美唄市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月12日
(1)債権管理条例について/(2)美唄市人口ビジョンについて/(3)表彰について/(4)公共施設等総合管理計画について/(5)危機管理について
2016年9月12日、美唄市議会の一般質問で、山崎一広議員が「債権管理条例について」「美唄市人口ビジョンについて」「表彰について」「公共施設等総合管理計画について」「危機管理について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平が答弁しました。
- 質問者
- 山崎一広 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 山崎一広
平成 28 年第3回市議会定例会にあたり、大綱5点について、市長並びに教育長にお聞きいたします。大綱の1点目は債権管理条例についてであります。本市の現状について伺います。近年、カードローンや携帯電話料金、通信カタログ販売、パチンコ依存症などで、支払いが困難となり、自己破産する方々が増えてきておりますが、自己破産したものの、自宅や公共料金等、いわゆる債権がそのままになり、残っている状況が見受けられますが、民法上の時効の成立には、時効の援用がないと時効が成立しないので、退去者で行方不明者や死亡生活保護者、自己破産したものの債権がそのまま残っているのが現状です。そこで、なぜ債権管理条例が必要とされるのか、時効経過後に当事者、いわゆる債権者・債務者が時効の利益を享受するかどうかは、民法第 145 条債務者が支払うと債務者の時効の利益が失われます。債務者から免除として権利放棄することで、債権が消滅する公債権は、時効の利益を当事者に任せる不安定な状態におかず、債権・債務を早急に収束させ、時効の援用には必要なく、行政側で判断できるように、時効により消滅すると規定されております。時効が経過しても債権が消滅していない以上、不安定な状態を解消し、見込みのない債権を解消させるため、権利放棄が必要であり、権利放棄は自治体の財政上の権利を消滅させる意思表示であり、議会の議決が必要であり、一定の事由が求められるのです。自力の執行権のない司法上の債権、公共料金や水道料使用料など、消滅時効については、民法の規定が適用となり、時効の援用が必要となり、債権・債務は消滅せず、債権管理上、さまざまな問題が生じてきます。この債権を不納欠損処分、いわゆる債権放棄や免除とするには、先ほど言いましたが、原則、議会の議決が必要ですが、債権管理条例の制定について、近隣他市の現状と本市ではどのようになっているのか、その比較とあわせて、今後どう取り組んでいくのか伺います。大綱の2点目は、美唄市人口ビジョンについて、本市の現状について、1つ目に、移住・定住対策の取り組みについてでありますが、これまでの過疎対策として、大都市への人口流出などの社会減が問題となっていましたが、現在では、社会減と自然減が同時に発生しており、人口減少対策は待ったなしの状況との危機感を持つことが大事であります。移住・定住を促進する上で最も重要と考えているのは、移住を希望される方への相談体制の充実です。また、子育て対策を同時に取り組むことも重要であると考えていますが、大事なのは、移住を希望される方々の視点に立ち、さまざまな施策を検討していく必要があります。市長は、コアビバイの中にサイクリングの観光発信として、ツアー事業会社の支店を開設、また、旧ダム事務所住宅を改修し、市外からの観光客の受け入れにご尽力されており、評価するところでありますが、そこでお伺いします。本市のこれまでの取り組んできた内容と短期滞在のちょっと暮らしや移住を検討されている方の問い合わせは何件あったのか。また、新築住宅などを購入した方に対する助成制度の昨年度 27 年度の運用実績と今年度、現在までの状況について伺います。さらに、今後における新たな施策・取り組みがあればお聞きいたします。その2つに、コンパクトシティについて伺います。その1、地域公共交通網形成計画です。住生活基本計画との整合性についてですが、日本の人口は 2008 年、平成 20 年を境に、人口減少局面に入り、今後、加速的に高まっていくことが見込まれており、国立社会保障・人口問題研究所によると、2040 年頃には毎年100 万人程度減少すると推計されております。このため、国は平成 26 年にまち・ひと・しごと創生法を制定し、美唄市人口ビジョンでは、国のまち・ひと・しごと創生長期ビジョンの趣旨に基づき、本市における人口の現状の分析を行い、人口に関する地域住民の認識を共有し、今後、目指すべき将来の方向と人口の将来展望を提示したものですが、3月の定例会でもお聞きいたしましたが、現在の市街地を基本として、用途地域の見直しを行い、コンパクト構想の策定に 29 年度中に取り組むといわれましたが、3月までに策定されました美唄市地域公共交通網形成計画では、ニーズや課題として、土地利用、人口減少、高齢化、公共施設、マスタープランなどをあげており、12 号線の中央バスや市民バス西・東線、乗合タクシーなど、さまざまな観点から検討する必要があると謳っており、さらには、美唄市住生活基本計画では基本目標の3つ目でいわれておりますコンパクトなまちづくりの方向性に対応した住環境づくりと謳っており、これら2つの計画と、どのように整合性を図り進めていくのか、現状をどのようにとらえているのか伺います。その2つに、旧美唄工業高校校舎の解体時期についてです。来年度、解体時期は実際いつごろになるのか、どのような話で進んでいるのか、あわせてグランド横の教職員住宅について、道が検討するといわれておりましたが、その後どのようになっているのか、また、尚栄高校野球部がグランドを野球部専用グランドとして活用しており、校舎は仮に解体してもグランドは残すべきと考えますが、今後、どのようになっていくのか、現時点でよろしいので、現状についてお聞きいたします。大綱の3点目は表彰についてであります。市政功労、栄誉を讃えて、市民栄誉賞、名誉市民についてお聞きします。それぞれの対象者を関係課で選考し、そして審議会等を経て決めていくものと承知しておりますが、改めてお聞きします。これら受賞される方々を表彰するにあたり、どのような選考基準・方法で表彰していくのか、お聞きします。大綱の4点目は、公共施設等総合計画について伺います。1つ、公共施設計画について、その1つとして、市営球場の改修計画についてでありますが、市営球場の改修計画は、今後どのようになっていくのか、来年度以降の計画が現段階でわかれば教えていただきたいと思います。その2つに、市営球場以外、その他公共施設、スポーツ施設とも含み、広域的使用の考え方について、私はさまざまな公共的施設を整備していくには、莫大な資金が必要であり、人口ビジョンでもいわれているとおり、人口減少が一層進む中において、お金をかけて整備するより、各種スポーツ施設等を中心に他の公共施設の近隣市町と連携を図り、利用方法や整備内容を含め、協議していく必要が大事と考えております。莫大な費用をかけず修繕や修理を最小限に抑えて進めるべきと考えますが、そのことの考えについてお聞きいたします。3つ目に、公共施設等総合管理計画の策定状況についてお聞きします。大綱5点目は、危機管理についてであります。市内の空き家対策について、平成 26 年4月に美唄市空き家条例適正管理に関する条例が施行されましたが、1年半を経過し、昨年の冬は平年並みではありましたが、近年の降雪状況を見ますと、大変危険な建物が多く見受けられますが、空き家に関する相談や情報提供など、近所に住まわれている方々からの問い合わせが何件あったのか、現在までの空き家の適正管理の条件について伺います。その2つに、障害者施設の不審者状況についてであります。記憶にも新しい神奈川県相模原市で起きた障害者施設での事件は、戦前戦後の日本で起きた殺人事件で最悪の事態として多くの方々の心を震撼させたことはいまだに記憶に残っており、亡くなられた方々には無論、関係者各位に心からご冥福を申し上げるとともに、二度とこのような事件が起きないことを強く望むものであります。そこでお聞きします。本市においても、同様な施設が多くあることは承知しておりますが、この事件後、国や道、さらに本市では、どのような対策がとられているのか、お聞きします。その3つに、市内の小中学校、幼稚園、保育所等への部外者侵入についてであります。前段申しましたことと同様に、市内の小中学校、幼稚園、保育所等への部外者侵入についての対策を講じておられるのかお聞きします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
山崎議員の質問にお答えいたします。初めに、債権管理条例について、本市の現状についてでありますが、債権管理条例につきましては、美唄市では制定しておりませんが、行政債権には、公債権と私債権があり、公債権の主なものといたしましては、市税となりますが、法律により課税・徴収・滞納処分・債権消滅までを自立執行することができることとなっております。それに対し、私債権である住宅使用料や水道料金等は、滞納処分をするためには、裁判所への手続きが必要であり、債権消滅には、民法上の規定が適用となるため、債務者からの時効の援用がされなければ、消滅処理ができないこととなっております。そのため、将来的に収納が不可能であると判断されても、債務者からの援用がされなければ、不良債務として残ってしまうという問題点がございます。このことから、私債権につきましては、収納を第一としながらも、消滅時効までを規定した条例の制定が必要であると考えているところであります。他市の現状といたしましては、全道 35 市の6割にあたる 20 市が条例を制定しており、空知 10 市の制定状況につきましては、6市が条例制定済みであり、2市が管理マニュアルがありで条例なし、残りの2市が私債権の統一した管理マニュアルも条例もなしという状況であります。今後の取り組みにつきましては、現在、私債権の担当課による管理条例制定に向けた打ち合わせ会議を数回行っており、内容といたしましては、収納業務を確実に進めるために、各滞納者の状況を記載した台帳整備をすることを中心に話し合いを進めており、その結果として、収納が不可能と判断されたものに対しては、条例により債権の消滅を行うということができるように協議を進めているところであります。このため、条例の制定につきましては、今年度中に議会への上程を予定しているところであります。次に、美唄市人口ビジョンについて、本市の現状についてでありますが、移住・定住対策の取り組みにつきましては、昨年度策定した本市の人口ビジョンでは、少子高齢化や地域経済の影響により、自然減や社会減が今後も継続することが推計されておりますことから、移住・定住の促進を図ることは、まちづくりを進める上で大変重要であると考えております。そのため、美唄市移住・定住推進協議会の皆様方と一緒に、ちょっと暮らしの取り組みや大阪での北海道暮らしフェアへの出展のほか、市内企業 23 社の市外に居住されている従業員の方に対する移住・定住に関する意識調査や新築住宅等の購入に関わる助成制度のPR活動など、積極的な情報の発信や収集に努めてきたところであります。また、子育て世帯をはじめとした転入者の増加を図るため、新築住宅等を購入した方に対する助成制度に関して、本年度から 15 歳未満の子が3人以上含まれる場合に、3人目以降、1人につき 10 万円を加算し、制度の拡充を行ったところであります。次に、ちょっと暮らしについてでありますが、昨年度は、神奈川県や愛知県、大阪府から計 11 組、18 名の方が 303 日間滞在し、本年度は、和歌山県や大阪府、島根県などから計9組、12 名の方が 270 日間滞在する予定となっております。次に、移住を検討されている方からの問い合わせについてでありますが、昨年度は 13 件、本年度は6件の問い合わせがあり、そのうち、新築住宅等を購入した方に対する助成制度の運用実績につきましては、昨年度は、札幌市や岩見沢市、砂川市などから5世帯 10 名が転入し、新築住宅2件、中古住宅3件の助成を行ったところであり、本年度は3件が手続きに向けて検討されている状況となっております。次に、今後の新たな取り組みについてでありますが、協議会の皆さんと一緒に、旧美唄ダム事務所公宅を活用したちょっと暮らしや空き家バンクの創設に向けた検討など、移住・定住の促進に向けて取り組んでまいりたいと考えております。次に、コンパクトシティについてでありますが、将来の人口規模に見合ったコンパクトな市街地形成に向けて、将来にわたって地域の活力を維持し、子育て世代、高齢者または障がい者が安全で安心して暮らせるコンパクトシティの構想を策定するため、「美唄市コンパクトシティ構想策定庁内検討委員会」を設置して、現在、策定をとり進めているところであります。構想の策定にあたりましては、魅力あるまちづくりを進めるため、市街地周辺に点在する各地域への公共交通網を整備する「美唄市地域公共交通網形成計画」や、まちなか居住を促進する「美唄市住生活基本計画」との整合性を図り、さらなるまちなかのにぎわい創出に取り組んでまいります。次に、旧美唄工業高校校舎の解体時期についてでありますが、北海道教育委員会では、昨年度に建設年次の古い実習棟の解体を行い、残りの管理棟につきましては、来年度の解体工事に向けて、本年度において、解体の実施設計を行っていると伺っております。また、教職員住宅につきましては、グランド北側の8棟 22 戸は4戸が入居され、西側の2棟4戸は1戸が入居されており、入居のない住宅につきましては、売却や取り壊しの予定は現在のところないと伺っております。また、グランドにつきましては、校舎の解体とあわせ、バックネットや周囲のフェンス、付帯設備等を含め撤去を行い、更地にすると伺っているところであります。次に、表彰について、市政功労、栄誉を讃えて、市民栄誉賞、名誉市民の表彰する選考基準と方法についてでありますが、初めに、「市政功労」につきましては、美唄市顕彰条例に基づき、地方自治や社会福祉、産業や教育・文化等に多大な功績のあった原則 65 歳以上の方を対象に、美唄市顕彰条例施行規則に定める表彰基準等をもとに選考し、経営会議に諮った後、美唄市政功労者表彰審議会からの答申を踏まえ、決定しているところであります。次に、「栄誉を讃えて」及び「市民栄誉賞」につきましては、美唄市表彰規則に基づき、表彰基準運用内規をもとに候補者を選定しており、「栄誉を讃えて」では、主にスポーツや文化などの分野で輝かしい活躍をし、その功績が顕著な方を対象に決定し、「市民栄誉賞」では、郷土の誇りとなる業績をあげ、広く市民から敬愛され、市民に明るい希望と活力を与えた方を対象に、経営会議に諮り決定しているところであります。次に、「名誉市民」につきましては、美唄市名誉市民条例に基づき、永年、本市に居住を有する方または本市に特別ゆかりの深い方で、公共の福祉を増進し、学術、技芸、その他広く社会文化の振興または地方自治の進展に寄与し、その功績が卓絶であり、市民の尊敬を受ける方を対象に選考し、市議会の同意を得て決定しているところであります。次に、公共施設等総合管理計画について、公共施設計画についてでありますが、初めに、「公共施設の広域的使用の考え方」につきましては、現在、策定中の公共施設等総合管理計画における施設の管理運営面で申し上げますと、人口減少などを背景として、市税や交付税など、歳入予算に影響を及ぼすことが推計されておりますことから、施設の建てかえや長寿命化のほか、維持管理に要する今後の方針につきましては、施設のあり方も含め、検討を行うことが重要であると考えております。次に、公共施設等総合管理計画の策定状況についてでありますが、昨年度策定した公共施設白書につきましては、4月に開催した「公共施設シンポジウム」や7月の「自治組織代表者会議」、「まちづくり地区懇談会」の場で、公共施設の現状につきまして説明をさせていただき、意見交換を行ったところであります。今後は、公共施設等における全般的な管理のあり方について庁内で整理を行い、計画の素案として、パブリック・コメント手続きを経て、計画の策定を予定しているところであります。次に、危機管理について、市内の空き家状況と対策についてでありますが、平成 26 年4月に「美唄市空き家等の適正管理に関する条例」が施行されて以降、空き家の近隣にお住まいの方などから、管理不全の空き家についての相談や情報提供が、平成 26 年度は 33 件あり、そのうち、所有者に対応していただいたのは 16 件で、内訳といたしましては、破損箇所の修繕や雪庇、雪下ろし等が4件、解体撤去が 12 件、平成 27 年度は 61 件あり、そのうち対応していただいたのが 14 件で、内訳といたしましては、破損箇所の修繕や雪庇、雪下ろし等が 11 件、解体撤去が3件、平成 28年度は8月末現在で相談が 12 件あり、修繕対応していただいたのは2件となっているところであります。なお、条例施行前の平成 25 年度につきましては、70 件の相談があり、そのうち対応していただいたのは 10 件で、内訳といたしましては、破損箇所の修繕や雪庇、雪下ろし等が9件、解体撤去が1件となっております。また、条例に基づき助言及び指導を行った結果、修繕や雪下ろし、あるいは解体撤去まで対応していただいた実施率は、平成 26 年度は 48%、平成 27 年度は 23%、平成 28 年度は17%となっており、いずれも平成 25 年度の14%を上回っており、条例の施行により空き家所有者の空き家に対する適正管理の意識を高める効果が出ているものと考えております。なお、助言及び指導を行った空き家所有者の中には、相続や経済的な問題を抱えている方もおられ、直ちに危険除去対応を実施していただけないものの、時間をかけて対応していただいている方もいらっしゃいますので、引き続き、根気強く助言・指導を行い、空き家の適正管理に努めてまいりたいと考えております。次に、障害者施設への不審者対策についてでありますが、平成 28 年7月 26 日未明、神奈川県相模原市の障害者支援施設におきまして、多数の入居者が殺傷されるという痛ましい事件が発生いたしました。このことにつきまして、北海道を通じて厚生労働省から通知が出され、各社会福祉施設等に対し、改めて、日中及び夜間における施設の管理・防犯体制や、緊急時の対応及び通報体制の構築など、管理者の安全確保を徹底していただくよう注意喚起されたところであります。本市といたしましても、市が認定している基準該当サービス事業所である「びばい社協かがやきデイサービスセンター」並びに「社会福祉法人渓仁会デイサービスセンターすまいる」に対し、入所者等の安全確保と施設利用者やご家族への配慮につきまして、文書によりお願いしたところであります。次に、保育所等への部外者侵入対策についてでありますが、ピパの子保育園では、保育時間中の玄関ドアは施錠されており、部外者の侵入を未然に防ぐ防犯対策として、カメラ付きインターホンで来園者を確認してから入園できるよう、職員室で開錠を行うとともに、各保育室や廊下に設置した監視カメラのモニターにより、子どもたちの安全を見守るなどの対策を講じているところであります。また、そのほかの公立保育所等におきましても、保育時間中の玄関は施錠し、来客があった場合には、必ず確認してから対応するなど、安全対策に努めているところであります。
答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)
山崎議員の質問にお答えいたします。初めに、市営球場の改修計画についてでありますが、本年6月に市営球場改修工事の実施設計委託業務を発注し、明年3月に納品の予定となっています。来年度以降の計画といたしましては、この実施設計に基づき、平成 29 年度に本部棟、バックネット及びダックアウトの改修工事を予定しており、平成 30 年度にはバックスクリーン、スコアボード、1塁側及び3塁側観覧席並びに外周フェンスの改修を、平成 31 年度には、内外野グラウンド及び駐車場等の外構工事を予定しているところであります。具体的な工事の実施年度につきましては、球場の休止期間の短縮などを考慮しながら、国との調整を行い、さらに詳細な検討をしてまいりたいと考えております。また、財源となる国の社会資本整備総合交付金の確保が重要でありますので、今後も全力をあげて取り組んでまいりたいと考えております。次に、小中学校、幼稚園の部外者侵入対策についてでありますが、小中学校については、課業中は施錠を基本とし、来校者については、インターホンや受付窓口により、用件や身元を確認するなどをした上で対応をしています。また、夜間・休日等については、警備会社による機械警備により、外部からの侵入防止の対策を講じているところでございます。各学校においては、不測の事態に備え、学校経営計画の中で、不審者侵入時の対応方法などを整備し、教職員の役割分担や緊急通報の仕方などを確認しているとともに、美唄警察署のご協力をいただき、毎年、防犯訓練を実施しているところであります。緊急事態が発生した場合は、あらかじめ決めている緊急放送等により、児童生徒を避難させるとともに、110 番通報をし、安全確保を期すこととしております。次に、栄幼稚園につきましては、毎年、不審者対策訓練を実施しているほか、園への来訪者に対しては、保育室側のドアを施錠し、インターホンによる応対により、用件や身元の確認などをした上で対応しております。栄幼稚園は、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄と同じ建物の中にあり、オープンな状況にもありますので、緊急事態が発生した場合には、ワイヤレスインターホンにより、2階の「市民ギャラリー事務室」のNPO職員と連絡をとりあい、迅速な対応を図ることとしております。また、小中学校と同様、あらかじめ決めている緊急放送等により、園児を避難させるとともに、110 番通報し、安全確保を期すこととしております。
質問 8番 山崎一広
自席から何点かお聞きします。1点目、債権管理条例につきましては、今ほどご答弁いただきました。現状もわかりましたし、近隣の状況も把握しました。今年度中に制定に向けて議会に上げるということですので、ぜひ早急に進めていただきたいと思いますので、ご答弁はいりません。それと、2点目のコンパクトシティ、移住・定住についてですけれども、これも答弁はいりませんけれども、改めて別な機会でしたいと思います。例えば、今年8月に甲子園に出た深川のクラーク高校ですとか、隣のまちの三笠高校、スイーツなどであのように子どもたちが多く来るという、移住・定住とは違いますけれども、こんな部分もちょっと視野、頭に入れても良いかと思います。改めて新規就農者のアイデアも含めて、別の機会にお聞きしたいと思います。同じくコンパクトシティの地域公共交通の関係ですけれども、これは、美唄市人口ビジョンの中では、国のまち・ひと・しごと創生長期ビジョンの趣旨に基づいて、本市における人口の現状と分析を行い、人口に関する地域住民の認識を共有し、今後目指すべき将来の方向と人口の将来展望を示したものと書かれておりますし、また、人口ビジョンでは、4つの検討課題と4つの検討項目、それぞれ45 ページ、46 ページに書かれております。また、まち・ひと・しごと創生総合戦略では、4つの目標を掲げております。これら両計画との整合性を図っていくのは当然ですけれども、これはあくまでも私の案ですけれども、例えば、南美唄地区、東明・落合・我路地区、茶志内・日東地区、峰延・光珠内地区、そして大きく括った農村地区、最後に母町地区と、こういう6区域に分けて行っていくのも1つの手かと思います。持続可能な地域社会の構築に向けて、まちづくりについてどのように考えているのか、この辺もお聞きしたいと思います。同じく人口ビジョン、美工の校舎、これも別な機会で改めてお聞きしたいと思いますけれども、地域医療の問題からして、あそこを残すべきか残さないべきか、すでに取り壊すという話も先ほど伺いましたけれども、私に入ってきている1つの情報としては、今回の激甚災害といわれております水害等で、ひょっとしたら予算が来年つかないかもしれないという話も入ってきております。それはまた別にしましても、グランド含めて、どういう形が良いのか、再度もう1回、計画の中も含めて検討されてはどうかと思いますので、これも改めて別な機会にお聞きしたいと思います。大綱の3点目の表彰規定です。これは自治功労以外で、特に民生、産業、教育、その他、すべて 65 歳以上 20 年という勤続、経験年数20 年という基準、栄誉を讃えて、市民栄誉賞については現状で良いのではないかと思いますけれども、この 65 歳以上、単に経験年数20 年という基準もいかがなものかなと私は思います。それと、名誉市民、現在まで6名の方がおられます。ただ、条例の第2条で長年本市に住居を有するもの、または本市に特別ゆかりの深い者で、公共の福祉を増進し、学術、技芸、その他広く社会文化の振興または地方自治の進展に寄与し、その功績が卓絶であり、市民の尊敬を受ける者に対して、その条例の定めるところにより、美唄市名誉市民の称を贈ると書いております。ぜひともこの真ん中の方に書いております学術、技芸、その他広く社会文化の振興という部分も含めて、再度検討されてはいかがかと思いますので、その辺について再度お聞きします。大綱の4点目、公共交通も特に答弁はいりませんけれども、実は一昨日、市長に来ていただきまして、全道大会が市営球場でありました。先だっての8月 20 日・21 日、特にここの部分が1番酷かったかと思います。本部席につきましては、膝箇所よりも上に水が溜まりまして、中にある冷蔵庫が2台、池の中で浮いているように横になってプカプカとしておりました。グランドにつきましては、くるぶしまで浸かるくらい、ここは池だったのかなというぐらい非常に水はけが悪い、確かに集中豪雨ということで、酷い雨があったかとは思いますけれども、現状は職員に来ていただいて見ていただきましたけれども、これは酷いねということで、暗渠の水抜きの部分を含めて、バキュームで吸い上げてもらって、1つはきれいになりましたけれども、先だっての市長に来ていただいた土曜日・日曜日、金曜日も土曜日も早朝から連盟の方々が行って、水抜きも含めてきれいに試合ができるようにとり行われましたので、先ほどいわれました市営球場の改修について、3年間でやるということですので、その辺も十分考慮していただいて、連盟関係者、その他関係者と十分協議をして、ぜひ良いものを期待したい、改修していただきたいと思います。最後の大綱5点目です。これにつきましては、すでに新聞等でご存知かと思います。先月の8月6日の新聞だったかと思います。室蘭市で、空き家の行政代執行が行われたと、新聞に報道されておりました。解体自体は 100万から 200 万程度でしたけれども、土砂の撤去や土木工事で、作業費用が約 800 万まで膨らんだと。たった1軒解体するのに 800 万もかかるものといわれております。また、8月 19・20 日の深夜の大雨も含めて、毛布等の資材確保、保存・保管場所の現状も膨らむ費用ということで、本市の危機管理が非常に、この辺もあいまいになってきていると思います。ましてや、先ほど言った行政代執行、これをもし本市もやるような形になりますと、膨大な一般財源が持ち出しされて膨らむ一方だと考えますので、この辺は、ぜひとも美唄市の考え方をきちっとまとめていかないと、大変なことになってしまうと思いますので、今後、行政代執行しろということではないですけれども、1つの事案・事例が出てきますと、当然言われる部分があるかと思いますので、この辺も、もし仮に実施するにあたった場合は、美唄市の考え方も含めてお聞きしたいと思います。最後1点、市長に要望します。平成 25 年に国が進める国土強靭化(ナショナル・レジリエンス)、防災・減災の取り組みということで、会議所、特に食料備蓄拠点構想、そして本市のいわれているホワイトデータセンター構想、これら市民の財産、特に国民の命・財産を守る部分においては、本市の貴重な部分だと思いますので、道議、代議士とも連携を図りながら、国・道に早急に要求・要望していただきたい。これはご答弁はいりませんけれども、私から要望しておきます。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
山崎議員の質問にお答えいたします。初めに、コンパクトシティについてでありますが、構想の策定にあたりましては、母町地区及び郊外地の集落に、安心して住み続けられる持続可能な地域社会を構築するため、「美唄市公共交通網形成計画」において、公共交通ネットワークを強化して、効率的な交通網の形成を図り、各地区と市街地を結ぶことにより、郊外地に居住する市民の利便性の向上を図ってまいりたいと考えております。次に、「市政功労」及び「名誉市民」の選考についてでありますが、今後におきましても、市政の振興発展に、特に功績があった方を讃えるため、関係する条例に基づき、市政への功績内容や活動状況を審議するなど、制度の適正な運用に努めてまいります。また、「名誉市民」につきましては、社会文化の興隆もしくは市の発展に功績があった方を讃えるため、条例の制定趣旨を踏まえつつ、名誉市民制度の持つ意義と重要性に鑑み、慎重かつ適切な対応を図ってまいりたいと考えております。次に、行政代執行についてでありますが、本市では、「美唄市空き家等の適正管理に関する条例」により、管理不全な空き家の所有者に対して、助言または指導を行ったにも関わらず、必要な措置を講じなかった場合には、勧告を行いますが、さらに、勧告にも応じない場合には、履行期限を定めて、必要な措置を講じるよう命令を行えることとなっており、この命令にも応じない場合には、行政代執行を行うことができることとなっております。この行政代執行は、緊急性が高い危険な空き家を除去し、周辺住民の安全を確保する上で、有効な手段の一つであるとは思いますが、本市の場合は、所有者が不明である空き家も多く、また所有者が判明していても、解体費用を捻出するだけの資力がないと回答される方も多くおられます。さらに、人口減により空き家が増加傾向にあることから、それらに対応していくこととなりますと、大きな財政負担を伴うこととなります。このため、市民の安全確保に努めることは当然の責務ではありますが、自己責任で解体を実施していただいた方々との公平性、市の財政状況などを考えますと、行政代執行にあたりましては、慎重に検討していかなければならないものと考えています。