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美唄市議会 令和元年第2回定例会 2019年7月18日

美唄市長の所信表明について

2019年7月18日、美唄市議会の一般質問で、本郷幸治議員が「美唄市長の所信表明について」質問し、市長 板東知文が答弁しました。

質問者
本郷幸治 議員
答弁者
市長 板東知文

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 本郷幸治

令和元年第2回市議会定例会にあたり、市長の所信表明について2点、お伺いします。1点目は、国連の持続可能な開発目標SDGsを推進してまいりますとの美唄市の方向性に言及されております。この言葉自体が、あまり一般市民にとりまして、聞き慣れないと思いますが、具体的な内容について、まずお伺いします。また、今後まちづくりを推進するにあたり、SDGsについての職員との情報共有と市民への取り組み状況の情報発信等の対応を具体的にどのように考えておられるのか、お伺いします。2点目は、栄幼稚園について、何点かご質問します。市立栄幼稚園は、アルテピアッツァ美唄の中にある全国的にも珍しい公立幼稚園として、特色ある幼稚園であります。一方で、栄幼稚園の置かれている地理的条件や教育環境においては、アルテピアッツァ美唄と同じ建物にあることから、不審者対策や現実の少子化による園児の減少、また、園舎近くに出没する熊の問題、さらには老朽化や耐震構造となっていない木造校舎など、児童の命を守る観点から総合的に判断し、2017年12月議会で、閉園する条例を可決したところであります。板東市長は、選挙公約に栄幼稚園の存続を掲げ、存続を期待する多くの市民の負託を得て当選され、所信表明においても、栄幼稚園の存続を述べられました。そこで、この栄幼稚園について何点かご質問します。その1つ目は、一度議会で決定した議決を撤回することができるのか、法的・制度的な部分を含めてお伺いします。2つ目は、園児の安全対策についてであります。閉園の理由とした熊対策、不審者対策、木造校舎の耐震化などをどのようにし、存続しようと考えているのかお伺いします。3つ目は、幼稚園教諭の配置についてであります。現在は、園長を含め、3名の職員体制となっていると聞いておりますが、存続させる際の職員の教諭の配置について、今度どうするのかお伺いします。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

本郷議員の質問にお答えします。初めに、美唄市長の所信表明について、国連の持続可能な開発目標SDGsについてでありますが、SDGsについて、職員との情報共有、市民への取り組み状況の情報発信等の取り組みにつきましては、今から4年前の2015年に、国連サミットで全会一致で採択されました2030年までに世界が目指す、だれひとり取り残さない持続可能な開発目標であり、具体的な貧困をなくそう、ジェンダー平等を実現しよう、住み続けられるまちづくりをといった地域の課題解決に直結するテーマを含めた17の目標と、その目標を達成するために関連する169の項目から構成されております。本市のように急速な人口減少が進む地域において、市民が安心して暮らし続けていくためには、SDGsの多様な目標を総合的な取り組みとして実施することが地域創生の推進につながるものと認識しております。次に、職員との情報共有と市民への取り組み状況の情報発信等につきましては、次期総合計画の策定の際に検討いただく市民検討会議や次期地方版総合戦略の策定の際に検討いただく戦略専門部会において、策定の際にSDGsの理念を踏まえながら、計画の策定に取り組んでまいりたいと考えております。次に、市立栄幼稚園の存続についてでありますが、閉園議決の撤回につきましては、栄幼稚園と美術館が共存するかけがえのない空間を存続させるため、子ども達の安全やプライバシーを守りつつ、成長を手助けし、将来的に美唄の栄幼稚園で過ごすことができて良かったと、ふるさとを語ることができる人になってもらえるよう、栄幼稚園の存続を公約として掲げたところでございます。同園を閉園の決定から存続という政策の転換につきましては、過去に議会での議決を経て、改正または廃止した案件であっても、改めて相当の理由を付して議案を提出することは、制度上可能であると認識しております。今後、存続への政策変更の妥当性については、十分ご審議を願いたいと考えております。なお、政策の変更等の事情による条例の一部改正または廃止を市議会に議案提出することにつきまして、北海道庁の法制担当部局へ照会したところ、特段、問題はないとの回答を得ているところでございます。次に、園児の安全対策につきましては、アルテピアッツァ美唄と同じ建物の中にあることから、指定管理者であるNPO法人アルテピアッツァ美唄と連携を密にしながら、園児の見守りなどの必要な対応を行い、しっかりとした安全確保を図ってまいりたいと考えております。次に、園舎の老朽化対策につきましては、園舎の木造二階建て校舎の1階部分を幼稚園園舎として活用しております。今後とも園舎の安全確保を図るために、必要な修繕整備などを行ってまいります。次に、幼稚園教諭につきましては、現行どおり、園長1名、教員2名の2学級体制を継続してまいりたいと考えております。また、特別な支援が必要な園児につきましても、これまで同様、特別支援教育支援員を配置し、支援してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、このことにつきましては、今後、教育委員会と十分、連携・協議して進めてまいりたいと考えております。

再質問 9番 本郷幸治

自席から栄幼稚園に関係して再質問をさせていただきます。まず1つ目は、市長はこの度の選挙戦、そして所信表明においても、地方自治は、市民の、市民による、市民のための政治が基本であると力強く述べておりますが、なぜ、もっと多くの市民の声を聞かないうちに廃止条例を撤回したのか、また、議会の決定事項の重みについて、市長はどのように認識されているのか、まず1つお伺いします。2つ目の安全対策についてでありますが、ただいまの答弁では、今後、NPO法人アルテピアッツァびばいと協議しながら云々という答弁がありましたけれども、非常に漠然としております。それからまた、耐震化については、何も答弁をしておりません。存続を打ち出した今、未来の美唄を託す子ども達の命は大丈夫という確かな保証があるのか、子どもの命を守ること以上に、栄幼稚園の存続が重要と考えるのか、改めて市長にお伺いするとともに、議会議論となりました熊対策、不審者対策、建物の耐震化など、課題について、どのように具体的な対策を講じるのか、対策にかかる財政措置、経費について、どのように試算しているのかお聞かせください。3つ目の幼稚園教諭についてでありますが、現行どおり維持していくとのただいまの答弁でありました。一昨年の教育委員会の説明では、現状での人件費だけで3,000万円以上となることに加え、老朽化している園舎の維持費や諸経費を入れると4,000万円以上になるとの答弁を聞いた記憶があります。存続とした場合、人件費を含め、年間4,000万円以上かけてでも園児数に関係なく、向こう何十年、栄幼稚園に経費をかけるのか、お伺いします。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

本郷議員の質問にお答えします。栄幼稚園についてでありますが、閉園の決定から存続という政策の変更といいますか、転換につきましては、今後、閉園に関わる条例の廃止等について提案する予定でございまして、その中で十分なご審議をお願いしたいと考えてございます。次に、熊や不審者からの安全対策につきましては、指定管理者であるNPO法人アルテピアッツァびばいと連携を密にしながら、園児の見守りなど必要な対応を行い、教育委員会と連携し、しっかりとした安全対策を図ってまいりたいと考えてございます。アルテピアッツァは平成4年にスタートしまして約26年、その過程の中で、さまざまな今言った安全対策については、これまで幼稚園とNPO法人など、十分な連携のもとで対応した経過がございます。結果として、これまで、熊に関する事故等については、具体的にはなかったと私は認識してございますし、あと、不審者対策等で、アルテピアッツァ来館者が不用意に写真等でプライバシーを侵すというケースもあったと聞いてございますけれども、これらにつきましても、利用のマナーということで、さらに徹底し、そういったものを防いでいくような形を今後とも徹底したいと考えているところでございます。今後ともいろいろな危険は考えられると思うのですけれども、そういったものに対して、より一層、安全対策を行っていきたいと考えてございます。それから、園舎の老朽化対策ですけれども、木造ということで、平成11年に園舎の大規模改修を行っているところでございます。そうは言っても、それ以降、すでに20年近く経っている中で、校舎の安全度は、常に確認しながら、必要な修繕を行うべきだと考えております。耐震化等につきましては、法律上は、基準に該当しない施設になってございますので、耐震化基準というのは、基本的には該当しないものでございますものの、今、ご指摘にあった安全対策は、あらゆる面から、万全を期す必要があると思っておりますので、今後とも必要な修繕・整備などを行ってまいりたいと考えているところでございます。最後に、幼稚園教諭の配置につきましてです。現行の体制を維持していくとともに、職員の体制のあり方等につきましては、十分、教育委員会と協議してまいりたいと考えてございます。なお、財政負担の面の考え方でございますけれども、私の考えとしましては、やはり、アルテピアッツァ美唄と幼稚園が共存するというのは、全国でも例のない1つの幼児教育の理想的な環境で、外部からも高い評価を得たかけがえのない空間だと私は思ってございます。そういった意味から、平成15年には、天皇・皇后が行幸啓で見えられたときも、美唄市は素晴らしいものをつくられたと、これをぜひ守っていってくださいと、そういう発言も聞いてございます。これはやはり、美唄の他にはない教育財産ということで、これをしっかり、今後とも維持・存続に向けた努力を進めていきたいと私は考えているところでございます。

再々質問 9番 本郷幸治

最後に、自席から再々質問させていただきます。まず栄幼稚園の存続の条例案は、具体的に聞いていきます。いつごろ提案する予定なのか。これをまず1つ。それから、仮に議会を経てという形になりますが、閉園に至った今までの課題、問題点、これをすべてクリアした上での提案でなければ、これは当然、議会としてもやはり承知しない。それで、仮にもし栄幼稚園を存続するとするならば、まず児童の安全で安心して学べる環境が最優先されなければならないと、私はそういう考えを持っています。芸術的な観点からすれば、それは確かに今おっしゃるとおり、それなりの芸術的な価値があります。ただ、現実として、そこに幼稚園児がいて、そこで学んでいる。だから万が一の不慮の事故、そして今度、聞いているところによると、美唄-富良野線が令和4年に開通する予定です。そうすると、もっと交通量が多くなります。あそこはフリーで、どなたでも入れる。特に柵もない。そうなると、今度は不審者対策について実際どうなのかということが非常に問題になってきます。そのようなことで、当然ながら、市長は見直しを議会に提案されると思うんですけれども、具体的にいつ提案する予定なのか。繰り返しになりますが、議会で議論になった、閉園に至った理由をすべてクリアされた内容で提案されるのかについての説明を求め、私の質問を終わります。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

本郷議員の質問にお答えします。栄幼稚園存続にかかわる条例提案等についてでありますが、提案時期につきましては、現在、教育委員会と協議しているところでございます。なるべく早い段階で、適切な時期にご提案申し上げ、十分なご審議をお願いしたいと考えているところでございます。次に、さまざまな課題ということで、子どもたちの命と安全をどう守るかということでございます。これにつきましては、幸い25年間、具体的な事例が発生していないということが1つ、そうは言っても危険性があるという意味で、あらゆる観点から万全を期さなければならないというのは、議員ご指摘のとおりだと私は思っております。そういった意味から、今後とも、さまざまな課題につきましては、教育委員会、それから指定管理者であるアルテピアッツァびばいとしっかり連携し、そういったことがないような対策に万全を期すよう、さらに努力を進めてまいりたいと考えているところでございます。

出典:美唄市議会 令和元年第2回定例会 2019年7月18日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる