美深町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月15日
公共施設等総合管理計画について
2017年6月15日、美深町議会の一般質問で、小口英治議員が「公共施設等総合管理計画について」質問し、町長 山口信夫が答弁しました。
- 質問者
- 小口英治 議員
- 答弁者
- 町長 山口信夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 1番 小口英治
それでは、一般質問を始めさせていただきます。項目1、財政。件名、公共施設等総合管理計画について。質問の要旨を述べます。将来人口の予測から推測される雇用の減少、老齢人口の増加による社会保障費の増大が懸念される中、町有施設の総量の縮減、適正化が謳われておりますが、具体的な年次計画が必要に思いますが以下の考えについてお伺いいたします。1つ目には、現状の施設を管理する試算によると町民1人あたり、年14万円から40年後には約97万円と現行の7倍になる想定があります。特に、建設物・道路・上水道の負担が増大する中での取組みと解決に結びつく方策をお伺いいたします。2つ目、人口減少のコミュニティセンターの設置基準、維持管理の方法もお尋ねいたします。3つ目、官民連携による公共施設運営の方策をお聞きしたいと思います。以上、町長の所見をお伺いするものです。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
小口議員から公共施設等総合管理計画に対して、3点のご質問をいただきました。順次それぞれ答弁を申し上げたいと思います。国や自治体が管理する公共施設は高度経済成長期から集中的に整備されておりまして、今後、一斉に更新の時期を迎えようとするのではないかと見ております。一方で、厳しい財政状況や人口減少・少子高齢化の進行などの現状を踏まえると、施設の長寿命化とともに維持管理・更新等に係るコストの縮減・平準化が大きな課題となっているわけであります。こうしたことから、国においては、平成25年度にインフラ長寿命化基本計画が策定されておりまして、美深町においても同様に維持管理や整備を進めるため、平成28年5月に町有財産のうち、すべての公共施設を対象として、公共施設等総合管理計画を策定したところであります。計画期間は平成28年から平成67年までの40年間でありまして、しかし、5年を基本に見直しをすることになるわけであります。そこで、お尋ねの維持管理費が40年後には7倍となるこういう試算でありまして、特に建築物・道路・上水道の負担が増大するなかでの取り組みになるかと、こういうことでございます。ご質問の町民1人当たりの維持管理費の試算は、現在ある公共施設を今後もすべて維持し続けることと、こういうことを条件とした試算でありますので、まずもってご理解を頂いておかなければならないと、このように思っております。この場合、現状の投資的費用、年間大体6億5千万円ぐらいを限度としているわけでありますけれども、公共施設を維持した場合、約6割の建物が維持できなくなるのではないかということになるわけであります。こうした負担の増大に対応しつつ、必要な公共施設を維持していくためには、計画に基づいて進めていく以外に特効薬はないと思っているわけであります。町の公共施設等総合管理計画では、長期的な視点に立ちながら公共施設の更新や統廃合、長寿命化計画を計画的に行いながら需要が見込めない施設は用途廃止、さらには除却によって適切な処理を進めることとしていかなければならないということであります。また、国においては、各省庁に対し個別施設計画を平成32年までのできるだけ早期に策定を要請しております。町においても、公共施設等管理計画における施設類型ごとに個別計画を策定するよう、今、検討してまいるわけであります。次に、人口減少地域のコミュニティセンターの設置基準・維持管理の方法等でありますけれども、地域のコミュニティセンターについての質問でありますけれども、いわゆるコミセンは、これまで各自治会に1施設を基本に設置されてきたとことでありまして、過去に集落の減少に伴って統合したものもありますけれども、現在16施設が各自治会によって指定管理されているわけであります。条例上は1つ、火災によって条例上残っているものもありますけれども16と、こういうことでございます。条例上は17ということです。コミセンの設置基準は特に設けておりませんけれども、現時点では、人口減少に伴って一律に統合する考えは持っておりません。一律に統合する考えは持っていないと、こういうことでございます。ただ、地域の住民活動の拠点となる大切な施設でありますので、地域の実情や要望も聞きながら基本的に現状維持をするよう管理を継続して参りたいと思っているわけであります。次に、官民連携による公共施設運営の方法でありますけれども、公共施設等総合管理計画では、基本的な考え方の1つとして官民連携の推進を掲げておるわけであります。今後の施設更新等に当たって、民間事業者の有するノウハウや資金導入など、こういうことをお願いしなければならないのかなと考えておりますし、施設サービス水準の維持向上と効率的な運営も視野に入れながら検討して参りたいと、このように考えているわけであります。以上、応答答弁とさせていただきたいと思います。
質問 1番 小口英治
人口想定は、ご存知の通り減っていくのは少子高齢化になって減っていきます。郡部を見ると自治会等の減り方といいますか、これは市街地が2014年から39年までの資料ですけれども、市街地で35%。農村部で約43%、減少率が大きいのは敷島自治会、ついで吉野自治会というような資料があります。この期間の中で、早いか遅いかは別として、農村部の7つの自治会では人口が50人以下になると町の人口ビジョンでは予想されています。この中で、コミセンが維持できるかという問題も次のことで、またお聞きしたいと思いますけれども、まず初めに、この公共の建築物ですが、これは20年間で2016年から35年の間で公共建設物の総床面積を20年間で14%削減を目標としているということで建てられていますけれども、私は、この35年までで14%は、ちょっとあまいのではないかと、これの倍くらいでないと維持するランニングコスト的に問題が生じるのではないかと私自身は思っていますが、町の方は14%と目標をしていますが、こういう数字も具体的に年次計画で、こことここは削減して14%にもっていくというような情報でもあればわかりますけれども、ほとんどが30年から50年未満がほとんどです。これで計算しますと、90近くが30年以上50年未満、50年以上の建物に。その中で14%削減目標だけで、済むのかと私は思っているのですが、そこの説明を町長に聞いてみたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
元の計画が必要ではないかという部分もあろうかと思いますけれども、その中で橋梁だとか上下水道だとか公営住宅、こういうものもあるわけで、その他に役場の庁舎だとか学校だとか特養。特養は現在、民間にしていますが色々あるわけでありまして。そういう中で、計画策定にあたって14%を目標にしてあるということでありますけど、いろんなことを想定しながら具体的に、対策を順次立てていかなければならないという段階でありまして、今ここで具体的に裏付けの数字ということもあろうかと思いますけど、そこはなかなか今ここで住民協議等とももちろんありますけど、それは先ほど言いましたように道路だとか橋梁だとか上下水道、特に上下水道等につきましては今、進めている部分もありますし、ただ建物等についてもいろいろあるものですから、その辺は長期計画に基づきながら基本的な考えを示しておりますので具体化させるべく、検討してまいりたいとこのように思っております。
質問 1番 小口英治
橋梁の話をしますと、美深町に111橋あって、大規模改修にすると100億円かかるところが予防型の改修を行うと67億くらいで済むと。そして37億円ぐらいの削減効果があるので、そういうように取組むような報告もなされていますけども、水道でも郡部は段々人口が減っていく、建設物はどんどん老朽化していく。これはある程度ですね、計画性を持ったなかで、どうしようもないものは取壊しますとなっていますけど、具体的に今からでも計画的に町民に、ここは有効利用がなければ取壊すだとか、ここはそういうような大まかでもいいですから、何年から何年の間にはそういう計画ですよというのを教えてやらないと、いきなり協議はするといってもある程度のスパンをもった中で町民に説明が私は必要ではないかと、街づくりに対して思うのですが、そこら辺の町民への情報提供のあり方に関してはどのように考えていますか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
昨年でありますけど、公共施設等総合管理計画を作りながら、今ご質問いただいているようなこと、1つのたたき台といいますか、考え方ができたなという風に思っておりまして、これは、将来40年先のことも含めて考えておるわけでありまして、非常に先ほど議員がおっしゃる通り町の人口減少、さらには農村部の人口減少、コミュニティのあり方等々も議論があったところでありますけれど、そういうことも踏まえながら道路・橋・下水のインフラだけではなくて、建物、役場だとかここだとか、そういうことも含めて考えていかなければならない。地域のコミュニティセンターのことについても、色々検討していかなければならないということでありますので、全部が全部、維持管理していけるものではないな、それは理解しておりますけれど、しかしながら今具体的にそれを示しながら、こういうようなというところまでは至っていないと徐々に色んな意見を聞きながら検討を加えていくと、1つのたたき台を今作り上げたという段階でありますのでご理解をいただきたい。
質問 1番 小口英治
町長はこの問題に対して当初から29年度の予算の時から人口減少の問題、それから建物のことも視野に入れていかなければ駄目だということもおっしゃっていますので、それは一生懸命頑張っていただきたいと思います。それでは、項目、行政。件名、まちづくりの具体的方策について、お伺いしたいと思います。質問の要旨は、都市計画マスタープラン、まち・ひと・しごと創生総合戦略による将来人口の減少に伴う、まちづくりについて以下の考えを伺います。1つ目、公共公益施設の適正な立地の考え方(特別養護老人ホーム・高齢者住宅)2つ目、空き店舗、空き地の増加に伴う解決策等をお聞きします。これは、町長にお聞きするものです。よろしくお願いします。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
小口議員が2つ目の項目として、将来の人口減少に伴うまちづくりの方策について質問をいただいたところでございます。その中で、公共施設の適正な立地の考え方、特に特別養護老人ホーム・高齢者住宅、この考え方をいただいたわけですけれども、ご存知のとおり特別養護老人ホームは建築から31年が経過しております。現在地、ご案内の通りでありますけれど、当時は適地として市街地の状況あるいは災害に対するまちづくりの観点等とも考慮しながら造ったと思っておりますけれども、しかしながら、まちづくりの今の観点、更には施設の老朽化、色々と課題が出てきていると思っておりまして、これらの状況を踏まえながら施設を運営している美深福祉会これらとの協議、福祉会の考え方が大事になるわけでありますけど、施設の規模や形態などと合わせて色々検討していかなければならないと考えております。また、高齢者住宅についても触れられましたが、現状におきましては民間におけるケアハウスの建設やサービス付き高齢者住宅、認知症グループホームなど一定の高齢者対応施設の整備が進められていると考えておりまして、当面、町が整備を行う計画は今持っていないわけです。それと、ここのところ進んでおります、空き店舗・空き地の増加に伴う解決策ですが、これについての考え方も問われましたが、人口規模の縮小だとか商店経営者の高齢化、担い手不足などによって市街地を中心として商店の廃業による空き店舗や個人住宅の空き家が目立ってきていると思っております。ここ数年、住宅の解体に対する町からの支援、更には老朽化した住宅をはじめ、店舗併用の住宅解体が進みつつあるところ見ております。廃屋など朽廃した建物が整理されて、危険な建物が少なくなって良い部分もあるわけでありますけれども、しかしこれによって更地となって空き地が目立つということも現実としてあるわけであります。市街地の町並みを形成していく、そういう上では、先ほどの特別養護老人ホームなどを含めて今後整備が必要な公共施設であるとか、市街地の空き地に整備する方策、こういうものも考えに入れていかなければいけないと考えるわけでありますけども、しかし、現在発生している空き家や、あるいは空き地など民間の所有でありまして、特に不在地主となっている状況もあるとともに、公共施設をそこに造るとなれば、一定の規模といいますか、用地、広さ、こういうことが必要となってくるわけでありまして、非常に課題があるなとみております。ただ、一方で商店街等において、この空き地を利用して駐車場や冬期間の雪捨て場だとか、そういうことに利用されている部分もありまして、一方では有効活用されている部分もあるなと、こう見ております。ただ、商工業の活性化対策として、担い手支援条例だとか、対策をしながら店舗近代化に対する支援なども講じながら新規開業だとか事業所の新設も、一部ではありますけども成果が見られておる部分もあるわけであります。当面は、現在の担い手支援対策等を中心に進めていかなければならないと、こう思っております。そういう意味では既存の事業者といいますか、継続されておる方々の一層の奮起といいますか、拡大に期待をするとともに、新規の担い手確保、これらについて関係団体と連携を図りながら努力して参らなければなとこのように思っております。
質問 1番 小口英治
都市計画の方なのですけれども、空き地の問題ですけれども、市街地区では40ヘクタールを超える状況になっていて500平米以下の小規模のものについては、200カ所超えると、空き地が散在している状況だと美深町。まさに私もその通りだと思っています。そこで、空き地をなんとか埋めていく努力もちろんしないと駄目だと。そこで、公共の公益施設なりをそういう町の中にもっていく政策も都市計画上、必要ではないのだろうかと、それがですね、昔から美深町でSUN21ですか、あそこはどん詰まり、昔の役場もどん詰まりでして、今の現庁舎もどん詰まりです。なんで突き抜けるようなまちづくりにできなかったのかなっていうのは、もう過去からそう言われていますよね。ですから、これからそういうような建物をやるときは、なるべく特養高齢者住宅は例に出しましたけれども、そういうのを町の中にもってきて、これから段々、高齢化になって、進行中なのですから、買い物でも自由に少しでも利便性を図れるような、そういう考えをしていかないと、ただ空き地になっているから駐車場やら雪捨て場にいいのだと、それだけの判断では、私は困ると思います。それで、空き地の問題をもう1回聞きますけど、今の段階で町長の考えをお聞きしたいです。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
今、小口議員から言われるように、それぞれの大事な公共施設の規模の大きなもの、それぞれのところでどん詰まりになっているのではないかと、当時、構想といいますか、計画段階ではこれはこれでよかったのかな、時代とともにこうなったのかなと思っておりますけれども、当時の人の判断でありますから、良いとか悪いとか、私はここで論評するもなにものもないな、こう思っておりますけれども、しかし今後のことについて、今言われるようにあちこちに空き地、空き家がでてきて、これは承知しておるわけであります。ただ、先ほどご答弁申し上げたとおりに、どうしても公共施設等々、市街区といいますか、そういうところにつくる、空き地につくる、一定のまとまりといいますか、規模がいるということもご理解いただかなければいけないですし、冬場のことだとか、そういうことを考えると果たしてどうなのかなと、そして、これから公共施設等ともどのくらいつくっていけるのかな、かなり更新しなければならないものもでてきておりますけれども、そういうことも考えながら、こういう部分についてはじっくりとみなさんのご意見を聞きながら相談して参らなければならないのかなと思っております。あまり、この部分については、こうするああするといい話が今の段階でできないのが辛いわけでありますけれども、1つの大きな課題と受け止めながら、将来の課題と受け止めながらこれに対処していきたいと、このように思っております。
質問 1番 小口英治
趣旨にあまりずれても、申し訳ないのであれですけど、ただ、商工会ですけれども、商工会はもう60歳以上79歳までで110人ぐらいいるのですね。その年代で経営している方がこれも会員数の推計の資料ですけれども、2015年の177件から5年後の2020年には165件、7業種12件が減少すると町では予測しています。商工会の年齢区分では、49歳以下がわずか9,2%です。商業も後継者がいないのですよね。ですから、空き店舗ばかりがどんどん増えていくと、ますます来てくれる要素も減っていくわけです。なんとか魅力ある街区、商店街をつくっていかないと駄目だと思います。議事日報から記事がのっていたのですけど、これは奈良県東吉野村というところでは、空き家を利用してチャレンジショップとして光熱費込みで月1万円、3カ月くらいやってみてくださいと貸出制度だとかやっているところも現実にはありますから、そういうようなちょっとひねった有効利用、空き店舗の有効利用というのも是非とも商工会ともども考えていただきたいと思います。この議事日報なのですが、5月29日の閣議なのかまち・ひと・しごと創生会議で、これからは商店街の再生を促すために空き店舗利用に積極的な地方公共団体、商店街を支援するというように明記されております。税法上、住宅扱いは固定資産税が最大1/6に減税されていますが政府では、この空き店舗の特例を対象から外すことを検討しているというような記事が載っていましたけれども、固定資産税とはそういうものだったと思って私もこれをたんですけど、段々、国も積極的に空き店舗を支援してくださいと謳っているわけですから、やっぱりここはなんとか町ぐるみ全体を含めて更なる努力を求めたいと思いますけれど、それをお聞きして、いつもくどくて申し訳ありませんがここら辺で、なんとかしなければならないなという意識に私もなっていますので、最後の答弁をお願いしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
国、どこの自治体もそうでありますけれども、小口さんが心配するようなことの対策に一生懸命やりたいという気持ちは持ちながら努力しているわけであります。しかしながら現実として、さればどうするのかと、そしてそれぞれの町のそれぞれの商店街の方々、商工会の方々が具体的にどう動くのかどう要望されるのか、その辺をしっかり受け止めないと行政が先走りといいますか、1つの構想、我々夢は持っていますよ。だけど夢だけで現実にやれないものですから、国も夢はいっぱい語ってくれるし、どうだという話もくるのでありますけど、それはできないわけであります。だから毎年のようでありますけれども、補正予算を組んで、ああいう対策がベストかなとは、やっぱり思えないのでありますけれど、しかし当面の政策として、やっぱりこれが1つのまとまった商工会なら商工会、としての要望としてあがってくる議会にもあがってくるということでありますから、ただ今申されたようなことはなかなか、1つの声としてまとまって上がってきて一緒にともども連携してやろうと、こういうところに行きつかない、この辛さがあるわけで、そうはいっても打破していかなければならない。こういうことだろうと。今やれることは、全道1とは全国1とは言わないのですけど、農業に勝る商店街、商工会そういうものを担い手対策だとか、そういう手は打ってきたつもりであります。そして今後も継続して参りたいと。そして、おかげさまで、何店かお店だとか、そういうものもできてきている。これは、ある意味では注目されている部分もあるわけであります。今後ともこのことについては、意を配していきたいと、頑張っていきたいという風に思っておりますけれども、そういう声が商工会を動かす、ましてや、商工会の方でありますし、商工議員連盟だろうと思いますので、そういう機運づくりをともども、やっていただければありがたいなと、こう思っておりますので、私の方からもによろしくお願い申し上げて答弁にしたいと思います。
質問 1番 小口英治
はい、終わります。