美瑛町議会 平成27年第10回定例会 2015年12月18日
町民の健康増進を図るためのデータヘルス計画とは
2015年12月18日、美瑛町議会の一般質問で、京屋愛子議員が「町民の健康増進を図るためのデータヘルス計画とは」について質問し、町長 浜田哲が答弁しました。
- 質問者
- 京屋愛子 議員
- 答弁者
- 町長 浜田哲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 京屋愛子
3番京屋です。今回の一般質問11名のうち、なぜか2名女性が今日に、意図したとこではありませんが今日になって、これからもう少しお付き合いをしていただきたいと思います。それでは、3番京屋。質問事項、町民の健康増進を図るためのデータヘルス計画とは。質問相手は町長です。質問の要旨、本年9月2日、厚生労働省は平成26年度の患者負担と保険給付は40兆円を突破したと発表しました。国民の医療費の負担は大きくなっています。美瑛町では、平成27年からデータヘルス計画が策定され、目標に向かい取り組みを進めていますが、特定健診の受診率は40パーセント程度と低い状況です。特定健診は、生活習慣病やがんの早期発見につながる重要な検診です。今後も受診率の向上に取り組む必要があると思います。私事ではありますが、私は特定健診で胃がんが早期発見され、手術により今年で5年生存率の仲間入りをしました。元気に今の生活を送ることができています。がんや生活習慣病の早期発見も大切ですが、昨今、テレビや新聞では認知症の特集が組まれ、ご覧になったかと思います。特にMCI、軽度認知障害の時期に発見することで認知症に移行することが予防ができると提唱されていますので、特定健診に組み込む必要があると思います。美瑛の美しい丘や美しい町が全国の人に喜ばれていますが、維持しているのは町民です。そこで、町民の健康増進を図るための取り組みについてお伺いします。1、データヘルス計画の取り組み状況は。2、特定健診の周知、啓発の具体策と課題は。3、美瑛町独自でのMCIへの取り組みは。以上です。
答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)
おはようございます。昨日に引き続いての一般質問、京屋議員さんの方から女性2名と、女性議員の質問があるということでお話をいただきました。真摯に町長としてもご意見をいただき、町行政に反映できるよう取り組んでいければというふうに思ってますので、よろしくお願いを申し上げます。それでは答弁を申し上げます。質問につきましては、町民の健康増進を図るためのデータヘルス計画についてであります。本町では平成22年度より、健診受けようというK・U運動を展開し、さまざまな機会を通して町民の皆さまに健診受診の重要性について理解の促進に努めてきたところであります。このことにより、健診受診率は、平成20年度の特定健康診査等実施計画策定時の31.5パーセントから、平成26年度実績で43パーセントと年々増加傾向にあり、確実に効果が表れてきていると考えているところであります。1点目のご質問についてでありますが、データヘルス計画、保健事業実施計画は、厚生労働省が定めた国民健康保険法に基づく保健事業の実施等に関する指針が平成26年4月に一部改正されたことに伴い、保険者の効果的かつ効率的な保健指導の実施を主たる目的として、生活習慣病対策を柱に大雪地区広域連合で策定したところであります。本町におきましては、この計画を基に健診結果や医療情報などのデータを収集分析することで、個々の健康課題を明確化させ、分かりやすくまとめた上で健診後の結果説明会や個別訪問でお示しし、保健指導や管理栄養士による栄養指導のツールとして活用しております。また、このデータにより本町の特徴的な健康課題が明らかとなり、各種団体への出前による健康講座や相談会など、日々の保健事業活動を通して生活習慣病の重症化予防と医療費の抑制に努めているところであります。2点目の周知・啓発につきましては、広報の折り込みや防災無線でのお知らせの他、例年受診されている方については、申し込みの手間をかけない自動継続方式の導入、集会、イベント会場等での健診の案内と受診勧奨などを実施しているところであります。課題として未受診対策が挙げられますが、医療機関での治療中が未受診の理由の半数以上を占めており、このことが保健指導につながりづらい状況を生じさせております。医療機関での検査データは医師の承諾を得ることで、健診データと同様の扱いが可能であることを訪問時に説明をし、その結果を基に保健指導への道筋を付けて行けるよう努めているところであります。これ以外の未受診の方へは今後も訪問活動を通して健康保持、増進のための受診の重要性についてご理解いただけるよう努めてまいります。また、本町の健康課題を取り上げた講演会の開催は、受診勧奨の推進とともに町民の生活環境改善を促すための重要な機会であると捉えており、今後も継続してまいりたいと考えております。3点目についてでありますが、現在、認知症発症予防として生活習慣病コントロールが重視されており、特定健診受診率の向上や糖尿病の新規発生数減などで今後効果を上げるものと考えております。ご質問の軽度認知障害MCIは、認知症発症の途上にあるもので、記憶力、注意力、視空間能力、言語能力などの認知能力が少し低下した状態で、高齢者人口の13パーセント程度存在すると推計されています。現段階では画像検査や血液検査など客観的な診断方法の開発と認知能力を維持、向上する効果的な生活療法、薬物療法の開発研究が進められている状況であります。本町としましては、現在、認知症予防支援事業や精神保健事業などを通じ、認知症の早期発見、早期対応や適切な対応の普及啓発を進めているところであります。今後の科学的知見の集積に注視していくとともに、地域包括支援センターによる介護サービス未利用者の訪問活動及び医療機関との連携強化などにより軽度認知障害が疑われる方の早期発見、早期対応に努めてまいりたいと考えております。以上であります。(「はい」の声)
質問 3番 京屋愛子
はい、3番京屋です。いろいろ取り組んでいるということは理解しておりますけれども、北海道は交通事故死亡率が200人で全国今はワースト2になっております。そういうことをよく聞くと思うんですか、がんは1年間に大体1万8千人を超える方が亡くなっています。そして、北海道の死亡率なんですが、全国連続ワースト2で3年間連続なんですね。ですから、道でもキャンペーンみたいなものをいっぱい組んで、このところ新聞紙上をにぎわしているという状況です。私の場合は両親ががんだったものですから、私もがんになるんじゃないかって、いつも思いながら毎年健診をしておりました。そして、早期のがんが発見されたわけですね、がんにかかりますと、皆さんご存じのように精神的にも肉体的にも、それから金銭的にも非常に大きな負担が掛かってくるわけですね。ですから、検診によっていかに早期発見すること、それから生活習慣の重度化予防をしっかりするということで、町長もさっきお話ありましたように医療費の軽減が図れると考えております。検診なんですが、検診受診により早期発見、重度化予防で医療費が削減されてくるということの結果があるんですが、検診の結果ですねデータを今データベースでしっかりと大雪の方でやっておりますけれども、保健師さんが家庭訪問とか、それから結果説明、それから保健指導をしていますけど、この受診率が上がらなければ結果はなかなか出てこないのではないでしょうか。健診を受けていない方がですね、本当にしつこいくらい電話が掛かってきたりとか、訪問に来るっていうふうに言われているくらい頑張っているのは私は非常に象徴しております。ですが、専門職である保健師さんですけれども、この保健師さんは健診分野だけではないわけですね。他に精神、子ども、いろいろな多岐に渡って仕事をしています。ですから、今の人数で本当に十分なんだろうか。そして、K・U運動の周知啓発ですけれども、現在の啓発だけではなく、今の場合は国民健康保険の加入者だけがデータに出てくるわけです。ですから、他の保険加入者ですね、そういう方の健診も必要になってくるわけですから、ポスターとかそういうものをお作りになってどこにでも、例えば保育園であり、幼稚園であり、公共機関、たくさん美瑛にはありますけども、そういうとこに貼っておくという。そうするとそれを見た時、私も行かなくちゃ検診に。皆さんのご家族も本当に健診にいってらっしゃるんでしょうか。私がちょっと調べたところ、広報に載ってたところでは皆さんの健康診断がドックで少し、全員100パーセントではないんですね。特定健診では100パーセントっていうことで書いてあったのをちょっと記憶しておりますけれども、ですから、こういう簡単なことで良いと思いますけど、こういう施策も必要ではないかと思いますがいかがでしょうか。(「はい」の声)
答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)
はい、住民の方々が、健康で町で暮らしていただきたいというのは、医療費が上がる上がらないということ以上にですね、まさに本当に大事なことであります。議員がご質問でありますように、テレビを中心としたマスコミ等でもやはり生活習慣から地域地域、県単位というようなデータも出ていますし、その中でやはり食ですとか、それから喫煙ですとか、やはりいろいろとその地域地域で違う、そういうことが病気の発生とか、それから年を取った時のいろんな症状が出るという原因になっているということで、私どももこれはもう長く生活習慣という部分の改善というのが1番大事だという思いをして取り組みを進めてくれています。眉唾もんでありませんけども、うちの保健師さんは本当に頑張ってくれてるなというふうに思ってます。意識も高いですし、それから住民の方々の要望に対して演劇をやったりですね、ここまでやるのかというようなことも保健師さん中心になってやっていただいたりして、何か時々こんなに頑張ってくれてなあと、頭が下がるような思いもすることがあります。私も町長としては、やはり行政改革とか財政改革いろいろありますけども、絞ってはならない部分っていうのがやはりあるというふうに思ってますので、その一つとして保健師さんの確保ですとかそういった部分、教育もそうですし、医療もそうですし、そういった部分はしっかりと守っていこうという思いを強く持ってきました。町財政が今健全化をしてますので、そういう思いはさらに強くなってるというふうにご理解いただきたいというふうに思います。ですから、保健師さんの確保等はですね担当課長、また担当の保健師さんとの話し合いの中で必要であれば言ってくれよということで、常に申し合わせしながら取り組みをしていますので、今回の採用についてもそんな思いをしながら職員採用してきたということでご理解をいただきたいというふうに思います。そんなことから取り組みを進めてるということでご理解いただきたいと思いますが、一方でじゃあ住民の方々にどういうふうにアピールしていくんだということだというふうに思います。先ほどの答弁の中でも健診率のことがありました。大雪の広域連合で3町の比較の数値が出るわけであります。最初の段階はですね、やはり美瑛が低いということで、私も大変その部分については気にをしていました。土地柄もあって美瑛の場合、集落が分散しているような状況から、なかなか活動を行っても多くの方々に情報発信ができないとか、そういう地理的な、条件的な課題もありましたから、そういった部分を破っていくのは大変だなというふうに見ておりましたけども、うちの職員なり、それから関係する方々、地域の方々、それから関係機関との連携によってですね、非常に毎年毎年健診率が上がってくるということで、大変成果が少しずつ出てきているということであります。事例を見てもやはり健診率が高いところは健康で長生きということが実現できているのは、データ的にもやはり示されてるんではないかというふうに思ってますので、健診率を上げていく、健診の質を上げてくということを重要な課題だというふうに思ってますので、今の40数パーセントというのは高い低いから見ればという判断もいろいろあると思いますけど、ここまで来たなという思いを実は強く持ってますので、今後もこの健診率をさらに上げていける、また少なくとも維持していけるようなそんな取り組みを一体となって頑張っていければと、町長もその思いを強くしながら関係する部署、担当、そして関係機関と連携しながらいければなというふうに思っているところであります。今、3町の比較をしても美瑛町は高いレベルに来てますので、最初高いところは少し上げれないと。うちの場合は少し低いところからだんだん上げてきてということですから、健診率のグラフの推移をですね何とか保ちながらも、さらにまた良い方向でいければということでありますので、議員今ご指摘いただいた町民に対するアプローチ、それから情報をお知らせしていく、つまり健診率が高いということで健康につながるというようなそういう情報をお知らせしていく、そのためにもK・U運動という取り組みをしましたので、このK・U運動の部分がまだまだ認知とか、そのものが低いという思いも持ってますので、ご指摘をいただいた部分については今後内部で検討させていただきながら、早急に成果として、形として表していけるものは表していきたいというふうに思っているとこであります。以上であります。(「はい」の声)
質問 3番 京屋愛子
はい、3番京屋です。マンパワーが必要だということは分かっていただけたかなと思います。そうしますとやはり、今町長からお話しありましたように受診率ですか、それが少しずつでも上がっていくんじゃないかと思っております。要するに健診を受けていない方が今問題、課題ということでさっきのお答えの中にありましたけれども、高血圧とか糖尿病とかいわゆる生活習慣病で病院にかかってらっしゃる方、そういう方はその病気についての検査はしますが、他のがん検診だとかそういうことは今は検査を行っていない状況なんですね。そういう方が健診を受けていないという状況なので、これはなかなか難しい問題なんですが、さっきお話しにありましたように、他の病院との連携ということが大事だと思います。まして、うちには町立の病院があるわけですから、そういうところと連携を深めていっていただきたいなと考えております。それから、もう一つの軽度認知MCIのことなんですけども、残念ながら昨日鷹栖町の議員の方が見えてたんですが、その時にちょっと質問すれば鷹栖町の方は喜んだかなとちょっと思ったことがあったもんですから、軽度認知障害のMCIの判断をしますオレンジテストというのがあるんですね。それがアイパッドで、鷹栖町が今回導入をいたしまして認知予防に力を入れていると。私が質問を出しました後の12月11日の道新の方の新聞報道を読んで先を越された、私の質問する前にとちょっと思ったんですけれども、何でも認知症のことなんですが2025年には5人に1人、ですから5人に1人が認知症になるということが発表されている状況です。何でも取り入れる、何でもやっていくということは限られた財政の中では難しいことだってことは推察しますけれども、もし自分が、もし家族が認知症になったらって不安に思ってる方は大勢いらっしゃると思うんですね。ですから、ぜひこの予防に力を入れていただきたく思って今回の質問はこれで終わりにします。(「はい」の声)
答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)
はい、1点目の町立病院との連携でありますけども、重要だというふうに認識をしています。病院側もいろいろ業務が多忙な部分があってですね、なかなかどこまで連携し合いながらという部分については難しい面もなかなかあるなという認識もしてるとこでありますけども、今回町立病院が療養病床という病床への導入について決定をしていただき、準備をさせていただいてます。この部分については、やはり生活習慣とか、また認知症とかという部分と切り離せない重要な要素になってきますので、これまで以上に連携がやっぱり持っていて、町立病院なり町の病院が町民のかかりつけ医というふうな位置付けがさらにまた進んでいくことが良い方向でないかというふうに思ってますので、これらについて私からも関係各位にそういった方向性の方向を付けるべくお願いをしたり、また協力するというようなことを進めていきたいというふうに考えているところであります。それから、今後の新たな仕組みの導入という部分については、私自身がこれをやれ、あれをやれということでなくて、いろんなところの情報をいただきながら担当の方で、これまでも彼ら彼女らが先頭に立ってやってきてくれますので、そういう方向性が出てくれば私も協力する、町行政としてそれに対して支援をしていく、予算を付けていくということでやぶさかでありませんので、そういうことについて情報を今後もご指摘をいただければ検討させていただきたいというふうに思ってますので、よろしくお願いいたします。