美深町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月7日
木質バイオマス推進における将来的な展望について
2015年12月7日、美深町議会の一般質問で、和田健議員が「木質バイオマス推進における将来的な展望について」質問し、町長 山口信夫が答弁しました。
- 質問者
- 和田健 議員
- 答弁者
- 町長 山口信夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 和田健
それでは私からの初の一般質問、今頃になってかと思われるかと思いますけれどもやらせて頂きたいと思います。午後ですので若干、眠気も襲ってくるかもしれませんけれどもスパッと聞いてスパッと終わりたいと思いますのでよろしくお願い致します。では、質問項目の1番です。項目は産業、件名は木質バイオマス推進における将来的な展望について。質問の要旨です。木質バイオマスは昨今、化石燃料に変わる新エネルギーとして注目され美深町においても林業の振興と地域の循環型経済に大きく効果を発揮するものであると私も認識しております。町としての取り組みはまだ初段階にあると理解しておりますが町面積の85%を森林が占める当町において道が進める木質バイオマス推進事業と合わせ将来的に主要産業となりうるものです。以下についての考えをお伺いします。1つ目、美深町の木質バイオマス推進において今後の展望をお聞き致します。2つ目、私有林・民有林の整備について保有者との間で間伐、育成の点で考えに相違があると聞いています。道有林とこの民有林が混在している中、間伐作業に支障は無いのか。また保有者との調整は図られているのかをお聞き致します。3つ目、10月に林産共同組合それと報徳地区の作業現場をあまり大きな声では言えませんけれども日本共産党道議会議員団と共に視察をさせて頂きました。現場では作業路の整備などで作業現場の方から要望がありその現場の声を聞き取り改善の支援を行う事が必要だと私は考えます。それについて所見を伺いたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
和田議員から産業、木質バイオマス推進における将来的な展望についてご質問がございました。1つ目の木質バイオマスの推進でありますけれども、これは平成23年に策定した新エネルギービジョンにおいて町内の賦存量と言いますかそういうものが大変多いという事でこれの利用効果としてバイオ再生エネルギーとして位置づけているものでございます。なんとか積極的な利用推進を図れないかとこういう事でありましてこれらを受けて今年1月にびふか温泉に施設への熱提供を目的としたバイオマスボイラーを稼働させたところでございます。さらに林産業関連団体と連携をしてこれらの町内循環型の供給体制、燃料の供給体制、チップ等の体制についても道有林等とも協定を結びながら進めさせて頂いていると。さらにご案内のように我が町は林業の町であります。非常に多い山がある訳でありますから、さらにこれらを推進できないかという事で恩根内市街地の木質バイオマス熱供給の整備についても実施に向けて検討を加えているとそのような段階でありますのでご理解をいただきたいと思っております。2つ目の私有林の整備の事でありました。北海道としては間伐の方法として5メートルから7メートルの間隔で流木を全て伐採する波状型間伐と言いますか、そういうものもやっておられて、しかし私有林ではそれを大々的にやらないで訂正間伐と言う方向で今、進めている。私有林そのものの面積が小さいという事もある訳でありますけれども、そういう感覚であります。そこで今始まったばかりの幅上間伐と言いますかそういう道有林のやり方があるようでありますけれどもそれらについて、いずれにしても間伐に支障がでないかどうかという事でありますけれどもいずれの場合にしてもその利用をどうするのかという問題はありますけれども今の聞いている段階では大きな課題は出ないのだという話を聞いております。それと先程のバイオマスとの関係と合わせて山へ日本共産党議員団共々と調査に入られてという話をうかがっている訳であります。見られたのは北海道の山だったと思っておりますけれども作業路等々について現場の中で少し課題があるという事で色々現場の作業員等々からお話もかかったのかなと思っておりますけれども、聞きますと道は道有林の中ではその辺の事も改善に向けて努力をしていると伺っておりまして町有林も面積がそれほど多くは無いのですけれども先程の補修であるとかその部分については努力をしていきたいし予算の獲得等についても積極的にやっていきたいこのように考えております。いずれにしても作業現場さらには山等にわざわざ出向いていただいた事に感謝を申し上げて答弁にしたいと思います。ありがとうございます。
質問 3番 和田健
党議団が来町した事にご返答頂きまして有り難うございます。今、美深の中で木質バイオマスに若干力を入れていくという段階の中、私も直接この眼で林産共同組合の中でも原木ヤードでしたり燃料チップ保管ヤードの整備の方、原木ヤードもこれから拡張していく計画もあるという事もお聞きしました。その中でやはり雇用も少しずつですが拡大をしていく考えでいるという林業の方からもお話をお聞きする事ができました。そういった関係で町内の中での雇用拡大だとか木質バイオマスに関わる町内の運輸だったり商工業だったり色々な経済効果というものもあるのだと思います。そういったところでもう一つ若い世代に対する夢も与えるという意味で展望をお聞きしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
本当に木材界といいますか一時だいぶ人も居なくて本当にこれはいよいよ木材業界も大変だな、特に山づくりの方、造林される方、下刈りされる方、大変だなとそう思っておりましたけれどもここへ来て、木材と言いますか山づくりに従事する方も若い人である程度確保されてきている面もありますし木材界の中でも機械化だとか大型化という面に取り組んでおられる方も出てきていますので、そういう面では一時より少し木材に対する考え方も変わってきているのかなとそう思っております。従って木質を利用される方々、例えば住宅に新しく木質をさらに今より増やす、そういう場合については今の条例等もある訳でありますけれどもそれらの見直し等もやりながら住宅対策と合わせてその辺の事も考えていかなければならない、言ってみれば木材業界の振興等についても併せて考えていく必要があるのかなと。いずれにしても我が町は農業はもちろんではありますけれども元々、木材の町でありますのでそういう事も考えて努力していかなければならない、いきたいと思っているところでございます。
質問 3番 和田健
有り難うございます。先程、町長のご答弁の中にもありました通り今、びふか温泉の方の木質バイオマスボイラーそして今度は恩根内の住宅の方にもバイオマスを利用するという計画もあるという事でやはりこれは町にとってもチョウザメそしてこの木質バイオマスと2つ並ぶ重要な産業にこれからなっていくのではないかという私の期待も有りますので是非頑張って、私も頑張りたいと思いますし頑張って行きたいと思っております。そして作業現場の3番の質問項目の方の内容なのですけれどもやはり色々な道との連携もあるかと思いますけれども現場の方々の声を聞いてその声をもとに改善していく、支援していく事がこの木質バイオマス事業の発展そして継続性というものにも重要な事ではないかと思う訳です。僕も作業現場で若い人が働いているところを見させていただきました。そしてまた党議団のほうもその現場で使われている重機、ハーベスターですか、あちらのほうも最新のものが使われているという事に大変驚いておられました。そんな中でもその時、私が視察に行った時はたまたま雨が降っておりまして現場の運搬路あそこの方がだいぶ悪い、劣悪な状態になっていた訳なのですけれども、そこを事前に整備していればよかったのだけれども僕らの方ではなんとも出来なかったと作業現場の方が言っておられました。そして、その結果、上川北部森林室の方の協力もありまして、もうすでにやられているかと思いますけれども作業路のほうに砂利を敷いて整備しているところだと思います。そういった声を実現してあげる事もまた現場で働く若い作業員の方にもやりがいですとかそういった力になると思いますけれどもきめ細かい支援援助に対して町長の意気込みをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
これも我が町の林業政策の長い伝統がある訳ですけれども一時下がったというお話もしましたけれども今も例えば5月1日、メーデーの日を中心だったのですけれども林業労務者の激励会というような事で民間事業者、林業関係だけではなくて私も招かれてそこで林業労務者等々と懇談をする機会等を設けており、道有林の所長さんも参加していただく訳でありますけれども、その中では例えば前段として労働基準監督署から来て安全対策を講義するとか色んな取り組みもやっておられる訳であります。こういう取り組みは全道の中で先進的な林業行政と言いますか取り組みをされていると。言ってみれば林業労務者等々も大事にしていると。そういう中で徐々にではありますけれども担い手等々についても育っているのかなと思っている訳であります。さらに今後ともその辺については努力をしていきたいと思っております。美深アイランド、びふか温泉と言っておりますけれどもあれも元々は林業保養センターという名前でありますのでご理解をいただきたいと思います。
質問 3番 和田健
びふか温泉の歴史は私の知るところではなかったので教えて頂き本当にありがとうございます。まだまだ僕も勉強していきたいと思っております。私も一応若い世代にぎりぎり入っているかと思いますけれども、やはり現場で働いてらした若い方、森づくりに携わってこの美深の森を守っているのだというすごい誇りを持って働いてらっしゃいました。これからもその誇りと森づくりをどうするか自分たちの夢を実現させるために頑張って行きたいのだという、そういう意気込みも僕に話して頂きました。そういった若い世代やはり僕も昔、聞いた事があります。森づくりは人づくりだと、そういう事が美深の森の中で確実に実現されているのだと思います。ですから何としてもこの若い世代の世代継承というものを果たしていただきたいという考えが私は強いのですけれども先程もご答弁の中にそういった取り組みがあるという事でしたので是非とも力を入れていただきたいと思います。以上でこの第1項目、木質バイオマスに関しての質問を終わらせていただきます。2番目の項目、社会福祉です。介護ボランティア制度の導入について。今、介護現場では過密長時間労働や介護報酬引き下げによる低賃金など過酷な労働条件が伴い全国的に介護福祉士の不足が言われております。超高齢化社会を迎え美深町も高齢化が着実に進む中、介護施設、介護サービスが果たす役割は重要です。しかし町内既存の一部介護施設からは介護士の補充において募集をかけてもなかなか応募がない、または採用してもすぐにやめてしまうといった声が上がっております。他市町村において様々な介護事業者定着支援事業が展開されている中、以下についての考えをお伺い致します。1つ目、美深町における介護福祉士の現状をどのように認識しているか。町内において雇用労働条件は充分なものか。2つ目、他の地方自治体では介護ボランティア制度を設け、概ね65歳以上を対象にボランティア活動を行ってもらい実績に応じて換金可能なポイントを付与するといった施策が多数ありますが美深町においてその考えはあるのかどうか。お願い致します。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
これからは自席で答弁させていただきたいと思います。介護ボランティア制度の導入についてであります。先程も申し上げましたけれども国は1億総か活躍社会の実現そして介護辞職者ゼロ、こういう事を掲げながら介護施設整備といいますか現場の底上げも含めて努力をするという報道がある訳でありますけれども現実的にはまだまだ少し遠いのかなと私自身も考えている訳であります。そういう中で我が町の具体的に介護福祉の現場、雇用、労働条件というお話を伺いました。ご質問の介護福祉の状況について町内の福祉施設と言いますか職員の状況について少しお話しを申し上げたいと思います。これは介護福祉、介護職場だけではなくて老人ホームであるとかデイサービスさらには緑生苑、きよの里ですかデイサービス訪問看護、社会福祉協議会、ケアプランだとかさらには障害者施設であるとか児童相談施設、厚生病院もそうであります、そういう諸々の介護施設、福祉施設諸々の施設、職員数相対では270を超える数字になっております。そのうち介護職員と言いますか助手と言いますか指導員等を含めて全体的に160位、そのうちに介護福祉士と言われる国家資格でありますから63人ぐらいと抑えています。一日の雇用労働条件一日8時間と聞いている訳でありますけれども非常に賃金体系は低いというのが現実のようであります。最低賃金ぎりぎりというのがかなりあるのかなと。ただ法を破っているというのは今のところないと聞いている状況でございます。介護福祉士と言われる国家資格の部分についてはそれほど高い物ではないと思いますけれども場合によるのですけれども手当等も若干加味されているという事を伺っている訳であります。それとハローワークの求人情報だとかそういう事で賃金状況や雇用体系、比較をしたものもあるのですけれども一部施設では改善されているというような状況もあるようで雇用条件もあるようであります。しかしご案内のように先程、議員からもご指摘の通り施設においては人不足が続いているとこういう状況で残念ながら求人を求めても集まらないとこういう事もあるようです。現に私も地元ではなかなか採用できなくて入所の希望者はいるのだけれどもフル活動できないのだと。職員といいますかそういう人間を手配する事ができればフル活動したいというような話も聞いております。それと2つ目の介護ボランティア制度を設ける考え方等がありますけれども老人ホームなどでは話し相手や新聞の読み聞かせだとかイベントのお手伝いだとか色々ある訳であります。介護施設のボランティアとしては買い物だとかゴミ出しだとか清掃などの在宅支援の取り組み、こういうものが自治体といいますか少しずつ広がってきているようにも見えると。そういう風に切り替えていくという国の考えもある訳でありますけれどもボランティアとして今やっているコマネットサロン的なものが今、介護分野でボランティアとしてやっておられるこれがきちんと確立して行く事ができるのかどうか若干懸念をしております。しかしながら国はそれにシフトしようとしているのも事実であります。ある意味では安上がり介護を求めているのかもしれませんけれどもそれに向けて換金ポイント的な取り組みもあるようですけれども、これはななかなか言うに易しで我が町の社会福祉協議会等々の中でも検討を進めておられるのかなと、取り組んでくれるのかなと考えている訳であります。いずれにしてもボランティア活動等については主体的な住民が参加すると、そういう事で無いと非常に難しいのかなと思っているような事でございますので現状をご理解していただきたいと思います。
質問 3番 和田健
自分でこの介護ボランティア制度の質問をしたけれども私も考えはあるのかとお聞きしましたけれども導入するべきだと言いたい訳ではないのです。ボランティアの制度と名乗っているのにも関わらずそういった報酬的なものを高齢者の方、65歳以上の方にまたボランティアとして働いてもらおうというそれによって社会保障の方でちょっとお金を削りたいという国の思惑が見え隠れしておりますので高齢者の生きがいづくりという面ではプラスの面はあるかと思いますけれども、そういった社会保障削減のためのプログラムを地方に押し付けるようなこういったものを導入すべきではないと私は今のところ思っている所であります。なぜこれを質問に入れたのかと言いますとこの介護福祉士やはり町長もおっしゃいますように今後、高齢者の人口はある程度行ったら減ってくるかもしれません。けれども前段階の時点でどうしても人不足というのはいまからでも足りなくなってくる、国でも今後介護はパンクするかもしれないと言っている訳ですね。ですからこの早い段階でこの介護福祉士という介護士に対する援助を町として何かできるような事を考えているのかどうか、そこをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
そこまで正直言って1自治体でありますから、なかなか介護士をどうするかという所まではいかないのですけれども実態として病院にも看護師、介護士もおりますし看護師も色々な形があるのですけれども、どうもその介護の部分だけが病院の中でも少し主流になってこない、それは診療報酬だとか色々な事もあるのでしょうけれどもどうも介護というものは残念ながら今の段階では少し厄介者にされて少しお金がかかるものですから国の医療体制というか福祉対策の中ではボランティア的なものにシフトしたいという考えがあって、すでに我々の職場にもその考えが降りてきているのですけれども担当と私どもも議論をするのですけれどもボランティアでやりたい、そしてやってほしい、解らない訳ではないのですけれども実際、現場としてうちとして機能するのか、誰が介護するのか、そういう介護するだけの余裕があるのかと。人がいるのか、そして介護と言えどもボランティアと言えども無料でできる訳がないと。そんな甘い職業ではないと、そんな事も議論しながら、しかしながら国は国で徐々に押してきていますのでその辺の事を見極めながら、そして社会福祉協議会なり自治会がどれくらいこれらに向けて理解をし、取り組んでくれるのか、そういうところの事になってくると思います。自治会もさらには福祉協議会も一番進んでいるかどうかは分かりませんけれども色々な見方があるのだと思いますけれども我が町もたとえば栗山町に視察に出かけたり栗山町からわざわざ講師としてお越しになったり、そういう事例も出てきておりますので現実、我が町でどうやれるのだという所をやはり見極めていかなければならない、こう思っているところでございます。
質問 3番 和田健
この美深町の人口減少ですとか高齢化の問題その地方創生に関わって午前中から諸先輩議員からの質問でも町長に答弁をお聞きしていたところですのでだいたい私の中でも大半、半分以上は午前中から私の前の質問の方でお答えを聞かせて頂いていたかなと思っている所でございます。やはりその美深町に合った何か対策をとって頂く事を私からも切にお願いを申し上げで質問を終わらせていただきたいと思います。時間はだいぶ余りましたけれどもスパッと終わりたいと思います。有り難うございました。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
我が町、本当に僕も農林業が基幹されるような街であると同時に社会福祉協議会が町の重要な位置づけで柱建てであるとそういう事を申し上げてきている。そして福祉職場と言いますか介護施設等々も我が町で結構多くなってきていると。そしてまた今後も大きくなるであろうと思っております。それだけに高齢化の問題を含めてこの介護と言いますか福祉対策について努力をしていきたいと思っておりますのでご理解をいただきたいと思います。