美瑛町議会 平成26年第8回定例会 2014年12月18日
町内建設業界の今後について
2014年12月18日、美瑛町議会の一般質問で、佐藤晴観議員が「町内建設業界の今後について」質問し、町長 浜田哲が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤晴観 議員
- 答弁者
- 町長 浜田哲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 佐藤晴観
番号3番、佐藤晴観、質問事項、町内建設業界の今後について。質問の要旨、数年前、コンクリートから人への政策により不景気にプラスされた公共工事の削減や中止により、多くの建設業者が倒産や廃業に追い込まれ、多くの技術者や労働者が建設業に見切りをつけ離れてしまいました。その後、政権が代わり経済対策予算の一部で公共工事の見直しを行い、多くの工事が溢れ、入札での不落が頻発しているのが全国的な状況で、建設業は慢性的な人手不足となっています。本年度の美瑛町発注公共工事では、資材の高騰、人手不足などの厳しい状況にありながらも、ほぼ全ての工事が予定通りに推移しており、ソーラーパネルや木質バイオマスの新エネルギーへの取り組み等、一定の評価に値すると感じています。しかし、本町の建設業界に目を向けると高齢化が進んでおり、若者の姿をほぼ見ない状況にあります。このままでは、町民が安心して暮らすための基本である家や道路を修理する人材が町内から消えてしまう可能性もあります。もちろん業者としての後継者育成等の企業努力も必要と考えますが、行政として今後の見通し、対策への考えはあるのか町長に伺います。1、技術者の高齢化や継承者不足、町外流出についてどのように考えているか。2、次年度予算で計画している発注工事において、鉄筋コンクリート造から木造へ移行する建物が予定されているそうですが、その狙いと効果をどのように考えているか。質問の相手は町長です。よろしくお願いします。
答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)
3番佐藤晴観議員よりのご質問に答弁を申し上げます。いろんな経済環境厳しい中で建設業の皆さん方には美瑛町の中で頑張っていただいております。そんな思いも込めて答弁しますので、ひとつよろしくお願いを申し上げます。公共工事のあり方にはこれまで多くの論議がされてきており、政府は1980年代後半から1990年代初頭の好景気のいわゆるバブル時代を境に公共工事費の削減を行ってきました。1997年には政府の緊縮財政の影響で急減し、その後一転して景気のテコ入れ策の一環として地方に公共工事の上積みを行ったところでありますが、それが後になって地方債の償還が地方財政の悪化を招いたということもいわれています。2002年からは毎年公共事業費は減少を続け、2006年度には公的固定資本形成は5年間で10兆円削減され、更に骨太方針2006にて5年間公共事業関係費を削減する方針で行われてきました。その後もコンクリートから人への政策により引き続き公共工事予算を減額されてきた経過であります。その長期にわたり続いた公共工事削減の流れの中で建設技術者や建設労働者及び重機やダンプ等の建設機械が減り、更に3年前の東日本大震災の復興等による短期間での公共事業の増大により建設技術者及び建設労働者が不足し、そして建設資材不足は資材高騰の原因にもなっているところであります。1点目のご質問につきましては、これまで美瑛町としては町内の公共整備事業を行うに当たり、町内の経済環境を維持していくことを重要な課題の一つとして捉え、地域経済の活性化及び町内業者の育成、振興と地域雇用の促進を図る観点から一定の事業量の確保と合わせて、事業内容等を勘案しながら町内業者への発注を優先してまいりました。基本的には今後も適切な公共事業を実施していきたいと考えております。2点目のご質問につきましては、これからの地域創世の時代を迎える中で地域資源をどのように生かすかが、これからのまちづくりの重要な要素になってきます。美瑛町が所有している地域資源をどのように活用していくかという検討の中で、豊富に利用可能な木材も重要な美瑛町の資源と捉え、各関係機関や企業と連携協力することにより町全体が発展していき、経済的にも循環していくような施策を打っていきたいと考えております。今、積極的に進めております公共建築物における地域材の利用促進を図ることにより、山林育成から建築物完成まで関連地域産業の連携による地元完結が可能になり、地域材の利用促進も地産地消の一つと考えられ地域経済の活性化につながるものと考えております。以上の考え方で進めております。よろしくお願いいたします。(「はい」の声)
質問 3番 佐藤晴観
はい、3番です。再質をさせていただきます。1点目の質問についてですが、必要な工事をですねできるだけ町内の業者にという、非常に町内業者はですねありがたいという声が本当に多く、多くと言いますか、ほぼそういうふうに考えていると思います。今後ともですね引き続き同様のですねお考えでですね、取り組みを進めていただけたらと感じております。2点目の質問についてですが、地産地消ということではありますが、これは美瑛町に美瑛町の人が木を植え、美瑛町の人が切り、美瑛町の人が加工して美瑛町に家を建てるというような流れのことであると思うんですが、その余った残材や枝などを木質バイオマスなどとかに活用していくというような考えだと思うんですけども、時代の流れに合ったエコな取り組みであると感じておりますし、今後この取り組みがですねスタンダードなものにですねどんどんなっていくんではないかというふうにも考えております。そこで1点再質の質問でありますが、RC造から木造へという考えであるようですので、そこで1点気になるのは耐用年数という点なんですけども、当然のことながら木造の方が世間一般で言われるのは木造の方が耐用年数が短くなると。そこで重要になってくるのが日ごろの点検や整備だと思うんですけども、メンテナンスするのにもですね初期段階、傷みが進まないうちであればお金も掛からず、長持ちさせて木造でも100年とか、もっと行けるっていうことも可能であるというふうに考えられますけども、どのような体制でメンテナンスをしていくというふうに考えておられるのか、その点を伺います。(「はい」の声)
答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)
再質をいただきました。基本的に公共事業という部分についての視点を議員ご理解いただきたいんでありますけども、これはまちづくりの一環だというふうに捉えていただければというふうに思ってます。つまり、公共工事っていうのは事業それ自体に目的があるんでなくて、まちづくりを進めていくことなんだということで、例えば住民の安全ですとか住民の福祉、それから住民活動の推進、そういった公共性を高めていくそんな取り組みだというふうに思ってます。ですからまちづくりである以上、町民の方々に参加していただいて事業をしていくというのは基本的には私は正しい方向だというふうに思ってます。例えば今回TPPのような話題がありますけども、今TPPというようなものが話題になってああいうものが行われてくると、アメリカの業者が町内の良い仕事について入り込んでくるというふうなこともやはり言われているわけであります。そうすると、外から来てただ物を作って、そして利益だけ取って出ていくというようなことが本当にまちづくりになるかどうか。こういった部分もやはり我々は大きなまちづくりの仕組みとして十分に配慮をしながら整理をしていかなきゃならんというふうに思ってます。ですから町内発注の部分については、何か業者の方々が談合だとかそういったことではなく、やはり地域の中で仕事をしていただけるようなそういう仕組みをしっかりと我々も維持しながら、町内の事業できるものは指名入札等で執行していただくようなことを続けていきたいというふうに思ってます。一時期はだいぶ議会でも私も言われたことあるんですけども、町の発注率、つまり予定価格に入札価格が90%以上だとかそういった部分で責められたことがありました。80%位になったら、あそこは努力しててお前は努力してないというようなことを言われたんですけども、その結果がどうなったかというと下請企業への圧力ですとか、労賃を安くするためにいろんな外注の無理なことをするとかですね、そういうことが発生して、先ほど議員が言われるように公共事業については若い人がもう参入したくないというようなものの形になったわけでありますから、やはり公共事業に対する冷静な見方というものを各界いろんな機関がちゃんと持って、そして一時の流行で何か物事が言われたり判断されていくようなことのないような、そういうことを期待をしていきたいというふうに思っているところであります。それから町内循環の部分につきましても、まさにそういう町内でどのように資源を生かしていくかということについて、大きなこれから課題になってくると思っています。一例がやはり発電のような部分で、バイオマスのことも言われましたけども、今国は原子力発電を再稼働せよということで一生懸命やっています。よく考えていただければわかると思いますが、原発で利益が出るのは大企業だけです。そして、原発で出たごみをどこに処理するかったら田舎、地方に処理せと言って全部人のところに任してきます。こういうことをやってる間は地方創生なんとことはあり得ないというふうに思っていますんで、例えば発電なんかも地域の中で循環させていく、そういったものを活用しながら国もそれに支援をしていくと。そして、地域の中でも事業を行うことがそういうものに参加していくという、そういう国づくり、地域づくりができることがまさに地方創生だというふうに思ってますんで、そういうことにチャレンジをしていきたいというふうに考えているところであります。メンテナンスの部分でありますけども、町長就任して16年となりますけども10年ほどは本当に財政が厳しくいろんなところにお金を、昨日も総務課長とも話をしたんですけども、町長初めの方はほとんどお金を使えなかったですよね、なんていう話をいただきました。そういう中でメンテナンスとかそういうこともなかなか取り組めなかったわけでありますけども、財政が一応再建の形ができたということで、今公営住宅等の補修等も積極的に古いものから進めているとこでありますし、そういう意味ではメンテナンスも今までよりもレベルの高い段階でメンテナンスができるような、そういう方向性で事業を行っていきたいと考えているところであります。以上であります。