美幌町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月18日
美幌町職員定数について
2020年3月18日、美幌町議会の一般質問で、髙橋秀明議員が「美幌町職員定数について」質問し、町長 平野浩司、総務部長 小室保男が答弁しました。
- 質問者
- 髙橋秀明 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、総務部長 小室保男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 髙橋秀明
さきに通告してあります質問を順次させていただきます。大きい項目で、美幌町職員定数についてということで2点、観光政策の方向についてということで1点です。まず初めに、美幌町職員定数についての1番目として、美幌町職員と臨時職員についてです。美幌町職員定数条例第2条によると、職員定数は町長の事務部局の職員159名、病院事業の職員100名、議会の事務部局職員4名、教育委員会職員28名、選挙管理委員会の事務部局の職員1名、監査委員の事務部局の職員1名、農業委員会の事務部局の職員4名、水道事業の職員8名で、合計305人となっておりますが、現在の実員の職員配置状況をお知らせください。あわせて、臨時職員及び嘱託職員の配置状況も提示ください。2番目に、臨時職員の今後の対応についてということで、令和2年4月1日から、地方公務員法及び地方自治法の一部改正に伴い、臨時職員等の適正な勤務条件等の確保が求められ、任用や処遇上の課題を解消し、適正な運営を推進するための会計年度任用職員制度が昨年12月定例会で条例が議決されました。これに伴い、臨時職員の大半は処遇改善されるところでありますが、いまだ納得されていない臨時職員の方がいるようであります。臨時職員に対する説明、その対応をどのようになされたのか、説明をいただきたい。また、臨時職員数については、単に会計年度任用職員に移行するのではなく、恒常的に必要な臨時職員数については正職員として採用する方法も必要と考えますが、町長の考えをお聞きします。大きい項目の2番目として、観光政策の方向性について。美幌町の観光事業への取組姿勢ということです。我が国は、平成20年より、観光庁を設立し、観光立国をスローガンにして観光事業強化に力を入れてきています。国内観光旅行者数の拡大はもとより、インバウンド政策として、海外旅行者の受入れ強化に様々な施策を実行しております。近年、多くの市町村で広域に連携し、地域市町村が一体となった観光事業を運営しているところが増えてきています。美幌町もその流れに沿って観光政策を推し進めていくと思いますが、現在の主な観光資源である美幌峠、みどりの村、峠の湯びほろの再開発の取組、また、農業体験型観光に見られる新たな取組も着々と進みつつあります。新たな観光資源開発、さらに将来に向けての観光振興の取組など、今後の美幌町の観光の取組について、町長の考え方を伺います。よろしくお願いします。
答弁 町長 平野浩司
髙橋議員の御質問に答弁いたします。美幌町職員と臨時職員について、職員数についてでありますが、令和2年2月1日現在で、町長部局は142人、病院事業は95人、議会事務局は4人、教育委員会は29人、選挙管理委員会事務局は1人、監査委員事務局は1人、農業委員会事務局は3人、水道事業は8人、合計で283人となっております。なお、教育委員会は定数を超えておりますが、美幌町職員定数条例第4条第1項の規定により、町長部局との相互間で調整を行っているものであります。続いて、臨時職員及び嘱託職員についてでありますが、勤務日が定まっていない代替保育士や確定申告事務など短期間のもの、除雪期間のみに任用する職員などを含め、本年度の現時点での累計で、町長部局は185人、病院事業は44人、教育委員会は124人、選挙管理委員会事務局は9人、農業委員会事務局は1人、水道事業は1人、合計で364人となっております。次に、臨時職員の今後の対応についてですが、1点目の臨時職員に対する説明等、その対応をどのようにしたかについてでありますが、制度の内容や令和2年度以降の給与等の水準について、所属長から該当者へ説明を行っております。また、勤務時間が短縮されることに伴い、年収が減となる臨時職員に対し、総務部より説明を行っております。美幌町の会計年度任用職員に係る制度設計は、現在勤務されている臨時職員、嘱託職員を年収ベースで確保することを基本に行っておりますが、その中で、一部、扶養手当等が支給されなくなったことによって減収となる職員がいるのも事実でありますが、国が示す基準の中で最大限の制度設計を行った結果でもありますので、御理解をいただきたいと思います。続いて、2点目の恒常的に必要な臨時職員数を正職員として採用することに対する考え方についてですが、時代の変化に伴う新たなニーズにどのように対応していくかが課題である中、民間活力の活用や業務の効率化などによって、現在の状況に応じた職員数の適正配置に努めているところであります。今後も、人口減少などを背景に、地方を取り巻く環境はますます厳しくなっていくと予想されており、その中で行政サービスを維持していくことになると考えております。会計年度任用職員を直ちに常勤職員として任用する考えは持ち合わせておりませんが、常勤職員と会計年度任用職員がそれぞれ担うべき業務の内容や量について見極め、行政運営に支障が出ることがないよう、適切な職員数を確保してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。次に、美幌町の観光事業への取組姿勢についてでありますが、本町は、年間70万人の観光客を誇る天下の絶景、美幌峠を中心に、観光推進を図ってきており、さらに観光推進事業を実践的に展開していくため、平成28年には美幌町観光振興革新戦略ビジョンを策定し、平成30年には、着実にビジョンを推進していくため、アクションプランを策定して観光振興を図っているところであります。また、近年は外国人観光客も増えていることから、英語版、中国語版の観光パンフレットを作成しており、美幌峠の案内板には英語での表記を行うなど、インバウンド対応も行っております。広域での取組としましては、美幌地区三町広域観光協議会や阿寒摩周国立公園広域観光協議会により、それぞれのまちの魅力や観光スポットを紹介していることや、阿寒摩周国立公園満喫プロジェクトのステップアッププログラムに位置づけられています屈斜路外輪山トレイルルートの開発に、近隣の自治体や観光協会、環境省と連携して取り組んでいること、また、サイクルツーリズムの推進による広域的な周遊観光振興を目的に、2市3町で構成するオホーツクルート協議会に参画し、連携して広域観光推進を図っているところであります。観光資源の再開発についてでありますが、平成29年度に美幌峠レストハウス2階を全面改修しており、今年度においては、峠の湯びほろにRVパークを整備して、利用される皆様のために環境整備を行っております。今後の美幌町観光の取組でありますが、見る観光から体験する観光へと観光客のニーズが変化してきている時代であり、この変化に対応した観光を重点的に推進してまいりたいと考えているところであります。具体的には、農業体験や星空体験などを企画、実施しています美幌町観光まちづくり協議会とともに体験型観光を推進しており、現在、観光振興のために配置しています地域おこし協力隊に加え、令和2年度より体験型観光推進に特化した協力隊を新たに1名増員して取り組んでいくこととしております。今後も、美幌峠を核とした観光振興や美幌町観光振興革新戦略ビジョン、アクションプランに基づいた事業を展開していくことに変わりはありませんが、観光客のニーズや時代に対応した観光も取り入れながら、美幌町に来られたお客様の満足度を高められるような観光行政を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
質問 4番 髙橋秀明
改めまして、美幌町職員定数について二、三お伺いいたします。定数の考え方は十分理解しているつもりであります。現行として正職員が283名、臨時職員、嘱託職員が364名ということで、臨職、嘱託の方が多いわけですが、行政サービスの面からどのように考えているのか、これは民間企業であればそのような状態は当たり前のようになっているということを前提としてお聞きします。臨職、嘱託職員として働いている皆さんは優秀で、今、従事されていると思っております。部署の中では一番プロらしく働いているようにも感じられるという町民の方もいることは私も聞くことがあります。そのことに関しては大変うれしく思っているところであります。これからの人口減少を考えれば、安易に職員数を増やしてということを言うつもりはないのですけれども、行政に関しては、人口が減るからといって、仕事量が減るということは少ないと思います。財政のことを考えれば大変難しいと理解はしておりますが、それを承知で、今後に向けての正職員、臨時職員、嘱託職員の在り方について、町長のお考えをお聞きします。よろしくお願いします。
答弁 町長 平野浩司
最初に、職員数においては、定数で定められた職員と令和2年度から臨時職員、嘱託職員を会計年度任用職員と振り分けて、二つの形があります。町の職員としては、どちらであろうが町の職員で、行政に携わる者だと思っております。そういった中でいけば、本来職員と言われる定数で定められた職員でやり切れる、全てできるということが望ましいことではあるのですけれども、ある仕事に対して補助的に関わる職員については、今までも臨時職員、嘱託職員として採用しています。その中で気をつけなければいけないのは、本来の定数に入る職員と臨時、それから嘱託の仕事の内容が同じという話をされましたけれども、本来は違うはずなのです。この辺について、私どもの管理職も含めて、職員もしっかり持たないと、同じではないかと見られると、この処分に対して同じにはなっていないということが問題になると思っております。ですから、今回、職員に対する制度設計をいろいろと進めております。そういった中で、職員が、どういう形で行政に関わっていくべきか、町民が望む職員になってきたか、今、仕事のバランスも全て調査しています。そのことをきちんと整理した中で、従来の臨時職員と言われる会計年度任用職員の方々に対する関わり方も整理していかなければならないと思っています。ただ、一つ気になるのは、専門職員の取扱いをどうするかについては、例えば、保育士であれば、従来の定数に入っている保育士と会計年度任用職員である保育士との違いとか、その部分については内部でしっかり協議した中で対応をしていかなければならないと思っております。基本的には、通常、雇用される定数と言われる職員で業務ができる努力を基本的にはする必要があると思っています。
質問 4番 髙橋秀明
今、町長が言われたことだろうと私も思います。臨職の方が正職と変わらない仕事をしていると理解しているということを言ったのかと思っております。先ほど言ったように、臨職の方に聞いたほうが要件が早く済むという話を実際に耳にすることもあるものですから、今後、そういうことも含めて改善していただきたいと思います。次に、会計年度任用職員についてであります。他市町村の例によると、寒冷地手当、扶養手当を支給している自治体もありますが、本町はそのような手当はありません。それはどのような理由によるのか。また、現在の職員数から見ても、美幌の行政運営において重要な戦力だと思いますので、その戦力に対して相応の対価を用意することも大事かと思いますが、改めてお伺いします。よろしくお願いします。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
お尋ねの件でございますが、議員が御指摘のとおり、従来、美幌町で独自に支給しておりました寒冷地手当、扶養手当につきましては、新たな制度においては支給をしないことになっております。総務省が示す会計年度任用職員制度の事務処理マニュアルに沿った中で、こういう手当については支給対象にならないということでございますので、美幌町においても支給をしないということになってございます。他の自治体の取組について美幌町の立場で申し上げるわけにはいきませんけれども、あくまでも総務省が定めるマニュアルに則した形で新たな制度設計を行ったということでございます。ただ、年収ベースにおいて減収にならないように十分配慮したいということで給与水準の確保に努めてきたわけでありますけれども、残念ながら、一部の職員については年収総額が下回る状況になっているのもまた事実でございます。なお、これら手当の支給について、総務省の研究会において検討が進められていると承ってございます。恐らく、今後も研究会において協議がなされた上で、その時々において国の対応も変わってくるのだろうと考えてございますので、そうした国の動向を踏まえて、美幌町としても適切に対応してまいりたいと考えているところでございます。
質問 4番 髙橋秀明
現在、国の方針でマニュアルどおりにいけばそうなっているということで、それがいいかどうかは別として、今の答弁で理解はいたします。一つ基本的なことを伺いますけれども、民間、官庁を問わずと言ったらおかしいですけれども、臨職の方々は時間給が基本なのかと思うのですが、町内の民間企業の平均レベルと比較してどのような水準なのか、把握していれば教えていただきたいと思います。それと比較してどうのこうのと申し上げるつもりは決してございませんが、民間ではパートの皆さんはそれぞれの大事な働き手で、その方々がいなければ役所も会社も機能しないということで、大変気になるところでありますので、もし把握していればお願いします。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
十分な御答弁にはならないかと思うのですけれども、まず、大きなくくりということで申し上げますと、私たち正職員の給与については、国において人事院勧告により、民間事業者の平均給与を調査した上で毎年度改定されていくということでございますので、基本的には民間の給与水準に準拠しているという押さえでよろしいかと思います。また、会計年度任用職員制度につきましても同様に、民間の給与水準に従った中で、その職種に応じて新たな給与を設定してございますので、それが美幌町内の民間事業者との給与の比較でどのようになっているかという現状は把握しておらず、申し訳ございませんが、基本的には一定程度、民間事業者との給与の適合性と言うのでしょうか、大きな差異はないのではないかと受け止めているところでございます。
質問 4番 髙橋秀明
美幌町の民間の水準は把握していない、調べていないけれども、適合はしているということです。これは、全国平均なのか、都会を水準としているのか分かりませんけれども、そういう理解だということです。会計年度任用職員が、即、正職員への道というお考えはないということは理解できます。昔の話ではありますけれども、臨職で採用されて、いつの間にか正職員になって、ばりばりと働いている方がいるという話を耳にしたことがあります。どのようにしてそうなったかは分かりませんが、今の時代には無理だということは、私も理解しております。それであれば、意欲あるというか、正職員を希望される人があれば、しかるべき試験をして本採用という道があるわけですけれども、そのための支援があってもいいのではないかと思います。技術職にはあるようですが、町長どうでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
臨時職員という表現が私はあまり好きではないので、会計年度任用職員という言い方をさせていただきますが、今まで頑張ってきたから、今後、職員としての採用につながっていくという道については、地方公務員法という法律できちんと決まっておりまして、できないと定められています。したがって、私どもの回答としても、そちらへ移行することはできないと御理解いただければと思います。ただし、特殊な部門がありまして、私どもで言えば学芸員や技術職員については採用することが可能であるのですけれども、オープンにしなければいけないということで、今までも、基本原則を守って、技能を持っている方に門戸を広げて、希望する方がいれば、一緒に集めて採用試験をしてきたというのが現状です。議員がおっしゃられる、会計年度任用職員の方々も頑張っていて、正職員と変わらないと、町民にそう見られているということ自体、町長として、内部組織としてしっかり見直しをする必要があると思っています。なぜかというと、正職員と会計年度任用職員は役割が違うということでずっときていたはずが、いつの間にか、同じことをやっているように見られているということです。職員として何をやらなければいけないのか、どういうスキル、モチベーションを持ってやるかということをみんなときちんと話す中で変えていかなければいけないと思います。先ほどの繰り返しになりますが、バランスを見なければいけないと思います。単純に平準化とはなりませんけれども、バランスの見直しをきちんとするという作業もしております。それをきちんとした中で、この仕事は短期的な業務だからこういう方にお願いしなければいけないという意味で、人をしっかり見極めなければならないと思っていますので、その辺の御理解をよろしくお願いしたいと思います。
質問 4番 髙橋秀明
この件で私が言いたかったのは、今回の制度変更によって、ほとんどの方の支給額は上がったと記憶していますが、一部には下がった人がいるとのことで、そのことについて納得されていないと聞いております。制度上、そうにしかならないのであれば、理解してもらう努力と改善方法を互いに相談することも大事だと思います。大事な働き手とするならば、双方が納得して働いてもらうことが町民への行政サービスにとって大事であると考えましたので、町長、そこについて改めてお願いします。
答弁 町長 平野浩司
今回、給料が下がる方がいます。先ほど部長からもお話しさせていただきましたけれども、従来出していた寒冷地手当や扶養手当がこの制度では認められない。ただ、そういうことは研究会で検討されているということと、この制度の説明のときに、他の議員から、本来それは町として出すべきではないかという話をされて、私も国から示されたルールでやっていますけれども、寒冷地手当や扶養手当については、この地域のことを考えたらきちんと出すべきではないかということに対しては、相手から言われるのを待つのではなく、こちらから国にしっかりと意見を述べていきたいと言っておりますので、そのことに対して実現できればと思っております。今、議員がおっしゃられましたが、会計年度任用職員だけではなく、職員みんなが頑張っていて、役場は頑張っているねと言われる組織になるよう、しっかり努力していきたいと思っております。
質問 4番 髙橋秀明
次に、観光について改めてお聞きします。観光に関しては、新町長として約1年たちますが、これまで積極的な行動をされてきた平野町長には、私は大変期待をしております。今後の町の観光はこれでいく、経済に関して政策も含めて積極的に取り組むという決意を期待して質問いたします。コロナウイルスの拡散により、北海道の観光被害が6月まで続くことを考慮していたと思いますけれども、3,680億円という試算が新聞等で発表されております。観光バスはもとより、ホテル、旅館、また観光関連企業の損失は大変な状況と日々報道されているところです。また、観光以外の全ての業種において、今後どうなるか、戦々恐々としているところでもあります。仮にコロナウイルスが終息しても、経済、消費の停滞はしばらく続くと予想されますが、国、道に手だてを求めるのは当然として、町としても何らかの対策を検討されていると思います。また、町が委託している委託事業先への対策はどのようにしているのか、現時点で発表可能なものがあればお聞かせください。これは、報道でもるるありましたけれども、消費税を凍結して救済する、また緊急小口資金、総合支援資金等が各機関で言われておりますが、我が町の関係機関の方々より、今後どうなるかという切実な声も直接届いております。当然、町長へも相談、陳情が寄せられていると思いますのでお聞きします。
答弁 町長 平野浩司
今、観光を切り口に、観光を含めた経済消費の停滞に対して町長はどういうふうに考えているのかという意味でお答えさせていただきたいと思います。新型コロナウイルスの発生により、今、町として優先的に取り組ませていただいているのは、まずは町民の方々の命と健康を守るために、感染をどういうふうに防ぐか、感染リスクを減少させるかということに最大の努力をしている状況であります。あわせて、この何日か経済部と協議をさせていただいているのは、美幌にある中小企業や個人事業者に対する対応をどうすべきか、国が資金等に対しての融資、言うならば、金利、保証料を免除するということも踏まえながら、そういうことについてもいろいろと手をかけてきております。それから、医療・介護施設等の物資の部分でどうなっているかということも、早い時期からいろいろと協議をして、国に要望してきております。そういった中で、今の段階では国がいろいろな施策をするという手法を示している中において、今の御質問の観光を含めた企業の方々、町の中小企業や事業者に対する対応というところまではまだ至っておりません。これから、そういうことに対してもいろいろなことを考えていかなければいけないのですが、国がもう少し早くこうするというベース、また、北海道もこうするということをしっかり示していただかないと、先にやれることはやりたいと思うのですけれども、そのことをしっかり見定めた中で、スピードを要することも頭に入れながら対応していきたいと思っております。それが今の状況です。委託業者については、町に直接関わるところではそれぞれの担当で聞いておりますが、今、困っている状況や問題について、どうしていくかというところまでは本部会議の中で結論を出すに至っておりません。
質問 4番 髙橋秀明
分かりました。観光に関して、一つだけ伺います。観光政策として、国は、観光立国推進法で、国際競争力の高い観光地の形成と振興に寄与する人材育成、国際観光振興、観光環境整備強化をうたって、日本全体の観光産業のてこ入れを図っております。道は、国に準じて積極的に、昨年の予算で約21億円を用意して、各地域、各方面に観光環境整備を促しております。以前は観光関連産業の方がぼやくような予算しかありませんでしたけれども、今は観光で産業振興と地域振興をしていこうということになっております。観光税もその表れの一つだと思います。美幌町に関しては、美幌町観光振興革新戦略ビジョンを作成しており、「『ホッ』とする町!!~きっと行きたくなる癒しのまち“びほろ”~」を掲げて、戦略的に、積極的に観光整備を図るということですが、これから美幌町としてはどのように取り組むのか、町長にお聞きします。
答弁 町長 平野浩司
観光戦略については、私が町長になる前にいろいろな革新戦略ビジョンとかアクションプランを定めてきております。そのことを踏まえて、答弁の中でも申し上げましたけれども、美幌町1町だけで何かをするのは難しく、やはり広域的に取り組まなければいけないと考えております。今、個々についてどうこうということはお示しできないのですが、考え方の基本となることを、今思っていることだけはお話しさせていただきたいと思います。まずは、戦略ビジョン、アクションプランということでは、それぞれがやってもらわなければいけないところと、本来、それをするために他の町村と協力体制を取らなければいけないものに対しては早急にやりましょうという話をしています。例えば、今回、2市3町とか、美幌だけが入っていなかったものには入るようにしていますし、私どもの町は、阿寒摩周国立公園という中で、美幌峠がそこに位置するので、その取組にもしっかり関わっていくことが大事だと思っております。東京都市大学の涌井先生が阿寒摩周国立公園のプロジェクトに関わっていただいているのですが、北海道は、一つの社会構造を、この地域も含めて観光構造へ移行していくのがいいのではないかという話をされていました。もともと観光というのは、その国の光を見るということですから、いいところを見ていくということで考えれば、この地域の自然をよくしていくことや、国際的なところで考えれば、これからの社会は、ICTが増えることによって、企業自体がデジタルの中でたまるストレスを自然の中で解消するため、グリーンインフラをしっかり整備していくべきだと考えていますし、最終的にはそこに皆さんが集まってくると思うのです。そう考えると、ここは本当にいい地域だとおっしゃっていただきましたし、私もそう思っております。ですから、この地域の自然、とりわけ農林業という資本財をもって、先を見据えて、皆さんの意思をそちらにしっかり移行した中で、日本だけではなく、世界からインバウンドを受け入れる地域をつくっていくことがいいと思っています。
質問 4番 髙橋秀明
これからやりたいという意欲の一端は分かりました。最後に、近隣の観光プロジェクトとして、阿寒摩周国立公園満喫プロジェクトがあります。今回、我が町もその流れで屈斜路湖を望みながらのトレイルルートの開発をしているところです。満喫プロジェクトの発案・実行者は、町長の古くから知り合いの方であると聞いておりますが、その方の人脈を最大限に生かして、積極的に観光政策を考えてもいいのではないかと期待しているところですが、トレイルルートだけではなく、国立公園の中で様々な観光開発が考えられると思いますけれども、その辺のところを改めてお聞きします。
答弁 町長 平野浩司
今おっしゃられた満喫プロジェクトには、知っている方が結構いらっしゃいまして、その中心として動いている方も昔から親しくしておりますが、今回、仕事で何回か御一緒させていただいた中で、ぜひ美幌も入れていただいて、アドバイスや、場合によっては思いを町民の方々にも伝えてほしいというお願いをしております。今、阿寒摩周国立公園広域観光等に関わっている中心的な人たちと、今までの絆も大切にしながら、町民の方々にアドバイスをいただいたり、一緒に関わっていただくことを今後検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 4番 髙橋秀明
これからの町長の精力的な観光政策を期待して、終わります。