みんなの議会

美瑛町議会 令和2年第9回定例会 2020年12月15日

回数制限方式、質問事項、高校卒業後の進学への支援策について

2020年12月15日、美瑛町議会の一般質問で、坂田美香議員が「回数制限方式、質問事項、高校卒業後の進学への支援策について」質問し、町長 角和浩幸が答弁しました。

質問者
坂田美香 議員
答弁者
町長 角和浩幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 坂田美香

番号2番坂田美香、質問事項、回数制限方式、質問事項、高校卒業後の進学への支援策について。奨学金制度は公的な融資、育英団体、大学など様々なところで実施されており、日本の大学・専門学校等進学者の約半数が何らかの奨学金制度を利用していると言われていますが、在学中の学校を通して申し込む日本学生支援機構の貸与型奨学金制度を利用することが一般的だと思います。また、給付型や無利子の奨学金対象者は拡充されてはいますが、条件があるため第二種奨学金(有利子)を借りることが多いのが現状だと思います。学生本人が借りる奨学金は金利こそ低いですが、返済は卒業すると半年後から始まり十数年続くこともあり、その後の結婚や出産を思いとどまらせることにもなりかねません。町長は、「学びたいだけ学べる環境づくり」「美瑛で生まれ育った若者が、美瑛で働き子育てしたいと思える町」と公約を掲げていましたが、未来を担う子ども達が将来に希望を持って学び、卒業後に町内外で活躍するための支援策が必要ではないでしょうか。そこで、次の2点を町長に伺います。(1)今年は新型コロナウイルスの影響で、学生が実家に帰ってオンライン授業を受けていても家賃負担が続き、アルバイト収入も当てにならないなど、多くの学生の危機的な状況が全国的な問題になっています。退学や進学の断念など学びたくても学べない状況も心配されるところですが、奨学金を借りて進学する学生への支援の考えは。(2)就職活動も困難な社会情勢となっている一方で、就職後の奨学金返済も心配です。本町に就職する若者を対象にした助成制度などの考えは。質問の相手、町長です。

答弁 町長 角和浩幸

2番坂田議員の質問1項目について、答弁申し上げます。高校卒業後の進学への支援策について、お答えを申し上げます。本町では、生きる力を育むことを目標に、国や北海道の事業を活用しながら、出生から義務教育終了までの学びや養育等、きめ細かな子育て支援に努めているところです。また、高校進学等に対する支援策として、平成18年度から美瑛高等学校教育環境振興補助事業を実施するとともに、本年度から新たに高校生就学支援事業を創設し、町外高校に通学する生徒を持つ保護者の経済的な負担の軽減を図り、学びを応援する環境づくりに努めています。現在、国においては、少子化が進む中で安心して子育てできる社会づくりと人づくりの改革を推進するため、幼児教育及び高校の無償化、高校卒業後の進学を支援する各種奨学金のほか、本年度より低所得者世帯を対象として、大学等の授業料や入学金が免除されることに加えて、返還の必要がない奨学金が支給されるなど、高等教育の就学支援、答弁書の就学、学に就くの字を使っておりますけども、修める学と訂正させていただきます。高等教育の修学支援新制度がスタートしたところです。1点目につきましては、家庭の経済状況にかかわらず、意欲と能力のある全ての子どもたちに質の高い教育を受ける環境を整備することは、極めて重要なことと考えています。そのための機会均等を図る奨学金制度に関しては、国が制度を拡充する中で、自治体が地域の実情に応じて制度の不足部分をいかに補完するかが課題となっています。コロナ禍において、学生の方々は変則的な授業や生活が続き、苦労されていることは認識しています。本町においては、新型コロナウイルス感染症対策として、春より町民利用クーポン券の配布やプレミアム付商品券の発行、上下水道料等の減免、冬の生活支援事業の実施など、各家庭における経済的な負担軽減策に努めてまいりました。今後においても国の制度や他市町村の事例などを注視しながら、支援策について検討してまいりたいと考えております。2点目につきましては、奨学金制度は、経済的な事情により大学等への進学を躊躇される方に対して進学を支援する制度であり、学生たちが卒業後に職を得て、自ら借りた奨学金を責任をもって返還していくものでありますが、議員御指摘のとおり、大学等への進学に当たって奨学金を利用した学生について、長期的な返済が就職後も負担になっていることについては、全国的な事例として認識しているところです。このことについては、本年度からスタートした高等教育の修学支援新制度の利用状況等を注視するとともに、町内就労者や移住者を対象とした返済軽減策につきましても、先駆的な市町村の取り組み事例なども参考に本町独自の助成制度について検討していきたいと考えております。以上でございます。

質問 2番 坂田美香

2番坂田です。先駆的な市町村の取組事例などを参考に検討していただけるという前向きな答弁をいただきまして、安心しました。国の新型コロナ関連の給付金の中で、進学先大学等での手続をすることにより、学生支援金給付金を受け取ることができた学生もいますし、世帯収入により減免や給付などを拡大してはいますが、コロナ禍でなくても、進学費用を賄うことは大変なことです。自宅通学できる進学先が限られている美瑛町では、道内外などに希望の学校があれば、進学させたいという保護者も多いと思います。1点目の答弁に対してですが、美瑛町の子育て支援は高校までで、親にとってはまだ扶養家族である18歳以上の学生等には支援はありません。プレミアム商品券やBeコインカードも住所を別にした学生は該当せず、たまたま住所変更が間に合わなかった学生は受け取ることができ、保護者が同じ兄弟でも違いが出てしまったという話も聞きます。それでは再質問です。町広報紙には国の教育ローンの案内が記載されていますが、多くは、学生支援機構の給付型や無利子の対象とならない学生本人名義の有利子奨学金を借りています。親や学生も借入金を覚悟して進学することを決めているのですが、できれば、将来を担う若者の負担を少しでも軽くして、学位や資格の取得を応援したいものです。そこで、ふるさと納税を原資に無利子の町奨学金ができないか、また、有利子奨学金の利子補給制度などができないものか、お伺いします。2点目ですが、コロナ禍の中、収入が減り、奨学金返済に不安がある若者の話も聞きます。国の救済措置も様々ありますが、一度町外に住所を移した若者が美瑛に戻ってくる後押しができれば、そのスキルを町で活かしてもらえる良いチャンスだと思います。大学等を卒業する学生が就職先を決める理由に、返済補助のある自治体や会社を選ぶこともあると聞いています。地元就業助成金の考えはありませんか。町外に就職した若者でも、自分を育んでくれた美瑛町にふるさと納税をすることで、本人も税金の還付控除が受けられ、返礼品の代わりに、地域通貨Beコインカードにポイントを付与し、帰省した時に町内で使ってもらえれば、良いサイクルができるのではないかと思いますが、町長の考えをお伺いします。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

はい、坂田議員よりの再質問にお答えをさせていただきます。とても重要な部分のご質問をいただいたという風に受け止めております。やはり、学びたいもの、勉強したいものが、家庭の事情、社会的な事情等で、その願いが叶わないということは、あってはならないことだなと思っております。そのような事態に陥らないように、ご支援をしていくのも行政の務めであるという風に認識をしております。また、ご質問の項目につきまして、実は昨年度の予算編成の時から検討はしているところでございますけれども、いまだ形にはなっておりません。また、引き続きご指導賜ればと思ってございます。1点目のご質問、無利子の奨学金等、美瑛町の方でできないかということでございます。必要性については、私共も認識をしているところでございまして、計算をしてる、ざっとこういう対象の方、こういう値段でいったらいくらかかるとかっていう試算もしてはいるんですけれども、財政状況全体の中の兼ね合いの中で今、更に検討してるところでございます。今年度、今、令和2年度につきましては、この制度がない中で運営しておりますけれども、その中で、答弁の中で申しました高等教育の修学支援新制度が国の制度としてスタートしました。給付型の奨学金ですので、返済が必要のないタイプとなっております。国としまして、新しい形の支援制度が整備がなったということを受けまして、一義的にはこの国の制度大変素晴らしい制度なので、この制度を活用する町民の方々、いらっしゃるのかなという風に思っているところでございます。この新制度の利用状況、町民の方の利用状況、分からないんですけれども、これ調査できるようでしたら、ニーズがどのぐらいあるのかとか、実際に利用されていて効果があるのかどうかっていうのが把握できれば良いなと思っております。その上で、先ほども答弁申しましたけども、国とか道の制度の中で、なおまだ足りないよという部分がありましたら、そこを手当てしていくのが自治体の役割であろうと思っております。奨学金制度の充実については、非常に認識を持っているところでございますけれども、新たに始まったこの国の制度等の利用状況を見ながら、町としての必要な施策を検討していきたいと思っております。そして、今ご提案、2点目のご質問にも関わるんですけども、ご提案いただきました、例えば、ふるさと納税のいただいたところを原資として使ったらどうかというご提案でございまして、まさにこういうところ、こういう狙いのために、ふるさと納税ご協力いただけませんかという訴えをしていくというのは、一つ自治体の意思の表示としては非常に効果がある、分かりやすい取り組みなのかなという風にも思って聞かせていただきましたので、そのご提案も含めて、検討させていただきたいなと思います。2点目も同じような内容になりますけれども、地元、学びの場、学ぶことに対する奨学金そのものと、別の視点で、美瑛に就職してくれる、美瑛で働いてくれる方の奨学金の返済について支援していくというのは、移住定住の観点という別の観点からの取り組みになるかなと思っておりまして、こちらについても、実は具体的に検討もしてはいるんですけれども、財源等の兼ね合いの中で、今まだ形にはなってございません。Beコイン活用したあり方等々、魅力的な具体的なご提案を頂戴しましたので、更に検討を重ねていきたいなと考えているところでございます。(「はい」の声)

質問 2番 坂田美香

はい、2番坂田です。今年は新規就職の採用も取りやめる企業が多い中、高校卒業後の就職を諦め、数年後に期待して進学を決めた学生や、留学や海外進学ができないなど、学生にはやりたいことができない時代になりました。コロナが収束した時に、明るい未来が期待できるよう大人がサポートしていきたいと思います。最後に町長の公約の学びたいだけ学べる環境づくり、美瑛で生まれ育った若者が、美瑛で働き子育てをしたいと思える町とはどのような考えなのか、これらの美瑛の子ども達に与えられる環境とはどのようなものなのか、町長の考えを伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

文字どおりの思いで、学びたいだけ学べる環境づくりにつきましては、先ほども申しましたけれども、本人、あるいは家庭環境に影響があって、それが学びたい、学べないというようなことにならないように、学びたいということでありましたら、どのような環境でも学ぶ環境を整えてあげるのが、社会、行政の役割だろうという認識の中で、こういうような公約を掲げさせていただきました。金銭面の方も、もちろんでございますけれども、より深く学びたいという、その学習意欲を深く持った生徒さんにつきましては、更にいくらでも深いところまで学んでいける環境を整えていきたいなという、学力の面の学びたいというところに応じるというものも含めて、こういうような表現を使わせていただきました。そして美瑛町で生まれ育った若者が美瑛で働き、子育てしたいと思えるということは、学びだけではございませんけれども、美瑛で育ち、美瑛にふるさと、地元美瑛に愛着を持っていただいた方が、1回は学ぶですとか色んな経験で、美瑛町外に出て行っていくことも、それも応援していきたいと思いますけれども、いつの日か美瑛に帰ってきて働き、子育てしてる、そのためには働く場所と子育てをする環境が整っていなければ、いくら大好きな美瑛町に帰ってきたいと思っても帰ってこれない訳ですので、働く場、子育ての環境というのを引き続き整えてまいりたいと、そういう思いで書かせていただきましたし、今町政も同じ思いで、務めさせていただいております。

出典:美瑛町議会 令和2年第9回定例会 2020年12月15日 議事録 PDF(54ページ) 間違いを知らせる