みんなの議会

美瑛町議会 平成28年第7回定例会 2016年12月16日

(1)美瑛町のファンづくりとしてのまちづくり寄附について/(2)美瑛町のすばらしさを伝える情報発信ツールについて

2016年12月16日、美瑛町議会の一般質問で、八木幹男議員が「美瑛町のファンづくりとしてのまちづくり寄附について」「美瑛町のすばらしさを伝える情報発信ツールについて」について質問し、町長 浜田哲が答弁しました。

質問者
八木幹男 議員
答弁者
町長 浜田哲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 4番 八木幹男

おはようございます。よろしくお願いいたします。2問とも、よし分かったと言っていただける内容と思っております。朝1番ですので元気よくやっていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。番号、4番八木幹男、質問方式、回数制限方式でお願いをいたします。質問事項1、美瑛町のファンづくりとしてのまちづくり寄附について、まちづくり寄附に関しては、過去2回質問してきておりますが、美瑛町のファンづくりに不可欠の手段という視点に変わりはありません。ただ、特典品の豪華さの競い合いに陥る事なく、制度を創意工夫のきっかけにしていってほしいと考えています。どんな事業でも活動でも、3年以上継続できれば「よく頑張っているね」と言われる。5年経つと「マンネリだ」という雑音が聞こえてくる。10年経ったとき「それはもう伝統だ」と言われることもあります。どの段階かということは別にして、特典品の競い合いも、そろそろ限界にきており次に何をするか問われる時期にきているのではないでしょうか。また、金額よりも継続して寄付をしていただくことに重点を置くべきと考えます。そのヒントは「モノからコトへ」あるいは感動・共感・納得を得るためにふさわしい提案はどのようなものなのか模索していくことにあるのではないでしょうか。PDCAサイクルをしっかり回して、次の手を打つべきと考え次の3点を町長に伺います。(1)特典としている「特別町民証」の効果をどう見ているのでしょうか。(2)DVD「丘のまち美瑛」を初回限定とすることは、継続して寄付していただける方にとってはマイナスに働くのではないでしょうか。更新版で対応していくなどの考えはないのでしょうか。(3)3万円以上寄付いただいた方に、町内宿泊施設利用券を加えていますが、美瑛周遊ツアーをセットにした企画などに発展する考えはないのでしょうか。質問相手は町長です。質問事項2、美瑛町のすばらしさを伝える情報発信ツールについて、町民の皆さん向けに美瑛はこんなところと、本町のやっていることの全体像がつかめるパンフレットを作るべきではないでしょうかという内容です。移住に焦点をあてるとわかりやすいのでここから入っていきます。他町村の移住パンフレットを見ていくと、一般的に先進地と言われている町村でもスゴイという内容のパンフレットに出会ったことはありません。例えば、子育て・福祉・教育などを見ても本町の方が多彩な取り組みをしています。本町の近隣の町村のパンフレットでは、近隣観光情報という項目があり、しっかり美瑛の観光地などをのせてアピールにつかっているものも見られます。また、北海道暮らしフェア2016が東京・大阪・名古屋で開催され、本町のブースに30から50名もの人が来ていることを知り、ますます必要性を実感した次第です。折しも本町のホームページがリニューアルされ、移住・定住コーナーも大変充実した内容になっており、より深く美瑛を知るためには絶好のツールであることに間違いはありません。しかし、第一段階のきっかけづくりは紙のパンフレットにあるのではないでしょうか。さて、本題に戻りますが、町内の皆さんにとって、子育て・福祉・教育といった内容は、当事者の方たちは理解をしていただいていると思いますが、他の人たちにはなかなか知られていないのが現状です。町民の皆さんに本町の全貌を理解していただくことが第一義です。しかし、移住対策にも使えるものを作る。本町の最高のスポークスマンは、美瑛に住んでいる町民の皆さんなのです。このような観点から、情報発信ツールの取り組みについて町長の考えを伺います。質問の相手は町長。以上よろしくおねがいいたします。

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

皆さん、おはようございます。議会定例会2日目、一般質問3名の方の質疑を受けさせていただいて開始ということで、よろしくお願いを申し上げます。4番の八木議員さんから質問事項2点いただきました。具体的な施策について提案をいただいたというふうに理解をしておりますので、答弁させていただきますがよろしくお願いを申し上げます。質問事項第1点であります。美瑛町のファンづくりとしてのまちづくり寄附について、本町のまちづくり寄附は、平成20年8月から制度を導入し、初年は17件、188万円、昨年度は4511件、7258万円の寄附がありました。美瑛町を応援してくださっている数多くの全国の皆さまに、心より改めて感謝を申し上げるところであります。開始から今日までの間、特典品の贈呈やクレジット決済の導入、ふるさと納税サイトへの登録などの運用方法を改善しながら、時代に即したサービスの向上に取り組み、歳月を重ねるごとに丘のまちびえいまちづくり寄附が醸成してきているものと思っております。また、美瑛町まち・ひと・しごと創生総合戦略計画の中でも寄附金額の数値目標額を高く掲げて、本町の魅力を発信することで美瑛のファンづくりへの取り組みを位置づけております。1点目の質問についてでありますが、特典として全員に発行している特別町民証は、本町を応援してくださった方々に対し、敬意を表する感謝状として送付しているもので、本年、特別町民証のデザインを一新し、受け取っていただいた方々があらためて美瑛への想いを馳せていただけるよう、美瑛の風景写真をあしらい、また、切り離して絵葉書として使用できるものに改善をいたしました。今後も一定の期間でデザイン等を見直すなど、寄附された方々に喜んでいただけるよう努めてまいりたいと考えております。2点目の質問についてでありますが、現在、DVDにつきましては、同年度に複数回寄附をされた方へ同じ内容のDVDを贈ることを避けるために、初回限定とさせていただいておりますが、年度が変わった際には、DVDの種類を更新して同じDVDが届くことがないよう対応しております。また、継続して寄附をいただいている方は少数ですが、DVDの代わりに何かをとの要望はなく、素直に本町を応援していただいているものと認識しており、決してマイナスに働いていることとは捉えておりません。3点目の周遊ツアーの企画につきましては、近年、体験型ツアーのニーズが高まってきていることもあり、観光体験を特典品メニューに組み入れることを検討してきた経過があります。今般、町観光協会において体験ツアーの種類を充実させてきていることから、これらのツアーを特典品のメニューの中に組み込んでいけるよう観光協会と協議をしてまいります。続きまして質問事項2、美瑛町のすばらしさを伝える情報発信ツールについてであります。近年、行政機関や民間企業、さらには子どもから高齢者の方々まで、さまざまな施設や場所において情報発信ツールの普及が進み、数多くの方々に利用されてきている現状であります。また、本年10月1日から、本町のホームページをリニューアルしたところであり、町民の皆さまや町外の方々などが、利用する側の目線に立った「見やすく」、「わかりやすい」をコンセプトにして、美瑛町の魅力発信と本町での数多くの出来事や取り組みを広く伝えていけるよう構築してきたものであります。アクセス回数は、昨年と比較しても増加傾向にあり、ホームページの記事については随時更新し、情報を充実させているところであります。ご質問の、まずは町民の皆さまへ紙冊子での「美瑛町の全体像がつかめるパンフレットの作成を」とのことでありますが、現状、ホームページや広報紙の内容充実により、町の取り組みや関係機関、団体などの情報を発信しているところでありますが、日々、町の政策や仕組みといった制度情報が早いサイクルで実施されるなど、情報は即刻更新が常に必要となるため、紙でのパンフレットなどは重要な媒体ではありますが、一度作成してしまうと1年も経たないうちに修正が入る場合も考えられますので、せっかく作成しても期間限定のものとなりかねなく、経費的にも利便的にも慎重な取り扱いが必要となります。しかしながら、議員が言われるとおり、北海道暮らしフェアなどにおいての移住、観光対策のために、本町の全体像をPRするパンフレットとしての活用と、パソコンを持たない家庭やお年寄りといった世代へは有効な方策と思っておりますので、美瑛町のまちづくりを紹介する手段として、どのような冊子が求められるのか、またその活用の仕方をどうすれば有効な発信ツールになり得るのかを多様な面から考慮して、今後、検討を行ってまいりたいと考えております。以上であります。(「はい」の声)

再質問 4番 八木幹男

4番八木です。再質問させていただきます。まちづくり寄附に関しての質問は、佐藤剛敏議員からも出ておりますが、佐藤議員は出口の部分、寄附の活用方法、八木は入り口の部分、どう告知していくかと分担をして質問しております。議会はしっかり連携をとりながら議論しているということをご理解をお願いしたいと思います。それでは再質問に入らせていただきます。ファンづくり、特典品に工夫をしなきゃならないということをもうちょっと書き切れなかった部分もありますのでその辺を含めて再質問をさせていただきます。まちづくり寄附を考える上で注目すべきは、ふるさとは遠きにありて思うもの、こういう概念から、ふるさとは応援する対象に変わったということではないでしょうか。究極の目的をファンづくりとするならば、いかにリピートとしてもらうかに重点を置くべきであり、現状を見てまいりますと、2013年、14年、15年、連続して寄附いただいた方が2名、2014年、15年と連続して寄附をいただいた方が19名おられます。続けて寄附してくださる方には特別な配慮が必要なのではないでしょうか。例えば、3年連続して寄附していただいた方に美瑛町の応援大使になっていただく。そして、この方に名刺をつくってお届けするといった内容はどうでしょうか。実は静岡県の松崎市で行われた美しい村連合のフェスティバルで、宿泊したホテルで、ホテルの名称ですが、伊豆まつざき荘応援大使という名刺をつくってくれました。不思議なことにこれを使ってみたくなるんですね、こういったこともヒントではないかなというふうに思っております。また返礼品としてですが、本町には東京にアンテナショップがあります。ここのコーヒーチケットあるいはソフトクリームチケット、こういったものをプレゼントするということもいいのではないかなと。きっと誰かを連れて行ってみたくなるのではないでしょうか。また、体験ツアー的なものについては協議中のことということですので、ぜひ実現してほしいと考えております。あまり難しく考えるのではなく、何かと何かを連携させる、あるいは何かをつなぐということで感動していただけるようなものになるのではないでしょうか。先ほども述べましたが、これからはやはり感動であったり共感、あるいは納得といった内容で寄附してくださる方への琴線に触れるような返礼品を選択肢の中に入れていくことが、本来のファンづくりにつながっていくのではないでしょうか。細かい部分になってしまいましたが、再度町長のお考えを伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

まちづくり寄附について、議員がいろいろと運用方法、また寄附をしていただける方へのサービスを検討していただき提案をいただきましたことにお礼を申し上げます。議員ご指摘のとおりですね、まちづくり寄附という部分については、非常に変わった制度でありまして、寄附をしてるんですけども、寄附をした人には利益があると。その利益の負担をしているのが税金だと。つまり税金の額は減ってるよということなんですね、国としては、税金を少し減らしてでもそういった地方の物産が動くようにということだということなんですけども、本来のまちづくり寄附の考え方は議員ご指摘のような部分、つまりファンをつくったりですね、それから地域に訪れるというようなことが提案のテーマになるんだというふうに思っています。そんな面からすると、例えば豪華なものをですね、もう何十万円も100万円もするようなものをそこの特典品にするということですけれども、逆に見ればですね、例えばそういった高価なものがこの特典品の中に入ることによって寄附をしてそれを得る人は安く得ることになんですよね。商品価値を下げてしまうところがあると思うんです。つまり、ブランド価値というのは私は下がってしまうんでないかと。非常にこの部分についてですねしっかりした検討がされてないなというふうに思って日ごろから見ています。そういう面からすると、地域の特産品というものをこの中に入れて、地域との交流の中でこういうものが皆さん方のところに送り届けられますよということが重要なことなんだというふうに思ってますし、どこか会社のですねコンピューターを、地域の地元のコンピューターをですね製造会社から持ってきてそれを寄附にしたり、いろんな部分が出てますけども、ちょっとその部分についていろんな考え方をもう少し整理する必要があるんでないかなというふうに見ています。しかし、現実問題として、このまちづくり寄附というのは大きな金額に膨らんできて、今年もまた膨らんだというような話がありますので、町としても適切な対応をして、そしてある程度一定額のやはり目標を達成し、その額の目標に向かって取り組みを進めていかなきゃならんというふうに考えているところであります。議員今ご指摘いただきました提案等につきましては、私どものこういった寄附についての内容を整理している部局に、私からもいろいろと検討してくれという話をさせていただきたいというふうに思っています。特に提案の中で私も本当に大事だなと思いますのは、今年美瑛町はDMO、DMOというのは着地型の観光をマネジメントするということで、今までは観光の会社がですね、美瑛へ行って、ここへ行って、こういうもの食べて、そしてここを見てといったバスツアーなどをしてですね、時間があれば泊まるみたいな、そういう形態の観光でしたが、それを地元側でコントロールすると、我々はこういう地域づくりをしていて、こういう見どころがあって、こういう美味しいものがあって、こういう人と交流ができてという、そういう地元側でしっかりした観光のマネジメントをしていくという取り組みであります。その組織を国が認定をして増やしていくということで、美瑛町におきましては富良野美瑛のDMO、それからもう一つは美瑛単独でのDMOということで、組織をつくらせていただき認定を受けたわけであります。この中心は活性化協会が中心になっているところであります。この活性化協会は、観光協会、そしてまた商工会と、農協さんもそうですし、各団体と連携して役員にも入っていただいてますし、連携して美瑛町全体のそういった受け入れ体制をつくっていくということの取り組みをしているところであります。この取り組みと、このまちづくり寄附をつなげるということは非常に重要な案件だということで、今内部でもどういう形でマネジメントをしていくか、またそういった実際にお客さんに対して提案をしていく体制をとれるのかというようなことを検討してますので、ぜひ今提案をいただいた部分について結びつけていきたいというふうに思ってお話を伺っていたところであります。以上であります。(「はい」の声)

再質問 4番 八木幹男

4番八木です。この辺につきましては実現していただけるものと考え、次の質問に移りたいと思います。質問事項2の方につきまして再質問させていただきます。こちらにつきましても、検討していただくという答弁をいただいておりまして、これで満足なんですけれども、ちょっと言葉不足の面もありますので、含めて再質問をさせていただきます。こちらにつきましては、角和議員から移住に関する質問の中で町長からご答弁いただいておりますけれども、やはりパンフレットの作成のところに触れられておりこれで十分なのですが、この質問の発端となったことについて、このところに本質がありますのでこのところを説明していきたいと思っております。実はこういうことがありました。小中学生の子どもさんがいる親御さんが、給食費が無料、中学の入学時には制服とジャージをもらえる、医療費が無料、これらを掛かったつもりでつもり貯金をしているって言うんですね。こういったお話を聞いた方が、美瑛はすごいことをやってるんだねって感心したということなんです。子ども子育て支援に関しては、広報12月号の平成27年度決算状況説明の中にも記載されていたり、他の場面でも説明があり、伝えてはいるのですが当事者の方以外には記憶にやっぱり残っていないのかなというような思いをしております。当事者が分かっていればいいのではなく、町のやっていることの全体像を町民の皆さまに知っていただくことも必要だと考えます。また、行政はサービス業であるという視点に立つべきだと常々考えております。サービス業におけるコスト削減の基本は、顧客から見えないところは徹底したコスト削減を、しかし、顧客から見えるところにはコストをかける、これが原則です。顧客のところを住民と置き換えれば、行政のとるべき課題が明確になってくるのではないでしょうか。パンフレットは、当然移住・定住策にも使えるものにしなければなりません。情報伝達ツールとしてのパンフレットは、コストをかける価値のあるものだと思いますが、再度町長のお考えを伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

議員の方から、最初の答弁である程度理解するよという言葉をいただきましたので、再質において質問いただいた分だけに絞って答弁をさせていただきますが、全体像を知っていただくということが重要であるというふうに認識をしています。しかし、我々もそういう努力等をしているんでありますけども、なかなか自分とのかかわりのない部分を知りたいというそういった部分を打ち破ってくってことはなかなか難しいとこもあることは現実だというふうに思ってます。例えば、私自身がもう子育てが終わっている世代で、子どもにこういうサービスがありますよと言った時に、そこに本当にどこまで注意を向けるのかと、一般の形として、生活者としてですね。そこの部分はある程度理解をしていただければなというふうに思ってますが、努力をしなきゃならんということもまた議員ご指摘のとおりであります。今広報の方でもですね、そういったまちづくりの部分について、十分に頁を割いてくれという話もさせていただいてるところでありますけども、今後、やはり別のいろんなものをつくるとですね経費が割高になるような部分もありますので、議員ご指摘のように経費の削減ということも重要なことでありますので、広報の別冊というような形でお知らせをしていくということであれば、住民の方々にとっても非常に見やすいものになりますし、手に取りやすいものになりますので、そんなこともペーパーを使っての住民への情報開示、情報公開、また美瑛町以外の方にもそういったことを公開するという部分でも重要なことかなということで、少しそういった面も検討させていただければというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。(「はい」の声)

再質問 4番 八木幹男

再度質問させていただきます。あれは実は広報見てましてもやはり工夫されてきてるなというようなことは十分理解しております。ただ、この広報の別冊ということになりますと、やはりちょっと移住・定住ということもちょっと視野に入れてるものですから、この辺の方に使えるものこういった形で検討いただきたいなということを思っておりますので、最後に付け加えさせていただきます。以上です。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

昨日、角和議員さんからも、美瑛は移住とか住んでみたいという部分では、北海道の中では、町村ではもうトップだよというそういう集計データが出てるということも質問の中にも入れていただきましたし、そういう意味では、今議員がご指摘の移住・定住といった部分にもツールになれるような、そんな別冊みたいな部分をつくっていくことも検討させていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

出典:美瑛町議会 平成28年第7回定例会 2016年12月16日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる