美唄市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月18日
(1)都市計画行政について/(2)教育行政について
2018年6月18日、美唄市議会の一般質問で、松山教宗議員が「都市計画行政について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳が答弁しました。
- 質問者
- 松山教宗 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 松山教宗
平成 30 年第2回定例会において、大綱2点について市長並びに教育長にお伺いします。大綱1点目は、都市計画行政についてです。1つに、市政執行方針における「豊かな景観あふれるエコロジーなまちづくり」に関する都市基盤整備についてであります。本市はかつて人口増があり、公共投資・都市基盤整備などが進み、空知地域においては、人口規模が最大約 60 万人ほど、現在は約 30万人ほどと、数十年間で増減幅が極端に大きく、現在においては、これまでにない人口減少による縮小化社会となり、人口推計を見ても、とても厳しい状況下にあります。本年、第1回定例会において、平成 30 年度における髙橋市長の市政執行方針につきましては、ご自身が市長として、2期目の目指すべきまちづくりに向けて、実質的な締めくくりとなる重要な年であるとした自覚に基づき、本市の創生に向けたさまざまな取り組みを全力で取り組んでいくといった強い意思が感じられるものであることを、私自身も深く認識しているところであります。また、都市基盤整備につきましては、中央団地線の整備をはじめとする市道整備のほか、街路灯のLED化への推進や、国道 12 号峰延道路の四車線化の実現に向けた要望活動など、本市全体の道路網の構築に向けた取り組みと、老朽化した市営住宅の再編や既存の市営住宅への改修整備など、多くの市民の日常生活の利便性向上につながる、いわばまちづくりの基本ともいえる取り組みであると考えられます。このような都市基盤整備の中で、特に本市においては、人口減少や少子高齢化が進行する中、子どもから高齢者に至るまでのすべての市民が、快適で安心で、そして、市民生活の満足度が高められるようなコンパクトなまちづくりへの推進というものが大変重要であると考えます。そこで、市長にお伺いします。将来の理想とするまちづくりを推進するため、本年度の市政執行方針において述べられている人口規模に見合ったコンパクトな市街地の形成に向けた用途地域の見直しを主眼とする、都市計画マスタープランの一部改正に関するこれまでの具体的な取り組み内容と、さらには、このたびの取り組みによって、どのような効果が期待できるのかについて伺います。大綱2点目は、教育行政についてです。1つに、市内小中学校の統廃合についてであります。第1回定例会において、平成 30 年度における星野教育長の教育行政執行方針には、小中学校の適正配置について、茶志内小学校が平成 31 年3月末に閉校し、同年4月1日に中央小と統合、峰延中学校が平成 31 年3月末に閉校し、同年4月1日に美唄中学校と統合、峰延小学校が平成 32 年3月末に閉校し、同年4月1日に中央小と統合することについて、「保護者並びに地域の皆さんと合意したことから、統合準備委員会と連携し、子どもたちが戸惑いなく、期待や希望を持って学校生活が送れるよう、教育環境の課題整理に努めてまいります」と示されております。昨年度に統廃合が決まり、新年度となり、はや3カ月目に入りましたが、その後、各小中学校において、保護者や地元地域の皆さんとは、どのような関わりを持ちながら統廃合当事者校の間においても受け入れ体制の構築に向け、現在、準備などが進められているのでしょうか。そこで1点目に、統廃合に向けた準備・進捗状況について。2点目に、統廃合に向けた課題について、それぞれ具体的に、そして今後の進捗スケジュールについても教育長に伺います。次に、3点目として、教育行政執行方針に、南美唄小学校、中学校についても「具体的な統廃合案を示した上で、合意形成に向け、保護者の皆さんと意見交換を進めてまいります」と示されておりますが、現在、どのように具体的に進められているのか、また、どのように協議や話し合いを進めていこうとしているのか、南美唄地区の統廃合について伺います。次に4点目として、本市はこれまで、人口の流出、少子化に対応し、適正な学校規模とするため、学校の統廃合を進めてきました。人口推計を見る限りにおいても、今後も減少が続くことが予想されることから、将来的に良好な教育環境を維持していく方策をしっかりと検討すべき時期を今迎えているのではないかと考えます。現在、短期的に見ると、ここ数年の間に統廃合が進みますが、大切なのは教育水準の維持・向上であり、それを目指した上で、しっかりと中・長期的な視点に立って、本市全体の教育環境づくりやグランドデザイン的なことを考えていかなければ、本市の将来を学校、教育というものが損なわれてしまうのではないでしょうか。そこで、本市における将来の学校のイメージ、将来的な学校配置について、どのように考えているのか伺います。2つに、新学習指導要領についてであります。小学校においては、平成 32 年度、中学校においては平成 33 年度に、新学習指導要領に基づき、教育課程が実践されることに伴い、本年度は、新学習指導要領への円滑なつながりを図るための移行年度であります。新学習指導要領では、情報活用能力が、言語能力、問題発見・解決能力等と同様に、学習の基盤となる資質・能力と位置づけられ、各学校において、コンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必要な環境を整え、これらを適切に活用した学習活動の充実を図ることが明記されているとともに、小学校においては、プログラミング教育が必修化されるなど、今後の学習活動において、積極的にICTを活用することが想定されております。教育長は、新学習指導要領や、本市教育大綱の基本理念に基づき、全市的な取り組みを通じ、市民一人ひとり、子どもたち一人ひとりが、夢や目標に向かって、積極的かつ果敢に挑戦することができる人材、まちづくりを進めることができる人材を育成するとともに、子どもたちの豊かな学びを支える環境づくり、地域資源を活かした多様な教育・学習機会の創出を図る諸施策について、市長部局と連携し、全力で取り組んでいくと示され、全面改訂される次期学習指導要領に示される教育課程を円滑に実施するため、情報通信技術、つまりICTを活用した学習方法の工夫や改善に努めるとも述べられています。そこで1点目に、全面改訂される新学習指導要領に示される教育の方向性について。2点目に、本市のICT環境の状況と今後の取り組みについてお伺いします。3つに、グローバル社会に対応した教育活動についてであります。人口減少により、働き手不足や人材不足など、都市部だけではなく、地方においてもそうであり、さらに、予想を超える速さで進展するグローバル化、情報通信技術の発達、インバウンドの増加、価値観の多様性や生活スタイルの複雑化など、AI、人工知能の発達により、これからの社会情勢は大きく変化し、将来が展望しづらい時代に突入していますが、それらに対応できる教育が重要になってくるのではないでしょうか。そこで、新学習指導要領には、時代に合わせ、小学校、中学年から外国語活動、高学年からは英語科が導入され、中学校においても、英語科が変わるようです。そして、情報活用能力、プログラミング教育については、コンピュータ等を活用した学習活動の充実、文字入力等の習得、プログラミング的思考の育成などが導入されます。そこで1点目は、本市における外国語・英語科の取り組みについて、どのように進めていくのか。2点目は、プログラミング教育について、具体的にどのように進められるのか伺います。そして、外国語や英語科がかわり、プログラミング教育についても必修化されるにあたり、肝心の指導する教職員がこれに取り組み、対応していくと考えますが、新教育指導要領の導入に間に合うよう、資質向上に向けた研修など、仕組みや環境整備など、しっかりと準備は進めているのか。3点目は、教職員の資質向上についても伺います。4つに、スポーツコミッションについてであります。本年2月に約3年間取り組んできた東京オリンピック・パラリンピック事前合宿誘致活動を断念すると方向転換し、既存の施設を活用し、学生・社会人等を対象としたスポーツ合宿誘致のほか、体育センターにある本格的なクライミング壁のPR、大会開催誘致など、他の自治体にはないスポーツ振興を進めていきたいと、第1回定例会においてご答弁をいただいておりますが、新年度となり、本市のスポーツ振興について、スポーツ合宿やスポーツツーリズムなど、スポーツを基軸としたまちづくりを具体的にどのように展開していくのか。そして、これまで関連し質問してきましたが、一昨年より進められているスポーツコミッションについてどう考えているのか。今後、スポーツ行政のあり方など、重要ですので、現在の取り組み状況と今後の考え方について伺います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
松山議員の質問にお答えいたします。都市計画行政について、都市計画マスタープランの一部改正に関するこれまでの具体的な取り組み及びその効果についてでありますが、本年度実施する都市計画マスタープランの一部改訂の取り組み内容につきましては、昨年度策定した美唄市コンパクトシティ構想に基づき、本市の都市計画における用途地域の縮小及び変更を実施するためのものとなっているところであります。初めに、用途地域の縮小につきましては、茶志内地区の空知団地に隣接する国道 12 号沿線地区をはじめとする用途地域を設定しておりますが、現在に至るまでの長期間にわたり、宅地化が進展していないことから、現状が農地である用途地域の一部を縮小することとしているところであります。また、用途地域の変更につきましては、本市の市街地の中心部におきまして、適正なまちづくりを誘導するため、住居系用途地域の一部を商業系用途地域に変更し、建物の立地規制を緩和するものとなっているところであります。次に、これらの取り組みによります効果につきましては、1点目として、縮小した用途地域を農業振興地域の整備に関する法律に基づく農業振興地域として指定し、農用地区域とすることにより、本市の基幹産業である農業の発展を目指し、本市の優良な農地の確保と、その保全を図るものとなっているところであります。2点目といたしましては、用途地域を変更し、主要な公共施設の併設や複合化を行うことにより、一層の利便性の向上が図られることとなっているところであります。
答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)
松山議員の質問にお答えいたします。初めに、統廃合に向けた準備・進捗状況についてでございますが、中央小学校と茶志内小学校との統合に向けた取り組みとして、本年2月9日に中央小学校の校長を委員長、茶志内小学校の校長を副委員長とする統合準備委員会を立ち上げ、教育課程部会、PTA部会及び事務部会の3つの部会を設置し、円滑な統合に向けて協議を進めているところでございます。これまでの協議で決定した事項といたしましては、教育課程部会では、交流事業、水泳、スキー学習などの交流や遠足などの行事での交流等について、PTA部会では、中央小学校のPTA役員に茶志内小学校の保護者に加わってもらうとの確認や、PTA会費を中央小学校の会費に合わせることのほか、PTAの交流事業の実施等について、事務部会では、中央小学校の教職員による茶志内小学校の備品図書などの確認や移転作業のスケジュールの確認を行ってきているところでございます。また、平成 32 年3月末統合の中央小学校と峰延小学校につきましては、本年 10 月をめどに、両校による統合準備委員会を立ち上げる方向で全体スケジュールを調整しているところでございます。次に、中学校の統合についてでありますが、美唄中学校と峰延中学校との統合に向けた取り組みとして、本年2月 28 日に、美唄中学校の校長を委員長、峰延中学校の校長を副委員長とする統合準備委員会を立ち上げ、教育課程部会、生徒指導部会、PTA部会及び事務部会の4つの部会を設置し、円滑な統合に向け協議を進めていくこととしているところでございます。これまでの協議で決定した事項といたしましては、教育課程部会・生徒指導部会では、全教科での交流事業の実施について決定するとともに、峰延中学校の2年生が、美唄中学校の3年生が実施する修学旅行の事前準備に参加すること、統合時のクラス編成の確認、部活動の見学会の実施、美唄中学校の校則・生徒指導の心得の確認などを行ってきたところでございます。また、PTA部会では、美唄中学校のPTA役員に、峰延中学校の保護者に加わってもらうことについて引き続き協議すること、PTA会費を美唄中学校の会費に合わせることのほか、PTAの交流事業の計画等の協議が行われることになっており、事務部会では、小学校と同様に、備品や図書などの確認や移転作業のスケジュール確認を行っているところでございます。なお、茶志内小学校児童と峰延中学校生徒のスクールバスの運行につきましては、7月下旬に保護者の方に運行経路や停留所場所等をご確認いただいた後、両校の統合準備委員会、PTA部会でご承認をいただきたいと考えてございます。次に、統合に向けた課題についてでありますが、児童生徒、保護者の皆さんは、学習面の不安に加え、新しい学校での人間関係やクラス分けなどに対する不安を持っていることが課題としてあると受け止めております。教育委員会といたしましては、教育委員会、学校の管理職や担任、養護教諭、その他の関係職員などが、統合準備委員会で確認された事項や課題として残されている事項を共有し、児童生徒、保護者に対して、正しい情報が伝達されるよう努めてまいりたいと思います。次に、南美唄小中学校の適正配置についてでありますが、昨年8月8日に、小中学校適正配置計画の保護者及び地域説明会を開催し、市内全体と南美唄地区の今後の児童生徒の推移について説明し、意見交換を行ってきたところでございます。また、同年 11 月6日には南美唄小中学校PTA役員を対象に、児童生徒の推移から想定される両校の統廃合の時期について説明し、南美唄小中学校の児童生徒・普通学級の推移の見込みや、想定される統合校、茶志内小学校及び峰延小学校での保護者説明会での協議経過等について説明してきたところでございます。今後の児童数の推移を見ますと、南美唄小学校については、平成 33 年度に欠学年が生じる可能性があること、南美唄中学校については、平成 36 年度に普通学級が2クラス、特別支援学級1クラスの3クラス編成になることが想定されることから、小学校、中学校とも新学習指導要領の柱となるアクティブラーニング、集団の中での能動的な学習を行う上で、厳しい教育環境になることが見込まれるものと判断しているところでございます。このことから、教育委員会といたしましては、今後の日程として、7月中に両校の校長と協議の上、保護者説明会の開催時期や会議の進め方など、具体的に協議してまいりたいと考えております。次に、本市における将来の学校のイメージについてでありますが、今後、このまま少子化が続くことになりますと、本市においては、数年後には、仮に小中学校ともに1校とした場合でも、小学校では1学年2~3学級程度で、1学級 33~40 人程度、中学校では、3~4学級程度で、1学級 30~40 人程度の学校が想定されるところでございます。どのような学校規模や学校数が適正となるのか、国の動向等を踏まえて整理する必要があり、今後、庁内組織や教育委員会などで議論していかなくてはならない課題であると認識しておりますが、いずれにいたしましてもこれからの新しい学校が担うべき役割につきましては、多くの児童生徒によるさまざまな出会いと交流の中で、確かな学力や体力を育成すること、高度情報化社会、国際社会を生き抜く力を育成すること、教員同士が切磋琢磨し、資質・能力の向上が実現できる学校づくりが大切であると考えており、これらが実現できる学校配置を視野に入れ、進めていかなければならないものと考えております。次に、新学習指導要領に示される教育の方向性についてでありますが、学習指導要領は、学校教育法に基づき、国が定める教育課程の基準であり、教育の目標や指導すべき内容等を体系的に示しており、各学校では、学習指導要領等に基づき、年間指導計画等や授業等ごとの学習指導案等を作成し、教育活動を実施しているところでございます。平成 32 年度より小学校、平成 33 年度より中学校において実施される新学習指導要領においては、社会に開かれた教育課程を実現するという理念のもと、将来の予測が困難な複雑で変化の激しい社会やグローバル化が進展する社会にあっても、どのように向き合い、どのような資質・能力を育成していくべきか等について、具体的に方向性が示され、その目標手段として、ICTの積極的活用による教育課程の推進が大きな柱として明記されているところでございます。次に、ICT環境の状況と今後の取り組みについてでございますが、現在、デスクトップパソコンにつきましては、市内小中学校の普通学級には常設しておらず、パソコン教室に1学級分のパソコンを設置し、使用割り当てを組んで、各学級で活用しているところでございます。また、タブレット型パソコンにつきましては、市内の特別支援学級の児童生徒用に、合計 56 台が特別支援学級の規模に応じて配置されているところでございますが、普通学級には設置されていない状況であります。また、実物投影機につきましては、67 台を全市ほぼすべての学級に常設し、教科書やノートをテレビモニターに大きく写して授業に活用しているところでございます。文部科学省では、新学習指導要領で示す普通教室のICT環境の整備目標を4段階で示し、無線LANと電子黒板は、必須の整備事項とした上で、ステージ1として、電子黒板と各教室1台の固定パソコン、ステージ2として、グループ1台のタブレット、ステージ3として、学びのスタイルにより、1人1台のタブレット、ステージ4として、1人1台のタブレットを整備することを求めているところでございますが、本市においては、普通教室に電子黒板とタブレットを配備している学校はなく、現状はステージ1に達していない状況となっているところでございます。教育委員会といたしましては、新学習指導要領に基づく教育課程を円滑に実施していくために、小学校においては、移行期間となる平成 31 年度に、中学校においては平成 32 年度までに、各学校に学級全員で使えるタブレットの数、大型電子黒板の各フロア設置、校地内に接続可能な大容量 Wi-Fi 環境の整備を行うなど、ステージ3を目標に導入しなければならないものと判断しているところでございます。次に、グローバル化した教育活動についてでございますが、初めに、新学習指導要領における外国語・英語教育についてでございますが、現在の小中学生が社会で活躍するであろう 20 年後には、今日とは比較にならないほどグローバル化が進み、多文化、多言語、多民族の人たちが混在し、さまざまな場面において外国語を用いたコミュニケーションを行う機会が格段に増えることが想定されているところでございます。このことから、新学習指導要領では、外国語活動や英語授業に重点を置き、これまで小学校5・6年で行ってきた外国語活動を前倒しし、小学校3・4年から新たにコミュニケーション能力の素地を養うことができるよう、年間 35 単位時間の外国語活動を授業で行い、5・6年生では、身近なことについて基本的な表現ができるよう、年間 70 単位時間の英語が教科化されたところでございます。中学校では、授業時間の増えはありませんが、日常の会話ができる能力を養うことができるよう示されているところでございます。このため、教育委員会では、昨年度、各学校から出された校長、教頭、教諭で構成される検討委員会を立ち上げ、来たる平成 32 年度の小学校3・4年の外国語活動、5・6年の英語、平成 33 年度の中学校英語の本格実施に向けて、新学習指導要領のねらいを実現する授業計画、指導方法を検討しているところでございます。昨年度の検討委員会では、本年度と来年度の2年間を新学習指導要領の本格実施までの移行期間と設定し、小学校3・4年では年間15 単位時間、5・6年では年間 50 単位時間の授業を実施するための年間指導計画を作成したところでございます。本年度の検討委員会においては、小学校の外国語活動・英語の授業の評価点検充実と新学習指導要領の中学校英語の年間指導計画を作成することとしております。いずれにいたしましても、本市においては、小学校外国語が本格実施される平成 32 年度には、3・4年生で外国語活動を勉強した蓄積がある小学校5年生が英語の授業を受けることができるよう、万全の対応をしてまいりたいと考えております。次に、プログラミング教育についてでございますが、新学習指導要領では、人工知能がさまざまな判断を行ったり、身近な物の働きがインターネット経由で最適化される時代の中で、子どもたちが自信を持って自分の人生を切り拓き、より良い社会をつくり上げていくことができるよう、必要な資質・能力をしっかりと育んでいくことが求められているところでございます。この資質・能力には、従来の読解力、論理的思考力、創造性、問題解決能力に加え、情報活用能力と、コンピュータを動かすための能力が重要であることから、新学習指導要領において、小学校でのプログラミング教育が必修化されたところでございます。小学校におけるプログラミング教育では、具体として、小学校の理科の授業において、電気製品にはパソコンプログラムが活用され動作していることに気付かせる授業、音楽では、ICT機器を活用して、音の高さや長さをプログラミングして音楽をつくる授業、各教科の中で情報活用能力を育むこと、中学校では、技術科においてプログラミングに関する内容が倍増し、ネットワークを利用した双方向性のあるプログラミングについて学習することになっております。いずれにいたしましても、プログラミング教育は、従来より学校教育ですべての教科の基盤として長年重視されてきた言語能力や思考力などの教科の目的をしっかりと達成した授業の中で、児童生徒の負担に配慮しつつ、時期を得て行う教育でありますことから、教育委員会といたしましては、新学習指導要領のもとで、各学校が各教科の授業実数や教育課程が適切に実施されているか確認するとともに、各種指導訪問や校長会等で適切に実施するよう十分に指導してまいりたいと考えております。次に、教職員の資質向上についてでございますが、北海道教育委員会が昨年 12 月に示しました北海道の教員育成指標においては、ICTの急速な発展、社会・経済のグローバル化や少子高齢化の進展の中で、新しい時代の新しい教育に対応できるよう、学習指導要領の趣旨を実現するための教員の資質・能力の向上に向けた環境を整えることが不可欠・急務だとされております。このため、北海道教育委員会では、教員研修として、初任者研修、中堅教諭等資質向上研修、教員免許更新時の研修などの悉皆研修と、教科等や喫緊の教育課題に関して、専門的知識・技能を習得させるためのICT活用研修や小学校英語指導力向上研修などの選択研修を行っているところでございます。また、小学校英語については、英検の取得を奨励し、受講料の一部を補助する制度を設けているところでございます。教育委員会といたしましても、外国語・英語やICT、プログラミング教育の重要性を踏まえ、今年度より、各学校から選出された教員で構成される教育課程検討委員会を立ち上げ、これら検討委員会の取り組みや、研修等による自己研さんを通じて、教職員の資質向上に努めてまいりたいと考えております。次に、スポーツコミッションについてでありますが、スポーツコミッションとは、地方自治体、スポーツ団体、観光産業などの民間企業が一体となり、スポーツと観光を組み合わせたスポーツツーリズム、市外から参加者を呼び込む地域スポーツ大会やイベントの開催、プロチームや大学などのスポーツ合宿やキャンプの誘致などによる地域活性化に取り組む組織であります。本市では現在、株式会社スポーツビジネス研究所とスポーツ合宿誘致等アドバイザー契約を締結し、スポーツ合宿の誘致策やスポーツツーリズムの構築に向けた助言を受け、取り組んできており、その方策の1つとして、全国的にクライミングの競技人口が増加傾向にあることを踏まえ、体育センターに設置しているリード壁、ボルダリング壁を本市が有する特色あるコンテンツとして位置づけ、さまざま機会を通じてPRを行っているところでございます。また、昨年2月には、アドバイザーの人脈を活用し、一般社団法人日本スポーツツーリズム推進機構の会長を招き、本市において、スポーツツーリズムによるまちづくりをテーマにシンポジウムを開催し、スポーツを核としたまちづくりと、それに必要な組織のあり方についてご意見をいただいたところでございます。また、昨年 11 月に、本市で開催されているウインターゴルフが、スポーツ文化ツーリズムアワード 2017 チャレンジ賞を受賞したことを契機に、本年1月末にフォローアップミーティングが開催され、改めてスポーツによるまちづくりの必要性について、参加者から意見をいただいたところでございます。教育委員会といたしましては、スポーツを切り口としたこれら取り組みの推進が、交流人口の増加につながるものと期待されることから、今後におきましては、現在、検討が進められているDMOの関係性も含め、どのような組織のあり方が望ましいのか等々、スポーツコミッションの基本的な方向性について、本年締結したアドバイザー契約の中でまとめてまいりたいと考えております。
質問 3番 松山教宗
はい。
再質問 3番 松山教宗
それでは、自席より4点再質問いたします。まず1点目は、都市計画マスタープランの一部改正についてでありますが、本市の基幹産業である農業の確保と保全に努めるため、都市計画における用途地域を縮小するとのご答弁でありましたが、用途地域内の農地については、かつては工業団地の企業誘致が進んだ際に、これと関連するさまざまな施設が国道 12 号沿線に立地することを想定し、用途地域を指定したものと受け止めておりますが、仮にこのままの状態にしておくことによって、どのような課題が今現在生じているのか。そして、用途地域を縮小することにより、なぜ本市にとって必要な農地の確保及びその保全へとつながっていくことになるのかについて市長にお伺いします。2点目は、本市においては、新しい時代の新しい学校づくりに向けて、どのような学校規模や学校数が適正となるのか、早い段階で見極めることが今後必要であろうかと思います。そのために、現状や児童生徒数の見通し、国の動きなどを踏まえ、整理する必要があり、これらを総合的に勘案し進められると思いますが、その過程の1つとして、小中の連携や小中一貫教育などの考え方についてはあるのでしょうか。近隣地域では、空知管内ですと沼田町で、道内各市町村ではモデル地区として、小中一貫校等が進められているようです。そこで、将来の新しい学校像である小中連携、一貫教育についての考え方について、教育長の見解を伺います。3点目は、ICT機器の整備状況についてでありますが、現在は情報化社会であり、近年、急速にインターネット、パソコン、スマホなどが普及し、これから高度情報化社会と急激に進む傾向にあります。その背景として、2025 年問題や 2045 年問題といわれる人口知能、AIの急速な発達やその活用、また、その対応の能力向上など、今までにない社会環境へと移り変わる流れがあります。それらに対応することが重要視されており、来たるべく未来へ、子どもたちがより情報化社会に対応できる活用能力の向上など、教育環境が必要であると考えられます。その対応でもICT機器の整備について、先ほどステージ2を目指すご答弁がありましたが、とても重要なことであろうと思います。その中で、砂川市では、もう既にタブレットを導入するなど、教育の場において進められているという状況を聞き及んでおりますが、それを含めて、その他近隣自治体の状況はどのようになっているのか。また、それを踏まえ、今後、本市の具体的な取り組みについて教育長に伺いと思います。4点目は、グローバル化社会に向けての新しい時代の外国語英語についてでありますが、新学習指導要領がよくても、大切なのは、現実的に教えていく教職員であります。その資質向上や体制の向上人員増なども含め、考えなければならないと思います。そこで、具体的な指導方法などについて、伺いたいと思います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
松山議員の質問にお答えいたします。用途地域の縮小についてでありますが、用途地域内の農地につきましては、現状が農地であったとしても、将来、宅地へと移行させるべき区域と示されているため、国の農業上の多くの支援策を受けることができない状況となっているところであります。このため、用途地域の縮小と並行して、農用地区域へ編入することにより、団体営の基盤整備事業や多面的機能支払交付金事業などに取り組むことができる対象地域となることから、優良な農地の確保及び保全へとつながっていくものと考えているところでございます。
答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)
松山議員の質問にお答えします。初めに、小中連携、一貫教育についてでございますが、昨年来、本市では、少子化の進行により小規模校の統廃合を進めているところでございます。今後も少子化が進み、児童生徒数の減少が見込まれますことから、教育委員会といたしましては、今後どのような学校規模、学校数が適正となるのか、庁内組織や教育委員会議等で、十分協議していかなければならないものと考えております。あわせまして、4-3-2制や5-4制といった、柔軟な学年段階の区切りの設定など、9年間を見通した系統的な教育課程の編成や、中1ギャップの未然防止が期待される小中連携、一貫教育の導入につきましても、将来、美唄の子どもたちにとって、どのような意義を持つのか、保護者や地域住民との話し合いを通じて、理解を求めることが必要であるものと考えています。また、この小中一貫教育には、学習指導要領に定められております内容事項が、教育課程全体を通じて、適切に取り扱われているか等に配慮しながら、必要な検討を行うことが求められていることから、校長や教職員に対しましても、取り組みへの意識が共有されるよう説明や協議等を行うことが重要であると考えております。次に、他の近隣自治体のICT機器の整備状況ついてでございますが、本年3月に本市が空知管内全市町に向けて、ICT機器の整備状況をアンケート調査した結果から、タブレットの整備につきましては、市では9市のうち6市が全部または一部の学校で導入していると回答しており、町では 14 町のうち7町が全部または一部の学校で導入しているとの回答を得たところでございますが、例えば、全部または一部の学校が導入と回答した自治体において、文部科学省が示す普通教室のICT環境整備のステップイメージで示されますレベル1からレベル4のどの段階の整備・導入であるのかにつきましては、このアンケートの回答では把握できなかったところでございます。いずれにいたしましても、ICT機器を活用した教育課程の実施は、次期学習指導要領の柱となっており、また、本年3月に示した北海道教育委員会が策定しました教職員の働き方改革北海道アクション・プランにおきましても、平成 32 年度までにICT機器導入による授業改善について示されていますことから、各自治体とも、順次、ICTの整備を進めていくものと判断しております。次に、本市のICT機器整備の具体的な進め方についてでございますが、新学習指導要領では、普通教室におけるICT環境整備の目標として、普通教室に常設のデスクトップパソコン1台、児童生徒に1人1台のタブレット、大型電子黒板の常設、校地内接続可能で、大容量の Wi-Fi 環境を最大のレベル4としておりますが、教育委員会といたしましては、新学習指導要領の移行期間となる平成 31年度には小学校、32 年度には中学校と段階を踏んで、2年間の中で、各学校に従来のパソコン教室のように学級全員で使えるタブレットの数、大型電子黒板のフロアごとの設置、校地内接続可能な大容量の Wi-Fi 環境を整備しなければならないものと考えております。次に、外国語・英語教育の指導方法についてでございますが、教育委員会では、平成 28年度より、外国語指導助手、いわゆるアクティブ・ランニング・ティーチャー、ALTを2名体制にして、市内小学校5年生から中学校3年生まで、すべての学級の外国語・英語の授業において教師を補佐し、生きた英語を子どもたちに伝える授業を行っているところでございますが、平成 32 年度より、新学習指導要領が本格実施されますと、小学校3年生から6年生まで、外国語授業が年間 35 単位時間ずつ増えることになりますが、時数増加に対応するために、外国語指導助手(ALT)を増員することは難しいものと考えております。このため、教育委員会といたしましては、その対応策として、教員に対しましては、ICTを活用した授業改善に取り組むとともに、2名のALTにおいても、従来のスタイルからICTを意識した指導スタイルに改善するよう指導してまいりたいと考えております。なお、道内大学が開発したネット利用型学習システムソフトでありますeラーニングにつきましては、北海道教育委員会におきましても、その活用を推奨しており、道内では、石狩振興局の千歳市をはじめとした多くの学校において、特に英語の家庭学習用として活用しているほか、滝川市では本年度、学校の英語授業に取り入れ、教員や児童生徒の英語力アップを目指していることから、本市におきましても、教員の英語指導力や児童生徒の英語の理解度を高めるため、eラーニングの活用について検討してまいりたいと考えております。
再々質問 3番 松山教宗
最後に、改めて1点だけ再々質問させていきたいと思います。まず、都市計画マスタープランの一部改正についてでありますが、ご答弁の中で、特に本市の農業の実態を考えた場合、高齢化や担い手不足、加えて、国際的にはTPPへの算入など、さまざまな諸問題を抱えている現状にあります。このような現状を踏まえ、本市における農業にとって、将来的に優良な農地を確保する取り組みにつきましては、大変意味があるものだと考えます。よって、このたびの都市計画マスタープランの一部改正につきまして、速やかに実施されるとのことでありますが、その場合、今後、茶志内地区の用途地域縮小に向けた取り組みについて、どのような手続きを行っていくのか、そしてその結果、いつごろ用途地域の縮小が完了するかについて、再度お伺いいたします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
松山議員の質問にお答えいたします。今後の茶志内地区の用途地域縮小に向けた取り組みについてでございますけれども、茶志内地区の用途地域縮小に向けた取り組みにつきましては、北海道との協議が必要なことから、現在、調整を行っており、平成 32 年2月に申請を行う予定となっております。また、用途地域の縮小決定につきましては、平成 32 年 10 月を予定しているところでございます。