みんなの議会

美瑛町議会 令和5年第7回定例会 2023年12月15日

(1)「本通土地区画整理事業」から学ぶ「美瑛町中心市街地活性化計画」について/(2)美瑛の教育を「美瑛の文化」の域に高めるための「テロワール」という概念の導入について

2023年12月15日、美瑛町議会の一般質問で、八木幹男議員が「「本通土地区画整理事業」から学ぶ「美瑛町中心市街地活性化計画」について」「美瑛の教育を「美瑛の文化」の域に高めるための「テロワール」という概念の導入について」について質問し、町長 角和浩幸、教育長 鈴木貴久が答弁しました。

質問者
八木幹男 議員
答弁者
町長 角和浩幸、教育長 鈴木貴久

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 10番 八木幹男

まず、私ごとになりますけれども、ただいま補聴器の試運転中でして、なんせ脳の活性化の訓練ということだそうです。そんなことで、ぼけた発言がありましたら遠慮なくご指摘を頂ければなと思ってます。保健福祉課の皆さんには、体験談をまたお伝えしていきますので、よろしくお願いをいたします。それでは本題に入らせていただきます。番号10番、八木幹男。質問方式、時間制限方式。質問事項1、「本通土地区画整理事業」から学ぶ「美瑛町中心市街地活性化計画」について。質問の要旨、美瑛町中心市街地活性化計画に関しては、「本通土地区画整理事業」からヒントを探っていくべきではないでしょうか。この事業は平成元年から平成21年の解散許可まで総事業費88億円超という壮大な事業でした。「平成3年には、建設省(当時)の『ふるさとの顔づくりモデル土地区画整理事業』のモデル地区の指定を受けた。『まちの顔』である駅前広場は、本地区の象徴的空間として、駅前広場の一角にコミュニティセンター(観光案内所、商工会)を建設して、美瑛の新たな拠点施設として整備を進めました。」と区画整理組合発行の「日本で最も美しい街並み」という冊子に記載されています。また、「街づくりマニュアル」(建築協定)というものがあり、住宅・店舗デザイン等に関する様々な基準が設けられており参考にすべきところが多々あります。完成から約15年という年月が流れ、課題のようなものも顕著になってきていると思われ、住んでいる人たちの声に耳を傾けながら、新しい中心市街地づくりを検討していくべきではないかと考えています。そこで、次の3点について町長の考えを伺います。(1)事業実施母体となる組織をどのように考え、どのような議論をしていこうとしているのか。また、町民の声をどのように聴いているのか。(2)令和5年度町政執行方針では、この事業は商工業 の振興という視点からとらえられているが、自治基本条例の理念「町民主体のまちづくり」とどう整合性をとっていくのか。(3)第6次まちづくり総合計画のどこに該当する事業なのか。質問の相手は町長です。質問事項2、美瑛の教育を「美瑛の文化」の域に高めるための「テロワール」という概念の導入について。質問の要旨、令和5年度教育委員会事務点検・評価報告書では、「総合的な学習の時間」「コミュニティ・スクール推進」の取り組みの評価が記載されているが、運用が各学校に委ねられていて、町全体のテーマ設定が行われていません。また、「美瑛学」という取り組みもあるが、テキストの作成レベルには到達していません。美瑛から巣立っていく子どもたちに「美瑛は、こういう魅力ある町」という概念を伝えていくべきではないでしょうか。それに相応しいのが「※テロワール」という概念であり、「美瑛版テロワール」という理論体系を作りあげテキスト化すべきではないかと考えています。中学校学習指導要領解説「総合的な学習の時間編」では、「各学校においては、学年間の連続性、発展性や、小学校や高等学校等との接続、他教科等の目標及び内容との違いに留意しつつ、内容を定めることが重要である。」と明記されています。そこで、次の3点について伺います。(1)「テロワール」という概念を町内全小中学校の総合的な学習の時間」の「柱」に据えることについて。(2)「美瑛学」「ジオパーク」「地消地産の農と食文化」「持続可能な観光目的地実現条例」の理解等を「美瑛版テロワール」という考え方で一本化しテキスト化することについて。(3)「美瑛版テロワール」という理論体系をもとに浦幌町で進められている「うらほろスタイル」のような仕組みを作り、中学卒業後も美瑛と関りが持てるような体制・制度づくりについて。質問の相手は町長並びに教育長です。よろしくお願いをいたします。

答弁 町長 角和浩幸

10番、八木議員さんからの2項目にわたる、ご質問のうち、まず、質問項目1項目め、「本通土地区画整理事業」から学ぶ、「美瑛町中心市街地活性化計画」について答弁を申し上げます。「美瑛町中心市街地活性化計画」につきましては、コロナ禍後の新たな美瑛創造の第一歩として、商工業・観光業の振興、地域福祉の充実、既存施設の有効活用等により、安心して住み続けることのできる地域づくりを目指したインフラ整備事業として、町民の皆さまの合意の下で進めさせていただくよう、スタートしたところであります。1点目につきましては、実施母体は美瑛町となりますが、計画の作成に当たりましては、町、商工会、農協、森林組合、観光協会ほか町内各団体、これにJR北海道、道北バス、富良野バス、美瑛ハイヤー等の交通インフラ企業、さらには、上川総合振興局を加えた推進協議会を組織しております。その下に各団体の実務者による幹事会を設置して計画の議論を行うとともに、まちづくり委員会等にも諮問してまいります。直接的な町民の皆さまへの周知につきましては、先般行政区長会議において計画の方向性等を御説明申し上げたところですが、今後は広報紙やホームページにて進捗を報告する予定です。2点目につきましては、商工業の振興は計画の中心ではありますが、都度町民コメントや意見交換会等を実施するなど、広く町民を対象として丁寧に御意見をいただき、合意形成を図る考えでありますので、自治基本条例の理念との整合性に問題はないと思っております。3点目につきましては、基本目標1「ひとに優しい支え合いのまち」から、基本目標7「行財政が健全で持続可能なまち」までの全てに関連すると考えております。取り分け、基本目標3の6「商工業の振興」、3の7「観光業の振興」及び都市基盤整備等について定めた基本目標4「自然と共生し生活基盤が充実したまち」に基づく事業となっております。質問事項2点目につきましてはまず、教育長から答弁を申し上げます。(「はい」の声)

答弁 教育長 鈴木貴久(教育長は2025年9月まで)

質問事項の2、美瑛の教育を「美瑛の文化」の域に高めるための「テロワール」という概念の導入について答弁申し上げます。本町の子どもたちには、ふるさと美瑛の良さを知り、誇りに思いながら成長し、いつかこの町を離れていっても郷土愛を持ち続けて欲しいという思いは、私も同感するところであります。1点目につきましては、小学校第3・4年生では、町独自の社会科副読本を活用し、教科書で学んだ内容が児童にとってより身近に感じられるよう関連づけるとともに、総合的な学習の時間の中では、ふるさと美瑛の様々な地域資源について、各学校の児童が集まり共同して学習しています。具体的には、3年生は自然に親しむことを目的に、町内のニホンザリガニの生息域について学び、4年生では活火山十勝岳を抱える本町にとって不可欠である火山防災について学んでいます。5年生や6年生の高学年では、十勝岳の成り立ちなどジオパークに関する学習や角和町長の「まちづくり」に対する考え方を聴き、児童一人一人が今まで学んできた学習内容を振り返り、その内容をグループで話し合い、町にまちづくり提案という形で発信する学習を進めています。中学校の「キャリア教育」では、主に職業観教育に取り組んでおり、1年生では本町の基幹産業である農業や林業に関する講話を、2年生では町内外の企業に協力をいただいて職場体験を実施しています。3年生では、これまでの「ふるさと学習」や「キャリア教育」を通じ、ふるさと美瑛に関する学びと自身の職業観を糧として、今後どのように自分自身が成長したいか、どのようなことにチャレンジしたいかという思いをプレゼン形式で発表しています。このように、美瑛町特有の風土や魅力などを学習していることは、議員がおっしゃるテロワールと同様な概念であると認識しており、小中学校における総合的な学習の時間の柱になっていると考えております。以上です。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

質問事項2個目につきまして私からも答弁を申し上げます。「農村自給圏」を鍵とした「スマート・テロワール」の概念を提唱したのは、カルビー元社長の故松尾雅彦さんであり、その理念の下、地域の価値を高める運動を続けてきたのが「日本で最も美しい村」連合です。同連合の活動を進めていることがテロワールの実践例であり、また、平成23年には、同連合の活動を町内の小学3・4年生を対象とした副読本に掲載し、活用したという具体例もございますので、引き続きしっかりと取り組んでまいります。「テロワール」には多義的な要素が包含されており、教育長の答弁にありますように、美瑛町の風土をいかした数々の取組の総称であるとも言えます。その意味では、シビックプライド(地域に対する誇りと愛着)を醸成する機会やシティプロモーションの場などにおいて、美瑛町ならではのキーワードとして「美瑛版テロワール」を活用することは大変効果的であると考えます。今後、美瑛町のブランド化を進めていく中で、町民自身がまちに誇りを持っていただくことが重要だと考えていますので、「テロワール」の概念を有効に活用してまいります。そのことが中学卒業後も美瑛町に関わる機運を高めていくことにつながると考えています。以上です。

再質問 10番 八木幹男

10番、八木です。再質問をさせていただきます。まず1点目につきまして、再質問をさせていただきます。こちらで答弁頂いた推進協議会の構成面に関しては、専門家の知見を取り入れるべきではないでしょうかと、こういったことの提起であります。答弁によりますと、大学等との連携は行っていないのかなというような感触を受けております。ここでやはり土地区画整理事業で示されたまちづくり、いわゆる建築協定。ここを検証しながら進めていくべきでこういう視点も必要なのではないかなというところであります。また、町民の意見、考え方を聞くと、こういった視点では、行政区長会議で説明をしたということになっておりますが、そこではどのような意見が出ているのでしょうか。この辺のところを再度お伺いをいたします。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

推進協議会の組織につきましては、先ほど答弁したとおりでございます。基本的なメンバー構成として、このような方々に加わっていただいた形をとっておりますが、協議会の中の話合いの中で様々な観点から、今後、ご意見を頂けると思っております。その中で専門的な知見、あるいは、大学の保有する知見などを活用していったほうがいいのではないかというような流れになってまいりましたら、その時点で大学あるいは専門家の方々のお話を聞くという機会を設けさせていただく。そのような形で、より広範囲な多くの方々のご意見を賜りながら、計画づくりに取り組んで頂けるものと考えております。また、先般行いました行政区長会議での説明におきましては、具体的なご質問等は当該計画につきましては特になかったところでございます。(「はい」の声)

再質問 10番 八木幹男

10番、八木です。この中でですね、ちょっと気にかかることはですね、推進協議会のメンバーの中に女性、あるいは若い年代の人が何人いるのかなと、この辺のところをちょっと危惧してるところであります。また商店街といっても、現状を見てみますと、個人住宅も混在しておりまして、やはりこの視点も欠かせないということになってくるかと思います。これを斬新な計画に持っていっていただきたいとこういうことがありまして、例えばですけれども、町なかに教員住宅もあってもいいよなと。やはり集合住宅には住みたくないという方もおられて、やはりそういった意味から美瑛に来てもらえないとこういう事例もあるのかなというようなことも考えており、こういった提案もあってもいいのかなと。あるいは子育て世代の戸建て住宅、やはりこの集合的なところになりますと1回でもやはり騒がという声が出てくるかと思いますので、やはり戸建ての子育て世代向けの町民住宅一戸建てですねこれも町なかにあってもいいのかなと、こういった発想が出てくるのはやはりこの女性であったり、若い人から、やはりこういった意見が出てくるのかなと思っておりますので、推進協議会のメンバーの中に女性あるいは若者、若い年代の方が入っているのかどうかその辺のところを含めて、再質問させていただきます。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

端的に申しまして、今回組織をさせていただきました推進協議会の中に女性は入っておりませんでした。そういう意味では推進協議会の発足にあたっての準備段階での認識がちょっと不足していたのかなというふうに反省をしているところでございます。この協議会の中で、新たにメンバーを加えていくということは一つ考えられることでございますので今後、女性、また若い世代の方にも入っていただくという形をとれるかどうか、検討してまいります。また、一方で先ほども申しました、この推進協議会の中だけで固まる決める話ではございませんで、この協議会の中で素案となるような原案、また、それぞれの立場からのお話をお伺いして原案的なものをつくり、それを広く町民の皆様方にお示しをして広く町民の皆様からご意見を頂くという機会を設けてまいりますので、そのような機会の場で、またこの協議会に加わっていない属性の方々からも、より積極的なご意見を賜ればいいなという風に考えております。(「はい」の声)

再質問 10番 八木幹男

10番、八木です。そのような検討をしていただきたいなと思っております。それでは次に2点目、3点目、こちらについては、まちづくりを検定していく段階では、常にこの自治基本条例、あるいはまちづくり総合計画、ここと照合をしながら、検討していくべきではないかなと、こういう発想のところからの視点であります。答弁では、総合計画の基本目標1から基本目標7まで全て該当する内容であると。こういうことでしたけれども、私なりに次のような視点が特に重要ではないかなと思っておりますので、その辺のところを踏まえた議論をお願いしたいところであります。例えばですけれども、基本目標1には人に優しい支え合いのまちづくり、こういった項目がありまして、その中に、地域福祉の充実、地域で活動するための拠点づくりや地域福祉の基盤づくり。ここで言う福祉というのは広い意味での福祉という面と思いますけれども、こういった内容、それから基本目標2、ここでは笑顔あふれる育ちと学びのまちと、こういった内容の項目では、誰もが自分の目標に合った活動ができるよう、社会教育施設の管理と機能の充実、こういった内容が記載されております。あるいは基本目標4になりますと、自然と共生した生活基盤が充実したまちの項目。こういったことがありまして、市街地における安全で快適な歩行空間の確保、こういったことがあります。内部に入って町長にはちょっと申し訳ないんですけれども、こういった内容を重視していくべきかなと思っております。ポイントはやはりこの町民生活と商工業、観光業の調和が図られているかどうか、この視点であります。町民が豊かさを実感できるまちづくりの視点が欠けてはならないと、こういう視点からであります。このような視点が不可欠と考えますが、その辺のところ町長は、ちょっと中に入って申し訳ないんですが、その考え方をお伺いいたします。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

中心市街地の活性化に向けましては、ただいまご答弁を申し上げております推進協議会さんを中心に計画は今後策定をされてきまいりますし、また、自治基本条例の理念、精神にのっとりまして町民の皆様方のご意見を賜り、様々なお話アイデアを具現化していくのがこれからの計画になってまいりますので、今確定的にこれとこれを行いますと、ある意味トップダウン的に上から言うことはできる性質のものではないと、これから積み上がって形が見えていくものだと認識をしております。ただ、その中でですけれども、私も、議員と全く同じ考え方感触感覚でございまして、地域福祉の拠点づくりというものはこの計画の中で当然議論されていくことになろうと思っておりますし、安全で快適な歩行空間の形成というものも、当然、中心市街地を考える上ではキーワードになっていくのではないかなと思っております。そういうようなことを含めまして全く同感させていただくといいますか、同じ思いでこの計画づくりに私も取り組んでまいりたいと考えております。そして、最後ご指摘頂きました町民の豊かさというところでございますけれども、ここにつきましても本当にごもっともなご指摘を頂いておりまして、ともすると観光面、観光あるいは関係人口、流入人口、交流人口と外から入ってくる方々への利便性を求めるという面も、もちろんそれが町の発展につながるという観点からそういうような施策も打っておりますけれども、その根本には、町民の皆様が豊かさを感じることができる、このまちづくりを行っていくということがベースでございます。その意味ではこの中心市街地活性化というものは、町民の皆様にもう一度、美瑛町内ににぎわいのある空間を楽しんで頂いたりですとか、そこで多くの方に消費や行動等を楽しんで頂くのはもちろんですけれども、消費や購買が進むことによって地域の事業者の方々が、潤いをより増していくというようなことで町民生活をより豊かで潤いのあるものにしていくのがこの中心市街地活性化の計画であると考えておりますので、その考え方をこれからも重要視しながら進めさせていただきたいと考えているところでございます。(「はい」の声)

再質問 10番 八木幹男

10番、八木です。ただいまこの福祉的な考え方ということで福祉サイドの面この辺のところをちょっと、お伺いしていきたいなと思っております。実は10月の29から30日にかけまして、全国小規模多機能型居宅事業事業者連絡会の全国大会が美瑛町で行われました。本町で開催されたパネルディスカッションのテーマとして本町の地域包括ケアシステムづくり20年、こういったことが取上げられておりました。いわゆる四つの生活圏を設定し、先駆的な取組となっていたことは事実であり、圏域のほたるここの完成をもって福祉サイドからの完成形を見たのかなと、こういうような思いを持っております。この四つの生活圏を次のステップにどう持っていくか、このところの視点であります。これが美瑛町中心市街地活性化計画、ここではないかなというようなことを思っております。改正社会福祉法では、福祉サイドからのアプローチと、まちづくり、地域創生サイドからのアプローチを融合させた、人、暮らしを中心に据えたまちづくりを想定し、出会い学びのプラットフォームこういった概念を拠点概念の拠点づくりが提案されてきております。まさにここではないかなと思っております。ここでは議論いたしませんが、ただいま進められている東部地区コミュニティ施設整備事業、これも含めて、四つの生活圏、ここの考え方を次のステップに進めていくべきじゃないかなと、このようなことを考えております。こちらは福祉サイドからのアプローチ、この辺のところを再度どのようにお考えになっているのか、お伺いをいたします。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

ご案内頂きました小多機の全国大会、私も、有り難たいことにパネルディスカッションに参加をさせていただいてお話をさせていただきました。四つの圏域の中でそれぞれ小多機が完成し、福祉的には、地域の中でいつまでも暮らし続ける、その環境づくりは一定整い、美瑛慈光会さんのご尽力で大変すばらしい取組を進めていただいていると考えております。この次のステップでございますけれども、私も考えるのはそれだけでは地域での福祉は一応完成を見ているけれども、さらに次に進んでいかなければならないと思っております。いくつかあるポイントを挙げさせていただきますと一つは、介護に至らない状態にするにはどうするかの介護予防のところに力を入れていく。介護予防を図ることのできる、取組ですとか施設が今後必要になってくるのではないか。もう一つは多世代間の交流でございます。様々な、世代を交流をさせていく、具体的に子供とご高齢の方々がより身近な形で交流できるような場が必要ではないかあるいは、よりもう身近に交流できる、そういうところがあっていいのではないかと思っております。そしてもう1点挙げるとしたら、住まいの問題かなとも思っております。単身世帯、ご高齢の単身世帯が増えてくる中で、どのような、住まいで生活を支えていくのかというところは、介護事業所と並んでまたこれからキーになってくるポイントかなと思っております。そのような点を踏まえていきますと、また、福祉だけではなくまちづくり全体の中で、今申したようなポイントを整理し、それを解決できるような、まちづくりの在り方というものが必要だろうと思っておりますし、まさに中心市街地活性化計画の中でも、その観点からも取り組んでまいりたいと思っているところでございます。(「はい」の声)

再質問 10番 八木幹男

ただいま福祉サイド、いろんな考え方をお伺いしました。やはりこのまちづくり全体という件に戻りまして、ハード面、こちらのほうにつきまして再度お伺いいたします。なお、検討段階ということで、なかなか議論できない部分もあろうかと思いますけれども、推進協議会のメンバーにJR北海道さんも入ってると、こういうことでありますので、1番気にしているのは駅前のトイレ、トイレの話ばっかりして申し訳ないんですけれども、観光客の視点から見ると、美瑛町の3大ガッカリの一つになってるんではないかなとこういうような危惧をしております。あるいは通学の高校生からすると、入りたくないトイレ、ナンバー1になっているかもしれないと、こういう風な危惧をしております。改善の方向性は議論されているのでしょうか。この辺のところがまず1点目です。2点目は現在サイクルツーリズムの取組が進められていると思いますけれども、この視点も重要ではないかなと考えております。施設としては、トイレ、シャワー、更衣室などを備えた総合施設の整備、この辺のところをどう議論されているのか。最後3番目は、歩道に関してでありますけれども、歩道に自転車の通行帯をつくれないのか、こういった議論、あるいは、点字ブロックは目の不自由な方にとっては不可欠なものでありますけれども、車椅子の利用者にとっては点字ブロックは障害物になると、こういった視点があろうかと思います。やはりこのユニバーサルデザイン、こういった視点をどう考えているのか、再度、細部に入ってしまいましたけれどもその辺の考え方をお伺いいたします。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

まず現状でありますJR美瑛駅のトイレでございますけれどもJR側には、町民の皆様、また議会議員の皆様からもこのようなお話を頂いているので、何とかなりませんかというお話はさせていただいておりますけれども、具体的に進展がある状況ではございません。JR北海道さんにも今回入っていただいておりますのは、トイレの問題と、あとフリーロードもございますので特にこの2点についてもお話を頂ける、共に関わっていただきたいというような思いもございましてJRさんにも入っていただいております。トイレにつきましては、これまでの中で、私も答弁させていただいておりますけれども、町のもので、持ち物でないものに対して、町が手を出していくのは非常にやりにくいんですというような、答弁をさせていただきましたけれども、今回中心市街地の全体の中の一つという位置づけになりますと、町からもここに対して声も出しまた何か対策を練れるのかなというような期待も持っております。そしてトイレにつきましては、駅の西側についても設置をしてほしいという、そういう強い要望も事業者の方からも頂いておりますので、町民生活、また観光の面からも、トイレというのは大変重要な施設であると認識しておりますので、計画の中でしっかりとした議論ができればいいなと思っております。また、サイクルツーリズム視点も、私がこの計画の中でこのことについても議論してくださいっていう提案の仕方ができるんであれば、入れさせていただきたいなと考えているところでございます。サークルツーリズムのみならず、アウトドア活動の拠点、出発点といいますか、美瑛町あるいは上川のアウトドアをここから楽しんでいくんだというような、拠点づくりの場に美瑛の駅周辺というのはふさわしいのではないのかなという思いを持っておりますので、そのような観点も今後ご議論頂いたらありがたいなと思っております。歩道につきましては先ほども申しましたけれども、快適な歩行空間の形成というものが一つ大きな目標の一つでございます。その中で議員ご指摘頂きましたような、ユニバーサルデザインというのは当然これからの議論に出てくると思いますので、より快適でまた通行運行のしやすい歩行空間、歩道の在り方というものも、今後の計画の中に反映させていければいいなと期待しているところでございます。(「はい」の声)

再質問 10番 八木幹男

10番、八木です。それでは質問事項の2のほうに移らさせていただきます。まず教育長にお伺いをいたします。答弁では、現在小中学校で取り組んでいることはまさにテロワールと同様な概念であると認識しており、総合的な学習の柱になっていると、こういう内容で答弁を頂きました。私が提案しているのは、テロワールという概念を具現化し、美瑛版テロワール、こういった理論体系をつくってテキスト化していってはどうかという視点であります。こういったことが美瑛の教育を美瑛の文化の域にまで高めると、こういった意味で用いさせていただいております。そんな意味を含め再度教育長の考え方をお伺いいたします。(「はい」の声)

答弁 教育長 鈴木貴久(教育長は2025年9月まで)

総合的な学習の時間、いわゆる探求的な時間、子どもたちが、国語・算数・社会・理科で学ばない、その他の教科横断的、横断的にまたいで総合的に自分で調べたり、課題を持って調査したり、分析を行って表現したりということで、今から20年前ほどにこの学習時間が設けられたと聞いています。その中で、いち早く美瑛町においては、令和2年が1番新しいんですけども、答弁で申し上げておりますように社会科の副読本、小学校3年生4年生向けの副読本なんですけども、この中に町の成り立ちから、美瑛町の商店街、様々な分野について、細かく、それでも広くですけども、小学生が学ぶもんですから学びやすいように分かりやすいような形でつくっております。その中を見ますと、現状の社会科の時間で全体的なものを学んで、それについて、美瑛町ではどうかというような対比として、この副読本で学んでおりますので、現状としてはこれが議員おっしゃる、私も思うんですけどテロワール的な解釈でいいのではないかとは感じているところであります。美瑛の子どもたちにとってですね、副読本を見るとですね、必ずや美瑛のとこに出てくるのが兵庫県人、小林直三郎さんが、旭地区に入って開墾し始めたということが載ってますので、それだけでもすばらしいことなのかなと私は感じております。テロワールという概念は、美瑛町の風土、郷土、そこに伴う特別な地域的な役割がありますので、美瑛町の子供たちには丘の成り立ちから、農家さんが作っている、苦労して作っている丘の成り立ちからも、合わせて学んでおりますので、テロワールの概念、それ以上何か少ないかはまだあるかもしれませんけども、現状では学んでいると理解しているところであります。(「はい」の声)

再質問 10番 八木幹男

10番、八木です。やはりここで、総合的な学習の時間にこだわらないんですけれども、あらゆる教科にわたって伝えていく、美瑛の魅力を伝えていく。こういったことの、やっているかやっていないかではなくて、文化の域まで高めようと教育を文化の域まで高めようと、こういった思いが1番であります。やはりここの、美瑛の魅力を一体的に伝えていくこういった意味からやはりテキスト化が必要でないかなと、こういった提案であります。そのためにはスローガン的なタイトル、こういったことが必要だと思っておりまして、その辺の考え方も含めてテロワールという、美瑛版テロワールこういったものをテキスト化では必要ではないかなと、こういう思いしておりますので、その辺のところの考えを再度お伺いいたします。(「はい」の声)

答弁 教育長 鈴木貴久(教育長は2025年9月まで)

総合的な学習の時間の中の、学習指導要領についての中には、目的を持って目標を立ててそれぞれ、小学校から高校までと横断的に継続してつながるように内容を定めなさいということで、載ってある議員ご指摘のとおりの質問の内容でありますけども、そこを見てですね今現状、答弁書の中にもありますように、それぞれ目標というのは、知識及び技能、それから、考える力・思考力・判断力・表現力、そして人間的に将来学んでいく人間的な姿、それを目標の姿として内容として、それぞれ3年生、4年生、5年生、6年生、そして、中学生ではキャリア教育でそれぞれ学んでいます。テキスト化っていう部分で言えばですね、実際にこれに基づいてテキスト化をつくることは多分可能なのかなと思っているんですが、現状これを副読本を置き換えてやっていきたいというのが今のところの私の思いでありますけども、その中から、学校の先生においては、それぞれ管理職においては2年から3年、そして一般の教員については6年間、どうしても人事異動で変わってしまうとそういったことで、つながりが先生同士のつながりが続いていくのかっていう問題もありますし、また、そういったことがテキスト化があれば、そこでいいのかっていうのもありますけども、実質最初、総合的な学習ができた時間については、全く学校のほうで定めるという風な内容でありましたので、文科省は、学校の先生なら多分、美瑛のことは分かるだろう、できるだろうというようなことから始まったようであります。しかし、いつしか先生が忙しくなって、事前に最初につくった資料等をもとに、それを引き継いで次々と子供たちに学ばせる。それが私は、副読本という形でできたのかなというのは理解しております。それに次々と新しい美瑛のことを備わって入れていくとしたら、風土というか、成り立ち生い立ちっちゅうか、そういうのは十分つくり込んでいるのかなっていう風な私は認識でいますので、今後新しいことと現在、新しい条例もできていますので、そういったことが、次回の10年に1回、副読本ができていますので、その中で取り入れていくのも、重要なのかなって、やっていくのがいいのかなと私今のところは思っております。(「はい」の声)

再質問 10番 八木幹男

八木です。引き続きテキストの議論をぜひやっていただきたいなと思っております。それではかわりまして町長にお伺いをいたします。答弁の中では、美瑛版テロワールを活用することは大変効果的であると考えますと、テロワールという概念を有効に活用していきます。こういった答弁を頂きまして、これで十分なんですけれども、改めてもう一度、再質問させていただきます。テロワールという概念を取り入れて取組してるのは、私の知る限りでは次の3か所、こういったとこかなと思っております。一つは、オホーツクテロワール、これは興部町のノースプレインファームの外国社長が中心になって進めている取組であろうかと思っております。二つ目は、東進スマートテロワール、これは長野県の一部での取組、こういったことであります。それからもう一つは、庄内ですね、庄内スマートテロワール、これは山形県の一部でも取組、これは置賜地方っていうんですか、この辺のところの取組であると、そんな風に理解をしております。こんなところもあり、美瑛町が本気で取り組めばテロワールと、こういったことの取組のトップランナーになれると、こういった視点であります。したがって、テロワールのトップランナーになりませんかと、こういった問いであります。再度この辺のところの考え方をお伺いいたします。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

先ほどの答弁と重なる部分ございますけれども、また、9月の多分、前回の議会の中でまさに八木議員さんからもご指摘頂いたと思うんですけれども、シビックプライド、あるいは町民がこの町に誇りを持たないでどうするんだというようなご指摘も頂いた中で、私も本当にそのとおりだと思っております。この町のよさをアピールしていくときに、1番大事なのは町民自身が、この町に誇りを持って私たちの町はすばらしいところですと、言い切れることが大事だと思っております。そのために何が素材となり材料となるかといいますと、この美瑛の風土をそのものでございますけれども、それを一言でどういう単語に置き換えていくかというとテロワールというのは、一つ適切な言葉でぴったり当てはまるのかなという思いは、八木委員さんとともに同じ思いを持っているところでございます。でございますので、キーワードとして、使っていくということは非常に有効であると考えておりますし、美しい村、取組、スマートテロワールそのものでございますので、先駆的にそこをスタートしたという地でもございます。各地でテロワール何とか私も調べましたら、ほかにも何か岩手県二戸テロワールとか福岡県、うきはテロワール等とあるようでございます。負けてるわけにもいきませんので、美瑛町のこれからのシティプロモーションの中でテロワールという概念をより強く押し出して美瑛町のそのことによって美瑛町の風土のよさというものを、より一層アピールをしてまいりたいと考えております。(「はい」の声)

再質問 10番 八木幹男

八木です。これは付け加えるという意味でちょっと蛇足な考え方かもしれないんですけれども、やはりこのトップランナーを目指してほしいと、こういった思いであります。1番人々の記憶に残るのはトップ1番だけで、2番、3番目は記憶に残らない、こういった考えであります。はるか昔ですけれども、スーパーコンピュータ富岳の議論されていたときの国会の議論の中で、1番じゃ駄目なんですかと、こういった議論がありましたけれども、トップランナーでないと駄目なんです。日本で1番高い山は富士山ですが、2番目に高い山は問われたら多分わかんないと思います。それから日本で1番大きい湖は琵琶湖ですけれども、2番目はどこかと問われたら多分答えられない、こういったこともあり、トップランナーを目指してほしい。これは蛇足です。こんなところもちょっと頭に入れていただきたいなと。時間も限られてますんで最後質問させていただきます。先日、東京びえい会の参加者の状況を見まして、ちょっと不安を感じた、こういったところからであります。美瑛町出身者が参加者の中で40.5%、それからファン会員の方が59.5%、こういったことでありがたいことなんですが、ファン会員のほうが増えている一方、美瑛町の出身者は高齢化とともに減少傾向にあると。若者がいない、ちょっと危機感を持ったところであります。そんなところから美瑛版テロワールという理論体系をもとに、浦幌町で取り組んでいる浦幌スタイル、こういったものの展開にもっていけないかなと、こういう思いであります。この浦幌の事業を見ていきますと、浦幌スタイルで取り組む五つの事業とこういったことを取上げておられまして、地域への愛着を生む事業、農村つながり体験事業、子どもの思い実現事業、若者の仕事創造事業、こういったことが挙げられまして、やはり中学を出てから本町においては、旭川に出たり、いろいろありまして、それから大学進学になると多分、東京、関東方面、あるいは大阪方面、京都、こういった形になろうかと思いますけれども、その子供たちにやはり美瑛の魅力をきっちりと伝えていくべきであると、こういったところからまた、ずっと、中学、高校出てからも美瑛とのつながりを持てるような仕組みづくり、これは前回も話しましたんで、ちょっと重複しますが、その辺のところの詰める段階に来てるかと思いますので、その辺の考え方を再度お伺いいたします。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

トップランナーを目指す気概で取り組んでまいりたいと思います。また、若者の愛着心等の醸成でございますけれども、一つは、やはり、美瑛町の魅力そのものを伝えていくということと、ふるさと会の取組としては例えばデジタル会議という新しい取組もあろうかなと思っておりますので、様々な観点から、若者をずっとふるさと美瑛と結びついていただくそういう取組を検討を進めてまいりたいと考えております。

出典:美瑛町議会 令和5年第7回定例会 2023年12月15日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる