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美唄市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月18日

(1)福祉行政について/(2)商工業行政について/(3)教育行政について

2013年6月18日、美唄市議会の一般質問で、丸山文靖議員が「福祉行政について」「商工業行政について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平が答弁しました。

質問者
丸山文靖 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 丸山文靖

平成 25 年第2回定例会において、大綱3点について市長並びに教育長にお伺いをいたします。大綱の1点目は、福祉行政について、生活保護の自立支援について市長にお伺いをいたします。生活保護については、生活保護法により、「日本国憲法第 25 条に規定する理念に基づき、国が生活に困窮するすべての国民に対し、この困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長する」とされておりますが、兵庫県の小野市では、生活保護費や児童扶養手当をパチンコなどギャンブルで浪費することを禁止し、市民に情報提供を求める「福祉給付制度適正化条例」が本年3月 27 日本会議場で可決・成立したところであります。小野市長は、「この条例で生活保護への無関心を改めたのは大変な成果である。市民は冷静で当たり前のことだとわかっている」、「(条例の目的は)監視ではなく見守り。賛成が圧倒的多数で、提案の過程で生活保護に関心を持つ人が全国的に増えたのはうれしい」とコメントするとともに、会見では、条例では不正受給や常習的な浪費を見つけた場合、市への情報提供が市民の責務であり、「責務という言葉がなければ(市民が)行動に移しにくい。(通報を審査する適正化委員会の)警察OBは専門的な能力を持ち、犯罪捜査を行うわけではない」と説明したとの報道があったところでございます。また、市の関係者も監視社会につながるとの批判に、「生活保護は生活維持の費用。ギャンブルは日常生活に必要か。なぜこれほどバッシングを受けるのか」とコメントしており、私としては、これら条例の制定や市の考え方に大きな憤りを感じるところであります。私は、福祉制度により、給付金の使い道は受給者みずからが決定すべきであり、条例で保護の使い道の規制に踏み込むことは、プライバシーの侵害や、憲法や生活保護法の趣旨に反し、生活保護受給者の自立にも大きな影響を与えるものと考えておりますが、美唄市としての、この条例をどう受けとめているのか、条例規定の考え方があるのか、お伺いをいたします。また、この小野市が策定した福祉給付制度適正化条例では、生活保護者の自立をどのようにするのかなど具体的な自立支援の内容が見えてこないところであります。そこで、美唄市として、生活保護に関する自立支援を含め、生活保護の適正実施に向けてどのような考え方があるのか、お伺いをいたします。大綱の2点目として商工業行政について、企業誘致について、1点目として、データセンター誘致に向けた取り組みについて質問をさせていただきます。このことについては、平成 25 年第1回市議会定例会の一般質問でお聞きし、その際、市長から「事業化を検討している企業並びに国の動向を見極めながら企業誘致を加速していきたい」との答弁がありました。国では、東日本大震災を契機にデータセンターの地方分散化を推進しており、サーバー等の設備取得による特別税制を創設したほか、北海道においても、平成 24 年3月に北海道バックアップ拠点構想を策定し、北海道を我が国のバックアップ拠点の適地として位置付け、データセンターの地方移転を国に対して要望しているところでありますが、我が国におけるデータセンターの立地の状況は、現在どのようになっているのか、また、道内における立地状況はどうなっているのかをお伺いするとともに、美唄市として、今後データセンターの早期誘致に向け、どのように取り組もうとしているのか、前回質問以降の誘致活動状況をあわせてお伺いをいたします。次に2点目として、メガソーラーについて。平成 25 年第1回市議会定例会一般質問において、メガソーラーの立地について質問しましたが、その際、市長は「外資系企業など数社からの立地に向けての相談があったが、特別高圧線や変電設備整備などの事業化に向けての課題があり、立地に結びついていない」との答弁がありました。北海道新聞や日本経済新聞などによると、北海道電力が電力の受入を制限しているとの報道がある一方、北海道の豊富な日射量を背景に、道内にメガソーラーの建設が盛んとの記事がありました。そこで市長にお聞きします。全国及び北海道、空知管内でのメガソーラーの立地状況はどのようになっているのか、あわせて美唄市において、最近立地の相談があったのかどうか、お聞きをいたします。次に大綱の3番目として、教育行政について、教職員の不適切勤務の問題について教育長にお伺いをいたします。勤務時間中の組合活動や、夏休みなどの長期休業中に勤務時間が守られていないなどの教職員の不適切勤務問題で、3,767 人が道教育委員会の処分の対象となりました。道教委は本年3月 26 日、戒告や文書訓告などの処分を発表し、指導責任があるとして高橋教育長をはじめ、道教委幹部8人も文書訓告としました。札幌市教委も同日、142 人を戒告や文書訓告などする処分を発表しました。道教委の処分は、重い順に戒告 75 人、文書訓告 330 人、文書注意 645 人、服務上の指導2,920 人。処分が重複している教職員がいるため、実人数は 3,767 人で、このうち校長は426 人、教頭は 259 人などとなっています。処分理由の内訳は、「勤務時間中に組合活動を行った」41 人、「長期休業期間などに勤務時間が守られていなかった」833 人、「校外研修の実態がなかった」265 人など、「機械警備の記録や聞き取り結果などが不自然で、長期休業期間中の勤務時間がきちんと守られているかが疑わしいケースで適切な勤務が確実に証明できないもの」の 2,937 人は、校長を文書注意、一般職員を服務上の指導とされています。札幌市教委は 35 人を戒告や文書訓告などとしました。勤務時間遵守が疑わしい 107人については、注意喚起を実施することとされました。道教委は、不適正な勤務で給与が余分に支払われたとして、札幌市立校を含む教職員、計 454 人に対し、過払い部分の給与 873 万7,000 円の返還を求める手続きをとりました。みずからも含めた今回の処分について、道教委の高橋教育長は、「教育に対する道民の信頼を著しく損ない、誠に遺憾。今後、再び起きないよう、信頼回復に努めたい」とするコメントを出しております。一方、北海道教職員組合、北教組は、「処分する前に、まず膨大な超過勤務の解消と勤務時間の改善をすべきだ。処分内容を詳細に確認した上で、組合として対応を検討したい」としております。今回の処分は、会計検査院の調査や文部科学省の指導を受け、道教委と札幌市教委が2006 年から 10 年度の公立学校職員の勤務実態について詳細に調査した結果を受けたものです。そこで、美唄市では処分された職員がいたのか伺います。いたとしたら、どのような処分の内容かと、その人数をお答えください。以上をもちまして、この場からの質問を終わらせていただきます。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

丸山議員の質問にお答えいたします。初めに、福祉行政について、生活保護の自立支援についてでありますが、兵庫県小野市において、「福祉給付制度適正化条例」が本年4月より施行されておりますが、この条例の目的は生活保護費の不正受給を防止するため、受給者に給付された保護費などをギャンブルなどに費やし、生活の安定向上に努める義務に違反する行為を市と地域が一体となり防止し、福祉給付制度の信頼確保と受給者の生活の維持を支援することを目的とするものであります。自立や最低生活の維持を目的としている生活保護費の支給の厳格化を目指すものと受けとめることもできますが、個人情報保護の観点や、差別や偏見の助長、自立支援に向けた効果などの観点から総合的に判断し、本市においては、現時点で同様の条例を制定する予定はないところでございます。また、本市の自立支援策といたしましては、就労支援プログラムを通じて、ハローワークや関係機関等と連携を図りながら、就労実現に向けた必要な支援をケースワーカーや就労支援員が行うことで、就労意欲の向上と就労の実現を図る取り組みを継続しているところでございます。今後とも、支援が必要な方には最後のセーフティーネットとしての役割を果たしていくとともに、就労・自立支援対策についても継続していきながら、生活保護の適正実施に努めてまいりたいと考えているところであります。次に、商工業行政について、企業誘致についてでありますが、初めに、データセンター誘致に向けた取り組みについてでありますが、国内におけるデータセンターの立地状況は、本年4月総務省の資料によりますと、データセンターの 63%が首都圏に集中しており、この一極集中傾向は震災以降も顕著となっているところであります。道内におきましては、主なものとしまして、平成 23 年 11 月に大阪市に本社がある「さくらインターネット株式会社」が石狩市に大規模な郊外型データセンターを建設し、本年5月には、岩見沢市の第3セクター「はまなすインフォメーション」が、小規模ながらコンテナ型のデータセンターの運用を開始したところであります。本市におきましては、4月以降引き続き、本市でのデータセンター事業を検討している複数の企業と立地に向けた協議を進めており、並行して、美唄ハイテクセンターにおいて東京にあるデータを保管する実証実験を行う予定であり、早期立地に向けて努力しているとこであります。データセンターの立地は、税収の確保や雇用の創出が期待されるほか、本市が進めているホワイトデータセンター構想では、大量の道路除排雪を冷熱エネルギーとして利用するため、市内の排雪回数の増加により冬の市民生活が向上すること、データセンターから排出される温熱を農業施設で再利用することが可能なことから、植物工場など新たな産業創出が期待できると考えております。また、データセンターの保守管理等に際し、美唄未来開発センターの人材や美唄ハイテクセンターの有効的な利活用も見込まれるなど、様々な波及効果がありますことから、引き続き、私自身も先頭に立って誘致活動に推進してまいりたいと考えているところでございます。次に、メガソーラーの立地状況についてでありますが、平成 23 年の東日本大震災以降、出力 1,000 キロワット以上の太陽光発電、いわゆるメガソーラーについて、全国的には、大手通信事業者や太陽光発電事業者が日照量の多い地域に建設する計画を立てているところでありますが、広大な土地を有し日照時間が長い北海道にメガソーラー計画の4分の1が集中しているところであります。全道的には、計画出力の 48%が胆振に集積しており、このうち空知においては、浦臼町に本社のある農業生産法人が、空知団地の奈井江町側に 2,000 キロワット規模のメガソーラーを建設することで北電の承認を受け、本年 11 月に稼働する予定となっているほか、中国系企業が、岩見沢市の栗沢工業団地に建設することが決定しているところであります。本市の立地相談についてでありますが、昨年、中国系の企業2社が空知団地において、また、本年3月には大手総合商社が土地開発公社用地2カ所及び養護学校跡地においてメガソーラー事業を実施する計画でありましたが、北電との協議の結果、いずれの場所も送電網に接続できる容量に限界があるとのことで、事業化を断念しているところでございます。以上でございます。

答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)

丸山議員のご質問にお答えいたします。初めに、教育行政について、教職員の勤務時間に関する調査に係る処分についてでありますが、本年3月、北海道教育委員会から「教職員給与費の適正執行等に関する調査」の結果に基づく処分等の状況が公表されたところであります。本市における処分状況は、文書訓告を受けた者が1名、服務上の指導を受けた者が5名となっており、いずれも小学校教諭であります。処分の理由といたしましては、文書訓告につきましては、長期休業中、校外において行ったとしていた研修を実際には行っていなかったというものであり、服務上の指導については5名ですが、ともに美唄市外から転入してきた者で、前任校での勤務の中で、機械警備記録等から不自然な勤務実態であると判断されたものであります。市教育委員会といたしましては、こうした事態が再び起きることのないよう、各学校と共に学校教育に対する児童・生徒や、保護者などの信頼回復に努めてまいります。以上でございます。

質問 4番 丸山文靖

市長、教育長に詳しいご説明をいただきまして、ありがとうございました。自席から2点ほど再質問をさせていただきます。先ほど市長の方から、大手総合商社が北電から容量不足で断念をしてしまったと、一方、空知団地の奈井江町側の用地に浦臼町の農業生産法人がメガソーラーを建設することが決定した旨の答弁がありました。空知団地の美唄側にあれば、北電も受け入れの承認をするのではないかと考えるのですが、このことについて再度お伺をいたします。市としてメガソーラーの立地に向け、今後どのような考え方があるのか、お伺いをいたします。2点目として、教育長に教職員の不適切勤務について再度お尋ねを申し上げます。先ほど教育長の答弁では、文書訓告1名、服務上の指導5名とのことでしたが、教職員の信頼を損ねる事実があったということは非常に残念なことと感じております。そこで、今後二度とこのようなことが起きないよう、再発防止に向けた具体的な対策について、どのように取り組まれるのか、お尋ねを申し上げます。また、これまで、このような教職員の処分があった場合、市教委として公表しなかったのはなぜか。さらには、処分そのものは道教委が行うことではあるものの、今後、市教委として、市議会に美唄市の状況を報告するなどの部分を検討されるべきではないかと思いますが、教育長の考え方をお伺いをいたします。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

丸山議員のご質問にお答えいたします。空知団地での事業化についてでありますが、同じ空知団地内で、北電が事業化を承認・非承認した要因については、現在、国や道を通じて確認作業をしているところであります。市といたしましては、メガソーラーの立地は豪雪地域というイメージを払拭でき、これからの企業誘致の弾みにもなることから、今後とも、規制緩和や国の再生可能エネルギーに関する政策などを注視しながら、立地促進を図ってまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。

答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)

丸山議員のご質問にお答えいたします。再発防止に向けた具体的な取り組みについてでありますが、これまで教職員への指導資料として「教職員の服務」を作成し、教職員の身分、教職員の服務、分限処分と懲戒処分について、職員会議や管理職を通じた服務規律の徹底、法令遵守の徹底について指導してまいりました。そのほか、道教委が作成した研修資料を活用し、各学校で校内研修に取り組んでいただいたところであります。今年度から新たな取り組みとして、道教委においては、市町村教育委員会と連携して「教職員の勤務状況に係る実地指導」を行い、平成 25 年度から 27 年度までの3カ年で、すべての学校において勤務状況の実態把握及び指導助言を行うこととなっております。また、市教委においては、道教委が作成した平成 25 年度教職員の勤務管理の適正化に関する資料、「教職員の服務」、「勤務時間の適正化」などを活用した職務専念義務遵守の意識の向上や勤務時間の適正化に係る管理職用チェックリストの活用のほか、各学校で校内研修を引き続き実施するなど、再発防止に向けて全教職員一丸となって取り組み、児童生徒や保護者等の信頼回復に努めてまいりたいと考えているところであります。教職員の処分に関する公表につきましては、任命権者である道教委が行っているところであり、処分権限を持たない市教委ではできないものであります。なお、道教委が公表した後の市議会への報告につきましては、ご指摘の趣旨を踏まえ、十分検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

出典:美唄市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月18日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる