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美唄市議会 令和5年第2回定例会 2023年7月18日

(1)所信表明について/(2)保健福祉行政について

2023年7月18日、美唄市議会の一般質問で、江川いつみ議員が「所信表明について」「保健福祉行政について」について質問し、市長 桜井恒が答弁しました。

質問者
江川いつみ 議員
答弁者
市長 桜井恒

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 江川いつみ

令和5年第2回定例会において、大綱2点について市長に伺います。市長のときめくまち、わくわくするまちに大変期待しております。新人として、共に頑張りたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。大綱1は、市長の所信表明についてです。美唄市は、「福祉のまち」というキャッチフレーズのもとに発展してきたと自負しておりますが、障がい者福祉について、市長のお考えをお伺いします。昭和48年に北海道から「身体障害者福祉モデル都市」として指定されたことをきっかけに、美唄市は福祉のまちとして、福祉施策の充実に尽くしてまいったと思っております。平成16年には美唄市福祉のまちづくり条例、令和2年には美唄市手話言語条例を制定しております。美唄市の最上位計画であります第7期総合計画においても、「ともに支え合い 分かち合う 田園文化創造都市びばい」、この期間は令和2年から12年までとしている長期計画でありますが、障がい者に関わる部分では、「誰ひとり置き去りにしない、安心して暮らせる地域社会の形成」を重点目標として、将来の都市像を、「障がい者への理解が深まり、障がい者が安心して暮らせる地域共生社会を目標とする」とうたわれております。美唄市には幾つもの障がい者施設や事業所があり、多くの障がい者が住民として暮らしております。50年以上も前から障がい者に寄り添い歩いている法人など、関係人口は支援者、家族を含めると1,000人を超えております。子どもや高齢者、障がい者などは、自ら訴えることが少なく、こちらが意図的に配慮しなければ、忘れさられてしまう存在でもあります。市長は、この度の所信表明において、そして基本政策の策定に当たり、多くの市民と対話をされたとのことでした。しかし、福祉、障がい者の言葉が一度も出てまいりませんでした。障がい者がどこか置き去りにされているような、そういう感がいたしました。障がい者福祉についての市長のお考えをお伺いいたします。2点目は、介護職不足の実態の把握と解決策について伺います。現在、我が国の高齢化率は29%、美唄市は44%です。2万人の人口のほぼ半数が65歳以上の介護保険第1号被保険者となっております。人口減少はあるものの、介護サービスを必要としている方が増えている状況です。介護職員が不足しており、介護サービスを必要としている人が増えている。介護職員が不足しており、地域の事業所等においては、入所や通所サービスに空きがあっても、職員の不足により、利用を断られるということが起きております。私は先日、市内の介護事業所や障がい者支援事業所を16か所回って、お話を聞く機会を設けました。私なりに原因として見えてきたものがあるので紹介させていただきます。正職員を増やすと、事業収入ではやっていけないので、非常勤が増えてしまう。人材不足の中で、正規職員になると責任が重くなり、休みも取れなくなってしまう。経験を積んで、国家試験に挑戦し、正職員になりたくても、人材不足で勉強の時間がとれない。少しでも条件のよい事業所があれば、辞めて移ってしまう。3Kのイメージ、3Kというと、汚い、きつい、危険となりますが、3Kのイメージが強く、若者の応募者が少ない。いろいろな原因が重なって、人材不足につながっていることが分かりました。このような中でも、外国人労働者を雇用している事業者からは、若く、明るい性格で真面目に働くので、事業所の全体のレベルアップにつながっている。問題は、日本語の習得と生活全般の支援、もし助成があればというような声もありました。このような中でも、専門職は使命を感じて仕事をされていますので、お金では買えない価値があると、頑張っていらっしゃいます。いくら大変でも、後輩や若い人材を育てるため、自分がやりがいをもって働いている姿を見せ続けなければならないという状況です。現状でも既に足りていないのに、去年、令和4年4月に施行された地域包括ケア推進条例や、地域医療が充実するためには、ますます介護職、福祉職、医療職が必要になってまいります。今回は、介護職のみの質問にとどめさせてもらっておりますが、市長は、介護職の実態の把握、問題の解決策をどう考えておられるか、伺います。

答弁 市長 桜井恒

「福祉のまち美唄」の障がい者福祉についてでありますが、これまでの市民の皆様との対話から、切実な生活問題、社会問題、そして格差などを知ることができました。障がいのある方についても対話を重ね、様々な課題解決に向け、全力で取り組んでまいります。市といたしましては、障がいのある方への理解促進や合理的配慮、差別解消の推進を図るなど、積極的に社会参加していただける地域共生社会の実現を目指してまいります。次に、介護職不足とその対策についてでありますが、介護職員の人員の状況につきましては、第8期の高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の中で、事業所の調査を行っており、その調査では、多くの事業所で法令上の人員を満たしながら事業を行っていることを把握しております。今年度は、第9期の高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の策定の年でありますので、介護に従事されている人員等について、アンケートを実施し、介護職員の充足状況を把握してまいります。また、国では慢性的な人材不足に悩む介護業界で、介護職員処遇改善加算を設け、介護職員の給与について、他産業と遜色ない賃金水準を目指すほか、中高年齢者等の多様な人材の確保や離職防止等を柱としており、本市においても国の方針に従い、各種対応をしているところであります。また、市といたしましては、この他に介護職の皆さんが介護の基本を学び、やりがいについて実感していただけるよう、各種研修を行っているほか、市の様々な事業を通じて、学生、生徒の皆さんに市内の介護職とグループワーク等で話ができる場を設け、介護職の魅力を感じ、将来介護職を選択していただけるよう、工夫をしているところであります。

質問 3番 江川いつみ

まず、大綱1についてでありますが、今の市長のご答弁を聞いて、美唄に住む障がい者、障がいのある市民、そして障がいがあるゆえに美唄で暮らすことになった市民は、幾らか安心と期待が膨らんだことと思います。また、地域共生社会という言葉が出てまいりましたが、地域共生社会は、あらゆる人を個人として尊重し、ともに支え合う社会です。美唄のように、人口減少が進み、少子高齢化が進んだまちでは、特に一人一人の力が大変貴重となります。今後、地域で暮らす障がい者が一人の住民として、町内会や地域で活躍する機会も出てくると思います。大事な存在になると思いますので、是非、耳を傾けていただきたいと思います。市長は所信表明で何度も対話の必要性、重要性を言葉にしておられました。障がい者においては、特に重度の障がい、精神障がいを合わせ持った知的障がい者、対話をすることはとても難しいことです。日頃から障がい者に寄り添っている支援事業所や相談事業所などの連携がとても大切だと思っております。本年、令和5年度は「美唄市障がい者プラン」の策定年となっております。障がい者のニーズ、支援者のニーズを把握しなければなりません。具体的にどのように対応され、どのようにニーズを掴もうとしているのか、市長のお考えをお聞かせ願います。大綱2点目の質問ですが、美唄市が国の方針に沿って対応していること、学生や現任の介護職の皆さんに働きかけをしていることは分かりました。やりがいをもって仕事ができるように取り組まれていることも分かりました。しかし、国の示す人材確保の取り組みの例として、先ほども言われた、処遇改善加算は、今まで以上のサービスができる状態でないと、事務量だけがかさみ、人員不足の事業所の首を締めてしまっているような実情もあるようです。また、国の示す人員定数では、夜勤等のある業種ですので、働き方改革による休暇の割り振りがとても苦労されているようです。中高年の人材確保といいましても、パートで十分とか、親の介護が始まると1年以内に退職するというデータも出ております。美唄市の課題としては、市民バスや夜間タクシーの不便さから、マイカーがなければ就職できない。医療側も人員不足なので、認知症の透析患者など、通院に手がかかる利用者を受け入れたくても、受け入れられないという問題もあるようです。このように、幾つもの課題の中で、国の方針に沿うだけでは、人材不足の解決策になるとは感じられませんでした。私の調べたところでは、幾つかのまちでは、是非、我がまちで働いてほしいということで、金銭給付による介護職支援も行われております。学資資金の貸付け、就労支度金、住宅準備金、勤続による報奨金、資格による手当金、ひとり親の場合の支援金などありました。特に人口減少のまちでは、市外から転入してきて、市内の事業所で働くことを切望しているようでした。そこまでして、介護職の確保をされているようです。早急に美唄市独自の手を打たないと、介護職は高齢化し、疲弊し、民間の事業所は縮小を余儀なくされ、私たち市民が住み慣れたまちで安心して最期まで暮らすという希望が遠のいてしまうのではないかと危惧しております。市長は、これらをどのようにお考えでしょうか。

答弁 市長 桜井恒

障がい者との対話についてでありますが、私は市政を推進する上で、市民の皆様と直接、意見を交換する機会を多く設け、お互いの立場や意見の違いを理解することが対話であり、まちづくりには大変重要なことと考えております。その中で、個々の障がいの程度や特性から対話することが困難な方もいらっしゃると思いますが、そうした場合には、ご家族や支援者、支援団体や関係機関との対話の機会を設けてまいりたいと思います。その他、ニーズ把握の一つとして、障がいに関するアンケート調査の結果などから、課題を見い出し、課題解決に向けた取り組みを行っていくことで、障がいのある方も社会的障壁を感じることなく、生き生きと暮らせるまちづくりの実現に向けて取り組んでまいります。次に、介護職を希望する方への就学支援金や就労支援金などについてでありますが、北海道においては、一定の条件を満たせば返済が免除される社会福祉士及び介護福祉士への修学支援貸付事業や「再就職準備金」並びに「介護・障害福祉分野就職支援金」貸付事業があることから、市の独自の支援については、考えていないところであります。一方で、江川議員のご指摘にもありました、介護職員の皆さんへは、資金面の支援だけでなく、やりがいを実感し、仕事を継続する意欲を持ち続けていただくことが重要だと考えます。市といたしましては、今後につきましても、介護職の皆さんが介護の基本を学び、やりがいを実感できるよう、各種研修会を開催するほか、研修会後に専門職員同士が働きやすい職場環境等について、情報交換ができるよう支援してまいります。

出典:美唄市議会 令和5年第2回定例会 2023年7月18日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる