みんなの議会

美幌町議会 平成29年第6回定例会 2017年12月6日

商店街活性化策について

2017年12月6日、美幌町議会の一般質問で、稲垣淳一議員が「商店街活性化策について」質問し、町長 土谷耕治、商工主幹 後藤秀人、経済部長 矢萩浩、政策主幹 小室秀隆、総務部長 広島学が答弁しました。

質問者
稲垣淳一 議員
答弁者
町長 土谷耕治、商工主幹 後藤秀人、経済部長 矢萩浩、政策主幹 小室秀隆、総務部長 広島学

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 稲垣淳一

それでは、通告に従いまして2項目2点の質問をさせていただきます。まず、商店街活性化策についてお尋ねいたします。商店街活性化策における今後の対応についてであります。町内における消費拡大には、各店創意工夫を凝らし、購買力の拡大を図り、また流出に歯どめをかけようと日々努力されています。さらに、これらの背中を押すべく、美幌町連合商店会、美幌商工会議所、協同組合スマッピーカードびほろでの販売促進事業は、町民の御理解と協力のもと一定の成果を上げています。本年度は連合商店会においても、新たに青年部を立ち上げ、若い担い手による商店街の新たな可能性を模索するという年にもなりました。また、地元消費拡大に向け、10月に実施されました連合商店会主催の山本穣二歌謡ショーにおいては、昼夜2回公演でチケット交換が960枚という実績をおさめ、大変好評を博しました。さらには、第3回得する街のゼミナールを開催し、20件の参加店のもと、延べ人数約150名が来店されました。きれい、健康、つくる、まなぶ、たべるをキーワードに、商店主みずからが講師になり、お客様と顔の見えるおつき合いを深めています。また、美幌町起業家支援事業により、多種多様な業種が参入して町を盛り上げています。既存店のさらなる奮起が期待されるところであります。しかしながら、まだまだ支援策が十分とは言えない状況であると思います。美幌町の商店主たちの抱える問題を町長はどのように捉え、解決への支援を考えているのか。今後さらなる商業活性化策について、町長の考えをお示しください。二つ目、寄附金について。寄附金申し込みに対する使途及び返戻品についてであります。2008年、ふるさと納税が始まりました。これは正確に言えば、寄附であり、2,000円の自己負担額を除き、確定申告することで所得税や住民税が減額されます。地場の産品などの豪華な返礼品を期待して納税する人はもちろん、返礼品はなくとも災害復旧の資金として寄附する人など、その対象も、仕組みも、使われ方も、大きな広がりを持つようになってきました。現在、この制度を活用している自治体は1,700を超えていると言われます。この制度に対しては、先行き不透明感がありますし、昨今の返礼品の割合見直しや、過当競争が見受けられ、当初の思いどおりにはいかない現状であります。魅力的な返礼品の開発、確保に向け、当町も努力しているところです。最近は返礼品だけでなく、環境保護など使い道を明示したふるさと納税も盛んになってきています。森林や観光資源の維持を初め、商店街の活性化や障がい者支援などの活動を充実させることができるようになりました。当町におけるふるさと寄附金は、平成21年に26件、508万6,000円から始まりました。平成27年の3,211件、8,163万3,000円をピークに、件数、寄附金が残念ながら減少しています。その要因についてどのような分析をしているのか、また、その使途はどの分野に、どれくらい投入されたのかお示しください。また、今後の対応策についてお考えをお示しください。以上です。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

稲垣議員の質問にお答えを申し上げたいと思います。初めに、商店街活性化策について。商店街活性化策における今後の対応についてでありますが、本町の商業につきましては、町外への購買客の流出や、町内における大型店舗の進出などにより、既存商店の経営環境は厳しい状況であると認識しているところであります。このことから、町としましては、中小企業相談所への運営費補助や中小企業融資利子等補給に加え、商店街ににぎわいを取り戻すために、空き店舗活用事業、店舗リフォーム促進支援事業、起業家支援事業を進めるとともに、消費拡大を目的としてプレミアム商品券発行事業や商店街イベント事業などさまざまな支援を行ってきたところであります。また、今年度につきましては、北1商店街のコミュニティースペースの設置に対する支援や、今後、商店街を担っていかれる若者を対象に、先進地への視察や先進地から講師を招いてのセミナーの開催など、商工会議所や連合商店会などとの意見交換を密に行い、新たな支援策を進めているところであります。今後につきましても、既存事業の継続はもとより、効果が見込まれる新たな取り組みや、自発的な提案に対して積極的な支援を行い、商店街の活性化を図ってまいりたいと考えております。次に、寄附金について。寄附金申し込みに対する使途及び返礼品についてでありますが、本町におけるふるさと寄附金につきましては、平成27年度に導入しましたインターネットサイトやクレジット決済により、寄附金及び件数ともに飛躍的に伸びたところであります。しかしながら、平成28年度は、金額ベースで対前年度比、約47.4%と大きく減少し、今年度におきましても対前年度比で大きく減少している状況にあります。一つ目の減少の要因についてでありますが、全国的なふるさと納税ブームの中、人気の高い返礼品や知名度の高い返礼品、また、還元率の高い返礼品を用意する自治体の増加など、いわゆる返礼品競争の激化によるものが主な要因と分析しているところであります。御質問の二つ目、使途の分野と金額についてでありますが、いただいたふるさと寄附金につきましては、ふるさとづくり基金に積み立てた後、基金条例に基づいた四つの事業に充当しているところであります。今年度を含めた3年間の充当額についてですが、地域振興事業に約5,640万円、国内外研修交流事業に約530万円、まちづくり活動奨励事業に約430万円、スポーツ振興事業に約120万円となっております。また、今後の対応策についてでありますが、ふるさと納税を活用した地域活性化の充実を図る上からも、寄附者に賛同していただけるよう、特に必要な事業の重点化について事業選定を行うこととしております。さらに、寄附経験者に対するダイレクトメールの送付などのリピーター確保対策や、魅力ある返礼品の掘り起こしによる新規寄附者の開拓など、ふるさと納税の増加に向けた対策の推進を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたしたいと思います。以上、御答弁をさせていただきました。どうかよろしくお願いをいたしたいと思います。

再質問 5番 稲垣淳一

それではまず、商店街活性化策についてから再質問させていただきます。この質問を通告した後にわかったことですので間に合わなかったのですけれども、昨日、連合商店会の青年部といいますか、青年会がことし立ち上がりましたけれども、そこが経済部の支援も得たいということだと思うのですが、青年の主張というフォーラムをことしの5月に開催しました。ことしの5月に先進地視察ということで、東京板橋区にありますハッピーロード大山という商店街に行ってきたということであります。東京の商店街なので、もちろん比べるべくもありませんけれども、540メートルにも及ぶアーケード街、そして1日のアーケードを行き来するお客さんの数が3万4,000人と言っていました。美幌町民全員が往復しても一日では足りないぐらいの数が入りますけれども、そういうところを、一応先進地視察ということで、規模はもちろん違うのですが、そういういろいろな取り組む手法だとか、その取り組む姿勢みたいなものを勉強に行ったというようにうかがっております。そこの商店街の代表の方を2名お招きして、お二方とも30代だったと思いますが、その取り組む内容をスライドで見せていただいたという流れがありました。そしてまた、その後、美幌町には四つの商店街がございますけれども、北1丁目商店街、いきいき商店街、中央商店街、そして新町のゆうゆう商店街の各商店街代表者がパネラーになりまして、代表といってもその青年会の代表ですから、皆さん20代から40代ぐらいという若さなのですが、その方々が前に出まして、その大山商店街の方たちとともにいろいろな美幌町の抱える問題、課題を議論し合ったと。そしてまた、我々もそこに参加していろいろと意見を申し述べるという会が、2時間弱、経済センターで行われました。まず、一番最初に思ったのは、こういうフォーラム、商店街にフォーカスを当てて行うフォーラムというのは、余り私も経験がないものですから、私は美幌に30数年前に戻ってきましたけれども、いろいろなイベント等々での会議は頻繁にあるのですが、改めて、全町的な流れの中で商店街を考えるという視点で会議を実施してくれたことに対しては、非常にありがたいと思っております。まだまだ美幌町は捨てたものではないなと、まだまだこれから若者にいろいろな意味で夢を託して、未来を託して頑張っていけるなと、そのような思いを強くした2時間でありました。御答弁にありますように、今後商店街を担っていかれる若者を対象に先進地への視察や先進地から講師を招いてセミナーの開催というところが、きっとこれに当たるのだろうというように理解していますが、まず最初に、この企画は、もちろん経済部でいろいろと支援策を出してもらっていると思うのですが、いつ、どんな経緯で決まったのでしょうか、お尋ねいたします。

答弁 商工主幹 後藤秀人

ただいまの御質問でございますが、平成29年度の予算要望の中で、商工会議所、連合商店会の2者と、町の3者で、これから後継者もそれなりに地方から美幌に戻ってきているという状況を鑑みまして、こういった若者に視点を置いた施策が必要だという話し合いの中で、こういう予算をつけさせていただきました。

再質問 5番 稲垣淳一

大変すばらしい視点で取り組まれたということで、ありがたく思っているのですが、やはり問題は、いろいろな事業もそうなのですけれども、これが1回こっきりで終わるのかということです。また、きちんと精査をして、中身は非常にあったというように私も実感しています。その参加者の数だとか、そういうことは別にして、周知もなかなか時間のない中でよくやったなという気はしているのですが、やはり今回のフォーラムをやったことによって、それぞれの商店街、またはその商店街を超えて、美幌町全町的な取り組みの中でもっともっと考える機会を与えてくれたという、今さらながらと言えばそれまでなのですが、改めてそういう考えるきっかけをつくってくれたというように、私は非常にいい事業だったなと思っています。今12月ということもあるのですが、これからまたこういう支援策、実弾攻撃の補助金ももちろん大事なのですけれども、こういう背中を押す、支援していくという姿勢の見える事業というのは、非常に私としてはありがたいのですが、今後も続けていけるのでしょうか。

答弁 経済部長 矢萩浩(経済部長は2019年6月まで)

今後の支援でございますけれども、支援の中には予算を伴うもの、そして今回のセミナーのきっかけになったものは、日ごろの意見交換、そういった意思疎通等がございますので、予算を伴うものに限らず、日ごろの意思疎通、こういった形での支援を積極的に行ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。

再質問 5番 稲垣淳一

そこで、今、部長いみじくもおっしゃった意思疎通なのですが、答弁の中では商工会議所、連合商店会との意見交換を密に行いとあるのですが、もちろん商工会議所も連合商店会もそれぞれいろいろな商工業者を束ねている団体ではあるのですが、自分もいろいろな絡みはある団体ではあるのですけれども、どうなのでしょうか。皆さん方が意思疎通をされている相手というのは誰になっているのでしょうか。誰というのは、例えば会議所だと担当の職員だとか専務だとか会頭になるのでしょうけれども、また、連合商店会もいろいろな会長さんがいらっしゃいますけれども、やはり現実問題、こういうことに対して考えを持っているのは、役員さんはもちろんなのですが、やはり現場で日々暮らしている商店主の人たちだと思うのです。常々いろいろと思っているのは。そういう方たちのところに、私は私の立場でもちろん回りますけれども、例えばそういう意思疎通を図るというのでしたら、商店街を回るだとか、そういうことはされているのでしょうか。

答弁 経済部長 矢萩浩(経済部長は2019年6月まで)

日ごろの商工会議所との定例的な協議、こちらは従前からやっておりますが、最近特徴的なのは、青年部ができたということもございまして、よくその商店主さん、青年部の役員さんが経済部のほうにお越しいただいて、その中で世間話だとか、そういった中からいろいろとお互いの知恵が出てきたりだとか、企画につながっているということがあると思っております。

再質問 5番 稲垣淳一

ですから、もちろんそういう話は非常に大事なのですが、毎月とは言いません。年に1回でも2回でもいいので、商店街を歩いて回って、そこで皆さんが見て感じたものを、またぶつけ合うという作業といいますか、そういうものも非常に大事なのだろうと思います。やはり現場を歩いていただく、そこでまた見えてくるものが――もちろん、皆さん町民の方ですから、いろいろと見てはいるのでしょうけれども、またそういういろいろな見方、感じ方を、またもっと研ぎ澄まして町の中を歩いていただいて、もっともっとこんなことができるのではないか、もっともっとこんなことをあなたたちは取り組むことができるのではないかと、地に足のついた取り組みをさらにしていただけるよう、また、我々といいますか、商店主もそういうところにはきちんと目を向けて、自分のところだけがいいだとか、そのような時代では決してありませんので、商店街という大きな社会資本のくくりの中で、私たちも生活していますので、そういう部分では同じ目線でといいますか、そういうところでまた新たな発見、発信ができるのかという思いがありますので、そこは受けとめていただいて、次につなげていただきたいと思います。そして、次の話になりますが、その中から関連しますけれども、商店街が抱える強み、弱み、現実、未来像を感じ、共有することで商店街の希望、期待、事業案が生み出されるというのが、きのうの青年の主張の中でも取り組みとしてありました。司会のほうから2点ほど大きな問題提起がありましたが、商店会の若者が果たすべき役割とはという命題もございました。私はやはり、商店主の若い方に期待することは、私の時代と今とは30数年の乖離がありますから、同じ目線で、もちろん環境も違いますので、同じことで語ることはできないのですが、やはり若者の特権としてはある意味無鉄砲さといいますか、後先考えずに突っ走っれるというような意味も含んでいると私は思うのです。ただ、それを今許しづらい環境にあるのも事実ではありますが、でもそのような中だからこそ、勇気を持って前に進んでもらいたいということで青年部が立ち上がったのだというように思っていますし、それを支援するのが我々年配者の思いだろうと理解しています。その中で、今、部長も青年部の方たちと意思疎通を図ってやっているというお話がありましたけれども、例えば今回は実現しなかったけれども、来年の事業の取り組みの中で、こういう部分は特にもっともっと掘り下げてクローズアップしてやりたいというものは何かありますでしょうか。

答弁 商工主幹 後藤秀人

平成30年度の予算につきましては、現在、内部で精査をしているところでございますが、例えば先進地視察につきましては、今年度は道外に行っていただいたということで、北海道内にもあらゆる先進地がありますので、そういったところも見ていく必要があるのではないかと担当のほうでは考えているところでございます。さらに、今年度視察に行って感じていただいたことを連合商店会の青年会の中で、皆さんでいろいろと話し合いをしているらしいので、そういったものを事業化していくというような形で考えているところでございます。

再質問 5番 稲垣淳一

まだまだ新年度もこういう応援する施策が続くという理解をしましたので、商店主とのより緊密な――多分部長、主幹あたりも青年部の人たちと同じような年代になろうかと思うので、同じ目線でといいますか、同じ感覚でお話ができているのだろうというように思っておりますので、ぜひ、1歩でも2歩でも美幌町の商店街が先に進めるような、明るい未来があるような、そんなまちづくりの応援をもっともっとしていただきたいと、強く強く思う次第であります。あと、きのう住宅の空き店舗ということで出ておりましたけれども、商店街も残念ながら高齢化に伴いまして、やむなく店を畳んで町を離れるという方も多くいらっしゃいます。何年間かシャッターがおりているのだけれども、4年に1度、春にシャッターがあいてにぎわうというような光景もありますが、ただ、商店街としてはそういうものが決して望ましいとは思っておりません。やはり毎日シャッターがあいていて、そこで商店主が朝道路の前を掃除して、そこで商店主同士が明るく声を交わして一日が始まると。そしてまた、夜になるまで店をあけて、お客様といろいろな対話の中でやっていくというようなことが望ましいと思っております。昔からあった光景ではあるのですが、そのような中で、こんな町でも、もちろん田舎でも、SNSと言いますか、ネット社会に風が吹いているわけでありますが、その中で改めて我々商店主が生き残るための一つの施策として、顔の見える商売とよく言いますけれども、そういうことでお客様との距離をいかに縮めるかなのです。あそこに行けば何でもある、でも田舎の店だとなかなか物がなくて不便だと、だからネットでポチッとしてしまうというようなことが手軽に行える時代なので、それになかなか歯どめはかからないのでしょうけれども、やはり商店としては、そんなことにも負けずにアナログ商売で私はやっていくのがいいのかと思っています。ことしの10月に、ここにも書きましたけれども、得する街のゼミナールというのがありました。この中で行かれた方はいらっしゃるのでしょうか。部長以下でもいいので、誰かこの中で得する街のゼミナールに行かれた方はいらっしゃいますでしょうか。

答弁 経済部長 矢萩浩(経済部長は2019年6月まで)

私は失礼させていただきましたけれども、担当が家族連れで行っていると伺っております。

答弁 商工主幹 後藤秀人

おにぎり屋さんに行かせていただきました。

再質問 5番 稲垣淳一

ありがとうございます。そのように、やはりいろいろと皆さん出回って、どういう人がどのような仕事をしているのかという状況を見ていただきたいのです。その中で、こんなことで喜んでくれている、こんなことが困っているということを拾い上げていっていただきたいと。もちろん私もそれは仕事ですし、思いもありますので、それでこういう場に立っているわけですから、またいろいろな形で発信をさせていただこうと思っていますが、そういうアナログ商売といいますか、アナログの生き方ということは、これは一つの評価の中で、ぜひ認めていただきたいものがあります。そしてまた、今回の起業家支援の事業の中で、町外から新しくたくさんの方が美幌町に移住してきてもらっています。そういう意味を、私たち地元の人間もそういう方たちとの交流を深めていく中で、もっともっとこの町に住んでいてよかった、この町で骨を埋めるのだというような人たちを1人でも多く見出したいと思いますし、また、出て行く人たちもその中でいろいろな事情があって出て行く方もいるかもしれませんけれども、逆にそれは何とか阻止したいというような思いでいるわけです。例えば、いろいろな団体に所属していますと、高齢化だとか病気を理由にやめていく方がいます。今、ある団体では、会員拡大のためにいろいろな施策を講じるのですが、乱暴な言い方をすれば、町も移住定住といいますか、商店主を街中に呼び込む、または出て行かないようにいろいろな施策をするということが、きっといろいろな場面で行われているのだと思います。ですから、そういうある会では、とにもかくにも、我々現在いる人間が、例えばあそこの人はもう大分体も弱っているし、何か店を閉めそうだねということをいち早く、そこは地元の者としてキャッチして、出て行かないようにと言ったら言葉はあれですけれども、いろいろな話をよく聞いて、何とか町に残ってもらえるような、そういう話し合いというのは割と商店街の中ではやっているのです。そういう情報もつかんで、何とかまた逆に、引っ越すけれどもこの空き店舗については、違う形で何とか生き延ばすことができないのかだとか、そのような話をしながら、今美幌町は、卸小売屋を合わせて200件ぐらいがあると聞いていますけれども、そのような中で、何とか減らないように、ふやすように、そのような努力を続けているところでありますので、改めてそういう施策に対して何か御提案、御支援はありますでしょうか。

答弁 経済部長 矢萩浩(経済部長は2019年6月まで)

町のほうは近年、今、稲垣議員がおっしゃるように、起業家支援などをやっておりますけれども、これに加えまして、商工会議所と協議していますのは、例えば第二創業だとか、経営継承、こういったところにも取り組んでいく必要があるというようなことは協議している状況にあります。

再質問 5番 稲垣淳一

その辺はやはりいろいろなところと情報共有して、水際作戦といいますか、流出しないようにしたいと思いますし、また入ってくる分にはもちろんいろいろと施策はあるのですけれども、出ていかないという、出さないという部分も必要なことなのだろうと、最近いろいろと周りを見て思うところがありますので、そのような情報を共有しながら進めていければと思っております。続きまして、ふるさと寄附金について質問を変えさせていただきます。質問に書いたとおり、税収が上がったり下がったりしている状況がありますけれども、まず、最近の受け入れ額、また、美幌町からほかの町に納税した方ももちろんいると思うのです。その流出額について、わかるものがあったらお示しください。

答弁 政策主幹 小室秀隆(政策主幹は2019年3月まで)

ただいまの御質問でございますが、寄附金額の推移でございます。歳入といたしまして、過去3年間ですけれども、26年度1,284万7,000円、27年度8,163万3,000円、28年度3,870万7,000円となっております。それと、支出というか、美幌町民が寄附金を出したというか、その金額でございますが、これは税務グループの資料でございまして、一概に今言う金額の中には、ふるさと寄附金以外の、例えば社会福祉協議会に寄附した金額だとか、そういった金額も入っているということをまず御了承いただきたいと思いますが、その金額が、平成26年中、税務の場合は暦年でいきますので、26年中に293万6,000円、これは町民税の控除額に置きかえますと45万6,000円が控除されているという部分でございます。27年中に町民の方が寄附した金額は559万1,000円、そのうち町民税から控除された金額が233万4,000円。28年中に寄附された金額が792万4,000円、そのうち町民税の控除となった額が305万3,000円でございます。以上でございます。

再質問 5番 稲垣淳一

すいません、算数が弱いものですから、すぐに足し算、引き算ができなかったので、事前に聞いておけばよかったです。ということで、ある意味、美幌町においては流出と受け入れの数字については、まだまだプラスに動いているということは理解いたしました。どうしても大きな町になればなるほど、流出と受け入れの差額が大きいというのは容易に想像ができるものです。ということで、ふるさと納税は美幌町にとっては、もちろん小室主幹がおっしゃったように、今の数字が丸々流出と受入との対比ではないというのは理解するのですが、ざっくり言っても大体プラスになっているというのは間違いないということでありますので、そういうことを踏まえて、ふるさと納税の昨今の落ち込みぐあいが先ほども28年度の金額ベースで47.4%とありました。この数字の落ち込みというのは、普通の会社でいけば死活問題の数字になってきます。ただ、これはどうなのでしょう。もちろんおまけの納税では決してなくて、納税された方の御意志がいっぱい詰まっているものであるのは間違いないのですが、答えにもありましたように、下がった理由については、その返礼品の競争によるものだということなのですが、ということは、残念だけれども美幌町の返礼品に魅力が足りなかったのか、それともそれを上回るものがほかにもあったのか、もう少し詳しくいくと、どういうふうに分析されますか。

答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)

今、稲垣議員からの質問の関係でございますけれども、ふるさと寄附金を多く受け取っている自治体を見れば、やはり海産物、それから肉だとか、知名度が高いとかブランド化されているといったものを扱っているところが多いということで、決して美幌町の返礼品がよくないということよりも、そういった方向に走っているふるさと寄附金の納税者が多いという認識をしております。

再質問 5番 稲垣淳一

新しいパンフレットをいただきましたけれども、本当にすばらしく、カラーで立派なものであります。もちろん大概の方はインターネットでごらんになっているのでしょうけれども、やはりブランド力のある商品だとか、肉や魚介類に流れるというのは残念であります。これは一つの事実でありますし、それらに対していろいろな御判断があるでしょうけれども、先ほど午前中にもふるさと納税の質問がありましたが、これらの判断について、来年度中に施策を考えていくというような話でありました。やはりこれだけの落ち込みが昨年あって、29年度はどうだったのかと。せんだっても納入に関する資料を見せてもらいましたけれども、なかなか去年に並ぶことは難しいだろうという判断もお聞きしたところでありますが、どうなのでしょうか。これをさらに、産業の底上げを図る、または新しい美幌町のブランドをつくるということで、そういういろいろな各企業、商社に、美幌町のさらなる魅力の発掘を行う、産品の開発というものについては、どのように考えているのでしょうか。

答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)

本当は、名の通る特産品というものの開発ができれば、これはふるさと寄附金の獲得につながっていくのだろうと考えております。それで、午前中の上杉議員の答弁でもさせていただいたのですが、一つは返礼品、そしてもう一つは、目的に応じた寄附金をいただけるような、町長が答弁申し上げましたけれども、並立したような考え方を今後は持っていかなければいけないかというように考えております。その中で、もう一つ言われております特産品については、今経済部のほうでも、特産品開発等々含めて、関係機関と協議をしながら、どういった形で特産品開発を進めていくか、あるいは認証制度をどう活用していくかということを含めて検討をしていると思いますので、いましばらくお待ちいただければ結果が出てくるのではないかという期待をしております。

再質問 5番 稲垣淳一

そうですね、昨年これだけの落ち込みをして残念だけれどもまだまだ答えが出ない、それだけ難しい問題を抱えているというのは理解するのですが、やはりこれだけ注目されているものでありますので、これは手をこまねいているというのは非常にもったいないといいますか、喉から手が出るほどあればありがたい寄附でございますので、そこはやはりいい意味で荒波にもまれて、我々もそこに突入していって、そこで果実を拾ってくるというがむしゃらさが私はほしいと思うのです。ふるさとを思う心が届くふるさと寄附金ということで、これはホームページから拾いましたけれども、いろいろな目的別寄附というのがあるのですが、やはり返礼品目当てというと言葉があれですが、返礼品を目的に納税される方が多いのかもしれません。指定なしという項目が非常に多いのです。もしかしたら、この指定なしという項目が多いことが、改めて目的別な重点項目をつくって、ふるさと納税に拍車をかけてもらうだとか、そういうことを弱らしている要因なのかという気がするのですが、いかがでしょうか。

答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)

ふるさと寄附金は平成19年の協議から始まって、20年度に制度化されたものでございますけれども、もともとは自分が学生時代、あるいは幼少期を過ごしたところに何かの転機の中で違う都市部に住んでいる場合、自分のふるさとでの納税者としてはなれないので、違う形での納税制度ということでできた制度でございます。ですから、この趣旨を鑑みれば、やはり美幌町の今後の地域づくりをどうしていくかということが、ふるさと寄附金の大きな趣旨、目的であろうと考えていますので、たまたま今、返礼品のほうに重きがいっているということで、これは総務省からも自粛、それからふるさと納税の趣旨に返った形での制度のあり方を考えなさいということで通知も出されておりますので、今、返礼品に重きを置いているところを無視するわけにもいかないので、当面は並列しながらやっていこうと考えております。ただ、いつまでこういった形が制度として続くかということもわかりませんので、午前中の話にもありました、目的、それから今後の地域づくりについての事業の絞り込みを行った中での寄附金を集める方策を検討したいと考えていますし、ふるさと納税制度というのは、自治体みずからが知恵と工夫で地域づくりに自主財源として、それぞれ競いながら出てくる結果だと思っていますので、美幌町も負けることのないように力を注いでいきたいと考えております。

再質問 5番 稲垣淳一

町長がおっしゃる併用型というのでしょうか、もちろんそれはそれで絶対大事なものですしいいのですが、やはり私はこの町の産業を盛り上げる、町をにぎやかにする、町をもっともっと稼げる町にするという思いでこの場に立っているわけで、やはり返礼品の過当競争ももちろん否めないのはわかるのですが、先ほども言ったように、その中にあえて飛び込んでいってほしいと思います。いつまで続くかわからないと言いますが、それはもうどこの自治体も100も承知で取り組んでいることだと思うのです。ですから、今これからいろいろな産品の掘り起こしを考えているところかと思うのですが、その努力というのは絶対に期待を裏切らないでしょうし、もし万が一、ふるさと納税制度が仮に数年後に終わったとしても、今ここで生まれた商品は、絶対その後美幌町を助けるすばらしい宝になると、そういう気概を持って取り組んでいただきたいと思っています。まだまだ磨けば光る宝がたくさんあると、そういう町でありますので、そこで一つ、よくある事例ですけれども、この発信する商品、返礼品を通して、おもしろいことをやっているぞこの町は、少しのぞいてみようかと、北海道旅行のどこかタイミングで寄ってくれるかもしれないし、また、その中で美幌でやっている移住定住の促進策に興味を示してのぞいてみようかと、また新しいこんなことを開発する町かと、その町に行ったら私も新しい商売ができるかもしれないと、このようにいろいろな可能性を秘めている事業でありますので、ぜひ、単なるふるさと納税の数字を上げるための商品というか、商材を探すということではなくて、いろいろな町の可能性がこの中に込められているのだという思いで、私は取り組んでいただきたいと思いますし、我々もそういう商材を見つけるために努力を続けていきたいと思っておりますが、町長いかがでしょうか。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

午前中のふるさと納税についての御質問の中でもお話ししましたように、やはり一つには差別化しないとだめだと。ほかとの競合の中で勝ち抜いていかないとだめだというのはもちろんな話であります。その中でどうやって勝ち抜いていけるかというところが――ただ我が町には豚醤だとかいろいろな全国レベルの物産があるわけですので、これらをどういうふうに組み立てて、売りに出すかということが極めて重要だと思いますので、そういったところや、あるいは、新たなブランド品ということで、今新たなブランドをつくるためのシステムをつくりましたので、そういったところからどんどん産品があがってくれば、またこれは楽しみなことでありますし、多いにそういったことをぜひともやっていただきたいという思いでいっぱいであります。いずれにしましても、我が町についてはいろいろなものがありますので、それらを利用しながらしっかりとしたものをつくり上げていくということを考えていきたいと思っております。いずれにしましても差別化だと思いますので、このことについてはしっかりと見据えて対応していきたいと思っております。

再質問 5番 稲垣淳一

差別化という言葉は、やはり何でもいいとは言いませんけれども、どこか一つ抜きに出るものがあると、やはりそこを武器にして、次々といろいろな展開が開けていくというようなことを常に思っております。ぜひ、町一丸となって、このふるさと納税で1円でも多く取りに行きたいと思いますので、寄附者の期待に応えられるものを開発して、美幌町を売っていこうと思いますので、改めてともに戦っていきましょうということで、質問を終わらせていただきます。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

午前中の質問にお答えするときにもお話ししましたけれども、本当にこのふるさと納税については、今多くのお金が動いています。そのうち、我が町にも一時は8,100万円ほど納税していただいたということでありますので、こういった実績も踏まえながら、しっかりとした取り組みを今後もしてまいりたいと思っておりますので、どうかその辺、御理解をいただきたいというように思います。

出典:美幌町議会 平成29年第6回定例会 2017年12月6日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる