美唄市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月13日
(1)関係人口等の創出について/(2)福祉行政について
2022年6月13日、美唄市議会の一般質問で、齋藤久美夫議員が「関係人口等の創出について」「福祉行政について」について質問し、市長 板東知文が答弁しました。
- 質問者
- 齋藤久美夫 議員
- 答弁者
- 市長 板東知文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 齋藤久美夫
令和4年第2回定例会において、大綱2点、1点目は、関係人口等の創出について。2点目は、福祉行政について、以上2点について市長にお伺いいたします。まず1点目の関係人口と創出については2項目、一つ目は、美唄市の観光大使について、二つ目は、ふるさと美唄応援団についてであります。国おいては、6月から日本人を含む海外からの入国者を2万人までと限定しながらも、我が国への入国を緩和することを決定し、また、道内外においてもGOTOトラベルや道民割の再開により人の流れを加速化し、経済観光業の活性化を図ろうとしております。そして本市においても、アルテピアッツァや宮島沼、炭鉄港などの地域資源のほか、農泊、アウトドア観光、さらにはふるさと美唄応援団を通じたPR、そして地域おこし協力隊の各種活動などを通じて、関係人口、交流人口の創出に力を入れているところでありますが、そこで一つ目の観光大使につきましては、最近の新聞報道で道内のワイン造りが盛んなあるまちでは、ワインに関わるお笑いコンビ「髭男爵」のメンバーをワイン大使に任命し、今後はワイン、ブドウ農家を手伝いながら当地の食材について、インスタグラムなどで発信し、観光客誘致に繋げていくということが報じられておりました。本市においても、平成25年に観光大使の任命を行ったと聞いておりますが、近年については、その活動も聞こえてこないようであります。そこで、この観光大使につきましては、美唄市の観光大使の要件と現状について、お伺いいたします。続いて二つ目の、ふるさと美唄応援団について。この応援団の募集案内等を見ますと、その活動内容として、美唄市に関する情報発信や特産品の購入、そしてふるさと納税等をあげており、かつ、その中でも美唄市の情報発信、ふるさと納税については私も耳にしておりますが、そこで改めて、ふるさと美唄応援団の現状と活動全般の内容及びその成果についてお伺いするとともに、近年、美唄市においても各種分野で美唄出身の方やそうでない方で、美唄を訪れて活動をされたり、美唄を盛り上げ、しかも道内外においても美唄をアピールしてくださっている方々をお見受けするように感じております。先ほど申しましたが、国も観光等において、人の流れを作ろうとしている中で、そして応援団員の中でも実際に本人が全国各地方等で、またはインターネット、SNS等で盛んに美唄をPRしてくださっている方々を、これは仮称でありますが、例えば「ふるさと美唄応援大使」または「応援使節」として、選定・任命し、よりその活動、PRの活性化を図るとともに、さらに、関係人口等の増加を見込めたのではないかと思うのでありますが、「ふるさと美唄応援大使」、仮称でありますが、この選定について、市長のお考えをお伺いいたします。続いて大綱2点目、福祉行政についてでありますが、これにつきましては、高齢者の日常生活における「ちょっとした困り事作業」の支援について、本市の取り組み等について、お伺いいたします。日本の総人口は令和2年度で1億2,000万人強であり、うち65歳以上の高齢者人口は約3,600万人、その高齢化率は総人口の約28%であり、4人に1人以上が高齢者であります。本市においても、総人口は現在で2万人を割り込み、さらに減少傾向にある現状であります。そして人口推計によりますと、令和5年には総人口が約1万9,000人、うち65歳以上の高齢者人口が8,000人強で、その高齢化率は約43%と、国の割合を遥かに超える高齢化率に達すると見込まれております。このような高齢化社会や核家族化の進展に伴い、高齢者のみの世帯も増加しております。こういう中で、本市における第8期美唄市高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画を改めて見ましたが、計画は計画策定委員会を立ち上げて内容を協議・検討し、その間に課題の把握のためのニーズ調査や実態調査、そしてアンケート調査等を実施し、計画が策定され、高齢者等に対する手厚い支援がなされていて、日頃から、これらの支援に携わる職員等の皆様には「お疲れさまです」と声かけしたい気持ちであります。しかし、先ほど述べました高齢化において、要介護に対する各種支援については、細部までの支援が行われておりますが、これらの支援を受けていない高齢者の日常生活での困り事に対する対応はどうであるか。本来、支援を受けていない方々は、基本的に自らできるということが前提になっておりますが、しかし、日常生活のなどで「ちょっとした困り事作業」がこういった方々にもあるのではないかということであります。国としても、高齢者を対象としたごみ出し支援制度が令和元年度に創設され、所定の経費について特別交付税措置(措置率0.5)が講じられております。また、平成30年度環境省の「高齢者を対象としたごみ出し支援制度の実態調査」では、全体の23.5%の387自治体でこの支援が導入されているようです。他の自治体の実例を見ると、このごみ出し支援に加え、生活の困り事、例えば室内の電球交換、植木の水やり、家の掃除機かけ、絨毯の敷き換え、簡単な家具の移動等を1回100円から1,000円程度で手伝う事業「ワンコインサービス」を平成26年から27年頃に実施しているところもあるようであります。自治体直営や委託、コミュニティ支援、福祉サービスの一環型のタイプがあるようです。そこで4項目お伺いいたします。一つ目、ゴミ出し等に係る高齢者のニーズはあるのか。二つ目、本市としてこのような支援について、検討または取り組んだことがあるのか。三つ目、このような支援制度がなくても、本市としては、対応できているのか。四つ目、今後のこれらの困り事に対する対応の方向性について、市長にお伺いいたします。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
はじめに、関係人口等の創出について、美唄市の観光大使についてでありますが、本市が有する豊富な地域資源やイベントなどを広く周知し、観光客の誘客促進を図るため、平成25年に「美唄市観光大使制度設置要綱」を制定したところであります。この制度の選考基準と現状につきましては、本市出身または本市にゆかりがあり、様々な分野において活躍している方を対象として任命したところでありますが、近年はコロナウイルス感染症の影響などにより、活動はされていないところでありますことから、ふるさと美唄応援団との関連も含め、見直しを検討してまいります。次に、ふるさと美唄応援団についてでありますが、人口減少や少子高齢化が進む中、今後も持続可能なまちづくりを進めていくためには、まちに活力を与えてくれる外部の交流人口や関係人口の拡充を図っていくことが重要であると考えております。このため、美唄市では、地方創生における関係人口の創出・拡大の取り組みとして、令和2年7月に「ふるさと美唄応援団」制度を創設したところであります。この制度は、市外に住む美唄市出身の方や美唄ファンなどが市外に住みながら、様々な形で美唄市を応援していただく制度で、令和4年5月末現在の登録者数は、1,046人となっているところであります。また、応援団に登録していただいた方には、入団特典として、月2回のメールマガジンにより美唄市に関連したイベント情報などをお届けしているほか、市内外のふるさと美唄応援店舗43店において優待サービスが受けられる一方、応援団員活動として、SNSでの美唄のPRや特産品の購入、ふるさと納税など、団員がそれぞれの立場で、ご協力をいただける活動をお願いしているところであります。その成果といたしましては、多くの応援団員の皆様の活動により、地域に様々な面から活力を与えていただいており、昨年、一昨年と大きく拡大したふるさと納税にも、大きく貢献していただいたものと実感しているところであります。次に、「ふるさと美唄応援大使」につきましては、現状では応援団員の皆様には自主的な活動をお願いしているところであり、それぞれが持つ多様な力、ノウハウを発揮していただくことが、まちづくりの大きな力となるものと考えておりますことから、今後におきましても、このような考え方のもと、ふるさと美唄応援団の拡大に取り組んでまいりたいと考えております。次に、福祉行政について、高齢者の日常生活における困り事作業の支援についてでありますが、本市では、地域包括支援センターにおきまして、おおむね65歳以上の方とご家族、地域の皆様の相談窓口として、様々な相談をお受けしているところであります。その中で、ごみ出し等に関する相談につきましては、冬季間、両手がごみ袋で塞がる時に転倒が心配という声や電球交換ができなくて困るなどの声が年に1、2件寄せられていることがあります。また、元気な方につきましては、自ら家事やごみ出しなどについて行っておられますが、要支援、要介護の方の毎日の生活に欠かせない家事につきましては、ホームヘルパーの支援や地域の方々のご協力により解決しているものと承知しているところでございます。そのほか、市では高齢化社会に伴い、地域での支え合い・助け合いを目的に年齢を重ねても住み慣れた地域で長く生活していただけるように、ちょっと困った時に役立つ生活情報冊子「ぴぱ生活便利帳」を市民有志ボランティアとともに作成し、全戸に配布しているところであります。この「ぴぱ生活便利帳」は、弁当配達や買い物配達、電球交換などの生活の困り事に対応できる情報を掲載し、市民の皆様が安心して便利に生活できるように、情報を提供しているものでございます。今後とも、「美唄市福祉のまちづくり条例」や「美唄市地域包括ケア推進条例」などに基づき、市民の皆様がより不安なく、安全に暮らせるように、各種サービスについて必要な情報を提供してまいります。
質問 3番 齋藤久美夫
まず、関係人口等の創出については、観光大使については、コロナ禍により活動停止していること。そして、ふるさと応援団としての関連を含めて今後見直しを検討していくということ。また、ふるさと美唄応援団については、団員登録が1,000名を超え、団員個々の立場で美唄のPR等に協力してくださっているようであることを承知いたしました。また、仮称でありますが、応援大使については応援団員の方々の自主的な活動により、美唄のPR等をしていただくことを主眼としているため、今後もこうした考えのもと、応援団の拡大に取り組むとのご答弁でしたが、この応援団については、さらに団員の登録が増えるように、勧誘等については頑張っていただきたいと思いますし、応援大使につきまして、私としましてはぜひ任命にいたって、美唄市は大使を応援し、大使は自分の活動の中で、美唄市の情報発信していただくことにより、より多くの関係・交流人口の創出に繋がるものと思っております。一方、観光大使については、コロナ禍の影響もあると思いますが、大使そのものの活動も減っているものと聞き及んでおります。私も観光大使の設置要綱及び美唄応援団等の設置要綱を確認してみましたが、観光大使は観光の情報発信、まちのイメージアップが活動内容であり、応援団については、美唄の歴史、文化、自然環境、食、そして観光との情報発信、あと地域資源の発掘及び振興、応援寄附金の事業推進が活動となっております。全体的には、美唄市の情報発信とイメージアップと通じるところもありますし、市長の当初のご答弁では、観光大使については、ふるさと応援団との関連を含めて、見直しを検討すると述べておりましたので、一部繰り返しになりますが、美唄市応援大使の任命と今後の観光大使の方向性についてお伺いいたします。続いて、ちょっとした困り事作業の支援については、市民有志ボランティアが作成した美唄独自の「ぴぱ生活便利帳」の充実や行政のみならず、民間の力を活用していくとのことでありました。先ほど私が述べた、ごみ出し支援に加えた生活の困り事作業支援も当然、一長一短ありますが、困り事をお願いする側は安価であっても料金を支払うことで、ボランティアでやっていただく時よりは、自分が本当にしてもらいたいことなどを言いやすいということがあり、一方、手助けする側から見ると、シルバー人材の活用(生きがいづくり)、福祉サービスの質の向上とともに、地域での見守りなどにつながるという点で、そして何より、本市における高齢化は、人口減少はするものの高比率は維持されますので、さらに今後の地域包括ケアにおける生活支援、自助、公助、互助という点からも、その一翼を担えるものと思いますが、こういった面から、改めて市長に今後の「高齢者の日常生活におけるちょっとした困り事作業の支援の取り組み」についてお伺いいたします。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
ふるさと美唄応援大使の任命と観光大使の方向性についてでございますが、ふるさと美唄応援団員の皆様それぞれがもつ多様な力を発揮していただくことが、今後の美唄の活力、それから担い手不足に対応する大きな力になっていくものと考えております。今後におきましても、このような考え方もと、ふるさと美唄応援団の拡大に取り組んでまいりたいと考えております。いわば団員全員が応援大使ということも含めて考えているところでございます。また、他市の状況も調べながら応援大使のあり方については、さらに検討させていただきたいと思ってございます。また先ほど申しました、観光大使につきましては、交流人口、関係人口の拡大を図る「ふるさと美唄応援団」の趣旨を踏まえ、制度の一本化に向けて今後検討していくということで進めてまいりたいと考えております。次に、高齢者の困り事作業の支援についてでございます。現状につきましては、要支援、要介護の方々には介護保険サービスにより一定程度解決ができ、それ以外の方は生活便利帳による民間サービスや地域における住民同士の支え合いにより、解決に一定程度つながっていると考えているところでございます。しかし今後につきましては、さらに急激に進む高齢化の進展ということもございますし、独居高齢者や後期高齢者世帯の増加、こういったことも充分踏まえながら、「ちょっとした困り事作業」の支援の必要性につきましては、国の支援制度や他市町村の状況を充分調査するなど、さらに検討してまいりたいと考えております。