美幌町議会 平成30年第5回定例会 2018年6月20日
農業振興について
2018年6月20日、美幌町議会の一般質問で、橋本博之議員が「農業振興について」質問し、町長 土谷耕治、経済部長 矢萩浩、農業委員会会長 鈴木幸往、契約財産主幹 大場正規、総務部長 広島学が答弁しました。
- 質問者
- 橋本博之 議員
- 答弁者
- 町長 土谷耕治、経済部長 矢萩浩、農業委員会会長 鈴木幸往、契約財産主幹 大場正規、総務部長 広島学
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 橋本博之
さきに通告したとおり、農業振興について2点、それから、町有財産管理について1点の質問をさせていただきます。農業振興について。GAP認証取得の考え方について。GAP認証取得の考え方について、2020年東京五輪、パラリンピックが近づき、選手村などに提供する食材の調達基準となったGAP(農業生産工程管理)認証取得の動きが活発化しています。政府は、2017年にGAP推進を閣議決定し、農水省の関連事業を拡充、都道府県も相次いで独自のGAPを始めていますが、将来的には国際水準に向けて、統一の方向が示されています。JAグループも推進体制を組んで連携し、GAP認証を取引条件とする加工、流通企業もふえ、認証取得を後押ししています。こうした中、美幌町のGAP認証取得の考え方を伺います。2番目に、移譲の登録制度の考え方について。JAびほろの組合員意向調査(平成30年度~34年度)の調査結果によりますと、後継者がいると答えた経営者が29%、いないと答えた経営者が44%でした。将来において、美幌町農業にとって大変心配な点が露呈され、10年以内に離農を希望している経営者と、継承希望者とのマッチングが必要と考えます。昭和23年農協発足時1,350戸あった農家戸数が現在350戸と大きく減少しています。これ以上の減少をとめるためにも、新規就農対策が大きな課題になってきます。そこで、移譲希望者は事前に登録する制度が必要と思われます。離農予定年、資産売買希望額、売買面積などを登録することにより、早い時期から経営継承希望者を確保できるメリットがあり、農業委員が忙しく走り回ることもなくなると思われます。農業振興のためにも移譲登録制度の考え方を伺います。町有財産管理について。施設の解体を含めた計画について。美幌町空家等対策協議会の設置について予定されていますが、町有財産の中にも、現在使われていない施設、将来も使われる見込みのない施設や土地が多くあり、計画的に売却、解体が求められています。町長の考えを伺います。以上の点、よろしくお願いします。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
橋本議員の質問にお答えを申し上げたいと思います。農業振興について。GAP認証取得の考え方についてでございますが、GAPは、食品安全、環境保全、労働安全に関する法令や規範などを遵守し、これらの事項の実施、記録、点検、評価により、生産工程を管理する取り組みであり、国際水準GAPの取り組み及び資格取得は、輸出拡大や農業人材の育成など、我が国の農業競争力の強化を図る観点から、極めて重要となっております。こうした中、オホーツク地域におきましては、振興局、普及センター、JAなどによって構成されるGAP導入推進会議が主体となって、セミナー、現地研修会の開催、指導員の育成、指導員マニュアルの作成などの取り組みを進め、地域農業の持続的な発展を目指しているところでございます。また、本町においては、美幌高校を含む2団体、1個人がGAPを取得しており、さらに1生産団体が取得に向けて、取り組んでいるとお聞きしております。町としましては、安心、安全な農作物づくり、産地ブランド化の一層の推進に当たっては、農業におけるすぐれた取り組みの見える化であるGAP取得は有意であることから、普及センター、JAなどの関係機関と連携を図り、GAP認証取得に対して、可能な限り支援に努めてまいりたいと考えているところでございます。2点目の移譲の登録制度の考え方についてでございます。本町のここ5年間の離農農家の状況でございますが、1年当たり2件から4件で推移し、その理由のほとんどが後継者不足となっているところでございます。以前から本町では、農家子弟による新規就農従事はもとより、農外からも広く農業経営に意欲のある人材を受け入れ、関係機関及び団体が連携を密にして、担い手確保の推進を図ってまいりました。現在も、みらい農業センターやJA、農業委員会には、後継者のいない経営者から離農の相談を受けることがあり、この情報をもとに関係機関などとの調整を経て、農業経営継承方式による新規就農者の研修生募集を行っているところでございます。その反面、離農者の事前の把握が難しいため、必ずしも研修生とのマッチングがうまく進まないこともございます。議員の御質問にあります、移譲希望者を事前に登録する制度は、離農者と新規就農者をマッチングするために有効な方法と言えますが、農業経営資産の情報や就農地区の選択などの取り組みに一層の透明性や公平性が求められていることから、内容の精査も必要かと思われます。そのため、今後においても、移譲登録制度が有効な担い手確保や農地流動化となり得るよう関係機関の意見などをお聞きしながら、さらに、研究、検討を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いをいたしたいと思います。次に、町有財産管理について。施設の解体を含めた計画についてでありますが、町有財産のうち、築年数が相当経過し、現在使用されていない施設は17棟となっております。また、土地につきましては、これまでも売り払いを実施しておりますが、現在、売り払い可能な土地としまして3敷地が未売却となっております。町といたしましては、公共用地としての利用計画がない土地につきましては、引き続き売り払いを進めるとともに、建物については使用可能な施設と使用できない施設に区分し、使用できない施設は解体する方向で計画的に進めていくことを考えており、現在進めております役場庁舎改築にあわせ、新たに空き施設がふえることも予測されることから、早ければ平成31年度を目途として計画を策定したいと考えておりますので、御理解をお願いをいたしたいと思います。以上、答弁をさせていただきました。よろしくお願いをいたしたいと思います。
質問 11番 橋本博之
きょうの道新の1面には、ワールドカップサッカーのコロンビアとの2対1の試合結果が1面に載っておりました。農業新聞の一面には、カナダから輸入された小麦、これにGM小麦が含まれていたということで、日本では認められていない品種だったわけで、このことについて、大変大きく触れられていました。近年、食用に対して、日本国民はもとより、海外でも大きな関心が持たれております。近くでは、中国から輸入された食品に、農薬が入っていたという問題もございました。また町内におきましても、登録のない農薬をニンジンの生産に使ってしまい、市場まで出てしまったものの回収に何千万円もかかってしまったという経過がございます。生産者も、それから、加工業者も、この異物混入とか、農薬の問題は、今非常に頭を痛めて、混迷を来している、そういう状況でございます。そうした中で、GAP取得の考え方ということで、GAPはどういう意味かといいますと、簡単に言いますと、Gはグッドで、Aはアグリカルチャー、それから、Pはプラクティス、やり方という意味なのです。上手な農業のやり方、そういう意味らしいです。このGAPなのですが、食品事故などの問題が多いため、これを農場現場できちんと未然に防ぐシステムをつくろうというのが大体の趣旨だと思います。中でもグローバルGAP、ヨーロッパやアメリカ中心に今できておりますが、これは国境を超えて食品原料を輸出入する場合、同じような基準でなければなかなか難しいのです。カナダから来る農産物、アメリカから来る農産物、またヨーロッパの農産物、例えば、農薬の使用基準が違っていたり、また、生産工程が全く違っていたりという問題が多くあったもので、20年くらい前にグローバルGAPというものがスタートしたらしいです。その中で、JGAP、ジャパンGAP、日本のGAPも10年ぐらい前ですか、スタートいたしまして、グローバルGAPとJGAP、日本のGAPの考え方とヨーロッパのGAPの考え方はちょっとずれがありまして、大体80%ぐらいは同じような内容なのですが、やはり20%のずれがある。このずれというのは、やはり気候だとか、それから、土地条件だとか、そういうものでずれているということです。また、アジアGAPもありますし、中国には中国のGAPもあるようです。そうした中で、政府も強い農業をつくろうということで、まず手始めに、オリンピックで使う食材について、認証取得のあるものから利用していこうと、こういう方向性を打ち出しています。しかしながら、そのGAPにつきまして、どの程度国民の中に、信頼、中身がわかっているのかという問いがございました。これは、農業新聞で農林省が昨年の10月、11月に食品事業者1,000社を対象にGAPについて知っているかという問いでした。GAPについて知っていると答えた事業者が40%いました。聞いているが、内容についてはわからないというのが33.5%、それから、知らなかったというのは26.5%ということで、なかなか浸透していないというのが現実です。市場についても、やはり同じような結果も出ている。また、GAPを取得した農産物を優先的に仕入れているという食品事業者は、今のところ大体、全体の5%程度にとどまっているということで、GAPのメリットをきちんと浸透させる。そのためにも、国も各県に交付金を渡したり、地域の実態に即した支援内容を今とろうとしております。そこで、今、町長からお答えをいただきましたが、可能な限り支援に努めてまいりたいと考えていますということで、方向的には同じ方向を目指しているのだと、そのように思っております。私は、GAPというものについて、農業の原点だと思っております。これをきちんとなし遂げなければ、農業には将来も未来もないと思います。ただ、先ほど言ったように、まだまだ浸透していない、浸透していないからこそ今やるときなのです。これをきちんと美幌町がなし遂げたら、オホーツク管内でも、北海道でも、全国的にも農業をリードしていけるような地域になると、私は思っております。そうした中で、このような答えをいただいたことについて、本当に喜んでおりますし、方向的には同じ考えだということで、質問させていただきますが、可能な限り支援に努めたいということですが、町として、どんな支援ができるのか、お聞きしたいと思います。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
1回目の答弁で、可能な限り支援に努めてまいりたいと考えているという答弁をさせていただきました。これは内容的には、まず情報の提供です。我々が仕入れた情報をしっかり農業者にお伝えして、そして、情報の共有をまず図るということだろうと思います。その上で、認証を受けたとしても毎年費用がかかるわけです。そのことをどうするかについては、まだ結論を出していませんけれども、そういうこともやはり、将来にわたっては考えていかなければいけないのではないかと、そんなふうに思っております。
質問 11番 橋本博之
随分先のことまで考えていらっしゃるのだなと、そんなふうに思っておりますが、認定の拡大を図るには、指導者の育成、また、資格の取得、国も言っておりますが、こうした人たちをどういうふうに育成して、それから、資格を取得させるのか、これが今、ネックになっております。この辺に早く手をつけたほうがいいのではないかということも、一つあると思います。町長のおっしゃったように、認定取得の助成、これも一つあると思います。グローバルGAP、この認定を取得するとしたら、100万円単位でかかるのではないでしょうか。これは、ヨーロッパから第三者機関が来て、確か120ぐらいだったと思いますが、チェックリストがありまして、そのチェックリストを通らなければ、グローバルGAPにはなかなか入れないということです。また、ジャパンGAP、JGAPにつきましても、二、三十万円、もう少しかかったでしょうか、そんなところだと思いますけど、そのぐらいの費用がかかります。先ほど述べましたように、せっかく費用をかけてとっても、なかなかGAPのものだから優先的に取引しようとか、高く買ってやろうという業者は、今のところまだまだ少ないです。少ないからこそやはり、今伸ばすためにも、行政としては支援をしていく必要があるのではないか、そんなふうに思っております。それから問題なのが、情報の共有ということで、町長おっしゃいましたが、情報の共有、当然そうなのですが、情報を発信する。例えば、今、美幌にGAP取得者が3件いますと、どんな作物をつくっていますよと、それをやはり外に流さなくてはいけないです。これが、今のところは3件ですけども、これから多くなれば、そういう情報を多くしなければ、食品バイヤーだとか、市場関係者もなかなか手が出ないです。こういうところにも支援の手というのは必要ではないかと、そんなふうに思っております。同じような仕組みで、FSC森林認証がありますが、これは10年ぐらい前でしょうか。これも環境だとか、経済だとか、社会の側面で一定の基準を設け、適切な森林経営ができるよう配慮した、持続可能な森林経営を行うということで、これと同じような流れなのですけど、これも取得に大変お金もかかりましたし、また、毎年、更新費用も発生してということで、GAPもやはり同じようなところがあるのです。これも、今の美幌農協では、まだ法制化はされていないのですけど、生産履歴表、これは実際のものなのですが、作物ごと、品種ごとに、これを農作物を農協に出荷する場合、必ずつけて渡さなければならないものになっているのです。生産履歴表というもので、トレーサビリティーということで、この中には、どんな栽培方法をしているのか、畝幅だとか10アール当たりの栽培密度はどのくらいなのか、苗は全量購入したのか、それから、自家種を使ったのか、播種量は一体どれくらいなのか、それから、肥料はどんな肥料を使ったのか、それから、栽培の方法、加温ハウスでやったのか、または加温のないハウスでやったのか、それから、トンネルを使ったのか、露地なのかと事細かく出す仕組みになっているのです。本当でしたら、これで大体GAPと同じようなものを果たせるわけなのですけど、これには第三者機関というのが入っていないのです。やはり、信用がまだ足りないという話なのです。せっかくここまでは来ていますから、これに環境とか、労働管理、そういうものをプラスすると、GAPに近いような形になるのではないかなと思います。美幌の農家は、優秀な農業者が多いですから、割と取得にはそんなに問題はないのではないかと、そんなふうに思っております。それからなのですが、このGAP取得者のこれからのことなのですが、このGAP取得者、これは、2018年から2022年までの、農協の振興計画なのですが、その中で、アンケートを実施しておりまして、GAPについて認定を目指していますかというところで、実際に、既に取得しているというのが1%、さっきの三者ではないかと思うのですけど1%ありまして、それから、取得を検討してるという農家が20%、いいえと答えた方が79%です。実を言うと、農家も余り乗り気な話ではないのです。だけど、取る気になれば、取れるという状況なのです。そこでやはり、行政の一押しが必要なのではないか、というのが今の状況ではないかと思っております。森林認証と同じような形で、役所も農業に対して、このGAP取得に対して、傾注していけるようなことにならないのか、もっともっと農家に対して、GAPに対して、きちんと役所自体が農家に指導するようなことにならないのか、そのように望んでおりますが、部長どのようにお考えでしょうか。
答弁 経済部長 矢萩浩(経済部長は2019年6月まで)
ただいまのGAPの指導の関係でございますが、議員おっしゃるとおり、GAPの関係、日々の農作業、生産活動のほうで、非常に生産者の方に負担を強いるというか、負担をしていただく部分がかなり多いと認識しております。そのため、冒頭1回目の答弁でも申し上げましたように、まず、普及センター、JA、農業者が主体となって、今、協議会をつくって、情報の共有だとか、普及啓発に努めておりますので、町もその中で、一緒にどういったことができるのかということを考えながら取り進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
質問 11番 橋本博之
この振興計画の中で、GAPの導入について、あまり農協でも力が入っていないのか、あまり出ていないのですけど、少し入っております。農家所得の向上、農産物の優位販売ということで、GAPの導入というのは出ております。本当でしたら、もう少し力を入れて欲しかったなと、そんなふうに思っているのですが、農家にしてみれば、今、農協の売り上げが大体120億円くらいで、畜産を除けば大体90億円、その中で、タマネギ、ニンジン、アスパラ、野菜と言われるような、食用イモを除いて、それを除くと大体30億円弱ぐらいです。面積にすると、全体面積の15%ぐらいですから、15%で30億円を稼いでいるのです。ですから、これから進む方向としては、面積の無駄な拡大よりも、高収益作物をつくる方向に向かっているということです。そのためには、やはりGAPという裏づけがこれからどんどん必要になっていくと、そういうことがあると思います。ということで、GAPについては、町も乗り気になって、これからどんどん農家を説得しながら進めていくということで、そういうことで、GAPについては終わらせていただきたいと思います。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
GAPについては、今お話されたように、グローバルGAPからジャパンGAPから、美幌高校の生徒が取ったアジアGAPまであるわけでありますけれども、いずれにしろ、国は、農業を成長産業としてしっかりと捉えて、これから外に向かって売り出すというふうなことも言われておりますので、多分、国のほうの今後のいろんな支援策もこの後いろいろ出てくると思いますが、いずれにいたしましても、片方で森林認証のほうも、実は町でもお金を出したりしておりますので、これはどこまでできるかは、今後、JAとか、そういったところと協議をしなければいけませんけれども、いずれにいたしましても、こうしたことに乗りおくれることがないように、しっかりとした取り組みを、今後もしてまいりたいと、そのように思っていますので、御理解のほどよろしくお願いしたいと思います。
質問 11番 橋本博之
そうなのです。今がチャンスなのです。乗りおくれたら、せっかくお金を使っても大した効果がないのです。乗りおくれないで、このGAPについては、行政も腰を据えて、早いうちからスタートしていただきたいなと、正直言って、国のGAPに対しての中身がまだ見えてこないというのも実際あるのですけど、わかる範囲で進めていっていただきたいというふうに思っております。それから続いてですが、質問の2番目、移譲の登録制度の考え方ということで、こういう形で農業はこれから進んでいくのではないかと思っているのですが、やはり農家にもいつかは定年が来ます。後継者がいるところは、後継者に譲るという方法もございますが、後継者がいないところは譲る相手がいない、経営を継承してくれる人がいるならば、そういう人に頼らなければならないというのもございます。そこで、移譲の登録制度の考え方について、農業委員会の会長にお聞きいたしますが、こうした移譲の登録制度について、農業委員会の中で議論した経過はあるかどうかお聞きします。
答弁 農業委員会会長 鈴木幸往
橋本議員の質問でございますけども、離農の時期などにつきましては、農業委員会が農業者に確認などを行いますと、離農を促すような誤解を生ずることもありますので、このような制度を今まで検討したことはございません。そういうことでよろしくお願いをいたします。
質問 11番 橋本博之
農業委員会の会長のおっしゃることもよくわかります。いつ出ていくのだと、いつ農家をやめるのだと言っているようなものですから、なかなか言いにくいというのは、当然あると思います。もう1回、会長に質問します。こういう制度があったとして、農業委員会は非常に便利な制度ということで、使っていけたらいいなと思いますか。これは個人的な話ですけれど、話し合っていないということですから、委員会の代表者としてではなく、個人的にどう思うかということについて、お尋ねしたいと思います。
答弁 農業委員会会長 鈴木幸往
橋本議員の質問でございますけれども、こういう制度について、話したことはないのですけども、これからの時代、経営継承とか、新規就農とか、そういうことがございますので、そういう制度もあったほうがいいのではないかと思いますけれども、先ほど言ったように、全体的なことをとりますと、やはり、いつ離農するのだとか、そういうこともございますので、うちとしてはやりづらいかなという気もしていますので、そういう制度につきましては、新規就農だとか、そういうことは、あるとしたら良いというか、いいのではないかと私個人としては思ってますけれども、先ほど言いましたが、全体的にはいろいろ問題があるかと、そのように思っております。
質問 11番 橋本博之
今の農業委員会ではという意味ではなく、個人的な見解でそう思っていらっしゃるということですが、私としても、これは便利なシステムではないかと思うのです。農場を売り渡したり、貸したりする人間と、それを借り受ける人間。借り受ける側としたら、情報が早ければいいのです。そういう意味で、先が見えるような農業になってくると思うのです。経済部もみらい農業センターを使用して、農業者を育てようとしております。また、近くの農家に買ってもらうのが1番いいのです。そういう近くの農家も、大体いつごろ離農するのだということがわかれば、きちんとした経営、例えば、経営の中でトラクターを今入れようかとか、将来的に入れようかとしたとき、そういうものがきちんとわかっていたら、将来的にこれは今入れたほうがいいなとか、まだまだ我慢すべきだなとか、いろんな判断がつくと思うのです。これは、なかなか全国的に見てもやっているところは少ないのではないかと思うのですけど、実際にやっている農業委員会が、お疲れ様登録銀行制度という、これは、浜頓別町の事例を見させていただいたのですけど、浜頓別町でもやはり離農する人が多くて、あそこは酪農だけですけど、そこをそっくり誰かに移譲しなければ、浜頓別町ではもう周りの農家が吸収し切れない。そんな状況もあるわけです。美幌の農家は、アンケートを見てみますと、まだまだ土地を広げたいという人もいますので、まだまだ需要はあるとは思いますが、思うにしても、買い手としては、そういう物件がいつ出るのだとか、そういう情報がわかれば、随分、農業経営には役立つものではないかと思いますし、経済部が今進めている、農業者を育てることについても、これは十分プラスになるのではないかと思っております。経済部長、お考えはございませんか。
答弁 経済部長 矢萩浩(経済部長は2019年6月まで)
議員がおっしゃるよその事例について、確かに、私どもが新規就農を募集しております北海道農業担い手育成センター、こちらでも、やはり経営継承事業ということで、農地を売り渡したい、そういった希望の農家さんをホームページ上でアップされている状況にあります。こちらのほうにつきましても、移譲の時期、こちらが非常に問題の部分だと思いますけども、5年以内ということで、非常にアバウトな状況にもあります。また、現実にみらい農業センター等に現役の農家さんから、将来後継者がいなくて譲り渡したい、経営継承方式でやりたいというようなお話もあります。その中で、そういったお話がありましたら、まずは地域、農業委員会だとか、JAだとか、地域と協議した中で進めて、その話が内諾を得られれば、募集という運びになっております。基本的に、議員のおっしゃる登録制度は、非常に有意な部分でもありますけども、いかんせん課題もまだまだあろうかと思っておりますので、その辺の制度設計等を精査をした中で、調査、研究していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
質問 11番 橋本博之
経済部としては、そのぐらいのことしか言えないのではないかと、そんなふうに思いますけど、これはやはり、私はどう考えてみても、やめる農家と続けていける農家、美幌の農業を衰退させないためにも、そうしたものが必要な時期というのは必ず来るし、早ければ早いほど、私はいいと確信しております。もし、だめな部分があるとするならば、それをどうやって取り除くか、それが問題になっていくと思います。やっているところも実際ありますし、効果も上がっているところもある。やりにくいのは十分承知しています。しかし、そういう時代のために、これからのために、きちんと前もって、そうした仕組みをつくり上げていただきたいと、そんなふうに思っております。農業振興については、こう言ったところで終了させていただきます。質問の2番目に入ります。町有財産管理について。施設の解体を含めた計画についてということで、先ほど、吉住議員も同じような内容で質問していたのを聞かせていただいております。その中で、解体の面積が2,678平方メートルということで、先ほど総務部長が答弁をしておりました。そうした施設の中身について、17施設となっておりますが、私が思っていたのは、もっともっとあるのではないかと思っていました。面積的には、2,678平米の内容は、大体どのような施設が対象になっているのかということです。私の中では、保健所があったり、旧給食センター、学校の校舎があったり、町住があったり、教員の住宅があったり、ユースがあったり、保育所があったりと、私の認識と違うところが結構あるのではないかと思うのですけど、どんなところが、そうした廃棄されるような施設になっているのか、内容を具体的にお示しいただきたいと、そんなふうに思います。
答弁 契約財産主幹 大場正規
今の橋本議員のお尋ねの総面積についての内訳でございますが、全く使用されていない建物ということで、1番大きなもので言いますと、例えば、旧美幌ユースホステル、それにつきましては892平米、そのほか、農村地区にございました旧小学校、それに伴います教員住宅です。その関係がかなり多くあります。あと、旧美英福祉寮、美禽にあります旧食肉センターなどということになりますので、例えば、旧美幌中学校で言いますと、普通財産として、用途廃止しているのでございますが、現在、書庫だとか、倉庫に使用しておりますので、午前中に吉住議員にお答えしている、面積につきましては、全く使用されていない建物の面積として捉えていただければと思います。
質問 11番 橋本博之
はい、わかりました。私が思っていた面積とは相当な乖離があるので、内容がどうなのかなということがわからなかったものですから、聞かせていただきました。これなら、例えば、1平米当たり1万円の解体料だとすれば、2,678万円なのです。これは恐らく、コンクリートでできてるのか、木でできてるのか、中にアスベストを使っているのか、こういったことは全く別として、簡単に考えるとそのぐらいのことなのです。2,678平米なら、先ほど、吉住議員が速やかにやりなさいという結果が出ておりますが、そういう読みでよろしいですか、総務部長。大した額ではないのだから、すぐやりなさいという話なのですが。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
仮に、平米1万円として2,678万円が、大した額かどうであるかは難しいところがあろうかというふうに思いますけども、いずれにしても、1回目の答弁の中でさせていただいております庁舎改築に向けて、今、ほかにも現関係団体が入っている古い施設、老朽化施設に入っていただいているところもございます。これは、庁舎改築にあわせて、できれば集約をしたいというふうに考えていまして、その計画も、今、協議をしている段階でございますけれども、これらの中でも、老朽化した施設で使わなくなる施設が出てくるのだろうというふうに考えております。そういった中でいけば、どういった順序で解体をしていくのか、あるいは、その解体後の空き地の利用についても、計画として定めていかなければいけないというふうに考えておりますので、それらが整理をできた段階で、順次、その計画に基づいて解体を進めたいというふうに考えているところでございます。
質問 11番 橋本博之
そうなのです。2,678万円が高いものか、安いものかという話なのですが、私といたしましては、この数字の3倍ぐらいを大体見込んでいました。今は、財政的に大変な時期ですので、高額になるならある程度基金を利用するなり、これは一般会計から出すしか方法はないのですよね。それか、長い年月をかけて解体していくという方法しかないので、もし高額になれば、基金を積み増ししていくという方法も考えなければならないし、今の2,678万円程度なら、そんなにかからないでやれるのではないかなと、そんなふうに思っております。将来的に見て、廃棄しなければならない施設、建物というのは、これからどの程度ふえるような見通しを立てているのか、協議していましたら、お答えいただきたいと思います。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
具体的にこのぐらいの棟数で、面積がこのぐらいということは協議をしておりませんけども、公共施設全体として老朽化している施設が多くなってきているというところからいけば、その中で、公共施設の総合管理計画にもありますように、建てかえを検討しなければいけない施設、あるいは、もう行政財産として役目を終える施設、これらをきちんと区分しながら、その区分されたものについて、解体をするのか、他用途に使うのか含めて、1回全ての施設を整理しなければいけないだろうというふうに考えておりますので、その段階で解体をすべき施設というのがおおむね明らかになるだろうというふうに考えております。そのときは、またこういった形で計画を立てるということでお示しをさせていただきたいというふうに考えております。
質問 11番 橋本博之
そうですか。そのように思っていらっしゃるということで理解しました。ただ、これから出てくるような数字というのは、とても怖い数字になるのではないかと思っております。そういう意味で、きちんと財源の確保をして、やはり費用の平準化を当然図っていかなくてはいけない。だから、今からきちんと腰を据えて、将来にわたって、解体しなければならないものはきちんと上げて、やっていかなくてはいけないと、そういう目的で今回上げさせていただいたのです。1万円と考えたら二千何百万円ですから、一般質問まですることはなかったかと、そんなふうに思っております。ということで、11番これで全て終了させていただきます。