みんなの議会

美幌町議会 令和2年第10回定例会 2020年12月9日

ジャガイモシストセンチュウ対策について

2020年12月9日、美幌町議会の一般質問で、伊藤伸司議員が「ジャガイモシストセンチュウ対策について」質問し、町長 平野浩司、農政主幹 田中三智雄、経済部長 石澤憲、耕地林務主幹 中沢浩喜が答弁しました。

質問者
伊藤伸司 議員
答弁者
町長 平野浩司、農政主幹 田中三智雄、経済部長 石澤憲、耕地林務主幹 中沢浩喜

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 伊藤伸司

それでは、議長よりお許しをいただきましたので、一般質問に入らせていただきます。大きな一つ目に、美幌町における農作物に対する被害対策ということで、一つ、ジャガイモシストセンチュウ対策について。二つ目は、農作物の害獣被害対策についてであります。それでは、一つ目からいきます。ジャガイモシストセンチュウ対策について。美幌町における農用地は、食料の安定生産、安定供給をする観点から必要不可欠な資源であるとともに、農業生産が行われることで、経済的にも多面的な機能が発揮されるものと考えております。また、適正な輪作体系を維持することで、収穫量の確保及び病害虫の発生を防ぐことができると思われます。平成27年8月、網走市におきまして国内初のジャガイモシロシストセンチュウが発生し、本年、女満別地区においてもジャガイモシストセンチュウの発生が確認されました。当町に隣接する地域でもあり、感染が危惧されているところであります。そこで、美幌町ジャガイモシストセンチュウ等対策協議会会長でもある町長にお伺いいたします。ジャガイモシストセンチュウ等について、例えば、車両洗浄装置の増設や、農業者だけでなく一般町民向けの畑地侵入防止告知等、本町での発生を想定した危機管理マニュアルや侵入防止強化策等についてお示しください。続いて二つ目、農作物の害獣被害対策について。近年、美幌町における農作物害獣被害は看過できないのが現状であります。メインの対策として、関係機関を通じ猟友会の協力で駆除をしていただいておりますが、本年度のヒグマの駆除実績と出没実態をお教えください。また、猟友会のメンバーも減少傾向にあると伺っておりますが、今後も農作物の被害を最小限に抑えるために、新規狩猟免許取得のための助成金を支出する考えや担い手育成セミナーなどを開催する考えについてお示しください。昨年12月に一般質問しましたヒグマ対策としての強化型電気柵は、一般人にも危険が及ぶとして導入は難しいとのことでしたが、最近、モンスターウルフという追い払い型ロボットが開発され、導入事例も全国で拡大しております。道内では滝川市が導入し、貸出し以降、害獣出没がないとの報告もあり、美幌町内では数年前より、農家個人が10体ほど導入されております。ヒグマに関して忌避効果100%と高い効果が期待できます。美幌町で導入し貸し出す、または導入費の助成など、町長の考えをお示しください。

答弁 町長 平野浩司

伊藤議員の御質問に答弁いたします。美幌町における農作物に対する被害対策について。ジャガイモシストセンチュウ対策についてでありますが、ジャガイモシストセンチュウ及びジャガイモシロシストセンチュウの侵入防止や蔓延の防止などの対策について協議・推進するため、JAや農業改良普及センターなどの関係機関で構成された美幌町ジャガイモシストセンチュウ等対策協議会が設置されており、発生状況により、幹事会を含め随時開催されております。本町の今までの具体的な対策としましては、他の病害虫を含め、外部からの土壌病害虫の侵入を防ぐため、交通量の多い道路に隣接する25か所の圃場に立入禁止看板をJAとの費用折半により設置しております。また、美幌町、津別町、大空町のJAなどの関係機関で構成された三町農業推進協議会では、毎年、3町の生産者と農業機械メーカーへ、ジャガイモシストセンチュウの侵入防止啓発用パンフレットを配布しております。マニュアルにつきましては、ジャガイモシストセンチュウが発生した場合の初動についての対応マニュアルを定めて対応してきております。今回、女満別地区でジャガイモシストセンチュウの発生が確認された際は、美幌町ジャガイモシストセンチュウ等対策協議会幹事会を2回開催して対応を協議した結果、JAを通して生産者へ侵入防止の取組の徹底について文書により周知するとともに、引き続き情報共有をしていくこととしました。侵入防止強化策等につきましては、車両洗浄装置の増設までは考えておりませんが、対策協議会において、生産者や農業機械メーカーなどへの車両洗浄の徹底の呼びかけ、町民や町外者に圃場への立入禁止の周知、発生予防対策の周知、抵抗性品種の導入など、幅広く実施していく考えであります。今後も関係する機関などと情報共有を図りながら、引き続き対応してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。次に、農作物の害獣被害対策についてでありますが、まず、本年度のヒグマの駆除実績と出没実態につきましては、現在まで駆除頭数が3頭、出没の情報が18件となっております。ヒグマ、エゾシカなどの有害鳥獣の駆除等は、猟友会会員において実施していただいているところであり、本年4月現在の猟友会会員数は40名で、平均年齢は58歳となっております。会員の中には、仕事の都合もあり駆除等に参加できないときもありますが、年間を通してエゾシカの一斉駆除も含め、会員の皆様に積極的に駆除等に参加していただいております。新規狩猟免許取得のための助成につきましては、このような猟友会の会員数や年齢構成、活動状況から助成することは考えておりません。なお、担い手育成セミナーなどにつきましては、今後、若手の人材育成も必要となってくることから、町とJA、猟友会で構成される美幌町鳥獣被害防止対策協議会において検討したいと考えております。御質問のヒグマ対策につきましては、現状では、引き続き猟友会への協力依頼と箱わな設置による捕獲に努めてまいりますが、モンスターウルフが町内の個人での導入や全国でも導入されている事例があることから、効果の持続性や有効性について、調査・研究をしてまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁をいたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 6番 伊藤伸司

それでは、御回答をいただきましたので、再質問をさせていただきます。センチュウ対策として、近隣3町の農業関係者への侵入防止パンフレット等を配布しているとのこと、また、美幌町内の侵入防止対策として、町長を会長としたセンチュウ等対策協議会が設置されており、必要に応じ開催し対応しているということで理解いたしました。センチュウというのはやっかいな病害虫であり、平成28年9月定例会で橋本前町議が一般質問でセンチュウの説明をしておりましたが、基幹産業である農用地の問題でございますので、いま一度説明させていただきます。センチュウには、普通のセンチュウとシロシストセンチュウの2種類があります。普通のセンチュウ、これは簡単に言いますとGRと区分されて、シロに関してはGPと言われています。GRに関しては、昭和47年頃、後志地方で発生が確認され、それが全道に蔓延しております。GRセンチュウに関しては、抵抗性品種も開発され、駆除という観点から言えば、容易にできると推察されております。ですから、斜網地区や、さきに発生したところでジャガイモを植えるようになったら、その発生地域で抵抗性品種を植えれば、センチュウは成虫が害ではなくて、卵がふ化して、茎に寄生して成長が阻害されて、収穫量が半減もしくは3分の1程度になってしまうというものですので、その卵が茎に寄生してもふ化せずに寄生して、影響を及ぼさないという作用ですので、普通のセンチュウにおきましては、今のところ抵抗性品種がありますのでそれでいいのと、それから、昭和50年頃から試験場で育種されているのですけれども、センチュウ抵抗性の遺伝子を持たないと品種登録されないという形になっていますので、今現在、普通のGRセンチュウについては大丈夫と言うとおかしいですけれども、結果的に防止はできています。ですが、近年、網走市で発生が始まりましたシロシストは、世界的にも、欧米でも30年以上前から発生しているけれども、結局、駆除もできない、抵抗性品種も育種できない。ですから、世界的に大変困ったセンチュウです。オホーツク管内の対策協議会とかで欧米に調査をしに行ったところ、最終的にはそこで10年以上イモをつくらないという対策しかとれていないのが現状だそうです。近年は科学も発達していますが、育種が進んでいないのが現状であります。では、畑にジャガイモを植えなくてもいいのではないかというのですけれども、美幌町を初め、農産物は輪作体系といって、三、四年回して、ジャガイモ、麦、ビート、そこに豆が入るとか、そうやって病害虫の発生と収量の確保をしているのですけれども、一つ抜けることによっていろんな弊害が出てくるので、できるだけ発生しないのが1番であります。先ほど言いませんでしたけれども、美幌町、大空町女満別、東藻琴では出ておりますので、津別町は奇跡の地帯と言われ、未発生でありました。女満別地区で今年発生したことによって、より一層防止対策をしなければならないと思います。農業者におきましては、大体、乗用車でもトラックでも、他町村に行くときはワークブーツを持って、必ず侵入防止対策をし、それから、相手のところにも入らない、他町村の人も美幌町に来るときは畑に入らない、もしくは、そういう侵入防止対策をしている。それぐらいぴりぴりした感じです。1度入ったら防止できないのが現状であります。それと、このシロシストセンチュウが発生以来、農水の管轄で土壌消毒を行いました。発生以来3年ぐらいをかけて、駆除は一応しました。土壌消毒で95%は薬剤で駆除できるのだそうです。しかし、今度はその薬剤が河川に流れるという弊害が出て、暗渠管だとか明渠とか用水路を通って海に流れるということで、漁協とのトラブルが起きております。ですから、そう簡単にはできない。だから、駆除の進行状況も進んでいない。発生地域が500町あったけれども、対策をして500町減ったのですけれども、その分また増えているのです。ですから、今現在、シストセンチュウも解決できていない状況がありますので、大変難しい病害虫でございます。先ほども周知徹底のことを言いましたが、今まで町とJAで侵入防止看板を設置しておりますが、町民の方にもパンフレット等で周知していただきたい。山菜取りや自家作物のために簡単に入ってほしくないというのが現状であります。啓蒙活動は強化していただけるのかお聞きしたいと思います。

答弁 農政主幹 田中三智雄

ただいまの件でありますが、町民向けの周知ということで、今後につきましては、広報に時期を見て掲載したり、ホームページに掲載したり、またJAにも協力いただいて、JAのホームページなり、JAも広報紙があると思うのですけれども、そちらにも掲載していただいて、広く町民の方に周知していく形で考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 6番 伊藤伸司

よくわかりました。国道沿いとかメインの道路には看板があるのですけれども、裏道に入るとないのと、私も小さいものを自分で買って、助成されていると思うのですけれども、設置しています。そういうものも含めて、今後強化していただきたいと思っております。それから回答の中で、抵抗性品種の導入などを幅広く実施していく考えとありましたが、本町の種イモ生産農家は、年々減少傾向にあり、昨年までは大空町にお願いしてきた経緯があります。センチュウが発生したことにより、他町村に種イモの移動ができなくなりました。ですから、もし美幌町で種イモが天候の理由などで足りなくなった場合、大空町とか他町村でセンチュウの発生地域からは来ないのです。そういう観点から、町内の種イモ生産農家を守るために、作業機と能率向上等の機械導入への助成金等の対策を講じる考えがあるかお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 町長 平野浩司

町民への周知等については、先ほど担当の主幹から答弁したとおり、しっかりやっていきたいと思っています。種イモの減少ということで、私も経済部長をやっておりまして、そのときもかなりシロシストで苦労しました。町に洗車するところが2か所ありますけれども、当時設置も含めてやらせていただいて、農家の関係者と報徳、瑞治、それと大空の境界を走り回って、どうしたら防止できるかといろいろ協議させていただいた経過があります。そういった中で、農家の方々、それからJAの方と話した中では、やはり種イモをどうするかということで、伊藤議員がおっしゃったように、もし美幌の種イモが枯渇というか、なくなったら前へ進めないという話をされておりました。そのことは私も十分聞いておりますし、種イモ農家だけではなくて、生産にどういうことが有効か、それから、守っていけるかという部分については、JAとしっかり向き合った中で、また皆さんに相談しながら施策を進めていきたいと思っておりますので、御理解よろしくお願いいたします。

再質問 6番 伊藤伸司

センチュウに関しては取り急ぎやらないと、直前まで来ていますし、前回の橋本議員のときにもお答えいただいたようですけれども、美幌町の耕作地、美幌町の畑を女満別の人が何十ヘクタールとつくっておられるので、そういうことも含めて機械の移動や人間の移動を含めて、侵入防止は重要であると思いますので、対策をしていただきたいと思います。それでは、次に害獣被害について質問させていただきます。では、近年の鳥獣害と鹿について、熊は先ほど聞きましたので、鹿等の駆除頭数と農産物の被害額を把握している範囲でお教えいただきたいと思います。

答弁 農政主幹 田中三智雄

エゾシカの被害関係ですけれども、現在捉えているのが、平成31年度でいきますと、駆除頭数が586頭、農業被害は面積でいきますと245.25ヘクタール、被害額につきましては、1,792万5,000円の被害額ということになっております。以上、よろしくお願いいたします。

再質問 6番 伊藤伸司

平成31年度の鹿の駆除頭数が、586頭ということは理解いたしました。被害額も1,800万円程度ということで、非常に大きい数字だと思います。農政では把握していなかったかもしれないですけれども、令和2年度の鹿の駆除については、私が聞いたところによると275頭程度と聞いております。半数程度になっている。いろいろな要因があったと思うのですけれども、先ほど、ハンターの狩猟免許の新規取得に対してとか、猟友会のメンバー等の実績から、新規助成という考えは今の段階では必要ないという返答をいただきましたけれども、現実に今年は頭数が半分に減っているということで、被害額はまだ私も捉えていませんけれども、それだけ被害は増えていると思われます。ですから、ハンターの人数の維持、それから駆除数の維持を含めて、本当にこのままでいいのか、お答えいただきたいと思います。

答弁 経済部長 石澤憲(経済部長は2022年3月まで)

確かに、これから猟友会の会員数、年齢構成の今後を考えるといろんな手段も検討しなければならないと考えているところでありますが、答弁させていただいたとおり、現在は年齢構成、会員数等を含めますと、今のところ助成等は考えていないところでございます。また、令和2年度の駆除頭数は、確かに昨年度と比べると減少してございますので、被害面積等が出た段階で、今後の方策について、猟友会、JAとも協議をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

再質問 6番 伊藤伸司

答弁の中で、今のところ検討をしないということですので、わかりました。皆さん知っているとは思うのですけれども、猟銃は、所持免許を持って、所持許可証をもらって、買って、試験に受かったら猟銃を所持できるのですけれども、10年間は散弾銃しか持てないのです。散弾銃だと、僕が知っている範囲では、鹿は至近距離でないと駆除できないと聞いております。その辺を考えると、早目早目に手を打っていかないとハンターの数が減る、あと、高齢になってくると移動や鹿を処理するのも大変になってきますし、やはり若い人は、取って実働できる時期があると思いますので、検討を早くお願いしたいと思います。次に、昨年12月にも鹿柵の強化版で熊の侵入を防止できないかということで質問をさせていただきまして、それに関しては、人体に影響があって、一般人の被害が出たら困るという回答をいただいて、難しいという話でした。先ほど、モンスターウルフという忌避型撃退装置を提案させていただきました。これは、七、八年前より音と光だけで試験をしてきて、それにオオカミ型のかぶり物をつけて三、四年前から発売しております。町内では7戸の農家が9体から10体導入されております。基本的には、熊の撃退は100%と聞いております。設置の方法も含めて、鹿にもすごく効果があるということで試験もしております。この会社が、今、網走の東京農大とチームを組みまして、実際に設置前と設置後をカメラを設置し、試験をしておりまして、設置後はやはり来ない。音と光で忌避効果をつくっているという話でございます。本当は駆除して個体数を減らすというのが本分というか、早いと思うのですけれども、それが間に合わないのであれば、こういう忌避効果も含めて撃退するものが必要なのではないかと思います。熊の駆除にしても、被害がないのであれば無理やり駆除する必要もないけれども、どうしても人家に寄って来れば撃退しなければならないです。箱わなの効率が悪いのではないかということも含めてお答えいただきたいですけれども、農家の人に聞くと、箱わなが小さすぎて入らないとか、えさは取るけれど捕まらなかった実例があるという話ですけれども、効率のいい方法は研究しているのでしょうか。

答弁 耕地林務主幹 中沢浩喜(耕地林務主幹は2021年3月まで)

箱わなの関係ですけれども、議員おっしゃるように、なかなか捕獲できないのが実態でありまして、昨年度は箱わなによって2頭、今年度も2頭の熊を駆除しておりまして、全体で8基設置しております。えさとして鹿の駆除も兼ねて捕りまして、夏場は腐敗しますので1週間ごとに職員によって入れておりますけれども、熊は学習能力が高く、なかなか親熊を捕獲できない実態であります。箱わなにつきまして、小さいということで、2,700ミリメートルの箱わなを持っておりますけれども、今年度は3,600ミリメートルの箱わなも新たに協議会で作成していただいて、設置しておりますけれども、結果的に現段階ではこちらの思っている以上の捕獲ができていない現状であります。

再質問 6番 伊藤伸司

鹿と熊は微妙な関係ではあるのですけれども、先ほど、電牧柵は結構導入されて、畑1面、30、40と設置しているのですけれども、大体4ヘクタールとか5ヘクタールの畑をぐるっと回すと30万円から40万円かかる。それは1枚の畑だけで、移動は簡単にできませんので、そういうことを考えると、効率が悪くなっていると思うし、電牧柵は、降雪があると雪で傷みますから秋に全部外すのです。そして、春に作物を植え終わったときに設置し直すのです。ですから、そういう労力の問題もあって、最近、耕作面積が戸々で増えてきていますので、増えた農家の方々も電牧柵を張るのが労力的にも金額的にも大変だと言って、このモンスターウルフを導入した人も多いです。ですから、労力とかも考えて導入している話なのです。先ほど、鹿等の害獣被害が1,800万円程度の金額があるということで、ある農家に聞きますと、春にやっとビートを植え終わり、あしたの朝から電牧柵を張ろうと思って、次の日の朝に行ったらもう5反歩かじられていた。どこで見ているのかわからないというぐらいすばしっこく、また再移植して、春にやっと植えて、今度は秋になると電牧柵を破って熊が食べるのです。やられる人は鹿と熊の両方にやられてしまうのです。被害金額もそうですけれど、安心して地域で営農ができないという実状でありますので、いろいろな害獣について、早期に取り組んでいただきたいのですが、いま一度、町長にお答えいただきたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

農業に係る被害対策として、大きくは耕作している農作物と、それから、耕作に携わる人々という、人に対する被害の防止という形で考えなければいけないと思っております。鹿は農作物の被害、耕作被害を少なくすること、熊については、今まではどちらかというと人的被害、要は耕作に来た方に対して熊が危害を与えるという意味で、駆除するということで説明をしてきました。近年、鹿と熊の被害については、伊藤議員もおっしゃった農作物の被害をどう押さえるかということだと思います。今までの経過を見ると、最初は音で始まって、それから今度は入らないように物理的な遮断をして、次は電牧柵というか、要は刺激を与えて排除する。今、注目されているモンスターウルフをテレビとか、今はユーチューブで調べたらほとんど美幌の方の記事ばかりです。見せていただいた中で感じることは、今までは音で難しかった部分を、音と光でという部分でいけば、今の時代に合った対応、人と熊であれば、一般的にはお互い避け合うということなので、そういうことを考えたときに、モンスターウルフという形がすごく注目されているのかなと私は受け取っております。町として、こういうものに支援をするという部分においては、答弁でお話ししましたけれども、今後どういう方法がいいのかを見定めた中で、とりあえず今導入している方がいるから、それをどんどんやりましょうと、皆さんのお金を使ってやるというところまでは踏み切れないと考えております。ただ、そういうものが効果を上げていることと、農家の人たちにはスピードを要求されている部分は十分に感じているので、多分そういう対応するものもハイスピードで出てくるのかなということで、その中で、皆さんがこれで当面いきましょうということであれば、しっかり町としても応える対策をしていきたいと思いますので、調べさせていただきたいと思っております。

出典:美幌町議会 令和2年第10回定例会 2020年12月9日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる