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美唄市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月8日

(1)旧専修大学北海道短期大学について/(2)市営墓地の管理と今後の運営について/(3)市内の2高校について

2015年9月8日、美唄市議会の一般質問で、吉岡文子議員が「旧専修大学北海道短期大学について」「市営墓地の管理と今後の運営について」「市内の2高校について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平が答弁しました。

質問者
吉岡文子 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 吉岡文子

2015 年第3回定例会にあたり、大綱3点にわたり、市長及び教育長に質問をいたします。質問の前に一言申し上げます。戦争法案が国会に提出されて4カ月近く、衆議院で採決が強行され、参議院に送られてからでも2カ月近く経つのに、国民は、安倍政権の説明に納得するどころか反対の声はますます広がり、各地各界で空前の反対運動が巻き起こっています。どの新聞、テレビの世論調査でも、反対は過半数に上り、今国会で成立させるべきではないという声は、7割以上に上っています。「政府は説明不足」という声が、8割以上から減らないのも、法案の中身がわからないからではなく、国会で審議すればするほど、危険な中身が明らかになるからです。強まる一方の反対の声に対し、安倍政権はまともに説明するどころか、抑え込むのに必死です。憲法学者や法律の専門家からさえ相次いだ憲法違反の指摘に対し、安倍首相は、違憲かどうかを決めるのは最高裁だと開き直りました。ところが今や当の最高裁の元長官からさえ、集団的自衛権の行使を認める立法は、憲法違反と言われる始末です。言い逃れは通用しません。安倍首相らは国民に説明すると言いますが、肝心の説明自体が二転三転しています。なぜ集団的自衛権を行使する必要があるのかの説明で、安倍首相は、母親が幼子を抱いたパネルを示しながら、アメリカの艦船による邦人輸送を例に挙げましたが、中谷防衛大臣は、アメリカの艦船に日本人が乗っていなくても集団的自衛権行使は有り得ると言いました。ホルムズ海峡の機雷掃海も当のイランが機雷封鎖は有り得ないと言い出しています。これでは、いくら安倍政権の説明を聞いても、国民が納得できないのは当然です。戦争法案に対する国民の批判や反対を理解不足や誤解と決めつける安倍政権の主張は、もともと持ち出すこと自体許されなかった憲法違反の戦争法案への支持が広がらない責任を、国民になすりつける不当なものです。まともな説明さえできなくなった法案は、廃案にするしかないと考えます。質問に入ります。大綱の1点目は、旧専修大学北海道短大についてお伺いをいたします。学生の姿が大学からなくなって2年半が過ぎました。備品の譲り渡しや農場の無償譲渡など、短大をめぐる状況について、単発的には聞き及んでおりますが、改めて現況はどのようになっているのかお聞きいたします。この点については、平成 25 年第3回定例会、26年第2回定例会でも同様の質問をしております。現在の旧専修大学北海道短大はどのようになっているのでしょうか。職員の体制や建物、かなり広大な面積の跡地の管理はどうなのか。学生が一人もいなくなり、当然のごとく文科省への廃校の手続きが進んでいると考えますが、完了したのでしょうか。また、裁判が行われていると認識しておりますが、裁判についてはどのような状況になっているのか、把握されておりますでしょうか。次に、施設・跡地の利活用ですが、先ほど申し述べましたように、第2農場については、過日の新聞報道で、美唄市農協への無償譲渡がされたと認識しておりますが、その他の施設・跡地については、どのようになっているのかお伺いをいたします。大綱の2点目は、市営墓地の管理と今後の運営についてです。現在の市営墓地の地区別の管理個数と貸し出し可能個数についてどのようになっているのか、お伺いをいたします。また、管理の実態という事で、今、地域で課題となっている空き家のお墓版とも言うべき管理されていないお墓は、どれくらい存在しているのか。通常の管理については、どのようにされているのかについても、あわせてお伺いをいたします。大綱の3点目は、市内の2高校について教育長に伺います。まず、現状について2高校の高校ごとの生徒数についてお伺いをいたします。また、生徒の出身が美唄市内・市外の割合については、どうなっているのかについてお伺いをいたします。次に、高校が存在する事の自治体への影響について、これは影響というと悪い意味にとらえられますが、そういうことではなくて、お伺いをいたします。かつて本市には4つの高校が存在しておりました。美唄東高校、美唄南高校、美唄工業高校美唄聖華高校です。これは私が認識しているところですけれども、現在は、美唄東高校と美唄南高校が統合されて、美唄高校となり、美唄工業高校が統合されて、美唄尚栄高校となり、市内には現在、美唄尚栄高校と、美唄聖華高校の2つの高校が存在しています。先日、道教委が示しました他の地域の高校再編計画が新聞に載っておりました。少子化でどんどん道内の高校が統合されています。今回は、空知地域は対象外となっていますが、少子化の進行に歯止めがかからない状況のもとでは、間口減などの手段がとられることも懸念されます。地域に高校が存在する事で、影響というか、貢献という点で、教育委員会は、このことをどのようにとらえておられるのか、お考えを伺います。今まではどちらかといえば、道教委から間口減などを発表されてから、地域が慌てて対策を考えるといった後手に回っていたという印象が強いのですが、これからは美唄市としては、市内の2つの高校は絶対になくさない、地域で守るといった態度で臨んでいかないと、2つの高校は守り切れないと考えます。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。はじめに、旧専修大学北海道短期大学について、現状についてでございますけれども、はじめに、管理状況についてでありますが、北海道美唄事務所として、学長のほか職員 7名により、短期大学の土地と建物等の維持管理を行っていると伺っております。次に、文部科学省への廃止手続きの状況についてでありますが、書類等の準備を進めており、現時点では書類等を提出していないと伺っております。次に、裁判の状況についてでありますが、現在、係争中のため、詳細な報告を受けていないところであります。次に、施設・跡地の利活用についてでありますが、はじめに、校舎等の建物の譲渡の状況についてでありますが、現在、問い合わせが1件あり、学校法人専修大学において、その方より利活用の内容等を聞き取りをしているところと伺っております。次に、第2農場についてでありますが、美唄市農業協同組合が本市の振興作物であるハスカップの生産拠点として活用するため、昨年 11 月4日に無償譲渡され、その後、第3農場は、市内の農業自営者の方に対して、本年6月 23 日に無償譲渡されたと伺っております。今後におきましても、同大学との意見交換の場などにおいて、さまざまな情報を共有するなど、必要な対応を行ってまいりたいと考えております。次に、市営墓地の管理と今後の運営について、市営墓地の地区別の管理数についてでありますが、市内に4カ所あります墓地の地区別の管理数につきましては、平成 27 年8月末現在で、光珠内墓地が 1,771 区画、峰延墓地が 221 区画、茶志内墓地が 810 区画、進徳墓地が 1,764 区画で、合計 4,566 区画となっております。また、今後の各市営墓地の貸し出し可能な区画については、光珠内墓地 121 区画、峰延墓地 82 区画となっており、茶志内墓地及び進徳墓地については、返還された区画があった場合、現地を確認のうえ貸し出しが可能な状況であれば貸し出しを行っているところであります。次に、墓地の管理状態についてでありますが、毎年、6月とお盆時期の前に各墓地の敷地内の草刈りやごみの収集・清掃を行い、必要に応じ、墓地敷地内の参道や側溝の整備等を行っており、進徳墓地につきましては、墓地前の通りは一車線で道路幅が狭いことから、お盆時期に交通整理員を配置のうえ、事故などの防止に努めているところであります。また、墓石はあるものの墓参りの形跡がない、あるいは、区画内の雑草の状況から判断し、管理が十分ではないと思われる墓については、光珠内墓地5区画、峰延墓地3区画、進徳墓地 30 区画、茶志内墓地 20 区画となっております。なお、これらの対応といたしましては、名義変更などの手続きがされていないなど、墓の名義人が不明の場合は、墓地埋葬法に基づく手続きを経て、最終的に撤去できることとなっておりますが、墓石の撤去費用や埋葬されているお骨の移設も必要となることから、課題となっているところであります。なお、今後におきましても、現地確認を継続しながら、必要に応じて、適切な管理に努めてまいりたいと考えております。

答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、市内2高校の生徒数についてでありますが、平成 27 年度の生徒数について、8月1日現在で申し上げますと、北海道美唄尚栄高等学校については、1学年 92 名、2学年75 名、3学年 104 名の合計で 271 名が在籍しています。北海道美唄聖華高等学校については、1学年 79 名、2学年 52 名、3学年 79 名、専攻科1学年 75 名、2学年 78 名の合計 363 名が在籍しております。次に、在籍生徒数の美唄市内・市外の内訳についてでありますが、北海道美唄尚栄高等学校は、在籍生徒数 271 名に対し、市内生徒は 157 名で 58%、市外生徒は 114 名となっており 42%。北海道美唄聖華高等学校は、在籍生徒数 363名に対し、市内生徒は 15 名で 4.1%、市外生徒は 348 名で 95.9%となっております。次に、市内高等学校の貢献や効果と受け止めてお答えをさせていただきますが、市内2校の高等学校では、それぞれ特色ある教育活動が行われており、地元からの進学、通学が容易にできることにとどまらず、高校生の文化、スポーツ面での活躍は、小中学生の目標にもなっています。高等学校は、生徒が自らの在り方、生き方を深く考え、将来の進路を選択し決定する能力や態度を身に付けるとともに、それぞれの興味・関心、能力・適性、進路等に応じて選択した分野の学習を深める場であり、望ましい勤労観、職業観の育成や社会奉仕の精神の涵養等により、未来を拓く主体性のある社会の一員として、その後の学習や職業生活、社会生活の基盤を形成する場でもあります。そのため、教育活動の中では、広く地域をフィールドとして活用し、小中学校との連携はもちろん、公的機関や企業、住民とのつながりが重要となってきます。また、食育をはじめ、福祉分野や環境保全、スポーツ振興、産業振興など、さまざまな分野・場面での生徒のボランティア活動やキャリア教育としての職場体験、あるいは実習等により、地域としても教育的・文化的な刺激を受けています。以上のようなことから、市内に高等学校があることにより、幅広い分野にわたる地域貢献やまちの活力づくり、活性化といった大きな役割を担っていただいており、加えて、教材等の調達や生徒、教職員による市内の消費など、市内経済への貢献も見逃すことができないものと考えています。

再質問 7番 吉岡文子

自席から何点かについて再質問させていただきます。まず大綱1点目の旧専修大学北海道短大についてですけれども、改めて市長の方から文科省への書類の提出は行っていないと聞いているということで、非常に、何といいますか常識では考えられない、手続きが完了してないっていうのはあり得ないのではないかなと、私は考えておりますけれども、これにはやはり、今係争中の裁判が影響しているのだと私は認識しております。専修大学北海道短期大学の学生募集停止報告書、この書面が文科省に対して専修大学から理事会の承認を得たという事で、提出されていたのだと思いますけれども、この報告書こそ虚偽の書面だったために、元の学長が、勇気をもって裁判を始めたということになっています。この元学長の裁判は今月 11 日、岩見沢の地裁で結審となるということですが、この元学長の裁判のほかにも8人の教員の方の裁判、副学長の裁判と、旧専修大学北海道短大をめぐっては、現在、3件の裁判が係争中ということになっています。振り返ってみますと、美唄市は、生徒募集が厳しい状況になっていた旧専修大学北海道短大に対して、一般会計から数年にわたり援助を行っていました。私も改めて決算書を読み返してみましたけれども、その総計は1億円を超えています。この間の美唄市の専修大学への対応は、紳士的というかおとなし過ぎるのではないかと私は考えています。裁判はまだ地裁の段階ですから、これからも続いていくことだと思いますし、相手もあることですから、どうなるかは予測ができるものではありません。しかし、最高学府というべき大学の姿がこれでいいのかということを振り返りますと、社会的批判においても、当然避けるべき虚偽の報告書だったという点からも、学生募集の停止がそのためによって強行され、美唄市から専修大学北海道短大が撤退するという事態に巻き込まれ、財政健全化計画の真っ最中であったにも関わらず、そのことによる経済的な痛手は計り知れないものがあったと、このように考えております。裁判の結果として、報告書が虚偽であったとされた場合、美唄を代表する首長として、何らかのコメントを発表することを予定しておられるでしょうか。ぜひ発表すべきだと考えますけれども、改めて、この旧専修大学北海道短大の生徒募集にいたる報告書の虚偽の点について、市長のお考えをお伺いをいたします。続いて、市営墓地の管理と今後の運営についてですけれども、管理が十分でないと思われる墓地が、全体で 58 カ所というご答弁でした。かつて長男が家督を相続し、墓を守っていくという日本の家族制度は、今や大きく様変わりしています。核家族化が進み、長男といえども家制度を守るという立場を堅持できないような社会状況となっています。少子化で1組の夫婦が、双方の親の墓を守らなければならないような事情も生まれております。これからの墓を守る人の苦労を考えて、家別の墓を整理して、寺院や民間業者の合葬の墓に入る方が多くなっているとの新聞報道がありました。最近では、三笠の民間の霊園が合祀の墓を低価格で提供して、好評を得ていると聞いております。今後美唄市でも、少子高齢化が進み、お墓事情も変化していくことは避けられません。今後、早急に合祀の墓について検討する必要があると考えますけれども、市長のお考えをお伺いをいたします。次に、市内の高校について、教育長にお伺いをいたします。まず、生徒数をお伺いしました。今の高校の2学年、尚栄高校についても聖華高校についても非常に少なくなっているのは、これは高校だけの努力ではなく、何らかの社会事情があるのかもしれませんけれども、今は、尚栄高校は1学年3クラス、聖華高校は2クラス確保されているということだと考えております。道教委の高校配置計画で示された数字をインターネットで取り寄せてみたんですけれども、美唄市の中学卒業者は、本年度は 184 人、平成 34 年度には 126 人で、58 人減少すると示されています。58 人といえば、高校1クラス以上の減少です。また、同じホームページでは、平成 31 年から 34 年までの見通しということで、道教委は、空知南学区、この美唄も含まれる学区ですけれども、ここで4から5学級相当の調整が必要と、このように書いています。地域に高校が存在することの教育的・社会的・経済的貢献を教育長の答弁でお聞きすることができました。市民の方々からはやはり、高校がなくなって一番心配するのは、地域経済の問題だと言う方がおられます。また、若い人が地域に存在してくれることで、活気がもたらされると感じておられる方も多くいらっしゃいました。また、生徒さんの市内・市外の割合ですが、尚栄高校は過半数以上が美唄からなのに対し、聖華高校は、96%が市外から来られているということが改めてわかりました。少子化の進行する中で、生徒獲得のためには、魅力のある高校づくりはもちろんのことですけれども、聖華高校 96%が市外、尚栄高校でも半数の方が市外から来られているということでは、保護者負担も相当なものになっているではないかと考えられます。近隣の奈井江町では、奈井江商業高校の生徒獲得のために町独自で支援策を講じているとのことです。尚栄高校においては、現在の水準を維持しつつ、3間口の堅持に向けて、生徒獲得のために、また、聖華高校においては、96%の方が、市外からわざわざこの美唄の高校を選んでいるというこの事実のためにも、直接保護者を支援する方法が有効だと考えます。かつて、旧専修大学北海道短大や北海道中央コンピュータ・カレッジの学生に対し、市独自で援助をしていたという実績もあります。ぜひともこの点について、実際に道教委から間口減などの話が持ち上がる前に、先手を打つべき必要があると考えておりますけれども、教育長のお考えをお伺いをいたします。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。まず初めに、旧専修大学北海道短期大学における裁判の状況について、私のコメントについてでございますが、私としましては、裁判に関しては、司法が判断するものであると考えており、コメントする立場にはないものと考えております。次に、合葬墓についてでありますが、少子高齢化など、家族構成や社会情勢の変化により、お墓を個人で管理することが困難になってくるケースが増えてくると考えられることから、公営における合葬墓の事例について調査していくとともに、他市の動向や利用者の負担額、利用条件などを整理しながら、設置について検討してまいりたいと考えております。

答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)

吉岡議員のご質問にお答えいたします。市内高校への支援についてでありますが、中学校卒業者数が減少していく中、定員を確保していくためには、それぞれの高校における教育活動を理解してもらい、学校の魅力を知ってもらうことが必要でありますので、教育委員会といたしましては、市内高校と中学校の進路指導に関する懇談会の実施や1日体験入学などを通して、学校への興味・関心を深めてもらうことにより、支援につなげてまいりたいと考えております。このほか、北海道美唄尚栄高等学校については、美唄サテライト・キャンパス事業の中での協力3大学からの出前講座の実施により、生徒の大学進学への意欲の醸成にも努めており、今年度の新たな取り組みとして、同校の施設・設備を利用した市内中学校との授業交流を行うこととしております。また、北海道美唄聖華高等学校については、市立美唄病院での看護実習の受け入れをしております。今後の市内高校への支援策につきましては、まずは高校の意向をお伺いしたいと考えており。

出典:美唄市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月8日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる