みんなの議会

美深町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月9日

学術保護地帯の保全について

2013年9月9日、美深町議会の一般質問で、諸岡勇議員が「学術保護地帯の保全について」質問し、教育長 石田政充、町長 山口信夫が答弁しました。

質問者
諸岡勇 議員
答弁者
教育長 石田政充、町長 山口信夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 7番 諸岡勇

1点、商工観光という項目で、件名につきましては学術保護地帯の保全についてということで通告をいたしました。まず質問の要旨について通告をしている部分でありますが、松山湿原につきましては昭和48年3月北海道の学術自然保護地域、そして昭和51年の5月でありますが北海道ピヤシリ松山湿原環境保全地域ということでこの環境保全地域に指定をされているわけであります。貴重な自然として観光または学術研究分野におきまして今日にもまだ視察がありますし、また、見学・観光等にも訪れているわけでありまして私どもとしてはこの貴重な資源を秘境の地として多くの訪問者を受けながらその任にも当たっているところであります。今年の2月に発刊されました植物エネルギー、美深町教育委員会の指定を受けて3年間この松山湿原の足跡を写真で取りながら1冊の本に仕上げた堀田先生がおられるわけでありまして、この影響もあってか地元道内はもとより東京・大阪・韓国・香港などからも今年訪れておりまして私も対応をさせていただいております。従いまして、この松山湿原というのはわが町の貴重な財産であるということはもちろんありますが、私どもの立場からそしてまた行政の立場からでもそうだと思うわけでありますがこのより優れた自然の遺産をやはり後世に伝え、保護をして保全をして伝えていかなければならないという任務にあると思います。それで、5点ほど箇条書きにしまして町長または教育長に所見を伺うものであります。最初でありますが、松山湿原の針葉樹はアカエゾマツ、トドマツ、ハイマツなどがありまして風雪に耐えながら平地の山々には見られないような形の姿を表しています。色々な形または植物があるわけでありますが、特に、松の形なのですが頂上付近の松は2本が対になっているのが半数ぐらいあるのではないかと思われ1本では育たないわけです。必ず助け合いながら育っているという姿が見られます。このことを考えた時にやはり植物なども1本ではなかなか育つことができないと、複数の力によってまたは群落によって助けられるのではないかという思いがいたします。特に、これらの樹木については寒冷でありまして1センチ育つのに10年の月日がかかっているということもいわれております。従って、その10年かかった姿については毎回上がって見ても感じるところでありまして素晴らしいと感じているところであります。特に、これらの松については厳しい自然の中にあるからこういった形があるのだと思うわけですが、研究なりさらなる調査を加えてこの北海道の学術自然保護地域がなぜ学術自然保護地域なのかを立証するような資料または抜本的な考え方の中で見本林的な発想の中でこういったものを広めていってはどうかと。もちろん従来以上に現在もいろいろ伝えられているわけでありますからそれなりに資料として出されているわけですが、もう少し具体的に私どもの町の住民がなるほどという思い、こういった資料を作ることができないのかどうか1番目でそういった考え方の所見を伺うものであります。続いて2番目でありますが、植物についてはご承知のように大変地味でありまして鮮やかな花もありますし目立つ花もあるわけでありますが、しかし、これらは大変少ないわけでありまして、特に、松山湿原の植物等については期間が6月の23日にはまだふもとに今年は雪がありまして上がれる状態ではなかったということでありまして登山をストップしていたということでありましてこれらについても非常に期間が短いと、今9月ですから3カ月に満たない中でもいろいろな花々が咲いて実をつけているという状況が今日にあるわけであります。こういった中で、湿原には過去の調査の中ではいろいろな種類があり300種に及ぶ草花が生息をしているということが書かれております。特に、シダ類は湿原にはたくさんありますが北海道そのものでも数百、トリカブトの類も50種類、アザミも50種、タンポポにつきましても12種類ぐらい北海道にはあると言われておりまして、北海道の花々、特に植物の数は多く豊かな森を形成しているということがあります。特に、北海道医療大学の堀田准教授につきましては年にもうすでに3回団体を連れて美深に訪れております。10月の13日にもう1度メンバーが来られるわけですが、30人前後のみなさん方が美深町を訪れてこの山のすばらしさを紹介しているわけです。こういった中ではこういった先生がおられるわけでありまして、そしてまた医療大学の教授でありますから北海道の各山々に入ってそれぞれ薬草の調査をされている方であります。特に、私どもが登山道などで見られるツルニンジン、イケマ、トリカブトなど毒草の部分でありますがきれいな花を咲かせるということもあって紹介をしているところであります。私は2番目で言いたいのは、薬物植物というものが美深町に随分あるわけでありましてこれも先生を通じてもちろんこの美深町におけるいろいろなところで自生するものこういった研究をさらに進めるべきではないかと考えておりまして今回の2番目の質問とさせていただきます。3番目は、これまた自然の中で見られるものであります。特に松山の自然の登山道には多くの倒木更新、倒れた木が1メートルか2メートルのところで折れている木なども見られましてそこに針葉樹なのに広葉樹が何種類も生えているわけですが、倒れた木を肥料にしましてそれに他の植物・木々が育っているということがあります。さらに凍裂、寒さの中で水を吸っているものが厳しい寒さの中で割れるわけです。大きな音を立てて割れるとお聞きしておりますがそういった真っ二つに割れたり三方に割れたりしている樹木が見られます。これらも登山道の中には10件ぐらいあるのではないかと思いますがこれらも貴重な資源だと私は考えております。これらについても調査研究をすべき、またはこういった資源的価値こういったものを深めるべく紹介をすべきではないかと考えておりまして3つ目の質問とさせていただきます。4つ目でありますが、女神の滝、これもひととき去年あたりは女神の滝の良いところに大きな木が倒れていて残念ながら女神の滝の良さがあまりわからなかったのですがそれらも大水の中で下に流れていって今はちょうど良い状態で女神の滝を見ることができます。その足元には珍しい形の柱を積み上げたような岩石が数多く見られるわけでありまして、これは歴史的にみても珍しいのではないかと思います。今は女神の滝の入り口でストップしていますがあの場所を奥まで入ってみてそういうことを考えておりましてこれまた貴重な資料として皆さんに紹介できるのではないかと思っておりますし、また、過去には仁宇布地区砂金採取または化石の採取など地元の皆さんも取っておられたと、実際にお聞きをしたことがあります。これらも勿論春先などはこういったものが表に出るわけでありまして貴重な研究材料また調査資料として十分なものになるのではないかと思います。私はやはり今の時期こういった過去の大自然の遺産を調べていく時期ではないかと思いまして4つ目の質問とさせていただきました。最後になりましたが、これは松山湿原登山道、木道があったりチップがまかれていて大変登山には行きやすい場所になっているのですが、登山道のちょうど頂上付近の木道なのですがこれらも危ないわけです。釘がそのまま残ったりしていまして非常に危険なわけです。それから、頂上の付近の木道も偏って斜めになっていましてそろそろ換える時期ではないかと考えています。せっかく学術自然保護地域又はピヤシリの自然環境保全地域ということに指定をされているわけですが、そういったものの見学者等観光等におきましての補修等が考えられないかどうか所見を伺うものであります。あとは自席にて質問をおこないます。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

今、諸岡議員から松山湿原を中心としてのご質疑をいただきました。商工観光という形でありますけれども教育委員会にかかわる部分もございますので、まず私の方から答弁をさせていただきたいと思います。まず、1番目の風雪に耐えたマツ等の話がございました。本当におっしゃるとおり他では見られない姿を表しておりまして美しいなんともいえない素晴らしい風景だと私も見せていただいております。そういったものを後世にしっかりと残していくのだという意味では資料として大切なことであると考えております。先程おっしゃっておりました道の各指定と共に美深町も昭和58年に文化財保護条例に基づいて天然記念物という形で指定をしてその保存等を図っていこうというところでございます。今回、植物については一つの本という形で発行をしていただいたところですけれども、資料としてそういったマツ等他のものもどうだろうというお話でございます。その時代時代によって姿が変わっていく部分もあるのだろうと思います。どこかの時点でそういった機会があれば積極的なことを考えていかなければならないと思っております。次に、2番目の植物の関係でございます。先ほどおっしゃったとおり北海道医療大学の堀田先生にお願いをして松山湿原に生息する植物の調査を進めていただいて植物エネルギーという形で発行することができましたけれども、本当に議員がおっしゃるとおり草花が生息しているということで今回の植物エネルギーの中で全て取り上げるということはできておりません。ただ、おっしゃられるとおり松山に十分に関心を持っていただけるだけのものは搭載されているのだろうと思っております。100%すべてを記録として残しておくということは非常に難しい話でありますから、そのなかでも薬用植物について松山湿原に限らず町全体ということだったかと思いますけれどもお話しをいただきました。堀田先生もご自身の専門の勉強のために松山湿原を訪れられてそういったことを中心に活動を進められているという状況でございますからそういった中の美深町として資料として残せるものがもし出てきたとすればこれは相談をし、協議をしていかなければならないと考えているところでございます。次に4つ目の質問でございました女神の滝、砂金等の関係でございます。松山湿原一帯は道有林の森づくりセンターの方の管理ということで、女神の滝のところは本当におっしゃられるとおりもう少し行くとすばらしい姿が見えるというところですけれども、ただ、非常に足もとが滑る場所ですから森林室の方でストップをかけているという状況でございます。私ももう少し上から見られればよいですねという話も森林室の方とお話をさせていただいた経緯もございます。ただ、環境保全をされている地域ですからその辺は森林室の判断が大切な部分だろうと思っております。その中でもうひとつは砂金等のお話しがございました。町史の方にも仁宇布での砂金という項目が触れられておりますけれども歴史の中でそういった事実があったのだということでこれについても森林室の方では過去からの貴重な場所・生物については研究機関等に相談をしながら調査を行なっているようでございます。これについては公表されておりません。森づくりセンターの森林室の方では今後もそういった部分についてはいろいろな情報があれば実施をしていきたいというお話しも伺っております。そういった状況でございますからいろいろな形で調査研究をされてそれがひとつの地域の歴史として残っていく、そういった資料が得られる時期が来るとすればそういったことに積極的にかかわっていきたいという状況でございます。ただ、やはり森林室の方が中心に管理をされておりますから、そういったことを十分尊重しながら進めていかなければならないだろうと思っております。私の方からは以上でございます。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

観光さらには学術保護地帯の保全という観点で諸岡議員から質問をいただいているわけでありますけれども、前段5項目のうち1、2、4、これは教育長から答弁をいただいておりますので私の方からは3つ目の登山道の倒木更新の観光資源、さらには5つ目の松山湿原遊歩道の補修の部分についてご答弁を申し上げたいと思います。まず、登山道の倒木更新の観光資源の話でありますけれども、この倒木更新の観光資源の価値ということでありますけれども、樹木の倒木については木の寿命や台風などの天災だとかいろいろあるわけでありますけれども、森の中ではよく見られる光景といわれますけれどもそんなに見られるわけではありません。ただ、倒木更新でいえばここだけではなくて多くは原生林もあるわけでありますけれどもああいう所でも私自身もかなり目にしたところであります。しかしながら、この倒木更新の中で次の世代が育てていくということはなかなかあまり見られないといいますか知られていないという現実もあるわけでございます。倒木の上に芽を出すことによって下草に邪魔されず光がよく当たること、さらには倒木の養分であるとかコケによって養分・水分等々があるものですから成長を助けているということで生態系としては大変貴重なものであると思っております。したがって、こういうこと等については倒木更新も見られますよと松山登山のガイドの説明等にはこういうことも加えることによってまた登山の楽しみ、森の壮大さ、生態系こういうことを感じることができるのかと思っておりまして、そういうことが見られることによって訪れてくれる方々に満足をしていただけるのかと考えておりまして、ガイドの研修の機会等を通じながら情報提供を考えていきたいと考えているわけでございます。次に、5番目でありますけれども、松山湿原遊歩道の補修でございます。ご指摘のとおり昨年大雪で一部破損があるわけでございます。北部森林室に確認したところ来年度補修をする考えと聞いておりまして、10月にまた北部森林室と私共と相談をする機会をもっておりますので改めてこの部分について要望を申し上げながら危険な箇所があれば直していくということにさせていただきたいと思っています。いずれにしても、道有林の中でありますからそういうことを道有林も押さえているわけでありますけれども町の要望等についても伝えてまいりたいと考えております。

再質問 7番 諸岡勇

いろいろ答弁をいただいたところであります。順をおって再質問を申し上げたいと思います。1番目でありますけれども、学術的には資料として十分なものが私はここにあると思っておりまして教育長の答弁をいただいたところなのですがやはり資料を十分備えているかどうかということなのですが、いろいろ町史の話も教育長からされておりましたが町史を見ましても昭和46年に植物等の調査があってもう42年を経過しているわけです。当時のものが間違いだとは思いませんが、最近ではそういうものがそれぞれ問題なく確かに生存しているのだと思いますが明治22年に横山壮次郎という方が美深町の地質調査をやられているわけです。昭和35年に北海道の地下資源の調査ということで、天塩国美深町の地質ということでやっております。そういう状況を見ますと地質ですから4番目にも絡んでくるのですがこういった地層の研究等についても現代ではまだまだ鋭い分析ができるのではないかと思っています。確かに町長が言っているように松山湿原の調査を今年10月にして木道等の補修をしていただくということでありがたいと思っておりますがそういった学術上の調査が40年を経過して美深町はあると、だけれども水銀があったり化石があったりするのであればそろそろ植物を含めて調査をしてみてはどうかと。そういった地下資源調査の請求等ができないのかどうか、それについてまずお聞きいたします。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

今、お話しがありましたけれども昭和46年の植物調査、これは町内の先生方が何回も山に入って理科を専攻された先生方だと思いますけれどもそういった部分の資料も残っております。それから森林室は森林室で調査をやっているところでございますけれども、今回の植物エネルギーの本についても実は昭和46年植物調査をやられたものが形としてないということが現実としてあってそれをどうにかしなければならないという中で医療大学の堀田先生とめぐり合ってそれがひとつ可能になったということで思い入れを申し上げたというところでございます。おっしゃるとおり、色々な形での基礎調査はやられていると思っております。そういったものが目に見える形でトータルすべてがなされているかというとまだまだそういった状況ではないかと思っております。ただ、おっしゃられたとおり、非常に専門的な分野になってくるものですからそういった方たちの力が必要になってきます。これは本当にお金だけを出せばできるということでもないだろうと思います。いろいろなきっかけでいろいろな状況の中でそういった状況になればこれは可能になってくるのだろうと思いますけれども、そういったタイミングがどういった形で見つけだすことができるのか、それからどういったところまで何をどこまで調査研究として残していくのか、そのことがこれからの課題であろうと思います。大きな課題だということで認識をさせていただいて答弁とさせていただきます。

再質問 7番 諸岡勇

ここに薬草の例をあげているのですが、本州でもすでに桑の葉だとかクサノオとかキクイモ、キササゲ、こういったものは商品化になっているのですが、美深でも自然が素晴らしい所などは薬草などで十分やっていけるといいますか興味が出てくるわけです。堀田先生の授業を聞かれた方もおられると思いますがもう5~6回北海道各地を薬物の研究、どうやって採集してどういった部分を薬物として使用するのか、これの勉強会が美深でありました。学者の人たち、一般の人たちも入っているのですが進んでいっているわけです。北海道美深町に狙いを定めたらこれほど素晴らしい植物・薬草があるということであちらの方は知っているわけです。ですからあまり町民に知らせないでやっているわけです。私はやはりそれを町民がまず知って、これを地元の産業として発展させることは十分にあると考えています。ヨモギの大きな看板が四国あたりにありますけれども、私は20年くらい前に行ったときにヨモギが何で有名なのかと思うくらいでした。これがやはり北海道に狙ってきて素晴らしいところであると認識されてきているわけです。ですから、この薬草はすごく幅広いし身近なところにたくさんありますからこれはぜひ堀田先生を教えないということではないのですが一緒に研究をする学習の場としてきちんと定着をさせて今年も呼びかけていましたが一般の人もそういったことをやって植物に興味を持たせてはどうかと考えていますが答弁をお願いいたします。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

今、薬用植物の関係でご質問をいただきましたけれども、おっしゃるとおり堀田先生には今年何回も来ていただいております。決して町民に見せないとかそういうことではなくて、町民に広くPRをしてそういった講演会がありますということを周知して申し上げているわけでありますから関心のある方は来ていただいております。それから、お話しのとおりいろいろな薬用植物があるということで私自身薬用植物についてはどれがどれなのかということはわかりませんから何とも申し上げられないのですけれども、先生から聞くとたくさんあるということでございます。ただ先生もご自身の研究テーマがございましてこの3年ほど美深に足を運んでいただいた関係からそちらの方が少しストップしているというのも実態でございます。美深がひと段落した段階でもともとの軸足を置いている部分をしっかりしていきたいという気持ちもあるようでございます。そういった部分で美深町にこれからどういった形でお越しいただけるかわかりませんけれどもいろいろな機会をとらえながら町民に広くPRする機会を持てればよいのかと思っております。ただ、産業化のお話し等がございました。先生のお話に限らず薬用植物についてはやはり薬用を業とされておられる方は興味を持っているという話を私も聞きますけれども教育委員会がそこまでどうのこうのということは考えておりませんけれども町の状況を町民に知ってもらうということはしっかり伝えていきたいと思っております。以上です。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

そこまで求められたのかと思って考えていたのですけれども、なかなか堀田先生含めて松山のこと、仁宇布のこと、また草花のこと、当町のいろいろな意味で紹介をしていただいて大変ありがたく思っているわけであります。しかしながら、産業化だとか事業化だとかこれは難しい課題がたくさんあるなと思っておりまして、ひとつのテーマとしてはよろしいのかと思いますけれどもなかなかそれに行政が直ちに取り組んでいくということにはならないのかと思っております。

再質問 7番 諸岡勇

もちろん今の段階では町長はそういう答弁をせざるを得ないのかと思いますが、学者を入れて具体的になっていくとかなり美深町の素晴らしい自然が見つかるのではないかと思って発言をしているのですが、これはまた一般質問の中でも質問をしておりますが中川町で北限の植物ということでツリバナを2本ほど植林で記念樹で植えられたわけです。これは別名でエリマキというのですが松山湿原でも2カ所ほど見ることができるのですが、やはり中川は故郷応援隊の中に女性ですが林に詳しい非常に勉強されている方が入ってきているということでそれらの方の指定もあったのかどうかわかりませんがそういったことになってきております。私は今後もしもそういう故郷の応援隊の方々が増えるとするならば森林面積が86%を占めるわけでありますからそういった場所の森林等についても研究を深めるべきだと考えていますし、さらに進んだ先駆的な考え方または研究をしようとする人を迎えることが良いのではないかと考えていますが今の段階ではそういった応援隊を増やす考えはあるのかお聞きいたします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

私の答弁でありますけれども、この種の考え方はなかなか行政が先行的にやるということではなくて、やはり学術研究的な部分が優先されて、なおかつ民間が先行して取り組んでいってそれらのことを整理しながら行政としてどうすべきかということが順序ではないかと思っております。質問されている諸岡議員におかれてもその辺は十分理解されながらのご質問だと思いますけれどもやはりわが町の産業だとか取り組む課題ということになっていくのかどうかということを時間をかけて検討、勉強をしていく必要があるかと思っております。

再質問 7番 諸岡勇

教育長の答弁の中で進めていきたいのですが、女神の滝ですが上から眺められたら良いなというお話しがありました。これは私も同感でありますし、今の状況では下の方から眺めるだけでありまして、女神の滝というのは蛇行しながら降りてくるわけです。とくに秋口の紅葉の時期というのは素晴らしく感じる場所でありまして、夕日のころが良い印象があるのですがこれはぜひ教育長、森林室の考え方もあると思いますが安全にその場所が確保できるような展望を求めたいのですがこれについて進めることはできないでしょうか。

再質問 7番 諸岡勇

教育長のお話しはそうでありました。町長、教育長もそう言っているのなら私もやりましょうという気持ちになれば答弁をお願いします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

教育長も言われておりましたように女神の滝の列状になった岩といいますか非常に見にくい状況になっております。私自信もロープを使いながら沢を登っていって何回か見ておりますけれどもなかなかいつでもだれでも見やすく行けるという状況にはなっていないのは事実であります。しかし、道有林の管理地域でありますし、非常に崖が急になっていて川に迫っているというところでありますのでそういうことが可能かどうか、そういう要望もありますということ、それからあれは非常に珍しい列条になった岩石が川に入り込んでいる滝で貴重なものだと思っておりますのでそういうことも道有林に伝えたいと思います。

再質問 7番 諸岡勇

女神の滝ひとつにしても訴えるものがもう少し工夫をすると訴えることができると、町史の中でも詳しくはないのですが層であるということだけは書いてあるわけです。日高累層群だとか仁宇布のところについては特に第三紀の地層があってどうのこうのということが結構内容に入っているものがあるのですが、あれらも研究をしながらもう少し露出している部分を探してみる必要があるのではないかと。同僚議員の中で16の滝の話もありますからそれらについてはやめますが観光資源として美深町が思って出している以上はそれなりにもう少し深く掘り下げたものにしなければ秘境といってもたいした秘境でなくなるのではないかと。せっかくでしたらもう少し秘境の場所を磨くといいますか付加価値をつけて紹介をしていくというものになっていくべきだと考えています。もちろんチョウザメなども人類よりも古く美深町で食文化でやっているということも素晴らしいことと思っておりますが、私はもう少し松山湿原、あの周辺一体が保護地区であるということを踏まえてもう少し前向きに考えてみてはどうかと思いますので町長の答弁をお願いいたします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

前向きということでありますので申し上げておきたいとおもいますけれども、私もまだ年数は経たないのですけれども私になりましてから観光開発的なもので冷水含めて滝も含めて一生懸命努力をしたつもりでありますし、また今後も努力をしてまいりたいと思っておりますのでご理解をいただきたいと思います。

再質問 7番 諸岡勇

先日、小学校4年生が教育旅行で松山湿原に20数名ですが登ったわけです。これらなどでお聞きをして大変嬉しかったのですが、最初のアンケートでは山は大嫌いだという方が多かったと、これは美深町の町民はあまり興味がないのかと思いますが、確かに観光行政は今の山口町政になってから進んできたと私も考えています。山は大嫌いという児童たちが山に上ってみて、ほとんどの児童が素晴らしいという評価をしたわけです。ですから、倒木更新であったりいろいろな植物があり、あなた方が入るのは植物地帯で植物の住みかに入るのだと、フキ1本でもいじめたらダメですよ、という話をしながら登ったのですが、自然保護の地帯というのは特にすばらしいものが多いわけですからそういった面では子どもたちの教育には最高だと思います。自分は70に届く年齢なのですが驚いたのは4年生の子どもたちは全く体力がありません。69歳でも十分間に合っておつりが来ると感じました。もう少し山歩きを推奨するべきと考えています。私の方は肩が痛かったり腰が痛くなったりしながら3年ほど前から週に1〜2回松山に上がらせてもらっています。まさにハイキングという形では最高の場所だと思っておりまして、これからの考え方、先ほどから何回も同じことを繰り返されていますがもう少し学術資源保護地域は子どもたちにまだまだ紹介する場所であると考えますが答弁をお願いいたします。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

子ども達の体力がないということでお話しをいただきました。まさしく本町の子どもたちの体力という面ではおっしゃるとおりかと思っております。その中で今回の教育旅行のモニターツアーということで4年生の子どもたちが松山体験をさせていただき良い機会だったと思っております。授業の中でそういった町の様子といいますかそういったものを子ども達も勉強をしているわけですから松山そのものがあるということはわかっているわけですけれども実体験として体験できたということは非常によかったことだと思っております。やはりそういったことはいろいろな機会をみながら体験をする機会を設けていけるように努力をしていきたいと思っています。

再質問 7番 諸岡勇

特にトロッコもそうなのですが台湾の人が随分来るようになりました。私も松山湿原を台湾の方に紹介しました。よく勉強されておりまして日本語が上手です。今回も18歳未満の野球の大会もありまして台湾の球場であったようでありますが、日本に対する敬愛も含めてすごく感じておられましていろいろ案内をして一緒にいましても楽しく感じたところです。私は台湾と枝幸町とは親しくしておりまして昔の遊びなども入れながら、そしてまたシカなどの生態をうまく捉えて観光行政をやっているのですが、台湾も枝幸も近いわけでありましてそういったコンタクトが取れればよいと考えていますがこれら海外対策についてどのような考えを持って観光にしていこうとしているのか町長の答弁あるいは教育長の答弁をお願いいたします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

海外にも心配り目配りをしながら観光行政等をやらなければならない時代に入ってきたとは思っておりますけれども、まずは町の入り込みの観光対策等をどうするかという部分については優先的に国内対策をやらなければならないと、そういうことを踏まえながら機運が整ってきた段階で海外にも目を向けていくという時代だと思っておりますのでいきなりステップアップするということにはなかなかならないのかと思っております。一歩一歩着実に進めてまいりたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

再質問 7番 諸岡勇

先程、教育長の答弁で鉱石の関係ですが、岩石を含めた調査ということですがこれはぜひ要請をして研究をしてほしいと思いますが上部機関とも要請事項は森林室を含めてあるのかと思いますがこれらについて聞き漏らした部分もあるかもしれませんので考えも含めて具体的に答弁をお願いしたいと思います。町長か教育長にお願いいたします。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

通告では、研究を進めていきたいと考える、と書いてあったものですから諸岡議員さんが先頭を切ってやっていただけるものかと思っていたのですけれどもお話しを聞いているとなかなかそうではないのかと。ただ、やはり諸岡議員さんも非常に研究をされておりますから議員さんの方からもそういったつてがあって、素晴らしいものがあるとすればよいのかと思います。積極的にお金をかけてやっていけばいろいろなことがたくさんできるのでしょうけれどもなかなかそういう状況にもならないと思います。ただ、言われる通り歴史としても大切な部分ですから何らかの形で残して行くことは必要なことだと思っています。将来の課題としていろいろな状況を見ながらタイミングを見ながら良い状況が生まれれば積極的にかかわっていく必要があるかと思っております。以上です。

出典:美深町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月9日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる