みんなの議会

美深町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月15日

福祉施設におけるクラスター対策について

2020年12月15日、美深町議会の一般質問で、名取明美議員が「福祉施設におけるクラスター対策について」質問し、町長 山口信夫が答弁しました。

質問者
名取明美 議員
答弁者
町長 山口信夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 1番 名取明美

美深町民、皆様の力で美深町には新型コロナウイルスは確認されていませんと私は認識しています。これは皆様の協力なしでは達成できない事です。皆様ありがとうございます。更に協力願うことがあると思いますが、よろしくお願い致します。それでは一般質問に入ります。項目 社会福祉。件名 福祉施設におけるクラスター対策について。質問の要旨 令和2年2月14日北海道札幌市にて、新型コロナウイルス感染症が確認され、この日をかわきりにコロナ感染が全国に広がりました。2月28日に北海道知事は、「新型コロナウイルス緊急事態宣言」を発表し、道民に対し外出の自粛などを求め感染拡大を抑止しました。その後、コロナ感染者は全国的に広がり時を待たずに、日本全体の緊急事態宣言を国より発表することになりました。国は感染症の専門家チームと協議し様々な施策により新型コロナウイルス感染症との共生を目指しました。11月に入り間もなく、北海道から第3波といわれる、コロナ感染者数の増加が見られ全国的に広がっています。毎日テレビでコロナ感染者数が増加傾向にあり、クラスターの発生も見逃すことができません。特に病院と高齢者施設などにおいては重篤になる危険性が高く、福祉施設のクラスターの危険性は高い状況が見られます。この対応策として清潔な区域とウイルスによって汚染されている区域を区分けするゾーニングが絶対に必要であり、感染拡大防止のために重要です。その中で高齢者の命を守るためにどう考えているのか町長の所見をお伺いします。1、特別養護老人ホームやグループホームなど、福祉施設においてクラスターが発生した場合の対応・対策はどのように行われるのか。2、高齢者の活動が自粛している中、生活の不安が高まっており、一人暮らしや疾病を抱えている高齢者へのサポートは。町長の所見をお願い致します。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

只今名取議員から福祉施設におけるクラスター対策についてのご質問を頂いたところでございます。町内の特養であるとかグループホームなどの入居施設では現在でも来訪者の出入りだとか更には利用者との面会を基本的に制限をし、感染リスクを極力避けている状況でございます。クラスター等になる前の町内で感染者が発生した時点からの対応が準備されていると考えております。特別養護老人ホームでは、ホーム内で感染が確認された場合を想定しデイサービスを休止し、デイサービスセンターを感染者と濃厚接触者の隔離部屋とするいわゆるゾーニングの準備であるとか、防護具の適切な使用方法について研修を実施しているわけであります。また一部のグループホームでは北海道の補助金を活用して検温機器の導入であるとか、感染者が出た場合に隔離をする為の簡易陰圧装置を導入する施設もございます。その他、デイサービスだとかショートステイ、訪問看護、訪問介護などについても町内で感染者が確認された時点でサービスを一時休止し、感染拡大リスクを低減させる準備をしている状況でございます。次に一人暮らしの疾病を抱えている高齢者へのサポートというご質問も頂いたところでございますけれども、以前のご質問でも答弁を申し上げてきたところでありますけれども、高齢者の活動に関しましては緊急事態宣言が解除された6月からは社会福祉協議会であるとか自治会のサロン等において感染予防対策をとりながら活動が再開されているというように認識しております。今後も継続して実施していただけるように町から手指消毒液などの感染予防対策品をサロンの主催者などに配布しているわけであります。予防対策を徹底しながら事業が取り組まれていくと考えております。今後の新型コロナウイルス感染症拡大の状況を見ながら更に国、道から外出自粛などが要請された場合は地域包括支援センターで独居高齢者などに電話や防災情報端末機を利用して健康状態や生活状況の確認を行うと共に不安や困りごとなどがあれば支援について対応して参りたいと考えております。しかしながら様々な行動やイベントが中止されておりますので、これまで積極的に活動をされておりました高齢者において外出の機会が減り、社会参加活動が減っている状況は否めないと考えているところでございます。認識しているということでございます。新型コロナウイルス感染症が収束するまでの間、高齢者等の基礎体力の向上に向けた取り組みとして防災情報端末機を利用した動画の発信を現在準備しているところであり、外出を控えている高齢者などに自宅での運動を進めるなど介護予防にも努めて参りたいと考えているわけであります。更に今後新型コロナウイルス感染症の心配と合わせてインフルエンザの流行時期を迎えることとなり、高齢者のみならず感染症予防対策が重要となっていると考えておりますので、この辺の対策も取って参りたいと思っているところでございます。以上を申し上げてとりあえずの答弁としたいと思います。

質問 1番 名取明美

高齢者の感染防止は命を守ることです。新型コロナウイルスの国内の発生動向が厚生労働省から令和2年10月21日18時現在での集計によりますと年齢階級別に見た死亡者数は、この時点では1,661人であり、その内70歳以上は1,412人、84.8%を占めています。この割合は現在もほぼ変わりません。亡くなる人が高齢者に偏っているので、高齢者の感染をどう予防するかが重要なのです。高齢者施設の予防を重点的にと優先的に行わなければならないと言われております。インフルエンザの予防接種も高齢者を優先しております。感染者が確認されていないので苦労が見えないのかもしれませんが、1人でも感染者を出さないようにする努力は大変なことです。福祉施設の職員への配慮・支援をお願いしたいです。福祉施設の職員の置かれている状況は毎日緊張の連続です。その中、美深町には新型コロナウイルス感染者が確認されておりません。もし、感染者が確認された時には、今以上に厳しく感染拡大を防止する必要があります。もっと大変な状況におかれます。国から福祉事業者に対する慰労金として慰労金の事業として1人5万円が支給されました。支援は職員の業務の質の向上にも繋がり施設利用者と美深町民の命を守ることにも繋がります。町からの支給は考えてはいませんか。町長の考えをお伺いします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

幸いにして議員からもお話がありましたけれども、我が町の感染の状況、更にはクラスターという状況には至っていないわけでありまして、それぞれの関係者施設の努力、行政の努力もあるわけでありますけれども皆町民それぞれ気を付けておられるな。大変有難く思っているところでございます。特に密と言われる3密と言われる部分について非常に何回も国を通して、道を通してまた町もそれについてそれぞれお願いしているわけありますけれども、それもしっかり守って頂いているな。その表れとしてコロナ禍になっていないのかなと思っています。しかしながら上川といいますか、旭川といいますか、ああいう状況でありますし、またこのコロナ禍が塩狩峠越えて北上しているというような話も聞かされるような状況が昨今であります。そんなことで非常に心得てというか気にしているわけでありますけれども、これについて具体的にベストな方法は今は持ち合わせていないわけでありますけれども、明確な答弁にならないかもしれませんけれども、国として、更に道として対策を一歩進めるといいますか、期間延長するとかという話も出ておりますけれども、町としてもそれに合わせてやっていかなければならない。という段階でありますけれども、先程もお話のありました国、道も支援策を投じると。特に町を通っておりませんけれども国から直接施設の方に5万円の給付等もあったと聞かされておりまして、良い事だなと、ご苦労に対する1つの報いになっているのかなと思っております。そういうことで町としてもどうなのだということでありますけれども、今後のことの取り扱いについてはまだ具体的に何とも申し上げられる段階ではありませんけれども、国からの支援策だとかそういうものも町を通すのか通さないのかあるわけでありますけれども、そういうことを踏まえながら町としてやれる有効な手段、手当て等々を取りたいなと思っている訳でありますので、ちょっと明確にならない部分もあるかもしれませんけれども、ご理解を頂いておきたいと。お願いしているのは期間の延長だとか3密にならない方法でそれぞれの施設なり町民なり、また行政も町民の方々もしっかりした対応をとっていく努力をして参りたいと思っておりますのでご理解を頂いておきたいと思います。

質問 1番 名取明美

高齢者の命を守る為には、皆で頑張ってもらえるように、私も応援していきたいと思います。しかし働いている方は美深町への感染予防対策に貢献していることには間違いないと思います。これは高齢者の命を守ってくれると強く感じております。施設の方はGO TOキャンペーンを自粛したり感染リスクの高い場所へは控えて自分はうつらない、施設へも持ち込まない、意識が高いですし苦労もしています。国から慰労金5万円が出ています。その苦労と努力は施設の貢献と町への貢献もしています。このことは高齢者の命を守るためにも繋がります。町長、くどいかもしれませんがもう一度答弁お願いいたします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

それぞれの立場で、それぞれの施設含めてご苦労を頂いているということは重々分かっているつもりであります。今後ともよろしくお願いをしたいなと申し上げたいと思います。更にこれが期間の延長だとか師走はどうするとか、年はじめはどうするとかこういうバージョンアップ等も今後でるかもしれません。従ってその辺のことも踏まえてよろしくお願いをしたいなと思っています。我が町からコロナが出るとか、感染者が出るとか更にはクラスターが発生するとかそういう事態になれば我々も大変でありますし、また町民も非常に心配するのかなと思っておりますので、お互いに気を付けて参りたいとこのように思っています。先程、慰労金の話も伺いましたけれども、今具体的にこうするということをちゃんと持ち合わせておりませんので、そういうことも含めて財源的なことが許されるのであれば少し考えてみたい部分もありますけれども、今の段階では非常に難しい国の対策ではないのかな。そのように思っておりますので、施設に対する考え方、ちょっと寂しいのではないかとそのように見られたら困るのですけれども、町としてやれる範囲の努力は続けたいと思っておりますので、今のところ3密と言いますか、そういう密にならない対応を是がひでもお願いしておきたいとこのように思っております。

質問 1番 名取明美

町長は難しいとおっしゃいました。それはそれで本当に良くわかります。しかし私は、女です。女は先暗示をして対応していきます。新型コロナウイルス感染症は本当に恐ろしい病気です。命を守る為には皆で協力しなければ町民の命は守れません。女性参画の意味は女の人の意見も取り入れてくれるところに意味があるのではないでしょうか。町長、いかがですか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

全くその通りであります。

質問 1番 名取明美

女性参画のことは一度話したいなと思って、今ここで入れさせて頂きました。次にいきます。高齢者福祉施設においてのクラスターについてです。感染症対策においては施設におけるクラスターが問題となります。令和2年11月27日北海道新聞で、旭川市慶友会吉田病院の新型コロナウイルスのクラスター記事が掲載してありました。同病院で最初に看護師ら2人の感染が6日に感染され、7日には7人に増え市保健所がクラスターと認定いたしました。院内では当初感染を6階のみに封じ込めようとしましたが、12日には7階で、15日には5階で感染者が判明いたしました。その後も感染者は広がり続けて1階にまで達し、26日までには入院患者の4割近く、職員の1割強が感染し、入院患者12名が亡くなりました。感染者が20日間で2人から125人にまで増えました。つまり今回の新型コロナウイルス感染症は感染力が強いということです。感染はどのように全階に広がったのか、要因の1つとして入院患者の特性です。入院患者の多くは末期がんや重い障害で寝たきりの70代から90歳までの高齢者で、医療スタッフは体を密着させて体位を交換し、痰の吸引をし、感染リスクが高い看護を日常的に担っていました。これらの記事を読んで私はクラスター対策の必要性を今考えなければならないと感じております。1人の感染者が確認されたら、あっという間に感染者が増加する可能性があるからです。町長、町長のお考えをお願いいたします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

町長の考え方と言われておりますけれども、まずクラスターにさせないということが大事かな。感染症を美深町に持ち込まないのだとそういうこと、その為には密にならない、させない、そういうことをきちっと皆で考えていかなければならない。それでも尚且つクラスターという心配事が各施設においてはああるのかもしれません。しかしながら非常に各施設においてはそれぞれのご苦労があるのかもしれませんけれども、今既に先程申し上げましたようにゾーニング部屋を確保するとか、そういうことも進めているようでありますからそういうこともご理解を頂きながらまずもって美深町には感染者を出さないのだとそういう気構えで進めて参りたい。取り組んで参りたいこのように思っていますのでご理解を頂きたいと思います。

質問 1番 名取明美

今、町長のお話の中でゾーニングという言葉が出ましたので、ゾーニングとは、清潔区域と汚染区域を区分けすることです。クラスター防止には重要な認識です。ダイヤモンドプリンス横浜クルーズ船でのクラスターは指定客室のため、ゾーニング区分けが出来なかったと思われます。感染している人と、感染していない人のゾーニングが出来ずに、部屋にいてもらい重篤化すると救急搬送する状態であり、12月13日現在712人が感染し13名が亡くなりました。この記事の意味するものは今後もっと感染力と致死力の強い感染症が出てくるかもしれないと感じました。クラスター対策には、ゾーニングの認識の必要性を感じています。クラスターが出た時の対応策はゾーニングという認識を持って集団感染から市中感染拡大を防止するためにも最も必要な準備と思われます。旭川の吉田病院から学んだことです。町長いかがですか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

1つ1つ確認されるのですけれども、私も専門的ではない部分もあるのですけれども、言われる通りあちこちから学びを入れながら対策をとっていかなければならない。ゾーニングの大切さもわかっているつもりでありますので、ご理解を頂きたいと思います。

質問 1番 名取明美

現在、美深町にはまだ新型コロナウイルス感染症は確認されておりません。近隣の市町村においては感染者が確認されている情報を耳にします。美深町において感染者が確認されていないことは、1人ひとりの感染防止と地域ぐるみの対応策と施設における職員の努力、更に行政のきめ細やかな感染予防対策の結集であります。ただし、忘れてはならないのが早めに町民全ての人に配布されたマスクが一役買っていると思います。続きまして、2番目の設問です。高齢者一人ひとりマスクをしたり、手洗いをしたり自粛をして努力をしています。地域でも感染防止をしながら時間短縮、参加者の人数制限、消毒、密にならない対策をしながら努力していました。でも、それだけでは不十分なのです。そんな中でも一人暮らしの高齢者や疾病を抱えている高齢者の不安が高まっています。その不安を少しでも和らげるために行政の働きが必要です。感染が高まる時期に70歳以上の高齢者の不安を和らげるために、もう一度70歳以上の方にマスクを配ってサポートしてはいかがでしょうか。町長、いかがでしょうか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

マスクの話が具体的に出てきましたけれども、若干の予備は持っているつもりでおります。町にも若干の予備はとっているし、次の対策、災害等に向けてマスクも取り寄せている状況でありますので、もし高齢者さらには施設等で足りないというような状況がありましたら、それはそれで対応したいなと思っております。それで今持っているだけで足りないのであれば手当をしなければならないと思いますけれども、今持っている在庫で何とかなるのかなとそのように考えております。それと疾病の数だとか、重篤者だとか死亡のことも少し触っておられましたけれども、各施設において亡くなる方、高齢者が中心であるということも承知しているつもりです。ただ何と言いますか、もちろん重篤者には高齢者の確立が高いのですけれども、何と言いますかコロナだけの原因ではなくて他の病気も疾病も抱えている人がこの時期にあわせて亡くなっておられるという1つの見方もあるわけでありますので、その辺のことも参酌しながら我々としては色々なことを考えながら対処していきたいとこのように思っております。

質問 1番 名取明美

わかりました。これが最後になりますが、命を守る感染症に配慮して高齢者及び町民に安心してもらえるまちづくりを考えなければなりません。また今後新型コロナウイルス感染症のためには手洗いとマスクこれは基本です。特にマスクはワクチンと同様の効果があると専門家が評価しております。これが最後になりますが、コロナ対策について今後も町長にお願いすることがあると思います。今回は命の問題でしたので、真剣になり何度か声高になってしまってすみませんでした。感染症対策についての最後の答弁をお伺い致します。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

役場内においては私だけが気を付けて声高々に答弁するということではなくて、8度ですか。9回目の対策本部をコロナ対策本部を会議を進めて対策をとってきて、その都度全部が全部ではないわけでありますが、防災電話に回すとかそういう対策をとってきているような状況であります。従いまして、これからもまだ収束という段階には至っていないと思っています。ただ予防接種、ああいう薬も世界では発見されて日本にも入ってくるというような段階に聞いておりますので、そういうことも期待をしながらなるべく早めに収束してくれることを願いながら我々も対応していきたい。ただ、今の段階ではまだまだ収束という事ではなくて、気を付けていかなければならないと考えておりますのでよろしくお願いします。

質問 1番 名取明美

これで一般質問を終わります。

出典:美深町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月15日 議事録 PDF(46ページ) 間違いを知らせる