年の4月は若干、盛り返しまして45.1%と、半数まではいかないといえども、そのような数字ではあります。自分の考え方も従来からずっと変わっていないのですが、地元に2校ある中学校に対する地元の高校にという部分は重要な要素であるという教育委員会としての答弁も踏まえて、どのような形で入学者を増加させようかという考え方があれば、改めてその辺をお聞かせ願いたいなと思います。

答弁 教育長 矢萩浩

地元の入学者の確保対策の関係でございますが、議員おっしゃったように、平成30年度に町内の中学生と保護者にアンケートをとったことがありました。その中で、美幌高校を選ばない理由はどのようなことなのですかと問うたところ、美幌高校は農業の高校ですと、うちの子供には農業をさせる考えはないので選びませんという回答がありました。私が教育長に就かせていただいて、非常に衝撃を覚えたところであります。その後、まずは美幌高校のことを理解していただこうと、理解していただいた上で決めていただこうということで、それは、子供たちもそうですけれども、保護者に対してもそのような思いではあります。子供たちに対しては、両中学校の当時3年生に対しては、オープンスクール、1日見学を必須ということで行ってもらいました。これと併せて、美幌高等学校で学校だより「報徳の風」を出しておりますけれども、これを全世帯に配布させていただいております。その後は、小学校で企業団体の御協力をいただきながら、食育活動も行っております。このようなことで、小学校のときから美幌高校ではこのような活動をしているのだよということを理解いただくとともに、美幌中学校の総合的学習の授業では、美幌中学校を卒業して美幌高校に入った生徒さんが、直接中学校へ行ってプレゼンテーションを行う中で、美幌高校を理解していただくという活動に努めてまいったところでございます。この間、例えば高校の入学者選抜のやり方において、自己推薦制度というものが導入されました。それまでの間は、推薦入学を希望する方は、学校長の推薦、学校長の承認なりが必要だったところが、今は、本人の希望だけで推薦ができると。ある意味、美幌高校にとっては逆風的な部分もありますけれども、そのような部分を差し引いた中で、今年においては、普通科が5年ぶりに2間口確保できるということがありました。これは、地域の方々、振興対策協議会、それと学校関係者の方々が、地道に種をまいてきた努力の結果であると思っております。

質問 3番 横山清美

先ほどの平成30年度に実施したアンケート、選ばない理由の中で農業をするという。逆に、新聞にも出ていましたが、今、農業科という科目を授業として取り扱ってきている小学校が道内でも増えてきているということを考えれば、やはり、先ほど来より教育長も述べていました小学校からという部分で、小学校の授業の一環として農業をいかに取り入れるかということが、必要な要素になってくるのではないかなと思っております。毎年、美幌町農業協同組合さんから小学校5年生向けに、補助教材用の冊子として「農業とわたしたちのくらし」という本が合計17年、配られていると思います。その贈呈式の中で教育長は「多面的に農業への理解を深めてもらうために活用したい」と感謝の言葉を述べておりますが、道内でも小学校で農業科という部分の科目を授業として取り入れている、そして、美幌町農業協同組合からの副読本である「農業とわたしたちのくらし」を現在どのように利用されていて、今後、それらを踏まえた中で、地元の美幌高校と連携を深めるという上での考え方を、教育長からお聞かせ願えないかなと思います。

答弁 教育長 矢萩浩

ただいまの副読本、JAさんから御寄贈いただいた図書の関係でございますが、こちらは、小学校5年生の社会科の中で活用させていただいております。これと併せて、美幌について学ぶ副読本も活用させていただいております。私、贈呈式の時、美幌町の基幹産業は農業ですよということを毎年お話しさせていただいているのですけれども、さらには、小学校においては、例えば旭小学校であれば、JAさんの青年部で「子ども農業学校」をやっていただいております。美幌小学校においては田んぼの学校、さらには、東陽小学校においては子供農園ということで、総合的な学習の中でも農業に関することに取り組んでいただいております。このことは、ふるさと教育の一つであり、地域の産業を理解するとともに、地域に愛着と誇りを持つということに大きく資していると思っております。そして、中学校に入っても、今度は林業だとかそのようなこともやっております。今度は、美幌高校に進学した子供が、高校において自らの農場での生産活動、さらには加工販売ということで、系統立てた教育ができているのかなと思っております。

質問 3番 横山清美

先ほど、小学校に農業科を取り入れている学校が道内でも数校あると。要は、農業科は、自分で食べ物をつくり自力をつけること、同時に、全ての生き物が仲間であり、みんなで支え合いながら生きていく大切さを学ぶ楽しい時間ですということが、やはり農業を取り入れるという部分の一つにもなってきているようでございます。今、教育長が言われましたとおり、自分たちで給食を食べる、その給食がどう生きてくるのかという部分、やはりその必要性をもっともっと知らしめていく、その手順が小学校、中学校であり、高校へ伝わっていくという形になろうかなと思います。引き続き、今後もその辺を進めていただければよろしいかなと思いますので、改めてまた期待をしたいと思います。次に、2点目に入らせていただきますが、高校の魅力化の要素として、部活動などが挙げられますという答弁をいただいております。昨日の大原議員の外部講師、外部指導者についての一般質問、②の中で、小中高の一貫した指導について研究してまいりますという答弁をいただいております。先ほど来の町長の話にもありますが、小中高の連携、これにつきましては、もう既に道内でも取り組んでいる事例が何点かありまして、先輩議員であります美幌活性会の議員が令和4年6月に先進地視察といたしまして、大樹町の事例も聞かせていただいております。そのほか、道内でも栗山町、松前町、羅臼町なども小中高の連携、一貫した連携をやっているということでありまして、特に大樹町におきましては、小中高の校長、教頭、主任の管理職による連携協議会、さらには、教育水準の向上を目指した大樹町小中高連携教育推進委員会の委員長が大樹高校の校長先生ということで、垣根を越えた取組を行っているという事例も現在ございます。全面的に道立高校の存続に向けた取組を含めて考えていく中で、町として、美幌町として、小中高一貫協議会的な要素、その辺の考え方があるのかないのか、あるとすればどのような形で進めようとするのか、その辺のお話をお聞かせ願いたいと思います。

答弁 教育長 矢萩浩

小学校から高校までの連携についてでございますが、今現在、実際に取り組んでいるものといたしましては、美幌町特別支援教育連携協議会というものがあります。これは、地域の子供が、例えば幼稚園から小学校、中学校、高校、そして社会人へと進む過程において、特別な支援を要する子供さんたちについては、そのような引継ぎというものがとても重要でありますので、それについては、高校も一緒に入っていただいている状況であります。また、場合によっては教育支援委員会、これもまた特別支援教育でありますが、美幌町内の中学校卒業者が高校に進学する場合、そのような場合も学校間での引継ぎというものを行っている状況にございます。さらには、美幌町内の小中学校は、とても授業改善に力を入れている状況でありまして、各学校で公開研究会をやっております。美幌中学校の事例で言いますと、公開研究会の助言者として美幌高校の先生に参加していただき、公開授業には、美幌高校の若い先生にも参加していただいているということで、学びについても連携を深めているという状況でございます。また、先般、小中一貫教育推進ビジョンを完成させたところでございますが、これにおきましても今後、基本構想へと発展していくわけでありますけれども、その中で、幼稚園と小学・中学、小学・中学と高校、そのような連携についても当然、考えていきたいと思っております。

質問 3番 横山清美

今の関係につきましては、支援絡みでいけば既にあるという状況でございますが、実質、昨日の大原議員の話もさることながら、部活動の絡みでいけば、少年団から中学校、そして中学校から高校という流れでいくと、今、スキーはスキー、陸上は陸上という単発的に物事がとんとんと進んでいってしまっているという部分で、将来的に、野球はどうなるの、ラグビーはどうなるのと。今、高校ではラグビーはないですけれど、吹奏楽も含めて、そのような部分で総体的に小中一貫した何かしらの協議会的な要素があって、教育の一環である部活動も含めた組織体があったほうが、単発にパンパンといくのではなくて次なに次なにと。そのような教育的なものがあれば非常に進めやすいと思う次第でありますが、部活動等々も含めながら、そのようなことが今の段階では全く考えられないのかどうかだけ、お聞かせ願えればと思います。

答弁 教育長 矢萩浩

これは、私ども教育委員会が直接参画している、一部担当者が入っていて、私、部長、課長は参画しておりませんけれども、今年、美幌高校に学校運営協議会が設置されております。その中の取組として、文化・スポーツの各団体の長も参画していると聞いております。その中で、今後行われていくであろう地域移行についても、一緒に議論がされるものだと認識しております。

質問 3番 横山清美

今、教育長にいただいた答弁の話なのですが、実は、自分もその一員として運営協議会に関わらせていただいており、仮に学校でそのような協議ができたとして、やはり学校単独では非常に難しいというところがあるわけですね。そうすると、それを町にお願いしなければならないという場面が当然出てくると思っているのですが、そのような場合に、運営協議会の中にスポーツ協会も入っているだろうし、文化連盟も入っているのだから、そこは運営協議会の中で完結せよという話になるのか。それとも、町としてもそこに参画して、中学校から高校に対するその部活動の地域移行も含めて、全体的に一緒に検討していきませんかという話合いの場となるのかならないのか、その辺をお聞かせ願いたいなと思います。

答弁 教育長 矢萩浩

決して、道立高校のことだよと、学校運営協議会で揉んでいるでしょうと、美幌町教育委員会は関与しない、そのような考えは毛頭ございません。地域の子供は地域で育てるというコンセプトの下、これまでも教育活動を行ってきております。そしてさらには、高校で直接、部活動として成り立たないのであれば、地域のスポーツ活動、文化活動としての取組になろうということを想定しております。地域の文化活動の振興、スポーツ活動の振興というのは、町としても重要な役割だと思っておりますので、そのような状況になれば、なればというか動きがある段階で、一緒になって考えていかなければいけない課題だと認識しております。

質問 3番 横山清美

やはり、部活動だけでなく全ての面で小中一貫、それにプラスアルファを。先ほど来、幼と小中、それから小中高という部分で、全て自分が質問させていただいたように、幼から高まで全て一貫した形の中で、何かしらの形が出来上がれば非常によろしいかなと思いますので、そのような取組をしていただけるような方向性を含めて、改めて考え方があるかないか、その辺の確認だけさせていただきたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

先ほど、当初の教育長の答弁の中で、学校運営協議会が出来たということに対して、私は早く出来ることを希望しております。ある意味では、私が町長になったときの公約として、小中学校に学校運営協議会をしっかりつくってほしいというお願いをしました。それはどういうことかというと、地域の子供は地域でしっかり育てるということに対して、その地域の皆さんに関わってもらわなければならないことというか。ですから、今回、小中学校についてはそのような機能があって、小中は協議会の一つの大きな輪があります。今、私が望んでいるのは、教育長とよく話すのですけれども、高校を入れた、言うならば小中高の学校運営協議会の一つのまとめとして、そのようなところがしっかり力を持っていくことが大事かなという思いは、強く持っております。なかなか権限者、設置者が、道教委それから町の教育委員会の中においては、うまくいかないところが多々あります。先ほど教育長から細かく説明しましたけれども、やはり最後に行き着くところは、その時の校長とか教員の人たちの考えに、非常に左右されているのですね。それを脱却するためにはそうではないよと、高校というのは、地域でしっかりとみんなで協議して決めていく話であって、学校をどう運営するかということに対して、校長が「私はこういう学校づくりをしたい」ということを協議会の中で言っていかなければいけない。その意味では、この役割というのは、高校ということに対してはすごく重い役割を持っていると思うのですね。それを一歩越えて、そのような役割を小中高ときちんと連携して、大きな輪の中において、先ほど言った美幌町ではどのような教育を小中高連携してやるということについては、多分その手助けをしっかりやると思いますけれども、教育委員会のきっかけづくりというのは必要かなと思っております。そうすれば、一つの流れにおいて、美幌町に高校がある意味というのは、はっきりしてきます。ですから、どうして地元に高校があるのに生徒たちがそこに通わないということも含めて、皆さんときちんと論議をする話ですね。私は、そのようなことを高校にも望みたいですし、教育委員会にもこのような形で教育長に頼みますよということは言っております。それが今、私が望んでいる一つの形態というか、形として、進んでいくことを強く望んでおります。

質問 3番 横山清美

今、町長から御答弁いただき、本当にありがとうございます。正直申しますと、自分も1回目の運営協議会の会議のときに、同じようなことを言ったのです。要は、この協議会は、参加したメンバーでそれぞれ意見を出して、それで学校を運営していくのですよねと。学校がやることに対して、自分たちがそれに入って言うのではなくて、自分たちがこのように学校をやるのだよねということの確認は一応させていただいています。そのような形の中で運営協議会、来月に1回、中間報告をさせていただいて、改めて教育委員会にも校長、教頭、自分含めてお伺いさせていただく予定にはなっておりますので、その場でまたお話をさせていただきたいなと思っています。また少し移りますが、高校魅力化のポイント、大きな要素として、自分なりにそれから活性会が視察に行った大樹町の話も聞きました。やはり、高校と地域が協働するためには、コーディネート機能が必要であるというお話もされております。このコーディネート機能、学校から地域社会につながっていく機能、また逆に、地域から学校へつながっていく機能という二つの側面がありまして、そこをコーディネートする機能が現在、美幌町にはないという状況にあります。大樹町は、国の補助で設置されておりまして、地域おこし協力隊の採用をもってという部分でありますが、美幌町として、同じように地域おこし協力隊を採用する、高校の魅力化に向けたコーディネーターを募集する考え方があるのかないのか、その辺の考え方についてお伺いしたいと思います。

答弁 教育長 矢萩浩

コーディネーターの考えでありますが、これは、後ほどの一般質問の答弁にも絡んでくる部分でありますけれども、配置等について研究してまいりたいと思っております。よろしくお願いします。

質問 3番 横山清美

分かりました。後ほどの宮崎さんの答弁のときに、宮崎さんから改めてそこは突っ込んでいただけると思いますので、この部分はこれで了解させていただきたいと思います。最後に、高校の関係なのですが、今、高校振興対策会議の中で、町からいろいろな形で支援いただいていること、これに関しては、本当に感謝申し上げたいと思っております。しかしながら、支援、補助はあくまでも補助であって、高校の魅力づくりとはまた別物だと、自分は解釈いたします。要は、従来どおり、補助なり支援をお願いしたいのはやまやまでありますけれども、先ほど来、町長からも答弁いただきましたが、高校の魅力化、これはその支援、補助とはまた別物と考えて、改めてその辺の考え方につきましても、精査していただければ、非常にありがたいかなと思います。2番目の高齢社会対策の関係につきまして、再質問させていただきたいと思います。JR、これは先ほどの高校と同じように、設置者はJR北海道ですので、美幌町がどうのこうのということではないとは思うのですが、しかしながら、使われるのは町民でありますので、もしくは、美幌に来ていただける観光客の方々ということを考えたときに、少なかれこの階段の手すりの改修というものは、十二分に必要な一つの施策ではないかなと思っております。鉄製ですから、下手すると冬は張りつくという可能性もあるわけです。手袋ははくのでしょうけれど、そのような状況の中で本当に鉄製がいいのか。それと、結構太いのです。確かに、男性だといいかもしれないですけれど、年老いた女性であれば、中にはつかみ切れないという部分があって、支えにもならないような状況だと思っています。そのような考え方の中で、JRに要望していただくこともさることながら、確かに費用はかかると思いますけれども、要は、美幌町のFSC認証材を使って、優しい木の手すり、細い木の手すりをつけるとか、そのようなことも考えられないかなということで質問させていただいたわけでありますが、その辺の考え方についてお聞かせ願いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。やるのかやらないのかというか、JRへの要望という部分ではいただいているのですけれど、町単独としてそのような考え方を持つものがあるのか全くないのか、その辺の確認だけさせてもらえればと思います。

答弁 町民生活部長 関弘法

今回の御質問をいただきまして、私たち担当も現地をしっかりと確認させていただきました。御指摘ありましたとおり、特に高齢者の皆様が安全に利用できるよう冬場の冷たさ、そしてまた握りやすさ、その形状などについては、より使いやすく安全な手すりへの改修、様々な視点から検討が必要ではないかという認識に至っているところでございます。御答弁でも申し上げてございますけれども、管理責任はJRにあるところでございます。まずは、JRに対して早急な改善を求めていくということで考えてはございますが、町としましても、当然ながら町民の皆様が安心して利用していただける、そのような空間の整備をしていくことは、とても重要であると認識してございます。もし、JRがこれらの要望等に難色を示す、そのようなことがあった場合につきましては当然、町としましても、住民の安全確保という観点から何らかの形で協力ができるよう、適切な対応は検討してまいりたいと思ってございます。ただ、現時点におきましては、JRの責任において実施されることが最も効率的かつ効果的な解決策なのであろうということで考えておりますので、御理解いただきたいと思います。

質問 3番 横山清美

一応、手すりにつきましては、できるだけそのような形の中でJRに何とか改善に向けた要望をお願いしたいと思います。あわせまして、バリアフリー化という形の中で、隣の女満別駅は渡り廊下――すみません、今回、自分がなぜあえて渡り廊下と言ったかというと、跨線橋という言葉は、知っている人は知っているのですけれど、ほとんどの人には理解されていないのです。それで、あえて自分は渡り廊下という言葉で書かせていただいていますので、答弁も跨線橋ではなくて渡り廊下と書いてほしかったのですけれど。跨線橋とは何か分かるかと何人かに確認させていただいても、いや分からないと言うのですよね。その意味で、広く一般町民の方に知っていただくためには、跨線橋ではなくて渡り廊下と書かせていただきましたので、その辺は御理解をいただきたいなと。話は戻りまして、隣の女満別駅は渡り廊下、跨線橋がないので、あそこの下を歩いてホームに行くのですね。その場合、あそこは車椅子ですとか、そのような方々でも行けるような仕組みになっているようです。すみません、自分は現場を確認していないのですが、実際に行った方からそのようなお話を聞かせていただきました。仮に、年寄りの方々が、階段も上がれないという状況を鑑みたときに、そのまま駅に入って下を行けるような、そして2番ホーム、3番ホームに行けるようなバリアフリー化を含めたその辺の考え方も、併せてJRに要望していただければなと思いますので、その辺も一つ付け加えていただければと思います。あわせまして、右側がJRのものであって、左側が美幌町というか、観光物産協会が入っているところなのですが、その中間にありますトイレの話であります。自分は男子トイレにしか入っておらず、女子トイレには入っていないのですが、男子トイレには立ってするところと洋式一つと和式一つ。一部、和式が洋式になったのは、非常にありがたいのですけれど、今現状、和式を使うという人がほとんどいない状況の中で、そこはもう一つ洋式が必要ではないかなという部分で洋式の設置。それと、高齢者含めて、あそこは今24時間のトイレ利用ということも鑑みて、多くの観光客が途中で通る場所でもありますし、やはり多目的トイレというのも設置する必要性があるのではないかなと。今の時代だからこそですよ。ですから、その辺の考え方についてあるのかないのかを含めてお答えいただければなと思います。

答弁 町民生活部長 関弘法

今、様々な御意見をお聞かせいただきまして、我々としましても全て、そのような部分につきましては真摯に受け止めて、今後、JRと連携しながら、町民皆様方の安全安心に向けた生活環境づくりに一層努めていきたいと思ってございます。ただいまありましたように、渡り廊下を渡らずにホームへ行く方法であるだとか、またはトイレの新たな整備・改修、そのようなことも含めまして、必要な部分につきましてはしっかり継続してJRに要望していきたいと考えてございます。ただ、渡り廊下を渡らずにという部分でありますけれども、特に重たい荷物をお持ちの方や高齢者の方、足腰の弱い高齢者の方々にとりまして、渡り廊下の利用は大きな負担となっているということにつきましては受け止めてございます。以前、そのようなことも含めましてJR等に確認をした経過もございます。今、渡り廊下が設置されていると。これは、いわゆる安全性の確保という意味で渡り廊下が設置されているわけではありますが、それを下回るレベルの改修というのでしょうか、設置というのでしょうか、そのようなことをJRとしてはなかなか認めることが難しいという御回答もいただいている部分もございます。いずれにしましても、御意見等はしっかり受け止めた中で、必要な要望につきましては、引き続き、町としても責任を持って、しっかりと行っていきたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。

質問 3番 横山清美

ぜひ、よろしくお願いいたします。最後の質問となりますが、地域集会室における改修計画、通信環境の整備の関係でございます。答弁につきましては、いただいた数字等々がありますので、これは了解させていただきたいという部分でありますが、何というのでしょう、青稲地区ふれあい会館、仲町中央集会室、これが現状では指定避難場所になってございまして、そして仲町中央集会室にはWi-Fiなし、青稲地区ふれあい会館にはWi-Fiがあるという状況でございます。全てが全てどの集会室にもWi-Fiを設置という部分ではなくて、利用価値の高いところは率先して、今現状の利用率の高さも含めながら、Wi-Fiだとかそのような環境を整備すべきだとは思うのですが、改めてもう1回、その辺の考え方につきましてお聞かせ願いたいなと思います。よろしくお願いいたします。

答弁 総務部長 那須清二

ただいまの御質問でございますが、改めて指定避難所の関係について、町内に指定避難所は8か所ありますけれども、その中で集会室として指定避難所になっているのは、青稲地区ふれあい会館のみということになってございますので、まずそこを御理解いただきたいと思います。(「仲町中央集会室も指定避難所ではなかったか」という発言あり)いえ、指定避難所ではなくて指定避難場所という位置づけになっているかと思います。そのほか、指定避難所と位置づけられているのは、郊外のほうになりますが報徳、田中、豊富。こちらの3か所については、指定避難所という位置づけになっておりますが、Wi-Fiの設置は今現在ないといったことでございます。町内における指定避難所の青稲地区ふれあい会館については、Wi-Fiの整備があるということの整理になってございますので、よろしくお願いいたします。

質問 3番 横山清美

あわせまして、集会室につきましては、数あるということを十二分に理解をさせていただいているのですが、現状、集会室と言われない、要は使われていない昔の保育所、旧保育所。特に元町などは、本来は、地域用水広報館でやらなければならない部分を、高齢者の絡みを含めてなかなかあそこまで足を運ぶことができないということで、西保育所を使いながらいろいろやっているという部分はあります。当然、Wi-Fiもさることながら、西保育所あたりも昔の建物で非常に老朽化し、釘が出た、何が出たという中で、けがの問題だとかという部分もあろうかなと思いますので、その辺も十二分に配慮しながら、この計画にあります改修の関係につきまして検討していっていただければなということで、終わらせていただこうかなと思います。ありがとうございました。

出典:美幌町議会 令和6年第6回定例会 2024年9月11日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる