美唄市議会 平成24年第2回定例会 2012年6月19日
(1)行財政問題について/(2)サテライト・キャンパスについて/(3)陸上自衛隊美唄駐屯地について/(4)豪雪被害対策等について
2012年6月19日、美唄市議会の一般質問で、土井敏興議員が「行財政問題について」「サテライト・キャンパスについて」「陸上自衛隊美唄駐屯地について」「豪雪被害対策等について」について質問し、市長 髙橋幹夫が答弁しました。
- 質問者
- 土井敏興 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 土井敏興
平成 24 年第2回市議会定例会にあたり大綱4点にわたり市長にお尋ねをいたします。まず、大綱の1点目は、行財政問題についてでありますが、この度、平成 23 年度の各会計の決算の概要が明らかになったところでありますが、依然として低迷する景気のもと、地域経済の落ち込みや少子高齢化の加速や、人口の減少等により、あわせて財政健全化という難題を抱え、厳しい局面の中で市長を先頭に市民各層の協力を得ながら、職員の皆さんの努力により、一般会計について黒字決算になったことにつきましては、率直に評価をさせていただくところであります。髙橋市長におかれましては、昨年7月に就任以来、市長として直面する厳しい課題が山積するなか、間もなく1年を迎えることになるわけであります。この間、執行に当たってきたなかで、さまざまなことがあったと思いますが、振り返って、まず率直なご感想をお聞かせをいただきたいと思います。また、市長は深い思いのもと掲げてこられた公約に沿って、日夜ご奮闘されてきたところと思いますが、実現に向け取り組まれてきた内容の経過や状況、あるいは評価も含めて、特筆すべきことがあればお聞かせをいただきたいと思います。一方では、新しい発想のもとに果敢に挑戦をされてこられてきたなかにおいても、硬直しつつある財政状況の中で、数々の課題も見えてきているものと推察をするところでありますが、これらを踏まえて、今後どのような政策、施策の展開への取り組みを考えておられるのかもあわせてお伺いをいたします。次に、その2つ目として、今ほども少しふれましたが、各会計決算概要についてであります。それぞれ出納は閉鎖され、市政報告によりその概要が明らかにされ、御努力いただいた結果として、一般会計につきましては剰余金が生じ、一定額を財政調整基金に積むこ- -78ととなり、残りは留保財源として有効な手だてによる活用が求められるところであります。そこで、各会計の中でも、水の関係、いわゆる上下水道及び工業用水道会計の関係についてお尋ねをいたしたいと思います。上下水道及び工業用水道の状況については、表面上は大過なく経過をしているようにも感じられますが、計画的に送配水管等の更新を行っているにも関わらず、思うように有収率の向上につながらない状況や、近年高齢化の加速や人口の流出によるなど、また、空知団地等における企業の進出についても関心を示されているものの、なかなか現実は思うに任せず、さらには既存の市内事業所の閉鎖や専修短期大学の学生募集の停止など、今後においては、憂慮しなければならないといった事態に至るのではないかと、危惧をするところであります。よって、ここ数年の動向からして、今後は、料金の改定をも含め、遠からず総合的に判断をしなければならぬ時期が訪れるものと思うところであり、ことに収益的収支の水上からも上水道、工業用水道については、次善の策を立てておくことが肝要ではないかと感じますが、どのように考えておられるのか、お聞かせをいただきたいと思います。現在、本市も加入している桂沢水道企業団では、浄水場の更新に向けて検討が進んでいるようでありますが、一方、本市は、美唄ダムや浄水場も抱えており、さらには工業用水道事業そのもののあり方を含め、今後検討を進めなければならないこともあり、資産状況や、事業展開についてもあわせてお知らせをいただきたいと思います。次に、市長初め各職員の奮闘により、一般会計決算剰余金がうまれ、財調基金に積み立て後の剰余金の使途についてでありますが、市立美唄病院の経営健全化に資するために不良債務解消前倒しを優先して、これまでも取り組んできたところであり、その必要性については十分理解をするところでありますが、一方では本来進めなければならない市民サービス等の面について、今後滞るようなことにはならないのかを含め、その適正な使途についてお考えをお伺いをいたします。次に、大綱2点目のサテライトキャンパス事業についてでありますが、これにつきましては、市長が就任以来非常に力を注がれてきた結果実現に結びついたところであり、その間のご努力に対しまして敬意を表するところであります。既に、本年5月中旬より開校されているところであり、魅力を感じる講座も予定されていますが、私は、現在のところまだ受講してないところでもあり、よって、お尋ねしますにも、いささか気が後れるところでありますけれども、改めてお伺いをするものでございます。そこで、ここに至るその経過と現状において、この事業に取り組まれた経緯と、講座数、その具体的な内容及び参加者の状況等についてお伺いをいたします。その2つ目として、こうした取り組みは、全道的にも数少ないのではないかと思いますし、よって、その動向や成果等について各方面から注目されるのは、必至の状況ではないかと思われるとこであります。よって、この事業や講座等を今後どのように運用していくのか、その方向性やあり方についての検討の中で3点について、1つは、開講されている講座や今後開講される講座を踏まえ、そのあり方を- -79どう整理をしていくのか。2つには、地域及び市民との協力は連携をどのように図っていくのか。3つに、現在予定されている3大学をはじめ、あるいはその他にも協力関係を求めていくのかについてお考えをお伺いいたします。大綱の3点目は、陸上自衛隊美唄駐屯地の関係についてであります。美唄駐屯地が誕生以来、本年が 35 周年、また、第2地対艦ミサイル連隊創隊 20 周年の節目にあたり、去る6月 10 日厳粛なうちにも盛大に記念式典が開催され、あわせて駐屯地の一般開放により、多くの家族連れや市民が訪れ盛況でありました。こうしたこれまでの歴史に示されるように、日々のたゆまぬ訓練を通して我が国の防衛や国土の保全、国民の生命や財産の保持、また、防災及び災害派遣など、さらには国際的な紛争地域、あるいは内戦地域の平和維持活動派遣など、本来の使命はもとい、本市にあっては、ことに冬の期間のイベントにおける雪像設置への協力や高齢者世帯などに対するボランティア除雪等、率先して取り組んでいただくなど、さまざまな貢献をいただいているところでもあり、現在はしっかり地域に定着をし、地域から頼られる存在となっていることも明白な事実であります。記憶に新しいところとして、昨年の東日本大震災の発生に際して、いち早く駐屯地指令を先頭に駐屯地の半数に及ぶ隊員が被災地に向かい、被災者の援護や遺体の搬送等にあたり、その統率のとれた行動と成果に現地の多くの方々に感謝をされたと伺っているところであり、美唄駐屯地隊員各位の御活躍を一市民として本当に誇りと感ずるところであります。そこで、美唄駐屯地で活躍されている隊員数及びその家族数、また、そのうち市外に居住している隊員数についてと、駐屯地が存在することによる本市への経済効果についてはどのような状況であるかについて、お伺いをいたします。その2つ目には、自衛隊及び駐屯地に対する協力についてでありますが、本市として自衛官等の募集に対して日ごろどのような対応をされているのでしょうか。ことに、現政権政府は防衛大綱の見直しで、隊員の削減や駐屯地の縮小、統合を目指すこととしているようでありますが、最近における北朝鮮の人工衛星と称したミサイル発射実験や、我が国保有の領土である尖閣諸島周辺の経済排他水域に海洋調査船と称しての侵入行動の即発、さらには南西諸島海域における領有権の主張による中国等周辺諸国等の不穏な情勢等から、その配備を西方及び南西方面の充実に力点を置く意図のようでもあります。しかしながら、最近のロシア情勢についても国内における政情に不安要素も見え隠れしているところからして、その状況を注視する必要があるといえます。よって、こうした動向からして、隊員の削減や駐屯地の縮小が現実のものになるとするならば、地域経済に及ぼす影響はもとい、本市の財政にも多大なる影響を与えるは必至であり、ひいては市民生活や地域の安全についても保持されなくなる事態が想定することにもなりかねません。よって、駐屯地の存在の意義を含め、市長はどのように認識しておられるのかを伺います。大綱4点目は、豪雪被害対策についてであります。昭和 44 年以来といわれる豪雪により、公共施設や農業用ビニールハウス及び民間の- -80建物等に多大な被害が発生し、この程の調査結果においてそれらを合わせますと、わかっているだけで、被害金額が約3億円近くに上るとのことであり、まだそれは全体の把握に至ってないようでありますけれども、そういった意味でも、改めてその被害の甚大さに驚きを禁じ得ないと共に、被害に遭われた方々に対しましては心よりお見舞いを申し上げます。こうした中、被害に遭われた方々にあっては、建物損害保険等に加入していることの有無で、修理や改修について、その負担に大きな差が生じていることもあるやに風聞をしているところでもあります。よって、本市の公共施設についても多大な被害が発生している旨の市政報告もされたところでありますが、施設財産として行政財産、普通財産があるわけでありますが、全体の棟数や、それぞれの保険の加入の状況はどのようになっているのか、加入保険料は幾らであるのか、未加入の施設があるとすれば、それらについても加入した場合の保険料がどの程度と見込まれるかお答えをいただきたいと思います。2つ目には、公共施設等の管理について、指定管理者にその管理等を委託しているところでありますが、ことに本年のような大雪は想定外ということなのかも知れませんが、屋根の雪下ろしや除排雪等について、通常、指定管理者との間でどのような取り決めを交わしているかについてお伺いをいたします。その3つ目は、この雪害によるがれき等の処理について罹災証明書をもとに、最終処分場で受け入れを行っているとのことでありますが、その量や搬入受け入れ状況についてと、こうしたこと等により当初予定していた最終処分場の使用期間が短命の方向となれば、その後の対策が必要となるわけでありますが、そのためにも、現在の処分場がこの先、どの程度の期間利用可能かを詳細に確認した上で、新たな処分場を造成することも視野に入れなければならないのではないかと思うところであります。費用等も含め、どのようにお考えでしょうか。それらの点をお伺いをいたしまして、この場からの質問を終わります。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
土井議員の質問にお答えいたします。初めに、行財政問題について、市長就任以降の、行政執行等についてでありますが、率直な感想といたしまして、市長として、重責を担わしていただいてから、7月4日で就任1年目を迎えようとしております。この間 42年ぶりに降雪量を更新し、近年にない豪雪となり、甚大な被害が出るなど、市政の重大課題への対応で苦慮した事があったものの、市民の皆さんをはじめ様々な方々と対話を重ね、ご協力をいただきながら、全力で取り組んでまいりました。また、平成 27 年度までを計画期間とする、財政健全化計画を着実に進めている中にあって、ふるさと美唄の再生に向けて、未来の子供たちが自慢できるまちを目指し、課題解決につながるよう、私なりに精いっぱい取り組んできたところであります。次に、市長公約の実現状況についてでありますが、第6期美唄市総合計画「びばい未来交響プラン」に基づくまちづくりの推進を基本に、市民の皆さん一人一人が元気に輝く元気な人づくりと、産業の振興と雇用の創出さらには交流の拡大による元気なまちづくりを- -81進めてまいりました。具体的なものとして、元気な人づくりにつきましては、東福祉会館で今年4月より実施しているひがしふくし広場において、担当職員2名のほか、子育てサポーターや地域の方のご協力のもと、子育てサークルの皆さんを中心とした世代間交流が図られております。利用されている方々からは楽しいひとときの中、子育てに関する情報の共有ができたこと、子どもたちが広いスペースで生き生きと過ごすことができたことなど、感想をいただいており、この取り組みにより、地域全体で子育てを支援していく仕組みづくりが進められたところであります。また、本年5月から、札幌国際大学・札幌大学・札幌大谷大学等のご協力をいただき、美唄サテライトキャンパスを開講し、産業振興やまちづくりを担う人材の育成を図っております。また、今月からは、市役所内に総合的な相談窓口を開設し、市民サービスの向上に努めるほか、4月から総務部内に危機管理対策室を設置し防災体制の強化を図ると共に、さまざまな災害や事故に備えるため災害時に必要な備蓄品、資機材等の整備を行い、防災に強いまちづくりを進めているところであります。元気なまちづくりについては、米粉やハスカップなどの美唄産の農産物を活用した、新しい商品開発のための取り組みを支援する農商工連携推進助成事業を実施したところであり、農業の振興に向けて、本年度から着手される国営農地再編整備事業の推進とあわせて、国営換地計画受託事業を実施することとしております。また、大規模地震が少なく、積雪寒冷地であることなど、地域の特性や優位性をPRしながら、小電力とリスク分散を提案するデータセンター等の誘致活動に積極的に取り組んできております。さらに生ごみの新たな処理施設整備の基本計画の策定や、今後の地域医療体制の構築に向けて、庁内推進会議を設置し、地域医療ビジョンなどについて検討を始め、本年度中に具体的な方向性を見出してまいりたいと考えております。今後におきましても、市民の皆様方にお示しをした公約の実現に向けて、積極的に事業を実施してまいりたいと考えております。次に、課題等を踏まえた今後の政策への取り組みについてでありますが、私といたしましては、この1年を振り返ってみますと、できることはすぐに取りかかり、これから変えようとする時、ことに種を蒔き肥料を蒔いてきた1年であったと考えております。これからの事業の成果は、時間がかかるものも多く、また、現在、本市は、財政健全化に取り組んでいるところであり、大変厳しい財政状況にあると認識しております。しかしながら、厳しい状況にあっても、将来への希望が持てるまちの活性化に取り組んでいくことが重要なことであります。そのためには、先例や慣例にとらわれることなく、本市が抱えている多くの課題を的確にスピード感を持って解決してまいりたいと考えております。また課題の中には、本市だけでは解決できない問題も数多くありますので、国や道との連携を図りながら、まちの活性化に向けて取り組んで参りたいと考えております。私は、ふるさと美唄の再生に向けて、市民の皆さんとともに食、文化、芸術施設、自然環境など美唄市ならではの独自性、優位性を最大限に生かして、美唄らしい新たな価値を創造し、人とまちの輝- -82きがますよう全力で取り組んで参りたいと考えております。次に、各会計決算概要と財政調整基金等についてでありますが、水道事業の平成 23 年度決算概要につきましては、資金収支ベースにおいて、資金剰余金が約 1 億 3,000 万円になると見込まれるという事から、現時点では、良好な経営状況にあると考えております。しかしながら、大型施設の撤退や人口及び世帯の減少など、料金収入の大幅な増収は見込めないことから、経営状況は厳しいものになると考えております。水道事業の資産状況につきましては、美唄ダム、美唄浄水場などが昭和 50 年代に整備した施設であり、供用開始から約 30 年経過しておりますが、耐用年数は、ダム 80 年、浄水場建物などは 40 年から 60 年とされており、現在、改築更新については考えていないところであります。配水管につきましては、水道事業財政計画に基づき、順次計画的に整備していくこととしております。また、水道事業の方向性につきましては、桂沢水道企業団では4月に事業統合へ向け、桂沢浄水場更新事業推進室が組織されたところであり、市といたしましては、他市と違って、美唄水系もあることから、美唄ダムを含めた事業統合の検討をお願いしているところであります。今後は、構成市からなる広域化検討会の中で議論していくこととしております。いずれにいたしましても、今後料金改定が必要と認識しておりますが、料金改定には、市民負担が伴うことから、更なる事務事業の見直しや、経費節減に努めてまいりたいと考えております。次に、工業用水道事業の平成 23 年度決算概要につきましては、政策的事業の位置づけから、収支不足分を一般会計からの繰り入れで補填をしており、資金的に収支均衡が図られている状況でございます。しかしながら、工業用水道を利用している企業が 13 事業所と少なく、料金収入を確保するには、空知団地への企業誘致が必要と考えております。また工業用水道の方向性については、工業用水道から水道への切りかえや、料金の違いなど、諸問題がある事から、今後企業の意向も踏まえ、関係部局と協議してまいりたいと考えております。下水道事業につきましては、現在の下水道料金が平成 20 年に 15%の料金改定を行い、その後、下水道事業の健全経営に努めているほか、一般会計からの繰り入れにより平成 23 年度の決算では収支均衡を図ったところであります。また、下水道会計の中で維持管理費など市民負担を求める経費と、使用料収入の均衡がとれていることから、当面、下水道料金の改定については、考えていないところであります。次に、一般会計の決算剰余金の約 1 億 5,000万円の使途についてでありますが、地方財政法の規定に基づき、2分の1を下らない金額を財政調整基金に積み立てる予定でおります。また、残りの2分の1相当額の使途については、財政健全化計画推進市民委員会の提言を踏まえ、財政健全化計画の早期達成を目的に、市立病院の不良債務解消のために計画に基づいて行う繰出金の前倒しを優先したいと考えておりますが、社会情勢や平成 24 年度予算の執行状況を見きわめながら、剰余金の使途について慎重に判断してまいりたいと考えております。- -83次に、サテライトキャンパスについて、経過と現状についてでありますが、サテライトキャンパス事業に取り組んだ経緯としては、美唄市は少子高齢化が進展すると共に、地域経済が停滞するなど、厳しい環境にある中で、専修大学北海道短期大学が平成 23 年度から学生の募集を停止したことなどにより、地元で高等教育を受ける機会が減少しつつあります。「まちづくりは人づくり」と言われるように、自立的にまちづくりを進めていくためには、多様な人材の育成が最も肝要であると考えております。私といたしましては、活力あるまちづくりを進めるためには、美唄市の地域資源、具体的には「おぼろづき」などの食、アルテピアッツァ美唄などの文化芸術施設、宮島沼などの豊かな自然環境などを最大限に活用して多様な人材の育成に向けた、総合的かつ複合的な展開を図っていくことが何よりも重要と認識しているところであります。このため、専門教育や高等教育を受ける機会を地元で用意することが将来を展望したときに不可欠と考え、札幌国際大学、札幌大学、札幌大谷大学等の協力をいただきながら、この事業に取り組むことといたしました。次に、現在の講座数とその内容及び参加者の状況等についてでありますが、今年の講座のカリキュラムは、観光のまちづくりや地場産品の販路拡大などを内容とする「産業系人材養成講座」、市民との連携協働や安全安心なまちづくりなどを内容とする「まちづくりを担う人材養成講座」及び韓国語や中国語、美唄の歴史などを内容とする「市民教養講座」の3本を柱とし、それぞれに5つの講座を設けて、計 15 の講座を開催することとしております。市民及び周辺市町に対する周知につきましては、広報紙による折り込みチラシの配布や特集記事の掲載、ポスター、パンフレットを 100 カ所以上に掲示・配置するほか、報道機関に記事の掲載を依頼したり、ホームページの活用など全力でPRに努めてきたところであります。これまでの受講希望者の状況についてでありますが、講座の内容により受講者の多寡はあるものの、6月 14 日現在、美唄市以外の方も含めて述べ 174 人の方から申し込みがあったところであります。このうち市民からの申し込みは 159 人、岩見沢市からの申し込みは延べ6人、その他の市町は延べ9人となっており、市民の方々には一定程度、認知をいただいてるものと認識しております。講座の中には、7月からスタートするものや、9月、10 月からスタートするものもありますことから、今後一人でも多くの方々に受講していただけるよう、広報紙や市のホームページなど、フルに活用する他、自治組織代表者会議やまちづくり懇談会等の各種会議を通じまして、より一層PRに努めてまいりたいと考えております。次に、今後の方向性やあり方についてでありますが、現在開催している講座ごとに講義を受けた感想や、今後受けてみたい講義など、受講者に対してアンケート調査を実施すると共に、講座を開催した翌週早々には、これらをもとに講座の運営に関する検証を行っており、今後講義をしていただいた講師からも、講座運営に関する課題等について聴取するなど、定期的に大学を交えた検討会も開催することとしているところであります。なお、既に終了した「観光のまちづくりの展開」春季- -84の受講者の約 30 パーセントが「大変参考になった」、約 53 パーセントが「参考になった」と回答をいただいており、参加された方々に高い評価をいただいているところであります。今後においては、効果的かつ効率的な講座の運営、運用や、より魅力ある講座設定を行うため実施効果の検証及び効果測定の結果を踏まえ、各大学の協力を得ながら、翌年度以降の講座のカリキュラム等について検討して参ります。次に、地域及び市民との協力や連携についてでありますが、地域と大学の連携による共同事業につきましては、現在高校生と大学生による写真のカルタづくりや美唄市歴史文化共同調査、観光商品化に向けた政策演習等の実施に向けて調整を行っており、これらの共同事業の実施を通じまして、大学のフィールドリサーチの拠点としての役割に合わせて地域住民が気軽に集い、触れ合いや交流する場となるよう努めてまいりたいと考えております。次に、3大学以外との協力関係についてでありますが、今年度実施する講座を担当される講師の多くは連携協定を結んでいる3大学からの派遣によるものでありますが、中には3大学からの紹介により、酪農学園大学や、北海道経済産業局からの協力をいただいている講座もあります。現在、開催している講座ごとにアンケート調査を実施しているところであり、受講者のニーズなどを踏まえ、3大学等と協議をしながら、検討してまいりたいと考えております。次に、陸上自衛隊美唄駐屯地について、本市における駐屯地の現状等についてでありますが、美唄駐屯地の隊員数につきましては、今年6月1日現在で 374 人、うち市内居住者は 281 人、市外居住者は 93 人と伺っております。また、市内に居住する隊員の家族につきましては 360 人と伺っており、市内に居住する隊員とその家族の合計は 641 人となっております。次に、駐屯地の存在による平成 23 年度の経済的効果等につきましては、いずれも概算で市内に居住している隊員とその家族にかかわるものといたしましては、地方交付税が 6,400万円、市民税 3,400 万円、駐屯地にかかわるものといたしましては、国からの交付金が 510万円、防衛施設周辺整備事業関係が 8,900 万円となっているところであります。これに隊員に支給される給与総額分を合わせて合計で約 16 億円と試算しているところですが、試算をしていない駐屯地による物品等の市内調達など含めますと、効果はさらに大きなものになると考えております。次に、自衛隊及び駐屯地に対する協力についてでありますが、自衛官の募集事務につきましては、地方自治法及び自衛隊法の規定に基づく法定受託事務として、市町村長は自衛官募集に関する広報宣伝を行うものと定めております。市としましては、これまで岩見沢地域事務所及び札幌地域援護センター美唄分室と連携しながら、広報紙メロディーの自衛官募集記事の掲載、庁舎内における募集ポスターの掲示、入隊志願票や自衛官募集パンフレットの設置など、募集事務の普及啓発に努めてきたところであります。また、本市と月形町、自衛隊各関係機関団体との共催により、本市及び月形町出身の入隊予定者を激励する- -85自衛隊入隊予定者激励会を毎年実施しているほか、募集事務の実効性を確保していくために、自衛隊地方連絡部長との連名で3名の方に自衛官募集相談員を委嘱させていただき、入隊希望への募集情報の提供や、入隊予定者に対する支援などをお願いしているところであります。平成 24 年度は、美唄市出身の8名の方が自衛官として入隊されたと伺っております。私といたしましては、自衛隊の隊員の皆様には、災害対応や各種イベントへの参画など、これまで美唄のまちづくりに様々な貢献をいただいてきたところであり、美唄駐屯地は、地域になくてはならない存在と認識してますことから、今後とも各関係機関団体と連携を図りながら、自衛官募集事務の推進に努めてまいりたいと考えております。次に、豪雪被害対策等について、公共施設の保険加入の状況等についてでありますが、市が管理している建物で、行政財産は 446 棟、普通財産は 120 棟であり、このうち全国市有物件災害共済会の建物総合損害共済に加入している行政財産は、市役所庁舎、消防庁舎など 358 棟、普通財産は、旧美唄ダム事務所、教員住宅などで 51 棟となっております。これら施設に変わる共済基金分担金は行政財産で365 万円、普通財産で 20 万 6,000 円となっております。行政財産で加入していない施設は、自転車置き場、物置、バスの待合所など 88 棟となっております。また、普通財産につきましては、基本的には普通共済に加入しないこととしておりますが、教職員住宅などは使用目的や利用状況から判断し、加入しているところであります。行政財産の未加入施設を共済に加入する場合については、構造、規模、築年数などにより評価され、経済基金分担金が決まりますが、概算で 10 万 4 千円と見込んでおります。次に、指定管理者における施設管理等についてでありますが、指定管理者施設における除雪につきましては、協定書の中に業務として位置づけをし、協定書に基づき指定管理者が行っておりますが、各施設とも屋根の雪下ろしや排雪など、具体的な除雪内容は決めていないところであります。なお、冬期間閉鎖している施設については、協定書の中に除雪業務は入っていないことから、今後、冬期間の施設管理について検討したいと考えております。次に、雪害によるがれき処理と最終処分場の現況及び今後の対策等についてでありますが、雪害により倒壊した家屋のごみの受け入れついての相談が 25 件あり、現在、そのうち11 件約 90 トンのごみを受け入れをしたところであります。受け入れごみの状況については、倒壊した建物の廃材としており、リサイクルできるものは選別し再資源化をお願いしコンクリートなどの処理困難物や、産業廃棄物については受け入れを行っておりません。選別の際、判断に難しいごみもあることから、解体、搬入するときには、選別や搬入方法について説明をし対応しております。今後、さらに 14 件の倒壊家屋のごみが搬入される見込みで、現在の処分場の経過期間は、平成 33年度となっておりますが、埋め立て量が増加する事から、埋め立ての計画期間が短縮になると予想されます。なお、今年度処分場の残余容量調査を行うこととしておりますので、その結果を踏まえ判断したいと考えておりま- -86す。また、新たな最終処分場の整備には4年程度かかり、埋め立て容量を約 3 万 2,000 立方メートルとした場合、概算費用については、約 8 億 4,000 万円と見込んでいるところであります。以上でございます。
質問 13番 土井敏興
それぞれお答えをいただいたところでありますけれども、3点ほどにつきまして、重ねてお尋ねをさせていただきたいと思います。1点目は、サテライトキャンパスについてでありますけれども、ご答弁の中からしまして、受講者は市内にとどまらず、相当数、市外からの希望もあることからしてですね、その関心の度合いの高さがうかがい知れる感じがいたしますし、受講後の評価も良いとのことでありますが、まだ緒に就いたわけでありますから、真価が問われるのはこれからのこととなるわけだというふうに思うわけであります。地方にあって、こうした講座の受講機会というものは非常に少ないわけでありまして、そういう意味でこの事業は、市民にとっては、いながらにしてですね、大学の先生で、活躍される講師の先生からの情報を直接伺うことができることであり、本市においても活力のあるまちづくりに向けて、多様な人材育成の基軸になる可能性も秘められているのではないかと思うところでもあります。そのためにも、やはり、これ話題性に終わらせることなく、しっかりと、継続を図ることが大事であり、様々な人材の育成を通して、ひいては新たな観光企画等の開発や地域資源の掘り起こしによる新商品の開発、あるいは語学講座による外国との交流や新たな企業等の実践的な分野を切り開くところにつながれば、大きな展望が期待されることとなると思うところであります。よって、今後の方向性やあり方が極めて重要でありますし、この事業の拠点とすべく、旧東栄小学校の整備活用を考えているところと思いますが、このサテライトキャンパス事業に限ることなく、更なる幅広い活用も必要というふうに考えますが、その点につきましてお伺いをいたしたいと思います。また、継続していくためには、本年度の講座を踏まえ、より充実したカリキュラムの設定が望まれますし、次年度においても新しい受講生もいることでありましょうから、そうした対応を含めどのような場で具体的に内容決定を図っていくおつもりか、その辺についてもお伺いをいたしたいと思います。また、その成果として、受講された方々が学んだことを実践に結びつけていくためにも、総括などを通して充実させていくべきと思いますし、昨日の新聞報道にもございましたが、文部科学省では、自治体や企業と協力をし、観光や食文化の情報発信などによる地域活性化の貢献につながる活動を展開する私立大学に対して、助成を拡充する旨の発表がなされ、まさにこの事業は、その点についてマッチするものであることからして、各大学のより深い協力を得ていく必要があると思いますが、いかがでしょう。その辺についてもお伺いをいたしたいと思います。蛇足になりますけれども、私もおくればせながら、この 23 日を皮切りに、できる限り受講機会を持たせていただきたいと思っているところでございます。次に、自衛隊美唄駐屯地についてでありま- -87すが、聞くところによりますと、自衛隊員の年齢構成についてもやや高齢化が進んでいることのようではありますし、また、先程もお尋ねをいたしましたけれども、ことに、そういう中間層の年代が多いということで、やはり、即応性という部分の中で機動性に危惧をされるという中で、この 24 年度から若年層の採用に向けて積極的に自衛官の募集にあたるというようなことでもありますし、また、あわせて先ほどお答えもいただいた中において、本市にとりましても、約 16 億円に上る経済的な効果がもたらされている、そういうことからして、やはり、この自衛官の募集については積極的に取り組んでいただきたいと思っておりますが、ただその中にあって、聞くところによりますと、この自衛隊の隊員の皆さん方に独身者も相当いるというふうにも実は伺っているところであります。本市といたしましても、定住促進のため各施策の展開をしていることを初めとして、南美唄地区には、認定こども園整備を予定をするなど、また東地区においては、子育て支援事業の展開など、住んでいただきやすい環境を整えつつあることから、いろいろな角度から連携を図って、よきパートナーとの出会いの場となるようなパーティーなどの企画を考えてみるのも、駐屯地を持つ自治体として必要があるのではないかというふうに私は思うわけであります。ちなみに、同じ自衛隊区の月形町では、どのような形での取り組みかについては、よく承知をしておりませんけれども、既に独身隊員のためのお見合いパーティーを実施をして、まだ結婚というところまでは結びついていないようでありますけれども、何組かのカップルが誕生したというふうに伺ってございます。自衛官募集に関する協力や駐屯地の存在に対する認識について、先ほど市長の強い意思は伝わってまいりましたが、引き続き美唄駐屯地の存続や自衛官の確保に向けて、募集事務をより強力に推進していくためにも、私はぜひとも市役所の庁舎の前の壁に自衛官募集にかかわる懸垂幕を早急にかかげるべきと思いますが、市長のご見解を改めてお伺いをいたしたいというふうに思います。3点目につきましては、豪雪対策関連でありますけれども、まず保険加入についてでありますが、今回は特別な状況いうこともあるわけでありますけれども、しかし、雪に限らず、さまざまな災害もあることからして、その他の施設についても先ほどのご答弁では、加入した場合の保険料についてもそう高額ではないというふうに思われるところからしまして、改めてその辺の内容を十分精査をいただいて、検討していただくべきではないかというふうに思いますけれども、その点についていかがでしょうか。次に指定管理による施設等についての除雪等の取り決めについてでありますけれども、その内容について具体的な取り組みについては、ないというようなご答弁でありましたけれども、やはり双方の責任の範囲というのを明確にしていくためには、やはり広範な災害等に関しても、この点についてはしっかりと決めておく必要があるのではないかと思いますけれども、お考えをお伺いいたしたいと思います。最後に、最終処分場に関しまして、新たな処分場についてのご見解をいただきましたが、- -88私はまずは、現在の処分場の延命化をより真剣に考えていくべきではないかというふうに思うところであります。27 年度から稼働を予定されている広域による可燃ごみの焼却や生ごみの堆肥化など、これらを進める上で、可燃ごみに占める雑紙等の古紙類の資源化をより進め、最終処分場や焼却施設への持ち込み量をより減らすことも延命化や費用低減の上からも肝要であるというふうに考えるところであります。これまでは取り組んで来られていないようでしたけれども、こうした資源化をより進めるためにも、集団等に対する何らかの支援措置も視野に入れ考えていくことも今後必要になるのではないかと思うところであります。また、最終処分場に埋め立てられたごみの減容を図る手法についても数々の方法等があるようでありますし、また、隣接する民間処分場の協力を含めて、費用対効果を基に幅広くさまざまな検討を遅滞なく進めるべきというふうに考えますけれども、市長のご見解をお伺いをいたします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
土井議員の質問にお答えいたします。初めに、旧東栄小学校の活用に関する考え方と活用方法につきましては、庁内の関係課職員で構成するコミュニティー施設審議委員会において、サテライトキャンパスのほか、地域の集会施設、総合的文化交流施設、地域体育館、地区別の避難所など、複合的な施設としての意見が出され、現在検討しているところであり、合わせて、地域の皆さんとの意見交換も行いながら、活用方法を決定していくこととしております。次に、カリキュラムの決定方法についてでありますが、来年度のカリキュラムを検討し、決定するにあたっては、受講者のニーズなどを十分に踏まえることが重要であることから、講座の受講者を対象に、講義を受けた感想や、今後受けてみたい講義などのアンケート調査を実施しているところであります。そのアンケート調査結果により、受講者のニーズなどを把握して、3大学との調整協議を行い、運営協議会において決定してまいりたいと考えております。なお、カリキュラムを具体的に検討するに当たっては、より多くの方に、継続的に受講していていただくために、受講者のニーズの内容を踏まえながら、講座内容の初級編と応用編を組み合わせることも必要であると考えているところであります。次に、3大学からの協力についてでありますが、本年度は新たな地域づくりを進める意欲ある実践的人材の育成を主眼として、地域資源を活用した新たな製品づくりや、まちなかのにぎわい創出等の講座を開催することとしております。私は受講された方々が学んだことを自主的に実践に結びつけていくことが基本であると思いますが、具体的な成果を得るためには、適宜、3大学からの協力を得ることが必要と考えております。このことから、すべての講座終了後、サテライトキャンパスの成果を総括する場を設けるほか、実践に結びつけていくことができるカリキュラムとなるよう、3大学等と調整、検討を進めてまいりたいと考えております。次に、お見合いパーティーの開催についてでありますが、月形町のお見合いパーティーは、昨年 12 月に美唄駐屯地と自衛隊父兄会月- -89形支部の共催により、隊員 15 名、月形町の女性 15 名が参加をされ、開催されたと伺っております。駐屯地の隊員の皆様には、退官後も多くの方々に美唄のまちに定住をしていただき、まちづくりに大きな貢献をいただいておりますことから、独身の隊員の方々が美唄のまちで結婚し、家庭を築いていただくことは、移住定住の促進をまちづくりに掲げる本市といたしましては有効と考えますものの、お見合いパーティーの企画・開催につきましては、隊員の実情をよく把握されている美唄駐屯地と各自衛隊関係団体との間で進められるのが望ましいものと考えられますことから、市の役割も含め、その在り方について今後検討してまいりたいと考えております。また、ご提案いただいた庁舎前の懸垂幕の設置につきましては、先程申し上げましたとおり、駐屯地があることによる地域効果、経済効果は大変大きく、自衛隊の隊員の皆様そして美唄駐屯地は地域になくてはならない存在と認識をしておりますことから、その設置に向けては、各関係機関・団体と協議するなど、今後前向きに検討してまいりたいと考えております。次に、公共施設の保険加入の状況等についてでありますが、行政財産の中で自転車置き場、物置など規模や構造から火災などの事故が起きにくい施設については、従来から共済に加入していないところでありますが、今回の豪雪では多くの施設で被害が出ていることから、これまで加入していない施設についても加入について検討したいと考えております。次に、指定管理の施設の管理についてでありますが、災害による施設の被害を防ぐため、市と指定管理者の役割を明確にして、災害に対し早期に対応できるよう、施設管理のあり方について検討してまいりたいと考えております。次に、処分場の延命化についてでありますが、処分場への埋め立て量を減少させる方策として、小型家電や古着類の無料拠点回収を初め、古紙回収業者の問い合わせ先や回収品目を紹介し、古紙類の資源化への取り組みを行っております。さらに町内会では、集団回収を希望される場合には、出向いて古紙回収業者との仲介を行い、円滑に集団回収に努めるよう支援を行っているところであります。町内会の集団資源回収の取り組みに対する助成については、既に民間回収事業者による古紙の戸別回収が進んでいることから難しいと考えており、今後も市民の皆さんのご協力をいただきながら、ごみの減量化、資源化を推進してまいりたいと考えております。また、新たな方策として、埋め立て物を掘り起こし、溶融炉で焼却処理する方法や、埋め立て地を掘削・破砕し、圧縮することで減容化を図る方法などがありますことから、処分場に適した工法やそれらにかかわる費用対効果なども含め、調査研究してまいりたいと考えております。以上でございます。