美幌町議会 平成30年第3回定例会 2018年3月7日
避難所及び災害対策本部等の貯水槽設備等の設備について
2018年3月7日、美幌町議会の一般質問で、吉住博幸議員が「避難所及び災害対策本部等の貯水槽設備等の設備について」質問し、町長 土谷耕治、総務部長 広島学、教育長 平野浩司が答弁しました。
- 質問者
- 吉住博幸 議員
- 答弁者
- 町長 土谷耕治、総務部長 広島学、教育長 平野浩司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 吉住博幸
質問をさせていただきます。大きい項目の一つ目として、避難所及び災害対策本部等の貯水槽設備等の設備についてであります。災害時における飲料水の確保は、必要不可欠なものの一つであり、所管委員会におきましても調査、研究したことがあります。他の自治体の例を見ても、少なからず避難所や災害対策本部施設等には飲料水確保のための貯水槽設備等を設置すべきではないかと進言したいと思いますが、町長のお考えをお示しください。二つ目は、びほーるのピアノ購入のための寄附金についてということでお尋ね申し上げます。びほーるのピアノ購入のための寄附金について、ありがたいことに美幌町に寄附をいただける事例が多くなりました。さきの定例会で質疑をしておりますが、びほーるのピアノ購入のための寄附を受けたことを念頭に、3点について町長のお考えをお示しください。その中の1点目として、具体的な用途、目的が示されている寄附金を受ける際、行政の意思決定はどのような手順でなされているのでしょうか。2点目は、用途、目的を具現化すべく、調査、研究をいつしているのか。また、その手順はどのようになされているのか。3点目は、予算確保の考え方と、執行の時期の決定、実施はいつされるのか、お聞かせ願いたいと存じます。以上2点、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
吉住議員の質問にお答え申し上げたいと思います。初めに、災害対策について、避難所及び災害対策本部等の貯水槽設備等についてでありますが、地震の発生により、水道施設が破損した場合は、美幌町地域防災計画(地震防災編)の給水計画に基づき、生活用水の供給及び給水施設の応急復旧に当たることになります。生活用水の水源としては、浄水場及び配水池の貯留水を主体とし、不足する場合は、井戸水、受水槽、防火水槽などの水を活用して供給します。具体的には、被災地の給水人口に応じ、町が所有する給水タンク(1.5立方メートル)のほか、美幌消防署の水槽車(10トン)や水槽付ポンプ車(2トン)により給水活動を行います。水道事業におきましては、日並浄水場に緊急時応急給水拠点施設として、耐震性を有した配水池(600立方メートル)を整備し、災害に備えているところですが、さらに災害に強い水道施設を構築するため、水道事業基本計画を策定し、基幹施設である水源池、日並浄水場、田中配水池、高区配水池の耐震化を計画的に進めてまいりたいと考えているところであります。御提言のありました貯水槽設備(緊急貯水槽)につきましては、常時は水道管路の一部として機能し、非常時には応急給水として利用できるため、大規模な断水時の飲料水確保対策としては有効と考えますが、その設備には多額の費用を要することから、当面は基幹施設の耐震化を優先して進めていくことが重要と考えております。なお、災害時相互応援協定に基づき、他市町村及び日本水道協会北海道支部道東地区協議会の会員事業体間におきまして、応急給水などの応援体制も整備されているところであります。災害時において、災害対策本部には、住民の命を守るための機能と役割が求められており、いかなる状況下にあっても、行政機能を継続しなくてはなりません。また、避難所は住民の命の安全を確保するための施設であり、安全に過ごすことのできる環境を維持する必要があります。町としましては、災害時におきましても飲料水を初め、生活用水を確保し、地域の皆様に安定的に供給できるよう、関係機関及び関係団体と連携の上、最善の努力を重ねてまいりたいと存じます。次に、寄附金についての、びほーるのピアノ購入のための寄附金についてでありますが、御寄附を受ける際には、寄附者の寄附目的と、行政需要及び実施計画に沿うものかをまず判断させていただき、沿う場合には、御寄附をありがたくいただき、活用させていただいております。また、御寄附をいただいた後に、その具体的な活用方法を検討し、検討結果に基づき、寄附者の趣旨に沿った使い方をさせていただいております。予算確保につきましては、これらの検討結果に基づく予算措置、執行という形で進めているところであります。なお、今回御質問のびほーるのピアノの購入につきましては、今定例会において、後ほど追加の行政報告をさせていただきたいと考えておりますが、2月に新たに同じ趣旨で1,000万円の御寄附があり、購入に係る財源確保がおおむね図られたことから、平成30年度の購入に向け、準備を進めていきたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 10番 吉住博幸
町長、最初にお許しをいただきたいと存じますが、私は二つの大きい項目の中で一つ、二つありますが、2番目のびほーるのピアノ購入のための寄附金についてから再質問を始めさせていただきます。今回は、ありがたいことに、使用目的が明言された形での寄附金となります。さきの定例会のときにも質疑をさせていただいて、その際は行政報告の中の質疑という形でさせていただいておりましたが、実はこういう私の求めていた答えと99.5%同じ思いでの対応という答弁が来るとは思わずこの質問を書かせていただいておりました。今定例会で総務文教厚生常任委員会が報告したような意味合いも込めて、他の町村では、ふるさと納税という寄附金を募るにしても、行政側がしっかり的を絞った寄附金の目標を、寄附者に対して示して、それに賛同される方にお知らせして寄附金をうまくまちづくりに活用しているまちもあるということを事例として報告いたしました。そして、先ほど大きい2項目めの三つを掲げたところであります。でも、今回びほーるのピアノ購入ということでは、私が求めていたものと99.5%程度の同じ思いの答弁をいただいております。そういう意味では特目の寄附金という、一つ目、二つ目等は、別な機会にお聞かせ願うことにいたしますが、答弁書の中で2月に新たに同じ趣旨で1,000万円の御寄附があり、購入にかかわる財源確保がおおむね図られたとのことですので、整理のために今回の1,000万円の寄附をもって、合算で幾ら御寄附いただいたかをまず確認したいと存じますが、どうでしょうか。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
昨年から今回の2月にかけて、総額でおおむね2,150万円の寄附金となります。
質問 10番 吉住博幸
おおむねそのような計算のとおりでございます。さきの定例会の中でも、私は、自分なりに、フルコンサートピアノはどのようなものがあって、いかほどするのかなということを交えて質疑をさせていただいたところであります。それがぴったりかどうかはわかりませんが、その中では、消費税を入れても本体は約2,500万円あれば買えるのではないかという御指摘もさせていただいていますが、それは本体の部分であります。ただ、本体以外にもいろいろな備品も必要なのだろうなと思っている中で、一つ詰めておきたいのは、前回の定例会のいきさつを踏まえて、担当する部局もあるでしょうけれども、その後、機種も含めて値段的にはどのぐらいかかるのか、調査はどのようにされているのかをお尋ねしたいと存じますが、いかがでしょうか
答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)
初めに、今回、びほーるのピアノ購入のために、多額の御寄附をいただいた方に、心から感謝を申し上げたいと思います。御質問のことでありますが、現在、購入に向けまして調査や手順等の準備をしているところであります。
質問 10番 吉住博幸
予算執行自体、町長だと思いますが、担当ということで教育委員会が答えていただいたと思っています。今回の答弁を見て、予算的にはおおむね確保できたという答弁書であります。今回、答弁書の中で追加提案ということを逆におっしゃられているから私も平気でその言葉を使わせていただきますが、これは平成29年度予算の中の位置づけだと思っています。そうであれば、速やかに調査を重ね、機種選定も含めて一定の調査は速やかにやるべきではないかと思うのですが、そこら辺のお考えがあればお聞かせ願いたいと存じます。
答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)
先ほど、町長の最初の答弁の中に、平成30年度に購入を決断していただいたとなっております。担当するのは教育委員会ということでありますので、今後、速やかに対応させていただきまして、関係者との協議や手続等について最大の努力をしていきたいと思っております。
質問 10番 吉住博幸
最大の努力をしたいというのは、私なりに解釈をしたいと思いますが、機種選定においても、それなりに音楽に精通しているというのでしょうか、行政内部だけではままならないこともあろうかと思います。そういう意味では、1回目の機種選定における会議をどの時期にお考えなのか。やはり、これは手順を踏まなければ、結果として寄附はいただいておりますが、買うのは行政側だと思いますので、そこら辺はどのようにお考えでしょうか。
答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)
ただいま、速やかにというお話をさせていただきました。その時期がいついつということは今は明言できませんが、速やかにでありますので、先ほど関係者ということをお話しましたので、文化連盟とか、「びほーる」にフルコンサートピアノを要望する会等の方々ときちんと協議をした中で、一つの流れを整理して町長に相談していきたいと思っております。
質問 10番 吉住博幸
釈迦に説法だと思いますが、そういう会議を開いた中で、一定の機種をもとにして、それが結果としていかほどになるのかということが決まってくると私は思うのです。そうしたら、最初に確認させてもらっている寄附金は2,150万円、備品も入れたらこれを超えるかもしれません。そうなると、行政側も少なからず足す金額を腹づもりしなければいけないと思います。そういう意味では、機種選定と見積額というのは町長が知り得なかったら動きもとれないと私は思っているところであります。まだ3月で時間はたっぷりあると思いながらも、正式には追加提案で認められた後は、それこそ手順の会議は開けると思いますので、それをもとにして、必要な予定額が確定した上で、町長の判断が肝要かと思いますので、そこら辺をいま一度しつこく申し上げておきたいということです。もう一点です。私は、今建てている町民会館というのは、町民会館の機能の中に、出演者の控室等も機能として含めた会館というつながりを見た場合に、びほーるも含めた全体の機能充実だと思っています。その町民会館が9月1日にオープンだということも報告の中で承っているところです。お金があり、手順も踏んだとしたならば、その速やかという意味合いにおいては、私すらインターネットで見たら、このクラスは幾らぐらいというのがわかる範囲内ですし、機種はこれだというのが決まれば、そんなにそんなに時間のかかるものではないです。もし不足額があるなら、町長は今回、30年度ということで、もう腹づもりをされているわけですから、早く決裁をいただければ発注できると思っているところです。発注もしなかったら物は届きません。そういう意味で、あえて教育長が所管ということで答弁をされていますが、できたらこれでこの内容の質問は終わりたいと思いますので、私の言う意味合いを十分に理解してくれたかどうかということも含めてお答えを願いたいと思います。いかがでしょうか。
答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)
繰り返しになりますが、最大の努力をしていきたいと考えております。
質問 10番 吉住博幸
町長、もし不足額があれば、担当の部局から、ピアノ購入においては、寄附金以外に多少足りないということもあるかもしれませんが、そのときも含めて速やかな判断をお願いしたいと存じます。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
今、吉住議員は、スケジュール的なことでお話をされてございます。どのぐらいの金額が必要かというものは、おっしゃるとおり見積もり等々によって決まることだろうと思っております。ただ、購入するための経費だけではなくて、運送費等々を含めて、さまざまな経費も要することだろうと思います。それらが精査された後、議会のほうに予算措置をさせていただく形になろうかと思いますし、金額からいっても契約議決が必要な金額になりますので、それなりの期間が必要かと考えております。そのことだけは御理解をいただきたいと思います。
質問 10番 吉住博幸
手続上はわかりました。でも、町長の要請があれば、議会開催です。定例会ばかりではなく、臨時議会という場面も想定されると思いますので、そこは遠慮なく議会に、もう準備万端だよと言ってくれたら、大きい意味では、寄附金でお金はほぼある中ですから、それは遠慮なく議長を通して臨時議会も含めて準備万端であれば申し込まれたら、議会の中での承認行為も必要だとすれば、それなりの判断も含めて開催できると私は思っているところです。次に、災害対策に移らせていただきます。私は、今回、提言とは言いません。進言という言葉をあえて使わせていただいております。私も、立場的に総務文教厚生常任委員会を継続している中で、約四、五年前も含めて、当時の大江道男委員長を先頭に、上杉副委員長とともに、いろいろな場所で、災害対応の一つとして、いろいろな調査をさせていただいているところです。今回、なおさら具体的に申し上げたいのは、特に飲料水確保ということです。各自治体がどういう御苦労をなさっているかという話も承った中で、国を含めて耐震化が主だとは思いますが、災害対策本部等に対して、補助金を含めて、さっさと対応をとりなさいと尻をたたく意味合いも込めて、日時を含めて、国の対応も出されていると私は思っています。例えば、行政のほうもこの質問が出たときに調査をしたかもしれませんが、答弁書にも井戸水と書いています。旭川の自治会にある公園等の例を見ますと、井戸水、地下水を利用するため、それをくみ上げる、昔で言う手で押すポンプとか、電気を入れれば動くモーターまで設置して、飲料水確保、もしくは雑用水の確保という観点でやっているところもあります。また、あるところでは、今回は貯水槽と書いてありながら、担当者は意味がわかって書いてくださっていると思いますが、水道管の化け物というか、長い水道管を、地震が来たらストップして、この水道管がいち早く貯水槽に成りかわる例も見ております。今回、災害対策本部機能ということで、庁舎建てかえのいい機会だと思いますので、一例として言わせていただきましたが、建物の中に、屋上でもいいですが、それこそ貯水槽というものを準備すべきではないかと単純に思います。そして、今回の新しい庁舎は、本部機能を兼ね備えるということも行政として議会に考え方を示しているところでありますし、その予定地は、今のところ、この役場敷地内です。ただ、見てください。そこには何がありますでしょうか。しゃきっとプラザというまだ新しい建物があります。これは、耐震性からいったら建て直す必要のない建物であり、今の段階においても行政側は避難所としている場所です。そういう中で、建物は耐震に耐えられるという意味では立派であっても、実際の災害時に活動するためには、建物が壊れないばかりではなく、実際にそれが稼働するためには電気がなければだめでしょう。テクニックとしては、大きさは別にしましても、借りてきた発電機で電気を目の前でつくることはできますが、厄介なのが水だと思います。答弁書には、タンク車があると書いてあったでしょうか。これも運んで来るという手段としては、そのとおりだと思いますが、美幌町だけに限ったとしても、給水しなければいけない地域は、あえて言えば本部ばかりではないと思うのです。もしかしたら新町のほうでも給水活動をしなければいけない、南団地でもしなければいけない、美富団地でもしなければいけない、稲美のほうでもしなければいけないとなったときに、移動という手段では有効であっても、全てに対応をとれるかといったら、時間差も生じたりすることが多いと思います。そういうことを考えたら、今回せっかく国が防災を重視したことをうたってくれているのであれば、美幌の災害対策本部機能として、全国に例のないことをやっていいと思うのです。美幌町の考えとしては、必要不可欠な飲料水確保ということも含めて、災害対策本部の位置づけを考えている。こういう美幌町としての考えも含めておやりになるべきではないかということを進言したいと思いますが、町長、いかがでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
1回目の答弁で言いましたように、災害に強い水道施設を構築するため、水道基本計画を策定し、基幹施設である水源池、日並浄水場、田中配水池、高区配水池の耐震化を計画的に進めてまいりたいと考えているということですので、こうした計画に従って、これらの耐震化を含めてしっかりやっていき、大きな地震があったとしても、それに対応できるような対策をしっかりととっていきたいと思っています。
質問 10番 吉住博幸
言葉では耐震化、耐震化と言いますが、その耐震の基準は、しょせん、人が今までの経験も踏まえて積み上げているという思いが私にはあります。そういう中で、美幌もそういう計画がありますが、災害はいつ来るかわからないということがまず1点です。また、災害対策本部としての建物は期限が決められてつくるわけです。そうしたら、水道は水道でおやりになってもいいと思うのです。別に私自身は否定していません。しかし、耐震といっても、どこで切れるかわかりません。ただ、心のよりどころとして、この程度あったら耐震化になっているだろうというのはあくまでも予測値なのです。災害があって寸断されることは望むところではないですけれども。ただ、もう一度申し上げたいのは、きょうは進言ということでやめさせていただきますが、美幌町の考え方ということで、私は、美幌の災害対策本部機能、横にあるしゃきっとプラザという避難所も、本部の人間ばかりではなく、避難してくる人たちの飲料水の確保という意味では有効だということをあえてもう一度申し上げて、質問を終わらせていただきます。