みんなの議会

美深町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月12日

再び問う。仁宇布小中学校の校舎改修・改築はいつ、どのような形で実現するのか

2016年9月12日、美深町議会の一般質問で、岩崎泰好議員が「再び問う。仁宇布小中学校の校舎改修・改築はいつ、どのような形で実現するのか」について質問し、教育委員長 宮原宏明、教育長 石田政充、町長 山口信夫が答弁しました。

質問者
岩崎泰好 議員
答弁者
教育委員長 宮原宏明、教育長 石田政充、町長 山口信夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 7番 岩崎泰好

一般質問を始めるにあたりましてひと言申し上げます。この夏から続きました相次ぐ台風やそれに伴うゲリラ豪雨によりまして、日本各地で大きな被害が相次ぎ、とりわけ北海道内にありましても道東の多くの市町村や上川管内南富良野町の災害状況は甚大なものでありまして、1日も早い復興を望むものであります。被害にあわれました多くの方々に心からのお見舞いを申し上げますとともに、心を寄り添って復興の手だてを共に模索していきたいと思っている1人でございます。一般質問に入ります。今回は教育の項目について、教育長並びに教育委員長、そして町長にその考え方を伺うものであります。件名は、再び問う。仁宇布小中学校の校舎改修・改築はいつ、どのような形で実現するのかという項目で質問を行いたいと存じます。仁宇布小中学校校舎の改修・改築の早期実現は、教育課題の中でも最大のものであると考えています。子供たちの教育環境整備は、何をおいても1番の問題として解決に向かわなければなりません。明確な改築・改修の年を明示し、計画策定を進める今がタイムリミットであると考えますが教育行政のトップに立つ教育長と教育委員長、更には美深町長にそれぞれのその所見について伺うものであります。1つ目は、計画策定を含めまして現在までの進捗状況はどのようになっているのか。まずは教育長にお伺いしたいと思います。2点目は、この件に関して教育委員会ではどのような協議が行われているのか。今日までの委員会での協議内容、そして教育委員長の所見を伺うものであります。3点は、町長にお伺いしたいと存じますが、平成28年1月25日に行われました新たな教育行政の中での会議ですが、平成27年度の第2回美深町総合教育会議、この中で特に発言を求めまして教育の中でも様々な課題がありますが、とりわけ仁宇布山村留学、学校改築について将来的にどうするのかという事を昨年の暮に町と議会に対して仁宇布地域から校舎改築を求める要望がありました。この扱いについては慎重を期していかなければならないと考えており、秋頃まで様子を見ながらじっくり進めたいと思っています。改めて教育委員会に相談したいと考えておりますのでよろしくお願いします。以上、申し上げ第2回目の美深町総合教育会議を閉会します。という発言をされておられますが、これにつきまして特にその真意がどこにあるのかということ。その考え方を伺うものであります。それに伴いまして現在の進捗状況について伺うものであります。

答弁 教育委員長 宮原宏明

教育委員会へのご質問を頂きましたので、まず私から答弁を申し上げたいと思っております。私事になりますが、教育委員会制度改正が実施されまして、本町では今月をもちまして教育委員長職が廃止となります。したがいまして私の町議会への出席も9月の議会をもちまして終了ということになります。最後の議会にこのように答弁をする機会を与えていただきましてご厚情に感謝をしたいと思います。ただ、出来るだけ再質問は教育長へよろしくお願いいたします。約9年間になりますが、委員長としてこの議会に出席をさせていただきまして、美深小学校、美深中学校、あるいは給食問題と色んなことで議会のご承認をいただきながら第5次総合計画に基づき、順調に教育的なものが進んでおりますことをまずはお礼を申し上げたいと思うわけでございます。本論に入りたいと思いますが、教育委員会といたしまして先ほどから山村留学についても若干出ておりましたので触れておきますが、これにつきましては教育委員会としても大変重要な問題であると認識をしております。この問題につきましては、平成24年2月開催の臨時教育委員会におきまして、山村留学の継続について確認しているということでございますのでよろしくお願い申し上げたいと思います。また、今ご質問頂きました仁宇布小中学校に関する協議につきましては、平成25年5月の臨時教育委員会会議から同年8月の教育委員会まで合計6回の会議を通じて協議を行い、学校の存続についても確認をしてきているところでございます。これらの教育委員会会議の結果を踏まえまして、平成25年10月に教育委員会としての考え方をもちまして、町長と協議を行ってきているところでございます。山村留学を含め仁宇布小中学校のあり方につきましては教育的な視点、そして地域づくりの視点、そういったことを総合的に判断していかなければならないと教育委員会といたしましても理解をしているところでございまして、町部局と相談しながら今後も協議を進めて参りたいと考えております。以上でございます。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

只今、岩崎議員から仁宇布小中学校の校舎改築等についてのご質疑を頂いたところでございます。仁宇布小中学校の校舎改築、改修に関わる計画の策定ということでございますけれども、仁宇布小中学校のあり方については従来からご答弁を申し上げていた通り、教育的な視点や地域づくりの視点ということで只今、委員長からお話がありましたけれども、教育委員会としては総合的に勘案をいたしまして仁宇布地域に学校は欠かせない存在であると現在、考えているところでございます。ただ、建物の状況等を考えるとそう時間があるということではありません。この点については議員が先程言われた通りであるかなと思います。ただ、大きな課題であり、様々な点について議論をしていくことが必要であると考えておりまして、これまでも町長とも相談をしながら今日に至ったという状況でございます。これまで頂いたご意見の中には子供たちの教育環境の整備等について改まって議論をする必要がないというような考え方もあった部分がございますけれども、教育委員会としては学校の現状や諸課題を丁寧に説明しながら議論を進めていく必要があるだろうと考えているところでございます。町の幅広い考え方や意見を聞く議論の場として、先程、齊藤議員の方にもお答えをいたしましたけれども、今回の補正予算の中で懇談会に関わる予算を計上させていただいておりますので、ご理解をいただきたいと思います。以上です。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

今ほど教育委員長、そして教育長からもそれぞれ答弁を頂いたところであります。教育総合会議の発言の真意が問われているのでありますけれども、先ほどの斎藤さんの質問の繰り返しになるわけでありますけれども、12月に提出された要望等々は非常に重く受け止めているとご理解をしていただきたいと。ただ、仁宇布小中学校のあり方については、地域の子供たちや山村留学生にとって正しく教育の場であるわけでありますけれども、地域の皆さんにとって学校は地域の拠り所でもあるのかなと思ったりもしております。仁宇布の学校を今後どうすべきかについては、まだまだ全町的な理解、合意、様々な課題があると思っておりまして、これを整理していかなければならないと思っております。そういう中で、先ほど来、教育長さんが申し上げております、全町の幅広い考え方や意見を聞くという判断をするために懇談会を立ち上げるという話でありますから、今回予算も出しておりますけれども、私としても従前から申し上げているように慎重にこれを聞きながら色んな判断をしていく、このように理解をして欲しいと思っています。これが真意です。

質問 7番 岩崎泰好

私はこの件に関して昨年の12月に同じ内容で質問をさせて頂きました。同じ議論はしたくないと思っておりますのでその点を注意しながら質問を続けたいと思っていますが、特に平成28年の教育行政執行方針にしっかりとこの問題が一歩前進という形で載せられた事は、私は非常に評価をしたいと思っています。更にその結果として、1つの懇談会を作って全町的な意見の集約を図っていくのだということについても非常に私は評価をするところでありますが、しかし教育の現場というのは実際児童、生徒が美深小学校あるいは美深中学校と比較をしてはいけないのでしょうけれども、教育環境というのが非常に悪化した状態の中で、毎日学校に通ってそこで授業を続けなければいけないという現状にあるということも確かな事実であると思います。その点を踏まえて1つは新聞紙上でも出てきましたが国が進める耐震化事業、そしてそれを受けて北海道教育委員会が平成28年4月1日の現在の状況について公表しております。公立学校施設の耐震改修状況調査結果についてという形でこれもホームページで見ることができますが、耐震化率は全国で98.1%。ご存じだと思いますが北海道はそれに対して93%という低い現状にあります。上川管内19町村のうち16町村がすでに耐震化は100%実施している現状にあります。耐震化率が遅れているところは美瑛町が88.2%、上富良野町が80%で美深町が77.8%という形で実際の数字が公表されています。文部科学省は公立高校の施設整備については、特に阪神大震災そして3?11の東日本大震災も受けて1日も早い耐震化を進めた学校を設置すべきだという事は毎年この調査の状況調査をする中で言っているところです。その中でも公立高校施設の耐震化の推進については、学校施設は児童、生徒などの学習生活の場であるとともに非常災害時には地域住民の応急避難場所としての役割も果たすことから、安全性の確保は極めて重要であると。耐震化の推進が喫緊の課題になっていて、児童、生徒となれば1日の大半を過ごす活動の場であるということで一日も早い耐震化を各自治体に求めているところであります。更には公立高校施設の耐震化については、平成27年度末までの出来るだけ早い時期に完了させるという目標を打ち出していました。なかなか進まない耐震化の状況にあって、耐震化への国の補助率等の逐次改正をしてきているような状況にあると思います。特にこれは近い上川管内にあっても近隣の市町村との比較をすることではないのですが、これが遅れているということについて教育長の見解をまずお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

耐震化の問題ですが、今議員がおっしゃられた通り公表されているという状況でございます。うちの町のホームページ等でもそれらについてはお知らせをしてきていると。うちの町の耐震化が完備していないその理由については既に皆さんご承知の通り、仁宇布小中学校の校舎が耐震強度を持っていないということで従前の議会を含めて報告を申し上げてきたところでございます。仁宇布の小中学校の校舎は1つですけれども、学校が小学校、中学校、別々の設置になってございますので、建物が小学校の部分と中学校の部分に分けられて2棟あるという計算になっています。そういった部分から耐震率がなお下がっているというのはあると思いますが、ただそういう議論ではなくてなぜここまで耐震化されないのかというお話だろうと思います。まず技術的な関係でお話をするとこれもすでに何回もお話をさせていただいていますが、コンクリートブロック造の建物ですから、その建物を補強するということが技術的には出来ないというのが現状でございます。そうすると耐震化を図るためには建物そのものの建て直しをしなければならないというのが現実でございます。そういった状況の中で地域やこの町の状況等々を踏まえ、学校のあり方がやはり大きな課題として現在あると。そのことを整理していかない限りは耐震化が進められないという状況にあるという認識を持っているところでございます。

質問 7番 岩崎泰好

その辺の事情も私は理解しているところですが、ただここに至って北海道教育庁としてもまだ達成されない耐震化のところについては、直接訪問による耐震化の促進ですとか、あるいは耐震化実施計画の進捗状況の把握と耐震化事業の前倒しを協議するとか、あと2、3点あるのですが、それらのことを教育長としてもこれまでもしてきただろうし、これからも進めていくだろうと思っています。それらの道、あるいは国との協議の中身というのはどんな具体的な中身があったのかそれについてお聞きをしたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

北海道教育庁の方から担当の課長さんが美深町に見えられております。今年度、美深町に来られた際、私は日程が重なっていて直接、町長の方にご来町いただいております。それから昨年も続けて来られているということで状況等については先程、お話しした状況を北海道教育庁の方にご報告を申し上げております。状況的な部分について北海道教育庁は充分理解をするということで今後の協議に期待をしたいというお話をいただいているところでございます。

質問 7番 岩崎泰好

道のホームページから拾ってきたのですが、耐震化が遅れている主な理由ということで若干ニュアンスが違うのかもしれませんが3点ほど挙げています。児童、生徒数の減少に伴う学校の統廃合に関する住民合意に時間を要するという1点と、市町村財政が厳しい状況にあるということが2点目、3点目には建物の老朽化から耐震補強工事よりも全面改築を検討している等により耐震化が進んでいない状況となっていると道の報告が出ているのですが、この最初の児童、生徒数の減少に伴う学校の統廃合に関する住民合意という、この辺の道の受け取り方とこちら側の説明の仕方の違いがあるような気がしてならないのですがこの辺についてはどのように考えたらよろしいですか。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

道の方でどういう項目にまとめるかというのは、道のほうの判断でしょうから。存続の問題、それから建物の状況によって先ほど来、申し上げている通り、町民の理解という部分があります。大きな議論をすれば、学校が存続するのかしないのかという問題にもつながります。そういった視点での捉え方も道としてされているのかもしれません。一つ、一つ、理由を細かく書くと出てくるのでしょうけれども、その辺は北海道教育委員長のどういう項目にまとめるかという分野ですから。実態については教育委員会、それから町長、それぞれの立場でお話を申し上げているということをご理解ただきたいと思います。

質問 7番 岩崎泰好

次にお聞きしたいことは先ほども冒頭に言いました児童、生徒がこれらの協議会も含めて、結論に至るまで幾年かの年月がかかってくると思うのですね。先程の齊藤議員の質問への答弁では、今年、来年の中で協議をしていって次に進めたいというお話ですけれども、その間やはり児童、生徒というのは今の環境の中で我慢しなければいけないですね。特に冬場の問題、昔のこんな大きなポット式のストーブを背にして、寒い教室の中で授業を受けなければならないような環境にあるという実態、私が言うまでもなくご存知だと思うのですね。そういう実態を例えばここを建設しないで山村教育をしないような形に進んだとしても現実はあるわけですね、今、学校に通っている子供たちが。その現実についてどのように考えているか、どう思っているのか、その点について教育長、教育委員長、特に、教育委員長には、再質問は教育長にというお話でしたが、長年、学校現場におられたその経験の中からやはりタイムラグと言いますか、どうしても何かを計画して進めなければいけない時に、どうしても時間差というか何年か要さなければいけない。その辺のところ、現場にいた教育委員長はどう対応しどう考えていたのか、その所見をお聞きしたいのと町長にも教育行政は教育次長から始まってずっと続けてきておられた経過がある。その観点から現状美深町内の町民の子供たちの中にとっても快適な環境の中にいる子供たちとそういう劣悪な環境にいる子供たちがここ数年ずっと続くのだということについて、どう考えるのかということをまず、その3名にお聞きしたいと思います。

答弁 教育委員長 宮原宏明

もう質問は無いものと思って肩の力を抜いていたものですから、突然飛んできた矢に怯えているわけでございます。確かに議員がおっしゃるように授業を受けるという環境、そこに差がある事は間違いないだろうと思います。そこに何年間か耐えていただかなければならないということも、それはやはり現実だろうと思います。しかし、これは現場の校長としての考えで申し上げると、そのことによって一体子供はどう変化するのかと。例を申し上げましたら、ここにいらっしゃる議員さん方の中で50代以上の方々は、美深小学校、美深中学校などの木造建築のどちらかというと劣悪な中で、トイレの臭いがプンプンくる中で、50人いるひとクラスの中で、もしかしたら横を向いたらチョークが飛んできたかもしれない中で授業を受けてきたと思います。しかし、その結果はこんな立派になったじゃないですか。決して駄目にはなっていないと私は思っております。したがって、環境というものは確かに良い形にしていくのは大事だと思います。それは現場の校長として考えれば、それは是非お願いをしたいと。しかしそのことをもって教育、あるいは子供たちがおかしくなるという事には賛成出来ない。そのように申し上げて答弁とさせていただきます。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

今の教育環境、例えば寒さの部分をとらえて、1つの例としてお話がありました。現状として、全てが隅々まで暖かい状況と、隅へ行くと少し寒いかなという状況とこれは確かにあるのかもしれません。ただ、現状の中で出来る範囲の手だてを教育委員会としてさせていただいているということについてもご理解をいただきたいと思います。そういった部分を含めて建物の大規模改修が出来れば本当は良いのでしょうけれども、先ほど申し上げた通りそれは出来ないということですので、委員長からありましたけれども、授業に最大限支障が出ないように努力をしていきたいと考えています。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

先ほど来、劣悪な環境という言葉が乱れ飛んでいるようで、自分も小さな学校で学んで今があるものですから、劣悪な環境というのは現象面だけではあるのかなと思ったりもするのですけれども、劣悪というか悪いのは悪いで事実ですけれども、劣悪と言われたらひっかかるわけですよ。総合的に見て環境だけではなく、環境といっても色んな環境がありますから。ぼくは校長先生が居て、あと2人か3人の先生が居て、教科担任もあまりいなかったような状況で教育を受けてきているものですから、総合的に見て劣悪という言葉は僕は避けたいなと、使いたくないなと。教育次長なり教育長をやった時代もありますけれども、そういう表現はしなかったなと。したかもしれませんけれども、今考えて反省をして、そういう言葉はなるべく使わない方が良いのではないかなと思っております。

質問 7番 岩崎泰好

それぞれの現状についての認識を伺ったところですけれども、私は先ほど教育委員長が言われたように本当に石炭ストーブの周りに行かなければ暖を取れないようなそんな学校で育ちました。教育委員長の言われる見解は私も同じ考えです。ただ、教育環境の差異が生まれているということについて、一方ではしっかりとした耐震化が進んだ新しい校舎の中で同じ美深町民であり児童、生徒が教育を受ける環境であるということと、それから片や、未だにいつ壊れても良いような、表現が懐疑だと言われましたけれども、耐震化の問題では本当に耐震化率にも計測出来ない校舎の状態なのですから、そこでやはりすきま風の入る中で授業を受けなければいけないという環境の差異というのはあるというのだと。それを1日も早く解決するのがある意味教育委員会としての教育行政のあり方ではないかと思っているところです。その点についてこれ以上は聞きませんけれども、1つこれらの整備計画について今日までの教育環境の施設整備計画、これについて、小学校の建築、中学校の建築、給食センターの建築等の中で、実際に町長名で文部科学大臣に事後評価の結果報告を出されています。平成22年の5月12日に出された結果報告の中では、事後評価の総合所見および今後の施設整備への繁栄等という項目がありまして、この中で美深小学校は整備計画通りに危険不適格改築事業および大規模改造事業を実施したことで、耐震化による安全性の向上、エレベーター、スロープ設置によるバリアフリー化および多目的スペース等により、児童の学習環境の整備が図られたと書いてあります。また、その他の小学校、中学校の校舎についても、耐震性がなく老朽化が進んでいることから、計画的に学校施設の整備に取り組む必要があるものと考える、というように記載があります。主に重要なのは計画的な学校施設の整備ということが一つ挙げられます。そして更にこれは中学校の改修が終わった後の報告だと思いますが、平成27年5月7日には同じ文部科学大臣に提出した書類の中に、今後の施設整備計画については学校施設の耐震化を図るとともに、良好な教育環境となるよう引き続き事業を推進して行く。とここでは報告をしています。ですから、私は町長に伺いたいところですが、これらの計画的な推進の仕方、引き続き事業を推進して行くという方向性、これは施設整備計画に挙げて実施する、そのような意思があるとこの2つの文章から意思があるというように判断するところでございますけれども、見解を伺いたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

今、町長への質問かと思うわけですけれども、今お話のあった文部科学省への報告は教育委員会の方で扱っている部分ですので、私の方から答弁をさせていただきたいと思います。小学校、中学校、これは確か私が教育長になる前に山口町長が教育長時代に懇談会等を立ち上げて、そして、小学校、中学校の方針を出し、進めてきたと。ただ、その中で仁宇布についての具体的な方針は話はされておりませんけれども、そうやって進められてきたと。美深小学校の改修が終わった時点で先ほどのお話の報告を出しております。ただ、その後、本来では美深中学校も引き続きという当初の計画でしたが、そこで若干、年数がずれております。それから美深中学校の改修を進めてきたということで、昨年の27年、報告の中でこうだという説明がございます。仁宇布については先ほども申し上げた通り、具体的な方針なり年限を示していないということで、教育委員会としては先ほど来、申し上げている通り、これまでの議論の中で基本的に学校を継続して行くべきであるという考え方の中から、昨年の27年の報告書には実施を前提として物事を記載しているということでございます。これについては、先ほど来のお話しで申し上げている通り、教育委員会の立場として可能であれば継続をし、実施していきたいという認識を持っていますのでそういった報告をさせていただいたという状況についてご理解をいただきたいと思います。

質問 7番 岩崎泰好

旧来、教育委員会は一定の考え方を持っているということはお聞きしていたのですが、それが具体的にこういう形で実は考えているのだということは、ある程度、外角が見えてきました。それは非常に評価したいと思います。ただ、先ほど来、現状が1日も早い方向性を示すことが大事だと思っている1人でありまして、先ほど齊藤議員の質問の中でも答弁等で触れておられましたけれども、合意形成に向けた手法の中で、懇談会方式でこれらについて進めていきたいという意向でございます。その内容について、どのような形の懇談会にするのか。それから構成メンバーはどのような形にするのか。そして、先ほど来、今年度と来年度の2年かけてというお話でしたが、それほどの期間をかける必要はあるのか。その辺のところ、判断の教育委員会としては一定の方向性を既に決めていると。それを懇談会にかけて、ということであれば時間の短縮は可能ではないかと思うのですが、その辺のことについて見解をお伺いしたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

予算に上げている事項ですので、ここで細かくお話しするのはどうかと思うのですけれども、基本的には9名乃至10名ぐらいの人数で懇談会を持ちたいと思っています。メンバーについても幅広くそれぞれの立場からご意見を頂ければと考えておりますので、各分野からお話を頂ければと思っています。そして、教育委員会が一定の考え方を持っているのだから時間はかからないのではないかというお話でございますが、これは教育を携わる中で現状を踏まえ、教育委員会としてみた地域づくりなり教育目標と言いますか、実施されている教育の中から得られる教育成果、そういったものを見たときに、可能な限りは継続していくことが良いのではないかという考え方を持っているところです。ただ、これは教育委員会としての一面の見方です。だからといって教育委員会の考え方を前面に押し出して合意が得られるかというと、またそれも違ってくるだろうと思います。ですから、やはりこういう懇談会を立ち上げて色んなご意見をいただき、それを住民の皆様に返していくという作業をするにはやはり一定の時間がかかってくるということもご理解をいただきたいと思っております。

質問 7番 岩崎泰好

これは私の見解ですけれども、1つは今、答弁をいただいた中身について、義務教育の段階ですから1つは学区制の問題がありますよね。学区制の問題から考えると、今の仁宇布小中学校の学区は美深町字仁宇布に住んでおられる方が対象だということで理解をしているのですね。自分たちが住んでいる所の学校をどうするのかということの議論が地元の仁宇布の中で議論をされて、校舎については是非、改修、改築をお願いしたいという要望まで出てきたという自治会の姿というのは、やはり町長も尊重するという、重く受け止めているというように言われましたけれども、全町的な合意というのは山村留学制度云々の継続をどうするかということについては、特に全町的な議論は財政的な関係から必要かもしれませんけれども、学校の存続そのものをそこで議論する必要があるのかなと思うところなのですね。やはりそれは小学校でも中学校でも国が耐震化をしなさいということで耐震化の診断をさせて、美深町は耐震化の診断が全部終わりました。その結果として、耐震化率が達していないものについてはしっかり子供たちの安全を守るために向上して、それなりに耐震化率を上げる努力をしてくださいという方針を示しました。それについて特に何も問題なく、町長はしっかりすべきだということで出しました。学校給食の問題もこれは施策として、私の公約として、これは実施したいのだという、やはり一言出したことでその議論も反対の議論も少し下火になって今日の学校給食の姿があると思っております。そういう意味では、そこに全町的な合意形成の手法というのが、果たして馴染むのかどうかということが1つの疑問です。その見解をお聞きしたいのと、それから政策として町長がひとつ決断して、とにかくあそこの環境をしっかりと学校を建てて、将来仁宇布地区がしっかり発展する様な基礎になってほしいと。今までの地域の人たちが一生懸命取り組んできたことも含めて、これからの仁宇布地区に期待をするという形であそこにしっかり学校校舎を新築するのだと、そういう方針を立てれば町民はだれも反対する人がいないと私は思うところなのですが、その辺の見解をそれぞれ町長と教育長に伺ってこれを最後にしたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

学校の問題ですから、それぞれの校区の中で必要とすれば義務教育ですから一定程度の考え方を持って進めていくと、これもひとつの言われる通りの考え方もあろうかと思います。国等が言う分については、教育の中での経営の合理化というのが、正直いって言われる部分であります。それから、地域の中でも、これまでそれぞれの地域にあった学校が、統合して来たという背景もあります。そういったことを総合的に見たときに、地域にある学校は、地域が望んでいるからすぐ建て替えだということが可能かどうか。これは、私も、ある意味では、既存の学校を、学校があってそれを経営していく段階において必要となれば、どこまでの議論が必要かということをその範囲についても、やり方についても、どこまで必要なのだろうと。これは一定程度、義務教育でやらなければならないことだからという考え方もあります。ただ、仁宇布小中学校が置かれている現状というのは、やはりストレートに校舎を建て替えしてやっていくといったときに、相当規模のお金がかかってきます。これは、等しく町民の皆様にご負担をいただくという大きな課題になってくるかと思います。中には、スクールバスで通った方が安いのではないかとか、そういう議論も当然あると思います。ですから、やはりそういったところを充分、お話を伺いながら、見極めながら、最終的に仁宇布の小中学校として、どうしていくのが一番良いのかというところまで、最終判断がされるのだろうと思いますので、そのためには、やはりしっかりと。100%町民の合意が得られないと出来ないかという問題ではないと思います。ですから、一定程度、説明がされて、その中でどういう判断になるか解りませんけれども、下される判断というのは、しっかり尊重していかなければならないと思うのですね。あくまでも教育委員会は、教育委員会としてご意見を頂く段階ですから、その後、大きな判断をしていただく時期がくるだろうと思いますので、充分に、しっかりと進めて行かなければならないと考えています。以上です。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

僕も、学校問題を深く考えるというか、色々考えてはいるのですけれども、それぞれの町や村で町づくりをするときに、スタートとして、開拓の時代から、学校というものは、本当に地域の人たちが、なんとか学校を作っていこうと、こういう熱意があったのですね。そして、その中でひとつのまとまりを持って、地域で応援をしながら作り上げてきている。そういう時代があって、残念ながら、今、過疎と言いますか、そういう人口減少の中で、学校の存続が成り立たなくなってきた、現実に。そういうことで、我が町においても、僕の時代というか、僕の知る範囲においても、西里、紋穂内の学校、更には恩根内の学校等々が廃校やむなくなったと、こういう時代経過があります。更には、先ほど来、触れておられますけれども、全道的に山村留学ですとか、親子留学ですとか、それぞれの地域に合ったそういう学校も、全道的、全国的に減少していくというのは、どういう事なのだろう。深く掘り下げて、私なりに考えている。そこで、私なりに仁宇布の小中学校が、果たして耐えていけるのかどうか。諸々のそれは今の減少だけではなくて、100年も先の話でもなくて、ここ10年、15年、20年の話としてでも、そういうことも色々考えます。そして、教育のあり方についても色々考えます。というのは、多くは、昨今の状況を見ていると、仁宇布に来ておられる子どもたちの現状を見ると、それぞれ課題を持った子供たちが全員ではありませんけれども、そういう子供たちが多いのかなと。それも近隣だけではなくて、全国と言っても良いのかな、そういう状況で集まってきているなと見ています。そして、そこに子供を抱えている親御さんの関係も、自分も山村留学の会長を務めた時が一時あるものですから、その辺の苦労話も解ります。そのように見たときに、仁宇布の学校を地域から要望という形で私どもの方に、更には議会にも出ておりますけれども、これはやはり大事にしながら、しかし、今、諸々申し上げていることを慎重に判断をしながら、いかなければならないと思っております。そう考えたときに、そう簡単に急ぐ、急ぐ、いつだと言われますけれども、私は諸々のこと考えながら慎重に進めていると。もちろん、教育委員会の諸々の相談事、検討事項、大切にはしていますけれども、そういう観点で、じっくりとは言いませんけれども慎重にかかっていると。議会の空気と言いますか、ご意見等々も伺っている中で、色々慎重にしなさいと言う、言葉は違うかもしれませんけれども、そういう雰囲気なり、また、早くしなさいという雰囲気なり、色々な立場があるのだろうと認識をしておりますし、また、地域におかれても、大事な地域の人方も、今、頑張っているけれども、いつまで頑張れるかなと。そろそろ下がらなければならないなとか、色んな空気も伝わってくる部分もあります。それだけに、なおかつ、色んな面で慎重にしていかなければならない。こういうような立場で、本当にゆるくない話であります。先ほど齊藤議員の質問に答えたのですけれども、投票までやるのかと、そんな話も出されましたけれども、そういう事はしたくはないわけでありまして、小中学校を作った、給食もやったという時代もありまして、それらに一定の政策的な判断というか、私の判断でリードした部分もありますけれども、時期が来たら、そういうこともやらなければならないと思っておりますけれども、今の段階で、それは、もっと、もっとみんなで議論をして、掘り下げる必要があるのかなと。そういう意味では、今日の両議員さんからこういう問題を定義されて、町の皆さん方にも伝わっていくのかな、保護者にも伝わっていくのかなと、地域の人たちにも伝わっていくのかなと思っておりまして、私は良い機会に恵まれたなと思って、これからの議論に期待をしているところです。

質問 7番 岩崎泰好

町長の方からも、こういう機会をとらえて議論をして来たことに一定の評価をいただきました。私も、教育の問題、本当にまだ素人で解らないことがたくさんありますけれども、しかし、議会にあっても、産業教育常任委員会の中でも、所管調査でこの問題も取り上げて、しっかりと調査のまとめもしています。議会も大方、前回の議会の席で所管調査を発表して、概ね、同意のような形勢でいると私は認識しています。それらについても、更に、議会の中でもしっかり議論を深めながら、今後より良い方向に進めていきたいと思っている1人ですが、よろしくお願いしたいと思います。以上で質問は終わりたいと思います。有り難うございました。

出典:美深町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月12日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる