美瑛町議会 令和3年第6回定例会 2021年12月17日
産前産後と子育て支援について
2021年12月17日、美瑛町議会の一般質問で、坂田美香議員が「産前産後と子育て支援について」質問し、町長 角和浩幸が答弁しました。
- 質問者
- 坂田美香 議員
- 答弁者
- 町長 角和浩幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 2番 坂田美香
おはようございます。昨日に引き続いて一般質問、8番目になります。番号2番坂田美香、質問方式、時間制限方式。質問事項、産前産後と子育て支援について。質問の要旨、産婦人科のない美瑛町の妊産婦は、旭川市等の医療施設を頼っている状態ですが、旭川市の委託医だったクリニックの閉院に伴い、3つの助産所で分娩に対応できない状態が続いています。公立病院や産婦人科医院で出産する方の他、妊娠・分娩・産後までの継続的ケアを提供できる専門的施設でもある助産所を希望する妊産婦がいることもあり、旭川市を含む周辺地区では再開を要望する署名活動も行われました。また、厚労省では過去5年間の妊娠届出数が対前年度と比較してもコロナによる変化はないとされていますが、少子化が進んでいることには変わりありません。様々な支援がある美瑛町でも、令和2年度の出生数が36人、本年度11月末では30人と聞いています。補助金や給付金だけでは解決できないこともたくさんあります。子どもを産み育てる不安や、不便を早急に改善して、子育て世帯に求められるサポート体制を強固にしていかなければいけないと思います。そこで、以下の事業の実情と、今後の子育て支援について町長の考えを伺います。(1)産後ケア事業について。(2)ひとり親家庭等生活支援事業について。(3)養育支援訪問事業の内容について。(4)こども緊急サポート事業について。質問の相手は町長です。
答弁 町長 角和浩幸
おはようございます。昨日に引き続きの一般質問、よろしくお願いいたします。そして、2番坂田議員さんからのご質問、産前産後と子育て支援について、お答えをさせていただきます。本町では、美瑛町まちづくり総合計画に掲げる「安心して子どもを産み、育てられる地域づくり」を基本目標に、妊娠期から出産、子育てまで切れ目のない支援体制づくりに努めております。町外から移住された方も多く、身近に支援者が少ない方が増えている状況を踏まえ、特に出産の際は不安が大きく、産前産後の精神的ケアを含め、様々な支援が必要であると認識しております。1点目につきましては、令和3年度より母子保健法上に位置づけられておりますが、本町では、平成30年度より産後の心身の不調や育児不安に対し専門的なケアを受けることができる環境の整備を行うため、母乳ケア等の費用助成を開始し、令和2年度からは医療機関や助産院での宿泊、訪問によるケアに対する支援も行っております。2点目につきましては、令和3年度より開始したひとり親家庭等への生活援助において、保護者の体調不良時等に家庭生活支援員を自宅へ派遣することで、家庭生活の安定化を図っております。育児や家事の協力者がいない家庭など、本事業が必要な家庭も多いと思われることから、事業の周知に努めてまいりたいと考えております。3点目につきましては、これまでの民生委員児童委員による妊産婦や子育て世帯への訪問支援に加え、出産後の育児ストレスや孤立などが心配される家庭への訪問支援を行っております。保健・保育・教育などの関係機関の連携により、家庭内での育児課題や必要な支援を協議しながら、子育てを見守り、虐待等の予防を図っております。4点目につきましては、昨日の青田議員への答弁と重複いたしますが、子どもの急な病気の時の預かりや保護者の出張等による宿泊の預かりなど、多様な保育ニーズに対応できるよう令和2年度よりこども緊急さぽねっと事業を開始しておりますが、利用登録者の増加に伴い、町内サポーターが不足している状況もあり、旭川市等と協議しながら体制強化に向けて検討しているところです。以上です。よろしくお願いいたします。
再質問 2番 坂田美香
それでは再質問させていただきます。助産院、産科、婦人科のある施設、小児科等が旭川だけでなく、全国でも減り続けていることは本当に残念なことです。これからの若い方たちが将来に不安を持たず、産んでも良いんだ、心配がないんだという社会をつくっていくことが私たちの役割だと思っています。美瑛町で年に30数名の出生数では、今後のへき地保育所のあり方や、小学校の統廃合なども考えていかなければいけなくなります。今現在も少年団や部活動のチームが作れなくなっています。そこで、私たちにできることは、子育てを温かく見守ることだと思っています。妊娠期から子育てまでの医療は、ほぼ旭川等に頼らなければいけない本町では、子どもに何かあった時、ママに何かあった時のサポート体制が整っているかということが大切だと思います。子どもを産んでも大丈夫、何かあってもすぐにサポートしてもらえる安心感があることと、先輩ママと話せる交流の場など、マニュアルどおりの子育てばかりじゃない、たくさんの経験談や工夫を教えてもらうなど、つながりを大切にできる町であることだと思います。まず1点目の産後ケア事業についてですが、産後や育児中のお母さんへの体力回復への支援などとされていますが、旭川の医療機関、助産院に数日前に予約申し込みをし、土日祭日を除く、通算4日までの利用に対しての支援です。利用の際のハードルが高いように思いますが、これまで利用した方はどのくらいいたのか、お聞きします。
答弁 町長 角和浩幸
はい、子育て、子どもを産んでいただき、育てていくことの大切さというのは十分認識しているところでございます。妊産婦さんのサポートはもちろんでございますけれども、今議員ご指摘のように地域全体の中で子育てをサポートしていく、みんなで子育てをしていくというような環境づくりも私たちが整備していく大切な役割を 負っているという認識でいるところでございます。ご指摘の実績につきましては、一昨年に1件の利用があったところでございます。(「はい」の声)
再質問 2番 坂田美香
コロナ禍の中、お産の付添いや見舞いも叶わず、一人で頑張ったママたち、その後の子育ても日々トラブルだらけで計画どおりにいかない毎日なんです。ギリギリまで頑張って、気づくと疲れ果ててしまっています。精神的にも不安定な時期に寄り添ったケアができるよう、現実的な事業であってもらいたいと思います。2点目のひとり親家庭生活支援事業についてですが、家庭生活支援員を自宅等へ派遣するとされていて、育児や家事の協力者がいない家庭等となっています。対象はひとり親家庭等となっていますが、この事業は、両親が揃っている家庭は対象外となりますか、伺います。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
ひとり親家庭への支援でございますので原則、ご両親いる家庭は対象外となってございます。すみません。
答弁 町長 角和浩幸
失礼いたしました。ひとり親家庭等でございますので、原則としましては、ひとり親家庭を想定してご支援をさせていただいておりますけれども、家庭内の状況によりましては、それに限らずご支援をさせていただいております。また、訂正をさせてください。先ほどの利用実績の中で、私一昨年1件と申しましたけど今年1件の間違いでございました。申し訳ございません。(「はい」の声)
再質問 2番 坂田美香
事業の名称によってちょっと理解ができない方たちも多いと思うんですけれども、ひとり親でなくても、育休の取れない配偶者、共働きや自営業者さんなど、様々な理由で支援が必要な場合があると思います。宿直や出張、不規則な仕事をしている配偶者と子育てしている家庭のママも不安を抱えています。色々な家庭環境の子育ても応援してもらいたいという声もあります。両親が揃っていても利用ができる支援だということを、ここでお聞きしましたので、皆さんにお伝えしたいと思います。3点目の養育支援訪問事業についてですが、民生委員児童委員から保健、保育、教育などの関係機関へ、連携により、子育てを見守るとされていますが、ある民生委員さんは、引き継いだ妊婦さんが無事に産まれたのか、その後どうなったのかを全く知らされてないと言っていました。自分が関わった子ども達が元気に育っているのかを見守りたいというのは不思議なことではないと思います。個人情報の保護と言われて終わってしまうかと思いますが、関わった者は、その後の成長を見ることはできないものでしょうか。町長の考えをお伺いします。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
はい、まず先ほどのひとり親家庭等生活支援のことでございますけれども、議員ご指摘のとおり、様々な家庭環境、育児環境ございますので、なるべく幅広く皆さんにご利用いただけるといいますか、ご支援をしていく、そういう体制づくりが大切だと思っておりますので、今後とも改善に努めてまいりたいと思いますし、1点目の利用件数のことにつきましても、ニーズが少ないというよりは、まだまだ周知も足りない面があろうかとも思いますので、せっかくある事業、支援サービスでございますので、多くの方にご利用いただける環境づくりに努めていきたいと思っております。そして、今の子どもの成長を見守るということでございますけれども、お気持ちは大変よく分かりますし、親身になって関わっていただいているというところだと思っております。個人情報のところがどうしても今の時代、問われているところでございまして、そこの兼ね合いがあるところでございますけれども、より柔軟に、双方にデメリットがないのであれば、みんなが良くなる環境づくりというものがどういう風にすればできるのかということについて考えてまいりたいと思います。(「はい」の声)
再質問 2番 坂田美香
より良い事業になっていただきたいと思っております。ある学生さんが老人施設に実習に行った時のこと、少年野球を指導してくれたおじさんを見つけました。おじさんが覚えていてくれたのか分かりませんが、少年はボランティアとして指導してくれてたおじさんの担当となり、野球の話がたくさんできたそうです。小さな町だからこそこのようなつながりがあり、感謝や喜びがあると思います。みんな知り合いや親戚のような、美瑛町で子ども達の成長を見守り続けていける町であってほしいと思います。続いて、4点目の子どもの緊急サポート事業についてですが、美瑛町では、令和2年より上川中部定住自立圏形成協定において事業を展開できるようになり、近隣市町の中では最後に登録できるようになりました。現在の登録者数は21名、美瑛町のサポーターは1名と聞いています。利用したいと思ってもほぼ近隣市町にサポートをお願いしなければいけない状況のようです。サポーターになるには、旭川で6日間の講座受講をしなければならず、中々時間がとれず断念してしまう方もいます。このうち何日かでも町内で講座受講ができれば、サポーターとなる方の後押しができるかと思います。この事業は、文字どおり緊急時にサポートしてもらえ、子育て中にとってはありがたい事業です。リモートができる環境も整っている時代ですが、この冬の間に、美瑛町で受講ができるきっかけをつくってもらいたいと思いますが、検討していただけるか、お聞きします。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
はい、子ども緊急サポート事業さぽねっとのお尋ねでございます。町内のサポーターの方は議員ご指摘のとおり現在1名の方のみとなっております。ただ、運用の面におきましては、サポーターが不足してる、サポーターが対応できないから今回の申請お断りしますという事例はないと伺っております。希望の方には、旭川市からサポーターの方が来て、支援をしていただいていると、それが実施できているという風な状況で今運用させていただいております。とは言いましても、美瑛町内でのサポーターの数、多くなっていただけるに越したことはございません。そこの課題の一つが、議員ご指摘のとおり、受講日数が長い。それが旭川での会場でしかないというところが一つネックになってると思います。これの事業は、中枢連携都市の連携にも今後移ってまいりますので、旭川市を中心としたこの連携の中で、各、私共だったら美瑛町、各町村でも、この受講ができないのか、できるようにするにはどうすれば良いのかということについて、旭川市を中心に、美瑛町から要請といいますか、要望し、相談し、各町村でできるように実現できるよう働きかけてまいりたいと考えています。(「はい」の声)
再質問 2番 坂田美香
できるだけ早く実施をしていただきたいと思っております。変わりまして、昨日は給食での食育質問もありました。町長もご存知かと思いますが、町内の小中学校の給食用お味噌を提供しているグループがあります。私も手伝っているのですが、地元の材料を使って、子育て中のママたちが中心になってボランティアで作っています。かなりの力仕事ではありますが、子ども達のために汗をかき、今この時間も頑張って作っています。ここでお味噌を作る目的だけではなく、先輩ママたちと楽しく情報交換ができる交流の場にもなっていて、今後も町内の子育て支援の力になってくれる仲間たちであり、研修等が旭川でできれば参加したいと言ってくれている方々も多くいます。できれば、こういう協力的な方たちがサポーターになっていただけるとありがたいと思います。最後になります。少子化が進んでいく中、各市町村では、子育て世帯の取り合いのような状態になっているように思います。いくら支援金や支援事業があっても、子どもを持つことは不安だらけです。支援を必要としている側が本当に大変な状態になる前に、数時間手伝ってもらえたり、話を聞いてもらえたりすることで、ほっとでき、乗り切れたりするような町であり、美瑛なら大家族になっても、心配なく子育てができる町となってほしいのです。支援者の養成が町内でできることにより、支援する側の生きがいにもなります。サポートする側が増えて、町内で気軽に頼れる体制ができ、思いやりのある見守りができる温かい美瑛町であることに期待して、質問を終わります。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
はい、給食食材等のご活動のご報告もいただいたところでございます。広い意味でのボランティア活動ですとかサークル活動、こういった取り組みが町の町民の皆さまの生活を豊かにしていくということの本当表れだと思っております。行政だけでは手の届かないところ、こう、民間の方々が担っていただいてる、非常に大切な役割を果たしていただいているという風に認識しております。でございますので、これまでも様々な形でサークル活動ですとか、ボランティア活動をご支援させていただいておりますけれども、今後とも、様々な形で、町民のために尽くしていただける方々をご支援するような体制を整えてまいりたいという風に考えております。そして、子育て世帯さんへのご支援の体制ですけれども、移住とか定住の政策をやっていきますと本当に、ある意味で奪い合いになってしまって、数だけ今年は何人の移住を呼び寄せたというところに陥りがちでございますけれども、ここはやはり生活している生身の人間でございますので、その方々が数字だけではなくて、生活しやすいという実感を持っていただく、そういう環境づくりがご指摘いただいたように大切だなと思っております。特に、子育てにつきましては先ほどもご答弁申し上げましたけども、地域全体で美瑛町ですから、議員ご指摘のように小さいコンパクトな町なので全員が本当に知り合い、親戚のような感覚を醸成できる町でございますので、そのメリットを生かしながら町全体で子育てを温かく見守る、手伝っていく、そういうような体制になれば良いなと願っておりますし、そのために、子育てサポーターのような方々が更に必要であるというご指摘でございますので、どういうような形で具体的に、地域みんなで子育てができるようになれるのかということを、また、共に考えさせていただいて、具体的な策を、またご提案させていただきたいと思っております。