みんなの議会

美瑛町議会 平成29年第4回定例会 2017年6月22日

丘のまち美瑛の「無形資産」に先手を打って守る手立てを

2017年6月22日、美瑛町議会の一般質問で、野村祐司議員が「丘のまち美瑛の「無形資産」に先手を打って守る手立てを」について質問し、町長 浜田哲が答弁しました。

質問者
野村祐司 議員
答弁者
町長 浜田哲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 野村祐司

おはようございます。トップバッターになります。7番野村祐司。質問方式、時間制限方式。質問事項、質問の要旨の順に質問をさせていただきます。1、丘のまち美瑛の「無形資産」に先手を打って守る手立てを。「丘のまち美瑛 景観・写真国際フォーラム2017」が過日開催されました。このフォーラムは農業景観の在り方や、観光資源としての農業との共生を、景観を育む農業者の視点からの課題提起、加えて写真で身を立てる「プロの写真家」からの提言、さらには美瑛町の景観をこよなく愛する一般の参加者から多彩な意見が寄せられました。会場いっぱいに詰めかけた町内外からの聴衆者を前に、公式の場でそれぞれの立場で意見交換がなされたことは、今後の課題整理に向けて意義深いものと思います。ここで、特筆すべきことは「丘のまち美瑛の景観資源」が、世界的にも認められたプロの写真家の手によって、作品やさまざまな書籍や広告媒体で発信され、極め付きはネット上での配信が驚異的に広がっていることを痛感させられたことでもあります。裏返して言えば景観を作る側の主役である「美瑛町民」の認識より格段に有名であることです。知名度が高くなることと並行して、地名や名称を利用したさまざまな商品や観光スポットが生まれ、地域経済や町民の所得向上に繋がることこそ、所期の目的達成に近づいたものと思うものであります。ここに来て、国内外に知名度の知れた観光地・景勝地を有する先進地では、「地名や名称」を利用したあるビジネスに侵される事例が報告され、本町も例外ではないと痛感するものでありますが、次の2点について町長の考えを伺います。1点でありますが、日本の地名を海外で先行して商標登録し、悪用されている事例が散見・報告されています。美瑛町の地名や景勝地・ブランド商品の商標登録の現状についての取り組みを伺います。2、海外での地名商標登録は復権が難しいとされ、防御策として国内法での商標登録を先行して保護すべきと考えますが、その考え方について伺います。質問の相手は町長でございます。2点目でありますが、新設の町民プールは身の丈に合った基本設計か。美瑛町民の皆さんに関心の深い「町民プール基本設計」が示されました。プール建設に向けては、平成32年度を目標とする「美瑛町過疎地域自立促進計画」の中で、「学校プールは、現在、美瑛小学校1校のみに設置しているが、老朽化が進んでいることから施設及び設備の更新が必要とされる。」と記され、改修コストとの比較論でプール建設について課題提起され、学校教育やスポーツ振興と重ね、不文律ながらも町民合意がなされてきました。ここに来て、住民説明会や新聞報道で町民の皆さんに建設の概要が示され、内容が明らかになるにつれ、イニシャルコスト、機械費・設備費・設計費等を含めた総事業費や、維持費に関心が寄せられています。美瑛町の住民人口が確実に先細ることは明白で、「美瑛町まち・ひと・しごと創生総合戦略」、「美瑛町人口ビジョン」でも明らかなことから、高齢化が進む中で住民負担が大きくなることを危惧する声が大きくなりつつあることです。児童生徒の教育的考えやスポーツの振興から、建設には理解を示す方々が多いと感じているところですが、本町の財政や利用の効果、巨額の費用投じて目指すところは何かが問われています。身の丈に合った施設をとの地域住民の声を受け、次の4点について町長の考えを伺います。1、執行方針において、「プール建設は維持費を含め低コストを基本とする」としていますが、通年型で温水化に至った経過について、基本となる町民要望、需要調査はどのように実施したか。2、木質チップを熱源とするこのプールの基本設計における、維持費、人件費・設備保守料を含む、の積算額について。3、維持費の圧縮、低コストを標榜する方針において、燃油・熱交換システムなどの多様なコスト比較について。4、町内外からの施設利用が見込まれるが、その際の利用料金徴収の差別化について。質問の相手は町長でございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

改めて、一般質問、10名の議員の皆さん方から質問があるということの通告を受けています。答弁をさせていただきますが、どうかよろしくお願いを申し上げます。1番ということで、7番野村議員よりの一般質問2件、まず第1点につきましては丘のまち美瑛の「無形資産」に先手を打って守る手だてを、ということでご質問をいただきました。答弁を申し上げます。丘のまちびえい写真文化創造事業実行委員会主催による「丘のまち美瑛 景観・写真国際フォーラム2017」が、4月29日から5月14日までの16日間にわたり開催され、初日のオープニングイベントには国内外から250名余りの方が参加されるとともに、期間を通じて多くの方々に展示作品をご覧いただいたところであります。また、フォーラムなどを通じて日本における写真文化の町としての美瑛町の情報が国内外に発信されたところであり、開催にご尽力いただきました実行委員の皆さまをはじめ、ご協力いただきました関係各位に厚くお礼を申し上げるところであります。1点目についてでありますが、現在、一般財団法人丘のまちびえい活性化協会において、美瑛町が提案する独自の「美しさ」を持つ13の商品を、「ビエイティフル」として認定し、町の美しさをネーミングに込め、高級感や親しみをデザインしたロゴマークを付け、美瑛町のイメージ向上に取り組んでいるところでもあります。2点目についてでありますが、商標権は、商標を使用する者の業務上の信用を維持し、需要者の利益を保護するため、商標法に基づいて設定されたものであり、商標権の効力は国内の領域内に全て及ぶものとなっております。近年、海外において日本の地名や地域ブランドなどが第三者によって出願登録される事例が相次いでいます。このことから、北海道においては、平成21年からインターネットを通じて道内地名の商標出願及び登録状況を監視し、必要に応じて関係機関等に連絡するなどの対応が進められています。議員ご指摘の国内法での地名の商標登録についてでありますが、商標法第3条において国家名や著名な地理的名称などは原則として商標登録を受けることができませんが、一般財団法人丘のまちびえい活性化協会では、現在、「青い池」の名称保護を目的として、商標登録について弁理士と協議をしているところであります。商標登録については、登録費用等の経費が発生することから、適正な判断をもって取り組みたいと考えています。続きまして質問事項の2、新設の町民プールは身の丈に合った基本設計か、という内容でご質問をいただきました。町民プールの建設につきましては、住民の健康づくりの場や学校教育に欠かせない社会体育施設として、住民要望を受ける中で総合的な判断のもと進めているものであります。昨年度、「地域住民の利便性、安全、安心に寄与する施設」、「耐久性、機能性、効率性を有する施設」、「維持・管理費を抑えた施設」をコンセプトとした町民のためのプール建設に向けた基本設計を行い、現在、「町民プール実施設計」において基本設計を基に様々な情報整理を行っているところであります。1点目についてでありますが、昨年10月に「町民プール建設に関するアンケート調査」を実施し、質問の内容に「通年利用が良いか」問いかけたところ、回答者の91%に当たる方から1年中プールを利用したいとの声をいただいているところであります。また、町内の体育団体、まちづくり委員会及び各小中学校、母と女性教職員のつどい、健康と福祉のまちづくり会議などから、より良い町民のためのプール建設に対する要望意見をいただいているところであります。2点目につきましては、熱源に係るランニングコストとして年間600万円ほど積算をしておりますが、運営体制により人件費が異なることから、今後、町民が利用しやすいプール運営を検討していきたいと考えています。また、木質バイオマスの活用につきましては、地域経済の循環による活性化や二酸化炭素の排出の抑制による地球温暖化防止への貢献などの効果が挙げられ、循環型社会の実現に欠かすことのできないものと考えているところであります。3点目につきましては、全体的な視点で重油ボイラーや木質チップをはじめ、地中熱など再生可能エネルギーの比較検討を進めてまいりました。30年先を見通してライフサイクルコストについても算出し、維持管理費のコスト削減と環境に配慮した施設とするため、木質バイオマスボイラーを採用したいと考えているところであります。4点目につきましては、今後、条例制定を進めていく中で決定していく事項となりますが、近隣町村の料金設定も鑑み検討し、提案をさせていただきたいというふうに考えているところであります。以上であります。(「はい」の声)

再質問 7番 野村祐司

それでは再質問をさせていただきます。質問の項目の1番目でございますが、ここでは、前段でもあるように、美瑛町の知名度あるいは認知度が非常に高いと。これは非常に私も再認識をさせられたところでありますので、この、今まで丘のまち美瑛の認知度を高めるというようなところが、費用対効果の部分では費用が効果にあらわれてきていると、私非常に認識をさせていただきました。今回の質問も、やはり今まで築いてきた美瑛のブランドを侵されたくないと、こんな思いを持って今回質問をさせていただきました。実は、国名を言っていいかどうかわかりませんけど、隣の大国はそれぞれ個人の豊富な資金力を活かしながら、さまざまなビジネス、投資を盛んにやっておりますが、その中で一つには、商標登録のビジネスがあったり、土地の取得のビジネスがあったり、時には日本人の名義を借りて日本国内各地では土地を取得していると。さらにはその不在地主化っていうのは、社会問題も起きているというのが今の実態であります。答弁書のとおり、地名の登録はできないとしていますので、各国の中ではその商標法下においては、いわゆるその公衆に知られたところはできない。例えば東京とか札幌とか福岡とか京都とか、これはできないというふうにしているんですが、これがそれでないところ、いくら日本で有名であっても、その国では公衆、いわゆる国民に一般的に知られていなければ、商標登録がされるリスクが高いというのが実例とありますので、どうしてもこの知名度が高くなるにつれて、美瑛町でもその悩みが増えるというふうに思うところであります。簡単に商標登録と言っても、今ご案内のように費用のかかる話でありますが、道の監視ネットに期待するということでおります。この辺も美瑛町では有名なところについては、こういう監視をしている、あるいは今答弁にあるように、「青い池」等についてもそれぞれ商標登録をしていくというようなことで、一つには、町民にこういうようなことで保護してると、対抗策を持っていると、そのような安心感を与えていただきたいという思いでございます。これについて町長の所見を伺います。1点目は以上でございます。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

はい、美瑛町の名前が多くの方々に知っていただいている方向にいっているということをご指摘もいただきましたし、私もそういう政策の中で美瑛町の住民の方々、また、生産する生産物等がブランド化されて売れていく、また住民の方々が他の地域で美瑛町地域ブランドとして語っていただくというなことで、地域が発展していくという、持続していくという方向性を探させていただいているところであり、その部分についてご理解をいただいていますことに、改めて感謝を申し上げるところであります。今回の写真フォーラムにつきましては、いろんな考えの部分を重ね合わせたところがありますが、何よりも一つはやっぱり、前田真三先生というすばらしい写真家の先生が、美瑛町のこの丘のまちの景色を写真におさめて情報発信をしていただいたという、その部分に対して我々がいかにこう敬意を払っていくか、また、住民がそういう事実を共有していくかということをしっかりと美瑛町の中で伝えていく、そんな礎を作りたいということでありました。もう一つはですね、やはり丘のまち美瑛に前田先生や、それからそれに続くすばらしい写真家の先生方が、美瑛町で今活躍をしていただいていますが、一方では、農家の方々に対して写真を撮る方々が農地に入るなどのいろんな課題が生まれていると、こういった部分で、地域の亀裂といいますか、地域づくりにいろんなこう問題点が起き、人の心がそこで亀裂を起こしているという部分があると認識をしています。我々はこの部分をですね、何とか、次の段階に持っていきたいという思いがあり、規制だとか、もうこういう攻撃をするとかそういう部分ばかりではなくてですね、規制をする一方で、やはり我々が地域づくりとしてそういったものをしっかりと受け入れながら、地域の中で農地がいかに大事な財産であるかというような部分を、情報を発していく必要があるというふうに思っています。その面から農業景観と写真というテーマで今回のフォーラムを進めさせていただき、特に海外の方々がそういった課題に対しても、問題を起こす可能性が多いということで、中国の写真家の方々、上海の写真家の方々に、このフォーラムに参加していただき、開催をさせていただいたというところであります。それからもう1点はやはり、美瑛町の町がおいしい食事であったり、いろんなこう交流であったり、自転車に乗ったり、そういったことで美瑛町に住む方々やそれから滞在をしていただく方々が楽しんでいただける、また有意義な時間を過ごしていただけるその中に、写真というテーマもやはりあるだろうというふうに思って、その写真文化をしっかりと持続できるまちづくりを進めていきたいというふうに考えているところであります。実行委員の方々に大変お世話になって今回のフォーラムを開催できたことに、私も非常にこう感謝をしているところであります。そんな中で商標登録の課題でありますけども、実は、商標登録の部分を質問されますと、非常に私自身、思い出の深い事例がございます。「丘のまち美瑛」という名前を実は何年前、もう10年以上前でしょうか。商標登録の提出がされたことがあります。それで商標の登録に向けて、個人の方が商標登録に向けて、大体こう書類を出し終わって、経済産業省でしょうか、特許の関係ですからその特許庁のほうから、告示がありました。「丘のまち美瑛」が申請されているので、これが認定になる前段として意見をもらうということでの告示でありましたけども、そこで我々は、その告示に対して反対の意思を述べさせていただきました。「丘のまち美瑛」を商標登録して個人の財産にすることなどは許されないということで、我々の、ある意味では、美瑛町の戦いが始まったわけでありますけども、2年間かかりました。最初は全く相手にされずにですね、「丘のまち美瑛」なんて我々知らないよと経済産業省なり特許庁の方から言われましたけども、だんだんだんだん情報を開いていくと「丘のまち美瑛」というものが財産であると、特に、地域の部分で年数をかけてできあがってきた、誰かが命名したものではなくて、年数をかけて共有されてきた財産であると、この共有した財産を、共有の「丘のまち美瑛」という財産を、一人個人の権利にするわけにはいかないということで、2年間の議論の中で特許庁に認めていただき、この案件については破棄をされたという経緯が、実はあります。大変本当に厳しい内容で、特許庁にも美瑛町に来ていただいてですね、あなたたち、本当に地域の住民が「丘のまち美瑛」というのをどれだけ愛しているかということを理解しているのかということで、話をさせていただいた思い出があります。今回、商標登録の部分につきましては、「青い池」を商標登録すべく今対応させていただいていますが、先ほどの話の中であります通り、「丘のまち美瑛」というのは商標登録の対象にはなりません。美瑛町が商標登録しようと思っても、これは財産、広く町民・国民の財産であるから、一つのものにということにはなりませんので、ここは商標登録の基点からはこの前の部分の結果で、はずされるというふうに理解していただいていいんじゃないかというふうに思っています。つまり、誰でも共有に使えるという財産であるというふうにご理解いただきたいというふうに思っています。そんな中から今、しかし「青い池」はもし商標登録されたら、そういうわけにはいかないだろうと、地域固有の財産という部分ではまだまだ歴史が浅いということで、この部分について商標登録の方向を探っているところであります。もう一つ、美瑛町に関わる案件として「日本で最も美しい村連合」のマークが商標登録をさせていただいています。これも財産、知的財産の関係で、物品とかそういった部分、ある範囲はありますけども、財産としての商標登録の部分を持っているところであります。こんな状況でありますので、今後も美瑛町の財産をしっかりと維持しながら、まちづくりを進めていく部分では、町民の方々や議員の皆さん方のご意見をいただきながら、こういった商標登録をはじめ、いろんなこう関係する部分について配慮していきたいというふうに思っています。ただ国際的な案件になってきますと、これはもう費用の関係がですね、莫大なものになってきます。我々はこれでお金儲けが、具体的にこれで商品を売ってお金儲けをしてるわけでありませんので、例えば中国でそういった部分が出てきたときに、我々の対応っていうのは限られてくる部分があるかと思いますけども、こういう状況であるということをご理解いただいて、今後もご指導いただければというふうに願っているところであります。以上であります。(「はい」の声)

再質問 7番 野村祐司

私昨日ですね、偶然でありますけど、美瑛農産品を扱っているバイヤーと話す機会がありまして、彼はこうやって言うんですね、美瑛町は本当に有名だよと。それで、美瑛・富良野で非常にもう認知度が高いと。名所出してまたあれなんですけど、例えば「でんすけすいか」とか「らいでんスイカ」とかあるんだけど、これ申し訳ないけど、東京に行ったら全然わかりませんと。だから、美瑛町、美瑛・富良野で美瑛という名前が付いたり、富良野という名前が付いたりということであれば、非常にこれは美瑛の認知度が高い。モノも売れるんですと。実際アスパラも相当高く売ってます。というようなことがありますので、これは本当に、費用が効果として出てきている証でありますので、この辺もやっぱり、町としてもですね、上手に宣伝した方が私良いと思っております。あわせて、彼が言っていたのは、いわゆるアップルコンピューター、デスクトップ開けば、「青い池」が出てきます。「美瑛」「青い池」って出てくる。これは何十億円出してもできませんと、いうようなことを言うんですね。ですから、そういった部分ではもう世界的に一気に何億人も見ているわけですから、この辺も非常に財産だよというようなことを教えられて、その辺をちょっと申し上げて、1番目の質問は終わりにさせていただきます。次にプールの関係で…。

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

議員から、そういった美瑛町の名前が知られてきているというお話をいただいたということで、私も大変ありがたく思っています。まちづくりの中で、いろんなこう手法はありますけども、美瑛町が今は1番中心にとっても、町長としても10数年と長くなりましたけども、地域ブランドというものを確立するというのを、ずっと共通してやってきたという思いがあります。その中で農協さん、商工会さん、いろんな方々、観光協会さんも含めてですね、美瑛町の名前を生かしたまちづくりをしようということで、美瑛米をつくっただとか美瑛牛、美瑛豚、そういったその、カレーうどんなんかも「美瑛カレーうどん」というようなことで、美瑛の名前をっていうか、そのことによって、美瑛の農産物が非常にこう見直されるというところが来るだろうと、また、美瑛町にお出でをいただいた方々の、一つこう目標になる部分もあるだろうということで取り組んでまいりました。その部分を今後も、地域のためになると、観光とかそういった部分でもですね、ただ大きな企業とかそういったものが入ってきて、そして地域を利用して、そして収益については東京に吸い上げていくような、そういう地域づくりではなくて、やはり地域主体の地域に根ざした地域の中で循環できるそういうブランドづくりと地域づくりを、経済振興なりまちづくりを進めていくのが課題だというふうに思ってますんで、今後とも、こういった取り組みに対してご指導いただければというふうに思っています。よろしくお願いします。(「はい」の声)

再質問 7番 野村祐司

次に、プールの件について質問させていただきます。この答弁書の中で、それぞれ、10月のアンケートは温水化プール91%の住民要望であったというようなことでありますが、これを決定要因としているというふうに私は認識をしております。5月頭の議員協議会でそれぞれ総工費が示されたところでありますが、やはり総工費、あるいはライフサイクルコスト、いろんなものも含めて住民負担を考慮すれば、この数値は大きく変わるのではないかと、私思っております。そういうことで、やはり通年型の温水プールということでありますので、これはやはり、町民の皆さんの需要調査はもう少し念入りに丁寧に行うべきと思いますが、これについての答弁をお願いいたします。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

この辺はいろいろ意見の部分があるかと思いますけど、私は、町行政運営の経営者として、今回の温水プール化についてはですね、町の財政運営とそれから町民の方々の負担についても、適正な範囲でやれるということで理解をし、提案をさせていただいているところでありますので、そこはぜひ議員の皆さん方にご理解をいただきたいというふうに思っています。ところで、プールの関係でありますけども、穂積議員さんがよくご存じだと思いますけども、美瑛町のプール行政の部分については、ほんとに紆余曲折があったというふうに思っています。歴史的には昭和39年に丸山公園のプールが完成したということであります。丸山プールについてはですね、25メーター×16メーターということで、小中高生と一般に開放したわけであります。その後、美瑛小学校のプールがオープンしました。昭和55年のオープンであります。この部分につきましては、基本的には美瑛小学校の学校用のプールという部分を、目的を持って建設されて、プールがそんな形で運営されてきたと。その中からですね、プールが学校を中心に、その後逐次整備されることになります。旧旭小プールが昭和56年建設、平成26年解体、美沢小プールが昭和59年建設、平成26年解体。また明徳小プール、昭和55年建設、美進小プール、昭和57年、美馬牛中、昭和58年建設。こういった内容でプールの行政が行われてきました。そんな中ですね、やはり、屋外に設置しているプールの部分が、建設当時はですね、プールがなかなかない、プール自体がなかなかない中で、こういうふうに使おうということで、非常に先進的な取り組みでありましたけども、やはりだんだんいろんなこう、他の地域等で屋根のかかったプールですとか、そういったものが整備され、一方で温水プールなども各町や市で運営されるようになってきました。私も町長就任時、実はプールというものは、非常に大きな政策課題として、住民の方からもいろいろと意見をいただいてきております。ずっと言われてきたという部分は、思いの強い案件ではあります。ただ、あの頃やはり財政関係ですとかそういった部分、非常にこう町財政の将来の方向も見据えることができない中で、維持経費等、建設等を含めると、今、プールの部分については、あまりプールですとか美瑛小のプールがあるので、そして温水プールについては、青少年交流の家にあるので、何とかその部分で活用してやっていただけないかということでお願いをし、その方向できたところであります。しかし一方で、プールが丸山公園のプールにつきましても、漏水がもう止まらなくなったということで、解体をせざるを得なくなった。今回、美瑛小学校のプールについても、解体をせざるを得ないような、そういう漏水というもの等が発生してきたということで、これ以上、維持をするため補修をかけて意味があるのかというところまできたところであります。温水プール化の部分については私もいろいろ検討しましたが、青少年交流の家に温水プールがあるという部分を、実は青少年交流の家の方にお伺いを立てて、どうですかと、今後の温水プールの部分について、青少年交流の家との意見交換をしたところでありますけども、交流の家ももう老朽化してきているので、交流の家としてもどこまでこれが維持できるかわからん状況にあると。そういう中で今後建設するということであれば、ぜひ温水化という部分を町の方で検討していただき、青少年交流の家でもし使えなくなるようなことになれば、美瑛町で行うそういったプールも使わせていただきたいという、そういうような意見交換もあったところであります。それから先ほど申し上げました、町民の方々にアンケートを取らせていただき、90%に上がる方々の、議員ご指摘のとおり経費の部分とかいろいろこれは見えない部分があって、町民の方々の不安があるという部分については、理解をいたしますけども、90%以上の方々が温水プールを期待すると、そして子どもたちの教育、また、高齢者なり、我々もそうですけども、健康活動等に使いたいという思いをいただきまして、それであれば、今回のプール建設に当たっては、温水化をさせていただきたいということで、検討させていただいてきたところであります。平成26年度あたりから、具体的に場所ですとか内容等を検討させていただき、今回、バイオマスを活用した温水プールということで、運営経費についても、町の社会教育施設として、町が責任をもって運営できる範囲だということ、建設についても、そういった部分では、町の財政運営上、問題になるものではないという判断をして、提案をさせていただいているところでありますので、ご理解をぜひいただきたいというふうに思っています。(「はい」の声)

再質問 7番 野村祐司

美瑛小プールあるいは丸山のプールがああいう状態であって、一本化するっていうのは、私いろいろ町民の皆さんの声を聞く限りは、これはもう不文律ながらもうしょうがないねっていうような声を、本当に圧倒的に多いのは私認めるんですよ。それで、やはりここに来て、皆さん心配するのは経費の問題。最終的には30年を持つというような話をしておりますけど、向こう30年間それぞれ住民負担をしなきゃならんという部分が出てくれば、これは考え方が変わってくるよねっていうのが、今の町民の、反対ではありませんけど、危惧する声でありますので、これらにはやはり耳を傾けて、慎重な対応をお願いしたいと思っております。いわゆるその負の遺産にならないように、そのような温水プール化、慎重に検討すべきと思いますが、それについての考えを伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

今日の新聞で、印象的な新聞がありました。ニセコの地域、あそこの片山町長、私の後輩ですので非常に仲が良くて、まちづくりの関係でいろいろ議論するんですけども、あそこにスキー関係で大きなリゾート等、倶知安町中心ですけどニセコにも入ってきてると。そんな中で地域づくりの部分についての先進事例ということでよく紹介されるわけでありますけども、今回の新聞でですね、地域に循環する経済は非常に薄いというふうにありました。その調査がされて、国の部分でもそういった方向性について、注意があったということであります。つまり、何かこうあっても、それが外に全てお金が出てしまうような、そういう地域づくりであれば、住民の方々のいろんなこれからのまちづくりに課題ができるという部分の事例ではないかというふうに思っていますが、そこはそれ、やり手の片山町長ですから、今後さらにまた、まちづくりにこういった投資を生かしていくんだろうというふうに思ってます。今回美瑛町におきましても、温水プールという部分で、バイオマスを採用させていただいた部分については、実はそういった部分があります。灯油、重油等を使っていれば、常に例えば年間100万200万300万という燃料費が外に出て、これを町内で循環させるという目的を持ってのバイオマスであり、また、環境等に対応できる、これからの環境行政に対応できる施策だというふうに理解をしていただき、町の町財政運営については問題はないと、もし問題があるという指摘をいただけるならば指摘していただきたいと思って、私は経営者として問題がないという範囲で提案をさせていただいているということでございますから、ご理解いただきたい思いますが、そういった中で、町の経費負担が町内の経済の循環に回っていく、そういう仕組みを我々がこれからつくっていく、その大きな一歩だというふうにもご理解をいただきたいというふうに思っています。いずれにいたしましても、先ほどから申し上げましたとおり、これからの地域づくりの中で重要な施設となるプールについて、今回こういう形で、温水化をし、そしてまた、ちょっとプールの幅とかですね、そういった部分はあまり大きなものではない部分、これはもう担当職員が、議員言われるような経費の部分についてのいろんな検討をした結果であるというふうに判断し、私も了解をしているところでありますけども、そういう形でいろいろ配慮して、今回の提案をさせていただいてるということでございますので、ぜひ我々の提案について信頼をしていただき、ご理解いただきたいというふうに思っているところであります。以上です。(「はい」の声)

再質問 7番 野村祐司

財政的にっていうのがありますので、それはもう本当に町長のことを100パーセント信頼してでありますが、しかしながら、やはり無駄なお金を使いたくないといいますかね、将来この施設がさっき言ったように、負の遺産になるのではないんですかと。人口ビジョンが示すように、将来は8000人、6000人という中で、非常にこれは危惧する話だってことでありますので、それについて慎重にすべきだという、再度申し上げたいと思います。そこで、青年の家のそれぞれの利用調査をいたしましたが、平成28年でいえば5100人ぐらいの、5175人の1年間の利用であります。1日当たり、360で割ると14.1人。これが全て美瑛町のこれからの温水プールに適用すると思いませんが、私の言う負の遺産という部分については、この辺が非常に十分な活用に、ネックになるのではないかというようなところで危惧するとこでありますので、再度町長の考えを伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

これから人口が減るということでありますけども、美瑛町は今、平成40年に向けて8000人というような方向性を、ある程度見据えながらというまちづくりになっていくんだろうと思っていますけども、それでも8000人で、例えばですね、今温水プールを持っている近隣の町村を見てください。人口8000人以下で温水プールを持ちながら、住民の健康、教育、そういった部分に充てています。そういった部分ではですね、決して無駄で規模が何かこう大きいとかということではなくて、美瑛町の財政状態を踏まえながら、これまでのプール行政を踏まえながら、ここまできたけども、ここからはまたこういう形で、新たな体制を、新たに取り組みをしてきますよということでありますので、ぜひ、何か無駄な施設というような言い方をされるとですね、プールが無駄な施設として町議会で議論されるんだなと、改めて私はちょっと残念な思いをしてますんで、その辺はご理解をいただきたいなというふうに改めて思っているところであります。(「はい」の声)

再質問 7番 野村祐司

答弁の中で、熱源のランニングコスト600万円というふうに回答されているんですが、600万円ランニングコストというのは、木質チップそのものなのか、あるいは全体的なコストで言えば、保守管理料だとか管理費だとかいろんな部分、共通管理費が入ってきますが、これも加味したものなのか、お伺いをいたします。

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

現在は出させていただいているのは燃料部分でありまして、管理体制については今検討しているということであります。(「はい」の声)

再質問 7番 野村祐司

この答弁の中で、二酸化炭素の排出の抑制ですとか、あるいは地球温暖化防止というようなことで、これ非常に私も重要なことだと思いますが、それでは供給される木質チップ、含水率によりますが、この含水率を下げる燃焼にするのに使うのに、例えば冬場であれば、60あるいは70パーセントのものが搬入されて、重油をたいて、それを燃料にするということでありますので、一概にこれが木質チップそのものも二酸化炭素を排出するわけでありますから、これが木質チップが有効かというところには、私は疑問を感じますが、この辺の町長の考えを伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

議員ご指摘の通りですね、チップも我々は今「ビ・エール」で木質チップをたいています。森林組合さんに提供していただいて、チップを採用させていただいて、運行させていただいてますが、試行錯誤を、いろんなことがあったなというふうに思っています。議員ご指摘の通りですね、含水率の部分はやはり木質チップの運用上大きな課題であります。そういった部分をいかに50パーセント以下40パーセント以下というようなところにもっていけるのか、ここはやはり森林組合さんとの、供給いただく美瑛町森林組合さんとの協力関係になるんだなというふうに思って、この部分について森林組合さんともいろいろと協議をさせていただいているという状況であります。今回の「ビ・エール」の部分もですね、やはり湿度が高いと、乾燥しているチップの、かなり量が必要になると。そして燃焼した後のカスって言いますか、そういうものも含水率が高ければ高いほど残ると。それで議員ご指摘のとおり、二酸化炭素の排出ですとかそういった部分にも影響があるということでありますので、含水率をどう下げたチップを導入できるのか、ここの部分についても森林組合さんと協議中だと、協議して進めているということでご理解いただきいと思います。(「はい」の声)

再質問 7番 野村祐司

町長の執行方針の中で、維持費の圧縮に努めながら、それぞれ対応していくというようなことがありました。私もこの中で、木質チップもその手立てでしょうし、あるいは燃油もそうでありましょうし、それから今技術的には熱交換システムというのがあります。やはり、この辺で、そういったところのエネルギーの比較コストをきちんと行って、この木質チップに至る経過になったのか、これについてお伺いをいたします。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

その辺についてはですね、私自身が非常に厳しい、今回職員に注文をつけさせていただきまして、上富良野町ですとか、他にも、地熱を使った施設整備という部分が進んでいます。美瑛町もですね、実は図書館が地熱を使った施設として、ここはモーターは入れてませんけども、地熱を自然循環させるということで、環境、良い環境をつくっているという前例の施設を持っています。今回のプールについてはですね、プールのお湯を温めるのに循環型の地熱のものでどこまでできるかっていうのは、相当その燃料モーターも大きくなったり地熱も深いところに入れなきゃならないという部分がありましたので、温水の部分とは別に環境の部分で地熱も導入できないかということで、いろいろとこう検討をですね、何段階かにわたってさせていただきました。うちの職員も、町長もういい加減にしてくれというようなところまでいったんですけども、結果的にはですね、経費的にもそれから今後の対応としても、チップでやる部分について、経費的な部分、それから将来の方向性を見据えても良いんじゃないかという結論となりました。私もその結論を了解したということで、今回提案をさせていただいてるところであります。(「はい」の声)

再質問 7番 野村祐司

私もそれなりに比較しました。これもいわゆるそのコンサルティングからそれぞれ入手した話でありますけど、木質、重油、地中熱、このランニングコスト比較で言えば、1番は重油、2番が地中熱、3番目が木質チップというようなことになっておりますので、これについて、コスト比較については慎重な対応をお願いいたしまして、私の質問を終わります。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

私としましては、もし地熱でやれるんであればやりたいという思いもあった施設ですから、そこは職員のいろんなこう調査等、それから設計関係者のいろんな基本調査を含めた結果で、ここの部分が、この施設については適切だという判断のところまでいきましたんで、ここはご理解をいただきたいと思いますが、もし、画期的な部分で変わる部分があれば、これはまた私自身も取り上げないということはないと思います。ただ、重油の部分はご理解いただきたい通り、重油を使えば全部お金は全部外に出てきます。もう、要するに海外に出ちゃうんですね、最後は。大企業にも入ります。我々はやはり地域を運営する上で、もうそろそろ考え方を明らかにすべきだと。つまり、大きな企業や大都市、そしてそうした大資本から供給されるものをただ受けてですね、そして我々がそれを使って、お金を外に出して、地域をそういった方々に依存しながらやっていくという部分から、もう少し我々自身が、自分たちの資源やそういったものを活用しながら、循環してやっていく、地域資源を大事にしていくという、そういう方向性をさらに進めるべきだという認識を持ちたいと思っていますし、重油の部分については改めて、そんなことを思っています。環境問題等もありますので、これはご理解をいただきたいというふうに思ってます。

出典:美瑛町議会 平成29年第4回定例会 2017年6月22日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる