美唄市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月8日
(1)企画行政について/(2)救急搬送について/(3)公共的施設の利活用について
2015年9月8日、美唄市議会の一般質問で、山崎一広議員が「企画行政について」「救急搬送について」「公共的施設の利活用について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平が答弁しました。
- 質問者
- 山崎一広 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 山崎一広
第3回市議会定例会にあたり、大綱3点につきまして、市長並びに教育長にお伺いいたします。太平洋戦争の敗戦から 70 年を迎えた日本は、焼け野原からの再出発をし、奇跡の復興を遂げ、経済大国へと大きく成長し、世界の仲間入りをなし遂げました。しかし、記憶にも新しい 3.11 東日本大震災や福島第一原発事故などがあり、その道のりは決して平坦ではありませんでした。それでも、1度も戦争に加わらず、平和国家として歩んできており、その憲法に基づく平和主義、8月 15 日の終戦の日は、例年にも増して自覚したのは、平和の大切さと戦争を起こさない、参加しない、70 年の節目に改めて痛感したところであります。将来世代のために何を守り、何を引き継ぐのか改めて問われ、その積み重ねが政治の方向を誤らせず、確かな未来を開いていくものと確信しております。さて、初めに、大綱の1点目でございます。企画行政について、移住・定住対策と市内商店街の空き地についてでございます。第6期美唄市総合計画の第3楽章では「豊かな景観あふれるエコロジーなまちづくり」と称して、環境づくりやうるおいづくりを施策の柱に、市内の景観を向上させるため、町内会等で維持管理する花壇の数を増やし、と言っておりますが、現在、人口減少対策の1つとして、移住・定住施策を展開している一方で、市内商店街においては空き地が多く点在しており、景観も悪く、訪れる市外観光客には、良い印象を与えていないと思っているのは私だけではないと思います。そこで、2点についてお伺いいたします。その1つ目は、移住・定住対策の施策の取り組み状況と現状についてであります。本市が取り組んできた短期滞在のちょっと暮らしや、移住者が新築住宅等を購入した場合の助成について、昨年度と今年度の状況について伺います。その2つ目は、中心市街地の商店街における空き地の現状についてであります。以上2点、市長にお伺いいたします。企画行政の2点目は、公共施設の管理についてであります。全国的に言われております少子高齢化問題、本市においても昭和 30 年の国勢調査で、8万 8,667 人を記録し、人口減、いわゆる流出は止まることなく、本年3月末現在で、2万 4,000 人あまりとなり、推計では、2040 年には1万 3,400 人とまで言われております。社会環境の変化や私生活の変容、そして、食生活の変化とあらゆる面から生活をしていく上で、対応が追いついていけない現状の中、我が国においては、戦後の復興期から高度成長期にかけて、学校、公共住宅との公共施設や道路、上・下水道のインフラ資産が集中的に整備されましたが、これらが耐用年数を迎えつつあり、近い将来に多額の更新費用が必要となってきます。一方では、国土交通白書などにおいて、将来の更新費用が現在の更新に関する予算を超えて必要となることが示されておりますが、国、地方を通じて、財政状況は依然として厳しく、将来の更新や維持費用を確保していくことが困難になると考えられ、厳しい状況であります。こうした状況下の中で、各地方公共団体がそれぞれ保有します公共施設やインフラ資産の状況を把握し、対応を検討していくことにあたっては、国では、全国の自治体に対して、今後のまちづくりの中で、公共サービスを充実して行う上で、公共施設等総合管理計画を策定するよう要請があったとお聞きしております。そこで1つは、公共施設等総合管理計画の策定状況についてであります。市内の各スポーツ施設と市民会館などの文化施設、統廃合後の学校施設などの調査対象施設やその調査方法、今後の策定スケジュールについて市長にお伺いします。その2つ目は、これら公共施設等総合管理計画に含まれていない各スポーツ施設について、今後の改修の考え方について、教育長にお伺いいたします。大綱の2点目は、救急搬送についてであります。夜間、深夜の実態について、1つ、現状での夜間の救急体制と深夜勤務の実態についてお伺いいたします。かつて我路や南美唄には炭鉱病院があり、また、市内には数多くの個人病院もあり、各家庭では、かかりつけ医をもっており、市民の方々の健康で安心な生活が営まれていました。しかし、先ほど申し上げましたとおり、人口減と合わせまして、昭和 47 年の炭鉱閉山を境にこれら病院がなくなり、また、これと並行し、市立病院の経営は厳しいものとなってきたところでございます。このことから、市立病院、美唄労災病院との統合を進めてきましたが、平成 19 年の統合断念後、診療体制の再編に伴い、人工透析や救急窓口の体制を見直すなど、医療提供の確保に努め、平成 25年3月には、美唄市地域医療体制ビジョン、翌年の3月には再構築プランを策定した事が大きな成果であり、長年の課題であった市立病院の今後を占う大きな成果だったと思われます。しかし、現状は課題が山積しており、本市の地域医療は、とりわけ厳しい現実であります。そこでお聞きいたします。昼夜を問わず消防の救急車両が、各家庭からの電話等の救急要請に対し、砂川や岩見沢、時には札幌などに患者を搬送しているところでございます。記憶にも新しい本年6月の深夜、砂川の国道で起きました飲酒運転と暴走行為によります親子5人の死傷事故、起きてはならない、あってはいけない、本当に痛ましい交通事故でございます。その後、岩見沢や同じ砂川で、私たち同様の市議が飲酒運転で逮捕、大変残念であり、情けなく思います。これは本当に情けないと思います。今後、2度とあってはならないところですが、万が一、想定外を予想したとき、特に、深夜の事故、高速道路の事故も含め、現状での夜間の救急体制と深夜勤務の実態につきまして市長にお聞きいたします。大綱の3点目は、公共的施設の利活用について、旧美唄工業高校グラウンド横の道職員住宅の今後についてであります。戦前、戦後の工業高校といえば、札幌工業、函館工業、旭川工業、苫小牧工業、そして美唄工業と全道では5校しかなく、全国的に優秀な卒業生を輩出し、その名を高く極めてきたところでありますが、そのうちの1つであります旧美唄工業高校は、一昨年3月で閉校したところでございます。その歴史ある高校が、現在では、体育館を体育センターとして利用され、グラウンドにおきましては、美唄尚栄高等学校野球部が使用しておりますが、その道路を挟んで建てられております北側及び西側にあります道の教職員住宅についてお聞きいたします。ある市民の方から、「あの建物は道のものなの?それとも市に移管されているの?」と尋ねられました。現状では外観は確認できますが、内部については確認しておりませんことから、現時点でも道が所有していると思われますが、今後どうされるのか。解体するのか、旧校舎やグラウンドと同様、どのような進め方で行くのか。現在も若干名の方が入居されていることは確認できますが、現時点でよろしいので、どのような状況なのか教育長にお聞きします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
山崎議員のご質問にお答えいたします。初めに、企画行政について、移住・定住対策についてでありますが、短期滞在のちょっと暮らしについては、昨年度は、東京都や神奈川県、愛知県、兵庫県、高知県から9組、17 名の方が、滞在日数で 217 日間、滞在いたしました。本年度は現在、神奈川県や愛知県、三重県、大阪府などから8組、14 名の方が、滞在日数で 218 日間、滞在の予定であります。また、新築住宅等を購入した方に対する助成の状況について、昨年度は、道外は、群馬県や愛知県から、道内では、札幌市や北広島市、滝川市などから9世帯 16 名が転入し、新築住宅1件、中古住宅8件の助成を行ったところであります。本年度については、問い合わせが 10 件あり、そのうち1件が申請に向けて準備を行っているところであります。次に、中心市街地の商店街における空き地の現状についてでありますが、美唄大通り商店街が5カ所、昭和商店街が1カ所となっているところであります。次に、公共施設等総合管理計画の策定についてでありますが、はじめに、調査の対象については、100 平方メートル以上の市有建築物とし、市内の各スポーツ施設では、総合体育館や温水プール、サン・スポーツランド管理棟、美唄国設スキー場レストハウスなど、文化施設では、市民会館や公民館、図書館、郷土史料館、アルテピアッツァ美唄など、統廃合後の学校施設は、茶志内小学校や光珠内中央小学校、東栄小学校などを調査の対象としております。次に、調査の内容についてでありますが、老朽化の状況や利用状況などの現況調査や総人口、年代別人口の推計調査、施設の維持管理・修繕・更新等に係る中長期的な経費の見込みに充当可能な財源の調査を行うこととしております。次に、今後の策定スケジュールについてでありますが、本年度中に公共施設のデータベースを構築することとしており、来年度は、公共施設等をテーマとしたシンポジウムを開催し、今後のインフラ全体の適正な維持管理等の必要性などを市民の皆さんと共有しながら、基本方針を策定する予定であります。次に、救急搬送について、消防の勤務体制についてでありますが、消防隊2隊の体制で、1隊の最低勤務者数を 11 名とし、そのうち、救急隊につきましては、昼夜を問わず2隊の6名体制で対応しております。救急の内容によっては1隊4名での出動や、救急支援のため消防隊も出動するなどし、各種の救急要請に対応しております。
答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)
山崎議員の質問にお答えいたします。公共施設の管理についてでありますが、公共施設等総合管理計画に含まれないスポーツ施設といたしまして、市営野球場やサイクリングロードなどがあげられます。スポーツ施設全般につきましては、現在策定中の第6期美唄市総合計画後期基本計画に基づき、人口減に伴う整理・統合も念頭に入れつつ、計画的な改修を進めてまいりたいと考えております。またサイクリングロードにつきましては必要性の検討を、さらに市営野球場につきましては計画的な改修をしてまいりたいと考えております。次に、旧美唄工業高校の教職員住宅についてでありますが、市道新川通りを挟み、北側に8棟 22 戸、南側のグラウンド横に2棟4戸、全体で 10 棟 26 戸あります。現在、北側の住宅については入居者はなく、南側のグラウンド横の住宅については2戸入居されております。今後の取り扱いにつきましては、道内部での利活用について検討していると伺っております。
質問 8番 山崎一広
自席より何点か質問をさせていただきます。まず初めに、移住・定住でございます。空き地も含めてですけれども、1点目の移住・定住。現在、美唄市でも重要課題であります人口減対策の1つに移住施策に取り組むということで言われております。環境に配慮した循環型社会の理解ということで、より一層高めていく意味もあると思います。自宅にガーデニングを希望する方々に対して、堆肥化施設の堆肥・肥料を無償で提供するなど、住民一体となった美しいまちづくりを進めるべきと考えます。先日、所管事務調査でエコの丘びばいに行きました。堆肥化施設を見てきましたが、においもなく、非常に良い堆肥もできていると伺いました。また、未来会議の方からも提言をいただいたと伺っております。同様にガーデニング、緑化ということで言われていると思います。市長の公約にもありますエコ、循環型社会の形成にもつながると考えますことから、堆肥化施設の肥料を無償で提供するなど、住民一体となったまちづくりを進めるべきと考えますけれども、再度市長のお考えを伺います。続きまして2つ目の、中心市街地の商店街ですけれども、大通りを含めて5カ所、昭和商店街で1カ所ということで、かなりの数があろうかと思います。これらの空き地の緑化に向けて、当然、民地であると考えますので、行政が手を加えるということは非常に難しく、困難であると思いますけれども、今年だけを言いますと、まちなか含めてさまざまなイベントが開催されてございます。6月には企業クラブのビールまつり、ハモビバ、そしてまちなか交流と合わせまして、駅前の大通りびっくりナイター等々、本来の大きな祭りでもあります歌舞裸まつり、そして先だって行われましたJAまつり。特に、まちなかのイベントにおきましては、まちの印象や商店街の環境づくりの意味においても中心市街地の賑わい創出にもつながると思われることから、何らかの策を講じるべき、特に緑化ということで考えていますが、改めて市長のお考えについて、お伺いいたします。2点目、公共施設の管理についてでございます。総合計画についてですけれども、市民会館につきましては、昭和 44 年建設、すでに46 年も経過しております。4年後には 50 周年を迎えると思います。そんな部分で、予算的なものも含めて今後どうされるのか。過去におきましては、PMF、自主文化事業の公演も行っていたと伺っております。予算がなくできなくなった現状もありますけれども、市民会館の今後について、市長にお伺いしたいと思います。また、これらに含まれないスポーツ施設、特に野球場です。私も野球をやっております。昭和 48 年のオープン以来、42 年が経過してございます。傷みが進みまして、バックネットやベンチ、本部席、特にコンクリートが劣化して、本当にひどい状態、教育長も見ておられます。市長も当然見ておられると思います。だましだまし使っているのが現状で、今後の改修の考え方について伺います。また、先ほど教育長からもご答弁ありました、サイクリングロードですけれども、55 年開設ということで、35 年も経過してございます。先ほど同僚議員からもありましたけれども、道道美唄富良野線が開通しますと、当然ここは非常に目につく場所かと思います。先ほど言いました駅舎も含めて、これをどのように活用していくのか。特にサイクリングロードは駅舎からスタートとなっていると思います。他の施設同様、どのように整備していくのか、早急な検討が必要と思われますけど、再度教育長にお聞きしたいと考えます。それと2点目、救急搬送でございます。ご答弁いただきましたけれども、せき損センターにあるドクターヘリ、現状を聞くところによりますと、敷地内からセンターまでわずか数 100 メートルで、土日だけですけれども、消防の救急隊が行っていると伺ってございます。運転士がいない土日だということで、勤務する人がいないということは当然わかりますけれども、確か市立病院は、職員が出払っているときは別の職員が対応していると伺ってございますので、この辺も実態はどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。また、答弁での現状の人数、これで良いのかもしれません。ただ先ほど言いました想定外を予想したとき、現実では足りないのではないかと思います。市民の生命、財産、安心は図られないのではないかと思います。明日は救急の日でございます。そして、今年、確か女性職員が1人採用されたかと思います。来年度に向けて1名採用予定とも伺っておりますけれども、今年入りました女性隊員・職員は、非常に評判も良いです。女性ということで、手厚い看護を含めて心配りができ、当然かと思います。そんな部分も含めて、現状ではまだまだ足りないのではないかと思いますので、再度、市長のお考えをお聞きしたいと考えます。それと、一番最後の美工の道職員住宅の今後については、わかりました。ただ、道は検討中ということでございますので、これはご答弁、教育長いりませんけれども、もし、検討された結果を含めて、「美唄市さんで活用法を考えてください」というようなことがあれば、いずれかの機会に議会にも示してほしいと思います。一部、企業の方で、社員の住宅として使いたいという相談も私に来ております。そんな部分の活用も含めて、議会、我々の立場にも、市民の方々にも、道から見解を含めて出たときには、当然、道のものということで「壊します」「更地にします」と言われればもうそれまでですけれども、活用方法を含めて投げかけがあったときには、我々にもご相談願いたいと思います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
山崎議員の質問にお答えいたします。初めに移住された方に対する堆肥の提供についてでありますが、今後、市の移住・定住推進協議会の皆さんと連携を図りながら、取り進めてまいりたいと考えております。次に、商店街の空き地対策についてでありますが、各商店街に点在する店舗跡地については、一部については、駐車場や商店街のイベント会場として利活用されているものの、個々の所有者が維持管理していることから、市として緑化対策を行うことは困難な状況にあります。いずれにいたしましても、商店街の空き地対策は、中心市街地の賑わい創出につながることから、今後、相談や問い合わせがあった場合は、国などの空き地・空き店舗等の支援策の活用について情報提供してまいりたいと考えております。次に、公共施設の管理についてでありますが、市民会館の整備については、現在策定中の公共施設等総合管理計画で基本方針を策定してまいりますが、具体的な整備手法や実施年度について教育委員会と検討を行ってまいります。次に、せき損センターの敷地内搬送についてでありますが、土日や祝祭日に、せき損センター内に救急車の取り扱いが出来る職員がいない場合、救急隊に要請が来る事があります。また、消防職員の人員確保についてでありますが、日中はもちろん、夜間や土日祝祭日に出動が重なり消防隊員が不足する場合は、市民の安全・安心の確保のため、非番職員等を召集し、体制を整えているところであります。
答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)
山崎議員の質問にお答えいたします。スポーツ施設についてでありますが、市営野球場につきましては、昭和 48 年に建設以来42 年を経過し、全体的に老朽化が進んでおり、平成 23 年度に実施した調査で、緊急性が高い改善箇所が指摘されたことを受けまして、平成 25 年度に「美唄市公園施設長寿命化計画」を策定し、この中でバックネットや本部席など必要な改修を予定しているところであり、国や道との協議を経て、整備の手順や実施年度を具体的に検討していくこととしております。また、昭和 55 年に開通いたしましたサイクリングロードにつきましては、35 年が経過し、シーズン前に土砂や折れ枝、落ち葉等の清掃を行っているものの、樹木の根や雑草による路盤の傷みが進み、亀裂や段差も生じ、利用者の安全確保の面で難しい状況となっております。そのため、路面の維持のために全面的な改修をすることは困難と見込まれます。従いまして、サイクリングに関しましては、近年、市内の道路整備が進んでいることや、サイクリング愛好者の皆さんの広域的な走行への志向がうかがえることなどに鑑み、市内道路網を活用したサイクリングコースの設定を検討していくこととしております。